JPH11206129A - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JPH11206129A
JPH11206129A JP96498A JP96498A JPH11206129A JP H11206129 A JPH11206129 A JP H11206129A JP 96498 A JP96498 A JP 96498A JP 96498 A JP96498 A JP 96498A JP H11206129 A JPH11206129 A JP H11206129A
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capacitor
electrode
capacitors
power supply
supply circuit
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JP96498A
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Kanji Yoshimoto
幹治 由本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性の向上及びコスト低減の図れる電源回
路を提供する。 【解決手段】 コンデンサ11、17〜19が各々の間
に順方向に配した整流素子22、27〜29を介して直
列に接続されている。さらに、これらと直列に整流ダイ
オード3が接続されている。これらを交流電源の半サイ
クルおいて一括して充電する。そして、他の半サイクル
においてはスイッチング素子5等によって、コンデンサ
12よりコンデンサ11に放電電流を送り、コンデンサ
17、18よりコンデンサ20に放電電流を送る。そし
て、コンデンサ11、20のそれぞれに接続されている
負荷61、62に電流を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電源を整流、
平滑化して負荷に電流を供給する電源回路に関し、特に
トランスレス電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、交流電力を整流、平滑化して負荷
に電流を供給する電源回路として、例えば図5に示すよ
うなトランスレス電源回路が知られている。
【0003】このトランスレス電源回路は、100Vの
交流電源ACをダイオード71で半波整流し、コンデン
サ72で平滑化するとともに、コンデンサ72とダイオ
ード71との間に電圧降下用の抵抗73を設けて、上記
コンデンサ72からリップル吸収用のコンデンサ74及
び抵抗75を介して負荷76に直流電力を供給するもの
である。
【0004】ところが、上記従来のトランスレス電源回
路は、交流電源ACの半波の平均入力電流に略等しい直
流電源を負荷76に供給することができるが、入力電流
が電圧降下用の抵抗73にも流れるため、この抵抗が相
当発熱して大きな電力損失をもたらし、変換効率が悪
く、ランニングコストが高くなるという問題点があっ
た。また、発熱によるトランスレス電源回路の昇温を防
止すべく、放熱構造をもった大型の抵抗73を用いる必
要があるため、コンパクト化が図れないという問題点が
あった。
【0005】そこで、電圧降下用の抵抗の発熱ロスや電
力損失を少なくするためのトランスレス電源として、例
えば図6に示すような特開平4−012672号公報に
て開示されたトランスレス電源回路が提案されている。
【0006】該トランスレス電源回路は、両電極から出
力端子が取り出される第1のコンデンサ72、第2のコ
ンデンサ77、第3のコンデンサ78を夫々の間に順方
向に配した整流素子79、80を介して直列に接続する
とともに、第1、第3のコンデンサ72、78を交流電
源ACの夫々一方、他方の端子に接続する一方、上記第
1、第2のコンデンサ72、77の他側電極を次段のコ
ンデンサ77、78の他側電極に夫々放電用の第1、第
2のスイッチング素子81、82を介して接続し、さら
に上記第2、第3のコンデンサ77、78の一側電極を
順方向に配した整流素子83、84を介して上記第1の
コンデンサ72の一側電極に夫々接続して、交流電源A
Cの半サイクルで各コンデンサ72、77、78を直列
に充電し、交流電源ACの他の半サイクルの前半、後半
期間で上記両スイッチング素子81、82を交互に導通
させるようにしたものであり、該構成により、交流電源
ACの平均入力電流の略4倍の電流を少ない電力損失で
取り出すことができ、変換効率が高く、且つランニング
コストが低く、しかもコンパクトなトランスレス電源回
路として顕著な効果を奏するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
4−012672号公報に記載のトランスレス電源回路
では、制御回路とその機能が複雑で、交流入力電圧に波
形歪みが発生した場合、誤動作が生じて正しく機能しな
い場合があり、信頼性にも欠けるという問題があった。
また、複雑な制御回路が必要でコストも高くなり、経済
的な面で実現するのが困難であった。
【0008】また、図7に示すように、電圧の異なる2
