JPH11206982A - 遊技機の制御装置 - Google Patents

遊技機の制御装置

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JPH11206982A
JPH11206982A JP10009741A JP974198A JPH11206982A JP H11206982 A JPH11206982 A JP H11206982A JP 10009741 A JP10009741 A JP 10009741A JP 974198 A JP974198 A JP 974198A JP H11206982 A JPH11206982 A JP H11206982A
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高明 市原
Kazuya Iwata
和也 岩田
Sunao Sugiura
直 杉浦
Hiromi Okumoto
博己 奥本
Koji Tsuchikawa
晃司 土川
Kazuaki Kuramoto
和明 倉本
Yoji Kawakami
洋二 川上
Takuya Hamaguchi
琢哉 浜口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 体感器等の不正手段による不正遊技を防止す
る。 【解決手段】 遊技機(例えばパチンコ機)の制御装置
に関し、発振器から出力されるパルス信号を受けて、カ
ウンタのカウント値Cを規則的に変化させ〔ステップS
12〕、そのカウント値Cが終了値Cmax に達すると開
始値Cmin に初期化する〔ステップS18,S20〕。
また、インターバルの間にフリーカウンタのカウント値
Nを変化させ〔ステップS14,S16〕、カウント値
Cが終了値Cmax に達すると大当たり値Hit(当たり
値)をカウント値Nに変更する〔ステップS22〕。カ
ウント値Cが大当たり値Hitになってから次回の大当た
り値Hitになるまでの期間の長さは少なくとも1回異な
る。そのため、従来のカウント周期に合わせてパチンコ
球を発射し、カウント値Cを大当たり値Hitと一致させ
て「大当たり(当たり)」にするのは困難である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機の制御装置に
関し、不正遊技を防止するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機やスロットマシン機等の遊技
機では、乱数の値によって「当たり」か「はずれ」かを
決定している。この乱数の値はカウンタの値(すなわち
カウント値)と一致し、インターバル(例えば4ミリ秒
間)ごとに所定範囲内で変化させている。すなわち、通
常はカウンタ値を1ずつ増やし、カウンタ値が終了値に
達するとカウンタを開始値に初期化して循環させる。例
えば、所定範囲を0〜299と仮定すると、開始値は0
となり、終了値は299となる。この例では、カウンタ
値が0〜298のときには1増加させ、カウンタ値が2
99のときには0に初期化する。したがって、カウンタ
は、遊技機の電源投入時(あるいはリセット時)から定
期的に更新し続けることになる。
【0003】上記カウント値は、遊技機に設けられてい
る図柄表示器の図柄表示に用いられることが多い。すな
わち、図柄変動を開始する始動口に遊技球が入賞する
と、その入賞を検知したときのカウント値を読み取る。
そして、読み取ったカウント値(以下「読取値」と呼
ぶ。)に応じて、その後に図柄表示器に表示する図柄の
内容を制御している。例えば、上記所定範囲のうちで
「7」のみが当たりである場合を仮定する。もし、読取
値が「7」であれば、図柄表示器に表示させる図柄の内
容を「当たり」の態様(具体的には「777」等の当た
り図柄)で停止するように制御する。また、読取値が
「7」以外の値であれば、その値に応じて図柄表示器に
表示させる図柄の内容を「はずれ」の態様で停止するよ
うに制御する。
【0004】ここで、パチンコ機において遊技球が始動
口に入賞するタイミング(以下「入賞タイミング」と呼
ぶ。)は、遊技盤面に多数配置された障害釘によって遊
技球が乱雑に振る舞うために一様でない。したがって、
インターバルごとに更新されるカウンタのカウント値を
入賞タイミングで読み取っても、その読取値は結果的に
ランダムな値になる。ところが、カウンタはインターバ
ルごとに更新されるため、ある「当たり」が出てから次
の「当たり」が出るまでの周期も一定になる。その周期
はカウント値が所定範囲を一巡する期間に等しくなり、
以下「カウント周期」と呼ぶ。上記所定範囲の例におい
て300個の値を4ミリ秒ごとに更新すると、カウント
周期は1.2秒となる。したがって、一度読取値が当た
りの値になったときから1.2秒後に遊技球が始動口に
入賞すると、そのときの読取値もまた当たりの値となっ
てしまう。
【0005】ところで、一定周期ごとに振動や音等の信
号を発生させるいわゆる「体感器」なるものがある。こ
の体感器が発生する信号に従って遊技者が発射装置のオ
ン/オフを行えば、一定周期ごとに遊技球を発射させる
ことができる。また、体感器によらず、部材の作動パタ
ーンによっては、遊技者が上記一定周期を知り得る場合
がある。この部材の作動パターンとしては、例えば遊技
盤面に設けられているランプの点滅パターン、スピーカ
から出る効果音、役物の動作パターン等がある。また、
部材の作動パターンは、一般にカウンタの1周期とは無
関係のタイミングで作動するようになっている。ところ
が設計や製造上のミス等の原因によってカウンタの1周
期と同期して作動してしまうと、遊技者が上記一定周期
を知ることが可能になる。この部材の作動パターンに従
って遊技者が発射装置のオン/オフを行えば、一定周期
ごとに遊技球を発射させることができる。ただし、上述
したとおり、遊技盤面には多数の障害釘が設けられてい
るため、入賞タイミングは必ずしも周期的には発生しな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、カウンタの1
周期(上記の例では1.2秒間)ごとに合わせて遊技球
を発射すれば、入賞タイミングを周期的に発生させるこ
とも可能になる。そのため、始動口への入賞時に「当た
り」となる確率を増大させることが可能になる。したが
って、体感器等によって遊技すればほぼ確実に「当た
り」を発生させることも可能になる。こうした不正遊技
は意図的に「当たり」を狙って遊技するものであり、偶
然性により「当たり」を狙って遊技する一般の遊技者を
考慮すると不公平であり、許されるべきでない。本発明
はこのような点に鑑みてなされたものであり、体感器等
の不正手段による不正遊技を防止する遊技機の制御装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための第1の手段】請求項1に記載の
遊技機の制御装置は、発振器から出力される信号を受け
て、カウンタのカウント値を開始値から終了値に達する
まで変化させ、所定または不定のタイミングに達する
と、当たり値を変化させ、所定の遊技条件下でカウント
値が当たり値と一致すると、遊技機の遊技状態を切り換
える。ここで、「開始値」と「終了値」との大小関係は
問わない。すなわち、開始値>終了値,開始値=終了
値,開始値<終了値のうち、いずれの関係であってもよ
い。また、カウンタのカウント値が取り得る値は、「開
始値」と「終了値」とによっては規制されない。なお、
開始値と終了値とで規制される範囲に限らず、その範囲
を超えて取り得る場合もある。以下、本明細書において
同様である。請求項1に記載の遊技機の制御装置によれ
ば、カウンタのカウント値を変化させているとき、所定
または不定のタイミングで当たり値自体を変化させる。
こうすると、カウント値が当たり値になってから次に変
化させた当たり値になるまでに要する期間の長さ(以
下、本明細書において「当たり間隔」と呼ぶ。)も変化
する。従来のカウント周期で入賞や通過のタイミングを
図っても、カウント値を当たり値と一致させて「当た
り」(「大当たり」を含む。以下、本明細書において同
様である。)にするのは困難になる。また、所定または
不定のタイミングで当たり値が変化してゆくので、当た
り間隔がいつ、どれだけ変化するのかは遊技者には分か
らない。したがって、不正遊技を防止することができ
る。
【0008】
【課題を解決するための第2の手段】請求項2に記載の
遊技機の制御装置は、発振器から出力される信号を受け
て、カウンタのカウント値を開始値から終了値に達する
まで変化させ、所定または不定のタイミングに達する
と、当たり値の数を変化させ、所定の遊技条件下でカウ
ント値が当たり値と一致すると、遊技機の遊技状態を切
り換える。請求項2に記載の遊技機の制御装置によれ
ば、カウンタのカウント値を変化させているとき、所定
または不定のタイミングで当たり値の数を変化させる。
こうすると、カウント値が当たり値になってから次回に
変化させたいずれかの当たり値になるまでに要する期間
の長さも変化する。従来のカウント周期で入賞や通過の
タイミングを図っても、カウント値を当たり値と一致さ
せて「当たり」(「大当たり」を含む。以下、本明細書
において同様である。)にするのは困難になる。また、
所定または不定のタイミングで当たり値の数が変化して
ゆくので、上記期間の長さがいつ、どれだけ変化するの
かは遊技者には分からない。したがって、不正遊技を防
止することができる。
【0009】
【課題を解決するための第3の手段】請求項3に記載の
遊技機の制御装置は、発振器から出力される信号を受け
て、カウンタのカウント値を開始値から終了値に達する
まで変化させ、そのカウント値が当たり値になってから
次回の前記当たり値になるまでの期間の長さを少なくと
も1回異ならせ、所定の遊技条件下でカウント値が当た
り値と一致すると、遊技機の遊技状態を切り換える。請
求項3に記載の遊技機の制御装置によれば、カウンタの
カウント値を変化させているとき、カウンタのカウント
