JPH11206722A - 在宅健康管理システム - Google Patents

在宅健康管理システム

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JPH11206722A
JPH11206722A JP1851998A JP1851998A JPH11206722A JP H11206722 A JPH11206722 A JP H11206722A JP 1851998 A JP1851998 A JP 1851998A JP 1851998 A JP1851998 A JP 1851998A JP H11206722 A JPH11206722 A JP H11206722A
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JP
Japan
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user
light
health
data
sensor
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Application number
JP1851998A
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English (en)
Inventor
Masaru Hashimoto
勝 橋本
Mitsuhide Maeda
光英 前田
謙之 ▲土▼井
Kaneyuki Doi
Kazuya Kitayama
和也 喜多山
Keiichi Yoshida
恵一 吉田
Masaki Koyama
正樹 小山
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専門家が送信された健康データを解析する過
程において、利用者を撮影した画像を有効に利用するこ
とが可能となる在宅健康管理システムを提供する。 【解決手段】 血圧計、体温計、体重計等の健康に関す
る健康データを測定する少なくとも1つの健康測定機器
1と、使用者を撮影する撮像機器101と、使用者を撮
影した環境等の状態データを計測する少なくとも1つの
状態測定機器131と、通信ネットワーク3を介して外
部端末4に対して健康データや撮像機器101により撮
像された画像データ、状態データを送信する通信手段と
を有する端末装置2と、からなるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭内で測定
した健康状態に関する健康データを、端末装置で一元管
理することにより、自主的な健康管理に役立てたり、そ
の健康データを通信ネットワークを介して、遠隔地にい
る医師や保健婦等の専門家に送ることにより、自宅等で
専門家のアドバイスを受けながら、健康管理を行うこと
ができるようにするための在宅健康管理システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年の急速な高齢化の進行により、わが
国の医療財政は逼迫しており、その対応が求められてい
る。政府では、国民への医療費負担を増加させるととも
に、基本的方針として、従来の「病気の早期発見・早期
治療」という方向から、「病気にならないための健康作
り」という方向への転換を重要視している。そして、上
記の「病気にならないための健康作り」を効果的に行う
手段の一つとして、「在宅健康管理システム」というも
のが提案されている。
【0003】このシステムは、一般家庭内で測定可能な
健康状態に関する健康データ(例えば、電子血圧計によ
り測定した血圧値や電子体温計により測定した体温等)
を各家庭において測定し、その健康データを専用の端末
装置から、公衆回線、CATV回線等の通信ネットワークを
介して、医療機関や保険センター等に送信するというも
のである。医療機関や保険センターでは、専門家により
送信された健康データの解析や診断等を行い、その結果
を各家庭にフィードバックするというものである。
【0004】利用者の健康状態を診断するに際して、利
用者の状態に関するデータが多い方が望ましい。そこ
で、上述の在宅健康管理システムにおいて、利用者側に
撮像機器を備えるとともに専門家側にモニタを備え、健
康データを送信する際に利用者を撮影した画像データを
送信するようにしてもよい。これにより、撮像機器によ
り撮影された利用者の顔色等を専門家がモニタで確認し
ながら健康データの解析を行うことができるため、より
精度の高い診断結果を得ることが可能となる。
【0005】このような在宅健康管理システムによれ
