JPH11205336A - 非同期転送モードabrスイッチ装置 - Google Patents

非同期転送モードabrスイッチ装置

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JPH11205336A
JPH11205336A JP660398A JP660398A JPH11205336A JP H11205336 A JPH11205336 A JP H11205336A JP 660398 A JP660398 A JP 660398A JP 660398 A JP660398 A JP 660398A JP H11205336 A JPH11205336 A JP H11205336A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ABRスイッチ制御において、実時間の伝送
速度の制御及び情報の有効利用を可能にして伝送効率の
向上を図る。 【解決手段】 受信側3からBRMセルが到達した場
合、BRMセル情報抽出部12が抽出したBRMセル情
報(ER1)をER値比較部14へ送出してER値計算
部13で求めたER値(ER2)と比較する。ER2は
輻輳状態を示す算出値である。ER1又はER2の低い
値のER3をER値記憶メモリ15にER5として格納
し、BRMセルに格納する。極めて低い値のER2が求
められると、BRMセルにはER2<ER1の際にER
2が格納される。極めて低いER値(ER3=ER2)
が格納されたBRMセルに対応するFRMセルであるA
CR=ER2のFRMセルが到着した際に、ボトルネッ
ク判定部18でボトルネックの判定を行い、BRMセル
生成部20でキュー長によってBRMセルを生成して送
信側2へ送信し、その伝送速度を速くする要求通知を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非同期転送モード
(ATM)方式におけるバースト的なトラフィックを収
容し、輻輳発生時のセル損失を一定の規定値以下に低減
して回線品質を保証するABR(Available Bit Rate)ス
イッチ制御を行う非同期転送モードABRスイッチ装置
(以下、適宜、ATM・ABRSW装置と記載する)に
関し、特に、ボトルネック伝送速度の緩和と判定した際
に、新たに情報管理セルを生成して送信側に伝送速度を
速くする要求通知を行う非同期転送モードABRスイッ
チ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブロードバンドISDNなどを利
用するATMネットワークではベストエフォート型サー
ビス(UBR:Unspecifild Bit Rate)にフロー制御を追
加し、バースト的なトラフィックを収容して輻輳発生時
のセル損失を規定値以下に低減し、その回線品質を保証
するABRサービス(ABRスイッチ制御)が提供され
ている。
【0003】図10はATM伝送におけるABRスイッ
チ制御を説明するためのATMネットワークの構成を示
す図である。このATMネットワークでは、汎用小型コ
ンピュータにATM伝送制御装置を接続し、かつ、制御
プログラムを搭載した送信端末1と受信端末2とがAT
Mネットワーク3で接続されている。ABRスイッチ制
御では、送信側から受信側(送信端末1から受信端末
2)へ制御用セルである情報管理セル(RMセル:Resou
rce Management Cell) におけるFRMセル(Forward Re
source Management Cell)をデータセルNrm(# of C
ells/RM) に一つの割合で送信する。
【0004】受信端末2は、ATMネットワーク3を通
じて受信したFRMセルを送信端末1に情報管理セル
(RMセル)におけるBRMセル(Backward Resource M
anagement Cell) に生成して送信する。このBRMセル
の受信状態に基づいて送信端末1がATMネットワーク
3におけるATM伝送の輻輳状態を識別する。送信端末
1はBRMセルにおける輻輳状態を示す伝送速度(E
R:Explicit Rate) 値に基づいて、ここから送信するA
TMセルの現在のセル伝送速度(ACR:Allowed Cell
Rate) を制御する。すなわち、ATM・ABRスイッチ
装置によるABRスイッチ制御が行われる。
【0005】このようなABRスイッチ制御はATMネ
ットワークのノードに設けられるABRスイッチ装置に
よって実行される。このABRスイッチ装置ではATM
ネットワークの輻輳状態に基づいたER値を算出し、こ
の結果のER値を、送信側又は受信側(送信端末1又は
受信端末2)から伝送されて来たRMセル(FRMセル
及び/又はBRMセル)に格納して送信端末1又は受信
端末2に送出し、その伝送速度の制御(ABRスイッチ
制御)を行っている。この伝送速度の制御では、ATM
ネットワークに複数のABRスイッチ装置が設けられて
いる場合、個々のABRスイッチ装置で算出したER値
とRMセルによって伝送されたER値とを比較し、低い
値をRMセルに格納している。
【0006】これによって、送信端末1へ個々のABR
スイッチ装置が算出したER値の最低値が通知される。
また、ER値の算出結果が、あるABRスイッチ装置の
ER値よりも極めて低い値になり、急激に伝送速度を減
速(RDF:Rate Decrease Factor)する必要が生じた場
合、RMセルの伝送(到着)を待たずに、ABRスイッ
チ装置がRMセルを生成して、そのABRスイッチ制御
による伝送速度制御が実行される。
