JPH11208772A - 地下埋設貯液容器 - Google Patents

地下埋設貯液容器

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JPH11208772A
JPH11208772A JP10013940A JP1394098A JPH11208772A JP H11208772 A JPH11208772 A JP H11208772A JP 10013940 A JP10013940 A JP 10013940A JP 1394098 A JP1394098 A JP 1394098A JP H11208772 A JPH11208772 A JP H11208772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage container
molding
liquid storage
underground
tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP10013940A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomio Sudo
富雄 須藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP10013940A priority Critical patent/JPH11208772A/ja
Publication of JPH11208772A publication Critical patent/JPH11208772A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】地下埋設貯液容器の部品の種類を減らして、成
形および中間部品の保管並びに管理手数を容易にするこ
とが可能な地下埋設貯液容器を提供する。 【解決手段】円筒状の地下埋設貯液容器であって、胴体
部が、軸方向に複数に分割成形した部品からなる地下埋
設貯液容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガソリン、灯油、
重油等の液体燃料、または雨水、飲料水、汚水等を貯留
する地下埋設貯液容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、ガソリン、灯油、重油等の液体
燃料または天然ガス等の液化燃料または、雨水、飲料
水、汚水等を貯蔵する地下埋設貯液容器1は、図6に示
すように、その略円筒形の胴体部5が、その両端を胴体
部塞ぎ用の鏡板6で塞ぎ、胴体部5の上部には、地下埋
設貯液容器1の内部を点検するためおよび/または配管
取り出し口取付けのための点検口7を設け、胴体部5の
下部には、地下埋設貯液容器1を設置する場合の姿勢の
安定性を保持するための支持台8を備えている。さらに
は、図示しないが、胴体部5の上部には、内容液の出し
入れ用、または液量検知用等の配管接続口12を1〜複
数個設けることもある。
【0003】このような地下埋設貯液容器1の各部品
は、各々の成形型で造られ、接合して組み立てられ、そ
の各部品の材質がガラス繊維強化プラスチックの場合に
は、それぞれの部品の接合にもガラス繊維強化プラスチ
ックが使われ、それぞれの部品の材質が金属あるいは単
一材質のプラスチックの場合には、溶接あるいは溶着等
の接合方法が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来技術に
よる地下埋設貯液容器1の組み立て構造では、略円筒形
の胴体部5が完成品に近い大きさであり、組み立て前に
おける取り扱いが容易でなく、保管スペースも略完成品
と同等の体積を要するという課題がある。また、このよ
うな胴体部5の成形は、回転成形による場合が多く、生
産設備も大きなものを必要とするという課題もある。さ
らにまた、鏡板6の他、点検口7や支持台8等の専用成
形型を必要とし、部品の種類が多いため、型代、成形、
中間部品の保管、取り扱い管理手数等、繁雑になるとい
う課題もある。
【0005】本発明は、地下埋設貯液容器1の部品の種
類を減らして、成形および中間部品の保管並びに管理手
数を容易ならしめることが可能な地下埋設貯液容器1を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の地下埋設貯液容
器は、略円筒形状の地下埋設貯液容器であって、胴体部
が、軸方向に複数に分割成形した部品からなることを特
徴とする。
【0007】この分割成形した部品には、それぞれ地下
埋設貯液容器に付属する点検口や支持台と一体に成形し
たものを用いることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】地下埋設貯液容器1の胴体部の分
割数は、図1に示すように、上槽2と下槽3に上下2分
割するのが最も少ないものであるが、胴体径の大きなも
の、あるいは、胴体部断面が方形に近いものは、例えば
図2に示すように、中間壁4を設けて、4分割以上とす
ることもできる。この胴体部は、胴部壁の外面あるいは
内面に、軸方向と直角な補強リブを設けるか、または、
胴体周方向の一部あるいは全面を断面凹凸のコルゲート
構造とすることによって補強することができる。
【0009】この分割成形した部品に、それぞれ地下埋
設貯液容器に付属する点検口や支持台と一体に成形した
ものを用いるのは、例えば、点検口7を上槽2と一体に
成形したり、下槽3と支持台8を一体に成形したりする
ことである。
【0010】これらの部品の接合方法の代表的なものと
しては、図2に示すように、接合部端に鍔を設け、その
鍔に穴をあけて、鍔同士をボルトとナットで締め付ける
方法と、図3に示すように、接合端を差し込み、重ね合
わせて接着または溶接する方法があり、いずれの方法も
用いることができる。また、この方法は、胴体部と鏡板
との接合方法にも用いることができ、図4に示すよう
に、接合部端に鍔を設け、その鍔に穴をあけて、鍔同士
をボルトとナット等の締結具10で締め付ける方法と、
図5に示すように、接合端を差し込み、重ね合わせて接
着または溶接する方法があるが、重ね合わせの場合に
は、胴体部を外にして鏡板を内に差し込む方法が、鏡板
を外にして胴体部を内に差し込む方法に比べ、外力に耐
えられるのでより好ましい。