ば、各家庭における日常的な健康管理を専門家の指導の
もとに行うことができ、より信頼性の高い健康管理がで
きるようになり、通院回数の削減につながることにな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な構成の在宅健康管理システムでは、専門家がモニタに
て確認する画像がどのような環境の基で撮像されたもの
であるかを認識する術がないという問題点を有してい
る。すなわち、利用者を撮影した室温や光環境等は、撮
影された時間、場所、季節、部屋の大きさ、照明の有
無、照明の種類、光量等により変化し、それに伴い撮像
された画像の色調も変化するため、モニタにて専門家が
確認する画像において利用者の顔色が優れないとして
も、それが利用者の体調を反映した物であるのか、利用
者の周囲の寒暖によるものであるのかを判断できない。
このため、健康データとともに利用者を撮影した画像を
外部端末に送信したとしても、実際に健康データの解析
過程においてそれほど有用なものであるとは言えず、折
角送信された画像データが診断の一助となり得ないとい
う問題点を有している。
【0007】本発明は、上記の問題点に鑑みて成された
ものであり、その目的とするところは、専門家が送信さ
れた健康データを解析する過程において、利用者を撮影
した画像を有効に利用することが可能となる在宅健康管
理システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
血圧計、体温計、体重計等の健康に関する健康データを
測定する少なくとも1つの健康測定機器と、使用者を撮
影する撮像機器と、使用者を撮影した環境等の状態デー
タを計測する少なくとも1つの状態測定機器と、通信ネ
ットワークを介して外部端末に対して健康データや撮像
機器により撮像された画像データ、状態データを送信す
る通信手段とを有する端末装置と、からなることを特徴
とするものである。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の在
宅健康管理システムにおいて、利用者を照らす光量を自
在に調整することが可能な光源を付加し、状態測定機器
として露出センサを用い、露出センサが計測した結果に
基づいて光源の光量を調節するようにしたことを特徴と
するものである。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の在宅健康管理システムにおいて、利用者を照
らす光量を自在に調整することが可能な光源を付加し、
状態測定機器として光度センサを用い、光度センサが計
測した結果に基づいて光源の色合いのバランスを調節す
るようにしたことを特徴とするものである。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3記載の在宅健康管理システムにおいて、状態測定機
器としてドップラーセンサを用い、使用者と撮像機器と
の距離をドップラーセンサにより計測し、その結果が適
切な値でない場合にその旨を利用者に報知するようにし
たことを特徴とするものである。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項4記載の在宅健康管理システムにおいて、状態測定機
器として温度センサを用い、利用者の周囲の温度を温度
センサにより計測し、その結果を外部端末に送信するよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求
項5記載の在宅健康管理システムにおいて、状態測定機
器として赤外線センサを用い、使用者の体表面温度及び
使用者とその周囲の温度との温度差を赤外線センサによ
り計測し、その結果を外部端末に送信するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図1乃至図16に基づき詳細に説明する。図1は在
宅健康管理システムのブロック図である。図2は端末装
置の外観図である。図3は端末装置の内部構成を表すブ
ロック図である。図4は使用者の顔全体の画像を取り込
んだ時のイメージ図であり、(a)は光量が少ない場所
で撮影した場合のイメージ図であり、(b)は光量が多
い場所で撮影した場合のイメージ図である。図5は内蔵
光源を備えた端末装置の外観図である。図6は外部光源
を備えた端末装置の外観図である。図7は光源としてリ
モコン制御可能な屋内照明を用いた外部端末の外観図で
ある。図8は状態入力手段のブロック図である。図9は
状態入力手段及び三色光源のブロック図である。図10
は露出計測手段における手続きの一例を示すフローチャ
ートである。図11は光成分判断手段における手続きの