【0007】このような伝送速度の制御によって伝送速
度が極めて減速されると、RMセル(FRMセル及び/
又はBRMセル)の送信間隔が、この減速した伝送速度
に基づいて長くなる。したがって、この後にABRスイ
ッチ装置内の輻輳回復によって伝送速度を上げるように
ER値が算出された場合にも、伝送速度の立ち上げ時間
が長くなってしまう。このため、ATMセルの待ち行列
のキュー長が極めて小さいにもかかわらず、伝送速度が
一時的に極めて減速した低い値のままになる。換言すれ
ば、ATM伝送におけるデータ伝送の効率が悪化し、資
源(リソース)の有効利用に対する問題が発生する。
【0008】このような伝送速度が著しく減速したまま
の場合、伝送速度やキュー長に基づいてER値を得る算
出アルゴリズムを実行すると、極めて大きなER値を算
出してしまう。このため、一時的にキュー長が極めて大
きくなり、再度、伝送速度を極めて減速した低い値に制
御する。したがって、安定した伝送速度に収束するまで
に、多大な時間を要することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来例
のATM・ABRSW装置では、安定した伝送速度に収
束するまでに多大な時間を要し、その伝送効率が低下す
るという欠点がある。すなわち、現在のATM伝送では
ER値を算出するABRスイッチ装置でのER値の情報
を送信端末へ、いかに速く伝達するかが課題となってい
る。
【0010】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、ABRスイッチ制御におい
て、実時間での伝送速度の制御及び情報の有効利用が可
能になると共に、情報管理セルの到着に時間を要する場
合にも迅速な伝送速度の制御が可能になり、結果的に伝
送効率が向上する非同期転送モードABRスイッチ装置
の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明の非同期転送モードABRスイッチ装置は、
輻輳発生時のセル損失を一定の規定値以下に低減して回
線品質を保証するためのABRスイッチ制御を行うもの
であり、ATMネットワークの輻輳状態に基づいて算出
した伝送速度の値を情報管理セルに格納し、かつ、送信
側に送出して伝送速度の制御を行う際のボトルネックに
対する伝送速度の緩和時に、新たに生成した輻輳状態に
対応する伝送速度を示す情報管理セルを送信側に送出し
て伝送速度を速くする要求通知を行うセル生成通知手段
を備える構成としてある。また、ボトルネックに対する
伝送速度の緩和時に、予め定めた計時時間後に、新たに
生成した輻輳状態の伝送速度を示す情報管理セルを送信
側に送出して伝送速度を速くする要求通知を行うセル生
成計時通知手段を備える構成としてある。
【0012】また、本発明の非同期転送モードABRス
イッチ装置は、セル生成通知手段が、受信側からの情報
管理セルから輻輳状態に対応した第1情報値を抽出する
第1情報抽出手段と、当該装置での輻輳状態を示す第2
情報値を算出する情報値計算手段と、第1情報値と第2
情報値とを比較した第3情報値及びボトルネックのフラ
グを設定した第4情報を送出する情報値比較部と、第3
情報値及びボトルネックフラグの第4情報を記憶する記
憶手段と、第4情報を該当する情報管理セルに格納する
情報書込部と、現在のセル伝送速度を抽出したスイッチ
ング情報に対応した第5情報値を送出する第2情報抽出
手段と、第5情報値及び第4情報に基づいて自装置がボ
トルネック状態か否かを判定するボトルネック判定手段
と、現在のキュー長の状況を検出するキュー監視手段
と、現在のキュー長の状況に基づいて輻輳が回復し、ボ
トルネックの伝送速度が緩和された際に、送信側へ伝送
速度を速くする要求通知を行うための情報管理セルを生
成して、送信側及び受信側の情報と共に送信側へ送出す
る情報管理セル生成手段とを備える構成としてある。
【0013】更に、本発明の非同期転送モードABRス
イッチ装置は、情報値計算手段が、ERRCA方式又は
ERICA方式に基づいて情報管理セルに格納されてい
る実際の伝送速度、及び、他の非同期転送モードABR
スイッチ装置における輻輳状態に基づいた第2情報値を
算出する構成としてあり、更に、記憶手段に、送信側及
び受信側ポート、仮想パス識別子、仮想チャネル識別子
の番号及びボトルネックフラグが、それぞれを対応付け
たデータテーブルとして格納される構成としてある。
【0014】また、本発明の非同期転送モードABRス
イッチ装置は、第2情報抽出手段が、送信側からの情報
管理セルの現在のセル伝送速度を、極めて低速の伝送速
度に対応した輻輳回復を判定するためのしきい値と比較
して、現在の伝送速度が極めて速い伝送速度であり、又
は、極めて速い伝送速度ではないと判定し、かつ、この
判定に基づいて送信側へ伝送速度を速くする要求通知を
行う第5情報を送出する構成としてある。
【0015】また、本発明の非同期転送モードABRス
イッチ装置は、情報管理セル生成手段が、しきい値とキ
ュー監視手段が検出した現在のキュー長とを比較し、又
は、現在キュー長がしきい値を超える場合に自装置での
輻輳が回復していないと判定し、又は、現在のキュー長
がしきい値を超えない場合に自装置での輻輳が回復した
と判定する構成としてあり、更に、現在のキュー長がし
きい値を超えない際に自装置での輻輳が回復したと判定
し、この後、更に、現在のキュー長及び現在の伝送速度
に基づいて算出した極めて速い伝送速度ではないと判定
した際に、送信側へ伝送速度を速くする要求通知を行う
第5情報を送出する構成としてある。
【0016】更に、本発明の非同期転送モードABRス
