JPH11206741A - 指紋画像入力装置と入力方法 - Google Patents

指紋画像入力装置と入力方法

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JPH11206741A
JPH11206741A JP10008615A JP861598A JPH11206741A JP H11206741 A JPH11206741 A JP H11206741A JP 10008615 A JP10008615 A JP 10008615A JP 861598 A JP861598 A JP 861598A JP H11206741 A JPH11206741 A JP H11206741A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 指紋画像のみの領域の画像が入力され画像処
理用記憶部や画像保存用記憶部の容量を圧縮できる指紋
画像入力装置と入力方法を提供する。 【解決手段】 光線121を指の置かれた透明多面体1
02に照射する光源101と、透明多面体102と指と
の接触面からの反射光を直接受光し、反射光強度を電気
信号に変換する2次元イメージセンサ103と、透明多
面体102上の周辺近傍に互いに直交して設置された、
ライン状の光ファイバー束104、105と、光ファイ
バー束にそれぞれ入射する光源108、109と、光フ
ァイバー束の発光面と対向して設置された複数の光検出
素子106aがライン状に配置された光検出器106、
107と、照射された光線が指で遮断されたことを検知
した光検出器の情報に対応した領域のみについて、2次
元イメージセンサ103からの電気信号をディジタル画
像濃度データに変換し、指紋画像として保存する制御部
110とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体の指表面の汗
腺の集まりである指紋を用いて個人を識別するための指
紋照合装置に関し、特に指の指紋画像をコンピュータ等
に入力するための指紋画像入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の指紋照合に使われる押捺指紋画像
の入力は、指紋の凹凸による反射率の差異に着目し、指
による反射光を受光することにより指紋の凹凸を濃淡画
像として得るものが大多数であり、また、押捺指紋画像
の入力では、指を指載置台上で回転させたときの画像を
取り込む方法が大多数であった。
【0003】例えば、従来例の指紋画像入力装置の指紋
撮像部の模式的構成図である図7を参照すると、従来の
代表的な指紋照合装置における指紋画像入力装置は、白
色光を光源とする投光部701と、指704との接触面
において全反射条件を満たすように投光部701から入
射された白色光を反射するプリズム702と、プリズム
702からの反射光を受光して指紋画像を得る撮像素子
703とから構成される。
【0004】すなわち、プリズム702に指704が接
触していない場合、投光部701から入射された白色光
はプリズム702の上面で全反射され、撮像素子703
により得られる画像は全面が明るい画像となる。また、
指紋入力時にはこのプリズム702の上面に指704を
押し当てる。このとき、指紋の凸部では皮膚とプリズム
702とが接触しているため、全反射条件を満たさなく
なり、投光部701からの白色光の大部分が皮膚に吸収
され一部が接触面で反射されることになる。一方、指紋
の凹部では皮膚とプリズム702とが接触していないた
め、全反射条件を満たすことになり、投光部701から
の白色光は接触面で全反射され、撮像素子703に入射
されることになる。これにより、指紋の凹部は明るく、
凸部は暗くなり、コントラストのある指紋画像が得られ
る。
【0005】また、特開昭63−177279号公報で
は、プリズム72上に掌を接触させて入力するべき指が
接触している位置を同定する技術が開示されている。
【0006】さらに、特開平3−226888号公報で
は指紋押捺面での指の軸に垂直な方向と指の横方向との
自由度を規制するための指ガイドが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術の第1の問
題点は、指紋画像入力装置において、指紋以外の部分の
画像まで入力してしまい、画像処理用記憶部や画像保存
用記憶部の容量が増えてしまうことである。
【0008】その理由は、指紋の大きさには個人差があ
るため、指紋以外の余分な領域まで入力・記録して、個
人差による画像の欠落を防ぐ必要があったからである。
【0009】特開昭63−177279号公報で開示さ
れた、プリズム上に掌を接触させて入力するべき指が接
触している位置を同定する技術では、対象とする指の位
置は同定できるものの可能性のある最大の画像面積に対
応した領域の画像を入力する必要がある。
【0010】特開平3−226888号公報で開示され
