JPH1121221A - キシリトール入り歯みがき用ペースト状食品 - Google Patents
キシリトール入り歯みがき用ペースト状食品Info
- Publication number
- JPH1121221A JPH1121221A JP9207028A JP20702897A JPH1121221A JP H1121221 A JPH1121221 A JP H1121221A JP 9207028 A JP9207028 A JP 9207028A JP 20702897 A JP20702897 A JP 20702897A JP H1121221 A JPH1121221 A JP H1121221A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flavor
- xylitol
- paste
- vitamin
- toothpaste
- Prior art date
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- Pending
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- Cosmetics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 歯みがき用ペースト状食品に虫歯予防効果を
もたせる。 【構成】 成分にキシリトールを添加する。この方法
で、歯みがき用ペースト状食品に虫歯予防効果をもたせ
ることが可能となり、商品として使用する範囲が広がっ
た。
もたせる。 【構成】 成分にキシリトールを添加する。この方法
で、歯みがき用ペースト状食品に虫歯予防効果をもたせ
ることが可能となり、商品として使用する範囲が広がっ
た。
Description
【０００１】［産業上の利用分野］本発明はデンプンの
りとキシリトールを成分とする、歯みがき用ペースト状
食品（以後、キシリトール入り歯みがき用ペースト状食
品と略称する）に関するものである。
りとキシリトールを成分とする、歯みがき用ペースト状
食品（以後、キシリトール入り歯みがき用ペースト状食
品と略称する）に関するものである。
【０００２】［従来の技術］従来の特許第２５６５４５
４号に係わる歯みがき用ペースト状食品（以後、歯みが
き用ペースト状食品と略称する）は、デンプンのりに、
低う蝕性甘味料、高甘味度甘味料、香味料などを混入し
たものであった。これらの成分だけでは、歯みがき用ペ
ースト状食品はむし歯予防効果を持つことはできず、清
涼感を得るに止まっていた。
４号に係わる歯みがき用ペースト状食品（以後、歯みが
き用ペースト状食品と略称する）は、デンプンのりに、
低う蝕性甘味料、高甘味度甘味料、香味料などを混入し
たものであった。これらの成分だけでは、歯みがき用ペ
ースト状食品はむし歯予防効果を持つことはできず、清
涼感を得るに止まっていた。
【０００３】［発明が解決しようとする課題］本発明
は、次の課題を解決しようとする。歯みがき用ペースト
状食品に、虫歯予防の機能を持たせる。
は、次の課題を解決しようとする。歯みがき用ペースト
状食品に、虫歯予防の機能を持たせる。
【０００４】［課題を解決するための手段］本発明で
は、つぎの手段により課題を解決した。歯みがき用ペー
スト状食品の成分にキシリトールを混入して、ストレプ
トコッカスミュータンス菌（＝ＳＭ菌、以後、虫歯菌と
略称する）の繁殖と活動を押える。
は、つぎの手段により課題を解決した。歯みがき用ペー
スト状食品の成分にキシリトールを混入して、ストレプ
トコッカスミュータンス菌（＝ＳＭ菌、以後、虫歯菌と
略称する）の繁殖と活動を押える。
【０００５】［作用］キシリトールは口腔内細菌に対す
る非醗酵性、虫歯菌の成長抑制、歯質の再石灰化の促進
等の作用をもっており、フィンランドでう蝕抑制性甘味
料として歯科学的に認知され、同国、スエーデン、ノル
ウェイ、アイスランドの歯科協会から、甘味料としてキ
シリトールを使用したチューインガム、トローチが虫歯
予防の推奨商品として認定されている。歯みがき用ペー
スト状食品約３ｍｌを歯ぶらしにのせて歯をみがけば、
十数回のブラッシングで歯みがき用ペースト状食品は急
速に離水し、分泌された唾液と合せて４〜５ｍｌの混合
唾液となり、これが歯ぶらしの動きと協同して、歯ぶら
しが掻き落とした歯表面や歯間の食物残滓を洗い流す。
このため歯みがき時に水が要らない、混合唾液を飲込ん
でも差支えない、などの長所を有する反面、薬効はな
く、単に清涼感を得るに止まっていた。本発明者は、歯