一例を示すフローチャートである。図12は光成分分析
手段における手続きの一例を示すフローチャートであ
る。図13は使用者距離補正手段における手続きの一例
を示すフローチャートである。図14は周囲温度計算手
段における手続きの一例を示すフローチャートである。
図15は体表面温度計算手段における手続きの一例を示
すフローチャートである。図16は温度差計算手段にお
ける手続きの一例を示すフローチャートである。
【0015】本実施の形態の在宅健康管理システムは、
家庭側のシステムと外部の病院や保健センター、介護セ
ンター等に設置される外部側のシステムとから構成され
る。家庭側のシステムは、健康測定機器1a〜1nと、
健康測定機器1a〜1nで測定した健康に関する健康デ
ータを入力、管理、および外部端末とデータ通信を行う
端末装置2とからなる。また、外部側のシステムは、家
庭側のシステムの端末装置2と通信ネットワーク3を介
して接統される外部端末4からなる。
【0016】健康測定機器1a〜1nは、利用者の健康
に関する健康データを測定するものであり、測定された
健康データは赤外線通信等を用いて端末装置2に送信さ
れる。このような健康測定機器1a〜1nとしては、血
圧計、体温計、体重計のほか、心電計、血糖計等があ
り、家庭において健康状態を測定できるものであれば特
に制限はない。また、これらの機器は、使用者の状況に
応じて1つの機器を単独で使用してもよいし、複数の機
器を併用するようにしてもよい。
【0017】端末装置2は、図3に示すように、端末装
置2を制御するためのマイクロプロセッサ20と、BIOS
やOSが記憶されたROM30と、アプリケーションソフ
トが記憶されるROM32と、ワークエリアとしてのR
AM34と、測定した健康に関する健康データを保存す
るためのフラッシュメモリ36と、各健康測定機器1a
〜1nから送信されてきた健康データを受信するための
赤外線通信の受信手段40と、外部側のシステムとデー
タ通信を行うための通信回路50と、回線の接続ポート
52と、LCDモニタ60と、操作ボタン70、72、7
4と、音声出力回路80と、スピーカ82と、利用者を
撮影する際に用いられる画像データ取り込み回路として
の撮像手段100と、撮像機器101と、LCDモニタ6
0等に撮影した画像データを再生するための画像再生手
段110と、画像の認識等で利用される専用LSI又はソ
フトウェアモジュール120a〜120mと、画像デー
タを撮影した環境等の状態を入力する状態入力手段13
0と、状態測定機器131と、光源を制御する光源出力
手段140と、光源141とから構成されている。
【0018】端末装置2において、ROMやRAM、フ
ラッシュメモリ等の各種メモリの容量や数は、使用する
アプリケーションソフトによって変更することが可能と
なっている。
【0019】赤外線通信の受信手段40は、健康測定機
器1a〜1nから送信されてきた健康データを受信する
ことができる。受信が終了すると、受信した健康データ
は、自動的にフラッシュメモリ36に保存されるように
なっている。健康測定機器1a〜1nで測定した健康に
関する健康データは、赤外線通信等を用いた方法で端末
装置2に入力される。
【0020】通信回路50および回線の接続ポート52
は、通信ネットワーク3として何を使用するかによって
異なり、それぞれに応じた通信回路およぴ接統ポートを
組み込むことにより構成される。すなわち、公衆回線を
用いる場合ならば、公衆回線モデム回路および公衆回線
の接続ポート、CATV回線を用いる場合ならば、ケーブル
モデム回路およびCATV回線の接続ポートとなる。通信ネ
ットワーク3としては、この他にも、PHS回線やISDN回
線等があるが、どの通信ネットワークを使用するかにつ
いては特に制限はない。
【0021】音声出力回路80およびスピーカ82は、
使用者に対して端末装置2の使用方法を案内するための
音声を出力するためのものであり、アプリケーションソ
フトに組み込まれた音声ファイルを状況に応じてデコー
ドし、音声としてスピーカ82から出力するようになっ
ている。
【0022】撮像機器101は、使用者を撮影した画像
データを取り込むためのものであり、CCDカメラ等の
ように画像データを取り込むことができるものであれば
特に制限はない。
【0023】状態測定機器131は、撮像機器101を
用いて利用者を撮影した環境がどのような状態にあるか
を測定するものである。状態測定機器131は、例え
ば、撮像機器101により取り込んだ画像データの光の
露出を測定する露出センサ等であり、画像データを取り
込んだ際の使用者及び回りの環境状態を測定する機器で
ある。
【0024】光源141は、使用者が撮像機器101を
