JPH11211358A - 不定形耐火物の湿式吹き付け装置 - Google Patents

不定形耐火物の湿式吹き付け装置

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JPH11211358A
JPH11211358A JP2511898A JP2511898A JPH11211358A JP H11211358 A JPH11211358 A JP H11211358A JP 2511898 A JP2511898 A JP 2511898A JP 2511898 A JP2511898 A JP 2511898A JP H11211358 A JPH11211358 A JP H11211358A
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JP
Japan
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air
supply pipe
hose
quick
air introduction
Prior art date
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Pending
Application number
JP2511898A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Iida
正和 飯田
Matsuichi Yoshimura
松一 吉村
Nobuaki Muroi
信昭 室井
Seijiro Tanaka
征二郎 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Refractories Corp
Original Assignee
Kawasaki Refractories Co Ltd
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Publication date
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不定形耐火物の湿式吹き付け施工を簡便に行
えて、耐久性のよい施工体を得ることにある。 【解決手段】 不定形耐火物の湿式吹き付けノズル2の
水を混合した不定形耐火材料4を送給するホース3の途
中にエア送給管6を接続し、このエア導入部5に1m以
上の長さのフレキシブルなホース7を接続して吹き付け
ノズル2を接続している。そして、このエア導入部5後
の吹き付けノズル2部で急結剤送給管8を接続し、エア
と急結剤の供給を一系統でなく、二系統としている。ま
た、エア導入部5をベンド管としてエア送給管6から送
給するエアが不定形耐火材料4の流れ方向と一致するよ
うにベンド管にエア送給管6を接続し、材料の広がりを
小さくして緻密な施工体を得るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融金属容器や加
熱炉、焼却炉等の高温雰囲気炉等のライニング用の不定
形耐火物の湿式吹き付け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、水と混練した不定形耐火物をコン
クリートポンプで圧送し、ノズル先でエアと急結剤を導
入して吹き付ける不定形耐火物の吹き付け施工技術が発
達してきた。これまで、不定形耐火物の湿式吹き付け施
工に用いられる吹き付けノズルは、エアと急結剤をウォ
ータリングを用いて、ノズル部で導入する方法が実施さ
れてきた。
【0003】それは、エアと急結剤が予め混合されてホ
ースで吹き付けノズルに送られる方法や、エアと急結剤
を別々にホースで送って吹き付けノズルに導入する方法
で、これらはいずれも、図7、図8のようにノズル部分
でエアと急結剤をウォータリングを用いた一系統で導入
する方法であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の吹
き付け装置では、エアと急結剤をウォータリングを用い
た一系統の導入方法であるため、エアと急結剤の圧力の
バランスが変わるとエアが急結剤側に流れるという基本
的な問題があった。
【0005】そして、設備の設置スペースを小さくした
り、配管を便利に行うためには、工場エアの使用が望ま
しいが、上記した理由のためエアは圧力変動がないよう
にコンプレッサー等を用いて供給する必要があり、変動
の激しい工場配管エアが使用できないものであった。
【0006】また、エア、急結剤の導入には、図8
(b)のようにエア、急結剤の導入方向が材料の吐出方
