JPH11207542A - 軸部品自動供給機 - Google Patents

軸部品自動供給機

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JPH11207542A
JPH11207542A JP872798A JP872798A JPH11207542A JP H11207542 A JPH11207542 A JP H11207542A JP 872798 A JP872798 A JP 872798A JP 872798 A JP872798 A JP 872798A JP H11207542 A JPH11207542 A JP H11207542A
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JP
Japan
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catcher
guide groove
shaft
headed
conduit
Prior art date
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Application number
JP872798A
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English (en)
Inventor
Yasuo Oda
康生 小田
Takeshi Mukohara
剛 向原
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Kyoho Machine Works Ltd
Original Assignee
Kyoho Machine Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークの挿入孔に安定して軸部品を挿入供給
する。 【解決課題】 垂直状のキャッチャ部14はその中心線C
より半割り状の半円管15a,15b の合せ型に形成され、両
半円管の上部は略扇形歯車19a,19b により相互に連繋さ
れて有頭部品100 を受承する受承部を開拡可能に設けら
れるとともに、この半円管の供給作動部30側の型合せ部
には同供給作動部の押送ロッド40を挿入可能にガイドす
るガイド溝25が形成され、供給作動部は作動シリンダ31
と押送部35とからなり、この作動シリンダに取付けられ
た押送ロッド40の垂直バー40b は押送部のガイドプレー
ト36に形成された傾斜ガイド溝37によりキャッチャ部の
ガイド溝より同中心線に整合する位置に挿入され、かつ
ガイドプレートの垂直ガイド溝38により降下されてキャ
ッチャ部に受承保持した有頭部品を押送して、該キャッ
チャ部を開拡保持しらがら協働して有頭部品をワークW
の挿入孔Wa に挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ボルト、ねじ軸
あるいは軸ピン等の軸部品を供給するための軸部品自動
供給機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の軸部品例えば頭部を有す
るボルト等の自動供給機としては例えば実公平4−28
706号公報のものがあり、この公報に開示された技術
内容は図12〜図14に示すようにエア供給パイプ101
が接続された部品供給パイプ102 に略鉛直状に保持され
て有頭部品100 を供給する導管103 と、この導管103 の
先端に取付けられ、供給された有頭部品100 を着座させ
るための傾斜面106,106を形成した把持部105,105 と、
この把持部105,105 を上下動するカム板107 により開閉
するキャッチ104 とからなり、このキャッチャ104 の有
頭部品送出方向Bと、導管103 の有頭部品供給方向Aと
を略直線状に一致させた構成としてものである。
【0003】そして、ワークWを位置決めした後、有頭
部品100 は導管103 に供給され、その自重並びにエア供
給パイプ101 から導管103 に送られてくるエアの圧力に
より直線状に落下してキャッチャ104 に至って把持部10
5,105 に着座し、エアの圧力により押さえ付けられ導管
