JPH11210490A - ガスタービン発電システム - Google Patents

ガスタービン発電システム

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JPH11210490A
JPH11210490A JP1167198A JP1167198A JPH11210490A JP H11210490 A JPH11210490 A JP H11210490A JP 1167198 A JP1167198 A JP 1167198A JP 1167198 A JP1167198 A JP 1167198A JP H11210490 A JPH11210490 A JP H11210490A
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JP
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pressure
low
gas turbine
combustor
steam
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JP1167198A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Hisakado
喜徳 久角
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/14Combined heat and power generation [CHP]

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  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でNOxの発生を抑制することが
でき、しかも発電出力と蒸気発生量との大幅な向上を可
能とする。 【解決手段】 高圧ガスタービン40および低圧ガスタ
ービン42を減速機44で結合して発電機46を駆動
し、排熱を熱源として排熱ボイラ48から飽和蒸気を発
生させる。高圧燃焼器50では、20kg/cm2 Gの
高圧力で都市ガスと空気とを一定条件で燃焼させ、高圧
ガスタービン40で8.5kg/m2Gまで膨張させ、
低圧燃焼器52に供給する。低圧燃焼器52では、発電
量や蒸気の需要に合わせ、必要に応じて飽和蒸気導入も
行って、8.5kg/cm2Gの圧力で都市ガスの燃焼
を行い、低圧ガスタービン42を駆動し、その排ガスを
排熱ボイラ48の熱源として利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気噴射型ガスタ
ービンコージェネレーションシステムを構成して発電を
行いながら8kg/cm2G前後の飽和蒸気を回収する
ガスタービン発電システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、蒸気噴射型ガスタービン発電
システムとして、図6に示すようなチェンサイクルなど
の各種の方式が実用化されている。チェンサイクルで
は、燃焼器2で都市ガスなどの燃料を、空気圧縮機4に
よって圧縮された空気と混合して燃焼させ、燃焼ガスを
ガスタービン6に導入して発電機8を回転駆動する。空
気圧縮機4もガスタービン6によって回転駆動され、空
気吸入管10から吸入した空気を、燃料となる都市ガス
などと同等の圧力まで圧縮して、供給管12から燃焼器
2に供給する。燃焼器2内では、燃料供給管14を介し
て供給される燃料が燃焼する。燃焼器2には、過熱蒸気
供給管16を介して、過熱蒸気も噴射される。過熱蒸気
を発生する排熱回収装置18の熱源は、燃焼ガス供給管
20によって燃焼器2からガスタービン6および排ガス
供給管22を介して供給される燃焼排ガスである。
【0003】排熱回収装置18内には、給水予熱器2
4、ボイラ26および過熱蒸気発生器28が備えられ
る。給水予熱器24には、吸水管30を介して水が供給
され、予熱された水がボイラ26に供給されて蒸気が発
生される。ボイラ26で発生した蒸気は、過熱蒸気発生
器28でさらに過熱され、過熱蒸気供給管16を介して
燃焼器内に噴射される。ボイラ26で発生される蒸気
