JPH11201818A

JPH11201818A - プロセッサ制御の測定装置

Info

Publication number: JPH11201818A
Application number: JP10310335A
Authority: JP
Inventors: Thomas Senn; ゼントーマス; Robert Pernet; ペルネットロバート
Original assignee: Gretag Macbeth AG
Current assignee: X Rite Switzerland GmbH
Priority date: 1997-10-31
Filing date: 1998-10-30
Publication date: 1999-07-30
Also published as: CA2250540A1; US6338030B1; EP0913674A1

Abstract

(57)【要約】【課題】外部処理装置あるいはネットワークを用いて、
データ交換が、製造業者の特定データ交換プロトコルな
しで可能となる測定装置を提供すること。【解決手段】測定装置は、測定ユニット１と、制御プロ
グラムが作動するプロセッサ３を含み、測定ユニット１
を制御する制御装置２と、測定装置のマニュアル操作及
び測定結果と使用者の案内情報を表示する入出力装置５
と、プロセッサ３と外部処理装置８との通信のためにプ
ロセッサ３と協動し、測定データが呼び出され、プロセ
ッサ３を制御する制御データがネットワーク７に接続さ
れた外部処理装置８に伝送されるインターフェイス手段
６と、プロセッサ３に接続され、測定／制御データがフ
ォーマットのファイル形式で記憶されるファイルシステ
ムと、このシステムのファイルによりプロセッサ３と外
部処理装置８との通信が行われ、ファイルシステムをネ
ットワーク７に利用できる手段とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、プロセッサ制御の
測定装置に関し、特に、測光パラメータの検出、特に、
濃度計、分光測光器あるいはカラーメータに関する。

【０００２】

【従来の技術】今日、分光測光器、濃度計、及びカラー
メータは、測定ユニット、制御装置、及び入出力装置を
有し、この入出力装置は、製造業者の特定プロトコルお
よびインタフェース（一般的にＲＳ２３２ＣまたはＩＥ
ＥＥ４８８）を介して外部処理装置とデータを相互交換
する。

【０００３】色データ（Ｌａｂ，ＬＣＨ，Ｌｕｖ，ＸＹ
Ｚ．．．）は、生のスペクトル（分光）／濃度測定デー
タから測定器内で計算され、かつ上述の製造業者の特定
データ伝達プロトコルの１つを介して連結された処理装
置（プロセッサ）に伝達される。

【０００４】測定装置は、また、オフライン式に色デー
タの検出を行うのに適している。これらの測定装置は、
オフライン式のデータの検出及びデータの記憶の後に外
部処理装置に連結され、そして、これらの検出・記憶デ
ータが製造業者の特定データ伝達プロトコルを介して外
部処理装置に伝送される。

【０００５】この種の代表的な公知の測定器は、例え
ば、本出願人が有するシリーズＳＰＭの携帯型分光測光
器（例えば、ＳＰＭ１００）である。これらの及び類似
の測定器が、米国特許第４，９６１，６４６号及び第
５，２６７，１７８号、さらにヨーロッパ特許出願第６
９８７８５号（１９９５年８月２２日に出願した対応す
る米国特許出願番号第０８／５１７，６７８号）に記載
されている。これらの開示内容は、参考として本明細書
に包含される。

【０００６】これらの測定器に使用するインタフェース
は、比較的小さいディスプレイのみのものが多い。使用
者は、この分析をディスプレイで見ることができ、使用
者は、測定器で必要な調整をすることができる。

【０００７】今日、一般的な外部処理装置と測定器を接
続する方法は、別の欠点をもたらす。データ伝達プロト
コルは、各測定器の形式、製造業者、及び作動システム
（Windows, Unix, Mac−OS) に対して新しくプログラム
されなければならない。これは、これらの測定器に対し
て使用者側ソフトウエアを書き込む製造業者側のソフト
ウエアに多くのコストが掛る。

