JPH11206789A - 歯牙歯周予防装置 - Google Patents

歯牙歯周予防装置

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JPH11206789A
JPH11206789A JP26396898A JP26396898A JPH11206789A JP H11206789 A JPH11206789 A JP H11206789A JP 26396898 A JP26396898 A JP 26396898A JP 26396898 A JP26396898 A JP 26396898A JP H11206789 A JPH11206789 A JP H11206789A
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JP
Japan
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cleaning
cleaning element
floss
drug
teeth
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JP26396898A
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Yuusuke Nonomura
友佑 野々村
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C15/00Devices for cleaning between the teeth
    • A61C15/04Dental floss; Floss holders
    • A61C15/046Flossing tools

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  • Dentistry (AREA)
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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯牙の主に歯間を清掃、予防する。 【解決手段】 清掃子を保持する清掃子保持手段を、動
かし歯牙、特に歯間を清掃する。また、清掃子としての
フロスに中空糸フィルターなどの薬剤供給可能清掃子を
使用し、その内部へFイオン、Caイオン、PO4イオ
ンなどの歯質予防イオンを、イオン供給手段より局所に
供給し、主に歯間部を清掃、予防する。また、齲蝕原生
抑制または歯質改善のための電磁波を清掃子または、そ
の周辺より照射し齲蝕予防を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯牙の主に歯間部
を清掃、研磨することを特徴とする装置、方法。
【0002】
【従来の技術】3角錐様チップを直線的に動かして、そ
のチップを歯間に挿入し清掃する歯間清掃装置等があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の歯間清掃装置に
おける歯間清掃では、歯間に挿入するチップが大きいの
で、痛いなどの不快状態、研磨したい部分以外への刺
激、歯牙の摩耗が心配、という不具合があった。また積
極的な予防効果は、なかった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、清掃子が小さく、研磨、清掃部分
のみの作用が可能で、歯牙の摩耗が少ない、歯牙歯周予
防装置の提供にある。また、局所への薬剤の供給や電磁
波の照射などにより積極的な予防効果の提供も可能とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の歯牙歯周予防装
置は、次の技術的手段を採用した。 〔請求項1の手段〕請求項1の歯牙歯周予防装置は、少
なくともフロスなどの清掃子を保持する清掃子保持手段
を備え、清掃子を駆動する清掃子駆動手段、各種薬剤を
供給する薬剤供給手段、電磁波を照射する電磁波照射手
段のいずれかひとつまたは、その組み合わせを有する事
を特徴とする。
【0006】〔請求項2の手段〕請求項2における薬剤
は、請求項1における薬剤として少なくともその一成分
としてフッ素イオン、カルシュウムイオン、リンイオ
ン、Ca3(PO4)2、ハイドロキシアパタイト、炭