イッチ装置は、セル生成計時通知手段として、前記セル
生成通知手段に、情報管理セル生成手段からの情報管理
セルを計時時間後に送出するための計時手段とを追加し
た構成としてある。また、ここでの記憶手段に、送信側
及び受信側ポート、仮想パス識別子、仮想チャネル識別
子の番号、ボトルネックフラグ、情報値比較部からの第
3情報値、ボトルネックフラグ及びタイマ起動フラグ
が、それぞれを対応付けたデータテーブルとして格納さ
れる構成としてある。
【0017】このような構成の発明の非同期転送モード
ABRスイッチ装置は、ABRスイッチ制御において、
ボトルネックに対する伝送速度の緩和時に、新たに生成
した輻輳状態に対応した伝送速度を示す情報管理セルを
送信側に送出して伝送速度を速くする要求通知を行って
いる。
【0018】すなわち、従来例のように、ATM・AB
RSW装置がボトルネック伝送速度の緩和の検出時に、
受信側からの情報管理セルの入力によってのみ伝送速度
を示すER値の書き込みを行わないようにしている。ま
た、ATM・ABRSW装置では、他のトラフィックに
影響を与えずに送信側への情報管理セルの生成が可能に
なる。すなわち、ボトルネックの伝送速度から緩和され
たときにのみ情報管理セルの生成を行う。この際、極め
て低い伝送速度の判定を行っている。
【0019】この結果、実時間での伝送速度の制御が可
能になり、情報の有効利用が出来ると共に、特に、ボト
ルネックの伝送速度からの輻輳の緩和時に、低い伝送速
度から安定した伝送速度に収束する時間が短くなって、
結果的にATM伝送における伝送効率が向上するように
なる。
【0020】更に、本発明の非同期転送モードABRス
イッチ装置は、ボトルネックに対する伝送速度の緩和時
に、予かじめ定めた計時時間後に新たに生成した輻輳状
態の伝送速度を示す情報管理セルを送信側に送出して伝
送速度を速くする要求通知を行う。
【0021】したがって、送信側からの情報管理セルの
到着に時間を要する場合にもタイマでの計時による迅速
な伝送速度の制御が出来るようになる。この場合も、ボ
トルネック伝送速度からの輻輳の緩和時に、低い伝送速
度からの安定した伝送速度に収束する時間が短くなっ
て、結果的にATM伝送における伝送効率が向上するよ
うになる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の非同期転送モード
ABRスイッチ装置の実施の形態を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本発明の非同期転送モードABRス
イッチ装置の実施形態における構成を示すブロック図で
ある。このATM・ABRSW装置1は、例えば、B−
ISDNなどを使用したATM伝送ネットワークのノー
ドに設けられている。このATM・ABRSW装置1
は、ATMネットワークでのバースト的なトラフィック
を収容し、輻輳発生時のセル損失を規定値以下に低減す
るABRスイッチ制御を行い、このATM・ABRSW
装置1を通じて汎用小型コンピュータなどにATM伝送
装置を接続し、かつ、制御プログラムを搭載した多数の
端末装置(送信側2、受信側3)がATMによるデータ
伝送を行う。
【0023】このATM・ABRSW装置1は、BRM
セルに記載(格納)された受信側ポート、仮想パス識別
子(VPI:Virtual Path Identifier) ,仮想チャネル
識別子(VCI:Virtual Channel Identifier) の番号
の情報から第1情報値である輻輳状態を示すER1を抽
出する第1情報抽出手段としてのBRMセル情報抽出部
12と、このATM・ABRSW装置1での輻輳状態を
示すER値(第2情報値であるER2)を算出する情報
値計算手段としてのER値計算部13と、ER値計算部
13からの輻輳状態を示すER2をBRMセル情報抽出
部12からの受信側ポート及びVPI,VCIの番号に
おける輻輳状態を示すER1とを比較した結果ER3
に、ボトルネック状態を示すフラグを設定して送出する
情報値比較手段としてのER値比較部14とを有してい
る。
【0024】また、ATM・ABRSW装置1は、ER
値比較部14からの送信側及び受信側のポート、VP
I,VCIの番号、ER2及びボトルネック判定部18
からのボトルネックフラグを上書きして第4情報として
記憶する記憶手段としてのER値記憶メモリ15と、こ
のER値記憶メモリ15からの輻輳状態を示すER5の
情報に基づいて、該当するBRMセルにER4を書き込
んで格納する情報書込手段としてのBRMセル情報書込
部16と、送信側からのFRMセルのACRを抽出した
スイッチング情報に基づいて、受信側ポート、VPI,
VCIの番号を抽出して送出するFRMセル情報抽出部
17とを有している。
【0025】更に、図1に示す構成のATM・ABRS
W装置1は、FRMセル情報抽出部17から受け取った
FRMセル情報が、自ATM・ABRSW装置1のボト
ルネック状態に対応したものであるか否かを判定するボ
トルネック判定部18と、BRMセル生成部20との間
で現在のキュー長の状況を検出するキュー監視部19
と、このキュー監視部19の監視で検出された現在のキ
ュー長の状況に基づいて輻輳の回復を判定し、ボトルネ
ックの伝送速度が緩和されたと判定したときに、輻輳状
態を示すER5を算出し、かつ、BRMセルを生成し
て、送信側及び受信側のポート、VPI,VCIの番号
と共に送出する情報管理セル生成手段としてのBRMセ
ル生成部20とを有している。
【0026】次に、この実施形態の動作について説明す