値が当たり値になってから次回の当たり値になるまでに
要する期間の長さ(すなわち当たり間隔)を、少なくと
も1回異ならせる。こうして「当たり」の間隔が変化す
るので、従来のカウント周期で入賞や通過のタイミング
を図っても、カウント値を当たり値と一致させて「当た
り」にするのは困難になる。また、当たり間隔は少なく
とも1回は変化し、複数回変化する場合にはいつ、どれ
だけ変化するのかは遊技者には分からない。したがっ
て、不正遊技を防止することができる。
【0010】
【課題を解決するための第4の手段】請求項4に記載の
遊技機の制御装置は、請求項1〜請求項3に記載の遊技
機の制御装置において、その発振器は信号を不規則に出
力する。請求項4に記載の遊技機の制御装置によれば、
発振器が信号を不規則に出力すると、カウンタのカウン
ト値も不規則に変化する。そのカウント値の変化によっ
て当たり間隔も変化するので、従来のカウント周期で入
賞や通過のタイミングを図っても、カウント値を当たり
値と一致させて「当たり」にするのは困難になる。ま
た、発振器から出力される信号は不規則に変化するの
で、当たり間隔がいつ、どれだけ変化するのかは遊技者
に分からない。したがって、不正遊技をより確実に防止
することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
を図面に基づいて説明する。ここで、実施の形態1から
実施の形態7までは、CPU内に設けられたカウンタを
用いて実現する態様を示す。また、実施の形態8では、
カウンタブロックを用いて実現する態様をそれぞれ示
す。
【0012】〔実施の形態1〕まず、カウンタのカウン
ト値を規則的に変化させているとき、所定のタイミング
で当たり値自体を変化させる実施の形態1について、図
1〜図6を参照しながら説明する。ここで、図1にはパ
チンコ機の外観を正面図で示す。図2には、第1の制御
部の構成をブロック図で示す。図3には第1のメイン処
理を、図4には大当たり判別処理を、図5には第1のカ
ウント処理(カウント処理Pa)をそれぞれフローチャ
ートで示す。図6には、カウント値および当たり値の経
時的な変化をタイムチャートで示す。これらの図におい
て、共通する要素には同一符号を付している。
【0013】図1において、パチンコ機10の遊技盤面
12上には、複合装置14、第1種始動口18、大入賞
口20等が適宜に配置して設けられている。複合装置1
4には、ゲートセンサ38、普通図柄表示器40、特別
図柄表示器42等が設けられている。第1種始動口18
は後述する特定領域の一つであって、通常の入賞口と同
様に作用して賞球(賞品球とも呼ぶ)を払い出す。ゲー
トはパチンコ球(遊技球)の通過をゲートセンサ38が
検出するだけであり、賞球は払い出さない。普通図柄表
示器40は、普通図柄(例えば英数字や記号等)を表示
する。この普通図柄はパチンコ球がゲートを通過したと
きに変動が始まり、その後に停止する。特別図柄表示器
42は、特別図柄(例えば絵柄や英数字、記号等)を表
示する。この特別図柄は第1種始動口18にパチンコ球
が入賞したときに変動が始まり、その後に停止する。
【0014】また、第1種始動口18は、始動口センサ
34が設けられている。この始動口センサ34は、第1
種始動口18に入賞したパチンコ球を検出すると、入賞
信号を出力する。大入賞口20には蓋20aが備えられ
ており、この蓋20aはソレノイド32によって開閉さ
れる。また、大入賞口20には特別領域としてVゾーン
20bが設けられている。このVゾーン20bにパチン
コ球が一定の時期に入賞すれば、大当たり遊技状態を一
定制限(例えば16回)内で継続することができる。遊
技盤面12以外では、賞球を含むパチンコ球を一時的に
貯留する下皿26と、効果音や音楽等を出すスピーカ2
8と、遊技者の手がハンドル22に触れているか否かを
検出するタッチセンサ24と、そのハンドル22を操作
してパチンコ球を打ち出すための発射モータ21と、ガ
ラス枠17の開放を検出する金枠センサ36とが設けら
れている。スピーカ28は賞球の受皿である上皿30の
内部に設けられ、タッチセンサ24や金枠センサ36は
それぞれ所定の位置に設けられている。また、ランプ類
16にはLEDや電球等が用いられており、パチンコ機
10の遊技内容等に合わせて適切な位置に配置される。
【0015】次にメイン制御部100について、図2を
参照しながら説明する。このメイン制御部100は、C
PU(プロセッサ)110,ROM102,RAM10
4,発振器101,入力処理回路108,出力処理回路
112,表示制御回路114,通信制御回路116等に
よって構成されている。発振器101はほぼ一定の周期
でパルス信号を出力し、CPU110の動作を司る。C
PU110は、ROM102に記録されている遊技制御
プログラムを実行してパチンコ機10を制御する。上記
遊技制御プログラムには、後述する当たり判別処理等を
実現するためのプログラムが含まれる。このROM10
2はEPROMが用いられるが、EEPROMやフラッ
シュメモリ等を用いてもよい。RAM104には、各種
データあるいは入出力信号が格納される。このRAM1
04にはDRAMが用いられるが、SRAMやフラッシ
ュメモリ等の不揮発性メモリを用いてもよい。カウンタ
111は、CPU110内(例えばレジスタやバッフ
ァ)に設けられている。
【0016】入力処理回路108は、始動口センサ34
やゲートセンサ38から送られた入賞信号を受けて、メ
イン制御部100内で処理可能なデータ形式に変換し、
バス118を介してCPU110やRAM104にデー
タ等を送る。出力処理回路112はCPU110からバ
ス118を介して送られた作動データを受けて、ランプ
類16やソレノイド32等のようにパチンコ機10に備
えられている各種の作動装置を作動させる。表示制御回
路114はCPU110からバス118を介して送られ
た表示データを受けて、普通図柄表示器40や特別図柄
表示器42に対して、文字,図柄,画像等を表示するた
めの制御を行う。通信制御回路116は、枠制御部20
0(あるいはホールコンピュータ300)との間におい
てデータを送受信するための回路である。枠制御部20
0はメイン制御部100と同様にCPUを中心に構成さ
れており、その構成は公知であるので詳細な説明を省略
する。なお、枠制御部200は、パチンコ遊技を行うた
めに必要なパチンコ球の発射や賞球の払い出し等を制御
し、効果音や音楽等をスピーカ28から出し、あるいは
金枠センサ36による扉開放の検査等を所定のタイミン
グで行う。また、上記各構成要素は、いずれもバス11
8に互いに結合されている。
【0017】次に、メイン制御部100内で行われるカ
ウント処理について、図3〜図5を参照しながら説明す
る。このカウント処理は、カウンタのカウント値をカウ
ントアップする場合と、カウントダウンする場合と、そ
の両方を混在させる場合とがある。ここでは簡単のため
に、カウントアップする場合について説明する。そのた
め、開始値Cmin は下限値に、終了値Cmax は上限値に
それぞれ相当する。なお、必要に応じて図2を参照す
る。
【0018】まず図3に示すメイン処理において、図2
に示す発振器101から出力されるパルス信号を受け
て、CPU110内に設けられたカウンタ111のカウ
ント値Cを1だけカウントアップする〔ステップS1
0〕。そして、パチンコ遊技のための遊技処理を行う
〔ステップS12〕。この遊技処理には、パチンコ球が
ゲートセンサ38を通過すると行われる普通図柄表示器
40の変動処理、パチンコ球が第1種始動口18に入賞
すると行われる特別図柄表示器42の変動処理、パチン
コ球の入賞すると行われる賞球の払い出し処理等のよう
に、パチンコ遊技を実現するための各種処理が行われ
る。そのうちの一つに大当たり判別処理があり、図4を
参照しながら説明する。この大当たり判別処理は、大当
たりかはずれかを判別するための処理を行う。
【0019】図4において、第1種始動口18にパチン
コ球が入賞したか否かを判別する〔ステップS30〕。
もし、パチンコ球が入賞したときは(YES)、カウン
タ111を参照してカウント値Cを取得するとともに
〔ステップS32〕、RAM104(あるいはROM1
02)に格納されている大当たり値を取得する〔ステッ
プS34〕。そして、大当たりか否かを判別する〔ステ
ップS36〕。具体的には、ステップS32,34で取
得したカウント値Cと大当たり値とが一致しているか否
かで判別する。もし、一致しているときには(YE
S)、大当たり処理を行う〔ステップS38〕。大当た
り処理としては、特別図柄表示器42に大当たり図柄を
表示するとともに、所定期間かつ所定回数を限度として
大入賞口20の蓋20aを開く。こうして、遊技者は多
くの賞球を得ることができる。一方、第1種始動口18
にパチンコ球が入賞していないとき(ステップS30の
NO)や、大当たりでないとき(ステップS36のN
O)には、その後は何もせずに大当たり処理を終了す
る。
【0020】図3に戻って、ステップS12の遊技処理
を終えた後、最初にステップS10を実行し始めてから
インターバルΔt(例えば4ミリ秒間)を経過するまで
〔ステップS16〕、カウント処理Paを実行する〔ス
テップS14〕。このカウント処理Paはフリーカウン
タ105のカウント値Nをカウントアップするための処
理であって、図5を参照しながら説明する。図5におい
て、まずカウント値Nを1だけ加算する〔ステップS4
0〕。具体的には、N=N+1の演算を行う。この演算
の結果、カウント値Nが終了値Nmax に達したか否かを
判別する〔ステップS44〕。具体的には、N≧Nmax
を満たすか否かで判別する。もし、カウント値Nが終了
値Nmax に達したならば(YES)、そのカウント値N
を開始値Nmin で初期化する〔ステップS46〕。具体
的には、N=Nmin の代入を行う。一方、カウント値N
が終了値Nmax に達していないときは(NO)は、何も
せずにカウント処理Paを終了する。なお、上記ステッ