酸バッファー、りん酸バッファー、シクロデキストリ
ン、ポリフェノールなどのいずれか一つまたは、そのい
ずれかの組み合わせを一成分として有する薬剤にてなる
歯牙歯周組織予防薬剤。
【0007】
【発明の作用および発明の効果】〔請求項1の作用およ
び効果〕歯牙歯周予防装置は、少なくともフロスなどの
清掃子を保持する清掃子保持手段を備え、清掃子を駆動
する清掃子駆動手段、各種薬剤を供給する薬剤供給手
段、電磁波を照射する電磁波照射手段のいずれかひとつ
または、その組み合わせを有する事を特徴とするので、
【0008】少なくとも駆動手段を採用した場合は、清
掃子を片側駆動する三角錘チップなどを使用した電動歯
間清掃装置より、歯周組織への侵襲が非常に少なく、ま
た手動フロスでは、得られない微細で安全、確実な動作
が得られる。これにより摩耗や知覚過敏などの副作用を
生じない清掃ができる。少なくとも薬剤供給手段を採用
した場合は、歯質または歯周組織の改善または、細菌と
くに病原性菌の活動抑制または有用菌の増殖、歯肉溝滲
出液の改善などができる。また、局所に薬剤を確実に投
与できる。もちろん薬剤の誤飲量も非常にすくない。さ
らにまた可逆的な供給手段を採用した場合は、局所の病
原性物質の吸引ができる。少なくとも電磁波照射手段を
採用した場合は、細菌とくに病原性菌の抑制または有用
菌の増殖、歯質または歯周組織の改善ができる。一例と
して齲蝕原生物質、特にグルカンの抑制ができるので、
予防効果が大きい。
【0009】以上の各手段を組み合わせた場合は、ひと
つひとつの手段を使用した場合より、より効果があが
る。一例として、薬剤として少なくとも歯牙にふくまれ
る原子レベルから物質レベルまでの各段階における成分
を採用し、電磁波照射手段から9.6μ付近の電磁波を
照射すれば、歯質改善ができるので、非常に効果的であ
る。
【0010】〔請求項2の作用および効果〕請求項2に
おける薬剤は、請求項1における薬剤として少なくとも
その一成分としてフッ素イオン、カルシュウムイオン、
リンイオン、Ca3(PO4)2、ハイドロキシアパタ
イト、炭酸バッファー、りん酸バッファー、シクロデキ
ストリン、ポリフェノールなどのいずれか一つまたは、
そのいずれかの組み合わせを一成分として有する薬剤に
てなるので、Caイオン、PO4イオン、Ca3(PO
4)2、ハイドロキシアパタイトなどを採用すれば、ほ
んの微小な摩耗を修復し清掃ができる。また薬剤塗布ま
たは清掃のための運動の有無にかかわらず薬剤供給を行
っても、歯質が強化、改質、修復され従来の摩耗という
副作用を伴った清掃器具とは一線を画する効果がある。
フッ素イオンは、歯質強化や細菌抑制に効果があり、炭
酸バッファー、りん酸バッファーなどは、歯垢細菌によ
るpH低下を抑制する。またシクロデキストリンは、グ
ルカン合成阻害やフッ素などの上記薬剤の担体として効
果を発揮する。ポリフェノールは、mutans st
reptococciなどの酵素障害をおこない齲蝕を
予防する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の歯牙歯周予防装置
を、図1〜4に示す実施例または変形例に基づき説明す
る。 〔実施例の構成〕第1実施例は、歯牙歯周予防装置とし
ての使用を提示する。 図1、図2、図3は第1実施例
群における歯牙歯周予防装置である。
【0012】ここで、図1、図2、図3において清掃子
としてのフロス1は、清掃子保持手段2、即ちここで
は、フロス保持手段2に固定または、切れ込みを設置
し、仮固定されている。この場合フロスを、この保持手
段に使用毎などに仮固定して、使用の後に廃棄すれば良
い。ここで使用した清掃子としてのフロス1は、従来の
(手動)歯間清掃用フロス(糸状のもの)を使用しても
良いし、また使用可能なら他の用途用の糸でも良く、こ
れを使用毎に設置すればよい。また、清掃子保持手段を
プラグインユニットとして駆動手段に仮固定する手法を
使用して、清掃子と清掃子保持手段とを一体として販売
しても良いし、清掃子保持手段と清掃子を別別にし販売
しても良い。
【0013】図1は、歯牙を清掃する清掃子としての糸
状のフロス1と、それを保持す清掃子保持手段2として
のフロス保持手段、フロスを動かすための駆動手段3、
支持子4、把持部5とからなる。ここでカバーを点線と
した。
【0014】そして、図1においては、その保持手段2
を駆動手段3が駆動する。ここでは、3にピエゾ素子を
使用し、片持ち梁的に動作するように一端を支持子4に