る。まず、図1の構成における個々の動作を説明する。
BRMセル情報抽出部12は、受信側3からのBRMセ
ルが入力されると、このBRMセルに格納された受信側
ポート、VPI,VCIの番号、ER1を抽出する。こ
れらのスイッチング情報を参照して受信側ポート、VP
I,VCIの番号を抽出してER値比較部14に送出す
る。
【0027】ER値計算部13は、このATM・ABR
SW装置1での輻輳状態を示すER値(ER2)を算出
してER値比較部14に送出する。ER値比較部14
は、BRMセル情報抽出部12からのデータが入力され
ると送信側及び受信側のポート、VPI,VCIの番号
に基づいて、ER値計算部13から輻輳状態を示すER
2を読み出す。このER2とBRMセル情報抽出部12
からの受信側ポート、VPI,VCIの番号ER1とを
比較した結果のER3に、同時にボトルネックフラグが
設定される。
【0028】ER値記憶メモリ15は、ER値比較部1
4からの送信側及び受信側のポート、VPI,VCIの
番号、ER2及びボトルネック判定部18からのボトル
ネックフラグを上書きして記憶する。この記憶されるE
RはER4として格納され、この格納の後に、送信側及
び受信側のポート、VPI,VCIの番号と共にBRM
セル情報書込部16に送出される。また、BRMセル生
成部20からの送信側及び受信側のポート、VPI,V
CIの番号、ER5及びボトルネックフラグの記憶内容
をER値記憶メモリ15が更新する。
【0029】図2はER値記憶メモリ15の記憶内容
(データテーブル)を示す図である。このデータテーブ
ルでは送信側のポート(PORT)「10,20…」、
VPI「20,50…」、VCI「40,60…」、受
信側のポート(PORT)「30,40…」、VPI
「20,55…」、VCI「40,65…」、ER4
「2,50…(Mbit/s)」、ボトルネックフラグ
「1,0…」が、それぞれを対応付けて格納している。
【0030】BRMセル情報書込部16は、ER値記憶
メモリ15からのER5の情報に基づいて、該当するB
RMセルにER4を格納する。FRMセル情報抽出部1
7は、送信側からのFRMセルがATM・ABRSW装
置1に入力されると、このFRMセルに格納されている
送信側ポート、VPI,VCIの番号及びACRを抽出
し、更に、この抽出したスイッチング情報に基づいて受
信側ポート、VPI,VCIの番号を抽出してボトルネ
ック判定部18へ送出する。
【0031】ボトルネック判定部18は、FRMセル情
報抽出部17から受け取った送信側及び受信側のポー
ト、VPI,VCIの番号に基づいて、ER値記憶メモ
リ15に記憶されている輻輳状態を示すER4及びボト
ルネックフラグを参照し、このボトルネックフラグの参
照によって、FRMセル情報抽出部17から受け取った
FRMセルの情報が、自ATM・ABRSW装置1のボ
トルネック状態に対応したものであるか否かを判定す
る。この結果、自ATM・ABRSW装置1のボトルネ
ックであると判定した場合、送信側及び受信側のポー
ト、VPI,VCIの番号、ER4(ACR)及びボト
ルネックフラグをBRMセル生成部20に送出する。
【0032】キュー監視部19は、BRMセル生成部2
0との間で現在のキュー長の状況を検出する。また、B
RMセル生成部20は、ボトルネック判定部18からの
送信側及び受信側のポート、VPI,VCIの番号、E
R4(ACR)及びボトルネックフラグが入力される
と、キュー監視部19の監視動作で検出された現在のキ
ュー長の状況に基づいて輻輳の回復を判定する。すなわ
ち、ボトルネックの伝送速度が緩和されたか否かを判定
する。ここでボトルネックの伝送速度が緩和されたと判
定した場合、ER5を算出し、かつ、BRMセルを生成
して、送信側及び受信側のポート、VPI,VCIの番
号と共に、ER値記憶メモリ15へ送出する。
【0033】次に、図1に示す構成の全体動作について
説明する。図3はBRMセル情報抽出部12での抽出動
作の処理手順を示すフローチャートであり、図4はER
値記憶メモリ15での記憶内容(データテーブル)を更
新する動作の処理手順を示すフローチャートである。ま
た、図5はFRMセル情報抽出部17での抽出動作の処
理手順を示すフローチャートであり、図6はボトルネッ
ク判定部18での判定動作の処理手順を示すフローチャ
ートである。更に、図7はBRMセル生成部20での生
成動作の処理手順を示すフローチャートである。
【0034】受信側3から伝送されるBRMセル中のE
R情報には、ATM・ABRSW装置1以外の通過した
ATM・ABRSW装置の最も低い輻輳状態を示すER
値(ER1)が格納されている。このBRMセルから図
3に示すようにBRMセル情報抽出部12が受信側のポ
ート、VPI,VCIの番号及びER1を抽出し(ステ
ップS30,S31)、この受信側のポート、VPI,
VCIの番号及びER1に基づいて送信側のポート、V
PI,VCIの番号を抽出する(ステップS32)。こ
れらの送信側及び受信側のポート、VPI,VCIの番
号及びER1をER値比較部14に送出する(ステップ
S33)。
【0035】また、ER値計算部13では、FRMセル
に格納されている情報、すなわち、現在の伝送速度、及
び、他のATM・ABRSW装置における輻輳状態に基
づいてER値(ER2)を算出する。この算出は計算タ
イミングやパラメータが異なる周知のERRCA方式や
ERICA方式を用いれば良い。ER値計算部13で算
出したER2は、送信側及び受信側のポート、VPI,
VCIの番号と共にER値比較部14に送出される。こ
のER値比較部14はER3をER値計算部13が算出