プS40に代えて、あるいはそのステップS40に加え
て、図4に示すステップS32の場合と同様にフリーカ
ウンタ105のカウント値Nに基づいてデータテーブル
TB2を参照して変化値Xを取得し、その変化値Xをカ
ウント値Nに加算してもよい〔ステップS42〕。具体
的には、N=N+Xの演算を行う。この変化値Xには、
カウント値を増やす増分値と、カウント値を減らす減分
値とを含む。また、データテーブルTB2にはカウント
値Nと変化値Xとの対応関係が規定され、以下に示すデ
ータテーブルTB4,TB6等でも同様である。この場
合に変化値Xはどのような値でもよいが、素数とすると
きにはカウント値Cの変化が多様化する点でより望まし
い。このステップS42の実行によって、カウンタ11
1のカウント値Cを大きく変化させることができる。
【0021】再び図3に戻って、ステップS16におい
てインターバルΔtが経過すると、ステップS10にお
いてカウントアップされたカウント値Cが終了値Cmax
に達したか否かを判別する〔ステップS18〕。具体的
には、C≧Cmax を満たすか否かで判別する。もし、カ
ウント値Cが終了値Cmax に達したならば(YES)、
そのカウント値Cを開始値Cmin で初期化するとともに
〔ステップS20〕、大当たり値Hitをフリーカウンタ
105のカウント値Nで変更し〔ステップS22〕、ス
テップS10に戻る。具体的には、C=Cmin およびH
it=Nの代入を行う。このとき、カウント値Cを初期化
する値は開始値Cmin に限らず、他の任意の値であって
もよい。この処理の場合では、開始値Cmin は下限値
に、終了値Cmax は上限値にそれぞれ相当する。一方、
ステップS18においてカウント値Cが終了値Cmax に
達していないときは(NO)、何もせずにステップS1
0に戻る。こうして、ステップS10からステップS2
2までの処理が繰り返し実行される。このとき、カウン
タ111のカウント値Cは、開始値Cmin から終了値C
max までの範囲内で循環して増加方向に変化する。ま
た、カウント値Cが開始値Cmin に達するごとに大当た
り値Hitが変化する。その変化する値は、カウント値C
が開始値Cmin から終了値Cmax に達するまでに、どれ
だけステップS14が実行されるかによって変わる。こ
の様子を図6を参照しながら説明する。
【0022】ここで、図6,図8等のタイムチャートに
おいて、実線の細線で示す変化パターンP10,P14
等はカウント値Cの変化パターンである。なお、カウン
ト値Cは、実際には図面の右上円内に示すように、イン
ターバルΔtごとに階段状に変化するものである。各タ
イムチャートでは全体の変化パターンを分かりやすくす
るために、カウント値Cの変化を斜め線分で示す。ま
た、実線の太線で示す変化パターンP12,P16等は
大当たり値Hitの変化パターンである。
【0023】図3に示すメイン処理を実行すると、大当
たり値Hitは例えば図6において太線で示す変化パター
ンP12のように変化する。すなわち、時刻t0から大
当たり値H10であるが、カウント値Cが終了値Cmax
に達する時刻t12では大当たり値H12に変化する。
時刻t12以降も同様に、カウント値Cが終了値Cmax
に達するごとに大当たり値Hitは変化する。一方、カウ
ンタ111のカウント値Cは、細線で示す変化パターン
P10のように変化する。すなわち、時刻t0において
開始値Cmin から増加し、時刻t12には終了値Cmax
に達して開始値Cmin に初期化される。そして、時刻t
12以降も同様に繰り返して変化する。この例では、カ
ウント値Cが大当たり値Hitと一致するのは、時刻t1
0,時刻t14等である。このときの当たり間隔は上記
時刻t10から時刻t14までの期間等に相当し、従来
のカウント周期とは必ずしも一致しない。
【0024】上記実施の形態1によれば、発振器101
から出力されるパルス信号を受けて、カウンタ111の
カウント値Cを開始値Cmin から終了値Cmax に達する
まで繰り返し変化させている。また、変化パターンP1
2における当たり間隔は、例えば時刻t10から時刻t
14までの期間にほぼ等しく、それ以降は大当たり値H
itの値によって変化する。その結果、カウント値Cが大
当たり値Hitになってから次回の大当たり値Hitになる
までの期間の長さは少なくとも1回異なることになり、
少なくとも1回は他の当たり間隔と異なる。そして、第
1種始動口18に入賞(所定の遊技条件成立)し、「大
当たり」によって特別図柄表示器42に大当たり図柄が
表示されると、大入賞口20の蓋20aを開くことによ
りパチンコ機10の遊技状態を切り換える。そのため、
従来のカウント周期に合わせてパチンコ球を発射して第
1種始動口18に入賞させるタイミング等のタイミング
を図っても、カウント値Cを大当たり値Hitと一致させ
て「大当たり」にするのは困難である。すなわち、不正
をしようとする遊技者が意図するような遊技状態(この
例では大当たり状態である。以下、同様である。)には
切り換わらない。また、カウント値Cが終了値Cmaxに
達するごと(所定のタイミング)に大当たり値Hitが変
化してゆくので、当たり間隔も変化する。こうした変化
がいつ、どれだけ変化するのかは遊技者には分からな
い。したがって、不正遊技を防止することができる。
【0025】なお、以下に示すように応用してもよい。
これらの場合は、いずれも不正遊技を防止することがで
きる。 (a1)当たり間隔の長さを他の当たり間隔と比べて1
回だけ異ならせ、その後は他の当たり間隔の長さで変化
させてもよい。この場合であっても、当たり間隔がどれ
だけ変化したのかは遊技者には分からない。 (a2)特定条件を所定のタイミング(例えばカウント
値Cが開始値Cmin であるときから所定期間経過後)で
成立させてもよい。この場合であっても、フリーカウン
タ105のカウント値Nによっては当たり間隔がどれだ
け変化したのかは遊技者には分からない。 (a3)特定条件を不定のタイミングで成立させる場合
には、フリーカウンタ105のカウント値Nに代えて、
ROM102(あるいはRAM104)に予め格納され
る所定値をカウント値Cに加算(あるいは減算)しても
よい。この場合であっても、カウント値Cがどれだけ通
常の変化とは異なる変化をするのかは分からない。その
ため、当たり間隔がどれだけ変化したのかは遊技者には
分からない。
【0026】〔実施の形態2〕次に、開始値から終了値
に達するカウント値の変化を一時的に一定値となると
き、所定のタイミングで当たり値自体を変化させる実施
の形態2について、図7,図8を参照しながら説明す
る。ここで、図7には、第2のメイン処理をフローチャ
ートで示す。図8には、カウント値と大当たり値との経
時的な変化をタイムチャートで示す。なお、パチンコ機
10やメイン制御部100の構成やそれらの動作等は上
記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略す
る。また、図3に示すステップと同一のステップには同
一符号を付して、その説明を省略する。したがって、実
施の形態2では実施の形態1と異なる点について説明す
る。
【0027】図7に示すメイン処理において、図3に示
すメイン処理と異なる点は以下の通りである。すなわち
図7において、まず最初に、特定条件が成立したか否か
を判別する〔ステップS50〕。もし、特定条件が成立
しないときは(NO)、カウンタ111のカウント値C
を1だけカウントアップする〔ステップS10〕。その
後、遊技処理を行うためにステップS12に進む。一
方、特定条件が成立すると(YES)、何もせずにステ
ップS12に進む。
【0028】図7に示すメイン処理を実行すると、大当
たり値Hitは例えば図8において太線で示す変化パター
ンP16のように変化する。すなわち、時刻t0から大
当たり値H14であるが、カウント値Cが終了値Cmax
に達する時刻t26では大当たり値H16に変化する。
時刻t26以降も同様に、カウント値Cが終了値Cmax
に達するごとに大当たり値Hitは変化する。一方、カウ
ンタ111のカウント値Cは、細線で示す変化パターン
P14のように変化する。すなわち、時刻t0において
開始値Cmin から増加し、時刻t22から時刻t24ま
では特定条件が成立しているためにカウント値Cの変化
が一時的に一定値となる。その後、カウント値Cは再び
増加し、時刻t26に終了値Cmax に達して開始値Cmi
n に初期化される。そして、時刻t26以降も同様に繰
り返して変化する。なお、一時的に一定値となる状態は
特定条件が成立していることが条件となるため(図7の
ステップS50)、カウント値Cが開始値Cmin から終
了値Cmax に達するまでの間に何回発生するかは分から
ない。すなわち、一時的に一定値とならないときもあ
り、1回または複数回発生するときもある。この例で
は、カウント値Cが大当たり値Hitと一致するのは、時
刻t20,t28等である。このときの当たり間隔は上
記時刻t20から時刻t28までの期間等に相当し、従
来のカウント周期とは必ずしも一致しない。
【0029】上記実施の形態2によれば、発振器101
から出力されるパルス信号を受けて、カウンタ111の
カウント値Cを開始値Cmin から終了値Cmax に達する
まで一時的に一定値としながら繰り返し変化させてい
る。また、変化パターンP16における当たり間隔は上
記時刻t20から時刻t28までの期間にほぼ等しく、
それ以降は大当たり値Hitの値によって変化する。その
結果、カウント値Cが大当たり値Hitになってから次回
の大当たり値Hitになるまでの期間の長さは少なくとも
1回異なることになり、少なくとも1回は他の当たり間
隔と異なる。そして、第1種始動口18に入賞(所定の
遊技条件成立)し、「大当たり」によって特別図柄表示
器42に大当たり図柄が表示されると、大入賞口20の
蓋20aを開くことによりパチンコ機10の遊技状態を
切り換える。そのため、実施の形態1と同様の効果を得
ることができる。