103 を落下して来た状態そのままで正確にワークWの挿
入孔Wa を指向して保持される(図14)。次いで、キ
ャッチャ104 がカム板107 の動作により開放して有頭部
品100 の保持を開放するのにともない、有頭部品100 は
その自重並びにエアの圧力により把持部105,105 から落
下してワークWの挿入孔Wa に挿入されるようになって
いる。
【0004】なお、112 はフレーム111 に取付けられた
昇降用エアシリンダ、113 は昇降用エアシリンダ112 に
取付けられた可動板、114 は可動板113 上に立設された
対をなすガイド支柱であって、その上端にはプレート11
5 が取付けられるとともに、同プレート115 には導管10
3 とキャッチャ用エアシリンダ116 が取付けられてい
る。117 はキャッチャ用エアシリンダ116 に取付けられ
た可動板で、同可動板117 にはカム板107 が取付けられ
ている。また、可動板113 の前部には導管103 の左右に
位置するキャッチャ104 が取付けられ、キャッチャ用エ
アシリンダ116 の作動でキャッチャ104 に取付けたカム
ローラ118 がカム板107 のカム面107aを転動してキャッ
チャ104 を開閉するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の自動供給機は有頭部品100 をその自重並びにエアの
圧力によりキャッチャ104 の把持部105,105 に供給し、
次いで、把持部105,105を開放して有頭部品100 をその
自重並びにエアの圧力によりワークWの挿入孔Wa に挿
入するものであるが、上記の構成ではエア洩れがほとん
どで有効な押し込み力が確保できず、また、キャッチャ
104 の開く時期と有頭部品100 が挿入される時期が同期
していないため、図15(a)(b)に示すようにキャッチャ
104 が早く開いた時、有頭部品100 がワークWの挿入孔
Wa に接触していたり、また、有頭部品100 の重心まで
ワークWの挿入孔Wa に挿入されていないと倒れを生じ
て挿入孔Wa に引っ掛かり正確に挿入孔Wa に落とし込
めない問題があり、とくに、有頭部品100 の首下(軸
部)が長いと顕著となる。また、キャッチャ104 の把持
部105,105 とワークWの挿入孔Wa とが少しでもズレを
生じていると同様の問題を生ずる。
【0006】また、図16(a)(b)に示すように有頭部品
100 の供給方式として導管103 が斜状に設けられ、斜方
向より自重により落下供給する構成のものがあるが、こ
の場合、有頭部品100 は把持部105,105 に当接St され
た後に把持されるとともに、ワークWの挿入孔Wa に挿
入する場合、挿入するためのガイドがないため、把持部
105,105 による安定保持およびワークWの挿入孔Wa へ
の安定供給の信頼性に欠ける問題があり、有頭部品100
の首下長さが長いと顕著となる。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、ワークの挿入孔に安定して軸部品
を挿入供給することのできる軸部品自動供給機を提供す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、請求項1の発明は、軸部品を供給する供給
パイプに接続された導管と、この導管と連繋して軸部品
を受承するキャッチャ部と、このキャッチ部に並設され
てキャッチャ部に受承された軸部品をキャッチャ部の下
方に位置されたワークの挿入孔に押送供給する供給作動
部とからなり、前記キャッチャ部は垂直状に設けられ、
該キャッチャ部はその中心線より半割り状の半円管の合
せ型に形成され、この両半円管の上部は連繋部材により
相互に連繋されて前記軸部品を受承する受承部を開拡可
能に設けられるとともに、この半円管の供給作動部側の
型合せ部には同供給作動部の押送ロッドを挿入可能にガ
イドするガイド溝が形成され、前記供給作動部は作動シ
リンダと押送部とからなり、この作動シリンダに取付け
られた押送ロッドの垂直バーは押送部のガイドプレート
に形成された傾斜ガイド溝により前記キャッチャ部のガ
イド溝より同中心線に整合する位置に挿入され、かつガ
イドプレートの垂直ガイド溝により降下されて前記キャ
ッチャ部に受承保持した軸部品を押送して、該キャッチ