したER2を読み出して算出する。
【0036】このER値計算部13が算出したER3
は、ER値比較部14が周知のアルゴリズムによって輻
輳状態を示すER1,ER2の低い値を採用する。更
に、「ER3=ER1」のときに、「ボトルネックフラ
グ=0」を設定し、又は、「ER3=ER2」のとき
に、「ボトルネックフラグ=1」を設定する。その後、
ER値記憶メモリ15へ送信側及び受信側のポート、V
PI,VCIの番号、ER3及びボトルネックフラグを
送出する。
【0037】ER値記憶メモリ15は、ER値比較部1
4からの情報を受信し(ステップS40)、図4に示す
ように、その記憶内容(データテーブル)を更新する。
まず、記憶内容から同一の送信側及び受信側のポート、
VPI,VCIの番号を検索し、以前のコネクションで
情報管理(RM)処理を行ったか否かを判定する(ステ
ップS41)。この判定で前回データがない場合(S4
1:No)、ER値比較部14から受信した送信側及び
受信側のポート、VPI,VCIの番号、ER3及びボ
トルネックフラグを、ER値記憶メモリ15内の図2に
示すデータテーブルに新規登録する。なお、輻輳状態を
示すER4はER3と同一である(ステップS42)。
【0038】ステップS41で前回データがある場合
(Yes)、ER値記憶メモリ15内の図2に示すデー
タテーブルにおけるER4及びボトルネックフラグを更
新する(ステップS43)。このデータの新規登録又は
更新終了後にER値記憶メモリ15からBRMセル情報
書込部16へ送信側及び受信側のポート、VPI,VC
Iの番号及びER4をBRMセル情報書込部16へ出力
する(ステップS44)。
【0039】次に、図5に示すFRMセル情報抽出部1
7の抽出動作では、FRMセル情報抽出部17が、送信
側2からのFRMセルに格納されている送信側のポー
ト、VPI,VCIの番号及びACRを抽出する(ステ
ップS51,S52)。FRMセルには送信側2でBR
MセルのER値が格納されており、送信側2がACRの
伝送速度での送信を行っている(ステップS53)。し
たがって、ATM・ABRSW装置1でのFRMセルの
受信時は、FRMセルにおけるACRを参照することに
よって、現在の送信側2の伝送速度が判明する。
【0040】そこで、この実施形態では、極めて低い値
の輻輳状態を示すしきい値αとACRを比較し、送信側
2からの現在の伝送速度(ACR)が「極めて低い伝送
速度」であると判定する(ステップS54)。ここでA
CRがしきい値αより低い場合(Yes)、「現在の伝
送速度は極めて低い」と判定し、ボトルネック判定部1
8へ送信側及び受信側のポート、VPI,VCIの番号
及びACRを送出する。また、ステップS54でACR
がしきい値αより大きい場合(No)、「現在の伝送速
度は極めて低い値ではない」と判定して、その処理を終
了する。
【0041】次に、図6に示すボトルネック判定部18
の判定動作では、FRMセル情報抽出部17からの送信
側及び受信側のポート、VPI,VCIの番号によって
ER値記憶メモリ15のデータテーブルに記憶している
ER4とボトルネックフラグを参照する(ステップS6
0,S61,S62)。このER4とACRとを比較
し、ボトルネックフラグを調べることによって、自AT
M・ABRSW装置1がボトルネック状態か否かを定す
る(ステップS63,S64)。ここで「ACR=ER
4」かつ「ボトルネックフラグ=1」の場合は、自AT
M・ABRSW装置1がボトルネック状態であると判定
する(ステップS65)。
【0042】この場合、ボトルネック判定部18は、送
信側及び受信側のポート、VPI,VCIの番号、ER
=4(ACR)及びボトルネックフラグをBRMセル生
成部20へ送信する(ステップS66)。ステップS6
3,S64で「ACR≠ER4」かつ「ボトルネックフ
ラグ=0」の場合は、自ATM・ABRSW装置1がボ
トルネック状態ではないと判定して(ステップS6
7)、その処理を終了する。
【0043】次に、図7に示すBRMセル生成部20の
生成動作では、ボトルネック判定部18からの送信側及
び受信側のポート、VPI,VCIの番号、ER=4
(ACR)及びボトルネックフラグを受信し(ステップ
S71)、キュー監視部19へ送信側及び受信側のポー
ト、VPI,VCIの番号(ATM・ABRSW装置1
の輻輳判定を行うキューによって、「(1)送信側2の
み、(2)受信側3のみ、(3)送信側2及び受信側3
の両方の選択」を送信してキュー長の読み出し要求を行
う(ステップS72)。キュー監視部19はBRMセル
生成部20に対して、指定されたキューの現在のキュー
長を受信する(ステップS72)。現在のキュー長とし
きい値βとをボトルネック判定部18が比較する(ステ
ップS73)。
【0044】ここで現在のキュー長がしきい値βより小
さい場合(No)、自ATM・ABRSW装置1は、輻
輳が回復しておらず、「まだ、ボトルネックの伝送速度
が緩和していない」と判定して(ステップS75)、そ
の処理を終了する。ステップS74で現在のキュー長が
しきい値βより大きい場合(Yes)、自ATM・AB
RSW装置1は、輻輳が回復し、「ボトルネックの伝送
速度が緩和されたか否か」を判定する(ステップS7
6)。例えば、「ER5=ACR×γ+δ(β−現在の
キュー長)(γ>1)を算出する(ステップS77)。
この算出したER5をしきい値αと比較する(ステップ
S78)。
【0045】このしきい値αは図5をもって説明したよ
うにFRMセル情報抽出部17でACRが「極めて低い
伝送速度であるか否か」の判定に使用したものである。
このER5がしきい値αより低い場合(No)、図示し
