JPH11206757A - 放射線治療計画装置 - Google Patents

放射線治療計画装置

Info

Publication number
JPH11206757A
JPH11206757A JP10019261A JP1926198A JPH11206757A JP H11206757 A JPH11206757 A JP H11206757A JP 10019261 A JP10019261 A JP 10019261A JP 1926198 A JP1926198 A JP 1926198A JP H11206757 A JPH11206757 A JP H11206757A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
cross
sectional image
radiation
irradiation area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10019261A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3329257B2 (ja
Inventor
Takeshi Shinokawa
毅 篠川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP01926198A priority Critical patent/JP3329257B2/ja
Publication of JPH11206757A publication Critical patent/JPH11206757A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3329257B2 publication Critical patent/JP3329257B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radiation-Therapy Devices (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】放射線治療計画での放射線照射区域の決定を容
易かつ的確に行えるようにする。 【解決手段】この発明の放射線治療計画装置は、アイソ
センタACを含み放射線方向RCと垂直な患者断面につ
いての基準傾斜断面像の他に、基準傾斜断面像から像間
距離d1,d2だけ離れた前側傾斜断面像と後側傾斜断
面像を作成し、前側傾斜断面像と後側傾斜断面像の倍率
を予め調整した上で、モニタ画面に3つの傾斜断面像を
重畳表示するとともに、基準傾斜断面像に対応する照射
区域マークを表示する構成であるので、一つの画面の上
で全傾斜断面像の状況が把握できる上に、一つの照射区
域マークで全傾斜断面像の放射線照射区域の調整ができ
る結果、放射線照射区域を容易かつ的確に決定すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、放射線治療の際
の被検体における放射線照射区域を予め決定するときに
用いられる放射線治療計画装置に係り、特に放射線照射
区域を的確に決定できるようにするための技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、図10に示すように、例えばライ
ナックと呼ばれる放射線照射装置70を用い、患者Mの
体内の患部(悪性腫瘍等)に放射線(例えば高エネルギ
ーX線)を体外から照射して治療する放射線治療が行わ
れている。図10の放射線照射装置70の場合、放射線
照射方向が常にガントリ71の中心に位置するアイソセ
ンタACに向くようにしてアイソセンタACの周りを放
射線源72が、矢印RA,RBで示すように360°回
転できるようにしてガントリ71に配設されているとと
もに、患者Mを載置して移動し患者Mの患部を放射線照
射位置へセットする天板73もガントリ71の正面に配
設されている。
【0003】なお、アイソセンタACは、図11に示す
ように、放射線源72の回転軸ROと放射線源72の焦
点72aから回転軸ROへ降ろした垂線RM,RNとの
交点であり、天板73の方もアイソセンタACを通る回
転軸を中心に水平面内で回転可能となっている。また、
放射線源72から出る放射線は、放射線源72から離れ
るに従って広がり、コーン状に放出されるのであるが、
放射線源72の前に取り付けられたコリメータ74の開
度を変えることにより放射線の照射区域(広がりの程
度)が調整できる構成となっている。
【0004】一方、放射線治療の場合、放射線照射装置
70による放射線照射を実施するのに先立って、先ず治
療計画の立案が行われて患者Mの患部の状況に見合った
放射線照射区域を予め決定し、実際の放射線治療を実施
する時に決定した放射線照射区域に合うようコリメータ
74の開度をセットしておいて、患部に放射線を照射す
るという治療プロセスになっている。つまり、非患部に