は、蒸気取出管32を介して過熱蒸気発生器28に供給
されるとともに、プロセス蒸気供給管34を介して蒸気
の有する熱や圧力などが利用可能となる。排熱回収装置
18で熱が回収された排ガスは、排気管36を介して煙
突38に送られ、大気中に排気される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在実用化されている
チェンサイクルなどの各種の蒸気噴射型ガスタービン発
電システムでは、燃焼器が1段で、そこに過熱あるいは
飽和蒸気を噴射して効率の向上が図られている。
【0005】しかしながら、燃焼器での燃焼条件を適正
な範囲に保つことは困難である。特に、燃焼温度が上昇
すると、熱効率は向上するけれども、窒素酸化物NOx
が発生しやすくなり、アンモニアなどを使用する脱硝設
備などが必要となる。さらに、ガスタービンを構成する
部材に要求される耐熱温度も高くなり、高価な耐熱材料
を使用する必要が生じる。
【0006】本発明の目的は、簡単な構成で、発電出力
および蒸気の需要の広い範囲の変動に対応することがで
き、総合的な熱効率を向上させることができるガスター
ビン発電システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、20kg/c
2 G付近の予め定める高圧力のガス燃料を約950℃
付近の予め定める温度以下の上限温度で燃焼させる高圧
燃焼器と、高圧燃焼器の燃焼ガスを、8kg/cm2
付近の予め定める低圧力まで膨張させながら回転する高
圧ガスタービンと、高圧ガスタービンからの排ガスを用
いて燃料を燃焼させる低圧燃焼器と、低圧燃焼器の燃焼
ガスを大気圧まで膨張させながら回転する低圧ガスター
ビンと、低圧ガスタービンによって駆動され、空気を圧
縮して低圧燃焼器に供給する前記低圧力まで上昇させる
低圧空気圧縮機と、高圧ガスタービンによって駆動さ
れ、低圧空気圧縮機によって圧縮された空気を、高圧燃
焼器に供給する前記高圧力まで上昇させる高圧空気圧縮
機と、低圧ガスタービンからの排ガスを熱源として、前
記低圧力付近の圧力で飽和蒸気を発生する排熱ボイラ
と、高圧ガスタービンおよび低圧ガスタービンの回転出
力を減速および結合する減速機と、減速機の回転出力に
よって駆動される発電機とを含み、高圧燃焼器および高
圧ガスタービンが一定条件で作動され、発電出力および
蒸気の需要量に応じて、低圧燃焼器の燃焼条件が、低圧
ガスタービンの入口温度ガス温度がNOxの発生が抑制
されかつ構成部材の許容温度内となる範囲で制御され、
発電出力への需要が大きく、蒸気の需要が少ないときに
は、低圧燃焼器へ排熱ボイラからの飽和蒸気が噴射され
ることを特徴とするガスタービン発電システムである。
【0008】本発明に従えば、高圧燃焼器で20kg/
cm2G付近の予め定める高圧力のガス燃料が燃焼し、
一定条件で高圧ガスタービンが作動される。高圧ガスタ
ービンの燃焼排ガスは、低圧燃焼器での燃焼に使用さ
れ、さらに低圧ガスタービンを作動させた後の排ガスが
熱源となって排熱ボイラから飽和蒸気が発生される。高
圧ガスタービンおよび低圧ガスタービンの回転出力は、
減速機で減速および結合され、発電機を回転駆動する。
発電出力の需要が高く、蒸気の需要が少ないときには、
排熱ボイラで発生した飽和蒸気を低圧燃焼器に噴射し、
発電出力の向上に寄与させることができる。高圧燃焼器
および高圧ガスタービンは一定の条件で作動するので、
高い熱効率を維持することができ、総合的熱効率を大幅
に向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
ガスタービン発電システムの概略的な構成を示す。本実
施形態のガスタービン発電システムでは、高圧ガスター
ビン40および低圧ガスタービン42を2台タンデムに
配置し、減速機44を介して発電機46を駆動する。高
圧ガスタービン40および低圧ガスタービン42を回転
させた後で膨張した燃焼排ガスは、排熱ボイラ48の熱
源となり、飽和水蒸気を発生する。
【0010】高圧ガスタービン40は、高圧燃焼器50
で、20kg/cm2Gの高圧力の都市ガスおよび空気
が燃焼した後の燃焼排ガスで駆動される。燃焼排ガスの
温度は、約950℃の上限温度以下に保たれ、NOxの
発生を防ぎ、かつ高圧ガスタービン40や高圧燃焼器5