みがき用ペースト状食品にキシリトールを混入したもの
は、虫歯予防効果をもつ筈であり、混合唾液を飲込んで
も差支えない筈であり、これが歯みがき用ペースト状食
品と同じ物性、即ち、デンプンのりが急速に離水して
混合唾液となる（急速な離水性）、歯ぶらしの上に乗
せた場合、流れださないように形を保つことができる
（保形性）、ハッカの風味をもつことができる（清涼
味保持性）、を有するならば、虫歯予防効果を持った、
全く新しい歯みがき用のペースト状食品になると考え
て、その確認の実験を行った。実験の結果、歯みがき用
ペースト状食品にキシリトールを混入したものは、上記
の物性をもつことを確認することができた。
る非醗酵性、虫歯菌の成長抑制、歯質の再石灰化の促進
等の作用をもっており、フィンランドでう蝕抑制性甘味
料として歯科学的に認知され、同国、スエーデン、ノル
ウェイ、アイスランドの歯科協会から、甘味料としてキ
シリトールを使用したチューインガム、トローチが虫歯
予防の推奨商品として認定されている。歯みがき用ペー
スト状食品約３ｍｌを歯ぶらしにのせて歯をみがけば、
十数回のブラッシングで歯みがき用ペースト状食品は急
速に離水し、分泌された唾液と合せて４〜５ｍｌの混合
唾液となり、これが歯ぶらしの動きと協同して、歯ぶら
しが掻き落とした歯表面や歯間の食物残滓を洗い流す。
このため歯みがき時に水が要らない、混合唾液を飲込ん
でも差支えない、などの長所を有する反面、薬効はな
く、単に清涼感を得るに止まっていた。本発明者は、歯
みがき用ペースト状食品にキシリトールを混入したもの
は、虫歯予防効果をもつ筈であり、混合唾液を飲込んで
も差支えない筈であり、これが歯みがき用ペースト状食
品と同じ物性、即ち、デンプンのりが急速に離水して
混合唾液となる（急速な離水性）、歯ぶらしの上に乗
せた場合、流れださないように形を保つことができる
（保形性）、ハッカの風味をもつことができる（清涼
味保持性）、を有するならば、虫歯予防効果を持った、
全く新しい歯みがき用のペースト状食品になると考え
て、その確認の実験を行った。実験の結果、歯みがき用
ペースト状食品にキシリトールを混入したものは、上記
の物性をもつことを確認することができた。
【０００６】［実施例］キシリトール入り歯みがき用ペ
ースト状食品の物性確認を兼ねた実施例を述べる。 １．材料 （１）．デンプンとして、デンプンを化学的に処理し
た、架橋デンプン（物質名：ヒドロキシプロピルジスタ
ーチフォスフェイト，ＦＡＲＩＮＥＸ ＶＡ７０ＷＭと
いう商品名で、市販されている）を使用した。 （２）実施例に使用したサンプルの成分（重量ｇ）は次
のとおりである。 架橋デンプン ２０， キシリトール １０ マルチトール ５， ハッカ水 少々， ソルビトール ５， 水 １２０
ースト状食品の物性確認を兼ねた実施例を述べる。 １．材料 （１）．デンプンとして、デンプンを化学的に処理し
た、架橋デンプン（物質名：ヒドロキシプロピルジスタ
ーチフォスフェイト，ＦＡＲＩＮＥＸ ＶＡ７０ＷＭと
いう商品名で、市販されている）を使用した。 （２）実施例に使用したサンプルの成分（重量ｇ）は次
のとおりである。 架橋デンプン ２０， キシリトール １０ マルチトール ５， ハッカ水 少々， ソルビトール ５， 水 １２０
【０００７】２．製法 材料を鍋に入れて混ぜあわせ、撹拌しながら９０℃くら
いの温度で加熱し、糊化したところで、ハッカ水を好み
の量だけ振りかけて混ぜる。
いの温度で加熱し、糊化したところで、ハッカ水を好み
の量だけ振りかけて混ぜる。
【０００８】３．キシリトール入り歯みがき用ペースト
状食品の物性の確認結果確認結果は次のとおりである。 急速な離水性 本実施例にもとづく材料と製法による、キシリトール入
り歯みがき用ペースト状食品約３ｍｌを歯ぶらしにつけ
て歯をみがくと、分泌される唾液と合せて、十数回のブ
ラッシングで、ほぼ瞬間的に、４〜５ｍｌの混合唾液に
転化した。これにより、急速な離水性を確認した。 保形性 本実施例にもとづく材料と製法による、キシリトール入
り歯みがき用ペースト状食品は、歯ぶらしの上に乗せて
も流れ出さないように形を保つことを確認した。 清涼味保持性 本実施例にもとづく材料と製法による、キシリトール入
り歯みがき用ペースト状食品は、ハッカの清涼味を保持
していることを確認した。
状食品の物性の確認結果確認結果は次のとおりである。 急速な離水性 本実施例にもとづく材料と製法による、キシリトール入
り歯みがき用ペースト状食品約３ｍｌを歯ぶらしにつけ
て歯をみがくと、分泌される唾液と合せて、十数回のブ
ラッシングで、ほぼ瞬間的に、４〜５ｍｌの混合唾液に