放射線が当たると正常な組織が損なわれるし、反対に患
部の一部に放射線が当たらなければ期待した照射効果が
得られないので、放射線が患部に過不足なく当たるよう
に放射線照射区域を予め決定する必要があるのである。
この治療計画における放射線照射区域の決定は、以下に
述べるように、放射線照射装置70とは別の放射線治療
計画装置を使って行われる。
【0005】治療計画を行う場合、先ず、患者Mの患部
を含む部位について、図12に示すように、患者Mの体
軸Maに沿って等間隔で並ぶ各スライス面Pに対して順
次ファンビームを照射しながらX線コンピュータ断層撮
影を実行してX線CT画像データを得る。そして、放射
線治療計画装置の画像表示モニタの画面に、X線CT画
像データ等に基づくX線CTスライス画像あるいは立体
画像を映し出し、治療プランナー(計画者)が、画像上
で患者Mにおける放射線照射を行う際にアイソセンタA
Cとなる点の位置を設定するとともに、放射線照射方向
を設定する。
【0006】アイソセンタACとなる点の位置および放
射線照射方向を設定すると、放射線治療計画装置は、放
射線照射装置のアイソセンタACを含み放射線照射方向
に対しほぼ垂直となる患者断面(被検体断面)のX線C
T画像をX線CT画像データに基づき基準傾斜断面像と
して作成するとともに、図13に示すように、作成され
た基準傾斜断面像を放射線照射区域を示す照射区域マー
ク77と一緒に画像モニタ76の画面に表示する。患者
Mの真上又は真下から放射線が照射される場合は、基準
傾斜断面像はスライス面Pに対し垂直となる患者断面の
X線CT画像であり、患者Mの斜め上ないし斜め下から
放射線が照射される場合はスライス面Pに対し傾斜した
患者断面のX線CT画像となる。
【0007】一方、放射線治療計画装置では、マウス
(図示省略)等の入力操作機器により照射区域マーク7
7が示す放射線照射区域の範囲を調整することができる
よう構成されており、治療プランナーは、画像モニタ7
6の画面を見ながら、図14に示すように、照射区域マ
ーク77が丁度、患部断面像78を囲むように照射区域
マーク77の範囲を調整する。そして、実際の放射線治
療の段階では、図14に示す調整済の照射区域マーク7
7の位置データに従って、放射線源72のコリメータ7
4の開度がセットされ、患部のところだけに放射線が過
不足なく当てられることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
放射線治療計画装置の場合、次のような問題がある。図
15に示すように、患部断面像78が基準傾斜断面像の
位置で最大の広がりとなる場合は放射線照射区域は確か
に的確なものとなる。しかし、患部が、図15の中に一
点鎖線で示すように、基準傾斜断面像の下方で広がりを
持っていたり、あるいは、二点鎖線で示すように、基準
傾斜断面像の上方で広がりを持つ場合には、予め決定し
た放射線照射区域の通りに放射線を照射したのでは、図
15の斜線領域には放射線が当たらず、期待した照射効
果が得られない。勿論、最初のアイソセンタACとなる
点の位置や放射線照射方向の設定の際、患部の状況をよ
く見て、基準傾斜断面像における患部断面像78が最も
大きくなるように努めるのではあるが、このような設定
作業は煩雑である。
【0009】この発明は、上記の事情に鑑み、放射線照
射区域を容易かつ的確に決定することができる放射線治
療計画装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
め、この発明に係る放射線治療計画装置は、放射線治療
の際の被検体における放射線照射区域を予め決定すると
きに用いられる装置であって、放射線照射装置のアイソ
センタを含み放射線照射方向に対しほぼ垂直となる被検
体断面の断層像である基準傾斜断面像と、この基準傾斜
断面像における放射線照射区域を示す照射区域マークと
を一緒に表示する画像表示手段を備え、前記照射区域マ
ークが示す放射線照射区域の範囲を調整することができ
るよう構成されている放射線治療計画装置において、基
準傾斜断面像の被検体断面に対しほぼ平行であって放射
線照射方向から見て前側に位置する被検体断面の断層像
である前側傾斜断面像と、基準傾斜断面像の被検体断面
に対しほぼ平行であって放射線照射方向から見て後側に
位置する被検体断面の断層像である後側傾斜断面像と
が、それぞれの放射線照射区域を示す照射区域マークと
一緒に表示されるよう構成されているとともに、前側傾
斜断面像用の照射区域マークおよび後側傾斜断面像用の
照射区域マークが示す放射線照射区域の範囲も調整する
ことができるよう構成されている。
【0011】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の放射線治療計画装置において、基準傾斜断面像用の照
射区域マークが前側傾斜断面像の放射線照射区域を示す
ように前側傾斜断面像の拡大を行い、基準傾斜断面像用
の照射区域マークが後側傾斜断面像の放射線照射区域を
