JPH11203393A - 光学的情報読み取り装置 - Google Patents

光学的情報読み取り装置

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JPH11203393A
JPH11203393A JP10006513A JP651398A JPH11203393A JP H11203393 A JPH11203393 A JP H11203393A JP 10006513 A JP10006513 A JP 10006513A JP 651398 A JP651398 A JP 651398A JP H11203393 A JPH11203393 A JP H11203393A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型で丸みのあるシンプルな対称性の良い外観
形状のヘッド部を備えたハンドヘルド型バーコードスキ
ャナを提供する。 【解決手段】ハンドヘルド型バーコードスキャナ1は、
主要な光学要素が収容されたヘッド部3と、トリガスイ
ッチ4aを備えたグリップ部5を有している。ヘッド部
3の正面すなわちバーコードに向けられる面には、読み
取り用の走査ビームを射出する窓2が設けられている。
ヘッド部3の内部には、光源部20、偏向ミラー23、
回転多面鏡24、パターンミラー25〜29、集光ミラ
ー30、光検出器31が軸対称に配置されている。光検
出器31はパターンミラー25〜29と回転多面鏡24
に対して窓2の側に位置し、光検出器31に対してレー
ザーダイオード21は更に窓2の側に位置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、デパート
やスーパーマーケットでの販売時点(Point Of Sales)
操作において、物品に添付あるいは印刷されているバー
コードを光ビームで走査して読み取るバーコードスキャ
ナ等の光学的情報読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、米国特許第5,557,
093号に記載されているように、走査方向が異なる複
数の走査ビームを順次射出させることにより、バーコー
ドがどの方向を向いていても読み取れ得るバーコードス
キャナが提案されている。
【0003】このように走査方向の異なる複数の走査ビ
ームを射出するバーコードスキャナは、オムニスキャン
タイプと呼ばれている。この種のバーコードスキャナ
は、バーコードとバーコードスキャナの向きを合わせる
作業をオペレータに強いないため、オペレータの操作上
の負担をかなり軽減する。これは、POS操作の迅速化
にとって好結果をもたらしている。
【0004】また、バーコードスキャナは、固定的に設
置される比較的大型の据置型バーコードスキャナと、持
ち運んで使用される比較的小型の移動型バーコードスキ
ャナとに分けられる。特に、オペレータが手に持って使
用するものは、ハンドヘルド型バーコードスキャナと呼
ばれている。
【0005】据置型バーコードスキャナでは、バーコー
ドの読み取りは、オペレータが物品を手に持って、ある
いは、物品を自動的に移送させて、バーコードの付され
た面をスキャナの読み取り用の窓に臨ませることによっ
て行なわれる。
【0006】据置型バーコードスキャナは、軽くて小さ
い物品に対しては何ら不都合は無いが、オペレータが手
に持ったり、自動搬送路に載せたりするには困難が強い
られる大きい物品や重い物品に付されたバーコードの読
み取りには適していない。
【0007】このような大きな物品や重い物品に付され
たバーコードの読み取りには、オペレータが手に持って
簡単に読み取り用の窓をバーコードに臨ませることので
きるハンドヘルド型バーコードスキャナが適している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図7は、従来のオムニ
スキャンタイプのハンドヘルド型バーコードスキャナの
光学系の構成を示す正面図である。図7から示されるよ
うに、ハンドヘルド型バーコードスキャナ1は、主要な
光学要素を収容したヘッド部3と、オペレータが手に持
つためのグリップ部5とを有している。ヘッド部3の正
面には、読み取り用の走査ビームを射出する窓2が設け
られている。ヘッド部3の内部には、光源部20、偏向
ミラー23、回転多面鏡24、パターンミラー25〜2
9、集光ミラー30、光検出器31が収められている。
【0009】偏向ミラー23と回転多面鏡24とパター
ンミラー25〜29と集光ミラー30と光検出器31は
軸対称に配置されており、光源部20はその軸から離れ
た位置に配置されている。ヘッド部3は、美観上の理由