た指ガイドを用いる技術では指の接触位置は限定できる
ものの、やはり可能性のある最大の画像面積に対応した
領域の画像を入力する必要がある。
【0011】第2の問題点は、従来の指紋画像入力装置
においては、入力した画像から指紋画像を切り出す余分
な処理が入ってしまうことである。
【0012】その理由は、指紋照合では指紋画像のみの
領域が必要であるのに、入力した画像には、指紋以外の
余分な領域まで含まれてしまうためである。
【0013】本発明の目的は、指紋画像のみの領域の画
像が入力され画像処理用記憶部や画像保存用記憶部の容
量を圧縮できる指紋画像入力装置と入力方法を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の指紋画像入力装
置は、一面に指の置かれた透明多面体に所定の方向から
光線を照射するための光源と、透明多面体と指との接触
面からの全反射光および散乱光を直接受光し、反射光強
度を電気信号に変換する2次元イメージセンサと、接触
面に近接して平行する平面上で直交する両方向から照射
された光線の指による遮断によって、透明多面体に接触
する指の位置を検出するように透明多面体上に設置され
た指位置検出手段と、2次元イメージセンサから出力さ
れる電気信号のうち、指位置検出手段で検出された指の
置かれた位置に対応する領域の画像のみをディジタル画
像濃度データに変換して保存し、指紋画像を形成する制
御部とを備える。
【0015】指位置検出手段が、透明多面体上の縁部近
辺に互いに直交して設置され、接触面に平行する光線を
照射するための2組のライン状に構成された光ファイバ
ー束と、それぞれの光ファイバー束に入射する2組の光
源と、透明多面体上の縁部近辺に光ファイバー束と対向
して互いに直交して設置され、光ファイバー束から照射
された光線の指による遮断を検出する複数の光検出素子
がライン状に配置された2組の光検出器とを具備しても
よい。また、透明多面体上の縁部近辺に互いに直交して
設置された2組のライン状光源と、ライン状光源からの
光線の指による遮断を検出するために、透明多面体上の
縁部近辺にライン状の光源と対向して互いに直交して設
置され、複数の光検出素子がライン状に配置された2組
の光検出器であって、それぞれの光検出素子は正面方向
からの入射光のみを検知するための遮光壁を有する2組
の光検出器とを具備してもよい。さらに、透明多面体上
の縁部近辺に互いに直交して設置された移動手段上を縁
部に平行に移動可能で、光検出器位置に収束する光線束
を照射する2組の光源と、光源の位置を検出する位置検
出器と、透明多面体上の光検出器と対向する縁部近辺に
互いに直交して設置された2組のライン状の光検出器と
を具備してもよい。
【0016】本発明の指紋画像入力方法は、一面に指の
置かれた透明多面体に所定の方向の光源から光線を照射
し、透明多面体と指との接触面からの全反射光および散
乱光を2次元イメージセンサで直接受光して反射光強度
を電気信号に変換し、透明多面体に接触する指の位置
を、接触面と近接して平行する平面上で直交する両方向
から照射された光線の指による遮断によって検出し、2
次元イメージセンサから出力される電気信号のうち、指
位置検出手段で検出された指の置かれた位置に対応する
領域の画像のみをディジタル画像濃度データに変換して
保存し、保存されたディジタル画像濃度データから指紋
画像を形成する。
【0017】指位置の検出方法が、透明多面体上の縁部
近辺に互いに直交して設置された2組のライン状の光フ
ァイバー束から、接触面に平行に光線を照射し、透明多
面体上の縁部近辺に光ファイバー束と対向して互いに直
交して設置され、複数の光検出素子がライン状に配置さ
れた2組の光検出器によって、光ファイバー束から照射
された光線の指による遮断を検出する方法であってもよ
い。また、透明多面体上の縁部近辺に互いに直交して設
置された2組のライン状光源から光線を接触面と平行に
照射し、透明多面体上縁部近辺にライン状の光源と対向
して互いに直交して設置され、複数の光検出素子をライ
ン状に配置された2組の光検出器であって、それぞれの
光検出器は正面方向からの入射光のみを検知するための
遮光壁を有する2組の光検出器によって、ライン状光源
からの光線の指による遮断を検出する方法であってもよ
い。さらに、光検出器位置に収束する光線束を照射する
2組の点光源を、透明多面体上の縁部近辺に互いに直交
して設置された移動手段上をそれぞれ縁部に平行に移動
させ、透明多面体上の光検出器と対向する縁部近辺に互
いに直交して設置された2組のライン状の光検出器によ
って点光源からの光線の指による遮断を検出し、光源の
位置を検出する位置検出器からの位置信号と、光検出器
からの検出信号の組み合わせにより指位置の領域を検出
してもよい。上述の指紋画像入力装置と方法とを用いる
ことによって、透明多面体の指の接触面に近接した平行
平面上で、光源から照射された光線が指で遮断される領