示すように後側傾斜断面像の縮小を行う画像倍率調整手
段を備えるとともに、拡大された前側傾斜断面像と、縮
小された後側傾斜断面像と、基準傾斜断面像とを、基準
傾斜断面像用の照射区域マークと共に重ね合わせる画像
重畳手段を備えていて、画像表示手段の画面において前
記3つの傾斜断面像の放射線照射区域が一つの照射区域
マークで示される構成となっている。
【0012】〔作用〕次に、この発明に係る放射線治療
計画装置により治療計画において放射線照射区域を決定
する際の作用について説明する。この発明の放射線治療
計画装置により、放射線照射区域を決定する場合、画像
表示手段には、放射線照射装置のアイソセンタを含み放
射線照射方向に対しほぼ垂直となる被検体断面の断層像
である基準傾斜断面像の他に、基準傾斜断面像の被検体
断面に対しほぼ平行で放射線照射方向から見て前側に位
置する被検体断面の断層像である前側傾斜断面像と、基
準傾斜断面像の被検体断面に対しほぼ平行で放射線照射
方向から見て後側に位置する被検体断面の断層像である
後側傾斜断面像の3つの断面像が、放射線照射区域を示
す照射区域マークと一緒に表示されるので、治療プラン
ナーは、3つの傾斜断面像に現れる放射線照射必要領域
が全て過不足なく含まれるように、照射区域マークを調
整することにより、放射線照射区域を決定する。
【0013】すなわち、この発明の放射線治療計画装置
の場合、基準傾斜断面像の他に、前側傾斜断面像および
後側傾斜断面像を観察することによって、治療プランナ
ーは放射線照射方向と一致する厚み方向での被検体の患
部の広がり状況を十分に把握した上で照射区域マークの
調整を行うことになるので、従来に比べて容易かつ的確
に放射線照射区域を決定することができるのである。
【0014】また、請求項2の発明の場合、基準傾斜断
面像用の照射区域マークを使って前側傾斜断面像および
後側傾斜断面像の各々の放射線照射区域も示されるよう
に、前側傾斜断面像に対する像の拡大と後側傾斜断面像
に対する像の縮小が行われた上で、前側傾斜断面像と後
側傾斜断面像と基準傾斜断面像とが、基準傾斜断面像用
の照射区域マークと共に重ね合わせ表示されるので、治
療プランナーは、一つの画面の上で全ての傾斜断面像の
状況が把握できるのに加え、一つの照射区域マークで全
ての傾斜断面像の放射線照射区域の調整が出来るように
なり、一層容易かつ的確に放射線照射区域を決定するこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】続いて、この発明の一実施例を図
面を参照しながら説明する。図1は実施例に係る放射線
治療計画装置の全体構成を示すブロック図である。図1
の放射線治療計画装置は、制御プログラムや入力操作に
従って装置の稼働に必要な演算処理や画像処理あるいは
指令信号の送出等を実行する中央演算処理装置(CP
U)1と、制御プログラムを格納する制御プログラムメ
モリ2と、放射線照射区域の決定に必要な画像の基にな
るX線CT画像データを記憶するディスクメモリ3を備
えている。
【0016】ディスクメモリ3に記憶されるX線CT画
像データはX線CT装置3により得られてディスクメモ
リ3に送られて格納される構成となっている。X線CT
装置4では、図12に示すように、患者Mの患部を含む
部位について、患者Mの体軸Maに沿って等間隔で並ぶ
各スライス面Pに対して順次ファンビームを照射しなが
らX線コンピュータ断層撮影が実行されることにより、
患部を含む部位の三次元のX線CT画像データが得られ
ることになる。このX線CT画像データの収集・記憶に
ついての構成・動作は、従来と特に変わるところはな
い。
【0017】また、実施例装置は、必要な画像を表示す
る画像表示モニタ5と、画像表示モニタ5に映し出す画
像信号を記憶しておく表示画像メモリ6とを備える他、
放射線照射装置のアイソセンタACを含み放射線照射方
向に対しほぼ垂直となる患者断面のX線CT画像を、基
準傾斜断面像として記憶する画像メモリ7と、基準傾斜
断面像の患者断面に対しほぼ平行であって放射線照射方
向から見て前側に位置する患者断面のX線CT画像を、
前側傾斜断面像として記憶する画像メモリ8と、基準傾
斜断面像の患者断面に対しほぼ平行であって放射線照射
方向から見て後側に位置する患者断面のX線CT画像
を、後側傾斜断面像として記憶する画像メモリ9とを備
えている。
【0018】また、実施例装置は、傾斜断面像の作成に
必要な各種情報の設定を行うための構成を備えている。
すなわち、患者Mにおける放射線照射を行う際にアイソ
センタACとなる点の位置や、放射線照射方向、およ
び、基準傾斜断面像に対する前側傾斜断面像あるいは後
側傾斜断面像の位置(像間距離d1,d2)を設定する
ための構成を備えている。すなわち、実施例装置の場
合、X線CT画像データに基づいて得られた患者断面の
スライス画像や、立体画像等をCPU1が作成して画像
表示モニタ5の画面に映し出し、治療プランナーが画面
を観察しながら入力操作用機器であるマウス10あるい