ャ部を開拡保持しながら協働して軸部品を前記ワークの
挿入孔に挿入する構成としたことであり、請求項2の発
明は、前記合せ型の半円管からなるキャッチャ部の受承
部は、内径部に連続する半円錐面と、前記軸部品の軸部
を受承して中心線に沿って受承保持する受承孔と、ガイ
ド孔とにより構成した軸部品自動供給機である。
【0009】
【発明の効果】導管より供給された軸部品の軸部はキャ
ッチャ部の受承孔に嵌込み状に受承され、この状態で供
給作動部の作動シリンダが作動されることで、軸部品は
押送ロッドにより押送される。したがって、ワークの挿
入孔への挿入力は安定したものとなる。そして、この軸
部品の挿入はその保持状態からワークの挿入孔への挿入
まで、押送ロッドによる押送力により有頭部品がキャッ
チャ部の受承部を摺接してキャッチャ部を開拡し、かつ
キャッチャ部に保持された状態で挿入するので軸部品に
軸心のズレを生ずることなく確実に供給挿入することが
できる。また、このことは、軸部品の軸部が異なるもの
であってもワークの挿入孔への供給挿入が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図1な
いし図7にしたがって説明すると、図1は軸部品自動供
給機の供給装置1の正面図、図2は同じく一部破断した
側面図、図3はキャッチャ部14と導管8の正面断面図
を示すもので、この供給装置1はキャッチャ部14と導
管8とを直線状に結合する方式のものであって、支持枠
2と供給部7と供給作動部30とより構成されている。
【0011】この支持枠2は供給機の機枠Fに取付けら
れる取付基板3と、該基板3の下部側より水平状に張出
す支持板4とより略L形状に形成されている。この支持
板4の前部側には供給部7を取付ける第1開口部5と供
給作動部30の第2開口部6が開設されいてる。
【0012】この支持板4の前部の第1開口部5に設け
られる供給部7は、軸部品例えばボルト等の有頭部品10
0 を挿通案内する導管8と、この有頭部品100 を受承・
開放するキャッチャ部14とからなり、この導管8は有
頭部品100 を挿通可能な内径で所定の長さを有するスト
レート管に形成され、その外形部の所定の位置の直径方
向には支持板4の第1開口部5に横架状に取付ける取付
片9が形成されて、導管8の下端部は支持板4より下方
に所定の長さ延出されている。また、導管8の上端部側
は上方へ所定の長さ延出され、この上端部には有頭部品
100 の供給源に接続された供給パイプ10が接続されて
いる。また、この支持板4より下方に垂下された導管8
の取付片9と直交する基板3側には導管8の中心線Cと
平行に所定の幅で所定の長さを有する供給作動部30の
ガイド溝11が貫設されている。
【0013】また、上記のように取付けられた導管8の
支持板4より下部側には有頭部品100 のキャッチャ部1
4が外嵌状に取付けられている。このキャッチャ部14
は導管8に沿って外嵌する半割り形状の半円管15a,
15bとからなる合わせ部材により形成されており、そ
の上端部側は図3および図5に示すように第1開口部5
の前後の縁部5a,5b間に取付ける取付部16がそれ
ぞれ張出し形成され、この取付部16には相互に平行し
てピン孔17が貫設されてピン18により枢着されると
ともに、この取付部16の縁部5a側の端面には図6に
示すように対をなす連繋部材である略扇形歯車19a,
19bが止着されて半円管15a,15bはこの略扇形
歯車19a,19bを介して噛合い連繋されている。
【0014】また、この半円管15a,15bの下端部
側には有頭部品100 の受承部が形成されている。この受
承部は図2および図7(a) に示すように導管8の下端部
より中心線Cに向けて所定の角度の略円錐形状に形成さ
れて、その内径面は所定の角度の半円錐面20a,20
bにそれぞれ形成され、さらに、この半円錐面20a,
20bに連続して有頭部品100 の所定の径d1 の軸部
(ねじ部)100aの先端部を嵌込み受承する所定の径d2
の半割り状の受承孔21a,21bが形成され、この受
承孔21a,21bに連続して若干小径d3 の半割り状
のガイド孔22a,22bが形成されている。このよう
に形成された半割り状の受承孔21a,21bとガイド
孔22a,22bと有頭部品100 の軸部100aとはd2 >
