JPH11204418A - 露光装置、露光方法およびデバイス製造方法 - Google Patents

露光装置、露光方法およびデバイス製造方法

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JPH11204418A
JPH11204418A JP10013177A JP1317798A JPH11204418A JP H11204418 A JPH11204418 A JP H11204418A JP 10013177 A JP10013177 A JP 10013177A JP 1317798 A JP1317798 A JP 1317798A JP H11204418 A JPH11204418 A JP H11204418A
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JP10013177A
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Tomohiko Hirano
朝彦 平野
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Canon Inc
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Publication date
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 計測時のZ駆動量が大きい場合でも精確にフ
ォーカス位置の計測が行えるようにする。また、計測時
のZ駆動量が大きく、かつZ位置の計測位置とコントラ
ストの計測位置とが異なる場合でも、迅速かつ精確にフ
ォーカス位置の計測が行えるようにする。 【解決手段】 XYステージ8上に設けられたZチルト
ステージ6上の基板に原板のパターンを投影光学系を介
して露光する際に、Zチルトステージ上に設けられた基
準マーク4を複数のZ計測位置に順次位置させるべくZ
チルトステージの駆動手段に駆動指令を付与し、各Z計
測位置p1〜p3において基準マークを投影光学系を介
して観察し、その像のコントラストを検出するととも
に、最初のZ計測位置p1から最後のZ計測位置p3ま
での範囲内の2点p1、p3もしくは数点p1、p2、
p3において前記基準マークのZ位置t1、t2、t3
および傾きの検出を行い、前記各Z計測位置のZ位置、
検出したコントラストおよび検出した基準マークの傾き
に基づいて露光に際してのベストフォーカス位置を得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光装置、露光方
法およびこれを用いることができるデバイス製造方法に
関し、特に、露光用の光学系として焦点深度が大きいフ
ォーカス系を用いているために、ベストフォーカス位置
を求める際にZチルトステージの大きな駆動量を必要と
する場合に適したものに関する。
【0002】
【従来の技術】レチクルのパターンをステージ上のウエ
ハに投影レンズを介して露光する露光装置において、ベ
ストフォーカス位置は従来、次のようにして計測されて
いる。すなわち、まず、所定の計測位置にステージおよ
びアライメントスコープを移動し、ステージ上のステー
ジ基準マークを投影レンズを介してアライメントスコー
プにより観察できるようにする。そして、ステージ基準
マークのチルト(傾き)をチルト/フォーカスセンサで
計測する。その後、フォーカス計測レベリングを行う。
つまり、ステージ基準マークのZ位置(高さ方向位置)
をチルト/フォーカスセンサで計測しながらステージを
Z方向へ所定の位置まで移動させる(Zレベリング)。
このZ駆動の間、各Z位置において、アライメントスコ
ープを介してステージ基準マークの画像データを得、こ
れを画像処理してコントラストを計測する。
【0003】このコントラストは、投影レンズのフォー
カスが合っていないZ位置では低いが、フォーカスが合
った位置では高くなる。したがって、各Z位置と各Z位
置でのコントラスト値とから、近似計算を行い、コント
ラストのピーク値に対応するZ位置を求める。そして、
このZ位置に、フォーカス計測レベリング前に計測した
ステージ基準マークのチルト量を反映して、ベストフォ
ーカス位置とする。
【0004】このような方法は、焦点深度が小さい投影
レンズの場合のようにフォーカス系の焦点深度が小さ
く、そのためにベストフォーカス位置を求めるためのZ
駆動量が小さくて足りる場合や、アライメントスコープ
とチルト/フォーカスセンサが同位置でステージ基準マ
ークの計測を行うことが可能な場合は、フォーカス位置
の計測精度の点で問題を生じることはない。このような
場合は、Z駆動時におけるZ位置の誤差の影響は少く、
またチルト量もほぼ変わらないので、Z駆動前に測った
チルト量だけを、コントラストにより得られるフォーカ
ス位置に反映して得られるベストフォーカス位置はさほ
ど誤差を含まないからである。したがってこのような場
合、露光時には、そのベストフォーカス位置にステージ
をZ駆動するだけで、良好なフォーカス位置において露
光を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、同様の方法
で、焦点深度が大きいフォーカス系のベストフォーカス
位置を求める場合、計測時のZ駆動量が大きくなるた
め、Z駆動の誤差などの影響によりZ駆動中にチルト成
分が変化し、フォーカス系のレンズ中心位置でのベスト