種類の負荷85、86を駆動するときには、駆動電圧の
高い負荷85は、図6における負荷76と同様に電源回
路に接続されるが、電圧の低い負荷86は、電圧降下用
の抵抗88、トランジスタ87及び定電圧制御用のツェ
ナダイオード89から成るレギュレータによって駆動さ
れる。しかし、前記レギュレータでは電圧降下用の抵抗
88での電力損失が大きく、発熱によってその付近の温
度が上昇するので放熱対策を行う必要がある。そのた
め、該電源回路を備えた装置のコストが上昇するという
問題があった。
【0009】また、電源回路における大きな電力損失に
よる発熱のため、電源回路の付近の温度が上昇し、種々
の電子部品の周囲温度は高くなるため該電子部品の寿命
は短くなり、故障発生率が高くなるので信頼性が劣ると
いう問題があった。
【0010】本発明は、上記課題に鑑み、信頼性の向上
及びコスト低減の図れる電源回路の提供を目的とするも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の構成では、第1のコンデンサ、第2
のコンデンサ、第3のコンデンサ、第4のコンデンサを
各々の間に第1の方向に配した整流素子を介して直列に
接続し、前記第1のコンデンサの一方の電極を交流電源
の一方の端子に接続するとともに、前記第4のコンデン
サの他方の電極を第1の方向に配した整流素子を介して
前記交流電源の他方の端子に接続し、前記第1のコンデ
ンサの他方の電極をスイッチング素子を介して前記第4
のコンデンサの他方の電極に接続し、前記第2、第3と
第4のコンデンサのうちいずれか1つの一方の電極を第
1の方向に配した整流素子を介して前記第1のコンデン
サの一方の電極に接続するとともに他方の電極を第2の
方向に配した整流素子を介して前記第4のコンデンサの
他方の電極に接続し、前記第2、第3、第4のコンデン
サのうちもう1つの一方の電極を第1の方向に配した整
流素子を介して他方の電極が前記第1のコンデンサの一
方の電極に接続される第5のコンデンサの一方の電極に
接続するとともに他方の電極を第2の方向に配した整流
素子を介して前記第4のコンデンサの他方の電極に接続
し、前記第2、第3、第4のコンデンサのうち最後の1
つの端子電圧で前記スイッチング素子を駆動し、前記交
流電源の半サイクルで前記スイッチング素子をオフ状態
として前記第1乃至第4のコンデンサを充電し、前記交
流電源の他の半サイクルで前記スイッチング素子をオン
状態とする制御手段が設けられて、前記第1及び第5の
コンデンサの両方の電極にそれぞれ接続された第1及び
第2の負荷に電流を供給することができるようにしてい
る。
【0012】このような構成によると、交流電源の一方
の端子が正電圧となる半サイクルにおいては電源回路は
順方向の整流素子を介して第1乃至第4のコンデンサを
等しい充電電流で一括して充電する。次に、交流電源の
他の半サイクルにおいて、前記最後のコンデンサは整流
素子によって接続が切られたものとなる。前記最後のコ
ンデンサから電流を供給して前記スイッチング素子をオ
ンさせることにより、前記いずれか1つのコンデンサよ
り整流素子、第1のコンデンサ及びスイッチング素子を
経て前記いずれか1つのコンデンサに戻る放電回路が形
成され、電源回路は前記いずれか1つのコンデンサの放
電電流によって第1のコンデンサを充電する。また、電
源回路は前記もう1つのコンデンサの放電電流によって
第5のコンデンサを充電する。これにより、電源回路
は、第1及び第2の負荷を第1及び第5のコンデンサの
両方の電極よりそれぞれ異なる電流で駆動することがで
きる。
【0013】また、本発明の第2の構成では、上記第1
の構成において、前記いずれか1つのコンデンサは第1
の方向に配した整流素子を介して直列に接続された複数
のコンデンサを有し、前記複数のコンデンサのそれぞれ
一方の電極よりそれぞれ第1の方向に配した整流素子を
介して前記第1のコンデンサの一方の電極に接続すると
ともに、それぞれの他方の電極より第2の方向に配した
整流素子を介して前記第4のコンデンサの他方の電極に
接続するようにしている。
【0014】このような構成によると、電源回路は前記
いずれか1つのコンデンサが複数のコンデンサから成る
ため、各コンデンサより放電電流の数倍の電流で第1の
コンデンサを充電することが可能となる。
【0015】また、本発明の第3の構成では、上記第1
の構成において、前記もう1つのコンデンサは第1の方
向に配した整流素子を介して直列に接続された複数のコ
ンデンサを有し、前記複数のコンデンサのそれぞれ一方
の電極よりそれぞれ第1の方向に配した整流素子を介し
て前記第5のコンデンサの一方の電極に接続するととも
に、それぞれの他方の電極より第2の方向に配した整流
素子を介して前記第4のコンデンサの他方の電極に接続
するようにしている。
【0016】このような構成によると、電源回路は前記
もう1つのコンデンサが複数のコンデンサから成るた
め、各コンデンサより放電電流の数倍の電流で第5のコ
ンデンサを充電することが可能となる。
【0017】また、本発明の第4の構成では、上記第2
の構成又は上記第3の構成において、前記複数のコンデ
ンサのそれぞれは全て静電容量が等しくなっている。こ
のような構成によると、前記いずれか1つのコンデンサ