ない送信側2の他のATM・ABRSW装置がボトルネ
ック状態にならない限り、再度、このATM・ABRS
W装置でBRMセル生成処理を実行してしまう。この処
理の無駄を省くため、「ER5≧α」の条件を付加す
る。
【0046】すなわち、ステップS77での計算結果の
ER5がしきい値αよりも低い場合(S78:No)、
「ER5=α」とする(ステップS79)。このように
してER5が決定すると、送信側及び受信側のポート、
VPI,VCIの番号、ER=5(ACR)及びボトル
ネックフラグ=0をER値記憶メモリ15に送出し(ス
テップS80)、この後、BRMセルを生成して送信す
る(ステップS81,S82)。ER値記憶メモリ15
ではER4=ER5とし、ボトルネックフラグも更新す
る。
【0047】このように、この実施形態では、ABRス
イッチ制御時にATM・ABRSW装置1がBRMセル
を生成して送信している。すなわち、従来例のようにA
TM・ABRSW装置1がボトルネック伝送速度の緩和
検出時に受信側3からのBRMセルの入力によってER
値の書き込みを行っていない。また、他のトラフィック
に影響を与えずにBRMセルの生成が可能になる。
【0048】すなわち、ATM・ABRSW装置1がボ
トルネック伝送速度から緩和されたときにのみBRMセ
ルの生成を行い、かつ、生成したBRMセルに書き込む
際の輻輳状態を示すER5の算出を、極めて低い伝送速
度の判定を行うためのしきい値αと比較している。した
がって、実時間での伝送速度の制御が出来るようにな
る。また、情報の有効利用が可能になり、特に、ボトル
ネック伝送速度からの輻輳の緩和時に、低い伝送速度か
らの安定した伝送速度に収束する時間が短くなり、結果
的にATM伝送における伝送効率が向上するようにな
る。
【0049】図8は他の実施形態におけるATM・AB
RSW装置30の構成を示すブロック図である。図8に
示す他の実施形態は、図1に示すATM・ABRSW装
置1に対して、ER値記憶メモリ(15)に、FRMセ
ルの到着時と共にBRMセルを計時時間後に送出するた
めのタイマ31が接続されている。この他の構成は図1
に示す実施形態と同様である。すなわち、BRMセル情
報抽出部12,ER値計算部13,ER値比較部14
a,ER値記憶メモリ15a,BRMセル情報書込部1
6,FRMセル情報抽出部17,ボトルネック判定部1
8a,キュー監視部19及びBRMセル生成部20aと
を有している。
【0050】また、図8に示す他の実施形態では、ER
値比較部14a、ボトルネック判定部18a及びBRM
セル生成部20aでのタイマ起動フラグ処理、ER値記
憶メモリ15aからBRMセル生成部20aへのデータ
送受信機能が追加されている。
【0051】図9はER値記憶メモリ15aの記憶内容
(データテーブル)を示す図である。このデータテーブ
ルには、図1の実施形態と同様に図2に示す送信側のポ
ート(PORT)「10,20…」、VPI「20,5
0…」、VCI「40,60…」、受信側のポート(P
ORT)「30,40…」、VPI「20,55…」、
VCI「40,65…」、ER4「2,50…(Mbi
t/s)」、ボトルネックフラグ「1,0…」、タイマ
起動フラグ「1,2…」のそれぞれが対応付けて格納さ
れている。
【0052】次に、図8に示す他の実施形態の要部動作
について説明する。ER値比較部14aにおいて、入力
された二つのER値の高低(大小)の関係でER2が低
い場合は、「ER3=ER2」となる。また、「ER3
=ER2<α」となった場合は、「タイマ起動フラグ=
1」を設定する。これ以外の場合は「タイマ起動フラグ
=0」に設定する。タイマ起動情報がER値比較部14
aからER値記憶メモリ15aへ送出される。
【0053】ER値記憶メモリ15aでのデータ登録又
はデータ更新が行われると、「タイマ起動フラグ=1」
のコネクションに関してタイマ11が起動する。タイマ
11での計時前にコネクションのBRMセルが到着し、
ER値比較部14aからER値記憶メモリ15aに情報
が入力されると、データを更新し、「タイマ起動フラグ
=1」の場合にタイマ11の計時をリセットして、再度
スタートさせる。「タイマ起動フラグ=0」であればタ
イマ11が計時を停止する。
【0054】タイマ11の計時が終了すると、ER値記
憶メモリ15aはBRMセル生成部20aへ記憶してい
る送信側及び受信側のポート、VPI,VCIの番号、
ER4、ボトルネックフラグ及びタイマ起動フラグを送
出する。BRMセル生成部20aからER値記憶メモリ
15aへ情報が送出されると「タイマ起動フラグ=0」
となり、タイマ11が計時を停止する。タイマ11の計
時終了前に「ボトルネックフラグ=1」かつ「タイマ起
動フラグ=1」を設定する要因になったBRMセルに対
応したFRMセルが到着した場合、ボトルネック判定部
18aによるER値記憶メモリ15aを参照する際に送
信側及び受信側のポート、VPI,VCIの番号、ER
4、ボトルネックフラグと共に、タイマ起動フラグの情
報も取得する。
【0055】BRMセル生成部20aでBRMセルが生
成されると、BRMセル生成部20aからER値記憶メ
モリ15aへ送信側及び受信側のポート、VPI,VC
Iの番号、輻輳状態を示すER4、ボトルネックフラ
グ、「タイマ起動フラグ=0」が通知される。ここで
「タイマ起動フラグ=0」であり、ER値記憶メモリ1
5aがタイマ11の計時を停止する。
【0056】このように、他の実施形態では、ボトルネ
ックに対する伝送速度の緩和時に、FRMセルの到着に
よるBRMセルの送出と処理と共に、タイマ41での計