向と異なる直交状で、吹き付ける材料が広がって緻密な
施工体が得られなく、さらにエアと急結剤の導入にウォ
ータリングを用いているため、ウォータリングが詰まっ
て頻繁にメンテナンスが必要であり、施工作業中に詰ま
った場合、作業を中断してウォータリングを取り替える
必要があった。
【0007】またさらに、ノズル先まで混練物が詰まっ
て圧送されるため、ホースは非常に重いものとなり、吹
き付け作業者は大きな負担を強いられていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、不定
形耐火物の湿式吹き付けノズルの水を混合した不定形耐
火材料を送給するホースの途中にエア送給管を接続し、
このエア導入部に1m以上の長さのフレキシブルなホー
スを接続して吹き付けノズルを接続して、エア導入部後
の吹き付けノズル部等で急結剤送給管を接続したことを
特徴とする不定形耐火物の湿式吹き付け装置を提供する
にある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の不定形耐火物の湿式吹き
付け装置は、不定形耐火物の湿式吹き付けノズルに水を
混合した不定形耐火材料を送給するホースの途中にエア
送給管を接続し、このエア導入部に1m以上の長さのフ
レキシブルなホースを接続して吹き付けノズルを接続し
て、エア導入部後の吹き付けノズル部等で急結剤送給管
を接続したことを特徴としている。
【0010】不定形耐火物の吹き付け装置1は、図1、
図2のように湿式の吹き付けノズル2に所要径のフレキ
シブルなホース3を接続して所定の不定形耐火材料4を
送給するようにしている。
【0011】そして、図1、図2のようにフレキシブル
なホース3の途中にベンド管等のエア導入部5を接続し
て、ホース3に送給する不定形耐火材料4の流れ方向と
エアの流れが一致するようにエア送給管6を接続してエ
アを供給し、吹き付ける材料の広がりが小さく緻密に施
工できるようにしている。
【0012】特に、このエア導入部5と吹き付けノズル
2との距離を1m以上の長さとして、この間のホース7
および吹き付けノズル2を保持する作業者の負担をでき
るだけ小さくなるようにしている。
【0013】作業者は、図1のように吹き付けノズル2
を腰の高さに保持する場合が多く、吹き付けノズル2の
後方側のホース7が1mより短いとエア導入部5を持ち
上げなければならないので、負担が大きくなる。また、
このホース7の部分は長くする程ホース7で軽い部分が
増えて作業が簡便になるが、多量のエアを必要とする。
【0014】また、速度の速いエアで不定形耐火材料4
を吹き飛ばすため、ホース7の内壁の摩耗はエアを導入
しない場合より激しくなる。これらのことを考慮して、
不定形耐火材料や作業スペース等からエア導入部以後の
ホースの長さは1〜5m位の適切な長さとするのが好ま
しい。
【0015】このように構成した吹き付けノズル2の先
部分に、図1、図2のように吹き付けノズル2の一側部
に1個の導入孔を開口して急結剤送給管8を接続し、急
結剤を供給するようにしている。急結剤の供給は、エア
を導入した後であればホース7の任意の位置でよいが、
急結剤を早く導入しすぎると、ホース7の中で材料が凝
結してホース7の閉塞を生じるので、吹き付けノズル2
の先端付近で導入するようにするのが好ましい。急結剤
は、急結速度、ホースの洗浄等を考慮し、適切な導入位
置を決定する。
【0016】
【実施例】図1〜図5は、本発明の一実施例で、図3の
ように不定形耐火材料4をミキサー9で混練し、圧送ポ
ンプ10で吹き付け装置1に圧送するようにしたもので
ある。
【0017】また、上記したようにフレキシブルなホー
ス3の途中にベンド管のエア導入部5を接続して、図
2、図4のように材料の吐出方向に平行に流出するよう
にエア送給管6を接続した。
【0018】そして、図4のようにエア導入部5に2m
のホース7を接続して吹き付けノズル2に接続し、吹き
付けノズル2をアルミニウムで作製して軽量として作業
性を高められるようにし、吹き付けノズル2の1000
mmとした直管部に急結剤供給管8を接続して300m
mのノズル11部にケミカルポンプ12で急結剤を導入
できるようにした。
【0019】そしてまた、図2、図4のようにエア導入
部5では2B径で材料を圧送し、エア導入部5をレデュ
ーサーとしてエア導入部5後は1.5B径とし、エア導
入部5後のホース7を2mとして作業しやすくした。
【0020】なお、図5のようにエア導入部5にユニオ
ン13等の回転接続具を配設してエア送給管6を接続
し、エア導入部5後のホース7を5mの長さとしてホー
ス7部の回転、移動を円滑にして吹き付け施工を容易に
することもできる。