又は前記もう1つのコンデンサを構成する各コンデンサ
の静電容量が等しいため、各コンデンサの電圧と充放電
にともなうその電圧の変化を各コンデンサでばらつきが
ないようにすることができ、一部のコンデンサに大きな
電圧がかかるようなストレスがかかるのが防止できる。
【0018】また、本発明の第5の構成では、上記第1
の構成乃至上記第4の構成のいずれかにおいて、前記ス
イッチング素子はトランジスタであり、前記制御手段
は、前記最後の1つのコンデンサと前記最後の1つのコ
ンデンサより前記他方の端子側に設けられた隣接する前
記整流素子との間に挿入された第1の抵抗と、前記最後
の1つのコンデンサの一方の電極と前記トランジスタの
ベースとの間に挿入された第2の抵抗と、前記第1の抵
抗と前記隣接する整流素子との接続中点との間に挿入さ
れた第3の抵抗とから成っている。
【0019】このような構成によると、電源回路は交流
電源の一方の端子が正電圧となる半サイクルで上記抵抗
によってトランジスタのベースがエミッタよりも負電圧
となるために、トランジスタはカットオフ状態となる。
これにより、整流素子を介して第1乃至第4のコンデン
サは直列に充電される。次に、上記他の半サイクルで
は、第4のコンデンサによって駆動用抵抗を介してトラ
ンジスタのベースに電圧をかけてトランジスタをオンす
る。これにより、第2、第3のコンデンサからトランジ
スタを介してそれぞれ第1、第5のコンデンサに放電電
流を供給する。
【0020】また、本発明の第6の構成では、上記第1
の構成において、前記いずれか1つのコンデンサ及び前
記もう1つのコンデンサはともに第1の方向に配された
整流素子を介して直列に接続された複数のコンデンサを
有し、前記いずれか1つのコンデンサを構成するコンデ
ンサ数と前記コンデンサ数との比は、前記第1の負荷の
消費電流と前記第2の負荷の消費電流との比に基づいて
定められている。
【0021】このような構成によると、電源回路は第
2、第3のコンデンサにそれぞれ複数のコンデンサを有
しており、その個数の比はほぼ第1、第2の負荷の消費
電流の比となっている。したがって、第2、第3のコン
デンサの電圧及び充放電にともなう電圧の変化はほぼ同
じ均一となる。
【0022】また、本発明の第7の構成では、上記第1
の構成において、前記第1乃至第4の各コンデンサに直
列となるように接続されるとともに他方の電極は第2の
方向に配した整流素子を介して前記第4のコンデンサの
他方の電極に接続される第6のコンデンサと、前記第6
のコンデンサの一方の電極が第1の方向に配した整流素
子を介して一方の電極に接続されるとともに他方の電極
が前記第1のコンデンサの他方の電極に接続される第7
のコンデンサとを有し、前記第7のコンデンサの両方の
電極より負荷に電流を供給する回路を少なくとも一組備
えるようにしている。
【0023】このような構成によると、電源回路は消費
電流の異なる3個以上の負荷を駆動することができる。
【0024】また、本発明の第8の構成では、上記第7
の構成において、前記いずれか1つのコンデンサ、前記
もう1つのコンデンサ及び前記第6のコンデンサはそれ
ぞれ複数のコンデンサから成り、前記いずれか1つのコ
ンデンサ、前記もう1つのコンデンサ及び前記第6のコ
ンデンサ数の比は、前記いずれか1つのコンデンサ、前
記もう1つのコンデンサ及び前記第6のコンデンサのそ
れぞれのコンデンサ数の比は、コンデンサの両方の電極
に接続された負荷の消費電流の比に基づいて定められて
いる。
【0025】このような構成によると、電源回路は3個
以上の負荷をそれぞれ独立の電圧で駆動するが、それぞ
れの消費電流に基づいて交流電源に直列に接続されたコ
ンデンサが設けられているので電圧や電圧変動が同程度
となり、効率の良い電流供給が可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】<第1の実施形態>図1は本発明
の第1の実施形態に係るトランスレス電源回路の回路図
である。
【0027】図において、第1のコンデンサ11、第2
のコンデンサ12、第3のコンデンサ17、18及び第
4のコンデンサ19は夫々の間に順方向に配されたスイ
ッチングダイオード(整流素子)22、27、28、2
9を介して直列に接続されている。コンデンサ11の一
方の電極は交流電源の一方に端子1に接続されている。
また、コンデンサ19の他方の電極は第1の抵抗8及び
順方向に配した整流ダイオード(整流素子)3を介して
交流電源の他方の端子2に接続されている。
【0028】コンデンサ11の他方の電極はスイッチン
グ素子であるNPNトランジスタ(スイッチング素子)
5のコレクタ、エミッタを介してコンデンサ19の他方
の電極に接続されている。コンデンサ12の一方の電極
は順方向に配されたスイッチングダイオード(整流素
子)32及び充放電電流バランス抵抗52を介してコン
デンサ11の一方の電極に接続され、コンデンサ12の
他方の電極は逆方向に配されたスイッチングダイオード
(整流素子)42を介してコンデンサ19の他方の電極
に接続されている。
【0029】コンデンサ17、18のそれぞれの一方の
電極は順方向に配されたスイッチングダイオード(整流