時によってBRMセルを送出できるようになる。すなわ
ち、FRMセルの到着に時間を要する場合にもタイマ4
1での計時によって迅速な伝送速度の制御が可能にな
り、結果的にATM伝送における伝送効率が向上するよ
うになる。この場合も、ボトルネック伝送速度からの輻
輳の緩和時に、低い伝送速度からの安定した伝送速度に
収束する時間が短くなって、結果的にATM伝送におけ
る伝送効率が向上するようになる。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の非同期転送モードABRスイッチ装置によれば、AB
Rスイッチ制御において、ボトルネックに対する伝送速
度の緩和時に、新たに生成した輻輳状態の伝送速度を示
す情報管理セルを送信側に送出して伝送速度を速くする
要求通知を行っている。
【0058】この結果、実時間での伝送速度の制御が可
能になり、情報の有効利用が出来ると共に、特に、ボト
ルネック伝送速度からの輻輳の緩和時に、低い伝送速度
から安定した伝送速度に収束する時間が短くなって、結
果的にATM伝送における伝送効率が向上するようにな
る。
【0059】更に、本発明の非同期転送モードABRス
イッチ装置によれば、ボトルネックに対する伝送速度の
緩和時に、予め定めた計時時間後に新たに生成した輻輳
状態の伝送速度を示す情報管理セルを送信側に送出して
伝送速度を速くする要求通知を行っている。
【0060】この結果、送信側からの情報管理セルの到
着に時間を要する場合にもタイマでの計時による迅速な
伝送速度の制御が出来るようになる。この場合も、ボト
ルネック伝送速度からの輻輳の緩和時に、低い伝送速度
からの安定した伝送速度に収束する時間が短くなって、
結果的にATM伝送における伝送効率が向上するように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非同期転送モードABRスイッチ装置
の実施形態における構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のER値記憶メモリの記憶内容を示す図
である。
【図3】図1中のBRMセル情報抽出部での抽出動作の
処理手順を示すフローチャートである。
【図4】図1中のER値記憶メモリでの記憶内容を更新
する動作の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】図1中のFRMセル情報抽出部での抽出動作の
処理手順を示すフローチャートである。
【図6】図1中のボトルネック判定部での判定動作の処
理手順を示すフローチャートである。
【図7】図1中のBRMセル生成部での生成動作の処理
手順を示すフローチャートである。
【図8】他の実施形態におけるATM・ABRSW装置
の構成を示すブロック図である。
【図9】他の実施形態におけるER値記憶メモリでの記
憶内容を更新する動作の処理手順を示すフローチャート
である。
【図10】従来例にあってABRスイッチ制御を説明す
るためのATMネットワークの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 ATM・ABRSW装置 2 送信側 3 受信側 12 BRMセル情報抽出部 13 ER値計算部 14,14a ER値比較部 15,15a ER値記憶メモリ 16 BRMセル情報書込部 17 FRMセル情報抽出部 18,18a ボトルネック判定部 19 キュー監視部 20,20a BRMセル生成部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輻輳発生時のセル損失を一定の規定値以
    下に低減して回線品質を保証するためのABRスイッチ
    制御を行う非同期転送モードABRスイッチ装置におい
    て、 ATMネットワークの輻輳状態に基づいて算出した伝送
    速度の値を情報管理セルに格納し、かつ、送信側に送出
    して伝送速度の制御を行う際のボトルネックに対する伝
    送速度の緩和時に、新たに生成した輻輳状態に対応した
    伝送速度を示す情報管理セルを送信側に送出して伝送速
    度を速くする要求通知を行うセル生成通知手段を備える
    ことを特徴とする非同期転送モードABRスイッチ装
    置。
  2. 【請求項2】 輻輳発生時のセル損失を一定の規定値以
    下に低減して回線品質を保証するためのABRスイッチ
    制御を行う非同期転送モードABRスイッチ装置におい
    て、 ATMネットワークの輻輳状態に基づいて算出した伝送
    速度の値を情報管理セルに格納し、かつ、送信側に送出
    して伝送速度の制御を行う際のボトルネックに対する伝
    送速度の緩和時に、予め定めた時間を計時し、この計時
    時間後に、新たに生成した輻輳状態に対応した伝送速度
    を示す情報管理セルを送信側に送出して伝送速度を速く
    する要求通知を行うセル生成計時通知手段を備えること
    を特徴とする非同期転送モードABRスイッチ装置。
  3. 【請求項3】 前記セル生成通知手段として、 受信側からの情報管理セルに格納された情報から輻輳状
    態に対応した第1情報値を抽出する第1情報抽出手段
    と、 当該装置での輻輳状態を示す第2情報値を算出する情報
    値計算手段と、 前記第1情報抽出手段からの第1情報値と前記情報値計
    算手段からの第2情報値とを比較した第3情報値及びボ
    トルネックのフラグを設定した第4情報を送出する情報