フォーカス位置に影響がでる場合がある。そのため、Z
駆動中に発生するチルト量の変化を考慮する必要があ
る。
【0006】一方、焦点深度が大きいフォーカス系での
ベストフォーカス位置を求めるために大きなZ駆動量を
必要とする露光装置において、尚且つコントラストを計
測する位置で、同時にチルト/フォーカスセンサが測れ
ない位置にステージ基準マークが設定されている場合
は、Z位置が計測できないため、コントラストを計測し
たZ位置を正確に測るためには、全計測点において、コ
ントラスト計測位置とフォーカス計測(チルト/フォー
カスセンサによるZ位置計測)位置との間でステージを
スライドさせる動作を行う必要がある。しかし、その方
式では、各計測ポイント(Z位置)でフォーカス計測と
ステージ駆動を行う必要があるため、極端にスループッ
トが低下するという問題がある。
【0007】本発明の目的は、このような従来技術の問
題点に鑑み、露光装置、露光方法およびデバイス製造方
法において、計測時のZ駆動量が大きい場合でも精確に
フォーカス位置の計測が行えるようにすることにある。
また、計測時のZ駆動量が大きく、かつZ位置の計測位
置とコントラストの計測位置とが異なる場合でも、迅速
かつ精確にフォーカス位置の計測が行えるようにするこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明では、XYステージと、このXYステージ上に設
けられたZチルトステージと、このZチルトステージ上
の基板に原板のパターンを露光するための投影光学系
と、前記Zチルトステージ上に設けられた基準マークの
Z位置および傾きを検出するチルト・フォーカスセンサ
と、前記投影光学を介して前記基準マークを観察し、コ
ントラストを検出するコントラスト検出手段と、これら
装置各部を制御する制御手段とを備えた露光装置におい
て、前記制御手段は、複数のZ計測位置に前記基準マー
クを順次位置させるべく前記Zチルトステージの駆動手
段に駆動指令を付与し、各Z計測位置において前記基準
マークのコントラストを検出するとともに、最初のZ計
測位置から最後のZ計測位置までの範囲内の2点もしく
は数点において前記基準マークのZ位置の検出を行い、
この検出Z位置および前記駆動指令値に基づいて各Z計
測位置のZ位置を決定し、これらのZ位置および前記検
出したコントラストに基づいて露光に際してのベストフ
ォーカス位置を得るものであることを特徴とする。
【0009】ここで、一般的には、各Z計測位置(計測
ポイント)のZ位置の決定は、各Z計測位置への駆動指
令値に対し、前記2点もしくは数点において計測した実
際のZ位置を考慮して補正した位置とすることにより行
う。簡単な場合として、前記Z位置の計測を、最初のZ
計測位置と最後のZ計測位置において行うものとし、か
つ駆動指令値が一定間隔を置いて離れた各Z計測位置に
Zチルトステージを順次位置させるものであるとすれ
ば、各Z計測位置のZ位置は最初のZ計測位置のZ位置
から最後のZ計測位置のZ位置までをZ計測位置の数に
応じて均等割した位置として決定することができる。
【0010】本発明の別の態様においては、前記制御手
段は、複数のZ計測位置に前記基準マークを順次位置さ
せ、各Z計測位置において前記基準マークのコントラス
トを検出するとともに、最初のZ計測位置から最後のZ
計測位置までの範囲内の2点もしくは数点において前記
基準マークの傾きの検出を行い、前記各Z計測位置のZ
位置、検出したコントラストおよび検出した基準マーク
の傾きに基づいて露光に際してのベストフォーカス位置
を得るものであることを特徴とする。この場合も、簡単
な場合として、前記傾きの計測を、最初のZ計測位置と
最後のZ計測位置において行うものとし、かつ各Z計測
位置が一定間隔を置いて離れたものであるとすれば、各
Z計測位置での傾きは最初のZ計測位置での傾きから最
後のZ計測位置での傾きをZ計測位置の数に応じて均等
割した傾きとして決定することができ、これを考慮して
ベストフォーカス位置を得ることができる。
【0011】また、本発明の露光方法は、XYステージ
上に設けられたZチルトステージ上の基板に原板のパタ
ーンを投影光学系を介して露光する際に、前記Zチルト
ステージ上に設けられた基準マークを複数のZ計測位置
に順次位置させるべく前記Zチルトステージの駆動手段
に駆動指令を付与し、各Z計測位置において前記基準マ
ークを前記投影光学系を介して観察し、その像のコント
ラストを検出するとともに、最初のZ計測位置から最後
のZ計測位置までの範囲内の2点もしくは数点において
前記基準マークのZ位置の検出を行い、この検出Z位置
および前記駆動指令値に基づいて各Z計測位置のZ位置
を決定し、これらのZ位置および前記検出したコントラ
ストに基づいて露光に際してのベストフォーカス位置を
得ることを特徴とする。
【0012】あるいは、XYステージ上に設けられたZ
チルトステージ上の基板に原板のパターンを投影光学系
を介して露光する際に、前記Zチルトステージ上に設け
られた基準マークを複数のZ計測位置に順次位置させる
べく前記Zチルトステージの駆動手段に駆動指令を付与
し、各Z計測位置において前記基準マークを前記投影光
学系を介して観察し、その像のコントラストを検出する
とともに、最初のZ計測位置から最後のZ計測位置まで
の範囲内の2点もしくは数点において前記基準マークの
傾きの検出を行い、前記各Z計測位置のZ位置、検出し
たコントラストおよび検出した基準マークの傾きに基づ