【0030】〔実施の形態3〕次に、開始値から終了値
に達するまでの間にカウント値の変化方向を一時的に変
えるとき、所定のタイミングで当たり値自体を変化させ
る実施の形態3について、図9,図10を参照しながら
説明する。ここで、図9には、第3のメイン処理をフロ
ーチャートで示す。図10には、カウント値と大当たり
値との経時的な変化をタイムチャートで示す。なお、パ
チンコ機10やメイン制御部100の構成やそれらの動
作等は上記実施の形態1と同様であるので、その説明を
省略する。また、図3に示すステップと同一のステップ
には同一符号を付して、その説明を省略する。したがっ
て、実施の形態3では実施の形態1と異なる点について
説明する。
【0031】図9に示すメイン処理において、図3に示
すメイン処理と異なる点は以下の通りである。すなわち
図9において、まず最初に、特定条件が成立したか否か
を判別する〔ステップS50〕。もし、特定条件が成立
すると(YES)、カウンタ111のカウント値Cを増
減する変化値Xの符号を反転し〔ステップS52〕、カ
ウント値Cのカウントアップを行うためにステップS1
0aに進む。一方、特定条件が成立しないときには(N
O)、何もせずにステップS10aに進む。なお、変化
値Xは、+1または−1の値である。そして、ステップ
S10aでは、カウンタ111のカウント値Cを変化値
Xだけカウントアップする。
【0032】図9に示すメイン処理を実行すると、大当
たり値Hitは例えば図10において太線で示す変化パタ
ーンP20のように変化する。すなわち、時刻t0から
大当たり値H18であるが、カウント値Cが終了値Cma
x に達する時刻t36では大当たり値H20に変化す
る。時刻t36以降も同様に、カウント値Cが終了値C
max に達するごとに大当たり値Hitは変化する。一方、
カウンタ111のカウント値Cは、細線で示す変化パタ
ーンP18のように変化する。すなわち、時刻t0にお
いて開始値Cmin から増加し、時刻t32,t34にお
いてそれぞれ特定条件が成立しているために変化値Xの
符号が反転している。そのため、時刻t32以降はカウ
ント値Cが減少し、時刻t34以降は再びカウント値C
が増加している。その後、時刻t36に終了値Cmax に
達してカウント値Cは開始値Cmin に初期化される。そ
して、時刻t36以降も同様に繰り返して変化する。な
お、変化値Xの符号は特定条件が成立するごとに反転す
るため(図9のステップS50,S52)、カウント値
Cが開始値Cmin から終了値Cmax に達するまでの間に
何回発生するかは分からない。そのため、カウント値C
が減少するか増加するかは特定条件が成立する回数によ
って変わる。この例では、カウント値Cが大当たり値H
itと一致するのは、時刻t30,t38等である。この
ときの当たり間隔は上記時刻t30から時刻t38まで
の期間等に相当し、従来のカウント周期とは必ずしも一
致しない。
【0033】上記実施の形態3によれば、発振器101
から出力されるパルス信号を受けて、カウンタ111の
カウント値Cを開始値Cmin から終了値Cmax に達する
まで特定条件の成立回数に応じて変化方向を切り換え
る。また、変化パターンP20における当たり間隔は上
記時刻t30から時刻t38までの期間にほぼ等しく、
それ以降は大当たり値Hitの値によって変化する。その
結果、カウント値Cが大当たり値Hitになってから次回
の大当たり値Hitになるまでの期間の長さは少なくとも
1回異なることになり、少なくとも1回は他の当たり間
隔と異なる。そして、第1種始動口18に入賞(所定の
遊技条件成立)し、「大当たり」によって特別図柄表示
器42に大当たり図柄が表示されると、大入賞口20の
蓋20aを開くことによりパチンコ機10の遊技状態を
切り換える。そのため、実施の形態1と同様の効果を得
ることができる。
【0034】〔実施の形態4〕次に、開始値および/ま
たは終了値を変更するとき、所定のタイミングで当たり
値自体を変化させる実施の形態4について、図11,図
12を参照しながら説明する。ここで、図11には、第
4のメイン処理をフローチャートで示す。図12には、
カウント値と大当たり値との経時的な変化をタイムチャ
ートで示す。なお、パチンコ機10やメイン制御部10
0の構成やそれらの動作等は上記実施の形態1と同様で
あるので、その説明を省略する。また、図3に示すステ
ップと同一のステップには同一符号を付して、その説明
を省略する。したがって、実施の形態4では実施の形態
1と異なる点について説明する。
【0035】図11に示すメイン処理において、図3に
示すメイン処理と異なる点は以下の通りである。すなわ
ち、図11のステップS22によって大当たり値Hitを
変更した後、カウント値Nに基づいてデータテーブルT
B4を参照して変化値Xを取得し、その変化値Xに従っ
て開始値Cmin および/または終了値Cmax を変更する
〔ステップS24〕。具体的には、Cmin =Cmin +
X,Cmin =Cmin −X,Cmax =Cmax +X,Cmax
=Cmax −Xのうち少なくとも一つの代入を行う。ステ
ップS24を実行した後は、ステップS10に戻って処
理を繰り返す。
【0036】図11に示すメイン処理を実行する場合の
ステップS24において、Cmax =Cmax +Xを実行し
た例を図12(A)に、Cmin =Cmin −Xを実行した
例を図12(B)にそれぞれ示す。図12(A)に示す
例では、大当たり値Hitは太線で示す変化パターンP2
4のように変化する。すなわち、時刻t0から大当たり
値H22であるが、カウント値Cが終了値Cmax に達す
る時刻t42では大当たり値H24に変化する。時刻t
42以降も同様に、カウント値Cが終了値Cmax に達す
るごとに大当たり値Hitは変化する。一方、カウンタ1
11のカウント値Cは、細線で示す変化パターンP22
のように変化する。すなわち、時刻t0において開始値
Cmin から増加し、時刻t42には終了値Cmax +Xに
達して開始値Cmin に初期化される。そして、時刻t4
2以降も同様に繰り返して変化する。この例では、カウ
ント値Cが大当たり値Hitと一致するのは、時刻t4
0,t44等である。このときの当たり間隔は上記時刻
t40から時刻t44までの期間等に相当し、従来のカ
ウント周期とは必ずしも一致しない。
【0037】図12(B)に示す例では、大当たり値H
itは太線で示す変化パターンP28のように変化する。
すなわち、時刻t0から大当たり値H26であるが、カ
ウント値Cが終了値Cmax に達する時刻t52では大当
たり値H28に変化する。時刻t52以降も同様に、カ
ウント値Cが終了値Cmax に達するごとに大当たり値H
itは変化する。一方、カウンタ111のカウント値C
は、細線で示す変化パターンP26のように変化する。
すなわち、時刻t0において開始値Cmin −Nから増加
し、時刻t52には終了値Cmax に達して開始値Cmin
−Nに初期化される。そして、時刻t52以降も同様に
繰り返して変化する。この例では、カウント値Cが大当
たり値Hitと一致するのは、時刻t50,t54等であ
る。このときの当たり間隔は上記時刻t50から時刻t
54までの期間等に相当し、従来のカウント周期とは必
ずしも一致しない。
【0038】上記実施の形態4によれば、発振器101
から出力されるパルス信号を受けて、カウンタ111の
カウント値Cを開始値および/または終了値を変更して
変化させる。また、変化パターンP24,P28におけ
る当たり間隔は、大当たり値Hitの値によって変化す
る。その結果、カウント値Cが大当たり値Hitになって
から次回の大当たり値Hitになるまでの期間の長さは少
なくとも1回異なることになり、少なくとも1回は他の
当たり間隔と異なる。そして、第1種始動口18に入賞
(所定の遊技条件成立)し、「大当たり」によって特別
図柄表示器42に大当たり図柄が表示されると、大入賞
口20の蓋20aを開くことによりパチンコ機10の遊
技状態を切り換える。そのため、実施の形態1と同様の
効果を得ることができる。また、開始値および/または
終了値を変更するか否か、変更する場合には+Xとする
か−Xとするかによって当たり間隔も変化する。そのた
め、当たり間隔を多様化させることができる。
【0039】〔実施の形態5〕次に、開始値から終了値
に達するまでの間にカウント値を少なくとも1回大きく
変化させるとき、所定のタイミングで当たり値自体を変
化させる実施の形態5について、図13,図14を参照
しながら説明する。ここで、図13には、第5のメイン
処理をフローチャートで示す。図14には、カウント値
と大当たり値との経時的な変化をタイムチャートで示
す。なお、パチンコ機10やメイン制御部100の構成
やそれらの動作等は上記実施の形態1と同様であるの
で、その説明を省略する。また、図3に示すステップと
同一のステップには同一符号を付して、その説明を省略
する。したがって、実施の形態5では実施の形態1と異
なる点について説明する。
【0040】図13に示すメイン処理において、図3に
示すメイン処理と異なる点は以下の通りである。すなわ
ち図13において、まず最初に、特定条件が成立したか
否かを判別する〔ステップS50〕。もし、特定条件が
成立すると(YES)、カウンタ111のカウント値C
を1だけカウントアップする〔ステップS10〕。その
後、遊技処理を行うためにステップS12に進む。一
方、特定条件が成立しないときには(NO)、カウント
値Nに基づいてデータテーブルTB6を参照して変化値
Xを取得し、その変化値Xに従ってカウント値Cをカウ
ントアップする〔ステップS10a〕。その後、遊技処
理を行うためにステップS12に進む。
【0041】図13に示すメイン処理を実行すると、大
当たり値Hitは例えば図14において太線で示す変化パ
ターンP32のように変化する。すなわち、時刻t0か
ら大当たり値H30であるが、カウント値Cが終了値C
max に達する時刻t74では大当たり値H32に変化す
る。時刻t74以降も同様に、カウント値Cが終了値C