はキーボード11を用いてアイソセンタACとなる点の
位置を指定して、指定結果をアイソセンタ設定部12に
保持するよう構成されている。同様に、マウス10ある
いはキーボード11を用いて放射線照射方向を指定し、
指定結果を照射方向設定部13に保持するとともに、像
間距離d1,d2も指定して、その指定結果を前・後側
像位置設定部14に保持するよう構成されている。
【0019】そして、実施例装置は、X線CT画像デー
タやアイソセンタACとなる点の位置および放射線照射
方向と像間距離d1,d2に従って、3つの傾斜断面像
を作成する傾斜断面像作成部19を備えている。なお、
ここでは放射線の照射方向が、例えば患者の真上から照
射されるよう設定されたものとして説明する。したがっ
て、各傾斜断面像は図12のスライス面Pに対し垂直と
なる患者断面のX線CT画像となる。しかし、患者Mの
斜め上ないし斜め下から放射線が照射されるよう放射線
照射方向が設定れた場合、傾斜断面像はスライス面Pに
対し傾斜した患者断面のX線CT画像となる。
【0020】傾斜断面像作成部19は、アイソセンタA
Cとなる点の位置および放射線照射方向と像間距離d
1,d2に従って、必要なX線CT画像データを読み出
してきてデータ処理を行い、図2に示すように、アイソ
センタACを含み放射線照射方向RCに対しほぼ垂直と
なる患者断面のX線CT画像を基準傾斜断面像として作
成するとともに、照射区域マーク制御部20から送出さ
れる放射線照射区域を示す照射区域マークを示す画像情
報(画像信号)を重畳させて画像メモリ7へ記憶する。
画像メモリ7に記憶された画像を、そのまま画面に映し
出したとすると、図4に示すように、患部断面像16と
一緒に照射区域マークMKが現れる。なお、この照射区
域マークMKは、コリメータ74の開口端縁の位置と対
応している。
【0021】同様に、図2に示すように、基準傾斜断面
像の患者断面にほぼ平行であって放射線照射方向RCに
沿って像間距離d1だけ前側に位置する患者断面のX線
CT画像を作成して、前側傾斜断面像として画像メモリ
8へ記憶する。画像メモリ8に記憶された画像を、その
まま画面に映し出したとすると、図3に示すように、患
部断面像16の前側の患部断面像17が現れることにな
る。さらに、同様に、図2に示すように、基準傾斜断面
像の患者断面にほぼ平行で放射線照射方向RCに沿って
像間距離d2だけ後側に位置する患者断面のX線CT画
像を作成して、後側傾斜断面像として画像メモリ9へ記
憶する。画像メモリ9に記憶された画像を、そのまま画
面に映し出したとすると、図5に示すように、患部断面
像16の後側の患部断面像18が現れる。
【0022】また、実施例装置は、基準傾斜断面像用の
照射区域マークMKが前側傾斜断面像の放射線照射区域
を示すように前側傾斜断面像の拡大を行い、同じく基準
傾斜断面像用の照射区域マークが後側傾斜断面像の放射
線照射区域を示すように後側傾斜断面像の縮小を行う画
像倍率調整部21を備えている。図4において、基準傾
斜断面像用の照射区域マークMKが示す位置は、前側傾
斜断面像や後側傾斜断面像については放射線照射区域を
正確に示すものではない。図2に示すように、放射線源
72からの放射線は、放射線源72から離れるに従って
放射状に拡がってゆき、コリメータ74の開口端縁の像
の寸法倍率は放射線源72からの距離によって変化する
からである。
【0023】照射区域マークMKの寸法をDMとし、前
側傾斜断面像での照射区域マークの寸法をDMAとする
と、DMA=DM×(D1/D0)となる。D0は基準
傾斜断面像と放射線源72の焦点72aとの間隔であ
り、D1は前側傾斜断面像と放射線源72の焦点72a
との間隔である。したがって、照射区域マークMKによ
り前側傾斜断面像の放射線照射区域を示すには(D0/
D1)の倍率補正を、画像倍率調整部21により行って
拡大する必要がある。拡大された前側傾斜断面像は画像
メモリ8に記憶し直す。
【0024】一方、照射区域マークMKの寸法をDMと
し、後側傾斜断面像での照射区域マークの寸法をDMB
とすると、DMB=DM×(D2/D0)となる。D0
は基準傾斜断面像と放射線源72の焦点72aとの間隔
であり、D2は後側傾斜断面像と放射線源72の焦点7
2aとの間隔である。したがって、照射区域マークMK
により前側傾斜断面像の放射線照射区域を示すには(D
0/D2)の倍率補正を、画像倍率調整部21により行
って縮小する必要がある。縮小された後側傾斜断面像は
画像メモリ9に記憶し直す。
【0025】さらに、実施例装置は、画像メモリ7〜9
に記憶された画像を重ね合わせて表示画像メモリ6に記
憶する画像重畳部22を備えている。表示画像メモリ6
に記憶された重畳画像は直ちに画像表示モニタ5に映し
出され、図6に示すように、患部断面像16〜18が重
ね合わさった状態で照射区域マークMKと一緒に表示さ
れる。そして、前述のように、前側傾斜断面像および後
側傾斜断面像は適切な拡大・縮小が行われているので、