【0021】このように構成した実施例と、図6のよう
に従来技術による比較例のものとで施工して比較した。
その結果、作業中の吹き付けノズルにかかる負担は反動
があって正確に測定することが困難であったが、その平
均的な重さは従来のものでは約15kg、本実施例では
約3kgで、5分の1に軽減し、片手で操作することも
可能となった。
【0022】そして、エアと急結剤の導入を二系統とす
ることにより、それらの圧力バランスが変わってもエア
が急結剤に流れることがなくなり、変動の激しい工場配
管エアが使用でき、設備設置スペースを小さくしたり、
配管を便利に行うことができるようになった。
【0023】さらに、エアを材料の吐出方向に導入して
いるため、吹き付ける材料の広がりが小さく、緻密な施
工体が得られ、またエアと急結剤の導入にウォータリン
グを使用せず、内径の大きい導入管から直接導入してい
るため、材料の詰まりが発生しにくく、メンテナンスが
容易であった。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明にあっては、エアと
急結剤の導入を二系統とすることにより、それらの圧力
バランスが変わってもエアが急結剤に流れることがなく
なり、変動の激しい工場配管エアが使用でき、設備設置
スペースを小さくしたり、配管を便利に行うことができ
る。
【0025】エア導入部に1m以上の長さのフレキシブ
ルなホースを接続して吹き付けノズルに接続して、エア
導入部後の吹き付けノズル部等で急結剤送給管を接続し
たので、材料にエアが混合して軽くなり、ホース、吹き
付けノズルを保持する作業者の負担をできるだけ小さく
できる。
【0026】さらに、エアを材料の吐出方向に導入して
いるため、吹き付ける材料の広がりが小さく、緻密な施
工体が得られ、またエアと急結剤の導入にウォータリン
グを使用せず、内径の大きい導入管から直接導入してい
るため、材料の詰まりが発生しにくく、メンテナンスが
容易となるものである。
【0027】このようにして緻密な施工体を得ることが
できるとともに、湿式耐火物施工の工数をできるだけ削
減でき、また耐火物ライニングの寿命向上が図られ、製
銑、製鋼、その他の用途に関する耐火物コストの削減を
はかることができる。
【0028】また、エア導入部にエア送給管を旋回可能
なユニオン等を介して接続し、エア導入部に1m以上の
長さのホースを接続して吹き付けノズルを接続すること
によって、ホース部の回転、移動を円滑にし、吹き付け
施工を容易にすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の説明用概要図、
【図2】同上の吹き付け装置の一部省略した側断面図、
【図3】同上の吹き付け装置の概要系統図、
【図4】同上の吹き付け実施例の概要図、
【図5】同上の他の吹き付け実施例の概要図、
【図6】従来例に適用した比較例の概要図、
【図7】従来例の概要図、
【図8】従来例のノズル部の説明用断面図(a)と説明
用縦断面図(b)。
【符号の説明】
1…吹き付け装置 2…吹き付けノズル 3
…ホース 4…不定形耐火材料 5…エア導入部 6
…エア送給管 7…ホース 8…急結剤送給管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 征二郎 兵庫県赤穂市中広字東沖1576番地の2 川 崎炉材 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不定形耐火物の湿式吹き付けノズルの水
    を混合した不定形耐火材料を送給するホースの途中にエ
    ア送給管を接続し、 このエア導入部に1m以上の長さのフレキシブルなホー
    スを接続して吹き付けノズルに接続して、エア導入部後
    の吹き付けノズル部等で急結剤送給管を接続したことを
    特徴とする不定形耐火物の湿式吹き付け装置。
  2. 【請求項2】 エア導入部をベンド管としてエア送給管
    から送給するエアが不定形耐火材料の流れ方向と一致す
    るようにベンド管にエア送給管を接続した請求項1に記
    載の不定形耐火物の湿式吹き付け装置。
  3. 【請求項3】 エア導入部にエア送給管を旋回可能なユ
    ニオン等を介して接続し、エア導入部に1m以上の長さ
    のホースを接続して吹き付けノズルに接続した請求項1
    または2に記載の不定形耐火物の湿式吹き付け装置。
JP2511898A 1998-01-21 1998-01-21 不定形耐火物の湿式吹き付け装置 Pending JPH11211358A (ja)

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