0内の構成部材の耐熱温度を超えないように調整され
る。高圧ガスタービン40内で燃焼排ガスは8kg/c
2 G前後、たとえば8.5kg/cm2 Gにまで圧力
が低下するように膨張し、約780℃となって低圧燃焼
器50に供給される。高圧燃焼器および低圧燃焼器52
には、都市ガスをガス圧縮機54で圧縮して、20kg
/cm2Gおよび8.5kg/cm2Gにまで減圧してそ
れぞれ供給する。低圧燃焼器52には、さらに噴射量制
御弁56を介して排熱ボイラ48から飽和蒸気が供給さ
れる。排熱ボイラ48で生成される飽和蒸気は、噴射量
制御弁56を介して低圧燃焼器52に供給されるととも
に、流量制御弁58を介してプロセス蒸気として燃や圧
力の利用が可能である。
【0011】高圧燃焼器50では、20kg/cm2
の高圧力の燃料ガスを燃焼させる必要があるので、空気
も高圧圧縮機60で20kg/cm2 Gの高圧力まで圧
縮して供給する。高圧圧縮機60が圧縮する空気は、低
圧圧縮機62で大気圧から8.5kg/cm2 Gまで昇
圧した空気を使用する。低圧圧縮機62は、大気圧の空
気を8.5kg/cm2 Gまで昇圧し、低圧燃焼器52
および高圧圧縮機60に供給する。低圧圧縮機62に
は、大気圧の空気が吸気フィルタ64を介して吸入され
る。高圧ガスタービン40および低圧ガスタービン42
は、減速機44を介して発電機46を回転駆動するばか
りではなく、高圧圧縮機60および低圧圧縮機62をそ
れぞれ回転駆動する。
【0012】排熱ボイラ48には、吸水ポンプ66およ
びエコノマイザ68を介して蒸気発生用の水が供給され
る。高圧燃焼器50および低圧燃焼器52にガス圧縮機
54から供給する燃料ガスの流量は、流量制御弁70,
72によってそれぞれ制御される。20kg/cm2
の高圧力の燃料ガスは、流量制御弁70によって、19
0Nm3 /hの一定の流量となるように調整する。流量
制御弁72は、低圧燃焼器52に供給する燃料ガスの流
量を0〜310Nm3 /hの範囲で調整可能である。ま
た低圧燃焼器52には、噴射量制御弁56によって、0
〜4600kg/hの範囲で飽和蒸気を噴射することが
可能である。排熱回収装置18では、177℃で8.5
kg/cm2 Gの飽和蒸気が発生し、流量制御弁58を
介して0〜2860kg/hの流量でプロセス蒸気とし
て需要に応じて供給することができる。排熱ボイラ48
は、380℃〜560℃の燃焼排ガスの有する熱を飽和
蒸気として回収し、70℃〜146℃の排ガスを大気中
に排出する。
【0013】図2および図3は、図1に示すガスタービ
ン発電システムのシュミレーション結果の例を示す。図
2は発電出力とともにプロセス蒸気を供給する場合につ
いて示し、図3はプロセス蒸気の供給量が0で、排熱ボ
イラ48で発生する飽和蒸気を全部低圧燃焼器52に噴
射する場合の特性を示す。図2の条件では、高圧ガスタ
ービン40および低圧ガスタービン42に相当するgt
1,gt2から発生する回転出力から、高圧圧縮機60
および低圧圧縮機62に相当するac2,ac1で消費
される回転出力を除いて、931kWの回転出力が取出
される。この回転出力が、減速機44の機械的な変換効
率および発電機46の発電効率がそれぞれ95%の条件
で電力に変換されると仮定すると、840kWの発電出
力が得られる。高圧燃焼器50および低圧燃焼器52で
燃焼する都市ガスの流量ng1,ng2の合計流量は1
90+105=295Nm3 /hであり、これは340
6kWに相当するので、発電効率は840/3406=
24.7%となる。プロセス蒸気psとして、2868
kg/hが取出され、その熱量は2204kWに相当す
るので、熱効率は2204/3406=64.7%とな
る。したがって総合的な効率は、24.7%+64.7
%=89.4%となり、非常に高い値が得られる。
【0014】図3に示すように、プロセス蒸気psの供
給量が0になると、低圧燃焼器52には310Nm3
hの都市ガスを供給し、4600kg/hの飽和蒸気i
sを噴射することができる。このときの高圧ガスタービ
ン40、低圧ガスタービン42、高圧圧縮機60および
低圧圧縮機62の組合わせから得られる回転出力は20
42kWであり、95%ずつの機械的効率および電気的
効率を考慮すると、発電機46からは1843kWの電