域が2次元で検出でき、その領域内の画像情報のみを画
像処理用記憶部や画像保存用記憶部に入力させることが
でき、指紋以外の余分な領域の画像を入力することを防
ぎ、画像処理用の記憶部や画像保存用の記憶部の容量を
削減することと、入力した画像から指紋照合に必要な指
紋画像のみを切り出す余分な処理をなくすことができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の第1の実施の形態の指紋画像入力装置の模式的構成
図である。
【0019】本発明の第1の実施の形態の指紋画像入力
装置は、光線121を指の置かれた透明多面体102に
照射する光源101と、透明多面体102と指との接触
面からの反射光を直接受光し、反射光強度を電気信号に
変換する2次元イメージセンサ103と、透明多面体1
02に接触する指の位置を光線の遮断によって検出する
よう透明多面体102上の周辺近傍に互いに直交して設
置された、光線を照射するライン状の光ファイバー束1
04、光ファイバー束105と、光ファイバー束10
4、光ファイバー束105にそれぞれ入射する光源10
8、光源109と、光ファイバー束104、光ファイバ
ー束105から照射された光線の指による遮断を検出す
るために透明多面体102上の周辺部近傍に光ファイバ
ー束の発光面と対向して設置された複数の光検出素子1
06aがライン状に配置された光検出器106、光検出
器107と、光ファイバー束104、光ファイバー束1
05から照射された直線状の光線が指で遮断されたこと
を検知した光検出器の情報に対応した領域のみについ
て、2次元イメージセンサ103からの電気信号をディ
ジタル画像濃度データに変換し、指紋画像として保存す
る制御部110とを備えている。
【0020】光検出器105、光検出器106は整列し
た複数の光検出素子106aおよび複数の光検出素子
(不図示)より構成され、それぞれの光検出素子に入力
した光ファイバー束からの光量によりその位置における
指の有無を検出し情報として制御部110に出力する。
制御部110は直交した2組の光検出器106、107
からの情報により、指紋画像領域を2次元で確定でき
る。
【0021】図2は、図1の指紋画像入力装置の透明多
面体上の周辺に設置された光ファイバー束と光検出器と
の位置関係を表した模式的上面図である。図3は、透明
多面体上の周辺に設置された光ファイバー束から照射さ
れる光線の指による遮断と、指紋領域の検出の関係を表
した模式的上面図であり、(a)は光線の指による遮断
の状態、(b)は(a)に対応した指紋領域の検出の状
態を示す。
【0022】次に、本発明の第1の実施の形態の動作に
ついて図1、図2、および図3を参照して説明する。図
2の透明多面体102上の指が接触する面には、図のよ
うに規則正しく集めてまとめられたライン状の光ファイ
バー束104が、透明多面体102上の片方の端に設置
され、透明多面体102上に直線状の平行光線122を
照射する。透明多面体102上の対向する反対の端に
は、光ファイバー束104から照射された光線122を
検出するようにライン状に規則正しく検出素子106a
が並んだ光検出器106が設置されている。光ファイバ
ー束105は、透明多面体2上のもう片方の直交する端
に設置され、透明多面体102上に直線状の平行光線1
22を照射する。透明多面体102上の対向するもう片
方の反対の端には、光ファイバー束105から照射され
た光線122を検出するようにライン状に規則正しく検
出素子(不図示)が並んだ光検出器107が設置されて
いる。
【0023】図3(a)に示すように、透明多面体10
2上に指を置くと、指と透明多面体102とが接触する
部分では、光ファイバー束104および光ファイバー束
105からの直線状の平行光線122が遮断される。光
線122が遮断された部分は、光検出器106の光検出
素子106aおよび光検出器107の光検出素子(不図
示)に光線122が届かず、光検出素子の検知した入射
光量で指が透明多面体102に接触している指紋領域1
11を図3(b)に示すように検出することができる。
【0024】光源101から透明多面体102に照射さ
れた光線121は、指が接触している透明多面体102
上で反射され、2次元イメージセンサ103に入射して
電気信号に変換される。制御部110でこの電気信号を
ディジタル信号に変換して、画像濃度値データとして記
録するが、この時、光検出器105および光検出器10
6で検出された指紋領域111のみの画像濃度値データ
を記録し、指紋画像を形成する。
【0025】また、本発明の第1の実施の形態の特徴で
ある制御部110の動作について図4を参照して説明す
る。図4は本発明の第1の実施の形態の指紋画像入力装
置の制御部の動作のフローチャートである。
【0026】始めに、指紋画像の入力が開始され(S1
01)、制御部110は、指が透明多面体102の上に
置かれると光ファイバー束104からの光線が遮断され