用いて画像データを取り込む際において利用者の周囲の
光環境を調節するものであり、光源出力手段140を用
いてその種類や光量等が調節される。
【0025】端末装置2に記憶された各種健康測定機器
1a〜1nで測定した健康に関する健康データは、通信
ネットワーク3を介して、定期的に自動で外部端末4に
送信される。外部端末4で受信された健康データは医師
等の専門家により解析され、その診断結果が利用者にフ
ィードバックされることになる。なお、外部端末4は、
通常のパソコンを用いて構築されたものとなっている。
【0026】次に、利用者を撮影する手続きについて説
明する。図4は使用者の顔全体の画像を取り込んだ時の
イメージ図であり、専門家はこのような画像を見ながら
健康データの解析を行うことになる。なお、図4(a)
は光量が少ない場所で撮影された場合のイメージ図であ
り、暗すぎるため利用者の顔色が正確に認識できない状
態である。また、図4(b)は光量が多い場所で撮影さ
れた場合のイメージ図であり、明るすぎるため図4
(a)と同じく利用者の顔色が正確に認識できない状態
である。このような場合、状態測定機器131として用
いられた露出センサにより利用者の顔色が正確に撮影さ
れるように補正が行われる。
【0027】図5は光源141として発光ダイオード等
の内蔵光源を備えた端末装置2の外観図である。まず、
使用者が医師等の専門家へ送信する画像データを取り込
む際に、状態測定機器131(露出センサ)によりその
使用者及び周囲の光の露出を計測し状態入力手段130
によってその値を入力する。入力された計測値を露出計
測手段120aによて計算し、適切な光の露出を得るた
めに光源141の光量を調節する。すなわち、図4
(a)に示した状態では、光源141から照射する光量
を多くすることになる。
【0028】なお、図6に示すように、光源141とし
て外部光源を用いるようにしてもよい。この際、露出計
測手段120aにより得られた値を光源出力手段140
に入力することにより、外部光源から使用者に照射され
る光量を調節することになる。
【0029】また、図7に示すように、光源141とし
て光量をリモコンにより制御可能な屋内照明を用いるよ
うにしてもよい。この際、露出計測手段120aにより
得られた値を光源出力手段140に入力することによ
り、光源出力手段140はその制御信号をリモコン制御
可能な屋内照明に送信し、屋内照明から照射される光量
を調節することになる。
【0030】使用者の周囲の光環境が、主に太陽光によ
りなるものであるのか、種々の屋内照明によりなるもの
であるのか等によって、光の色合いのバランスが異なる
ため、取り込んだ使用者の顔色の画像が使用者の体調を
反映したものであるのかを判断できない場合がある。そ
れらを補正する手続きについて以下に述べる。
【0031】ここでは、状態測定機器131として光度
センサを用いている。図8に示すように、光源141と
して白色基準光源を用いた際の状態入力手段130で
は、図3における状態測定機器131の位置に光取込機
器1300があり、状態入力手段130の中に状態測定
機器131として光度センサが組み込まれることにな
る。
【0032】光取込機器1300は、レンズ等からな
り、光を取り込むことが可能となる。取り込まれた光
は、分光器1310によって光の三原色に分光される。
分光された光はそれぞれ別の状態測定機器131(光度
センサ)に入力されその光度が測定される。それらの光
度を光度データ出力手段1320に入力すると、各成分
を区別して光成分判断手段120bに送られる。光成分
判断手段120bでは、三原色成分の比率を計算して、
三原色それぞれの成分が等量含まれているかを判断す
る。その結果、三原色の成分が等量でない場合には、光
出力手段140にその制御データがフィードバックさ
れ、白色基準光源141から白色基準光が使用者に照射
されることになる。
【0033】なお、図9に示すように、光源141とし
て光の三原色それぞれの光源を用いるようにしてもよ
い。すなわち、光成分判断手段120bにおいて、三原
色それぞれの成分が等量含まれていない場合には、それ
ぞれの比率が等しくなるように付加する三原色の光量を
計算して、光制御データ入力手段1420にその結果が
送られる。そして、それぞれの成分の制御データに従っ
て三原色それぞれの光源141から所定の光量の光が使
用者に照射されることになる。
【0034】次に、使用者と撮像機器101との距離が
適切でないため、専門家が取り込まれた画像を診断した
際、所望の部分が鮮明に見えなかったり、所望の部分の
画像が欠けたりすることを防止する手続きについて述べ