max に達するごとに大当たり値Hitは変化する。一方、
カウンタ111のカウント値Cは、細線で示す変化パタ
ーンP30のように変化する。すなわち、時刻t0にお
いて開始値Cmin から増加し、時刻t72においてそれ
ぞれ特定条件が成立しているためにカウント値Cが大き
く変化している。その後、時刻t74に終了値Cmax に
達してカウント値Cは開始値Cmin に初期化される。そ
して、時刻t74以降も同様に繰り返して変化する。な
お、特定条件が成立したときに変化する幅は変化値Xに
よるため(図13のステップS10a)、カウント値C
が開始値Cmin から終了値Cmax に達するまでの期間も
変化する。この例では、カウント値Cが大当たり値Hit
と一致するのは、時刻t70,t76等である。このと
きの当たり間隔は上記時刻t70から時刻t76までの
期間等に相当し、従来のカウント周期とは必ずしも一致
しない。
【0042】上記実施の形態5によれば、発振器101
から出力されるパルス信号を受けて、カウンタ111の
カウント値Cを開始値Cmin から終了値Cmax に達する
まで特定条件の成立回数に応じて値を大きく変化させ
る。また、変化パターンP32における当たり間隔は上
記時刻t70から時刻t76までの期間にほぼ等しく、
それ以降は大当たり値Hitの値や変化値Xによって変化
する。その結果、カウント値Cが大当たり値Hitになっ
てから次回の大当たり値Hitになるまでの期間の長さは
少なくとも1回異なることになり、少なくとも1回は他
の当たり間隔と異なる。そして、第1種始動口18に入
賞(所定の遊技条件成立)し、「大当たり」によって特
別図柄表示器42に大当たり図柄が表示されると、大入
賞口20の蓋20aを開くことによりパチンコ機10の
遊技状態を切り換える。そのため、実施の形態1と同様
の効果を得ることができる。
【0043】〔実施の形態6〕次に、カウント値の変化
値(変化率)を変えるとき、所定のタイミングで当たり
値自体を変化させる実施の形態6について、図15,図
16を参照しながら説明する。ここで、図15には、第
6のメイン処理をフローチャートで示す。図16には、
カウント値と大当たり値との経時的な変化をタイムチャ
ートで示す。なお、パチンコ機10やメイン制御部10
0の構成やそれらの動作等は上記実施の形態1と同様で
あるので、その説明を省略する。また、図3に示すステ
ップと同一のステップには同一符号を付して、その説明
を省略する。したがって、実施の形態6では実施の形態
1と異なる点について説明する。
【0044】図15に示すメイン処理において、図3に
示すメイン処理と異なる点は以下の通りである。すなわ
ち、図3のステップS10に代えて、変化値Xに基づい
てカウント値Cをカウントアップする〔ステップS10
a〕。この変化値Xは、ステップS22の後に行われる
ステップS26において変更される。具体的には、カウ
ント値Nに基づいてデータテーブルTB8を参照して増
減値Yを取得し、その増減値Yに従って変化値Xを変更
する〔ステップS26〕。具体的には、X=Yの代入を
行う。
【0045】図15に示すメイン処理を実行すると、大
当たり値Hitは例えば図16において太線で示す変化パ
ターンP36のように変化する。すなわち、時刻t0か
ら大当たり値H34であるが、カウント値Cが終了値C
max に達する時刻t82では大当たり値H36に変化す
る。時刻t82以降も同様に、カウント値Cが終了値C
max に達するごとに大当たり値Hitは変化する。一方、
カウンタ111のカウント値Cは、細線で示す変化パタ
ーンP34のように変化する。すなわち、時刻t0にお
いて開始値Cmin から増加(変化値X>1)し、時刻t
82に終了値Cmax に達してカウント値Cは開始値Cmi
n に初期化される。その後も同様に増加(0<変化値X
<1)する。こうして、時刻t82以降も同様に繰り返
して変化する。なお、変化値Xの大きさによって開始値
Cmin から終了値Cmax に達するまでの期間が変化す
る。この例では、カウント値Cが大当たり値Hitと一致
するのは、時刻t80,t84等である。このときの当
たり間隔は上記時刻t80から時刻t84までの期間等
に相当し、従来のカウント周期とは必ずしも一致しな
い。
【0046】上記実施の形態6によれば、発振器101
から出力されるパルス信号を受けて、カウンタ111の
カウント値Cを開始値Cmin から終了値Cmax に達する
までに変化させる変化値X(変化率)を変化させる。ま
た、変化パターンP36における当たり間隔は上記時刻
t80から時刻t84までの期間にほぼ等しく、それ以
降は大当たり値Hitの値や変化値Xによって変化する。
その結果、カウント値Cが大当たり値Hitになってから
次回の大当たり値Hitになるまでの期間の長さは少なく
とも1回異なることになり、少なくとも1回は他の当た
り間隔と異なる。そして、第1種始動口18に入賞(所
定の遊技条件成立)し、「大当たり」によって特別図柄
表示器42に大当たり図柄が表示されると、大入賞口2
0の蓋20aを開くことによりパチンコ機10の遊技状
態を切り換える。そのため、実施の形態1と同様の効果
を得ることができる。
【0047】〔実施の形態7〕次に、不定のタイミング
で当たり値自体を変化させる実施の形態7について、図
17,図18を参照しながら説明する。ここで、図17
には、第7のメイン処理をフローチャートで示す。図1
8には、カウント値と大当たり値との経時的な変化をタ
イムチャートで示す。実施の形態7では、実施の形態1
のカウント値Cの変化の場合について説明する。なお、
パチンコ機10やメイン制御部100の構成やそれらの
動作等は上記実施の形態1と同様であるので、その説明
を省略する。また、図3に示すステップと同一のステッ
プには同一符号を付して、その説明を省略する。したが
って、実施の形態7では実施の形態1と異なる点につい
て説明する。
【0048】図17に示すメイン処理において、図3に
示すメイン処理と異なる点は以下の通りである。すなわ
ち図17において、ステップS14とステップS16と
の間に、CPU110内に設けられたカウンタ111a
のカウント値Hを1だけカウントアップする〔ステップ
S60〕。このカウンタ111aは、カウンタ111と
同様に開始値Hmin と終了値Hmax との間でカウント値
Hを変化させる。そして、ステップS16とステップS
18との間に、ステップS62,S64,S66を実行
する。すなわち、カウント値Hが終了値Hmax に達した
か否かを判別し〔ステップS62〕、カウント値Hが終
了値Hmax に達したならば(YES)、そのカウント値
Hを開始値Hmin で初期化するとともに〔ステップS6
4〕、大当たり値Hitをフリーカウンタ105のカウン
ト値Nで変更する〔ステップS66〕。具体的には、H
=Hmin およびHit=Nの代入を行う。一方、カウント
値Hが終了値Hmax に達しないときは(NO)、何もせ
ずにステップS18に進む。このとき、カウント値Hを
初期化する値は開始値Hmin に限らず、他の任意の値で
あってもよい。この処理の場合では、開始値Hmin は下
限値に、終了値Hmax は上限値にそれぞれ相当する。
【0049】図17に示すメイン処理を実行すると、大
当たり値Hitは例えば図18において太線で示す変化パ
ターンP38のように変化する。すなわち、時刻t0か
ら大当たり値H38であるが、カウント値Hが終了値H
max に最初に達する時刻t92では大当たり値H40に
変化する。その後、カウント値Hが終了値Hmax に2回
目に達する時刻t98では大当たり値H42に変化す
る。時刻t98以降も同様に、カウント値Hが終了値H
max に達するごとに大当たり値Hitは変化する。一方、
カウンタ111のカウント値Cは、図6で示す変化パタ
ーンP10と同様に変化する。この例では、カウント値
Cが大当たり値Hitと一致するのは、時刻t90,t9
6等である。このときの当たり間隔は上記時刻t90か
ら時刻t96までの期間や、時刻t96から時刻t10
0までの期間等に相当し、従来のカウント周期とは必ず
しも一致しない。
【0050】上記実施の形態7によれば、発振器101
から出力されるパルス信号を受けて、カウンタ111の
カウント値Cを開始値Cmin から終了値Cmax に達する
までに変化させるとともに、カウンタ111aのカウン
ト値Hを開始値Hmin から終了値Hmax に達するまでに
変化させる。また、変化パターンP38における当たり
間隔は上記時刻t90から時刻t96までの期間等にほ
ぼ等しく、それ以降は大当たり値Hitの値等によって変
化する。その結果、不定のタイミングで大当たり値Hit
(当たり値)を変化させることになり、少なくとも1回
は他の当たり間隔と異なる。そして、第1種始動口18
に入賞(所定の遊技条件成立)し、「大当たり」によっ
て特別図柄表示器42に大当たり図柄が表示されると、
大入賞口20の蓋20aを開くことによりパチンコ機1
0の遊技状態を切り換える。そのため、実施の形態1と
同様の効果を得ることができる。なお、実施の形態7
は、実施の形態2〜実施の形態6のカウント値Cの変化
の場合についても同様に適用することができる。
【0051】〔実施の形態8〕次に、カウンタブロック
を用いて本発明を実現する実施の形態8について、図1
9〜図23を参照しながら説明する。ここで、図19に
は、第2の制御部の構成をブロック図で示す。図20に
は、カウンタブロックの構成を示す。図21には、発振
器の構成を示す。具体的には、図21(A)には水晶振
動子を用いた発振器を、図21(B)には抵抗やコンデ
ンサ等を用いた発振器を、図21(C)にはインバータ
を用いた発振器をそれぞれ示す。図22には第2のカウ
ント処理(カウント処理Pb)を、図23には第8のメ
イン処理をそれぞれフローチャートで示す。なお、パチ
ンコ機10の構成やそれらの動作等は上記実施の形態1
と同様であるので、その説明を省略する。また、図3に
示すステップと同一のステップには同一符号を付して、