から軸対称(左右対称)な形状に作られており、このた
めデッドスペースの多いものとなっている。
【0010】ハンドヘルド型バーコードスキャナは、操
作性の良さから、ヘッド部の小さいものが好ましい。ま
た、丸みのあるシンプルな対称性の良い外観形状が一般
に好まれる傾向があるため、ヘッド部は出来うる限りそ
のような形状に設計されることが好ましい。
【0011】本発明は、このような事情に基づいて成さ
れたものであり、その目的は、光学要素の配置関係を工
夫することにより、小型で丸みのあるシンプルな対称性
の良い外観形状のヘッド部を備えたハンドヘルド型の光
学的情報読み取り装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の光学的情報読み
取り装置は、光ビームを射出する光源部と、光ビームを
走査して走査ビームを生成する走査ビーム生成手段と、
走査ビームを異なる方向に反射する複数のパターンミラ
ーであり、走査ビーム生成手段からの1本の走査ビーム
から複数の走査ビームを作り出す複数のパターンミラー
と、複数のパターンミラーからの走査ビームを装置外部
に射出させる窓と、窓を通って入射してくる戻り光を集
光させる集光ミラーと、集光ミラーで集光された戻り光
を受光してその強度を検出する光検出器とを有してお
り、光源部と走査ビーム生成手段と複数のパターンミラ
ーと光検出器が軸対称に配置されている。
【0013】さらに、光検出器は走査ビーム生成手段お
よび複数のパターンミラーよりも窓の側に位置し、光源
部は光検出器よりも窓の側に位置している。また、窓は
戻り光路範囲にほぼ等しい形状を有している。
【0014】このような配置関係により、光源部と走査
ビーム生成手段と複数のパターンミラーと光検出器とを
収容している筐体部分は、特に出っ張った部分を持たな
い対称性良い形状とすることができる。
【0015】より好ましくは、窓が、出射する走査ビー
ムに対して垂直方向よりも、光源部からパターンミラー
に近づく方向に傾いている。このような配置関係によ
り、光源部と走査ビーム生成手段と複数のパターンミラ
ーと光検出器とを収容している筐体部分を、より小型に
することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。図1および図2は、第
一の実施の形態のハンドヘルド型バーコードスキャナの
光学系の構成を示す正面図およびその部分断面側面図で
ある。また、図3は、図1のハンドヘルド型バーコード
スキャナのヘッド部を拡大して示す正面図である。
【0017】図1と図2に示されるように、ハンドヘル
ド型バーコードスキャナ1はヘッド部3とグリップ部5
を有している。ヘッド部3の正面すなわちバーコードに
向けられる面には、読み取り用の走査ビームを射出する
窓2が設けられている。窓2は、図3に網掛け部で示さ
れる戻り光路範囲に対応した形状を有している。つま
り、窓2は実質的に網掛け部と同じ形状を有している。
【0018】このハンドヘルド型バーコードスキャナ1
は、オムニスキャンとシングルスキャンの二つのスキャ
ンモードで駆動可能であり、このため、図2に示される
ように、グリップ部5には、二つのトリガスイッチすな
わちオムニトリガスイッチ4aとシングルトリガスイッ
チ4bが設けられている。
【0019】オムニスキャンタイプのバーコードスキャ
ナは、オペレータにバーコードの向きに合わせてスキャ
ナの向きを調整するという作業を強いることなく、バー
コードの読み取りが行なえるので非常に便利である。し
かしながら、その反面、複数のバーコードが整然と配列
されたリストから特定のバーコードを読み取る使用目的
に対しては、目標のバーコードの付近の別のバーコード
の情報をも読み取ってしまい易いことが原因で、読み取
りエラーが起こり易いという不具合を持っている。この
ように、バーコードのリストから特定のバーコードを読
み取る使用目的に対しては、オムニスキャンタイプのバ
ーコードスキャナよりは、むしろ、シングルスキャンタ
イプのバーコードスキャナの方が適している。
【0020】本実施形態のハンドヘルド型バーコードス
キャナ1は、このような不具合を解消するため、オペレ
ータの選択に応じて、オムニスキャンモードとシングル
スキャンモードのいずれかのモードで駆動されるもの
で、そのためにオムニトリガスイッチ4aとシングルト
リガスイッチ4bの二つのトリガスイッチを有してい
る。
【0021】オムニスキャンモードとシングルスキャン
モードの切り換えは、オムニトリガスイッチ4aまたは
シングルトリガスイッチ4bのいずれがオンされたのに
応じて光源部の発光を制御することで行なわれる。