素子)37、38及び充放電電流バランス抵抗57、5
8を介して第5のコンデンサ20の一方の電極に接続さ
れている。コンデンサ17、18のそれぞれの他方の電
極は逆方向に配されたスイッチングダイオード(整流素
子)47、48を介してコンデンサ19の他方の電極に
接続されている。
【0030】コンデンサ19の一方の電極はスイッチン
グ素子駆動用の第2の抵抗6を介してトランジスタ5の
ベースに接続されている。また、トランジスタ5のベー
スは第3の抵抗7を介して抵抗8とダイオード3との接
続中点に接続されている。トランジスタ5のエミッタか
らベースに順方向に配された保護用ダイオード(整流素
子)4が接続されている。
【0031】コンデンサ20の他方の電極はコンデンサ
11の他方の電極に接続されている。コンデンサ11の
両方の電極に接続された第1の負荷61に消費電流が供
給される。また、コンデンサ20の両方の電極に接続さ
れた第2の負荷62に消費電流が供給される。
【0032】これにより、交流電源の端子1に+電圧、
端子2に−電圧がかかっている半サイクルにおいて、ト
ランジスタ5のベースが抵抗6〜8によりエミッタより
も負電圧になっているため、トランジスタ5はカットオ
フ状態になっており、ダイオード22、27、28、2
9、3は導通状態とっている。そして、コンデンサ1
1、12、17、18、19は直列に接続された状態と
なり、全て等しい充電電流で一括して充電される。
【0033】この状態において、トランジスタ5のベー
スの電位がエミッタの電位よりも大きな負電圧となって
ベース、エミッタ間の耐圧不足で破壊することを防止す
るため、トランジスタ5のエミッタ、ベース間に保護用
ダイオード4が入れられている。
【0034】次に、前記交流電源の位相の変わった他の
半サイクルにおいて、端子1に−電圧、端子2に+電圧
がかかっている場合、トランジスタ5のベースにはコン
デンサ19の一方の電極から駆動用抵抗6を介してベー
ス電流が供給されており、これによりトランジスタ5は
オン状態となり、コレクタからエミッタへ電流が流れ
る。このようにコンデンサ19の端子電圧によって抵抗
6〜8から成る制御手段はトランジスタ5を駆動する。
【0035】コンデンサ11の端子電圧は常時負荷61
に電流を供給しているため、コンデンサ12の端子電圧
よりも低く、コンデンサ20は常時負荷62に電流を供
給しているため、その端子電圧はコンデンサ17、18
の端子電圧よりも低い。ダイオード3、22、27、2
8、29はオフ状態となり、ダイオード32、37、3
8、42、47、48が導通状態となる。
【0036】したがって、コンデンサ12の正電極より
ダイオード32及び抵抗52を介してコンデンサ11の
正電極に、コンデンサ11の負電極よりトランジスタ5
のコレクタ、エミッタ及びダイオード42を介してコン
デンサ12の負電極への経路が作られる。
【0037】同様に、コンデンサ17の正電極よりダイ
オード37及び抵抗57を介してコンデンサ20の正電
極に、コンデンサ20の負電極よりトランジスタ5のコ
レクタ、エミッタ及びダイオード47を介してコンデン
サ17の負電極への経路が作られる。
【0038】同様に、コンデンサ18の正電極よりダイ
オード38及び抵抗58を介してコンデンサ20の正電
極に、コンデンサ20の負電極よりトランジスタ5のコ
レクタ、エミッタ及びダイオード48を介してコンデン
サ18の負電極への経路が作られる。
【0039】これらの経路でコンデンサ12、17、1
8は放電し、コンデンサ11、20は充電する。このと
き、コンデンサ17、18の放電電流をほぼ等しくする
ため、静電容量を等しくしている。
【0040】この充放電状態は、交流電源の位相が変わ
り交流電源に接続された端子1に+電圧、端子2に−電
圧がかかり、トランジスタ5がカットオフ状態になるま
で持続する。
【0041】これにより、負荷61には入力電流の2倍
の平均電流が供給され、負荷62には入力電流の2倍の
平均電流が供給される。
【0042】抵抗52、57、58はコンデンサ12、
17、18の放電電流が過度にならないように調整する
ために設けられており、抵抗57、58についてはコン
デンサ17、18の特性ばらつき等による放電電流のば
らつきを抑制する効果もある。コンデンサ17、18の
容量を等しくしているので、一括充電によりコンデンサ
17、18は等しい電荷を蓄え、各端子電圧は等しく変
化し、放電時にはコンデンサ17、18からそれぞれ等
しい電流がコンデンサ20及び負荷62に供給されるこ
とになる。
【0043】これに対し、コンデンサ17、18の容量
が一致しない場合には、大きな充放電電流にともなって
容量の小さい方には大きな電圧及びその電圧変動がかか
るためにストレスがかかって特性の劣化や寿命の低下を
引き起こす可能性がある。したがって、本実施形態のよ
うにコンデンサ17、18の容量を等しくすることによ
って上記特性の劣化や寿命の短期化を防止することがで
きる。
【0044】停電状態になると、コンデンサ12は放電
し、コンデンサ11は充電される状態が持続する。ま
た、コンデンサ17、18が放電してコンデンサ20は
充電される状態が持続する。そして、コンデンサ19が
放電し、その電圧が小さくなりトランジスタ3がオンで