いて露光に際してのベストフォーカス位置を得ることを
特徴とする。
【0013】本発明によれば、最初のZ計測位置から最
後のZ計測位置までの範囲内の2点もしくは数点におい
て基準マークのZ位置あるいは傾きの検出を行うととも
に、この検出Z位置およびZチルトステージに対する駆
動指令値に基づいて各Z計測位置のZ位置を決定し、あ
るいはこのようなZ位置と傾きを考慮してベストフォー
カス位置を得るようにしているため、Zチルトステージ
の駆動量が大きい場合のフォーカス計測値に与えるZチ
ルトステージ駆動におけるゲイン誤差の影響が抑制され
る。すなわち、ZチルトステージのZ駆動中に変化した
チルト成分やZレベリング時のリニアリティのずれに対
する考慮がフォーカス値に反映され、精度向上が図ら
れ、最良の像面位置での露光が行われる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態におい
ては、コントラストの検出、傾きの検出およびZ位置の
決定を、まず第1のX、Y位置において前記基準マーク
のZ位置および傾きを検出し、次に前記基準マークを第
2のX、Y位置に位置させ、次に前記検出したZ位置を
基準に複数のZ計測位置に前記基準マークを順次位置さ
せるべく前記Zチルトステージの駆動手段に駆動指令を
付与し、各Z計測位置において前記基準マークのコント
ラストを検出するとともに、最後のZ計測位置において
再度前記第1のX、Y位置において前記基準マークのZ
位置および傾きを検出し、前記駆動指令値および検出し
た2つのZ位置に基づいて各Z計測位置のZ位置を決定
することにより行う。これは、前記コントラストの検出
と前記チルト・フォーカスセンサによる検出を異なる
X、Y位置において行う場合の実施形態である。 これに
より、コントラストの検出位置と、傾きおよびZ位置の
検出位置とが異なる場合でも、計測精度を高く維持しつ
つ計測処理の迅速化が図られる。
【0015】この場合、さらに、最初および最後のZ計
測位置の中間のZ計測位置においても第1のX、Y位置
における基準マークのZ位置の検出を行い、このZ位置
も考慮して各計測位置のZ位置の決定を行うことによ
り、駆動指令値に対するZチルトステージのZ駆動量が
リニアでない場合でも、各Z計測位置の正確なZ位置が
得られる。つまりZレベリングにおけるリニアリティの
ずれ量が補正され、より正確な計測位置のZ位置が得ら
れ、ベストフォーカス位置の検出精度の向上が図られ
る。こうして求められたベストフォーカス値を露光時の
フォーカス位置としてZチルトステージをZ駆動するこ
とにより、最良の像面位置において基板の露光が行われ
る。
【0016】より具体的には、焦点深度が大きいフォー
カス系におけるベストフォーカスを求める場合、上記の
ようなZ駆動誤差などの原因による問題点が発生する
が、それを解決する為に、本発明では、Z駆動中に変化
したチルト変化量を検出して、フォーカス値に反映する
ことで問題を解決するものである。その手順は以下の通
りである。
【0017】まず、Zチルトステージのレベリング前
に、従来通り、計測開始点のチルトθ1を計測する。次
に、コントラスト計測とZレベリング動作を繰り返し、
最後に、最終計測点で再び、チルトθ2の計測を行う。
この計測された最終点のチルト量と計測開始点でのチル
ト量との差分Δθを算出する。その差分を、計測点毎に
チルトの補正量として、投影光学系のレンズ中心位置で
の高さΔZnに変換して、計測位置の補正量として反映
する。
【0018】この様に、最初のチルト計測に加え、最後
のチルト計測を実行することで、計測中に変化し、とら
え切れていないチルト成分を計測位置に反映し、その値
を用いて近似計算を行うことで、より正確なベストフォ
ーカス検出が可能となる。また、焦点深度が大きいフォ
ーカス系のベストフォーカスを求める為に、大きなZ駆
動量を必要とする露光装置において、尚且つ、チルト/
フォーカスセンサとアライメントスコープ(コントラス
ト検出手段)が同位置で測れない位置にステージ基準マ
ークが設定されている場合では、計測開始点(最初のZ
計測位置)と計測終了点(最後のZ計測位置)の高さの
指令値と実測値t1、t3を比較して、その差分を補正
量として均等に振り分ける方法をとる一方、更に、計測
途中の任意の点での計測ポイントを追加する。その場所
では、計測開始点や計測終了点と同様に、チルト/フォ
ーカスセンサが計測可能な位置へXYステージをスライ
ド移動させ、高さ(Z位置)t2を計測する。
【0019】その計測途中の高さt2と均等割した高さ
Znp2の増加分ΔRnp2、および計測開始点と計測
終了点の高さt1、t3から、高さZの指令値に対する
ずれ量に対して、曲線近似計算により、各計測ポイント
での補正分ΔRnを算出し、各計測ポイントでの補正量
として振り分ける。
【0020】これにより、より正確な計測位置Zn”に
補正することができ、より正確なベストフォーカス検出
が可能となり、こうして求められたベストフォーカス値
は、露光像面の最良の位置として記憶され、露光時のフ
ォーカス位置としてZチルトステージを駆動すること
で、レチクルに描かれている回路パターンを最良の像面
位置でウエハに転写することが可能となるのである。
【0021】この様に、Z駆動量が大きい場合やゲイン
がずれたときにはベストフォーカス値にゲイン誤差がか
なり影響することがあり、またZゲイン調整にも限界が
あり、その誤差成分を補正することが必要となってくる
が、Z駆動中のチルト成分の変化量をレンズ中心のずれ