る。ここでは、状態測定機器131としてドップラーセ
ンサを用いている。
【0035】使用者が撮像機器101より画像を入力す
る際、状態測定機器131(ドップラーセンサ)によっ
て使用者と撮像機器101との距離が計測される。そし
て、状態入力手段130により計測された結果が使用者
距離補正手段120dに送られる。使用者距離補正手段
120dでは、使用者と撮像機器101との距離を計算
し、算出された結果と予め設定している値と比較する。
算出された距離と予め設定している値の範囲内にあれ
ば、取り込んだ利用者の画像が画面上において適切な面
積を占めることになる。そして、適切な距離でないと判
断された場合には、使用者に対してLCDモニタ60や音
声出力回路80を用いて撮像機器101との距離が適切
な位置となるように促すものである。
【0036】次に、使用者の顔色等が室温の影響を受け
ることにより、専門家が使用者の顔色等を正確に認識で
きないことを防止する手続きについて述べる。ここで
は、状態測定機器131として温度センサを用いてい
る。
【0037】使用者が撮像機器101により画像を入力
した際、状態測定機器131(温度センサ)によって画
像入力時の室温を計測する。計測された室温は、状態入
力手段130により周囲温度計算手段120eに送られ
る。周囲温度計算手段120eでは、周囲温度が計算さ
れ、その結果が専門家に画像データとともに送信され
る。
【0038】なお、状態測定機器131として温度セン
サに代えて赤外線センサを用いるようにしてもよい。す
なわち、使用者が撮像機器101により画像を入力した
際、状態測定機器131(赤外線センサ)によって画像
入力時の使用者及びその周囲を含めた温度分布データを
計測する。ここで、計測されたデータが、体表面温度計
算手段120fに入力されると使用者の体表面温度が計
算され、温度差計算手段120gに入力されると使用者
とその周囲の温度との差が計算されることになる。これ
らの計算結果が専門家に画像データとともに送信され
る。
【0039】次に、画像の認識等で利用される専用LSI
又はソフトウェアモジュール120a〜120mが行う
手続きについて説明する。なお、後述する手続きは一例
でありこれに限られるものではない。
【0040】[露出計測手段120a]図10は露出計
測手段120aにおける手続きの一例を示すフローチャ
ートである。状態測定機器131(露出センサ)で計測
した露出データを状態入力手段130から入力し、露出
値を算出する。計算された露出値が適切でない場合に
は、適切な露出値にするための光源141の光量を計算
し、この値を戻り値とする。
【0041】[光成分判断手段120b]図11は光成
分判断手段120bにおける手続きの一例を示すフロー
チャートである。光の三原色それぞれの光度を状態測定
機器131(光度センサ)で計測し、計測した光度デー
タを光度データ出力手段1320において各成分毎に区
別する。その後、各成分量を計算し、三原色成分の比率
を求め、三原色それぞれの成分が等量含まれているかを
判断する。その結果、三原色の成分が等量ではない場合
は、光制御データを戻り値とする。
【0042】[光成分分析手段120c]図12は光成
分分析手段120cにおける手続きの一例を示すフロー
チャートである。光の三原色それぞれの光度を状態測定
機器131(光度センサ)で計測した光度データを光度
データ出力手段1320から入力し、各成分毎に光度デ
ータを区別する。その後、各成分分量を計算し、三原色
成分の比率を求め、三原色それぞれの成分が等量含まれ
ているかを判断する。そして、三原色の成分が等量含ま
れていなければ、それぞれの比率が等しくなるように各
成分の光量をどの程度付加すれば良いかを計算し、その
各成分毎の光量を戻り値とする。
【0043】[使用者距離補正手段120d]図13は
使用者距離補正手段120dにおける手続きの一例を示
すフローチャートである。状態測定機器131(ドップ
ラーセンサ)によって計測した使用者と撮像機器101
との距離データを状態入力手段130を用いて入力し、
使用者と撮像機器101との距離を計算する。取り込ん
だ画像が適切な面積を持つような距離であるかを予め設
定した適正値と計算した距離とを比較し、適切な距離で
ないと判断された場合には、予め設定した適正値との差
を戻り値とする。
【0044】[周囲温度計算手段120e]図14は周
囲温度計算手段120eにおける手続きの一例を示すフ
ローチャートである。状態測定機器131(温度セン
サ)によって計測した画像入力時の周囲温度を状態入力
手段130を用いて入力し、周囲温度を計算してその値
を戻り値とする。
【0045】[体表面温度計算手段120f]図15は