きなくなると充放電状態は終わる。
【0045】このように本実施形態によれば、以下に示
す効果を奏することができる。
【0046】1)直列に接続された複数のコンデンサ1
1、17、18、19を同時に充電するので、充電電圧
が大きくなり、電力ロスとなる電圧降下を小さくでき
る。
【0047】2)入力電流の数倍の電流を負荷61、6
2に供給することができるので、必要とする負荷電流に
対して入力電流を2分の1に小さくできる。
【0048】3)上記1)、2)の結果、電圧降下にと
もなう電力損失は大幅に削減でき、電力損失に伴う発熱
を大幅に削減できる。また、トランスレス電源の採用が
困難であった高電圧交流用の電源回路にも容易に採用で
きる。
【0049】4)負荷61に供給される電圧を保つコン
デンサ11は、交流電源の半サイクルで充電され、逆位
相の半サイクルでは充電されたコンデンサ12から充電
されるため、電圧リップルが小さく電圧が安定する。
【0050】5)電源周波数が50、60又は400H
zでも容易に対応でき、周波数変動が生じても安定した
機能を発揮する。
【0051】6)磁束を発生させるインダクタンス素子
を使用していないので、それによる磁束の発生がなく周
囲に妨害を与えない。
【0052】7)トランジスタ5のダイオード22、2
7、28、29、32、37、38、42、47、48
及び抵抗6〜8等から成る切換回路は非常に単純でコス
トが安く、且つその機能は単純で、交流電源電圧に波形
歪みが生じても安定に動作する。
【0053】8)高耐圧のコンデンサを使わずに電源回
路を作ることができるので、コストが安く信頼性を高く
できる。
【0054】9)停電時、負荷61に対しては複数のコ
ンデンサ11、12によって電流を供給し、負荷62に
対しては複数のコンデンサ17〜20によって電流を供
給するため、停電バックアップ時間を長くすることがで
きる。
【0055】10)また、電圧の異なる2種類の負荷6
1、62に駆動電流を供給するとき、従来のようにレギ
ュレータ(図7)を用いることなく、独立に電流を供給
できるので、電力損失が小さくなり、放熱対策を軽減す
ることが可能である。また、電源回路の発熱が抑制され
ているので、電源回路付近の種々の電子部品の周囲温度
の上昇が防止され、該電子部品の寿命を伸ばし、故障発
生率を低減する効果がある。
【0056】11)第2、第3、第4のコンデンサは直
列に充電され、並列的に放電するので、接続の順序は特
に本実施形態に限定されるものでない。
【0057】<第2の実施形態>図2は本発明の第2の
実施形態に係るトランスレス電源回路の回路図である。
本実施形態について、上述した第1の実施形態と相違す
る点のみ説明する。
【0058】本実施形態に係るトランスレス電源回路で
は、コンデンサ12とダイオード27との間にコンデン
サ13、14が挿入され、コンデンサ12、13の間に
ダイオード(整流素子)23と、コンデンサ13、14
の間にダイオード(整流素子)24がそれぞれ順方向と
なるように挿入されている。
【0059】さらに、コンデンサ13、14のそれぞれ
の一方の電極は順方向に配されたスイッチングダイオー
ド(整流素子)33、34及び充放電電流バランス抵抗
53、54を介して第1のコンデンサ11の一方の電極
に接続されている。コンデンサ13、14のそれぞれの
他方の電極は逆方向に配されたスイッチングダイオード
(整流素子)43、44を介してコンデンサ19の他方
の電極に接続されている。負荷62に対するコンデンサ
17、18、20等の負荷62に電流を供給する回路に
ついては上述した第1の実施形態と同様の構成となって
いる。
【0060】本実施形態によれば、交流電源の端子1に
+電圧、端子2に−電圧がかかっている半サイクルにお
いて、コンデンサ11〜19が充電される。そして、端
子1に−電圧、端子2に+電圧がかかっている他の半サ
イクルにおいて、コンデンサ12、13、14は放電
し、コンデンサ11は充電する。また、コンデンサ1
7、18は放電し、コンデンサ20は充電する。
【0061】このような構成において、第2のコンデン
サ12、13、14の静電容量が等しくすることによっ
て、コンデンサ12、13、14の充放電にともなって
各電圧や電圧変動が一致した状態とすることができる。
そのため、特定のコンデンサ等にストレスがかからず特
性劣化や寿命の短期化を防止することができる。
【0062】したがって、コンデンサ11を充電する第
2のコンデンサ12、13、14は、上述した第1の実
施形態(図1)よりも増設されているため、負荷61へ
の供給電流は入力電流の4倍に増加できる。さらに、第
2のコンデンサ数を増やすことによって必要な負荷電流
に対して入力電流を小さくすることができる。
【0063】また、本実施形態の電源回路では負荷6
1、62の消費電流の比が2:1であるときに最も効率
良く電流供給を行うことができる。このように、第2及
び第3のコンデンサ数の比を負荷61、62の消費電流
の比に近似させるように定めることによって効率の良い
電流供給ができる。
【0064】<第3の実施形態>図3は本発明の第3の
実施形態に係るトランスレス電源回路の回路図である。
本実施形態について、主として上述した第1の実施形態