【０００８】この測定器に役立つファームウエアを介し
て測定データの可能な分析は、製造業者により決定され
ており、拡張することができない。他の製造業者により
書き込まれた付加的データ分析のソフトウエアモジュー
ルを測定器内にロードすることは不可能であり、測定器
内に既にあるデータを予め処理及び分析を実行するだけ
である。

【０００９】データの視覚化は、小さな内部ディスプレ
イ上で可能であり、あるいは、接続された外部処理装置
上で特別に書き込まれた分析プログラムの助けを借りて
可能である。

【００１０】今日、色データの交換用のデータフォーマ
ットは、異なる標準編成によって標準化されているが、
このデータは、標準化されたファイル形式において利用
することはできない。これらのデータフォーマットは、
測定器によって直接生じさせることはできない。データ
は、製造業者に従属するデータ交換プロトコルを介し
て、常に最初に必要とされる外部処理装置に伝送され、
この外部処理装置のプロセッサが、データファイル内の
各フォーマットにおけるデータを記憶する。

【００１１】ディスプレイは、低い解像力を有して、通
常、色を正確に把握しないので、測定器で役立つパラメ
ータを装置内のディスプレイを介して調整することは比
較的難しい。

【００１２】実際のデータは、あるプロセッサ（測定器
とインターフェイスを介して連結された１つ）を介して
アクセスできるのみである。このデータを、例えば、あ
るネットワークに接続される他のプロセッサに対しても
利用できるようにするために、対応するデータは、この
プロセッサによって先ず読み取られなければならない。
このプロセッサは、製造業者に従属するデータ交換プロ
トコルを用いる測定器に接続され、そして、適当な形式
で他のプロセッサに伝送される。

【００１３】

【発明が解決しようとする課題】このような事情に鑑み
て、本発明の目的は、外部処理装置あるいはネットワー
クを用いて、データ交換が、製造業者の特定データ交換
プロトコルなしで可能となるような一般形式の測定装置
を改良することである。

【００１４】

【課題を解決するための手段】以下に記載する説明によ
り明らかとなる上記目的及び他の目的は、本発明のプロ
セッサ制御の測定装置により達成される。本発明は、各
請求項に記載の構成を備えており、特に、本発明のプロ
セッサ制御の測定装置は、測定されるべきパラメータを
検出し、それらを対応する電気信号に変換する測定ユニ
ットと；前記測定装置の機能性を与える制御プログラム
が作動するプロセッサを含み、前記測定ユニットと協動
してこの測定ユニットを制御することによって生じた前
記電気信号を処理する制御装置と；前記測定装置のマニ
ュアル操作のためにかつ測定結果と使用者の案内情報を
表示するために前記制御装置と協動する入出力装置と；
前記プロセッサと外部処理装置との通信のために前記プ
ロセッサと協動し、これにより前記測定装置によって生
じた測定データが前記測定装置から呼び出され、かつ前
記プロセッサを制御する制御データが前記外部処理装置
に伝送されるインターフェイス手段と；測定データおよ
び／または制御データが、定義されたフォーマットのフ
ァイル形式で記憶されるように前記プロセッサに接続さ
れたファイルシステムと；ネットワークに接続された外
部処理装置と前記プロセッサとの間の前記通信が、前記
ファイルシステムに記憶されたファイルを介して起こる
ように、前記ファイルシステムをネットワークに利用で
きるようにする手段とを含んでいる。

【００１５】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図１に示す測定装置は、測定ユニット
１、制御装置２、入出力装置５、及びインタフェース６
を含む。制御装置２は、主としてプロセッサ３で構成さ
れ、このプロセッサ３は、作業及びプログラム用のメモ
リ４と協動する。インタフェース６は、ネットワーク７
を用いて測定装置と接続し、このネットワークには１つ
またはそれ以上の外部処理装置８が接続されている。