量に変換し、フォーカス値に反映したり、また中間位置
での高さZの計測により、Z駆動のリニアリティのずれ
量を補正し、フォーカス値に反映したりすることで、よ
り正確な計測位置に補正することができ、より精度の高
いベストフォーカス検出が可能となる。
【0022】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係る露光装置に
おけるフォーカス位置の計測に関係する部分を示す図で
ある。この露光装置は、焦点深度が大きい光学系(投影
レンズ3)を有し、そのベストフォーカスを求めるのに
Zチルトステージ6をZ方向に大きく駆動させる必要が
ある露光装置である。
【0023】同図に示すように、この露光装置では、ベ
ストフォーカス計測時、光源1から発せられる光線は、
ベストフォーカス検出用のレチクルマーク2を通り、投
影レンズ3を経由して、その下にあるZチルトステージ
6上のステージ基準マーク4が観察できる位置関係にな
っている。この位置で、ステージ基準マーク4の像を、
アライメントスコープ14を通して、CCDカメラ5で
観察し、コントラスト計測を行うようになっている。
【0024】ベストフォーカス検出は、ステージ基準マ
ーク4の各Z位置(上下方位置)でのコントラストの強
度と各Z位置とからフォーカス位置を算出することによ
り行う。その際、Zチルトステージ6によりステージ基
準マーク4をZ方向に上下させる。つまり、Zチルトス
テージ6を任意の種々の高さに駆動し、その各高さにお
いてステージ基準マーク4をCCDカメラ5で観察した
ときのコントラスト値からベストフォーカスを算出する
ようになっている。しかし、その際、ステージ基準マー
ク4の高さや傾きを計測するチルト/フォーカスセンサ
7は、ステージ基準マーク4をアライメントスコープ1
4と同時に観察できない位置関係にある。
【0025】以上の構成において、ベストフォーカス検
出動作を図1から図4を用いて説明する。まず図1に示
すように、チルト/フォーカスセンサ7でステージ基準
マーク4が計測できる位置にXYステージ8を位置b
(実線)から位置a(破線)へスライド駆動させる。次
に、第一計測点p1にZチルトステージ6を駆動させ
る。
【0026】そこで、チルト/フォーカスセンサ7によ
り、図2に示すように、第一計測点p1におけるZチル
トステージ6の傾きθ1を計測し、同時に高さt1も計
測する。
【0027】次に、図1に示すように、XYステージ8
を、位置aから、アライメントスコープ14でステージ
基準マーク4のコントラストが計測できる位置bにスラ
イド駆動させる。その後は、Zチルトステージ6の精度
だよりでZチルトステージ6をZ方向にp1〜p2まで
計測ピッチに従って駆動させながら、ステージ基準マー
ク4のコントラストをアライメントスコープ14で観察
し、計測していく。そして、中間の計測ポイントp2へ
達した時点で、XYステージ8を位置b’からa’にス
ライド駆動させ、チルト/フォーカスセンサ7で、Zチ
ルトステージ6の高さt2を計測する。
【0028】次に、XYステージ8を位置a’からb’
にスライド駆動させ、Zチルトステージ6の精度だより
でZチルトステージ6をZ方向にp2〜p3まで計測ピ
ッチに従って駆動させながら、ステージ基準マーク4の
コントラストをアライメントスコープ14で観察し、計
測していく。最終計測点p3のコントラスト計測が終了
した時点で再びXYステージ8を位置b”からa”にス
ライド駆動させる。そこで、図2に示すように、最終計
測点p3におけるZチルトステージ6の高さt3および
傾きθ2を計測する。
【0029】従来、ベストフォーカスは、次式で計算さ
れていた。
【0030】
【数1】 これは、図2の右側の図で示すように、計測開始点から
計測終了点までの高さZの移動量が小さい場合は、Zチ
ルトステージ6の計測開始点および計測終了点での傾き
θ1およびθ2は、ほぼ変化がみられず、投影レンズ6
のレンズ中心位置での変化量として無視できる量として
とらえることができていたことを示す。しかし、図2の
左側の図で示すように、本実施例での上記計測のよう
な、各計測ポイントでのチルト/フォーカスセンサ7に
よる補正なしで、しかも、Z駆動量の大きい計測を行っ
た後では、Zチルトステージ6が計測開始点p1から計
測終了点p3まで駆動している間に、Zチルトステージ
6の傾きがθ1からθ2に無視できないほど変化する。
そのため従来の前記数1式によれば、計測中における傾
きによる傾きの変化量△θ=(θ2−θ1)が、各計測
点でのレンズ中心位置のフォーカス変化量△Z=Z2−
Z1=△θ*L分だけ、正確に反映されないことにな
る。
【0031】そこで本実施例では、計測途中に変化した
ステージの傾き変化量△θをフォーカス計測値PKの計
算に反映させ、フォーカス精度の向上を図っている。こ
れを図2を用いて説明する。同図におけるZチルトステ
ージ6を任意の高さに駆動する際のZ駆動量は、駆動精
度に依存した送り量であり、補正を行わないため、各計
測ポイントでは、駆動指令値と実際の駆動値との間にず
れが生じる。まず、そのずれを補正するために、第一計
測点p1でのZチルトステージ6の高さt1と最終計測
点p3で測った高さt3の差をZ計測の計測ポイント数
N−1で均等割して、各計測ポイントにおける補正され
た高さZnを次式により計算する。
【0032】
【数2】
【0033】次に、第一計測点p1でのZチルトステー
ジ6の傾きθ1と最終計測点p3での傾きθ2の差をと
り、計測中の変化量△θを求める。