d1 >d3の関係にある。
【0015】また、支持板4の第1開口部5の左右には
導管8の中心線Cと整合して側板23が垂設され、この
側板23と半円管15a,15bのピン18より所定の
下方位置には引張りバネ24が取付けられて半円管15
a,15bは導管8の外周に密着状に型合わせして位置
保持されるように設けられ、この型合わせ面には導管8
に形成したガイド溝11と整合してガイド溝25が形成
されている。このように形成された供給部7に隣接する
第2開口部6側には供給作動部30が配設されている。
【0016】この供給作動部30は作動シリンダ31と
押送部35とより構成されている。この作動シリンダ3
1の基部側は支持枠2の取付基板3の上部に形成された
二股状の支持部32によりピン33を介して着脱可能に
枢着されて、同作動シリンダ31のピストンロッド31
aは押送部35に連結されている。
【0017】この押送部35は取付基板3の下端部に取
付けられて、導管8およびキャッチャ部14の中心線C
と対応して下方へ垂下される二股状のガイドプレート3
6,36と、作動シリンダ31のピストンロッド31a
に取付けられてガイドプレート36間に沿って案内され
る取付部材39に取付けられる押圧ロッド40とより構
成されている。
【0018】この二股状のガイドプレート36,36は
導管8およびキャッチャ部14に形成したガイド溝1
1,25と対応して取付けられており、同ガイドプレー
ト3636には図2に示すように対応して、その上部側
の所定の位置より導管8およびキャッチャ部14に向け
て所定の角度で傾斜する傾斜ガイド溝37と、この傾斜
ガイド溝37の端部より連続して導管8およびキャッチ
ャ部14の中心線Cと平行に垂下する垂直ガイド溝38
がそれぞれ貫設されている。
【0019】また、作動シリンダ31のピストンロッド
31aの先端側には取付部材39を介して押送ロッド4
0が取付けられ、この押送ロッド40は略く字形状に形
成され、また、取付部材39は二股状のガイドプレート
36,36間に納められてガイド溝37,38に沿って
スライドするガイドピン41が取付けられている。
【0020】このように設けられた押送部35は、作動
シリンダ31が短縮された状態で図示のようにガイドピ
ン41は傾斜ガイド溝37の上端に位置するとともに、
押送ロッド40は導管8の中心線Cより退避され、その
屈曲部40aは例えばキャッチャ部14のガイド溝25
あるいは導管8のガイド溝11に位置されている(本実
施形態ではキャッチャ部14のガイド溝25に位置して
例示した)。そして、作動シリンダ31が伸長作動され
ると、ガイドピン41が傾斜ガイド溝37に沿って移動
されることで、作動シリンダ31はピン33を中心とし
て首振り作動し、押送ロッド40の垂直バー40bは導
管8の中心線Cに向けて移動し、ガイドピン41が傾斜
ガイド溝37の下端部に達すると垂直バー40bは中心
線Cに整合して位置し、さらに、作動シリンダ31が伸
長作動することで、垂直バー40bは中心線Cに沿って
降下されて、キャッチャ部14に保持された有頭部材10
0を押送するようになっている。
【0021】次に、上記のように構成された供給装置1
の作用について説明する。例えば、先ず、ワークWの挿
通孔Wa を適宜搬送手段により導管8の中心線C上の下
方の所定位置に待機する。この状態で有頭部品100 の供
給源に接続された供給パイプ10により例えば空気圧で
有頭部品100 が供給されると、同有頭部品100 は導管8
に継承されてその中心線Cに沿って下方へ落下される。
そして、有頭部品100の軸部100aはキャッチャ部14の
先端部に形成された受承孔21a,21bに嵌込み状に
受承される。
【0022】この場合、図2および図7(a) に示すよう
に導管8の内径と供給パイプ10の内径はほぼ同径に設
けられており、また、有頭部品100 の頭部100bの径は両
内径より若干小径に形成されているので、有頭部品100
はその頭部100bが導管8に案内されてほぼ垂直姿勢で落
下されて、図示のように軸部100aは受承孔21a,21
bに嵌込み状に受承されるとともに、頭部100bは導管8
に位置した状態で位置保持される。
【0023】そして、この有頭部品100 の軸部100aがキ