【００１６】測定ユニット１は、測定対象物Ｔ上で測定
されるべき所望のパラメータを検出し、このパラメータ
を対応する電気信号に変換する。一般的に測定されるパ
ラメータは、例えば、測定対象物のスペクトル放射また
はスペクトル伝達の値である。この値は、導かれたパラ
メータ、一般的に、色データの計算のために測定装置内
で更に処理される。もちろん、他の測定されたパラメー
タは、測定ユニット１の対応する修正を加えて検出され
る。

【００１７】制御装置２は、測定ユニット１を制御し、
かつこれにより生じた電気信号を処理し、所望のデータ
及び測定結果を得る。異なる測定モード及び計算機能が
利用でき、それは、制御装置２のプロセッサ３上で作動
する制御プログラム３１（図２参照）によって実現す
る。入出力装置５は、一般的にプロセッサ３と協動し、
小さなＬＣＤディスプレイと、いくつかのキー、また
は、同様な作業装置を含み、例えば、測定結果及びユー
ザへの説明を表示するために、さらには、装置のマニュ
アル操作（測定機能または作動モード、パラメータの調
整、測定工程のトリガ等の選択）のためにユーザインタ
フェースとして機能する。

【００１８】インタフェース手段６は、プロセッサ３と
協動する、例えば、双方向シリアルインタフェースであ
り、外部処理装置８とデータの交換を行う。このデータ
交換は、測定結果（データ）を外部処理装置へ送るこ
と、及び測定装置のプロセッサ３内に制御データを送る
ことを含んでいる。制御データは、例えば、マニュアル
入力への置換えと制御プログラム３１自体（プログラム
拡張、アップグレード等）の変更のいずれか一方または
両方を行うことができる。

【００１９】この一般化において、本発明の測定装置
は、ネットワーク結合を除くと、例えば、上述の米国特
許第４，９６１，６４６号、第５，２６７，１７８号、
及びヨーロッパ特許出願第６９８７８５号に詳細に記載
されるように、また本出願人が示したＳＰＭ１００ある
いはＳ１９等の従来の測定装置とほぼ全体的に対応す
る。本発明の測定装置における一般的な構成及び機能に
関しては、当業者であれば更なる説明は不要であろう。

【００２０】本発明に従う測定装置とこの種の従来型の
測定装置との主たる相違点は、外部処理装置または一般
的にネットワークに接続される新しい形式にある。本発
明に従うこの接続の新しい形式は、図２を用いて以下で
説明する。

【００２１】すでに述べたように、制御プログラム３１
は、測定装置の制御装置２内のプロセッサ３上で実行さ
れ、このプログラムは、測定ユニット１と入出力装置５
と情報伝達し、測定装置のすべての機能性を与える。本
発明の基本的思想によれば、プロセッサ３は、プロセッ
サ３のメモリ４と関連するファイルシステムプログラム
３２を介して与えられるファイルシステム(32,4)を備え
ている。適切なファイルシステムプログラムは、公知で
あり、かつ共通に使用されるプロセッサ操作システムに
含まれる。このファイルシステムは、例えば、ＰＣ’ｓ
から良く知られているように、階層インデックス構造に
おけるデータファイルを記憶することができる。本発明
に従う測定装置は、さらにネットワークインタフェース
を有している。このネットワークインタフェースは、１
つまたはそれ以上のネットワークアダプタ（ネットワー
クハードウエア）からなり、このアダプタは、インタフ
ェース手段６およびソフトウエアインタフェース、ある
いはこれらのネットワークアダプタと協動し、プロセッ
サ３上で実行されるインタフェースプロトコルによって
与えられる。

【００２２】一般的な手段は、プロトコルＴＣＰ／Ｉ
Ｐ，ＦＴＰまたはＨＴＴＰが作動するるエザーネット(E
thernet)ハードウエア、あるいはＰＰＰ，ＴＣＰ／Ｉ
Ｐ，ＦＴＰまたはＨＴＴＰプロトコルが作動するＲＳ２
３２、あるいはこれらの両方の組み合わせのからなる。