固定した。そして結果的にフロスが、左右に動作する。
この振幅は、大きくても良いが、微小(μmオーダー)
で動作させても良い。ここで、制御手段(図示しない)
により両方の駆動手段が同相にて駆動するように電力が
供給される。一例として正弦波電力を添加した。すると
清掃子(フロス)が左右に動く。これを歯牙、特に歯間
に挿入して不潔部位を清掃する。ここで各駆動手段にD
Cオフセットを制御手段より供給し、清掃子の張力を調
整しても良い。
【0015】図2は、歯牙を清掃する清掃子としての糸
状のフロス1と、それを保持すフロス保持手段、フロス
を動かすための駆動手段6、支持子4、把持部5とから
なる。ここでカバーを点線とした。
【0016】この図2においける清掃装置は、駆動源に
て積層型のピエゾを使用た例を開示する。これは、図1
より直線的にフロスが動作する。直線動作を得たい場合
有効である。
【0017】図3は、駆動手段を駆動方向により区別し
て、複数使用した例である。ここで図3のごとく、駆動
源を図3の6、7、8、9のいずれか一つまたは、その
組み合わせで使用しても良い。これらは、術者が適時最
適動作を求めて使用すれば良い。また、複数使用すれ
ば、複雑な清掃動作が得られる。さらに駆動方向を多様
にしても良いし、また、図3より単純化しても良い。こ
れらは、清掃条件により適時変更すれば良い。
【0018】これらを把持部5にて手で持ち使用する。
把持部の形状は、利用しやすいように、曲面的でも良い
など、必要に応じて製造すれば良い。
【0019】〔実施例の効果〕本実施例の歯牙歯周予防
装置、方法は、微小ストローク動作での清掃、研磨がで
き、従来では、3角錐チップなどのかなり大きなチップ
を刺入していたが、本清掃装置では、フロスを清掃チッ
プの代わりに用いるので、刺入容積をほとんど必要とし
ない。よって、歯間部においては、フロスが歯間部など
に位置して歯牙を清掃するので刺入圧を歯間乳頭などの
歯周組織に感じさせない良好な使用感が得られる。ま
た、μmオーダーの振幅を与えた場合などの小ストロー
ク動作においては、非常に小さなストロークで歯牙を確
実に清掃できるので、歯肉、歯周組織などの清掃部位以
外の組織への侵襲がほとんど無い。また、フロスを手動
で動かし清掃するものは、位置決めと、清掃の2動作を
手で行うので、位置決め、または清掃のどちらか、また
は、その両方が不良となる。これにより、位置決め不良
では、周囲組織へのダメージがあり、清掃不良では、齲
蝕リスクの増加が生じる。そして、清掃子を動作させな
がら歯間に挿入すれば、スムーズに歯間に挿入でき、手
動のフロスに見られがちなオーバーランによる歯周組織
損傷、出血がみられない良好な挿入が可能となる。
【0020】また、清掃子にフロスなどの糸様清掃子を
使用し、かつ、ある程度の遊びが清掃子にある場合、清
掃子を歯牙に当てると清掃運動が清掃子に伝達され、圧
力を開放すると清掃子に清掃のための運動が停止する。
さらにまた、過剰な圧で押し当てると、清掃子の弾性に
より清掃運動が停止する。これらの機構により確実な清
掃とともに、過剰な清掃の防止ができ、摩耗、くさび状
欠損または知覚過敏などといった副作用を生じない清掃
ができる。これらの動きや、清掃子における占有体積が
微小という特性とあいまって歯間乳頭などの歯周組織を
傷つける事も無い。
【0021】〔第2実施例〕図4は第2実施例の歯牙歯
周予防装置の一部を示す。 〔実施例の構成〕第2実施例は、薬剤供給を主眼として
の使用例を示す。図4は、歯牙歯周予防装置の一部を表
した物で、主用部以外は、省略した。
【0022】まず、フロス保持手段2の内部、外部、表
面などの、いずれか一つ、または、その組み合わせに
て、薬剤供給手段本体より供給された薬剤を供給手段の
供給路10を通して、中空糸フィルター11に供給す
る。ここで、供給手段本体は、シリンジの様な手動機器
でも良いし、コンプレッサー、ポンプなどの動力付き手
段でも良い。また、スプレー管の様な圧縮ボンベ応用管
などを使用しても良い。それらのいずれかの供給手段に
適時、術者が選択して、F,Ca、PO4イオンなど
の、いずれか一つまたは、その組み合わせである齲蝕予
防、再石灰化、研磨子を入れる。
【0023】そして、中空糸フィルターより、Fイオ
ン,Caイオン、PO4イオン、Ca3(PO4)2、
ハイドロキシアパタイト、炭酸バッファー、りん酸バッ
ファー、シクロデキストリン、ポリフェノールなどのい
ずれか一つまたは、その組み合わせである齲蝕予防、再