体表面温度計算手段120fにおける手続きの一例を示
すフローチャートである。取り込まれた画像をスキャン
することによって状態測定機器131(赤外線センサ)
により計測されたデータを状態入力手段130を用いて
入力し、相対温度データに変換した後に温度分布データ
を作成する。作成された温度分布の形状、面積等により
使用者とその周囲を分離し、使用者の温度のみを抽出し
て基準温度と比較することによって、使用者の体表面温
度を計算しその値を戻り値とする。
【0046】[温度差計算手段120g]図16は温度
差計算手段120gにおける手続きの一例を示すフロー
チャートである。取り込まれた画像をスキャンすること
によって状態測定機器131(赤外線センサ)により計
測されたデータを状態入力手段130を用いて入力し、
相対温度データに変換した後に温度分布データを作成す
る。作成された温度分布の形状、面積等により使用者と
その周囲を分離し、使用者と周囲の温度差を計算しその
値を戻り値とする。
【0047】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明にあ
っては、血圧計、体温計、体重計等の健康に関する健康
データを測定する少なくとも1つの健康測定機器と、使
用者を撮影する撮像機器と、使用者を撮影した環境等の
状態データを計測する少なくとも1つの状態測定機器
と、通信ネットワークを介して外部端末に対して健康デ
ータや撮像機器により撮像された画像データ、状態デー
タを送信する通信手段とを有する端末装置と、からなる
ようにしたので、使用者を撮影した際の周囲の環境を専
門家が状態データから把握することができるため、専門
家が送信された健康データを解析する過程において、利
用者を撮影した画像を有効に利用することが可能となる
在宅健康管理システムを提供することができるという効
果を奏する。
【0048】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の在宅健康管理システムにおいて、利用者を照らす
光量を自在に調整することが可能な光源を付加し、状態
測定機器として露出センサを用い、露出センサが計測し
た結果に基づいて光源の光量を調節するようにしたの
で、露出センサにより画像取込時の光環境を測定し、利
用者を撮影する際の光の強弱を光源により適切に調整す
ることができるため、使用者の顔色等を実際の色合いに
近い状態で取り込むことが可能になるという効果を奏す
る。
【0049】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
又は請求項2記載の在宅健康管理システムにおいて、利
用者を照らす光量を自在に調整することが可能な光源を
付加し、状態測定機器として光度センサを用い、光度セ
ンサが計測した結果に基づいて光源の色合いのバランス
を調節するようにしたので、光度センサにより画像取込
時の光環境を測定し、利用者を撮影する際の光のバラン
スを光源により適切に調節することが可能になるため、
使用者の顔色等を実際の色合いに近い状態で取り込むこ
とが可能になるという効果を奏する。
【0050】請求項4記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項3記載の在宅健康管理システムにおいて、状
態測定機器としてドップラーセンサを用い、使用者と撮
像機器との距離をドップラーセンサにより計測し、その
結果が適切な値でない場合にその旨を利用者に報知する
ようにしたので、使用者が撮像機器に近づき過ぎたり、
逆に離れすぎたりといったことを防止することが可能に
なるという効果を奏する。
【0051】請求項5記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項4記載の在宅健康管理システムにおいて、状
態測定機器として温度センサを用い、利用者の周囲の温
度を温度センサにより計測し、その結果を外部端末に送
信するようにしたので、使用者の顔色等が周囲温度に影
響を受けているか否かを専門家が健康データの解析過程
で判断することが可能になるため、より精度の高い診断
が可能になるという効果を奏する。
【0052】請求項6記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項5記載の在宅健康管理システムにおいて、状
態測定機器として赤外線センサを用い、使用者の体表面
温度及び使用者とその周囲の温度との温度差を赤外線セ
ンサにより計測し、その結果を外部端末に送信するよう
にしたので、使用者の顔色等が使用者の体温と相関があ
るのか、それとも周囲温度と相関があるのかを専門家が