【００２３】図２の実施形態において、ＲＳ２３２イン
タフェース６１の形式の２つのネットワークアダプタ及
びエザーネットあるいはトークンリングカード(token r
ingcard) ６２が設けられる。関連するインタフェース
プロトコルは、例えば、ＴＣＰ／ＩＰプロトコル３４お
よびＦＴＰプロトコル３５がある。ウエブサーバー(Web
server)プログラム３６は、ＨＴＴＰサーバーの形式で
のプロセッサ３上で作動する。プロトコル３４，３５
は、インタフェース６を介してファイルシステム(32,4)
をネットワークに利用できる手段を構成するものであ
り、もちろん他の適切なプロトコルであってもよい。

【００２４】上述のソフトウエアインタフェース及びプ
ロトコルの協動または機能は、この種の文献に記載され
ており、本発明の主要部ではない。このようなネットワ
ークインタフェースの目的は、特に、２つのプロセッサ
間での（データファイルの）データ交換用の接続にあ
り、例えば、仲間同士間のネットワークまたはクライア
ント／サーバーのネットワークあるいはＷＷＷ接続（Ｆ
ＴＰまたはＨＴＴＰ）等の他のネットワーク接続が必要
とされる。

【００２５】ＦＴＰプロトコル３５及びウエブサーバー
プログラム３６は、ファイルシステムプログラム３２と
連絡し、かつそのファイルシステムをネットワークハー
ドウエア６１および／または６２を介してネットワーク
７に供給する。このネットワーク７に接続された外部処
理装置（図１）８は、測定装置からファイルシステム内
に記憶されたデータファイルを呼び出したり、あるい
は、前記測定装置のファイルシステム内にデータファイ
ル自体を記憶する。ファイルの記憶は、それらの内容に
従って、ファイルシステムの定義ディレクトリ内で起こ
る。

【００２６】本発明の更なる利点は、測定装置と外部処
理装置との通信が、製造業者の特定のプロトコルを介し
て行う必要がなくなり、ファイルシステム内に記憶され
たファイルによって行うことができることである。

【００２７】それゆえ、データ伝達プログラム３３は、
制御プログラム３１と協動するかあるいはその一部分と
なるプロセッサ上で作動する。このデータ伝達プログラ
ム３３は、一方で、検出データを定義フォーマットのフ
ァイルに変換し、このファイルをファイルシステムのデ
ィレクトリ内に書き込む。他方、データ伝達プログラム
３３は、ファイルシステム内に記憶された制御ファイル
を読み出して、それらを制御プログラム３１として理解
できる制御データに変換する。

【００２８】それゆえ、制御ファイルは、定義された、
オープンフォーマットとして現れることが必要条件であ
る。こうして、測定装置と、ネットワークまたはこれに
接続された外部処理装置との間のデータ交換は、製造業
者の特定のデータ交換プロトコルを使用しなくてもよ
い。

【００２９】本発明に従う測定装置の上述した実施形態
において、データ交換は、通常の方法、即ち、製造業者
の特定プロトコルを介して実行することもできる。これ
は、図２において、制御プログラム３１とシリアルイン
タフェース６１間の直接接続具３７によって示されてい
る。このような転換は、測定装置及び／または外部処理
装置でのプロトコルの予選択を介して自動的にまた使用
者によって実行される。

【００３０】制御ファイル内に含まれる制御データは、
一般的に、構成データ、制御データ、スピーチモジュー
ルデータ、サービスデータ、ログデータ、およびプログ
ラム拡張データが可能である。データ伝達プログラム３
３は、ファイルシステム内の新しいまたは変更した制御
ファイルを自動的に認識するように運用形態に合わせて
変更できる。

【００３１】このような新しいまたは変更したファイル
が認められると、それは自動的に読み出され、そして、
その内容に相当する動作がトリガされ、例えば、測定が
実行され、パラメータが調整され、プログラムコードが
ロードされる等が行われる。これらの動作は、従来の測
定装置と原理的には同一であり、データ交換が製造業者
の特定プロトコルで実行するのではなくて、ファイルシ
ステムを介して標準形式で実行できることにある。

【００３２】ウエブサーバーが上述した実施形態の場合
のように、測定装置に結合されると、使用者は、ＨＴＭ
Ｌページ（例えば、適切なインターネットブロウザー
［internet browser］) を介して測定データおよび制御
データを利用することができる。

【００３３】これらのインターネットページは、グラフ
ィック及びウエブプログラミングに適当な要素、例え
ば、視覚化及びデータ処理するために、ジャバ[java]
（ジャバアプレット[java applets]）、アクティブＸコ
ントロール等で書かれたアプリケーション言語を含むこ
とができる。

【００３４】測定装置（例えば、トリガ用の測定具）の
構成データおよび制御データは、適当なＨＴＭＬ入力マ
スクを介して生じさせることができる。外部処理装置か
ら測定装置へのデータの戻りフローは、測定装置のファ
イルシステムに予め定義された特別のディレクトリ内に
記憶されているファイル、または対応するシリアルチャ
ネル（例えば、ＴＣＰ／ＩＰポート）を通って伝送され
る命令を介して実行される。

【００３５】本発明に従う測定装置の別の実施形態は、
図３に示されている。この測定装置は、物理的に分離し
た２つの機能ユニット、即ち、測定ブロック９と分離し
たプロセッサ１０を含み、このプロセッサは、シリアル
インタフェース６１ａ，６１ｂと導体１１を介して接続
されかつ製造業者の特定データ交換プロトコルを介して
互いに連絡する。

【００３６】測定ブロック９は、測定ユニット１、制御
装置２、入出力装置５、およびすでに述べたシリアルイ
ンタフェース６１ａを含んでいる。これは、１つの例外
を除いて図１の測定装置と同様に構成されている。この
例外は、測定ブロック９内にファイルシステムとネット
ワークインタフェースが共にないことである。

【００３７】ファイルシステムとネットワークインタフ
ェースは、その代わり、分離したプロセッサに移され、
プログラム及びプロトコル３２，３３，３４，３５を介
して実行される。ファイルシステムのために必要なメモ
リは、参照番号４１で示され、ネットワークアダプタ
は、ネットワーク７に物理的に接続され、参照番号６２
で示されている。

【００３８】分離したプロセッサ上で作動する製造業者
の特定データ交換プロトコルは、３８で示され、このプ
ロトコルは、分離したプロセッサ１０を測定ブロック９
にシリアルインタフェース６１ａ，６１ｂを介して情報
を伝達するように応答可能である。さらに、ウエブサー
バー３６は、分離したプロセッサ１０内に統合され、ど
のようなＰＣにも分離したプロセッサ１０として使用す
ることができる。

【００３９】測定装置の機能は、図１，図２の実施形態
と同一であり、異なる点は、分離したプロセッサ１０内
にファイルシステムとネットワークインタフェースが配
置され、かつプロセッサが測定装置の制御装置内に直接
組み込まれていない。

【００４０】この方法では、従来の測定器も本発明に従
う測定装置に容易に変換できる。さらに、図面では示さ
れていない本発明に従う測定装置として、第１実施形態
を２つ組み合わせた構成がある。この結果、第２実施形
態の場合のように、ファイルシステムは、分離したプロ
セッサ（サーバー）上に存在し、同時に、測定部分には
ネットワークインタフェースと、関連するソフトウエア
と、ネットワークを介して接続された分離したプロセッ
サとが設けられている。検出されたデータは、測定部分
内で、対応するファイルに変換され、さらに、ネットワ
ークを介して分離したプロセッサのファイルシステム内
に記憶される。

【００４１】本発明に従う測定装置は、一連の利点及び
実際的な特徴によって区別される。ファイルシステム
は、測定データ、構成データ、制御データ、スピーチモ
ジュールデータ、サービスデータ、ログデータ、および
ファームウエア拡張データ等を含み、これらのデータ
は、予め定義されたファイル及びサブディレクトリ内に
記憶される。このファイルシステムは、適当なネットワ
ークプロトコルの助けにより、あるネットワークに生じ
る。測定装置（測定データ、制御データ）との通信はフ
ァイルの助けによりファイルシステム全体に渡り実行さ
れる。このファイルは、適当なプロトコル（例えば、Ｆ
ＴＰまたはＨＴＴＰ）の助けによりネットワーク介して
アクセスすることができる。

【００４２】測定データ及び制御データは、ファイルの
形式内にオープンフォーマットで存在し、ファイルシス
テム内に記憶される。測定データのファイルは、個々の
測定の測定結果および多数の測定およびデータ収集の測
定プロトコルを含むことができる。ファームウエア拡張
データは、ファイルシステムの予め定められたディレク
トリ内に記憶することができ、このファイルシステム
は、例えば、ジャバでプログラミングされ、データ処
理、データ変換、あるいはデータの視覚化等に関して、
測定装置のファームウエア（制御プログラム）の機能性
を増す。

【００４３】ウエブプログラミング（例えば、ジャバ
アプレット）に適したＨＴＭＬファイル及び要素は、法
人組織のウエブサーバーを介してウエブの顧客によって
アクセスできるファイルシステムの所定のサブディレク
トリに記憶される。ファームウエアのアップグレード
は、ファイルシステムの所定のディレクトリにおける新
しいファームウエアのバージョンを記憶することによっ
て実行することができる。スピーチ拡張（ユーザと通信
するための）及びスピーチアップグレードは、テキスト
スピーチに従属するテキストを含む所定のディレクトリ
内の対応するテキストファイルの付加／置換によって同
様な方法で実行できる。

【００４４】測定装置は、ネット上のウエブサーバーと
して機能することができ、これにより、例えば、ユーザ
のためのデータ表示は、ウエブプログラミング（例えば
ジャバアプレットまたはアクティブＸコントロール）
に適した組込み部品によって、統合グラフィック及びデ
ータ処理またはデータの視覚化を含むＨＴＭＬページ上
で実行できる。そして、これにより、測定装置（例え
ば、調整具、トリガ用測定具等）の機器構成／制御は、
ウエブページを介して実行でき、このウエブページは、
対応する入力／出力のフィールドを含んでいる。

【００４５】ジャバアプレットまたはアクティブＸコ
ントロールあるいは、ウエブプログラミングに適した他
のコンポーネントは、これらの機器構成または制御ペー
ジ内に組み込むことができる。

【００４６】別の実施形態では、測定データ、構成デー
タ、及び制御データは、製造業者に従属するプロトコル
によって分離したプロセッサにまたはそこから伝送され
る。そして、このプロセッサのファイルシステム内に記
憶されさらに適当なプロトコル（例えば、ＦＴＰ）によ
って他のプロセッサに伝送されるか、あるいは法人組織
のウエブサーバの機能の助けによりウエブの顧客にまた
はそこから伝送される。

【００４７】本発明に従う測定装置は、分光測光器、カ
ラーメータ、濃度計、および同様の測光応用機器に限定
されず、他の測定応用機器にもまた使用することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に従う測定装置の第１実施形態の主要構
成図である。

【図２】本発明の測定装置におけるプロセッサ上で作動
するプログラムを説明するための構成図である。

【図３】本発明に従う測定装置の第２実施形態の主要構
成図である。

【符号の説明】

１測定ユニット２制御装置３プロセッサ４メモリ５入出力装置６インタフェース７ネットワーク８外部処理装置９測定ブロック１０分離したプロセッサ３１制御プログラム３２ファイルシステムプログラム３３データ伝達プログラム３４，３５プロトコル

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 598062310 Ａｌｔｈａｒｄｓｔｒａｓｓｅ 70，8105 Ｒｅｇｅｎｓｄｏｒｆ，Ｓｗｉｔｚｅｒｌａｎｄ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】特に、測光値を検出するプロセッサ制御の
測定装置であって、測定されるべきパラメータを検出し、それらを対応する
電気信号に変換する測定ユニットと；前記測定装置の機
能性を与える制御プログラムが作動するプロセッサを含
み、前記測定ユニットと協動してこの測定ユニットを制
御することによって生じた前記電気信号を処理する制御
装置と；前記測定装置のマニュアル操作のためにかつ測
定結果と使用者の案内情報を表示するために前記制御装
置と協動する入出力装置と；前記プロセッサと外部処理
装置との通信のために前記プロセッサと協動し、これに
より前記測定装置によって生じた測定データが前記測定
装置から呼び出され、かつ前記プロセッサを制御する制
御データが前記外部処理装置に伝送されるインターフェ
イス手段と；測定データおよび／または制御データが、
定義されたフォーマットのファイル形式で記憶されるよ
うに前記プロセッサに接続されたファイルシステムと；
ネットワークに接続された外部処理装置と前記プロセッ
サとの間の前記通信が、前記ファイルシステムに記憶さ
れたファイルを介して起こるように、前記ファイルシス
テムをネットワークに利用できるようにする手段と；を
含んでいることを特徴とする測定装置。
【請求項２】制御データは、定義フォーマットの制御デ
ータファイルの形式で定義ディレクトリ内のファイルシ
ステムに記憶することができる、構成データ、制御デー
タ、スピーチモジュールデータ、サービスデータ、ログ
データ、及びプログラム延長データの群の中から選択さ
れることを特徴とする請求項１記載の装置。
【請求項３】前記ファイルシステムは、前記プロセッサ
によって制御されたメモリと関連してデータシステムプ
ログラムによって与えられ、このプログラムは、前記制
御装置内の前記プロセッサにより作動することを特徴と
する請求項１記載の装置。
【請求項４】標準データ伝達プロトコルは、前記インタ
フェース手段と協動して、前記制御装置内の前記プロセ
ッサ上で実行され、このプロトコルは、前記インタフェ
ース手段を介して前記ファイルシステムをネットワーク
に利用できることを特徴とする請求項３記載の装置。
【請求項５】前記インタフェース手段と協動するウエブ
サーバープログラムが前記制御装置の前記プロセッサ上
で作動し、このプログラムによって、前記インタフェー
ス手段を介してウエブの顧客とデータ交換を可能にする
ことを特徴とする請求項３または請求項４に記載の装
置。
【請求項６】前記インタフェース手段を介して前記制御
装置の前記プロセッサと接続され、かつ固定のプロトコ
ルによって互いに通信する分離した別のプロセッサを更
に含み、前記ファイルシステムは、前記分離したプロセ
ッサによって制御されるメモリと関連して、前記分離し
たプロセッサ上で作動するファイルシステムプログラム
によって与えられ、前記ファイルシステムは、前記分離
したプロセッサを介してネットワークに利用できること
を特徴とする請求項１記載の装置。
【請求項７】前記別個のプロセッサは、ウエブサーバー
であることを特徴とする請求項６記載の装置。
【請求項８】前記インタフェース手段は、標準ネットワ
ークハードウエアおよび／または双方向のシリアルイン
タフェースの形式によるネットワークアダプターを含ん
でいることを特徴とする請求項１記載の装置。
【請求項９】測定装置は、濃度計、色メータ、及び分光
測光器の群の中から選択されることを特徴とする請求項
１記載の装置。