【0011】地下埋設貯液容器1の胴体部を軸方向に、
複数の部品に分割するのは、回転成形等の従来技術によ
る胴体部の略円筒成形に比べ、圧縮成形、低圧型成形等
の量産に適する成形方法の採用が可能となり、成形され
た要素部品は、部品段階での積み重ね保管が可能であ
る。胴体部の上部に設置する点検口7を上槽2と一体に
成形すれば、部品数が減り、点検口7と上槽2の接合部
の気密性の信頼性が増し、支持台8と下槽3を一体に成
形すれば、地下埋設貯液容器が燃料貯留容器の場合に
は、支持台8の内部を異物および水分溜まりに使用で
き、また、地下埋設貯液容器が飲料水や汚水の貯留容器
の場合には、支持台8の内部をヘドロ溜まりに兼用する
ことができる。また、胴体部の分割片に点検口7や支持
台8が一体化されていれば、型成形の抜き勾配があるた
め、積み重ねることができ保管場所を取らない。
【0012】
【実施例】実施例1 図1に示すように、地下埋設貯液容器1を、円筒横長で
両端に球殻状の鏡板6を有するものとし、地下埋設貯液
容器1の胴体部を軸方向に上槽2と下槽3に上下2分割
し、各々の水平分割端に接合鍔2aと接合鍔3aを設け
て、接合ボルト9で締結し組み立てた。上槽2には、内
部を点検するためおよび/または配管取り出し口取付け
のための点検口7を、予め一体成形で取り付けた。下槽
3には、地下埋設貯液容器1を設置する場合の姿勢の安
定性を保持するための支持台8を、予め一体成形で取り
付けた。上槽2と下槽3は、共に、略半円形状であり、
各々複数個の積み重ねが可能であり、保管面積を小さく
出来て、且つ、取り扱いも容易である。また、点検口7
および支持台8は、上槽2および下槽3と一体に成形し
ていることから、別成形型を必要とせず、また、成形後
の取り扱い・保管管理も容易である。
【0013】実施例2 図2に示すように、地下埋設貯液容器1の胴体部を軸方
向に4分割し、上槽2と下槽3の間に中間壁4を挿入し
た以外は、実施例1と同様にした。
【0014】実施例3 図3に示すように、上槽2と下槽3を接合方法を、水平
分割端の接合鍔をボルト締結用とせず、接着材11によ
る接合に代えた以外は実施例1と同様にした。
【0015】以上のようにして作製した地下埋設貯液容
器は、いずれも以下のような効果があった。 (1)胴体部を軸方向に分割することにより、従来技術
の回転成形から、大量生産に適する圧縮成形にすること
ができ、成形時間の短縮が図れる。 (2)胴体部を軸方向に分割することにより、中間部品
の積み重ね保管が可能となり、保管面積および体積を縮
小することができる。 (3)胴体部を軸方向に分割することにより、中間部品
の取り扱いが容易となる。 (4)胴体部を軸方向に分割し、点検口や支持台等の要
素部品を胴体部と一体化することにより、要素部品の種
類削減ができ、成形型数、部品保管管理手数、部品保管
面積等の削減が図れる。 (5)胴体部を軸方向に分割し、支持台を胴体部と一体
化することにより、支持台部分を内容液より比重の重い
異物溜まりに利用することができる。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明によっ
て、地下埋設貯液容器の部品の種類を減らして、成形お
よび中間部品の保管並びに管理手数を容易にすることが
可能な地下埋設貯液容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の一実施態様を示す部分断面図である。
【図5】本発明の他の実施態様を示す部分断面図であ
る。
【図6】従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1.地下埋設貯液容器 2.上槽 2a.接合鍔 2b.接合鍔 3.下槽 3a.接合鍔 4.中間壁 4a.接合鍔 5.胴体部 6.鏡板 6a.接合鍔 7.点検口 8.支持台 9.接合ボルト 10.締結具 11.接着剤 12.配管接続口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状の地下埋設貯液容器であって、胴体
    部が、軸方向に複数に分割成形した部品からなることを
    特徴とする地下埋設貯液容器。
  2. 【請求項2】分割成形した部品に、それぞれ地下埋設貯
    液容器に付属する点検口や支持台と一体に成形したもの
    を用いることを特徴とする請求項1に記載の地下埋設貯
    液容器。
JP10013940A 1998-01-27 1998-01-27 地下埋設貯液容器 Pending JPH11208772A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10013940A JPH11208772A (ja) 1998-01-27 1998-01-27 地下埋設貯液容器

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JP10013940A JPH11208772A (ja) 1998-01-27 1998-01-27 地下埋設貯液容器

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JPH11208772A true JPH11208772A (ja) 1999-08-03

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ID=11847211

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JP10013940A Pending JPH11208772A (ja) 1998-01-27 1998-01-27 地下埋設貯液容器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102814903A (zh) * 2012-08-28 2012-12-12 无锡市华润环保设备有限公司 一种滚塑模具
KR20160068036A (ko) * 2014-12-04 2016-06-15 한국지질자원연구원 지하 고압 유체 저장조 및 이를 이용한 caes 시스템
KR102183886B1 (ko) * 2020-08-07 2020-11-27 백남수 매립형 저장탱크

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