JPH11207550A - 工作機械のスラントベッド - Google Patents
工作機械のスラントベッドInfo
- Publication number
- JPH11207550A JPH11207550A JP1737398A JP1737398A JPH11207550A JP H11207550 A JPH11207550 A JP H11207550A JP 1737398 A JP1737398 A JP 1737398A JP 1737398 A JP1737398 A JP 1737398A JP H11207550 A JPH11207550 A JP H11207550A
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- JP
- Japan
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- bed
- slant
- module
- upper bed
- face
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- Pending
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Abstract
下ベッドの熱変形を抑制し、加工モジュールへの悪影響
を断ち、加工精度を安定させる。 【解決手段】 上ベッド2を端面略四角形の角型に鋳造
成形し、その上面に主軸台モジュール4の載置面5と、
刃物台モジュール6を案内するレール7と、心押台モジ
ュール8を案内するレール9とをそれぞれ同一平面内に
形成する。下ベッド3を端面略台形の角型に鋳造成形
し、その上面に上ベッド2を斜めに支持する傾斜面12
を設ける。上ベッド2の下面と下ベッド3の傾斜面12
との間に、複数の接触部22を設けるとともに、これら
の接触部22を除く領域に熱絶縁空間23を形成する。
各接触部22に上ベッド2側からボルト24を締め付
け、これらのボルト24で上下のベッド2,3を一体に
締結する。
Description
トベッド、特に上下に分割して構成されたスラントベッ
ドに関するものである。
て、実開昭62−81503号公報に開示された技術が
知られている。このスラントベッド30は、図3に示す
ように、上ベッド31と下ベッド32とに分割されてい
る。上ベッド31の上には主軸台モジュール33、刃物
台モジュール34及び心押台モジュール35が載置され
ている。下ベッド32の上面には上ベッド31を斜めに
支持する傾斜面36が設けられている。そして、上ベッ
ド31はその下面全体を傾斜面36に接触させた状態で
複数のボルト37によって下ベッド32に締結されてい
る。このベッド構造によれば、傾斜面36が下ベッド3
2側に設けられているため、上ベッド31を端面略四角
形の角型にして容易に鋳造できるとともに、上ベッド3
1を水平に設置してその上に加工モジュール33,3
4,35を精度よく組み付けできるという利点がある。
ントベッド30によると、上ベッド31と下ベッド32
とが大きな面積で接触しているため、上ベッド31の熱
が下ベッド32に伝わりやすく、下ベッド32の熱変形
が加工モジュール33,34,35に悪影響を及ぼし、
加工精度が不安定になるという問題点があった。
熱絶縁して、加工精度を安定させることができる工作機
械のスラントベッドを提供することにある。
めに、本発明のスラントベッドは、複数の加工モジュー
ルを載置する端面略四角形の上ベッドと、上ベッドを斜
めに支持する傾斜面を備えた下ベッドとからなり、上ベ
ッドの下面と下ベッドの傾斜面との間に、複数の接触部
を設けるとともに、これらの接触部を除く領域に熱絶縁
空間を形成し、上ベッド及び下ベッドを各接触部におい
てボルトで締結したことを特徴とする。
に基づいて説明する。図1に示すように、この旋盤のス
ラントベッド1は、上ベッド2と下ベッド3とに分割し
て構成されている。上ベッド2は容易に鋳造成形できる
端面略四角形の角型をなし、その上面には、主軸台モジ
ュール4の載置面5と、刃物台モジュール6を移動案内
する2本のレール7と、心押台モジュール8を移動案内
する2本のレール9とがそれぞれ同一平面内に形成され
ている。心押台モジュール8側のレール9はテレスコカ
バー10で覆われ、このカバー10は主軸台モジュール
4を通り抜け可能に設けられている。
され、その上面には上ベッド2を斜めに支持する傾斜面
12が設けられている。また、下ベッド3には上ベッド
2の側面に当接する突部13と、吊り上げフック14を
取り付ける突部15と、駆動ユニット16を取り付ける
突部17とが設けられ、これらの突部13,15,17
の表面は傾斜面12と平行又は直角に加工されている。
下ベッド3の下部には、図2に示すように、ナット部材
18が鋳込みにより固定され、この部材18には接地パ
ッド19を位置調整するためのアジャストボルト20が
螺合されている。
2との間には、複数の接触部22が設けられるととも
に、これらの接触部22を除く領域に熱絶縁空間23が
形成されている。そして、各接触部22には上ベッド2
側からボルト24が締め付けられ、これらのボルト24
で上ベッド2及び下ベッド3が一体に締結されている。
なお、上ベッド2の下側のコーナ部と下ベッド3との間
にはシール部材25が介装されている。また、図示例で
は、接触部22が両方のベッド2,3の相対部位に一体
形成した突起で構成されているが、上ベッド2側のみに
突起を設けたり、逆に、下ベッド3側のみに突起を設け
たり、あるいは、ベッド2,3とは別体のスペーサ部材
を用いて接触部22を構成することもできる。
ベッド2と下ベッド3とが接触部22で点接触し、その
他の領域は熱絶縁空間23となっているため、各ベッド
2,3の接触面積が縮小し、上ベッド2の熱が下ベッド
3に伝わりにくくなる。従って、下ベッド3の熱変形を
抑制して、加工モジュール4,6,8への悪影響を断
ち、加工精度を安定させることができる。
ものではなく、旋盤以外の各種工作機械に適用するな
ど、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに
構成を適宜に変更して具体化することも可能である。
ベッドによれば、上下のベッドの間に熱絶縁空間を形成
したので、下ベッドの熱変形を抑制して、加工モジュー
ルへの悪影響を断ち、加工精度を安定させることができ
るという優れた効果を奏する。
す旋盤の側面図である。
面図である。
る。
ド、4・・主軸台モジュール、6・・刃物台モジュー
ル、8・・心押台モジュール、12・・傾斜面、22・
・接触部、23・・熱絶縁空間、24・・ボルト。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の加工モジュールを載置する端面略
四角形の上ベッドと、上ベッドを斜めに支持する傾斜面
を備えた下ベッドとからなり、上ベッドの下面と下ベッ
ドの傾斜面との間に、複数の接触部を設けるとともに、
これらの接触部を除く領域に熱絶縁空間を形成し、上ベ
ッド及び下ベッドを各接触部においてボルトで締結した
ことを特徴とする工作機械のスラントベッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1737398A JPH11207550A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 工作機械のスラントベッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1737398A JPH11207550A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 工作機械のスラントベッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11207550A true JPH11207550A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11942225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1737398A Pending JPH11207550A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 工作機械のスラントベッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11207550A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003043748A1 (fr) * | 2001-11-20 | 2003-05-30 | Japan Science And Technology Agency | Generateur d'onde de pression thermo-induite |
KR100728285B1 (ko) * | 2001-09-29 | 2007-06-13 | 두산인프라코어 주식회사 | 공작기계의 왕복대 지지구조 |
-
1998
- 1998-01-29 JP JP1737398A patent/JPH11207550A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100728285B1 (ko) * | 2001-09-29 | 2007-06-13 | 두산인프라코어 주식회사 | 공작기계의 왕복대 지지구조 |
WO2003043748A1 (fr) * | 2001-11-20 | 2003-05-30 | Japan Science And Technology Agency | Generateur d'onde de pression thermo-induite |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040806 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A977 | Report on retrieval |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060919 |
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A521 | Written amendment |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20070109 |
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A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
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