る位置を光検出器105から検出する(ステップS10
2)。
【0027】次に、光ファイバー束105からの光線が
遮断される位置を光検出器106から検出する(ステッ
プS103)。
【0028】光ファイバー束104、光ファイバー束1
05からのそれぞれの光線が遮断される位置を採取すべ
き指紋領域111とし、その領域の反射光強度のみを2
次元イメージセンサ103で電気信号に変換し、制御部
110で記録して(ステップS104)、動作を終了す
る(ステップ105)。ここでは、指紋領域111の反
射光強度のみを2次元イメージセンサ103で電気信号
に変換することとしたが、2次元イメージセンサ103
では全領域を電気信号に変換し、制御部110で指紋領
域111の電気信号のみをディジタル信号に変換しても
よい。
【0029】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。図5は、本発明の第2
の実施の形態の指紋画像入力装置の模式的構成図であ
る。
【0030】本発明の第2の実施の形態では、光線を指
の置かれた透明多面体202に照射する光源201と、
透明多面体202と指との接触面からの反射光を直接受
光し、反射光強度を電気信号に変換する2次元イメージ
センサ203と、透明多面体202に接触する指の位置
を光線の遮断によって検出するよう透明多面体202上
の周辺近傍に互いに直交して設置された、光線を照射す
るライン状光源218、ライン状光源219と、ライン
状光源218、ライン状光源219から照射された光線
の指による遮断を検出するために透明多面体202上の
周辺部近傍にライン状光源218、ライン状光源219
の発光面と対向して設置された光検出器206、光検出
器207と、ライン状光源218、ライン状光源219
から照射された光線が指で遮断されたことを検知した光
検出器に対応した領域の画像のみの2次元イメージセン
サ203からの電気信号をディジタル画像濃度データに
変換し、指紋画像として保存する制御部210とを備え
ている。光検出器206は整列した複数の光検出素子2
06aより構成され、光検出器207も複数の光検出素
子(不図示)より構成され、かつ光検出素子206aの
光入射側には正面からの光線のみを受光するための遮光
壁206bが光線の入射方向に平行に設けられており、
光検出器207の光検出素子(不図示)の光入射側にも
正面からの光線のみを受光するための遮光壁(不図示)
が光線の入射方向に平行に設けられており、それぞれの
光検出素子に入力したライン状光源からの光量によりそ
の位置における指の有無を検出し情報として制御部21
0に出力する。従ってライン状光源からの照射光は第1
の実施の形態のように特に直線状の平行光である必要は
ない。制御部210は直交した2組の光検出列からの情
報により、指紋画像領域を2次元で確定できる。
【0031】指紋画像領域確定のための光源および光検
出素子の構造以外は第1の実施の形態と同じなので説明
を省略する。
【0032】次に、本発明の第3の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。図6は、本発明の第3
の実施の形態の指紋画像入力装置の模式的構成図であ
る。
【0033】本発明の第3の実施の形態では、光線を指
の置かれた透明多面体302に照射する光源301と、
透明多面体302と指との接触面からの反射光を直接受
光し、反射光強度を電気信号に変換する2次元イメージ
センサ303と、透明多面体302に接触する指の位置
を光線の遮断によって検出するよう透明多面体302上
の周辺近傍に互いに直交して設置された移動機構32
6、移動機構327上をサーボモータ328、サーボモ
ータ329の駆動によって移動する移動光源324、移
動光源325と、移動光源324、移動光源325から
照射された光線の指による遮断を検出するために透明多
面体302上の周辺部近傍に移動光源324、移動光源
325の発光面と対向して設置されたライン状光検出器
306、ライン状光検出器307と、移動光源324駆
動用サーボモータ328、移動光源325駆動用サーボ
モータ329からの移動光源の位置信号と、移動光源3
24、移動光源325から照射された光線が指で遮断さ
れたことを検知したライン状光検出器の検知信号とに対
応して算定された領域の画像のみの2次元イメージセン
サ303からの電気信号をディジタル画像濃度データに
変換し、指紋画像として保存する制御部310とを備え
ている。
【0034】移動光源324、移動光源325は、光検
出器位置に収束する光線束を照射する点光源であり、ラ
イン状光検出器305、ライン状光検出器306は横長
の光検出素子で構成されており長さ方向全体に対する光
の強弱を検出する。直交する2組の移動光源の位置の情
報と移動光源に対向するライン状光検出器の受光量の情
報とから制御部310はその位置における指の有無を判
定し、指紋画像領域を2次元で確定できる。