基準傾斜断面像用の照射区域マークMKが、基準傾斜断
面像だけでなく前側傾斜断面像および後側傾斜断面像の
各放射線照射区域も正確に示している。
【0026】治療プランナーは、照射区域マークMKを
マウス10で操作(ドラッグ)して、図7に示すよう
に、患部断面像16〜18の全体を囲むように移動させ
れば、放射線照射区域が的確に決定できる。つまり、照
射区域マーク制御部20は、マウス10の操作により、
表示画像メモリ6における照射区域マークMKの記憶内
容を更新して、その照射区域マークMKを画面上で移動
させるよう構成されている。したがって、図7に示すよ
うに最終的に決定された照射区域マークMKの位置デー
タが決定放射線照射区域メモリ23に保存される。決定
放射線照射区域メモリ23に保存された位置データは、
次の実際の放射線照射段階へ持ち込まれ、照射区域マー
クMKの位置データに従って、図10および図11に示
す放射線照射装置のコリメータ74の開度が調整される
ことになる。
【0027】続いて、以上に述べた構成を有する実施例
の装置により放射線照射区域を決定して治療計画として
保存する時の装置動作を、放射線照射区域決定の際の一
連の流れを示す図8のフローチャートなどを参照しなが
ら説明する。 〔ステップS1〕X線CT装置により患者Mの患部を含
む部位のX線コンピュータ断層撮影を実行しX線CT画
像データを得てディスクメモリ3へ記憶する。
【0028】〔ステップS2〕治療プランナーはディス
クメモリ3のX線CT画像データ等に基づく適当な画像
を画像表示モニタ5の画面に映し出して観察しながら、
マウス10あるいはキーボード11によりアイソセンタ
ACとなる点の位置および放射線照射方向RCと像間距
離d1,d2を設定する。
【0029】〔ステップS3〕ステップ2で設定された
情報に応じて傾斜断面像作成部19により基準傾斜断面
像と前側傾斜断面像および後側傾斜断面像が作成されて
画像メモリ7〜9に記憶される。
【0030】〔ステップS4〕画像倍率調整部21によ
り前側傾斜断面像および後側傾斜断面像の倍率が調整さ
れて画像メモリ8,9に記憶し直される。
【0031】〔ステップS5〕画像重畳部22により画
像メモリ7〜9の画像が重ね合わされて表示画像メモリ
6に記憶されるとともに、重畳画像が画像表示モニタ5
の画面に映し出される。
【0032】〔ステップS6〕治療プランナーは画像表
示モニタ5の重畳画像の照射区域マークMKをマウス1
0で操作(ドラッグ)し、図7に示すように、患部断面
像16〜18の全体を囲むように移動させて放射線照射
区域を決定する。
【0033】〔ステップS7〕マウス10あるいはキー
ボード11からの指令操作によって決定された放射線照
射区域の位置データが決定放射線区域メモリへ格納され
る。
【0034】〔ステップS8〕さらに別の放射線方向に
おける放射線照射区域の決定の必要があれば、ステップ
2以下が繰り返され、必要が無ければ、放射線照射区域
の決定作業としては終了となる。決定放射線照射区域メ
モリ23に保存された内容は、次の実際の放射線照射段
階へ持ち込まれ、照射区域マークMKの位置データに従
って、放射線照射装置のコリメータ74の開度が調整さ
れた上で、実際に患者Mの患部に放射線が照射されるこ
とになる。
【0035】実施例の場合、図2に示すように、患部が
基準傾斜断面像の後方で広がりを持っているけれども、
基準傾斜断面像の後方の後側傾斜断面像における広がり
の大きな患部断面像18に合わせて放射線照射区域が決
定されており、放射線が漏れなく患部全体に当たるの
で、十分な治療効果を得ることができる。従来のよう
に、基準傾斜断面像における患部断面像16に合わせて
放射線照射区域が決定されていたとしたならば、図2の
中に一点鎖線で示すように、患部の下部の縁のところで
は放射線が当たらず、期待した治療効果は得られないこ
とになる。また実施例の放射線治療計画装置の場合、一
つの画面の上で全ての傾斜断面像の状況が把握できる上
に、ひとつの照射区域マークMKが全ての傾斜断面像の
照射区域マークを示すことから、調整状況の把握や調整
操作がし易くなり、的確な放射線照射区域の決定が迅速
かつ容易に行える。
【0036】この発明は、上記実施の形態に限られるこ
とはなく、下記のように変形実施することができる。 (1)実施例において、各傾斜断面像における患部断面
像16〜18の輪郭を画像処理により抽出して輪郭画像
化しておいてから、重ね合わせて重畳表示する構成のも
のが、変形例として挙げられる。患部断面像16〜18
の重畳状況が分かり易くなる。
【0037】(2)実施例では、基準傾斜断面像の作成
の際に予め照射区域マークMKを重ね合わせていたが、
基準傾斜断面像の作成の際は照射区域マークMKを重ね
合わせずに基準傾斜断面像だけを作成・記憶するように
して、3つの傾斜断面像を重ね合わせる際に照射区域マ
ークMKを重ね合わせる構成のものが、変形例として挙
げられる。
【0038】(3)実施例装置は、前側傾斜断面像およ