    値比較部と、 前記情報値比較部からの第4情報を記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段から読み出した第4情報を該当する情報管
    理セルに格納する情報書込部と、 送信側が送出した情報管理セルから抽出した現在のセル
    伝送速度を示すスイッチング情報に対応した第5情報値
    を送出する第2情報抽出手段と、 前記第2情報抽出手段からの第5情報値及び前記記憶手
    段からの第4情報に基づいて自装置がボトルネック状態
    か否かを判定するボトルネック判定手段と、 現在のキュー長の状況を検出するキュー監視手段と、 前記キュー監視手段が検出した現在のキュー長の状況に
    基づいて輻輳が回復し、ボトルネックでの伝送速度が緩
    和された際に、送信側へ伝送速度を速くする要求通知を
    行うための情報管理セルを生成して、送信側及び受信側
    の情報と共に送信側へ送出する情報管理セル生成手段
    と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の非同期転送モ
    ードABRスイッチ装置。
  4. 【請求項4】 前記情報値計算手段が、 ERRCA方式又はERICA方式に基づいて情報管理
    セルに格納されている現在の伝送速度、及び、他の非同
    期転送モードABRスイッチ装置における輻輳状態に基
    づいた第2情報値を算出することを特徴とする請求項3
    記載の非同期転送モードABRスイッチ装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段に、 送信側及び受信側ポート、仮想パス識別子、仮想チャネ
    ル識別子の番号及びボトルネックフラグのそれぞれを対
    応付けたデータテーブルが格納されることを特徴とする
    請求項3記載の非同期転送モードABRスイッチ装置。
  6. 【請求項6】 前記第2情報抽出手段が、 送信側からの情報管理セルの現在のセル伝送速度を、極
    めて低速の伝送速度に対応するしきい値と比較して、現
    在の伝送速度が極めて速い伝送速度であり、又は、極め
    て速い伝送速度ではないと判定し、かつ、この判定に基
    づいて送信側へ伝送速度を速くする要求通知を行うため
    の第5情報を送出することを特徴とする請求項3記載の
    非同期転送モードABRスイッチ装置。
  7. 【請求項7】 前記情報管理セル生成手段が、 キュー監視手段が検出した現在のキュー長と、輻輳回復
    を判定するためのしきい値とを比較し、現在キュー長が
    しきい値を超える場合に自装置での輻輳が回復していな
    いと判定し、又は、現在のキュー長がしきい値を超えな
    い場合に自装置での輻輳が回復したと判定することを特
    徴とする請求項3記載の非同期転送モードABRスイッ
    チ装置。
  8. 【請求項8】 前記情報管理セル生成手段が、 現在のキュー長がしきい値を超えない際に自装置での輻
    輳が回復したと判定し、この後、更に、現在のキュー長
    及び現在の伝送速度に基づいて極めて速い伝送速度では
    ないと判定した際に、送信側へ伝送速度を速くする要求
    通知を行う第5情報を送出すること特徴とする請求項7
    記載の非同期転送モードABRスイッチ装置。
  9. 【請求項9】 前記セル生成計時通知手段として、 受信側からの情報管理セルに格納された情報から輻輳状
    態に対応した第1情報値を抽出する第1情報抽出手段
    と、 当該装置での輻輳状態を示す第2情報値を算出する情報
    値計算手段と、 前記第1情報抽出手段からの第1情報値と前記計算手段
    からの第2情報値とを比較した第3情報値及びボトルネ
    ックのフラグを設定した第4情報を送出する情報値比較
    部と、 前記情報値比較部からの第4情報を記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段から読み出した第4情報を該当する情報管
    理セルに格納する情報書込部と、 送信側が送出した情報管理セルから現在のセル伝送速度
    を抽出したスイッチング情報に対応した第5情報値を抽
    出して送出する第2情報抽出手段と、 前記第2情報抽出手段からの第5情報値及び前記記憶手
    段からの第4情報に基づいて自装置がボトルネック状態
    か否かを判定するボトルネック判定手段と、 現在のキュー長の状況を検出するキュー監視手段と、 前記キュー監視手段が検出した現在のキュー長の状況に
    基づいて輻輳が回復し、ボトルネックでの伝送速度が緩
    和された際に、送信側へ伝送速度を速くする要求通知を
    行うための情報管理セルを生成して、送信側及び受信側
    の情報と共に送信側へ送出する情報管理セル生成手段
    と、 前記情報管理セル生成手段からの情報管理セルを予め定
    めた計時時間後に送出するための計時手段と、 を備えることを特徴とする請求項2記載の非同期転送モ
    ードABRスイッチ装置。
  10. 【請求項10】 前記記憶手段に、 送信側及び受信側ポート、仮想パス識別子、仮想チャネ
    ル識別子の番号、ボトルネックフラグ、情報値比較部か
    らの第3情報値、ボトルネックフラグ及びタイマ起動フ
    ラグのそれぞれを対応付けたデータテーブルが格納され
    ることを特徴とする請求項9記載の非同期転送モードA
    BRスイッチ装置。
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