転化した。これにより、急速な離水性を確認した。 保形性 本実施例にもとづく材料と製法による、キシリトール入
り歯みがき用ペースト状食品は、歯ぶらしの上に乗せて
も流れ出さないように形を保つことを確認した。 清涼味保持性 本実施例にもとづく材料と製法による、キシリトール入
り歯みがき用ペースト状食品は、ハッカの清涼味を保持
していることを確認した。
【０００９】［発明の効果］以上の物性確認結果によ
り、キシリトール入り歯みがき用ペースト状食品は、キ
シリトールの虫歯予防作用を持つことの他に、水なしで
歯みがきができる、飲込んでも害にはならない、という
特徴を持った新しい商品として、広く流通させることが
できるようになった。本発明品の適用先とその効果は、
次のとおりである。 寝たきりの老人や病人の歯みがき：すすぎ水の持参とと
り下げが不要となり、看護婦、介護者の労働の軽減が実
現する。 旅客機内での歯みがき：水なしで、座席でできる。 幼児の歯みがき：飲込んでも差支えないため、安心して
歯みがきをさせることができ、虫歯の予防にもなる。 そのほか登山、キャンプなど歯みがき用の水を運ぶ必要
がなくなる。
り、キシリトール入り歯みがき用ペースト状食品は、キ
シリトールの虫歯予防作用を持つことの他に、水なしで
歯みがきができる、飲込んでも害にはならない、という
特徴を持った新しい商品として、広く流通させることが
できるようになった。本発明品の適用先とその効果は、
次のとおりである。 寝たきりの老人や病人の歯みがき：すすぎ水の持参とと
り下げが不要となり、看護婦、介護者の労働の軽減が実
現する。 旅客機内での歯みがき：水なしで、座席でできる。 幼児の歯みがき：飲込んでも差支えないため、安心して
歯みがきをさせることができ、虫歯の予防にもなる。 そのほか登山、キャンプなど歯みがき用の水を運ぶ必要
がなくなる。
Claims (2)
- 【請求項１】 デンプンのりとキシリトールを成分とす
る、歯みがき用ペースト状食品 - 【請求項２】 マルチトール、ソルビトール、パラチノ
ース、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、ラクチト
ール、カップリングシュガー、パラチノース、エリスリ
トール、アスパルテーム、ステビア、サッカリン、ズル
チン、アセスルファームＫ、ハッカ香味料、梅香味料、
しそ香味料、オレンジ香味料、イチゴ香味料、バナナ香
味料、パイナップル香味料、レモン香味料、リンゴ香味
料、桃香味料、ブドウ香味料、食塩、クエン酸、酢酸、
乳酸、ビタミンＡ、ビタミンＢ１、ビタミンＢ６、ビタ
ミンＢ１２、ビタミンＣ、ビタミンＥ、パントテン酸カ
ルシウム、ナイアシン、葉酸、ソルビン酸カリウムのう
ち１種類もしくは複数の種類を成分として含む、請求項
１に記載の歯みがき用ペースト状食品
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9207028A JPH1121221A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | キシリトール入り歯みがき用ペースト状食品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9207028A JPH1121221A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | キシリトール入り歯みがき用ペースト状食品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1121221A true JPH1121221A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16533015
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9207028A Pending JPH1121221A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | キシリトール入り歯みがき用ペースト状食品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1121221A (ja) |
-
1997
- 1997-06-27 JP JP9207028A patent/JPH1121221A/ja active Pending
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