ャッチャ部14の受承部である受承孔21a,21bに
位置保持された状態を確認する適宜検知手段により検知
されると、この検知信号により供給作動部30の作動シ
リンダ31が伸長作動される。この伸長作動によりピス
トンロッド31aに取付けられた取付部材39のガイド
ピン41がガイドプレート36に形成された傾斜ガイド
溝37および垂直ガイド溝38に案内されることで、同
取付部材39に取付けた押送ロッド40の垂直バー40
bはガイド溝25,11から導管8の中心線Cに整合し
て位置されるとともに、同中心線Cに沿って降下してキ
ャッチャ部14に保持された有頭部品100 を押送する。
【0024】この押送ロッド40の降下により、有頭部
品100 の頭部100bは導管8により案内されるとともに、
同軸部100aの先端部は半円管15a,15bのガイド2
2a,22b側へ押送されることで、半円管15a,1
5bはその基部側の扇形歯車19a,19bを介し、引
張りばね24に抗してピン18を中心として開拡され
て、軸部100aは図7(b) に示すように中心線Cの下方に
位置したワークWの挿入孔Wa に挿入されていき、さら
に、押送されることで頭部100bは半円管15a,15b
の半円錐面20a,20bに受承案内されながら半円管
15a,15bを開拡し、さらに、受承孔21a,21
b、ガイド孔22a,22bに案内されることで、同半
円管15a,15bは図7(c) に示すように有頭部品10
0 を中心線Cに沿って案内保持し、頭部100bがキャッチ
ャ部14より離脱することで同有頭部品100 はワークW
の挿入孔Wa に挿入されるとともに、半円管15a,1
5bは引張りばね24の復元力により導管8に外嵌する
元の位置に復されるとともに、作動シリンダ31は短縮
作動されて押送ロッド40の垂直バー40bは導管8よ
り退避する元の位置に復される。以下、上記と同様に作
動することでワークWに対し順次有頭部品100 を供給す
ることができる。
【0025】このように本実施形態の直線結合方式の供
給装置1によれば、供給された有頭部品100 の軸部100a
はキャッチャ部14の受承孔21a,21bに嵌込み状
に受承され、頭部100bは導管8に位置した状態で位置保
持され、この状態で供給作動部30の作動シリンダ31
が作動されることで、有頭部品100 は押送ロッド40に
より押送される。したがって、ワークWの挿入孔Wa へ
の挿入力は安定したものとなる。そして、この有頭部品
100 の挿入はその保持状態からワークWの挿入孔Wa へ
の挿入まで、押送ロッド40による押送力により有頭部
品100 がキャッチャ部14の半円錐面20a,20b、
受承孔21a,21b、ガイド孔22a,22bを摺接
してキャッチャ部14を開拡し、かつキャッチャ部14
に保持された状態で挿入するので有頭部品100 に軸心の
ズレを生ずることなく確実に供給挿入することができ
る。また、このことは、有頭部品100 の軸部100a長さが
異なるものであってもワークWの挿入孔Wa への供給挿
入が可能となる。
【0026】この上記したキャッチャ部14および供給
作動部30と押送部35は、有頭部品100 を供給する導
管をキャッチャ部に斜状に結合する供給方式にも採用す
ることができる。図8および図9は斜状供給方式の供給
装置43を示すものであって、垂直状にキャッチャ部4
4が設けられ、このキャッチャ部44と斜状に導管55
が設けられている。
【0027】このキャッチャ部44は上記したキャッチ
ャ部14と同様に中心線Cを中心とする半円管45a,
45bの合わせ形状に形成されており、この半円管45
a,45bの上部側の取付部はピン46を介して例えば
基枠側に取り付けられるとともに、同取付部側には連繋
部材である略扇形歯車47a,47bが取付けられて相
互に噛み合い連繋されている。
【0028】また、この半円管45a,45bの内径部
は有頭部品100 の頭部100bを挿通可能とする径に形成さ
れており、先端側は上記半円管15a,15bと同様に
内径部に連続して所定の角度の半円錐面48a,48b
がそれぞれ形成され、さらに、この円錐面48a,48
bに連続して有頭部品100 の軸部100aの先端部を嵌込み
受承する半割り状の受承孔49a,49bが形成され、
この受承孔49a,49bに連続して若干小径の半割り