と相違する点を説明する。
【0065】本実施形態に係るトランスレス電源回路で
は、2個の第2のコンデンサ12、13が設けられてい
る。コンデンサ13の一方の電極からは順方向に配され
たダイオード33及び充放電電流バランス抵抗52を介
してコンデンサ11の一方の電極に接続されている。こ
れにより、コンデンサ11の両方の電極に接続された負
荷61に電流が供給される。また、第2のコンデンサ1
7、18については上記第1の実施形態と同様であり、
コンデンサ20の両方の電極から負荷62に電流が供給
される。
【0066】さらに、本実施形態では、第6のコンデン
サ14、15、16が、コンデンサ11〜13、17〜
19と直列となるように、コンデンサ13と17の間に
挿入されている。そして、コンデンサ14、15、16
のそれぞれの一方の電極は順方向に配したダイオード
(整流素子)34、35、36及び充放電バランス抵抗
54、55、56を介して第7のコンデンサ60の一方
の電極に接続されている。コンデンサ60の他方の電極
はコンデンサ11の他方の電極に接続されている。これ
により、コンデンサ60の両方の電極に接続された負荷
63に電流を供給する。
【0067】したがって、本実施形態では2個の負荷6
1、62を駆動する回路に加えて、第6のコンデンサ1
4、15、16、ダイオード34、35、36及び第7
のコンデンサ60から成る回路を1組備えた構成となっ
ている。そのため、3個の負荷61〜63に電流を供給
することができる。
【0068】また、本実施形態では、第6のコンデンサ
14、15、16の静電容量を等しくすることによって
各コンデンサ14、15、16での電圧や電圧変動が同
程度となり、効率の良い電流供給が可能となる。
【0069】本実施形態のトランスレス電源回路では、
負荷61、62、63の消費電流の比が、およそ第2、
第3、第6のコンデンサのそれぞれの合計数の比である
3:2:3であるときに最も効率の良い電流供給をする
ことができる。このように、第2、第3、第6のコンデ
ンサ数の比を負荷61〜63の消費電流の比に近似させ
るように定めることによって効率の良い電流供給が可能
である。
【0070】また、第6のコンデンサ14、15、1
6、ダイオード34、35、36及び第7のコンデンサ
60から成る回路を数組備えることにより4種類以上の
負荷を駆動する回路を構成することができる。このと
き、各負荷の消費電流に応じてコンデンサ数を定めると
効率的な電流供給が可能となる。
【0071】<第4の実施形態>図4は本発明の第4の
実施形態に係るトランスレス電源回路の回路図である。
本実施形態では、設けられている各ダイオードの挿入の
方向が、上述した第1の実施形態と順方向と逆方向の関
係が全て反対となっている構成である。図4において、
図1と対応する部分については同一の符号を付してあ
る。
【0072】例えば、図4において、第1のコンデンサ
11、第2のコンデンサ12、第3のコンデンサ17、
18及び第4のコンデンサ19は夫々の間に逆方向に配
されたスイッチングダイオード(整流素子)22、2
7、28、29を介して直列に接続されている。他のダ
イオード3、32、37、38についても同様であり、
説明を省略する。本実施形態の電源回路は、上述した電
源回路(図1)とは正電極側と負電極側が反転したよう
な構成となっている。
【0073】また、コンデンサ11の他方の電極はスイ
ッチング素子であるPNPトランジスタ(スイッチング
素子)5のコレクタ、エミッタを介してコンデンサ19
の他方の電極に接続されている。
【0074】コンデンサ19の一方の電極は抵抗6を介
してトランジスタ5のベースに接続されている。また、
トランジスタ5のベースは抵抗7を介して抵抗8とダイ
オード3との接続中点に接続されている。トランジスタ
5のエミッタからベースに順方向に配された保護用ダイ
オード(整流素子)4が接続されている。
【0075】コンデンサ20の他方の電極はコンデンサ
11の他方の電極に接続されている。コンデンサ11の
両方の電極に接続された第1の負荷61に消費電流が流
れる。また、コンデンサ20の両方の電極に接続された
第2の負荷62に消費電流が流れる。
【0076】これにより、交流電源の端子1に−電圧、
端子2に+電圧がかかっている半サイクルにおいて、ト
ランジスタ5はオフ状態となり、コンデンサ11、1
2、17、18、19は一括して充電される。保護用ダ
イオード4はトランジスタ5のベース、エミッタ間の耐
圧不足で破壊防止のために入れられている。
【0077】そして、交流電源の位相の変わった他の半
サイクルにおいて、端子1に+電圧、端子2に−電圧が
かかっている場合、トランジスタ5はオン状態となる。
そのため、コンデンサ12、17、18は放電し、コン
デンサ11、20は充電する。また、コンデンサ11の
両方の電極に接続されている負荷61には入力電流の2
倍の平均電流が供給され、コンデンサ20の両方の電極
に接続されている負荷62には入力電流の2倍の平均電
流が供給される。
【0078】また、本実施形態においても、第2、第3
のコンデンサの合計数の比を調整することにより、消費
電流の異なる様々な負荷61、62に対応することが可
能である。また、3個以上の負荷をそれぞれ駆動するた