その説明を省略する。したがって、実施の形態8では実
施の形態1と異なる点について説明する。
【0052】図19に示すメイン制御部100は、図2
に示すメイン制御部100に代わるものである。図2と
異なるのは、カウンタをカウンタブロック106で実現
している点である。このカウンタブロック106の構成
を図20に示す。この図20において、カウンタブロッ
ク106は、カウンタ107c,比較器107d,設定
レジスタ107eによって構成されている。発振器10
7aの構成例等については後述する。カウンタ107c
は発振器107aから出力されたパルス信号を受けて、
カウント値Mをカウントアップする。また、カウンタ1
07cは、設定レジスタ107eから出力されたクリア
信号を受けて、カウンタを開始値Mmin で初期化する。
さらに、カウンタ107cは、CPU110からバス1
18を介して出力された読出信号を受けて、そのときの
カウント値Mをバス118を介して送る。設定レジスタ
107eは、CPU110(あるいは枠制御部200や
ホールコンピュータ300等)からバス118を通じて
設定された設定値を一時的に記録(記憶)する。この設
定値は、具体的には終了値Mmax に相当する。比較器1
07dは、カウンタ107cのカウント値Mと設定レジ
スタ107eの設定値とが一致したときにクリア信号を
出力し、一致しないときには何も出力しない。
【0053】ここで、発振器107aを自励発振回路で
構成した一例を図21に示す。ここで、図21(A)に
は水晶振動子を用いた発振器の回路構成を、図21
(B)には抵抗およびコンデンサを用いた発振器の回路
構成を、図21(C)にはインバータを多段接続した発
振器の回路構成をそれぞれ示す。
【0054】図21(A)に示す発振器は、インバータ
(NOT回路)Q10,Q12、抵抗R10、水晶振動
子XL、コンデンサC10,C12によって構成されて
いる。インバータQ10の両端には抵抗R10と水晶振
動子XLとが並列に接続されており、さらにコンデンサ
C10,C12を介してそれぞれアースに接続されてい
る。このインバータQ10にはインバータQ12が直列
に接続されており、そのインバータQ12の出力側から
周期的にパルス信号PLが出力される。この発振器で
は、パルス信号PLの周期は水晶振動子XLの発振周波
数に依存する。なお、水晶振動子XLに代えて、セラミ
ックス振動子等のような他の種類の振動子を用いてもよ
い。
【0055】図21(B)に示す発振器は、インバータ
Q14,Q16、抵抗R12、コンデンサC14によっ
て構成されている。インバータQ14の両端には、抵抗
R12が並列接続されている。また、アース側からコン
デンサC14、インバータQ14、インバータQ16の
順に直列に接続されている。インバータQ14に接続さ
れていないコンデンサC14の片側はアースに接続さ
れ、インバータQ16の出力側から周期的にパルス信号
PLが出力される。なお、コンデンサC14の容量値と
抵抗R12の抵抗値とを掛けた値(=C14×R12)
は時定数であり、出力されるパルス信号PLの周期にほ
ぼ等しい。
【0056】図21(C)に示す発振器は、4つのイン
バータQ18,Q20,Q22,Q24によって構成さ
れている。これらのインバータQ18,Q20,Q2
2,Q24は直列に接続されている。さらに、インバー
タQ22の出力側がインバータQ18の入力側に接続さ
れて帰還ループをなしている。そして、インバータQ2
4の出力側から周期的にパルス信号PLが出力される。
この例では、4段にインバータを接続して構成したが、
多段(数十段から数百段)にインバータを接続すること
も可能である。各インバータでは入力されたパルス信号
が出力されるまでに微小な時間で遅延し、この遅延時間
Δdは多段接続されたインバータの数に比例する。した
がって、インバータ段数nに遅延時間Δdを掛けた値
(=n×Δd)は、出力されるパルス信号PLの周期に
ほぼ等しい。
【0057】上記構成をなすカウンタブロック106
は、図22に示すカウント処理Pbの手順で処理され
る。図22において、まず発振器107aから出力され
たパルス信号を受けたか否かを判別する〔ステップS7
0〕。もし、パルス信号を受けていないときは、何もせ
ずにステップS80に進む。この場合には、カウンタ1
07cのカウント値Mは保持されたままになる。一方、
パルス信号を受けたときは(ステップS70のYE
S)、CPU110から停止信号を受けたか否かを判別
する〔ステップS72〕。もし、停止信号を受けたとき
は(YES)、ステップS80に進む。この場合もカウ
ンタ107cのカウント値Mは保持されたままになる。
一方、停止信号を受けていないときは(NO)、カウン
ト値Mをカウントアップする〔ステップS74〕。具体
的には、M=M+1の演算を行う。そして、カウント値
Mが終了値Mmax に達したか否かを判別する〔ステップ
S76〕。具体的には、M≧Mmax を満たすか否かで判
別する。もし、カウント値Mが終了値Mmax に達したな
らば(YES)、そのカウント値Mを開始値Mminで初
期化する〔ステップS78〕。具体的には、M=Mmin
の代入を行う。この開始値Mmin は、予めCPU110
から直接カウンタ107cに設定しておく。なお、必要
に応じて適時に開始値Mmin の値を変更してもよい。一
方、カウント値Mが終了値Mmax に達していないときは
(ステップS76のNO)、何もせずに次のステップS
80に進む。
【0058】次に、比較器107dからクリア信号を受
けたか否かを判別する〔ステップS80〕。もし、クリ
ア信号を受けていないときはステップS84に進む。こ
の場合もカウンタ107cのカウント値Mは保持された
ままになる。一方、クリア信号を受けたときは(YE
S)、ステップS78と同様にカウンタ107cのカウ
ント値Mを開始値Mmin で初期化する〔ステップS8
2〕。そして、CPU110から読出信号を受けたか否
かを判別する〔ステップS84〕。もし、読出信号を受
けていないときはステップS70に戻る。一方、読出信
号を受けたときは(YES)、バス118を介してCP
U110にカウント値Mを送った後〔ステップS8
6〕、ステップS70に戻る。この処理内容によって、
通常はステップS74によってカウント値Mがカウント
アップされ、CPU110はカウンタ107cに読出信
号を出力してカウント値Mを取得することができる。ま
た、カウントアップを停止してカウント値Mを保持する
場合には、カウンタ107cに停止信号を出力すればよ
い。さらに、カウンタ107cに開始値Mmin を、設定
レジスタ107eに終了値Mmax をそれぞれ設定し変更
することもできる。そのため、適時に開始値Mmin およ
び/または終了値Mmax を変更することができる。
【0059】そして、メイン制御部100においては、
図23に示すメイン処理が実行される。このメイン処理
が図3に示すメイン処理と異なる点は以下の通りであ
る。まず、図3のステップS14に相当する処理はカウ
ンタブロック106が行うため、不要となる。また、図
23においてステップS20を実行した後、カウンタブ
ロック106内のカウンタ107cのカウント値Mを取
得し〔ステップS21〕、そのカウント値Mで大当たり
値Hitを変更する〔ステップS22a〕。図23に示す
メイン処理を実行すると、大当たり値Hitは例えば図6
において太線で示す変化パターンP12と同様の変化を
する。このとき当たり間隔はカウント値Mによって異な
るため、従来のカウント周期とは必ずしも一致しない。
【0060】上記実施の形態8によれば、発振器101
(発振器)から出力されるパルス信号を受けて、カウン
タ111(カウンタ)のカウント値C(カウント値)を
開始値Cmin (開始値)から終了値Cmax (終了値)に
達するまで規則的に変化させている(図3参照)。ま
た、発振器101よりも高速に動作する発振器107a
(他の発振器)から出力されるパルス信号を受けて、カ
ウンタ107c(他のカウンタ)のカウント値M(他の
カウント値)を開始値Mmin (他の開始値)から終了値
Mmax (他の終了値)に達するまで変化させている(図
22参照)。そして、所定のタイミングで、カウンタ1
07cのカウント値Mに従ってカウンタ111のカウン
ト値Cを変更している(図23に示すステップS22
a)。特別図柄表示器42に大当たり図柄が表示される
と(所定の遊技条件成立)、大入賞口20の蓋20aを
開くことによりパチンコ機10の遊技状態を切り換え
る。ここで、発振器107aは図21に示す自励発振回
路によって構成したので、パルス信号PL間の間隔はそ
れほど高い精度は得られず不均一になる。この傾向は精
度の悪い発振器107aを用いるほど顕著になる。ま
た、カウンタ107cを初期化する周期もまた不均一と
なる。そのため、図23に示すステップS21を実行し
て取得されるカウント値Mもまた不均一となる。さらに
は当たり間隔も不均一となるので、従来のカウント周期
に合わせてパチンコ球を発射して第1種始動口18に入
賞させるタイミング等のタイミングを図っても、カウン
ト値Cを大当たり値Hitと一致させて「大当たり」にす
るのは困難である。すなわち、不正をしようとする遊技
者が意図するような遊技状態には切り換わらない。ま
た、カウント値Cが終了値Cmax に達するごと(所定の
タイミング)に大当たり値Hitが変化してゆくので、当
たり間隔も変化する。こうした変化がいつ、どれだけ変
化するのかは遊技者には分からない。したがって、不正
遊技を防止することができる。
【0061】なお、以下に示すように応用してもよい。
これらの場合は、いずれも不正遊技を防止することがで
きる。 (b1)カウンタ107cは、図20に示す発振器10
7aに代えて、図2に示す発振器101から出力される
パルス信号を受けるようにしてもよい(図19および図
20では二点鎖線で示す)。この場合、発振器101と
発振器107aとの発振周波数は同一であってもよい
し、異なっていてもよい。ただし、発振器107aが発