状のガイド孔50a,50bが形成されている。また、
このように形成されたキャッチャ部44の例えば半割り
の一方の合わせ面側には上記した供給作動部30の押送
ロッド40を挿入可能とするガイド溝51が形成されて
いる。また、このガイド溝51と対応する合わせ面側に
は有頭部品100 を供給する導管55を出没可能に挿入す
る窓部52が開設されている。なお、図示はしないがキ
ャッチャ部44の基部側には半円管45a,45bを密
着状に合せ型するため引張りばねが設けられている。
【0029】この導管55は物品供給源に接続された供
給パイプ54にピン56を介して枢着されて図示しない
作動機構により、図示キャッチャ部44内に斜状に挿入
される位置と同キャッチャ部44の内径部より退避する
位置とに作動するように設けられている。
【0030】このように設けられた供給装置43は、有
頭部品100 の供給時には導管55はその作動機構により
キャッチャ部44内に挿入されており、供給パイプ54
から供給された有頭部品100 はキャッチャ部44に供給
されると、有頭部品100 の軸部100aの先端部は内径部か
ら半円錐面48a,48bに案内されて受承孔49a,
49bに嵌込まれて中心線Cに沿って垂直状に保持され
ると同時に、導管55の作動機構が作動されて導管55
はピン56を中心としてキャッチャ部44の内径部より
退避される。この状態でワークWの挿入孔Wa が中心線
C上の下方の所定位置に移動される。これにより、上記
と同様に供給作動部30の作動シリンダ31が伸長作動
されることで、押送部35の押送ロッド40の垂直バー
40bはガイドプレート36の傾斜ガイド溝37により
キャッチャ部44の中心線Cに整合して有頭部品100 の
上方に位置されるとともに、さらに、垂直ガイド溝38
を介して同中心線Cに沿って降下し、キャッチャ部44
に保持された有頭部品100を押送する。
【0031】この押送ロッド40の降下により、軸部10
0aの先端部は半円管45a,45bのガイド孔50a,
50b側へ押送されることで、半円管45a,45bは
その基部側の略扇形歯車47a,47bを介し、引張り
ばねに抗してピン46を中心として開拡されて、頭部10
0bは半円管45a,45bの半円錐面48a,48bに
受承案内され、さらに、受承孔49a,49b、ガイド
孔50a,50bに案内されることで、同半円管45
a,45bは上記と同様に有頭部品100 を中心線Cに沿
って案内保持し、頭部100bがキャッチャ部44より離脱
することで同有頭部品100 はワークWの挿入孔Wa に挿
入されるとともに、半円管45a,45bは引張りばね
の復元力により合せ型されると同時に、作動シリンダ3
1は短縮作動されて押送ロッド40の垂直バー40bは
キャッチャ部44より退避して元の位置に復され、ま
た、導管55はその作動機構によりキャッチャ部44内
に挿入される。以下、上記と同様に作動することでワー
クWに対し順次有頭部品100 を供給することができる。
したがって、この斜状結合方式の供給装置43において
も上記直線結合方式の供給装置1とほぼ同等の作用効果
を奏するものである。
【0032】なお、上記した直線結合方式の供給装置1
においては、有頭部品100 を供給する導管8には押送ロ
ッド40を挿入ガイドするガイド溝11が所定の長さ貫
設されている。したがって、例えば、図10(a)(b)に示
すようにガイド溝11は押送ロッド40を挿入するため
の溝幅hに形成されていることから、図示のように有頭
部品100 の頭部100bの外周の一部tがガイド溝11に入
り込んだ状態でガイドされ、同ガイド溝11の下縁で引
っ掛かりを生じ、供給タイムにムラを生ずるが、この場
合、図11(a)(b)に示すように押送ロッド40の垂直バ
ー40bをガイド溝11内に位置して頭部100bのガイド
溝11内への入込みを防止してもよく、図11(c) のよ
うに垂直バー40bの一部を導管8の内径部に倣う曲面
40cに形成してもよい。また、上記各実施形態では有
頭部品100 を供給するように例示したが、これに限定す
るものではなく、頭部のないピン状軸部品の供給もなし
うるものである。また、キャッチャー部14,44を連
繋作動する連繋部材を略扇形歯車19a,19b、47
a,47bで例示したが、これに限定するものではな