めに、コンデンサ11、12、17、18、19に直列
となるように第6のコンデンサを追加して、この第6の
トランジスタより電流の供給を受ける第7のトランジス
タとを有するような回路を1組以上備えようにすること
により実現できる。このときには、上述した第3の実施
形態とはダイオードの挿入方向の関係が反対となるのは
言うまでもない。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に記載の電源回路によれば、交流電源の半サイクルで直
列に一括してコンデンサを充電し、スイッチング素子等
を用いて並列に供給する構成となっているので、簡単な
構成で、しかも交流電源電圧波形歪みが生じても安定に
動作させて入力電流の数倍の電流を少ない電力ロスで負
荷に供給することができる。また、駆動電圧の異なる2
種類の負荷にそれぞれ電流を供給することができるの
で、レギュレータが不要となって電力損失を小さくする
ことができる。
【0080】また、本発明の請求項2に記載の電源回路
によれば、第1の負荷に電流を供給するために直列接続
されたコンデンサが複数設けられているため、入力電流
に対して第1の負荷への供給電流をコンデンサ数に応じ
て数倍に大きくできる。
【0081】また、本発明の請求項3に記載の電源回路
によれば、第2の負荷に電流を供給するために直列接続
されたコンデンサが複数設けられているため、入力電流
に対して第2の負荷への供給電流をコンデンサ数に応じ
て数倍に大きくできる。
【0082】また、本発明の請求項4に記載の電源回路
によれば、複数設けられているコンデンサの各静電容量
が等しいので、特定のコンデンサにストレスがかかるこ
となく、特性の劣化や寿命の低下を引き起こすことがな
いようになっている。
【0083】また、本発明の請求項5に記載の電源回路
によれば、スイッチング素子にトランジスタを用いてお
り、これを駆動用抵抗等によって交流電源の半サイクル
に応じて簡単にスイッチ動作させることが可能となって
いる。そのため、回路が単純でコストが安く、安定に動
作する回路を実現することができる。
【0084】また、本発明の請求項6に記載の電源回路
によれば、負荷の消費電流に基づいて、例えば消費電流
の比に近似した値となるようなコンデンサ数を設けてい
るので、各負荷に対して電力損失が少なく効率良く電流
を供給することができる。
【0085】また、本発明の請求項7に記載の電源回路
によれば、駆動電圧が異なる多種類の負荷が存在して
も、各負荷にそれぞれ電流を供給するコンデンサが設け
られているのでそれぞれの負荷を駆動することができ
る。
【0086】また、本発明の請求項8に記載の電源回路
によれば、3個以上の負荷が存在する場合であっても、
それぞれの消費電流に基づいて電流供給用のコンデンサ
数を定められているので電力損失が少なく効率の良い電
流供給をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の電源回路の回路
図。
【図2】 本発明の第2の実施形態の電源回路の回路
図。
【図3】 本発明の第3の実施形態の電源回路の回路
図。
【図4】 本発明の第4の実施形態の電源回路の回路
図。
【図5】 従来の電源回路の回路図。
【図6】 他の従来の電源回路の回路図。
【図7】 従来の電源回路に用いられるレギュレータの
回路図。
【符号の説明】
1、2 交流電源接続端子 3 整流ダイオード(整流素子) 4 保護用ダイオード(整流素子) 5 NPNトランジスタ(スイッチング素子) 6 スイッチング素子駆動用抵抗 7 制御用抵抗 11 第1のコンデンサ 12 第2のコンデンサ 17、18 第3のコンデンサ 19 第4のコンデンサ 20 第5のコンデンサ 22、27〜29、32、37、38、47、48
整流素子 61 第1の負荷 62 第2の負荷

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のコンデンサ、第2のコンデンサ、
    第3のコンデンサ、第4のコンデンサを各々の間に第1
    の方向に配した整流素子を介して直列に接続し、前記第
    1のコンデンサの一方の電極を交流電源の一方の端子に
    接続するとともに、前記第4のコンデンサの他方の電極
    を第1の方向に配した整流素子を介して前記交流電源の
    他方の端子に接続し、前記第1のコンデンサの他方の電
    極をスイッチング素子を介して前記第4のコンデンサの
    他方の電極に接続し、前記第2、第3と第4のコンデン
    サのうちいずれか1つの一方の電極を第1の方向に配し
    た整流素子を介して前記第1のコンデンサの一方の電極
    に接続するとともに他方の電極を第2の方向に配した整
    流素子を介して前記第4のコンデンサの他方の電極に接
    続し、前記第2、第3、第4のコンデンサのうちもう1
    つの一方の電極を第1の方向に配した整流素子を介して
    他方の電極が前記第1のコンデンサの一方の電極に接続
    される第5のコンデンサの一方の電極に接続するととも
    に他方の電極を第2の方向に配した整流素子を介して前
    記第4のコンデンサの他方の電極に接続し、前記第2、