振器101よりも高い周波数であるほうが望ましい。こ
うすると、当たり間隔を大幅に変えることができる。ま
た、発振器101の構成を図21に示す3態様のいずれ
かとしてもよい。この場合には、パルス信号が不規則に
変化しやすくなる。そのため、上述した実施の形態1か
ら実施の形態7までの各形態において、当たり間隔も不
規則になりやすくなる。こうして、当たり間隔を不規則
に変えることができる。 (b2)図20に示す発振器107a(発振器101)
とカウンタ107cとの間には、発振器107a(発振
器101)から出力されたパルス信号を分周して出力す
る分周器107bを設けてもよい。この分周器107b
は、CPU110(あるいは枠制御部200やホールコ
ンピュータ300等)からバス118を通じて設定され
た分周値に基づいてパルス信号の分周を行う。分周値を
適当な時期に変更すると、当たり間隔も変わる。 (b3)設定レジスタ107eに設定する設定値は、パ
チンコ機10相互間で異なる値に設定するのがより望ま
しい。例えば、CPU110の内部に記録されているI
D番号や製造番号等のようなデータに基づいて、上記設
定値を特定する。こうすることによって、カウンタ10
7cを初期化する周期(すなわち、当たり間隔や当たり
間隔)をパチンコ機10ごとに異ならせることができ
る。そのため体感器等の不正手段によって、あるパチン
コ機でカウント周期が分かったとしても、他のパチンコ
機のカウント周期は異なるためにタイミングを合わせる
ことができない。したがって、他のパチンコ機では「当
たり」になる可能性が極めて低く、不正遊技を最小限に
抑えることができる。 (b4)図21(A)や図21(B)に示す抵抗R1
0,R12やコンデンサC10,C12,C14は、精
度の低いものを用いるのが望ましい。また、抵抗R1
0,R12にはカーボン抵抗器や金属被膜抵抗器が用い
られる。これらの種類の抵抗器に代えて、周囲温度に応
じて抵抗値が変化しやすいサーミスタを用いてもよい。
また、コンデンサC10,C12,C14には、可変容
量コンデンサを用いてもよい。こうすると、出力するパ
ルス信号PLの周期をより不規則にしやすくなる。その
ため、当たり間隔や当たり間隔がさらに不規則になる。
したがって、不正遊技を行おうとする遊技者のタイミン
グを大きく外すことができるので、不正遊技を防止する
ことができる。
【0062】〔他の実施の形態〕上述した遊技機の制御
装置において、他の部分の構造,形状,大きさ,材質,
個数,配置および動作条件等については、上記実施の形
態に限定されるものでない。例えば、上記実施の形態を
応用した次の各形態を実施することもできる。
【0063】(1)実施の形態6では所定または不定の
タイミングで変化値Xを変更した。この変化値Xを関数
に基づいて所定のタイミング(例えばインターバルΔt
ごと)で変更するようにしてもよい。例えば、関数fを
次式のように定義する。
【数1】f=AeBx+C (eは自然対数、A,B,C
は定数、xは変数である) このとき、変数xとして与えるのは、カウント値Cであ
る。その他、関数fは、多元多項式で表してもよい。こ
うした関数fに基づいて変化値Xを変更させると、例え
ば図24に示す変化パターンP40,44のようにな
る。この例では、時刻t0から時刻ta2までの1回目
の周期では変化パターンP40で、時刻ta2から時刻
ta6までの2回目の周期では変化パターンP44のよ
うに、異なる関数fに基づいて変化させている。また、
大当たり値Hitは例えば太線で示す変化パターンP42
のように変化するので、カウント値Cが大当たり値Hit
と一致するのは時刻ta0,時刻ta4等である。こう
して当たり間隔が変化するので、不正遊技を防止するこ
とができる。なお、同じ関数fに基づいて変化値Xを変
更してもよい。また、データテーブルTB2,TB4等
における対応関係を、上記関数fで求められる関係とし
てもよい。こうすれば毎回演算をする必要がなくなり、
処理速度が向上する。
【0064】(2)上記の各実施の形態では、カウント
値Cを開始値Cmin と終了値Cmaxとの範囲内(すなわ
ち、Cmin ≦C≦Cmax )で変化させた。この態様に限
らず、開始値Cmin と終了値Cmax との範囲を超えて変
化させてもよい。具体的には、上記関数fを適切に定め
ることによって実現できる。その一例を図25に変化パ
ターンP46で示す。この例では、時刻tb2から時刻
tb4までの間に、カウント値Cが終了値Cmax よりも
上回っている。また、大当たり値Hitは例えば太線で示
す変化パターンP48のように変化するので、カウント
値Cが大当たり値Hitと一致するのは時刻tb0,時刻
tb8等である。この場合も当たり間隔も変化するの
で、不正遊技を防止することができる。
【0065】(3)上記実施の形態5では、特定条件が
成立するときにカウント値Cをカウント値Nに基づいて
増減し、そのカウント値Cが終了値Cmax に達する時期
を制限していない(図14参照)。この形態に代えて、
カウント値Cが終了値Cmaxに達する時期を一定周期に
制限してもよい。その一例を図26に変化パターンP5
0,54で示す。この例では、時刻tc0,tc2,t
c4,tc6,tc8,tcaにおいてそれぞれカウン
ト値Cが大幅に減っており、時刻t0から時刻tc4ま
での期間に相当するカウント周期でカウント値Cが開始
値Cmin で初期化されている。この場合には、一定周期
の間にカウント値Cが大当たり値Hitと一致する回数が
変化するとともに、ある当たりから次の当たりになるま
での期間が変化する。その結果、所定または不定のタイ
ミングで大当たり値Hit(当たり値)の数を変化させる
ことになる。そのため、従来のカウント周期に合わせて
パチンコ球を発射し、第1種始動口18に入賞させるタ
イミング等のタイミングを図っても、カウント値Cを大
当たり値Hitと一致させて「大当たり」にするのは困難
である。したがって、不正遊技を防止することができ
る。
【0066】(4)上記の各実施の形態では、請求項の
記載における「当たり値」をいずれも大当たり値Hitと
した。すなわち、パチンコ球が所定領域(第1種始動口
18等)を入賞または通過したときにカウント値Cが大
当たり値Hitするか否かによって、特別図柄表示器42
に表示される特別図柄を変動し、停止させる態様につい
て適用した。この態様に加えて(あるいは代えて)、
「当たり値」を通常の当たり、すなわちパチンコ球が所
定領域(第1種始動口18等)を入賞または通過したと
きにカウント値Cが大当たり値Hitするか否かによっ
て、普通図柄表示器40に表示される普通図柄を変動
し、停止させる態様について適用してもよい。この場合
であっても、各実施の形態と同様に、パチンコ機10の
不正遊技を防止することができる。 (5)上記実施の形態1では、図2においてカウンタ1
11,111aをCPU110内にいずれも設けた。こ
の形態に代えて、カウンタ111,111aのうちいず
れか少なくとも一つのカウンタを記録・更新可能な記録
媒体に格納してもよい。記録媒体としては、RAM10
4(図2では二点鎖線で示す)や、枠制御部200、ホ
ールコンピュータ300、カード類(プリペイドカー
ド,ICカード,紙カード等)、あるいは文字や記号等
を印刷した印刷物等がある。この記録媒体に記録する態
様は、分周値や関数f等についても適用できる。
【0067】(6)上記の各実施の形態では、フリーカ
ウンタ105のカウント値N等に基づいて大当たり値H
itを変化させている(例えば図3に示すステップS2
2)。このカウント値N等に代えて、枠制御部200や
ホールコンピュータ300等から通信回線を介してパチ
ンコ機10に送られた値に基づいて大当たり値Hitを変
化させるようにしてもよい。 (7)上記の各実施の形態では、図22に示す処理を除
いて本発明をソフトウェアで実現したが、ハードウェア
で実現してもよい。例えば、ハードウェアロジック回
路、ゲートアレイ、ECL回路、TTL回路等がある。
さらには、ファームウェアにおけるマイクロプログラム
によっても実現することができる。 (8)上記の各実施の形態では、所定の遊技条件の成立
を、パチンコ球が第1種始動口18(所定の領域)に入
賞したとき、あるいは特別図柄表示器42に大当たり図
柄が表示されたときとした。この態様に代えてあるいは
加えて、他の態様としてもよい。他の態様としては、パ
チンコ球がゲートを通過するときや、普通図柄表示器4
0や特別図柄表示器42に予め定められた特別の図柄が
表示されたとき等がある。こうした態様は一定の場合に
限らず、パチンコ機10の種類やパチンコ遊技状態、あ
るいは日時等によって変えてもよい。なお、こうした変
更は開始値,終了値,当たり値の数等に適用してもよ
い。
【0068】(9)上記の各実施の形態では、本発明を
パチンコ機10に適用した。これに限らず、図柄が表示
可能な図柄表示部(普通図柄表示器40および/または
特別図柄表示器42)を備えており、その図柄表示部に
おいて図柄を変動した後に停止して表示された図柄が所
定図柄と一致すると、当たりとして遊技者に特別の利益
を提供する他の遊技機にも同様に適用することができ
る。他の遊技機としては、例えばアレンジボール機,ス
ロットマシン機,テレビゲーム機等がある。 (10)上記の各実施の形態では、本発明を1つの大当
たり値Hitについて適用した。これに限らず、複数個の
大当たり値Hitについても同様に適用することができ
る。この場合でも、大当たり値Hitの値を変更する前に
「当たり」となったときから、その値を変更した後に
「当たり」となったときまでの当たり間隔を変えること
ができる。そのため、従来のカウント周期に合わせてパ
チンコ球を発射し、第1種始動口18に入賞させるタイ
ミング等のタイミングを図っても、カウント値Cを大当
たり値Hitと一致させて「大当たり」にするのは困難で
ある。また、上記当たり間隔の変化がいつ、どれだけ変
化するのかは遊技者には分からない。したがって、不正
遊技を防止することができる。
【0069】