【0034】
【数3】
【0035】この変化量△θをレンズ中心位置でのフォ
ーカスのずれ量とするために、アライメントスコープ1
4の計測位置からレンズ中心までの距離Lからレンズ中
心位置でのフォーカスずれ量△Zを求める。
【0036】
【数4】
【0037】このずれ量△Zを、次式に示すように、Z
計測のポイント数N−1で均等割して、各計測ポイント
におけるZの高さに振り分け、この振り分け補正量△Z
nを前記数2式で計算した補正された高さZnに加算
し、各計測ポイントにおける高さZn’を計算する。
【0038】
【数5】
【0039】この補正した高さZn’の値を用いて、コ
ントラスト強度のピーク位置を検出し、それを中心とす
る数点の近似計算により、ベストフォーカス値BFを算
出する。
【0040】
【数6】
【0041】これを、グラフに表すと、図3のようにな
る。図中の破線41は、ステージの傾き変化を考慮しな
いときの高さZに対するコントラストの関係を表したピ
ーク波形である。実線42は、ステージの傾き変化を考
慮したときの高さZに対するコントラストの関係を表し
たピーク波形である。両者の波形では、高さの起点t1
は、同じであるが、終点においては、破線ではt3であ
るが、実線ではt3+△Zに補正したものとなってい
る。つまり、実線は、破線のグラフを△Z分、前記の計
算方法で伸ばしたグラフであり、ピーク中心位置は、△
Znだけずれ、より正確なフォーカス位置に補正されて
いることを表している。
【0042】このように、計測途中に変化したステージ
の傾き変化量(θ2−θ1)を考慮し、レンズ中心位置
での高さのずれ量△Znで補正し、それを用いて近似計
算をし、算出したベストフォーカス値PK’は、より精
度の高いものとなる。
【0043】さらに、Zチルトステージ6の精度だより
による駆動で、Zチルトステージ6を大きく駆動させる
場合には、Zチルトステージ6のリニアリティに関して
も考慮する必要がでてくる。前記では、Z駆動指令値と
実際の駆動値のずれを補正するために、第一計測点t1
と最終計測点t3で測った高さの差をZ位置計測のポイ
ント数N−1で均等割して、各計測ポイントにおける高
さ位置Znを計算する次式を記した。
【0044】
【数7】
【0045】しかし、実際のZチルトステージ6を精度
だよりで大きく駆動させると、Zチルトステージ6の駆
動量が均等にならない状態が発生する。図4を用いて説
明すると、図中の破線41は、前記のような第一計測点
t1と最終計測点t3で測った高さの差を均等割して計
算した各計測ポイントにおける高さ位置Znと計測ポイ
ントとの関係を示す。そして、実線42は、第一計測点
t1から最終計測点t3までの各計測ポイントの高さを
実際にチルト/フォーカスセンサ7で計測した高さ位置
と計測ポイントとの関係を示す。このグラフから、大き
く駆動させた場合、実際の駆動量は、均等割したZnか
ら、ほぼ2次曲線でずれが生じていることが分かる。
【0046】そこで、このZチルトステージ6のリニア
リティに関する補正を行うために、第一計測点t1と最
終計測点t3の他に、中間計測ポイントp2においても
高さ計測を行う。すなわち、図5を用いて説明すれば、
前記で算出したZnのうち、中間計測ポイントp2での
高さをZnp2とし、中間計測ポイントp2で実際に計
測した高さをt2として、まず、中間ポイントでの両者
のずれ量△Rnp2を次式により求める。
【0047】
【数8】
【0048】図5中の破線51は、計測開始点p1から
計測終了点p3までの計測ポイントにおける均等割した
Znの増減分を示しており、当然、均等割り計算したも
のなので、増減変化のないグラフとなっている。これに
対して、折れ線52は、均等割り計算した破線51に対
する、実計測値の増減変化を表したものである。そし
て、曲線53は、△Rnp2を用い、計測開始点p1、
計測中間点p2および計測終了点p3での破線51に対
するずれ量を示す点を通る2次曲線を描いたグラフであ
る。この2次曲線から、計測ポイントPnにおけるZn
に対してステージリニアリティ誤差分△Rnを次式によ
り求めることができる。
【0049】
【数9】
【0050】すると、さらに補正されたZ位置Zn”
は、次のようになる。
【0051】
【数10】
【0052】この補正したZn”の値を用いて、コント
ラスト強度のピーク位置を検出し、それを中心とする数
点の近似計算により、ベストフォーカス値BF”を算出
すると次式のようになる。
【0053】
【数11】
【0054】このように、計測途中に変化したステージ
の傾き変化量(θ2−θ1)の補正に加え、チルト/フ
ォーカスセンサ7でフォーカス合せ(Z位置計測)が行
えない計測ポイントに対するZチルトステージ6のリニ
アリティによる誤差△Rnを考慮し、各フォーカスポイ
ントでのずれ量を補正し、それを用いて近似計算をして
算出したベストフォーカス値PK”は、更に精度の高い
ものとなる。
【0055】こうして求めたベストフォーカス値を、露
光像面の最良の位置として記憶し、露光時のフォーカス
位置としてZチルトステージの駆動に用いることによ
り、レチクルに描かれている回路パターンを最良の像面
位置でウエハに転写することが可能となる。
【0056】次に、このような露光装置を用いることが
できるデバイスの製造例について説明する。図6は微小
デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネ
ル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製
造のフローを示す。ステップ1(回路設計)ではデバイ
スのパターン設計を行う。ステップ2(マスク製作)で
は設計したパターンを形成したマスクを製作する。一
方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコンやガラス等
の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハ
プロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマスクとウ
エハを用いて、リソグラフィ技術によってウエハ上に実
際の回路を形成する。次のステップ5(組み立て)は後
工程と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを
用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工
程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程
(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)で
はステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テ
スト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経
て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)
される。
【0057】図7は上記ウエハプロセスの詳細なフロー
を示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化
させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁
膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上
に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン
打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハにレジストを塗布する。ス
テップ16(露光)では上記説明した露光装置または露
光方法によってマスクの回路パターンをウエハの複数の
ショット領域に並べて焼付露光する。ステップ17(現
像)では露光したウエハを現像する。ステップ18(エ
ッチング)では現像したレジスト像以外の部分を削り取
る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチングが済
んで不要となったレジストを取り除く。これらのステッ
プを繰り返し行うことによって、ウエハ上に多重に回路
パターンが形成される。
【0058】これによれば、従来は製造が難しかった大
型のデバイスを低コストで製造することができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
準マークの傾きの検出を2点もしくは数点において行
い、これを考慮してベストフォーカス位置を得るように
しているため、コントラスト計測時のZ駆動量が大きい
場合でも精確にフォーカス位置の計測を行うことができ
る。また、基準マークのZ位置の検出を2点もしくは数
点において行い、これを考慮して各Z計測位置のZ位置
を決定するようにしているため、コントラスト計測時の
Z駆動量が大きく、かつZ位置の計測位置とコントラス
トの計測位置とが異なる場合でも、迅速かつ精確にフォ
ーカス位置の計測を行うことができる。
【0060】具体的には、焦点深度が大きいフォーカス
系でベストフォーカスを求めるために、Zチルトステー
ジの大きな駆動量を必要とする光学系をもつ露光装置に
おいて、かつ、チルト・フォーカスセンサによる計測と
アライメントスコープなどのコントラスト検出手段によ
るコントラスト計測とが同時に行えない位置にステージ
基準マークとレチクルマークが設定されている場合で
は、Zゲインのずれなど、ゲイン誤差がフォーカス値に
かなり影響してくる。また、ゲイン調整にも限界があ
り、その誤差成分を補正することが必要となってくる。
そこで本発明に従い、たとえば最初のZ計測位置でのチ
ルト計測に加え、最後のZ計測位置でのチルト計測を実
行することで、各Z計測位置でのコントラストの計測中
に変化し、とらえ切れていないチルト変化成分を補正
し、また、最初および最後のZ計測位置ならびに中間の
Z計測位置でのZ位置計測によりZ駆動のリニアリティ
のずれ量を補正し、双方をフォーカス値に反映すること
で、より正確な計測位置に補正ができ、より精度の高い
ベストフォーカス検出が可能となる。こうして求められ
たベストフォーカス値を、露光像面の最良の位置として
記憶し、露光時のフォーカス位置としてZチルトステー
ジを駆動することで、レチクルに描かれている回路パタ
ーンを最良の像面位置でウエハに転写することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る、ステージ基準マー
クをチルト/フォーカスセンサとアライメントスコープ
の双方で同時に観察出来ない位置にステージ基準マーク
が設定されている場合の露光装置を示す図である。
【図2】 図1の装置におけるフォーカス計測動作を説