石灰化、清掃研磨因子が放出される。ここで媒体として
水を使用したが、ジェル状の流動体を使用しても良い。
ここで中空糸フィルターは、中央のみに使用しても良い
し全体に使用しても良い。
【0024】Caイオン、PO4イオン、Ca3(PO
4)2、ハイドロキシアパタイトなどを採用すれば、ほ
んの微小な摩耗を修復し清掃ができる。また清掃の有無
にかかわらず薬剤供給を行っても病的細菌抑制や歯質が
強化され従来の摩耗という副作用を伴った清掃器具とは
一線を画する効果がある。フッ素イオンは、歯質強化や
細菌抑制に効果があり、炭酸バッファー、りん酸バッフ
ァーなどは、歯垢細菌によるpH低下を抑制する。また
シクロデキストリンは、グルカン合成阻害やフッ素など
の上記薬剤の担体として効果を発揮する。ポリフェノー
ルは、mutans streptococciなどの
酵素障害をおこない齲蝕を予防する。
【0025】このような歯牙歯周予防装置を、清掃した
い歯面におしあてるだけで使用ができるので、位置決め
精度が良い。
【0026】ここで、薬剤、材供給手段を片側のみの例
を開示したが、両側から供給しても良いし、また供給と
吸引を行っても良い。
【0027】ここで、第2実施例では、駆動部を使用し
ない例を開示したが、第1実施例のごとく駆動部分を搭
載して、連続的、または断続的にフロスを駆動しなが
ら、薬剤を投与しても良い。また投与する薬剤に対して
供給手段側に、そのイオンと同極のDC電位をかけ、手
指または口腔粘膜に逆電位を生じる電極を装着して、イ
オン導入を行っても良い。
【0028】〔実施例の効果〕本実施例の歯牙歯周予防
装置は、第1実施例の効果と伴に、さらに歯間部などの
齲蝕リスク部位への齲蝕予防、再石灰化(微小修復)、
研磨などができる。これにより、まず、局所投与によ
る、生体内服用量の大幅な減少があるので、高濃度のF
などの齲蝕予防イオンが使用できる。また従来の綿球、
シリンジなどでのF塗布または、Ca,PO4イオン塗
布などの操作では、確実に歯間部に薬剤が浸透しないと
いう欠点があったが、本装置では、確実に歯間部に、そ
れら薬剤が浸透できる。この効果は、フロス駆動部が無
い物にも有効であるが、駆動、即ち清掃しながら供給す
る方が、さらに良い。
【0029】〔変形例〕上記の実施例では歯間部用とし
て使用したが、唇面、頬面、舌面用として用いて同様の
効果を得てもよい。
【0030】上記の実施例では、駆動源は、微細運動が
非常に容易なピエゾ素子としたが、これを電動式、空気
圧、油圧、水圧などのモーター、または、モーターとギ
アなど、どの様な駆動源にするかは、設計者、操作者の
自由で特に限定されるものではない。またフロスの動作
様式も、操作者の自由で、どのような動きにして使用し
ても良い。一例として、清掃子にフロスなどの糸様清掃
子を使用し、かつ、ある程度の遊びが清掃子にある場
合、清掃子を歯牙に当てると清掃運動が清掃子に伝達さ
れ、圧力を開放すると清掃子に清掃のための運動が停止
する。さらにまた、過剰な圧で押し当てると、清掃子の
弾性により清掃運動が停止する。これらの機構により確
実な清掃とともに、過剰な清掃の防止ができ、摩耗や知
覚過敏などの副作用を生じない清掃ができる。これらの
動きや、清掃子における占有体積が微小という特性とあ
いまって歯間乳頭などの歯周組織を傷つける事も無い。
ここで、フロスなどの清掃子の張力を、例えば図1の駆
動手段3にDCオフセットを印加する事で高張力や低張
力に調整して使用しても良い。
【0031】添加電力波形は、正弦波をはじめとして、
パルス、または任意波形など、どのような波形でも良
い。清掃部位や付着物などにより適時変化させてもよ
い。 また清掃子保持手段に圧力センサを設置して、最
適圧力で清掃したり、過剰な圧力時に清掃子を停止させ
たり、清掃子の張力制御を行うなど、さらに安全で確実
な清掃を充実させても良い。
【0032】上記の第2実施例では、フロス部分に中空
糸フィルターを使用したが、編み込みの糸を使用した
り、チューブに孔をあけるなどして同様の効果を得ても
良い。この時薬剤排出口は、中央のみにあけても良い
し、全体に均一にあけても良い。また清掃子の形も中央
を大きくしたり、逆に小さくするなど清掃部位によって
適時変化させても良い。また清掃効果が在るなら、どの
ような清掃子を使用しても良い。即ち、一例としてフロ
スの代わりに研磨子を付与した弾性のある樹脂性また
は、金属製のストリップスなどを清掃子としても良い
し、弾性の少ないか、または、ほとんど無い金属へらの