気出力が得られる。190+310=500Nm3 /h
の都市ガスは、5773kWのエネルギに相当するの
で、発電効率は1843/5773=31.9%とな
る。
【0015】図4および図5は、低圧燃焼器52におけ
る燃焼を行わない場合の熱効率の計算例を示す。図4で
は高圧ガスタービン40および低圧ガスタービン42か
ら、高圧圧縮機60および低圧圧縮機62に必要な回転
駆動力を除いて511kWの回転出力が得られ、変換効
率を考慮して、発電機46からは461kWの発電出力
が得られる。このときの燃料の消費量はng1のみの1
90Nm3/hであり、プロセス蒸気psの供給量は1
500kg/hである。190Nm3 /hの都市ガスは
2194kWのエネルギに相当するので、発電効率は4
61/2194=21.0%となり、熱効率は1153
/2194=52.6%となり、総合的には73.6%
の効率となる。また、図5に示すように、1300kg
/hの飽和蒸気isを低圧燃焼器52に噴射しても、低
圧燃焼器52で都市ガスの燃焼を行わないときには、発
電機46を駆動する回転出力は602kWであり、変換
効率を考慮して、543kWの発電出力が得られる。燃
焼に使用する190Nm3/hの都市ガスは2194k
Wのエネルギに相当するので、発電効率は543/21
94=24.8%となる。
【0016】図2および図3と図4および図5をそれぞ
れ比較すれば、低圧燃焼器52でも都市ガスの燃焼を行
うことによって、総合的な効率が改善されていることが
判る。
【0017】本ガスタービン発電システムの特徴をまと
めると、次のようになる。
【0018】高圧ガスタービン40の入口での燃焼ガ
スの温度を、発電出力や蒸気の発生量に関係なく、一定
の条件で維持することができる。そのため低圧ガスター
ビン42の燃料制御だけで、大きなターンダウン域にお
いて高い発電端出力が得られる。前述のような計算を行
って、約500kWから約2000kWまでの範囲で、
同一の燃焼温度で運転することが可能なことが判明して
いる。すなわち、高圧ガスタービン40だけの燃焼で
は、蒸気噴射の有無で調整可能な発電端出力の範囲は約
590kWから約500kWであるけれども、低圧ガス
タービン42も併用すると、約2000kWから約91
0kWまで調整することができる。すなわち電力の需要
が少ないときには、最低約500kWまで発電出力を低
下させることができ、電力需要が最大となるときには約
2000kWまで増加させることができる。
【0019】ガスタービンの入口燃焼温度を約950
℃以下とすることで、水噴射や蒸気噴射をすることな
く、NOxを低い値に抑えることができる。このため脱
硝設備などを設ける必要はない。また2段燃焼とするこ
とによって、燃焼排ガスの量を同じ発電出力のガスター
ビンに比べ約6%、特に蒸気噴射した場合は約36%も
低減することができる。
【0020】2段燃焼の空気燃料比が小さい特徴をい
かし、コージェネレーションシステムとして高い熱回収
効率を得ることができる。すなわち、1段燃焼から2段
燃焼に変更することで、蒸気噴射の有無に応じて排熱ボ
イラ48の出側の排ガス温度を145℃から90℃と1
30℃から70℃に下げることができる。たとえば、高
圧ガスタービン40および低圧ガスタービン42と高圧
圧縮機60および低圧圧縮機62の効率がそれぞれ82
%、発電機46と減速機44の効率がそれぞれ95%と
すると、1段および2段燃焼時の発電端効率と熱回収効
率は、燃料となる都市ガスの低発熱量基準でそれぞれ2
1%および52.6%の合計76.6%と、24.7%
および64.7%の合計89.4%となり、従来の1段
燃焼時における合計76%前後の値と比べ大幅に総合熱
効率を向上させることができる。
【0021】簡単な構成機器で、高い発電効率および
排熱回収効率を得ることができる。図1に示すように、
本ガスタービン発電システムでは、既存の構造のガスタ
ービンを高圧ガスタービン40および低圧ガスタービン
42として2台タンデムに配置し、減速機44を介して
発電機46を駆動する方式である。従来のタービン翼や
燃焼器の冷却技術がそのまま採用可能であり、特に飽和
蒸気の噴射で、低圧燃焼器52の冷却と低圧燃焼器52
内での高温燃焼ガスとの混合過熱を行うことができ、蒸