【0022】このようなオムニスキャンモードとシング
ルスキャンモードの二つのスキャンモードで読み取り可
能なハンドヘルド型バーコードスキャナは本出願人によ
って既に提案されている。これに関する詳しい説明は本
出願人による特願平9−18122号に開示されてい
る。
【0023】図1〜図3を参照して分かるように、ハン
ドヘルド型バーコードスキャナ1のヘッド部3の内部に
は、光源部20、偏向ミラー23、回転多面鏡24、パ
ターンミラー25〜29、集光ミラー30、光検出器3
1が設けられている。光源部20はレーザダイオード2
1とコリメータレンズ22を含んでいる。
【0024】図1と図3から分かるように、これらの光
学部材は、軸対称に配置されている。また、図2から分
かるように、光検出器31はパターンミラー25〜29
と回転多面鏡24に対して窓2側に位置し、光検出器3
1に対してレーザーダイオード21は更に窓2側に位置
している。
【0025】レーザダイオード21はコリメータレンズ
22と共に共通の支持部材35に支持されており、支持
部材35は台座36に回動調整可能に取り付けてられて
いる。レーザダイオード21から射出された光ビーム
は、コリメータレンズ22によって平行に近い光束とさ
れ、偏向ミラー23に投射される。偏向ミラー23は、
集光ミラー30の反射面内に配置された小径の円形の平
面ミラーからなり、レーザダイオード21からの光ビー
ムを回転多面鏡24に向けて反射する。
【0026】回転多面鏡24は、モータ37の回転軸に
固定されており、回転可能に支持されている。回転多面
鏡24は4つの反射面38a〜38dを有しており、こ
れらの反射面38a〜38dは、それぞれ回転軸に対し
て異なる傾斜角を持ち、偏向ミラー23を経て入射する
光ビームを異なる角度で反射する。従って、モータ27
により回転多面鏡24を回転させることにより、周期的
に異なる軌道を走査する4本の走査ビームが生成され
る。
【0027】回転多面鏡24の周囲には5枚のパターン
ミラー25〜29が配置されており、これらのパターン
ミラー25〜29はそれぞれ異なる方向を向いている。
従って、回転多面鏡24の各反射面で生成された走査ビ
ームはパターンミラー25〜29に順次入射し、各パタ
ーンミラー25〜29は入射する走査ビームをそれぞれ
異なる方向に反射する。その結果、回転多面鏡24の回
転により生成された走査ビームの1本から更に5本の走
査ビームが作り出される。
【0028】つまり、回転多面鏡24の回転によって、
4つの反射面38a〜38dに対応して、軌道の異なる
4本の走査ビームが生成され、その各々が5枚のパター
ンミラー25〜29によってそれぞれ異なる5方向に偏
向されるので、合計(4×5=)20本の走査ビームが
作り出される。
【0029】図4は、このように作り出された20本の
走査ビームの窓2上におけるパターンを示している。図
4において、走査ビーム群41はパターンミラー27
に、走査ビーム群42はパターンミラー25に、走査ビ
ーム群43はパターンミラー26に、走査ビーム群44
はパターンミラー28に、走査ビーム群45はパターン
ミラー29に、それぞれ対応している。また、各走査ビ
ーム群において、ほぼ平行な4本の走査ビームは、回転
多面鏡24の4つの反射面38a〜38dに、それぞれ
対応している。
【0030】図1〜図3において、バーコードで反射・
散乱された光は、窓2から入射して装置内部へ入り、反
射・散乱前の走査ビームに対応したパターンミラー(2
5〜29のいずれか)によって反射されて回転多面鏡2
4に向かう。その後、光は、回転多面鏡24の反射面3
8a〜38dのいずれかで反射され、集光ミラー30へ
向かう。
【0031】集光ミラー30は、入射する光を偏向し集
光させる凹状の反射面を有しており、集光ミラー30に
入射した光は、この凹状の反射面で反射されることで集
束性の光束となり、光検出器31に入射する。光検出器
31は、入射する光の強度に応じた信号を出力する。
【0032】光検出器31からの信号は、デコード回路
基板7に設けられているデコード回路に送られ、デコー
ド回路はこれに基づいて読み取ったバーコードの情報を
デコードする。デコードされた情報は、例えば、ケーブ
ル9を介して外部装置へ出力される。
【0033】これまで、特に断らなかったが、オムニス
キャンモードでの駆動を前提として説明した。つまり、
上述したように20本の走査ビームが作り出されるの
は、オムニスキャンモードによる駆動に対してであり、
シングルスキャンモードにより駆動に対しては、だだ1
本の走査ビームが作り出されるだけである。
【0034】ハンドヘルド型バーコードスキャナ1は、
オムニトリガスイッチ4aのオンに対しては、オムニス