び後側傾斜断面像の倍率を調節し3つの傾斜断面像を重
畳する構成であったが、基準傾斜断面像と前側傾斜断面
像および後側傾斜断面像を倍率調節および重畳処理する
ことなく、図9(a)〜(c)に示すように、それぞれ
各別に、一つの画像表示モニタの画面に分割表示する構
成のもの、あるいは、3個の画像表示モニタそれぞれに
独立表示する構成のものが、変形例として挙げられる。
【0039】この変形例の場合、各傾斜断面像毎に照射
区域マークMK、MS,MLが表示されるが、前側傾斜
断面像用の照射区域マークMSは照射区域マークMKよ
り小さく、後側傾斜断面像用の照射区域マークMLは照
射区域マークMKより大きく表示されて、前側傾斜断面
像および後側傾斜断面像の各放射線照射区域を正確に示
すよう構成されることになる。また、この変形例の場
合、一つの照射区域マークを調整すれば、残りの二つの
照射区域マークも連動して移動させるよう構成すること
が好ましい。
【0040】(4)実施例装置では、基準傾斜断面像に
対する前側傾斜断面像あるいは後側傾斜断面像の像間距
離d1,d2の設定は治療ランナーが手動で設定する構
成であったが、像間距離d1,d2を自動的に設定する
ようにしてもよい。例えば、放射線の照射方向に沿って
患部断面像の大きさを自動的に求め、患部断面像が最も
大きくなる位置の断面像を前側傾斜断面像あるいは後側
傾斜断面像として決定し、基準傾斜断面像に対する前側
傾斜断面像あるいは後側傾斜断面像の像間距離d1,d
2を自動的に求めて設定するように構成してもよい。
【0041】(5)実施例および変形例において、3つ
の傾斜断面像とその照射区域マークを異なる色でカラー
表示する構成のものが、変形例として挙げられる。各傾
斜断面像とその照射区域マークの識別が容易となる。
【0042】(6)この発明の放射線治療計画装置が適
用される放射線照射装置はライナックに限らない。
【0043】(7)この発明の放射線治療計画装置は、
X線CT装置を備える構成でもよいし、X線CT装置は
備えずにX線CT画像データを記憶するメモリだけを備
え、別体のX線CT装置で得たX線CT画像データがメ
モリに記憶されるという構成であってもよい。また、傾
斜断面像を磁気共鳴断層撮影(MRI)で得られた画像
データに基づいて作成してもよい。
【0044】
【発明の効果】この発明の放射線治療計画装置によれ
ば、基準傾斜断面像の他に、放射線照射方向と一致する
厚み方向での被検体の患部の広がりを十分に把握できる
ように、前側傾斜断面像および後側断面像が、放射線照
射区域を示す照射区域マークと一緒に表示されるように
構成するとともに、前側傾斜断面像用の照射区域マーク
および後側傾斜断面像用の照射区域マークが示す放射線
照射区域の範囲も調整することができるよう構成されて
いるので、従来に比べて放射線照射区域を容易かつ的確
に決定することができる。
【0045】また、請求項2の放射線治療計画装置によ
れば、基準傾斜断面像用の照射区域マークにより前側傾
斜断面像および後側傾斜断面像の放射線照射区域も示さ
れるよう、前側傾斜断面像と後側傾斜断面像の倍率調整
が行われた上で基準傾斜断面像に重ね合わせ表示される
構成となっているので、治療プランナーは、一つの画面
の上で全ての傾斜断面像の状況が把握できるのに加え、
一つの照射区域マークで全ての傾斜断面像の放射線照射
区域の調整ができることになり、放射線照射区域を一層
容易に決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る放射線治療計画装置の全体構成を
示すブロック図である。
【図2】実施例における患部と各傾斜断面像の関係を示
す説明図である。
【図3】実施例における倍率調整前の前側傾斜断面像の
一例を示す模式図である。
【図4】実施例における基準傾斜断面像の一例を示す模
式図である。
【図5】実施例における倍率調整前の後側傾斜断面像の
一例を示す模式図である。
【図6】実施例における傾斜断面像の重畳画像の放射線
照射区域未決定状態を示す模式図である。
【図7】実施例における傾斜断面像の重畳画像の放射線
照射区域決定状態を示す模式図である。
【図8】実施例装置による放射線照射区域決定時の一連
の流れを示すフローチャートである。
【図9】変形例における3つの傾斜断面像の表示例を示
す模式図である。
【図10】放射線照射装置の概略構成を示す正面図であ
る。
【図11】放射線照射装置の概略構成を示す側面図であ
る。
【図12】X線CT装置によるX線コンピュータ断層撮
影を説明する模式図である。
【図13】従来装置における基準傾斜断面像の放射線照
射区域の未決定状態を示す模式図である。
【図14】従来装置における基準傾斜断面像の放射線照
射区域の決定状態を示す模式図である。
【図15】従来装置における患部と基準傾斜断面像の関
係を示す説明図である。