気の導入噴射を瞬時に行うことができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、高圧燃焼
器および高圧ガスタービンを一定条件で作動させ、低圧
燃焼器には蒸気の需要が少ないときに蒸気の噴射を行う
こともできるので、広い発電出力の需要に対して効率よ
く電力と熱との供給を行うことができる。また、温度制
御で水噴射や蒸気噴射をすることなくNOxを低い値に
抑えることができるので、脱硝設備などを設ける必要が
なく、システムの簡素化を図り、小形のシステムで効率
のよい電力および熱の供給を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の概略的なシステムフロ
ーを示すブロック図である。
【図2】図1の実施形態で、発電出力とプロセス蒸気と
を供給する場合の動作状態のシュミレーション結果の一
例を示す図である。
【図3】図1の実施形態で、プロセス蒸気を供給しない
で低圧燃焼器52内に噴射する場合の動作状態のシュミ
レーション結果の一例を示す図である。
【図4】図1の実施形態で、低圧燃焼器52で燃焼を行
わずにプロセス蒸気を取出す場合のシュミレーション結
果の一例を示す図である。
【図5】図1の実施形態で、低圧燃焼器52で燃焼を行
わずに飽和蒸気の噴出を行う場合のシュミレーション結
果の一例を示す図である。
【図6】従来からのチェンサイクルを利用するガスター
ビン発電システムのシステムフローを示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
40 高圧ガスタービン 42 低圧ガスタービン 44 減速機 46 発電機 48 排熱ボイラ 50 高圧燃焼器 52 低圧燃焼器 54 ガス圧縮機 56 噴射量制御弁 60 高圧圧縮機 62 低圧圧縮機 70,72 流量制御弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 20kg/cm2 G付近の予め定める高
    圧力のガス燃料を、約950℃付近の予め定める上限温
    度以下の温度で燃焼させる高圧燃焼器と、 高圧燃焼器の燃焼ガスを、8kg/cm2G付近の予め
    定める低圧力まで膨張させながら回転する高圧ガスター
    ビンと、 高圧ガスタービンからの排ガスを用いて燃料を燃焼させ
    る低圧燃焼器と、 低圧燃焼器の燃焼ガスを大気圧まで膨張させながら回転
    する低圧ガスタービンと、 低圧ガスタービンによって駆動され、空気を圧縮して低
    圧燃焼器に供給する前記低圧力まで上昇させる低圧空気
    圧縮機と、 高圧ガスタービンによって駆動され、低圧空気圧縮機に
    よって圧縮された空気を、高圧燃焼器に供給する前記高
    圧力まで上昇させる高圧空気圧縮機と、 低圧ガスタービンからの排ガスを熱源として、前記低圧
    力付近の圧力で飽和蒸気を発生する排熱ボイラと、 高圧ガスタービンおよび低圧ガスタービンの回転出力を
    減速および結合する減速機と、 減速機の回転出力によって駆動される発電機とを含み、 高圧燃焼器および高圧ガスタービンが一定条件で作動さ
    れ、発電出力および蒸気の需要量に応じて、低圧燃焼器
    の燃焼条件が、低圧ガスタービンの入口温度ガス温度が
    NOxの発生が抑制されかつ構成部材の許容温度内とな
    る範囲で制御され、発電出力への需要が大きく、蒸気の
    需要が少ないときには、低圧燃焼器へ排熱ボイラからの
    飽和蒸気が噴射されることを特徴とするガスタービン発
    電システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001211696A (ja) * 2000-01-26 2001-08-03 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd コジェネプラントの運転方法及びその装置
JP2009531643A (ja) * 2006-03-31 2009-09-03 アルストム テクノロジー リミテッド ガスタービン設備に用いられる燃料ランスならびに燃料ランスを運転するための方法

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