明するとともに、Zチルトステージの駆動量が大きい場
合と小さい場合のチルト変化がフォーカスに与える影響
を示す図である。
【図3】 図1の装置においてチルト変化の補正を行っ
た事によるフォーカスピーク位置のずれ量を示す図であ
る。
【図4】 図1の装置においてZ駆動量を各計測ポイン
トにおいて均等割した値と実測値とのずれ量を示す図で
ある。
【図5】 図1の装置において、各計測ポイントにおい
てZ駆動量を均等割した値の増減変化に対する実測値の
ずれ量を示す図である。
【図6】 本発明の露光装置を用いることができるデバ
イス製造例を示すフローチャートである。
【図7】 図6のウエハプロセスの詳細なフローチャー
トである。
【符号の説明】
1:光源、2:レチクルマーク、3:投影レンズ、4:
ステージ基準マーク、5:CCDカメラ、6:Zチルト
ステージ、7:チルト/フォーカスセンサ、8:XYス
テージ、9:ステージ基準面、10:対物レンズ、1
1:リレーレンズ、12:TVモニタ、13:レチク
ル、14:アライメントスコープ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 XYステージと、このXYステージ上に
    設けられたZチルトステージと、このZチルトステージ
    上の基板に原板のパターンを露光するための投影光学系
    と、前記Zチルトステージ上に設けられた基準マークの
    Z位置および傾きを検出するチルト・フォーカスセンサ
    と、前記投影光学を介して前記基準マークを観察し、コ
    ントラストを検出するコントラスト検出手段と、これら
    装置各部を制御する制御手段とを備えた露光装置におい
    て、前記制御手段は、複数のZ計測位置に前記基準マー
    クを順次位置させるべく前記Zチルトステージの駆動手
    段に駆動指令を付与し、各Z計測位置において前記基準
    マークのコントラストを検出するとともに、最初のZ計
    測位置から最後のZ計測位置までの範囲内の2点もしく
    は数点において前記基準マークのZ位置の検出を行い、
    この検出Z位置および前記駆動指令値に基づいて各Z計
    測位置のZ位置を決定し、これらのZ位置および前記検
    出したコントラストに基づいて露光に際してのベストフ
    ォーカス位置を得るものであることを特徴とする露光装
    置。
  2. 【請求項2】 XYステージと、このXYステージ上に
    設けられたZチルトステージと、このZチルトステージ
    上の基板に原板のパターンを露光するための投影光学系
    と、前記Zチルトステージ上に設けられた基準マークの
    Z位置および傾きを検出するチルト・フォーカスセンサ
    と、前記投影光学を介して前記基準マークを観察し、コ
    ントラストを検出するコントラスト検出手段と、これら
    装置各部を制御する制御手段とを備えた露光装置におい
    て、前記制御手段は、複数のZ計測位置に前記基準マー
    クを順次位置させ、各Z計測位置において前記基準マー
    クのコントラストを検出するとともに、最初のZ計測位
    置から最後のZ計測位置までの範囲内の2点もしくは数
    点において前記基準マークの傾きの検出を行い、前記各
    Z計測位置のZ位置、検出したコントラストおよび検出
    した基準マークの傾きに基づいて露光に際してのベスト
    フォーカス位置を得るものであることを特徴とする露光
    装置。
  3. 【請求項3】 XYステージと、このXYステージ上に
    設けられたZチルトステージと、このZチルトステージ
    上の基板に原板のパターンを露光するための投影光学系
    と、前記Zチルトステージ上に設けられた基準マークの
    Z位置および傾きを検出するチルト・フォーカスセンサ
    と、前記投影光学を介して前記基準マークを観察し、コ
    ントラストを検出するコントラスト検出手段と、これら
    装置各部を制御する制御手段とを備えた露光装置におい
    て、前記制御手段は、複数のZ計測位置に前記基準マー
    クを順次位置させるべく前記Zチルトステージの駆動手
    段に駆動指令を付与し、各Z計測位置において前記基準
    マークのコントラストを検出するとともに、最初のZ計
    測位置から最後のZ計測位置までの範囲内の2点もしく
    は数点において前記基準マークのZ位置および傾きの検
    出を行い、前記駆動指令値および検出したZ位置に基づ
    いて各Z計測位置のZ位置を決定し、これらZ位置およ
    び前記検出したコントラストならびに前記検出した傾き
    に基づいて露光に際してのベストフォーカス位置を得る
    ものであることを特徴とする露光装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記コントラストの検
    出と前記チルト・フォーカスセンサによる検出を異なる
    X、Y位置において行うものであることを特徴とする請
    求項1〜3に記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は前記コントラストの検出
    およびZ位置の決定を、 まず第1のX、Y位置において前記基準マークのZ位置
    を検出し、次に前記基準マークを第2のX、Y位置に位
    置させ、次に前記検出したZ位置を基準に複数のZ計測