【符号の説明】 1 …CPU 3 …ディスクメモリ 4 …X線CT装置 5 …画像表示モニタ 10 …マウス 11 …キーボード 7〜9 …画像メモリ 12 …アイソセンタ設定部 13 …照射方向設定部 19 …傾斜断面像作成部 20 …照射区域マーク制御部 21 …画像倍率調整部 22 …画像重畳部 M …患者 AC …アイソセンタ MK,ML,MS …照射区域マーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射線治療の際の被検体における放射線照
    射区域を予め決定するときに用いられる装置であって、
    放射線照射装置のアイソセンタを含み放射線照射方向に
    対しほぼ垂直となる被検体断面の断層像である基準傾斜
    断面像と、この基準傾斜断面像における放射線照射区域
    を示す照射区域マークとを一緒に表示する画像表示手段
    を備え、前記照射区域マークが示す放射線照射区域の範
    囲を調整することができるよう構成されている放射線治
    療計画装置において、基準傾斜断面像の被検体断面に対
    しほぼ平行であって放射線照射方向から見て前側に位置
    する被検体断面の断層像である前側傾斜断面像と、基準
    傾斜断面像の被検体断面に対しほぼ平行であって放射線
    照射方向から見て後側に位置する被検体断面の断層像で
    ある後側傾斜断面像とが、それぞれの放射線照射区域を
    示す照射区域マークと一緒に表示されるよう構成されて
    いるとともに、前側傾斜断面像用の照射区域マークおよ
    び後側傾斜断面像用の照射区域マークが示す放射線照射
    区域の範囲も調整することができるよう構成されている
    ことを特徴とする放射線治療計画装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の放射線治療計画装置にお
    いて、基準傾斜断面像用の照射区域マークが前側傾斜断
    面像の放射線照射区域を示すように前側傾斜断面像の拡
    大を行い、基準傾斜断面像用の照射区域マークが後側傾
    斜断面像の放射線照射区域を示すように後側傾斜断面像
    の縮小を行う画像倍率調整手段を備えるとともに、拡大
    された前側傾斜断面像と、縮小された後側傾斜断面像
    と、基準傾斜断面像とを、基準傾斜断面像用の照射区域
    マークと共に重ね合わせる画像重畳手段を備えていて、
    画像表示手段の画面において前記3つの傾斜断面像の放
    射線照射区域が一つの照射区域マークで示される構成と
    なっている放射線治療計画装置。
JP01926198A 1998-01-30 1998-01-30 放射線治療計画装置 Expired - Fee Related JP3329257B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01926198A JP3329257B2 (ja) 1998-01-30 1998-01-30 放射線治療計画装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01926198A JP3329257B2 (ja) 1998-01-30 1998-01-30 放射線治療計画装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11206757A true JPH11206757A (ja) 1999-08-03
JP3329257B2 JP3329257B2 (ja) 2002-09-30

Family

ID=11994508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01926198A Expired - Fee Related JP3329257B2 (ja) 1998-01-30 1998-01-30 放射線治療計画装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3329257B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7331679B2 (en) 2004-06-28 2008-02-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Reflection unit having a mirror array, and projection display system employing the same
JP2009136425A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Hitachi Medical Corp X線画像診断装置
JP2009216537A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Aloka Co Ltd X線撮影装置