キャンモードで駆動され、上述したように、図4に示さ
れる20本の走査ビームが作り出され、これら全てが窓
2から投射される。一方、シングルトリガスイッチ4b
のオンに対しては、シングルスキャンモードで駆動さ
れ、図4に示される20本の走査ビームの中の1本だけ
が作り出され、これが窓2から投射される。例えば、図
4に示される走査ビーム群のうち、パターンミラー27
に対応する走査ビーム群41の4本の走査ビームのうち
の1本が投射される。
【0035】このため、ハンドヘルド型バーコードスキ
ャナ1は、回転多面鏡24と一体に回転する円板51の
縁に固定された遮光板52と、遮光板52を検出するた
めのフォトインタラプタ53を備えている。遮光板52
は、回転方向に関して、所定の1本の走査ビーム、すな
わちパターンミラー27の走査方向の幅に対応した幅を
有している。
【0036】オムニトリガスイッチ4aのオンに対して
は、レーザーダイオード21は連続的に発光駆動され
る。その結果、窓2からは20本の走査ビームが投射さ
れる。つまり、ハンドヘルド型バーコードスキャナ1が
オムニスキャンモードで駆動される。
【0037】また、シングルトリガスイッチ4bのオン
に対しては、レーザーダイオード21は間欠的に発光駆
動される。つまり、レーザーダイオード21は、フォト
インタラプタ53の出力に基づいて、遮光板52がこれ
を通過する間だけ、発光駆動される。その結果、窓2か
らは、パターンミラー27に対応した4本の走査ビーム
のうちの1本だけが投射される。つまり、ハンドヘルド
型バーコードスキャナ1がシングルスキャンモードで駆
動される。
【0038】図5は、このバーコードスキャナ1におけ
る信号処理回路の一例の構成を示すブロック図である。
レーザダイオード21は、デコーダおよびCPU等を内
蔵するデータ処理・制御回路55からのレーザ駆動信号
に基づき、レーザ駆動回路56によって発光が制御され
る。回転多面鏡24および遮光板52を一体に回転させ
るモータ37は、データ処理・制御回路55からの回転
制御信号に基づき、モータ駆動回路57によって駆動制
御される。その回転速度は、モータ37の回転に伴って
得られる回転パルス信号に基づいて制御される。
【0039】一方、光検出器31の出力は、電流電圧
(I/V)変換回路58で電圧信号に変換され、微分回
路59で微分され、その微分信号は増幅・フィルタ回路
60で増幅およびフィルタ処理された後、2値化回路6
1で2値信号に変換され、データ処理・制御回路59に
供給され、ここでバーコードが読み取られる。
【0040】また、データ処理・制御回路55は、上述
したように、トリガスイッチ4a,4bで選択されたモ
ードで駆動するため、フォトインタラプタ53の出力と
トリガスイッチ4a,4bからの信号に基づいて、レー
ザダイオード21の発光を制御する。
【0041】以上の説明から分かるように、本実施形態
のハンドヘルド型バーコードスキャナ1では、図1と図
3から分かるように、主要な光学要素である、レーザダ
イオード21とコリメータレンズ22、偏向ミラー2
3、回転多面鏡24、パターンミラー25〜29、集光
ミラー30、光検出器31が、ヘッド部3の内部に、正
面から見て軸対称に配置されている。また、図2から分
かるように、光検出器31はパターンミラー25〜29
と回転多面鏡24よりも窓2の側に配置されており、レ
ーザーダイオード21とコリメータレンズ22は光検出
器31よりも窓2の側に配置されている。
【0042】このような配置関係を採用したおかげで、
ヘッド部3は、前から見て円、横から見て一部が直線で
切られた楕円に近い形状に、つまり、回転楕円体の一部
を軸対称に平面で切り落とした形に近い形状に成形され
ている。つまり、ハンドヘルド型バーコードスキャナ1
は、いわゆる卵形のヘッド部3を備えたものとなってい
る。
【0043】このようにヘッド部3には特に出っ張った
部分がなく、その中に主要な光学要素が対称性良く互い
に近くに配置されているため、ヘッド部3はデッドスペ
ースが少ない小型なものとなっている。さらに、ヘッド
部3は、いわゆる卵形をしているため、見た目の感じも
実際より小さく感じられる。
【0044】結局、本実施形態では、美観的に好まれる
形状で、実際に小型であるうえ、見た目も小さく感じら
れるヘッド部3を備えたハンドヘルド型バーコードスキ
ャナ1が得られている。
【0045】また、窓2は図3に示される網掛け部(戻
り光路範囲)と同じ形状をしているため、この窓2を通
して見えるのはパターミラー25〜29だけで、他の光
学要素は見えないので、本実施形態のハンドヘルド型バ
ーコードスキャナ1は、正面から見た場合にも、美観的
にも好ましいものとなっている。