【他の発明の態様】以上、本発明の実施の形態について
説明したが、この実施の形態には特許請求の範囲に記載
した発明の態様のみならず他の発明の態様を有するもの
である。この発明の態様を以下に列挙するとともに、必
要に応じて関連説明を行う。
【0070】〔態様1〕 請求項1〜請求項4に記載の
遊技機の制御装置において、そのカウント値が開始値か
ら終了値に達するまでの変化に要する期間の長さを少な
くとも1回異ならせる遊技機の制御装置。 〔態様1の関連説明〕 本態様によれば、カウンタのカ
ウント値が開始値から終了値に達するまでの変化に要す
る期間(以下「遷移期間」と呼ぶ。)の長さを、少なく
とも1回異ならせる。こうすると「当たり」になる間隔
がより多様に変化するので、不正遊技を防止することが
できる。
【0071】〔態様2〕 請求項1〜請求項4に記載の
遊技機の制御装置において、カウンタのカウント値を開
始値から終了値に達するまで不規則に変化させる遊技機
の制御装置。 〔態様2の関連説明〕 本態様によれば、カウンタのカ
ウント値を不規則に変化させると、当たり間隔も変化す
るので、不正遊技を防止することができる。
【0072】〔態様3〕 請求項1〜請求項4に記載の
遊技機の制御装置において、カウンタのカウント値を開
始値から終了値に達するまで規則的に変化させ、所定ま
たは不定のタイミングに達すると、そのカウント値を規
則的な変化とは異なる変化をさせる遊技機の制御装置。 〔態様3の関連説明〕 本態様によれば、規則的に変化
しているカウンタのカウント値を、所定または不定のタ
イミングで規則的な変化とは異なる変化をさせると、遷
移期間の長さも伸び縮みする。こうすると当たり間隔が
変化するので、不正遊技を防止することができる。
【0073】〔態様4〕 請求項1〜請求項4に記載の
遊技機の制御装置において、カウンタのカウント値を開
始値から終了値に達するまで規則的に変化させ、所定ま
たは不定のタイミングに達すると、そのカウント値を所
定または不定の期間だけ保持する遊技機の制御装置。 〔態様4の関連説明〕 本態様によれば、規則的に変化
しているカウンタのカウント値を、所定または不定のタ
イミングで所定または不定の期間だけ保持すると、遷移
期間の長さも伸び縮みする。こうすると当たり間隔が変
化するので、不正遊技を防止することができる。
【0074】〔態様5〕 請求項1〜請求項4に記載の
遊技機の制御装置において、カウンタのカウント値を開
始値から終了値に達するまで規則的に変化させ、所定ま
たは不定のタイミングに達すると、そのカウント値を所
定または不定の期間だけ変化方向を変えて変化させる遊
技機の制御装置。 〔態様5の関連説明〕 本態様によれば、規則的に変化
しているカウンタのカウント値を、所定または不定のタ
イミングで所定または不定の期間だけ変化方向を変えて
変化させると、遷移期間の長さも伸び縮みする。こうす
ると当たり間隔が変化するので、不正遊技を防止するこ
とができる。
【0075】〔態様6〕 請求項1〜請求項4に記載の
遊技機の制御装置において、カウンタのカウント値を開
始値から終了値に達するまで変化させ、所定または不定
のタイミングに達すると、その開始値および/または終
了値を変化させる遊技機の制御装置。 〔態様6の関連説明〕 本態様によれば、開始値から終
了値までの範囲内で規則的に変化しているカウンタのカ
ウント値を、所定または不定のタイミングで開始値およ
び/または終了値を変化させると、遷移期間の長さも伸
び縮みする。こうすると当たり間隔が変化するので、不
正遊技を防止することができる。
【0076】〔態様7〕 請求項1〜請求項4に記載の
遊技機の制御装置において、変化値に基づいてカウンタ
のカウント値を開始値から終了値に達するまで規則的に
変化させ、所定または不定のタイミングに達すると、そ
の変化値を変更してそのカウント値を変化させる遊技機
の制御装置。 〔態様7の関連説明〕 本態様によれば、変化値に基づ
いて規則的に変化しているカウンタのカウント値を、所
定または不定のタイミングでその変化値を変えると、遷
移期間の長さも伸び縮みする。こうすると当たり間隔が
変化するので、不正遊技を防止することができる。
【0077】〔態様8〕 請求項1〜請求項4に記載の
遊技機の制御装置において、発振器から出力される信号
を受けて、カウンタのカウント値を開始値から終了値に
達するまで規則的に変化させ、その発振器よりも高速に
動作する他の発振器から出力される信号を受けて、他の
カウンタの他のカウント値を他の開始値から他の終了値
に達するまで変化させ、所定または不定のタイミングに
達すると、その他のカウント値に基づいてカウント値を
変更する遊技機の制御装置。 〔態様8の関連説明〕 本態様によれば、カウンタのカ
ウント値を、所定または不定のタイミングで他のカウン
タの他のカウント値に変更すると、カウンタにおける遷
移期間の長さも伸び縮みする。こうすると当たり間隔が
変化するので、不正遊技を防止することができる。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、体感器等の不正手段に
よる遊技機の不正遊技を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機(遊技機)の外観を示す正面図であ
る。
【図2】第1の制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】第1のメイン処理を示すフローチャートであ
る。
【図4】大当たり判別処理を示すフローチャートであ
る。
【図5】第1のカウント処理(カウント処理Pa)を示
すフローチャートである。
【図6】カウント値と大当たり値との経時的な変化を示
すタイムチャートである。
【図7】第2のメイン処理を示すフローチャートであ
る。
【図8】カウント値と大当たり値との経時的な変化を示
すタイムチャートである。
【図9】第3のメイン処理を示すフローチャートであ
る。
【図10】カウント値と大当たり値との経時的な変化を
示すタイムチャートである。
【図11】第4のメイン処理を示すフローチャートであ
る。
【図12】カウント値と大当たり値との経時的な変化を
示すタイムチャートである。
【図13】第5のメイン処理を示すフローチャートであ
る。
【図14】カウント値と大当たり値との経時的な変化を
示すタイムチャートである。
【図15】第6のメイン処理を示すフローチャートであ
る。
【図16】カウント値と大当たり値との経時的な変化を
示すタイムチャートである。
【図17】第7のメイン処理を示すフローチャートであ
る。
【図18】カウント値と大当たり値との経時的な変化を
示すタイムチャートである。
【図19】第2の制御部の構成を示すブロック図であ
る。
【図20】カウンタブロックの構成を示す図である。
【図21】発振器の構成を示す図であって、(A)には
水晶振動子を用いた場合を、(B)には抵抗やコンデン
サ等を用いた場合を、(C)にはインバータを用いた場
合をそれぞれ示す。
【図22】第2のカウント処理(カウント処理Pb)を
示すフローチャートである。
【図23】第8のメイン処理を示すフローチャートであ
る。
【図24】カウント値と大当たり値との経時的な変化を
示すタイムチャートである。
【図25】カウント値と大当たり値との経時的な変化を
示すタイムチャートである。
【図26】カウント値と大当たり値との経時的な変化を
示すタイムチャートである。
【符号の説明】
10 パチンコ機(遊技機) 18 第1種始動口 34 始動口センサ 38 ゲートセンサ 100 メイン制御部 101,107a 発振器 102 ROM 104 RAM 105 フリーカウンタ 106 カウンタブロック(カウンタ) 110 CPU 111 カウンタ 200 枠制御部 300 ホールコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥本 博己 愛知県西春日井郡西春町大字沖村字西ノ川 1番地 株式会社大一商会内 (72)発明者 土川 晃司 愛知県西春日井郡西春町大字沖村字西ノ川 1番地 株式会社大一商会内 (72)発明者 倉本 和明 愛知県西春日井郡西春町大字沖村字西ノ川 1番地 株式会社大一商会内 (72)発明者 川上 洋二 愛知県西春日井郡西春町大字沖村字西ノ川 1番地 株式会社大一商会内 (72)発明者 浜口 琢哉 愛知県西春日井郡西春町大字沖村字西ノ川 1番地 株式会社大一商会内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振器から出力される信号を受けて、カ
    ウンタのカウント値を開始値から終了値に達するまで変
    化させ、 所定または不定のタイミングに達すると、当たり値を変
    化させ、 所定の遊技条件下でカウント値が当たり値と一致する
    と、遊技機の遊技状態を切り換える遊技機の制御装置。
  2. 【請求項2】 発振器から出力される信号を受けて、カ
    ウンタのカウント値を開始値から終了値に達するまで変
    化させ、 所定または不定のタイミングに達すると、当たり値の数
    を変化させ、 所定の遊技条件下でカウント値が当たり値と一致する
    と、遊技機の遊技状態を切り換える遊技機の制御装置。
  3. 【請求項3】 発振器から出力される信号を受けて、カ
    ウンタのカウント値を開始値から終了値に達するまで変
    化させ、 そのカウント値が当たり値になってから次回の前記当た
    り値になるまでの期間の長さを少なくとも1回異なら
    せ、 所定の遊技条件下でカウント値が当たり値と一致する
    と、遊技機の遊技状態を切り換える遊技機の制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3に記載の遊技機の制
    御装置において、 その発振器は信号を不規則に出力する遊技機の制御装
    置。
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