く、例えば円形歯車であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】導管とキャッチャ部とを直線状に結合したボル
ト自動供給機の供給装置の正面図である。
【図2】同じく一部破断した側面図である。
【図3】キャッチャ部と導管の正面断面図である。
【図4】図2の下面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】図4のB−B線断面図である。
【図7】(a)(b)(c) 押送ロッドによるキャッチャ部の作
用説明図である。
【図8】キャッチャ部に対し導管を斜状に結合した供給
装置の正面図である。
【図9】同じく一部破断した側面図である。
【図10】(a)(b)導管とキャッチャ部とを直線状に結合
した場合における不具合の説明図である。
【図11】(a)(b)(c) 導管とキャッチャ部とを直線状に
結合した場合における不具合を解消する説明図である。
【図12】従来のボルト自動供給機の正面図である。
【図13】同じく一部破断した側面図である。
【図14】従来のキャッチャの断面図である。
【図15】(a)(b)従来のキャッチャと導管を直線に結合
した場合における不具合の説明図である。
【図16】(a)(b)従来のキャッチャと導管を斜状に結合
した場合における不具合の説明図である。
【符号の説明】
1,43 供給装置 8,55 導管 10,54 供給パイプ 14,44 キャッチャ部 15a,15b,45a,45b 半円管 19a,19b,47a,47b 略扇形歯車(連繋部
材) 25,51 ガイド溝 20a,20b,48a,48b 半円錐面 21a,21b,49a,49b 受承孔 22a,22b,50a,50b ガイド孔 30 供給作動部 31 作動シリンダ 35 押送部 36 ガイドプレート 37 傾斜ガイド溝 38 垂直ガイド溝 40 押送ロッド 40b 垂直バー 100 有頭部品(軸部品) 100a 軸部 100b 頭部 W ワーク Wa 挿入孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸部品を供給する供給パイプに接続され
    た導管と、この導管と連繋して軸部品を受承するキャッ
    チャ部と、このキャッチ部に並設されてキャッチャ部に
    受承された軸部品をキャッチャ部の下方に位置されたワ
    ークの挿入孔に押送供給する供給作動部とからなり、 前記キャッチャ部は垂直状に設けられ、該キャッチャ部
    はその中心線より半割り状の半円管の合せ型に形成さ
    れ、この両半円管の上部は連繋部材により相互に連繋さ
    れて前記有頭部品を受承する受承部を開拡可能に設けら
    れるとともに、この半円管の供給作動部側の型合せ部に
    は同供給作動部の押送ロッドを挿入可能にガイドするガ
    イド溝が形成され、 前記供給作動部は作動シリンダと押送部とからなり、こ
    の作動シリンダに取付けられた押送ロッドの垂直バーは
    押送部のガイドプレートに形成された傾斜ガイド溝によ
    り前記キャッチャ部のガイド溝より同中心線に整合する
    位置に挿入され、かつガイドプレートの垂直ガイド溝に
    より降下されて前記キャッチャ部に受承保持した軸部品
    を押送して、該キャッチャ部を開拡保持しながら協働し
    て軸部品を前記ワークの挿入孔に挿入する構成とした軸
    部品自動供給機。
  2. 【請求項2】 前記合せ型の半円管からなるキャッチャ
    部の受承部は、内径部に連続する半円錐面と、前記軸部
    品の軸部を受承して中心線に沿って受承保持する受承孔
    と、ガイド孔とにより構成した請求項1の軸部品自動供
    給機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101380918B1 (ko) * 2012-09-03 2014-04-02 텔스타홈멜 주식회사 볼트 공급장치
JP2019098386A (ja) * 2017-12-06 2019-06-24 株式会社キーレックス ボルト供給装置

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