【0035】指紋画像領域確定のための光源および光検
出素子の構造および指紋画像領域の確定方法以外は第1
の実施の形態と同じなので説明を省略する。
【0036】これまで3つの実施の形態について説明し
たが、指位置検出手段はこれに限られるものではなく、
照射された光線の指による遮断位置を検出できる手段お
よび方法であれば本発明は適用できる。
【0037】
【発明の効果】第1の効果は、従来の指紋画像の入力に
比べて、画像処理用記憶部や画像保存用記憶部の容量を
削減できることであり、同じ容量であれば多数の指紋画
像を記憶できることである。
【0038】その理由は、透明多面体上の周縁部近傍に
設けられた直交する2つの光源と、光源から照射された
光線の指による遮断を検出する光検出器とによって、指
が接触している領域を検出し、記憶部にはこの領域のみ
の画像情報を入力し余分な領域を入力しないようにして
いるためである。
【0039】第2の効果は、従来の指紋画像入力装置に
おいて必要であった、指紋照合に利用する指紋領域を元
画像から切り出す余分な画像処理を削除できることであ
る。
【0040】その理由は、あらかじめ画像を入力する際
に、透明多面体上の周縁部近傍に設けられた直交する2
つの光源と、光源から照射された光線の指による遮断を
検出する光検出器とによって、指が接触している領域を
検出し、記憶部にはこの領域のみの画像情報を入力し余
分な領域を入力しないようにしているためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の指紋画像入力装置
の模式的構成図である。
【図2】図1の指紋画像入力装置の透明多面体上の周辺
に設置された光ファイバー束と光検出器との位置関係を
表した模式的上面図である。
【図3】透明多面体上の周辺に設置された光ファイバー
束から照射される光線の指による遮断と、指紋領域の検
出の関係を表した模式的上面図である。(a)は光線の
指による遮断の状態を示す。(b)は(a)に対応した
指紋領域の検出の状態を示す。
【図4】本発明の第1の実施の形態の指紋画像入力装置
の制御部の動作のフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態の指紋画像入力装置
の模式的構成図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の指紋画像入力装置
の模式的構成図である。
【図7】従来例の指紋画像入力装置の指紋撮像部の模式
的構成図である。
【符号の説明】
101、201、301 光源 102、202、302 透明多面体 103、203、303 2次元イメージセンサ 104、105 光ファイバー束 106、107、206、207 光検出器 106a、206a 光検出素子 108、109 光源 110、210、310 制御部 111 指紋領域 121、221、321 光線 122 光線 206b 遮光壁 218、219 ライン状光源 306、307 ライン状光検出器 324、325 移動光源 326、327 移動機構 328、329 サーボモータ 701 投光部 702 プリズム 703 撮像素子 704 指 S101〜S105 ステップ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面に指の置かれた透明多面体に所定の
    方向から光線を照射するための光源と、 前記透明多面体と指との接触面からの全反射光および散
    乱光を直接受光して反射光強度を電気信号に変換する2
    次元イメージセンサと、 前記接触面に近接して平行する平面上で、直交する両方
    向から照射された光線の指による遮断によって、前記透
    明多面体に接触する指の位置を検出するように前記透明
    多面体上に設置された指位置検出手段と、 前記2次元イメージセンサから出力される電気信号のう
    ち、前記指位置検出手段で検出された指の置かれた位置
    に対応する領域の画像のみをディジタル画像濃度データ
    に変換して保存し、指紋画像を形成する制御部と、を備
    えたことを特徴とする指紋画像入力装置。
  2. 【請求項2】 前記指位置検出手段が、 前記透明多面体に接触する指の位置を光線の遮断によっ
    て検出するように、前記透明多面体上の縁部近辺に互い
    に直交して設置され、前記接触面に平行する光線を照射
    するための2組のライン状に構成された光ファイバー束
    と、 それぞれの前記光ファイバー束に入射する2組の光源
    と、 前記透明多面体上の縁部近辺に前記光ファイバー束と対
    向して互いに直交して設置され、前記光ファイバー束か
    ら照射された光線の指による遮断を検出する複数の光検
    出素子がライン状に配置された2組の光検出器と、を具
    備する請求項1に記載の指紋画像入力装置。
  3. 【請求項3】 前記指位置検出手段が、 前記透明多面体に接触する指の位置を光線の遮断によっ