CN111789607A (zh) * 2020-08-10 2020-10-20 上海联影医疗科技有限公司 一种成像系统和方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7331679B2 (en) 2004-06-28 2008-02-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Reflection unit having a mirror array, and projection display system employing the same
JP2009136425A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Hitachi Medical Corp X線画像診断装置
JP2009216537A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Aloka Co Ltd X線撮影装置
CN111789607A (zh) * 2020-08-10 2020-10-20 上海联影医疗科技有限公司 一种成像系统和方法
CN111789607B (zh) * 2020-08-10 2024-04-09 上海联影医疗科技股份有限公司 一种成像系统和方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3329257B2 (ja) 2002-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6466813B1 (en) Method and apparatus for MR-based volumetric frameless 3-D interactive localization, virtual simulation, and dosimetric radiation therapy planning
US7611452B2 (en) Wizard and template for treatment planning
EP0673661B1 (en) Radiotherapy system
US8077936B2 (en) Treatment planning software and corresponding user interface
JPH09154961A (ja) 放射線治療計画法
US20090074264A1 (en) data representation for rtp
US20030147495A1 (en) Mixed irradiation evaluation support system
JP2000237335A (ja) 放射線治療方法及びそのシステム
EP2473940A1 (en) Interactive computer-aided editor for compensators used in radiotherapy treatment planning
JPS63294839A (ja) 放射線治療用ctシミュレ−タ
JP4200811B2 (ja) 放射線治療計画装置
JP2008178619A (ja) 放射線治療計画装置及び放射線治療計画の提供方法
JP3531963B2 (ja) 放射線治療計画装置
JP2002165894A (ja) 放射線治療システム
JPH10309324A (ja) 治療計画システム
JP3329257B2 (ja) 放射線治療計画装置
JP6274481B2 (ja) 放射線治療システム、放射線治療装置、及び医用画像処理装置
CN116867547A (zh) 射野监视方法、放疗设备、显示装置及系统
JP3748113B2 (ja) Ctシステム
JP2001079102A (ja) 放射線治療計画システム
JP2621825B2 (ja) 放射線治療計画システム
WO2023176257A1 (ja) 医用画像処理装置、治療システム、医用画像処理方法、およびプログラム
JPH10328319A (ja) 放射線治療システム
JP7342553B2 (ja) X線撮影装置
WO2023176264A1 (ja) 医用画像処理装置、治療システム、医用画像処理方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110719

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110719

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120719

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120719

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130719

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees