JPH11201853A - 不釣り合い検出装置 - Google Patents

不釣り合い検出装置

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JPH11201853A
JPH11201853A JP2030598A JP2030598A JPH11201853A JP H11201853 A JPH11201853 A JP H11201853A JP 2030598 A JP2030598 A JP 2030598A JP 2030598 A JP2030598 A JP 2030598A JP H11201853 A JPH11201853 A JP H11201853A
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JP
Japan
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vibration
unbalance
rotating body
tested
test
Prior art date
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Pending
Application number
JP2030598A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Minami
裕一 巳波
Hiroshi Kanamori
宏 金森
Akihito Mukai
明希人 向井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akashi Corp
Original Assignee
Akashi Corp
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Publication date
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Publication of JPH11201853A publication Critical patent/JPH11201853A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不釣り合い検出装置において、不釣り合い検
出の精度および感度を高め、不釣り合い検出装置の振動
系の固有振動数ω0 の選択の範囲を広げ、被試験回転体
の回転数の選択の範囲を広げる。 【解決手段】 不釣り合い検出装置の振動台1は、被試
験回転体を軸支する軸受手段と同軸受手段により軸支さ
れた被試験回転体を試験回転数で回転駆動する駆動手段
とを有する。基礎架台3は、被試験回転体の回転に伴う
振動台1の振動を許容するように、弾性支持手段2を介
して振動台1を支持する。振動台1と基礎架台3との間
には、弾性支持手段2に加えて、振動台1と振動台1を
支持する振動系とが共振振動をする振動数領域において
振動台1の振幅を振動減衰力により設定値以下に抑制す
る振動減衰手段4が介装されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被試験回転体を軸
支する軸受手段と同軸受手段により軸支された同被試験
回転体を回転駆動する駆動手段とを少なくとも有する振
動台と、同振動台を支持する振動系とが共振振動をする
振動数領域において、同振動台の振幅を振動減衰力によ
り設定値以下に抑制することができるようにし、被試験
回転体の回転位相を安定させて不釣り合い測定の精度を
高めるとともに、被試験回転体の不釣り合い測定を可能
とする回転数領域を拡大し、同時に不釣り合い測定の感
度を高めるようにした、不釣り合い検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の不釣り合い検出装置の一
例を示す側面図である。図2において、被試験回転体の
不釣り合いの向きおよび大きさを検出する不釣り合い検
出装置は、普通、被試験回転体を同被試験回転体の回転
軸部05において軸支する軸受手段06と同軸受手段0
6により軸支された同被試験回転体を試験回転数で回転
駆動する駆動手段とを少なくとも有する振動台01と、
同振動台01の被試験回転体の回転に伴う振動を許容す
るように振動台01を弾性支持手段02を介して支持す
る基礎架台03とを有している。
【0003】図2に示した軸受手段06は、互いに左右
方向に離隔して配設された左右1対の各振動台01にお
いて上向きに立設された前後1対のガイド07、08に
沿って上下方向に移動可能なスライダ09に回転自在に
軸支された1対のローラにより構成されている。被試験
回転体の回転軸部05は、前後1対のローラ06a、0
6a間に回転自在に載置される。
【0004】被試験回転体が、駆動手段によりその回転
軸の周りに回転させられたとき、被試験回転体の質量分
布が回転軸に関し完全に軸対称でなく不釣り合いの分布
状態にあれば、被試験回転体は遠心力の作用により偏心
回転をしようとする。そのときの被試験回転体の偏心量
あるいは偏心方向に作用する遠心力により軸受にかかる
力と、偏心の向きとを検出することにより被試験回転体
の不釣り合いの大きさと向き、すなわち質量分布の片寄
りを検知することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図2に示し
たような従来の不釣り合い検出装置において、被試験回
転体を軸受手段06により支持して回転する際、被試験
回転体の回転数ωが不釣り合い検出装置の振動系の固有
振動数ω0 に近づくと、被試験回転体を支持する振動台
01と不釣り合い検出装置の振動台01を支持している
振動系とが共振し合って、共振振動を起こす。被試験回
転体を支持する振動台01と不釣り合い検出装置の振動
台01を支持している振動系とが共振振動を起こすと、
被試験回転体を支持する振動台01の振幅が急激に増大
し、被試験回転体の回転位相が不安定に大きく変動す
る。
【0006】上述のように、振動台01と不釣り合い検
出装置の振動台01を支持している振動系とが共振振動
を起こすことによって、被試験回転体を支持する振動台
01の振幅が増大し、被試験回転体の回転位相が不安定
に変動すると、同時に不釣り合い検出部が発生する被試
験回転体の不釣り合いの向きと大きさとを表す不釣り合
い検出信号のノイズが強調されて大きくなり、信号の大
きさに対するノイズの大きさが大きくなっていわゆるS
/N比が悪化し、被試験回転体の不釣り合いの大きさお
よび向きの検出の精度が極度に低下する。
【0007】そのため、従来は、不釣り合い検出装置に
よる被試験回転体の不釣り合いの大きさおよび向きの検
出の精度を所定の精度以上に確保するため、与えられた
被試験回転体の不釣り合い試験に必要な回転数ωに対
し、不釣り合い検出装置の振動系の固有振動数ω0 が十
分に小さな限界振動数以下の固有振動数ω0 となるよう
に不釣り合い検出装置の振動系を設計するか、あるいは
被試験回転体の不釣り合い試験に必要な回転数ωに対
し、不釣り合い検出装置の振動系の固有振動数ω0が十
分に大きな限界振動数以上の固有振動数ω0 となるよう
に不釣り合い検出装置の振動系を設計するようにしてい
た。
【0008】また、従来、既存の不釣り合い検出装置に
より不釣り合い試験を行なおうとする際には、試験可能
な被試験回転体として、不釣り合い検出装置の振動系の
固有振動数ω0 に対し、十分に小さな試験回転数ωで不
釣り合い試験をすることができる被試験回転体とする
か、あるいは不釣り合い検出装置の振動系の固有振動数
ω0 に対し、十分に大きな試験回転数ωで不釣り合い試
験をすることができる被試験回転体とするか、のいずれ
かに限られていた。
【0009】しかしながら、上述のように振動台01と
同振動台01を支持する不釣り合い検出装置の振動系と
の共振を避けて、被試験回転体の回転数ωと、不釣り合
い検出装置の振動系の固有振動数ω0 とを従来のように
大きくずらせて不釣り合い試験を行なう場合には、被試
験回転体を支持する振動台01の振動時の最大振幅が小
さいため不釣り合い検出の感度を十分に高めることがで
きず、また不釣り合い検出装置の設計に際しては不釣り
合い検出装置の振動系の固有振動数ω0 の選択の範囲に
制約を受け、さらに既存の不釣り合い検出装置により不
釣り合い試験を行なう際には、被試験回転体の試験回転
数の選択の範囲に制約を受ける。
【0010】そこで、本発明は、被試験回転体を支持す
る振動台と、同振動台を支持する不釣り合い検出装置の
振動系とが共振する振動数の領域において、振動台の振
動の最大振幅が、設定された最大振幅の範囲内におい
て、被試験回転体の種々の試験回転数に対して滑らかに
変化するようにして、被試験回転体の回転位相を安定さ
せて不釣り合い測定の精度を高めるとともに、被試験回
転体の回転数ωと、不釣り合い検出装置の振動系の固有
振動数ω0 とを従来の不釣り合い検出装置に設定されて
いた最小限の範囲以上に接近させて不釣り合い試験を行
なうことができるようにし、被試験回転体を支持する振
動台の振動時の最大振幅を大きくして不釣り合い検出の
感度を十分に高めることができるようにし、また不釣り
合い検出装置の設計に際しては不釣り合い検出装置の振
動系の固有振動数ω0 の選択の範囲を従来の不釣り合い
検出装置の場合よりも広げることができるようにし、さ
らに既存の不釣り合い検出装置により不釣り合い試験を
行なう際には、被試験回転体の試験回転数の選択の範囲
を従来の不釣り合い検出装置の場合よりも広げることが
できるようにしにした、不釣り合い検出装置を提供しよ
うとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明の不釣り合い検出装置は、被試験回転体を軸
支する軸受手段と同軸受手段により軸支された同被試験
回転体を試験回転数で回転駆動する駆動手段とを少なく
とも有する振動台と、同振動台の上記被試験回転体の回
転に伴う振動を許容するように同振動台を弾性支持手段
を介して支持する基礎架台とを有し、上記被試験回転体
の不釣り合いの向きおよび大きさを検出する不釣り合い
検出装置であって、上記振動台と上記基礎架台との間
に、上記弾性支持手段に加えて、上記振動台と同振動台
を支持する振動系とが共振振動をする振動数領域におけ
る同振動台の振幅を、振動減衰力により設定値以下に抑
制することができる振動減衰手段が介装されている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態
に係る不釣り合い検出装置の要部側面図である。
【0013】図1において、不釣り合い検出装置は、振
動台1と基礎架台3と被試験回転体の不釣り合いの向き
および大きさを検出する不釣り合い検出手段とを有して
いる。この振動台1は、図2の場合と同様に被試験回転
体を軸支する軸受手段と、同軸受手段により軸支された
被試験回転体を試験回転数で回転駆動する駆動手段とを
少なくとも有している。基礎架台3は、被試験回転体の
回転に伴う振動台1の振動を許容するように、弾性支持
手段2を介して振動台1を支持している。
【0014】振動台1と基礎架台3との間には、弾性支
持手段2に加えて、振動台1と同振動台1を支持する振
動系とが共振振動をする振動数領域における振動台1の
振幅を振動減衰力により設定値以下に抑制することがで
きる振動減衰手段4が介装されている。
【0015】図1において、弾性支持手段2として、板
ばね、棒ばね、コイルばねあるいはその他の弾性材より
なるばね体を使用することができる。また、このような
ばね体を各振動台1毎に各種組合わせて配設することが
できる。そして、振動減衰手段4としては、油圧作動式
ダンパー、空気圧作動式ダンパー等各種の作動媒体を利
用した種々の形式の振動減衰器を使用することができ
る。振動減衰手段4の配設の仕方として、図1のように
弾性支持手段2と平行に配設することができるほか、振
動台1の減衰すべき振動運動の方向に応じて、振動減衰
手段4の作動方向が最適な方向となるようにして同振動
減衰手段4を配設する。
【0016】振動減衰手段4の減衰力は、振動台1と振
動台1を支持する不釣り合い検出装置の振動系とが共振
する振動数の領域において、振動台1の振動の最大振幅
を、設定された最大振幅の範囲内に抑制しつつ、被試験
回転体の種々の試験回転数に対して滑らかに変化させる
ことができるような減衰力となるように調整される。振
動減衰手段4の減衰力の調整に当たっては、種々の減衰
特性を有する減衰器の中から最適な減衰器を選択的に採
用して不適当な減衰器と交換して取付けるようにしても
良いし、減衰器内の例えば流体オリフィスの横断面の面
積を外部から変更することができるようにした可変オリ
フィスを備えた減衰器を取付けておき、同可変オリフィ
スの横断面の面積を最適な大きさに調整することにより
振動減衰手段4の減衰力を調整するようにしても良い。
【0017】不釣り合い検出装置を上述のように構成す
ることにより、被試験回転体を支持する振動台1と振動
台1を支持する不釣り合い検出装置の振動系とが共振す
る振動数の領域において、振動台1の振動の最大振幅
を、設定された最大振幅の範囲内に減衰力により抑制し
つつ、被試験回転体の種々の試験回転数に対して滑らか
に変化させることができ、被試験回転体の回転位相を安
定させて不釣り合い測定の精度を高め、また、被試験回
転体の回転数ωと、不釣り合い検出装置の振動系の固有
振動数ω0 とを、従来の不釣り合い検出装置に設定され
ていた最小限の範囲以上に接近させて不釣り合い試験を
行なうことが可能となり、さらに、被試験回転体を支持
する振動台1の振動時の最大振幅を大きくして不釣り合
い検出の感度を十分に高めることができ、また、不釣り
合い検出装置の設計に際しては、不釣り合い検出装置の
振動系の固有振動数ω0 の選択の範囲が、従来の不釣り
合い検出装置の場合よりも格段に広がり、さらに、既存
の不釣り合い検出装置により不釣り合い試験を行なう際
には、被試験回転体の試験回転数の選択の範囲が、従来
の不釣り合い検出装置の場合よりも格段に広がる。
【0018】
【発明の効果】本発明の不釣り合い検出装置によれば、
以下のような効果が得られる。 (1)被試験回転体を軸支する軸受手段と同軸受手段に
より軸支された同被試験回転体を試験回転数で回転駆動
する駆動手段とを少なくとも有する振動台と、同振動台
の上記被試験回転体の回転に伴う振動を許容するように
同振動台を弾性支持手段を介して支持する基礎架台とを
有して、上記被試験回転体の不釣り合いの向きおよび大
きさを検出する不釣り合い検出装置であって、上記振動
台と上記基礎架台との間に、上記弾性支持手段に加え
て、上記振動台と同振動台を支持する振動系とが共振振
動をする振動数領域における同振動台の振幅を振動減衰
力により設定値以下に抑制することができる振動減衰手
段を介装するようにしたので、被試験回転体を支持する
振動台と同振動台を支持する不釣り合い検出装置の振動
系とが共振する振動数の領域において、振動台の振動の
最大振幅を、設定された最大振幅の範囲内に減衰力によ
り抑制しつつ、被試験回転体の種々の試験回転数に対し
て滑らかに変化させることができ、被試験回転体の回転
位相を安定させて不釣り合い測定の精度を高め、また、
被試験回転体の回転数と、不釣り合い検出装置の振動系
の固有振動数とを、従来の不釣り合い検出装置に設定さ
れていた最小限の範囲以上に接近させて不釣り合い試験
を行なうことが可能となり、さらに、被試験回転体を支
持する振動台の振動時の最大振幅を大きくして不釣り合
い検出の感度を十分に高めることができ、また、不釣り
合い検出装置の設計に際しては、不釣り合い検出装置の
振動系の固有振動数の選択の範囲が、従来の不釣り合い
検出装置の場合よりも格段に広がり、さらに、既存の不
釣り合い検出装置により不釣り合い試験を行なう際に
は、被試験回転体の試験回転数の選択の範囲が、従来の
不釣り合い検出装置の場合よりも格段に広がる(請求項
1)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態に係る不釣り合い検出装
置の要部側面図である。
【図2】従来の不釣り合い検出装置の一例を示す側面図
である。
【符号の説明】
01 振動台 02 弾性支持手段 03 基礎架台 05 被試験回転体の回転軸部 06 軸受手段 06a ローラ 07,08 ガイド 09 スライダ 010 スライダ高さ調整つまみ 1 振動台 2 弾性支持手段 3 基礎架台 4 振動減衰手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試験回転体を軸支する軸受手段と同軸
    受手段により軸支された同被試験回転体を試験回転数で
    回転駆動する駆動手段とを少なくとも有する振動台と、
    同振動台の上記被試験回転体の回転に伴う振動を許容す
    るように同振動台を弾性支持手段を介して支持する基礎
    架台とを有し、上記被試験回転体の不釣り合いの向きお
    よび大きさを検出する不釣り合い検出装置であって、上
    記振動台と上記基礎架台との間に、上記弾性支持手段に
    加えて、上記振動台と同振動台を支持する振動系とが共
    振振動をする振動数領域における同振動台の振幅を振動
    減衰力により設定値以下に抑制することができる振動減
    衰手段が介装されていることを特徴とする、不釣り合い
    検出装置。
JP2030598A 1998-01-16 1998-01-16 不釣り合い検出装置 Pending JPH11201853A (ja)

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JP2030598A JPH11201853A (ja) 1998-01-16 1998-01-16 不釣り合い検出装置

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JP (1) JPH11201853A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015198487A1 (ja) * 2014-06-27 2015-12-30 三菱重工業株式会社 高速回転機械の振動計測装置、及び振動計測方法

Cited By (3)

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JPWO2015198487A1 (ja) * 2014-06-27 2017-04-20 三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社 高速回転機械の振動計測装置、及び振動計測方法
US10520386B2 (en) 2014-06-27 2019-12-31 Mitsubishi Heavy Industries Engine & Turbocharger, Ltd. Vibration measurement device and method for high-speed rotating machines

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