    て検出するように、前記透明多面体上の縁部近辺に互い
    に直交して設置された2組のライン状光源と、 前記ライン状光源からの光線の指による遮断を検出する
    ために、前記透明多面体上の縁部近辺に前記ライン状の
    光源と対向して互いに直交して設置され、複数の光検出
    素子がライン状に配置された2組の光検出器であって、
    それぞれの光検出素子は正面方向からの入射光のみを検
    知するための遮光壁を有する2組の光検出器と、を具備
    する請求項1に記載の指紋画像入力装置。
  4. 【請求項4】 前記指位置検出手段が、 前記透明多面体に接触する指の位置を光線の遮断によっ
    て検出するように、前記透明多面体上の縁部近辺に互い
    に直交して設置された移動手段上を縁部に平行に移動可
    能で、光検出器位置に収束する光線束を照射する2組の
    光源と、 前記光源の位置を検出する位置検出器と、 前記透明多面体上の前記光検出器と対向する縁部近辺に
    互いに直交して設置された2組のライン状の光検出器
    と、を具備する請求項1に記載の指紋画像入力装置。
  5. 【請求項5】 一面に指の置かれた透明多面体に所定の
    方向の光源から光線を照射し、 前記透明多面体と指との接触面からの全反射光および散
    乱光を2次元イメージセンサで直接受光して反射光強度
    を電気信号に変換し、 前記透明多面体に接触する指の位置を、前記接触面と近
    接して平行する平面上で直交する両方向から照射された
    光線の指による遮断によって検出し、 前記2次元イメージセンサから出力される電気信号のう
    ち、前記指位置検出手段で検出された指の置かれた位置
    に対応する領域の画像のみをディジタル画像濃度データ
    に変換して保存し、 保存されたディジタル画像濃度データから指紋画像を形
    成する、ことを特徴とする指紋画像入力方法。
  6. 【請求項6】 前記指位置の検出方法が、 前記透明多面体上の縁部近辺に互いに直交して設置され
    た2組のライン状の光光ファイバー束から、前記接触面
    に平行に光線を照射し、 前記透明多面体上の縁部近辺に前記光ファイバー束と対
    向して互いに直交して設置され、複数の光検出素子がラ
    イン状に配置された2組の光検出器によって、前記光フ
    ァイバー束から照射された光線の指による遮断を検出す
    る方法である、請求項5に記載の指紋画像入力方法。
  7. 【請求項7】 前記指位置の検出方法が、 前記透明多面体上の縁部近辺に互いに直交して設置され
    た2組のライン状光源から光線を前記接触面と平行に照
    射し、 前記透明多面体上縁部近辺に前記ライン状の光源と対向
    して互いに直交して設置され、複数の光検出素子をライ
    ン状に配置された2組の光検出器であって、それぞれの
    光検出器は正面方向からの入射光のみを検知するための
    遮光壁を有する2組の光検出器によって、前記ライン状
    光源からの光線の指による遮断を検出する方法である、
    請求項5に記載の指紋画像入力方法。
  8. 【請求項8】 前記指位置の検出方法が、 光検出器位置に収束する光線束を照射する2組の点光源
    を、前記透明多面体上の縁部近辺に互いに直交して設置
    された移動手段上をそれぞれ縁部に平行に移動させ、 前記透明多面体上の前記光検出器と対向する縁部近辺に
    互いに直交して設置された2組のライン状の光検出器に
    よって前記点光源からの光線の指による遮断を検出し、 前記光源の位置を検出する位置検出器からの位置信号
    と、前記光検出器からの検出信号との組み合わせにより
    指位置の領域を検出する、請求項5に記載の指紋画像入
    力方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001034766A (ja) * 1999-05-17 2001-02-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 表面形状認識装置および方法
JP2004355658A (ja) * 1999-05-17 2004-12-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 表面形状認識装置および方法
JP2009106680A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Sharp Corp 撮像装置、携帯電話機、撮像装置の制御方法、撮像装置制御プログラム、及び該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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