    位置に前記基準マークを順次位置させるべく前記Zチル
    トステージの駆動手段に駆動指令を付与し、各Z計測位
    置において前記基準マークのコントラストを検出すると
    ともに、最後のZ計測位置において再度前記第1のX、
    Y位置において前記基準マークのZ位置を検出し、前記
    駆動指令値および検出した2つのZ位置に基づいて各Z
    計測位置のZ位置を決定することにより行うものである
    ことを特徴とする請求項1〜4に記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は前記コントラストの検
    出、傾きの検出およびZ位置の決定を、まず第1のX、
    Y位置において前記基準マークのZ位置および傾きを検
    出し、次に前記基準マークを第2のX、Y位置に位置さ
    せ、次に前記検出したZ位置を基準に複数のZ計測位置
    に前記基準マークを順次位置させるべく前記Zチルトス
    テージの駆動手段に駆動指令を付与し、各Z計測位置に
    おいて前記基準マークのコントラストを検出するととも
    に、最後のZ計測位置において再度前記第1のX、Y位
    置において前記基準マークのZ位置および傾きを検出
    し、前記駆動指令値および検出した2つのZ位置に基づ
    いて各Z計測位置のZ位置を決定することにより行うも
    のであることを特徴とする請求項2または3に記載の露
    光装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、最初および最後の前記
    Z計測位置の中間のZ計測位置においても前記第1の
    X、Y位置における基準マークのZ位置の検出を行い、
    このZ位置も考慮して前記各計測位置のZ位置の決定を
    行うものであることを特徴とする請求項5または6に記
    載の露光装置。
  8. 【請求項8】 XYステージ上に設けられたZチルトス
    テージ上の基板に原板のパターンを投影光学系を介して
    露光する際に、前記Zチルトステージ上に設けられた基
    準マークを複数のZ計測位置に順次位置させるべく前記
    Zチルトステージの駆動手段に駆動指令を付与し、各Z
    計測位置において前記基準マークを前記投影光学系を介
    して観察し、その像のコントラストを検出するととも
    に、最初のZ計測位置から最後のZ計測位置までの範囲
    内の2点もしくは数点において前記基準マークのZ位置
    の検出を行い、この検出Z位置および前記駆動指令値に
    基づいて各Z計測位置のZ位置を決定し、これらのZ位
    置および前記検出したコントラストに基づいて露光に際
    してのベストフォーカス位置を得ることを特徴とする露
    光方法。
  9. 【請求項9】 XYステージ上に設けられたZチルトス
    テージ上の基板に原板のパターンを投影光学系を介して
    露光する際に、前記Zチルトステージ上に設けられた基
    準マークを複数のZ計測位置に順次位置させるべく前記
    Zチルトステージの駆動手段に駆動指令を付与し、各Z
    計測位置において前記基準マークを前記投影光学系を介
    して観察し、その像のコントラストを検出するととも
    に、最初のZ計測位置から最後のZ計測位置までの範囲
    内の2点もしくは数点において前記基準マークの傾きの
    検出を行い、前記各Z計測位置のZ位置、検出したコン
    トラストおよび検出した基準マークの傾きに基づいて露
    光に際してのベストフォーカス位置を得ることを特徴と
    する露光方法。
  10. 【請求項10】 XYステージ上に設けられたZチルト
    ステージ上の基板に原板のパターンを投影光学系を介し
    て露光する際に、前記Zチルトステージ上に設けられた
    基準マークを複数のZ計測位置に順次位置させるべく前
    記Zチルトステージの駆動手段に駆動指令を付与し、各
    Z計測位置において前記基準マークを前記投影光学系を
    介して観察し、その像のコントラストを検出するととも
    に、最初のZ計測位置から最後のZ計測位置までの範囲
    内の2点もしくは数点において前記基準マークのZ位置
    および傾きの検出を行い、前記駆動指令値および検出し
    たZ位置に基づいて各Z計測位置のZ位置を決定し、こ
    れらZ位置および前記検出したコントラストならびに前
    記検出した傾きに基づいて露光に際してのベストフォー
    カス位置を得ることを特徴とする露光方法。
  11. 【請求項11】 請求項9〜10のいずれかの露光方法
    により露光を行うことを特徴とするデバイス製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102169294A (zh) * 2010-02-26 2011-08-31 上海微电子装备有限公司 一种测量扫描光刻机中掩模台扫描倾斜的方法
JP2013210440A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Topcon Corp 投影レンズの結像位置変化量検出方法、ステージ位置の調整方法、投影レンズの結像位置変化量検出装置、ステージ位置の調整装置、および投影露光装置

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