【0046】図6は、第二の実施の形態のハンドヘルド
型バーコードスキャナの光学系の構成を示す部分断面側
面図である。本実施形態のハンドヘルド型バーコードス
キャナ1は、わずかに、窓2の傾斜の仕方が、第一の実
施の形態と相違しているだけで、それ以外は全く同じで
ある。
【0047】第一の実施の形態のハンドヘルド型バーコ
ードスキャナ1では、図2から分かるように、窓2と集
光レンズ30との間に、光学要素が配置されていない空
間が存在している。
【0048】本実施形態のハンドヘルド型バーコードス
キャナ1では、図2と図6を比較して分かるように、窓
2の傾け方を変えることにより、前述の光学要素が配置
されていない空間を無くしている。
【0049】これにより、本実施形態のハンドヘルド型
バーコードスキャナ1は、第一の実施の形態に比べて、
更に小型のヘッド部3を備えたものとなっている。な
お、窓2の傾け方は、第一の実施の形態においても、第
二の実施の形態においても、窓2の表面による反射光が
パターンミラー25〜29に戻ることがないように注意
深く選ばれなければならない。本発明は上述した実施の
形態に何等限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で行なわれるすべての実施を含んでいる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、小型で丸みのあるシン
プルな対称性の良い外観形状のヘッド部、いわゆる卵形
をした小型のヘッド部を備えたハンドヘルド型バーコー
ドスキャナが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施の形態のハンドヘルド型バーコード
スキャナの光学系の構成を示す正面図である。
【図2】図1のハンドヘルド型バーコードスキャナの光
学系の構成を示す部分断面側面図である。
【図3】図1のハンドヘルド型バーコードスキャナのヘ
ッド部を拡大して示す図である。
【図4】図1〜図3のハンドヘルド型バーコードスキャ
ナにおいて、オムニスキャンモードにおいてスキャナか
ら射出される走査ビームのパターンを示す図である。
【図5】図1〜図3のハンドヘルド型バーコードスキャ
ナにおける信号処理回路の一例の構成を示すブロック図
である。
【図6】第二の実施の形態のハンドヘルド型バーコード
スキャナの光学系の構成を示す部分断面側面図である。
【図7】従来のオムニスキャンタイプのハンドヘルド型
バーコードスキャナの光学系の構成を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
20 光源部 21 レーザーダイオード 22 コリメートレンズ 23 偏向ミラー 24 回転多面鏡 25〜29 パターンミラー 30 集光ミラー 31 光検出器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを射出する光源部と、 光ビームを走査して走査ビームを生成する走査ビーム生
    成手段と、 走査ビームを異なる方向に反射する複数のパターンミラ
    ーであり、走査ビーム生成手段からの1本の走査ビーム
    から複数の走査ビームを作り出す複数のパターンミラー
    と、 複数のパターンミラーからの走査ビームを装置外部に射
    出させる窓と、 窓を通って入射してくる戻り光を集光させる集光ミラー
    と、 集光ミラーで集光された戻り光を受光してその強度を検
    出する光検出器とを有しており、 光源部と走査ビーム生成手段と複数のパターンミラーと
    光検出器が軸対称に配置されている光学的情報読み取り
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、光検出器が走査ビー
    ム生成手段および複数のパターンミラーよりも窓の側に
    位置し、光源部が光検出器よりも窓の側に位置している
    光学的情報読み取り装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、窓が戻り光路範囲に
    ほぼ等しい形状を有している光学的情報読み取り装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、窓が、出射する走査
    ビームに対して垂直方向よりも、光源部からパターンミ
    ラーに近づく方向に傾いている光学的情報読み取り装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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