ようなものを使用しても良いなどである。また実施例、
変形例における清掃子保持手段やその外の形状、材質も
本主旨に沿えばどのようなものでも良い。
【0033】また供給手段は、分離型で外部に注入口が
存在していても良い。また清掃部のみ大きな形のフロス
を使用するなどフロスの形状も適時変更しても良いし、
その使用本数もいくつでも良いし、その材質も主旨にあ
えばどのようなものでも良い。また、薬剤供給のみの使
用でも良い。これらの場合、一例として口腔内の歯間全
ての一つ毎に、少なくとも一つの薬剤供給フロスを挿入
し一気に薬剤を局所投与するなどである。勿論、ブロッ
ク毎に使用しても良いし、1歯に使用しても良いのは言
うまでも無い。さらに、これらの場合ラバーダム防湿を
併用しても良い。
【0034】第2実施例での薬剤供給フロスを、第1実
施例での駆動手段を併用する場合、第1実施例図1、図
2などでは、駆動を同相で振幅させたが、この場合逆相
にて駆動して薬剤をしぼりだしても良いし、勿論同相に
て清掃動作として使用しても良い。
【0035】把持部や、その他の形状は、ストレートタ
イプの把持部でも良いし、バイアングルでも良いなど、
この開示例にこだわらず、どの様な形状でも良い。
【0036】薬剤供給手段と一体化または分離した部位
に、9.6μm付近(9.4μm、9.8μmなども含
む)の波長を照射する照射手段を装備しても良い。この
使用波長は、疾患別に対応するなど目的が同様であれば
他の波長を使用する。また、照射口は、どこに設けても
良いし、その導入路も本主旨にあえばどのようなもので
も良い。一例として図5に示した。ここでは薬剤供給と
は独立した経路であるファイバーなどの導波路12を、
設け電磁波射出部位13を設けた。もちろん薬剤供給手
段を採用せず電磁波照射手段のみで販売しても良い。こ
の時、射出部位13は清掃子にも電磁波を供給しても良
いし、しなくても良い。特に清掃子に電磁波誘導性を持
たせれば歯間部などの清掃により有効となる。ここで、
導波路は、ミラー様な物でも良い。ここで、この動波路
の照射端と逆の端に赤外光源(グローバー光源、CO2
レーザー光源など)が設けられており、その光源の光を
フィルターまたは、回折格子に通し、所定波長である
9.6μmなどの波長を得、それを導波路に導き照射を
行う。
【0037】そして、この電磁波の照射は、齲蝕原生物
質の抑制を初めとする齲蝕原生抑制をおこなうので、清
掃、予防効果が大きくなる。また清掃部位に確実に照射
でき、かつ清掃と相乗効果を発揮する。とくにグルカン
の抑制を行うので、グルカン除去即ち歯垢除去が非常に
容易に行える。この電磁波は9.4μm付近より9.8
μm付近の電磁波帯を照射しても良いし、また9.4μ
m、9.6μm、9.8μmなどの単波長でも良いし、
生体から採取した歯垢、細菌の吸収波長に同調させても
良い。また、Ca、PO4イオンなどを使用する時は、
上記波長の電磁波にて、歯質の改善や修復、コーティン
グが期待できる。
【0038】さらにまたpH調整剤として炭酸バッファ
ー、りん酸バッファーを使用しても良いし、逆に歯周治
療用の薬剤を使用しても良い。効果があればVイオン、
Mgイオン、Cuイオンなどの各種ミネラルまたは、ビ
タミンC,Bなどの各種ビタミン類などを使用しても良
いなど、使用する薬剤は、術者の自由で、どのような物
を使用しても良い。また研磨剤としてハイドロキシアパ
タイトを使用しても良いが、酸化アルミナや亜鉛華など
他の研磨剤を使用しても良い。これらの流径は、着色、
歯垢の粘着度により術者が適時設定すれば良い。さらに
またH2O2などの酸化剤を使用しても良い。
【0039】Caイオンは、Caイオン水、Ca3(P
O4)2、またはハイドロキシアパタイトの形で供給し
ても良い。またPO4やFなど他の薬剤も同様の効果が
あればどのような供給形態でも良い。
【0040】Ca、PO4イオンなどを使用する時は、
薬剤供給手段と一体化または分離した部位に、9.6μ
m付近の波長を照射する照射手段を装備して歯牙の修
復、改質効果を目的として使用しても良いし、9.6μ
m付近の波長を細菌、とくにmutans strep
tococciの増殖抑制などのために使用しても良
い。さらにまた殺菌のため紫外線を歯牙に照射しても良
い。
【0041】Caイオンは、Caイオン水、Ca3(P
O4)2、またはハイドロキシアパタイトの形で供給し
ても良い。またPO4やFなど他の薬剤も同様の効果が
あればどのような供給形態でも良い。一例としてNaF