健康データの解析過程で利用することができるため、よ
り精度の高い診断が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】在宅健康管理システムのブロック図である。
【図2】端末装置の外観図である。
【図3】端末装置の内部構成を表すブロック図である。
【図4】使用者の顔全体の画像を取り込んだ時のイメー
ジ図であり、(a)は光量が少ない場所で撮影した場合
のイメージ図であり、(b)は光量が多い場所で撮影し
た場合のイメージ図である。
【図5】内蔵光源を備えた端末装置の外観図である。
【図6】外部光源を備えた端末装置の外観図である。
【図7】光源としてリモコン制御可能な屋内照明を用い
た外部端末の外観図である。
【図8】状態入力手段のブロック図である。
【図9】状態入力手段及び三色光源のブロック図であ
る。
【図10】露出計測手段における手続きの一例を示すフ
ローチャートである。
【図11】光成分判断手段における手続きの一例を示す
フローチャートである。
【図12】光成分分析手段における手続きの一例を示す
フローチャートである。
【図13】使用者距離補正手段における手続きの一例を
示すフローチャートである。
【図14】周囲温度計算手段における手続きの一例を示
すフローチャートである。
【図15】体表面温度計算手段における手続きの一例を
示すフローチャートである。
【図16】温度差計算手段における手続きの一例を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 健康測定機器 2 端末装置 3 通信ネットワーク 4 外部端末 101 撮像機器 131 状態測定機器 141 光源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 喜多山 和也 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 吉田 恵一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 小山 正樹 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血圧計、体温計、体重計等の健康に関す
    る健康データを測定する少なくとも1つの健康測定機器
    と、 使用者を撮影する撮像機器と、使用者を撮影した環境等
    の状態データを計測する少なくとも1つの状態測定機器
    と、通信ネットワークを介して外部端末に対して健康デ
    ータや撮像機器により撮像された画像データ、状態デー
    タを送信する通信手段とを有する端末装置と、からなる
    ことを特徴とする在宅健康管理システム。
  2. 【請求項2】 利用者を照らす光量を自在に調整するこ
    とが可能な光源を付加し、状態測定機器として露出セン
    サを用い、露出センサが計測した結果に基づいて光源の
    光量を調節するようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の在宅健康管理システム。
  3. 【請求項3】 利用者を照らす光量を自在に調整するこ
    とが可能な光源を付加し、状態測定機器として光度セン
    サを用い、光度センサが計測した結果に基づいて光源の
    色合いのバランスを調節するようにしたことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載の在宅健康管理システム。
  4. 【請求項4】 状態測定機器としてドップラーセンサを
    用い、使用者と撮像機器との距離をドップラーセンサに
    より計測し、その結果が適切な値でない場合にその旨を
    利用者に報知するようにしたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項3記載の在宅健康管理システム。
  5. 【請求項5】 状態測定機器として温度センサを用い、
    利用者の周囲の温度を温度センサにより計測し、その結
    果を外部端末に送信するようにしたことを特徴とする請
    求項1乃至請求項4記載の在宅健康管理システム。
  6. 【請求項6】 状態測定機器として赤外線センサを用
    い、使用者の体表面温度及び使用者とその周囲の温度と
    の温度差を赤外線センサにより計測し、その結果を外部
    端末に送信するようにしたことを特徴とする請求項1乃
    至請求項5記載の在宅健康管理システム。
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