    第3、第4のコンデンサのうち最後の1つの端子電圧で
    前記スイッチング素子を駆動し、前記交流電源の半サイ
    クルで前記スイッチング素子をオフ状態として前記第1
    乃至第4のコンデンサを充電し、前記交流電源の他の半
    サイクルで前記スイッチング素子をオン状態とする制御
    手段が設けられて、前記第1及び第5のコンデンサの両
    方の電極にそれぞれ接続された第1及び第2の負荷に電
    流を供給することができることを特徴とする電源回路。
  2. 【請求項2】 前記いずれか1つのコンデンサは第1の
    方向に配した整流素子を介して直列に接続された複数の
    コンデンサを有し、前記複数のコンデンサのそれぞれ一
    方の電極よりそれぞれ第1の方向に配した整流素子を介
    して前記第1のコンデンサの一方の電極に接続するとと
    もに、それぞれの他方の電極より第2の方向に配した整
    流素子を介して前記第4のコンデンサの他方の電極に接
    続していることを特徴とする請求項1に記載の電源回
    路。
  3. 【請求項3】 前記もう1つのコンデンサは第1の方向
    に配した整流素子を介して直列に接続された複数のコン
    デンサを有し、前記複数のコンデンサのそれぞれ一方の
    電極よりそれぞれ第1の方向に配した整流素子を介して
    前記第5のコンデンサの一方の電極に接続するととも
    に、それぞれの他方の電極より第2の方向に配した整流
    素子を介して前記第4のコンデンサの他方の電極に接続
    していることを特徴とする請求項1に記載の電源回路。
  4. 【請求項4】 前記複数のコンデンサのそれぞれは全て
    静電容量が等しくなっていることを特徴とする請求項2
    又は請求項3に記載の電源回路。
  5. 【請求項5】 前記スイッチング素子はトランジスタで
    あり、前記制御手段は、前記最後の1つのコンデンサと
    前記最後の1つのコンデンサより前記他方の端子側に設
    けられた隣接する前記整流素子との間に挿入された第1
    の抵抗と、前記最後の1つのコンデンサの一方の電極と
    前記トランジスタのベースとの間に挿入された第2の抵
    抗と、前記第1の抵抗と前記隣接する整流素子との接続
    中点との間に挿入された第3の抵抗とから成ることを特
    徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電源
    回路。
  6. 【請求項6】 前記いずれか1つのコンデンサ及び前記
    もう1つのコンデンサはともに第1の方向に配された整
    流素子を介して直列に接続された複数のコンデンサを有
    し、前記いずれか1つのコンデンサを構成するコンデン
    サ数と前記コンデンサ数との比は、前記第1の負荷の消
    費電流と前記第2の負荷の消費電流との比に基づいて定
    められていることを特徴とする請求項1に記載の電源回
    路。
  7. 【請求項7】 前記第1乃至第4の各コンデンサに第1
    の方向に配した整流素子を介して直列となるように接続
    されるとともに他方の電極は第2の方向に配した整流素
    子を介して前記第4のコンデンサの他方の電極に接続さ
    れる第6のコンデンサと、前記第6のコンデンサの一方
    の電極が第1の方向に配した整流素子を介して一方の電
    極に接続されるとともに他方の電極が前記第1のコンデ
    ンサの他方の電極に接続される第7のコンデンサとを有
    し、前記第7のコンデンサの両方の電極より負荷に電流
    を供給することのできる回路を少なくとも一組備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電源回路。
  8. 【請求項8】 前記いずれか1つのコンデンサ、前記も
    う1つのコンデンサ及び前記第6のコンデンサはそれぞ
    れ複数のコンデンサから成り、前記いずれか1つのコン
    デンサ、前記もう1つのコンデンサ及び前記第6のコン
    デンサ数の比は、前記いずれか1つのコンデンサ、前記
    もう1つのコンデンサ及び前記第6のコンデンサのそれ
    ぞれのコンデンサ数の比は、コンデンサの両方の電極に
    接続された負荷の消費電流の比に基づいて定められてい
    ることを特徴とする請求項7に記載の電源回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006517733A (ja) * 2003-02-13 2006-07-27 エナジィ・ストーリッジ・システムズ・プロプライエタリー・リミテッド エネルギ貯蔵装置の抵抗バランス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006517733A (ja) * 2003-02-13 2006-07-27 エナジィ・ストーリッジ・システムズ・プロプライエタリー・リミテッド エネルギ貯蔵装置の抵抗バランス

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