やSnF2をFイオンとする場合などである。
【0042】図6のように駆動手段を清掃子よりはなし
ても良い。この形は、リニアモーターの場合など比較的
駆動手段がおおきくなるような場合に有効である。ここ
で、把持部に保持孔があり、そこに設置されたガイド1
5により運動方向を拘束され、かつ揺れを防止し動力
を、動力伝達子14にて、清掃子1に伝達する他は、他
の実施例と同様である。
【0043】また、駆動手段への電力供給は、パルス波
形、バースト波形、任意波形など、どのような波形でも
良い。また生体に調和した波形を用いても良い。一例と
してハイドロキシアパタイトの小柱方向、結晶方向、エ
ナメル葉、条、などの組織、解剖学的構造に対して平
行、直角、斜めなどの角組織構造を劣化させない方向
や、強化する方向に対してのみ動く様にするなどであ
る。このために駆動手段を多軸構成にして様々な方向、
角度に動作するように駆動手段を設けても良い。また、
清掃子に対しての圧力を感知して、トルクや速度などを
制御しても良い。一例として圧力が高くなると電力をま
し、ある一定以上の圧力になると停止して組織を保護す
るなどである。
【0044】上記実施例のシリンジを逆に作動させて陰
圧として、薬剤供給手段を吸引手段として使用しても良
い。この場合局所に貯留している膿汁などを排出するこ
とができるので、薬剤の浸透に先立って非常に薬効があ
がる。
【0045】上記実施例または変形例は単独で実施して
も良いし、また組み合わせて実施しても良い。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】歯牙歯周予防装置の一例。 片持ち梁様動作の
一例。(主にバイモルフ型のピエゾを使用する。)
【図2】歯牙歯周予防装置の一例。 直線運動型の一
例。(主に積層型のピエゾを使用する。)
【図3】歯牙歯周予防装置の一例。 様々な振幅の一
例。
【図4】歯牙歯周予防装置の一例。薬剤などにおける供
給手段の一部の一例を示す。
【図5】電磁波照射手段を備えた歯牙歯周予防装置の一
例。一部のみ図示。
【図6】駆動手段を清掃子より離れた部位にもつ一例。
【符号の説明】
1 清掃子の一例。 2 清掃子保持手段 3 駆動手段 4 支持子 5 把持部 6 駆動手段 直進型 7 駆動手段 片持ち梁様 8 駆動手段 片持ち梁様 9 駆動手段 回転型 10 供給路の一例 11 中空糸フィルターなどの薬剤供給型フロスの一例 12 電磁波の導波路の一例。 13 電磁波射出部位 14 動力伝達子 15 ガイド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯牙歯周予防装置は、少なくともフロスな
    どの清掃子を保持する清掃子保持手段を備え、清掃子を
    駆動する清掃子駆動手段、各種薬剤を供給する薬剤供給
    手段、電磁波を照射する電磁波照射手段のいずれかひと
    つまたは、その組み合わせを有する事を特徴とする歯牙
    歯周予防装置。
  2. 【請求項2】請求項1における薬剤は、少なくともその
    一成分としてフッ素イオン、カルシュウムイオン、リン
    イオン、Ca3(PO4)2、ハイドロキシアパタイ
    ト、炭酸バッファー、りん酸バッファー、シクロデキス
    トリン、ポリフェノールなどのいずれか一つまたは、そ
    のいずれかの組み合わせを一成分として有する薬剤にて
    なる歯牙歯周組織予防薬剤。
JP26396898A 1997-11-21 1998-09-01 歯牙歯周予防装置 Withdrawn JPH11206789A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100509324B1 (ko) * 2002-07-25 2005-08-24 서예숙 치간 청소구
JP2011518215A (ja) * 2008-04-21 2011-06-23 ザ ユニバーシティ オブ ダンディー 石灰化組織の再石灰化
WO2016074703A1 (de) * 2014-11-11 2016-05-19 Engineered Md - Invested Ii Ug (Haftungsbeschränkt) Vorrichtung zur reinigung von zahnzwischenräumen

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