JPH11200997A - 燃料噴射装置 - Google Patents

燃料噴射装置

Info

Publication number
JPH11200997A
JPH11200997A JP256098A JP256098A JPH11200997A JP H11200997 A JPH11200997 A JP H11200997A JP 256098 A JP256098 A JP 256098A JP 256098 A JP256098 A JP 256098A JP H11200997 A JPH11200997 A JP H11200997A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injector
power supply
supply terminal
injector power
diode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP256098A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Takeyama
雅樹 武山
Tokio Kohama
時男 小浜
Toru Yoshinaga
融 吉永
Masatoshi Ikeda
正俊 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Soken Inc filed Critical Nippon Soken Inc
Priority to JP256098A priority Critical patent/JPH11200997A/ja
Publication of JPH11200997A publication Critical patent/JPH11200997A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デポジットのできる原因となるNOX がガソ
リン中でマイナスイオンになるという性質に着目し、本
来なら結合してしまう他の結合成分(C=C、C=O、
噴孔表面の金属M)をマイナス帯電させてお互いに反発
させることによりデポジットの生成を無くす。 【解決手段】 インジェクタ電源端子101と電気的に
導通する燃料調量孔100とインジェクタ電源端子10
1との間の電気的導通部分にダイオード8を接続してい
るからインジェクタ電源端子101とダイオード8を介
して噴孔プレート2の燃料調量孔100が電気的に接続
されることによって、インジェクタ電源端子101のマ
イナス電圧が保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関に燃料を供
給する燃料噴射装置をなすインジェクタの燃料調量孔の
詰まり防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3はインジェクタの燃料調量孔100
の表面におけるデポジットの発生および抑制メカニズム
を説明する説明図であり、(A)は従来の噴孔プレート
2が帯電無しの場合のデポジットの発生メカニズムを説
明しており、(B)は本発明の噴孔プレート2をマイナ
スに帯電させた場合のデポジットの抑制メカニズムを説
明している。
【0003】ガソリンエンジンでは吸気管への排気ガス
の吹き返しにより、運転時やデッドソーク時に吸気管に
排気ガス成分が混入する。図3(A)に示すように、こ
の時ガソリンエンジン用のインジェクタの先端の燃料調
量孔100の表面ではガソリン中のC=OやC=C等の
反応しやすい成分と排気ガス中のNOX 等の成分がデッ
ドソーク時の高温で反応し、O−C−NOX やC−C−
NOX 等の粘着成分を生成する。更に噴孔表面の金属M
と結びついてデポジットとなる。
【0004】デポジットは燃料調量孔100の断面積を
狭くするため噴射流量低下が起こり出力低下などの問題
を引き起こす。そこでデポジットの生成の一要因である
燃料調量孔100の高温対策としてインジェクタを断熱
し、高温になるのを防ぐなどの対策がとられているが、
十分な対策にはなっていない。
【0005】また、できた粘着成分を付着させないとい
う観点から燃料調量孔100のテフロンコーティング等
も行われ、ある程度の効果が見られるがテフロンの経時
劣化やコスト面からの問題が残る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はデポジットの
できる原因となるNOX がガソリン中でマイナスイオン
になるという性質に着目し、本来なら結合してしまう他
の結合成分(C=C、C=O、噴孔表面の金属M)をマ
イナス帯電させてお互いに反発させることによりデポジ
ットの生成を無くすことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、請求項1および請求項2に記載の技術的手
段を採用する。請求項1に記載した構成によれば、イン
ジェクタ電源端子と電気的に導通する燃料調量孔とイン
ジェクタ電源端子との間の電気的導通部分にダイオード
を接続しているからインジェクタ電源端子とダイオード
を介して噴孔プレートの燃料調量孔が電気的に接続され
ることによって、インジェクタ電源端子のマイナス電圧
が保持されることになる。インジェクタ電源端子の電圧
は開弁初期時に0Vに制御するが、ニードルが開弁時の
慣性により本来制御しようとする位置を通り過ぎ、コイ
ルとの間でマイナスの起電力を発生する。ニードル自身
はその後本来制御しようとする位置に落ち着きインジェ
クタ電源端子の電圧は0Vに落ち着く。しかし、噴孔プ
レートの燃料調量孔の電圧はダイオードの作用によりマ
イナスの電圧を維持できる。
【0008】ここで燃料調量孔にたまったガソリンに排
気ガス中のNOX が溶け込み、イオン化してNOX イオ
ンになる。ここでガソリン中に含まれるC=CやC=O
は噴孔プレート2の燃料調量孔がマイナス帯電している
ために電子をもらってマイナス帯電し、マイナスイオン
のNOX と結合しにくくなる。(マイナス帯電せずC=
CやC=Oがプラス帯電しているときには結合しやす
い。)また仮にC−C−NOX のような形で結合したと
しても噴孔プレート2表面の金属がマイナス帯電してい
るため結合しにくい。
【0009】また、請求項2に記載した構成によれば、
燃料調量孔がインジェクタハウジングとは電気的に絶縁
されているので、燃料調量孔にたまったマイナスの電荷
がインジェクタハウジングを通じてエンジンハウジング
に一部漏電することがなくなる。そのため、燃料調量孔
のマイナス電荷が効率よく維持される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明の実施形
態に関するものであり、図1(A)は実施形態の要部を
示すシステム図、図1(B)は図1(A)中の断面I−
Iの拡大断面図、図1(C)はインジェクタ電源端子1
01に加えられる電圧の経時変化を示す特性図である。
また、図2は燃料噴射装置をなすインジェクタ1の中心
軸に沿った全体構造を示す横断面図である。
【0011】先ず、実施形態の構成について説明する。
図1及び図2において、インジェクタ1の噴孔プレート
2はステンレススチールでできていて、ハウジング3と
は絶縁プレート4によって電気的に絶縁されている。イ
ンジェクタハウジング3の表面の一部には絶縁体5にサ
ンドイッチされたマイナス配線6が絶縁体5と共に噴孔
プレート2の真横までプリント配線されている。噴孔プ
レート2からマイナス配線6までは絶縁プレート4を貫
通して導体7が配線され、噴孔プレート2からマイナス
配線6は電気的に導通している。また、マイナス配線6
の反対側は絶縁体5にサンドイッチされプリント配線さ
れたダイオード8に接続している。ダイオード8のカソ
ードはインジェクタ電源端子101に電気的に接続して
いる。
【0012】次に、実施形態の作用について説明する。
図1(C)に示すように、ニードル200の全閉時にイ
ンジェクタ1のインジェクタ電源端子101の電源は1
2Vに固定されているが、ニードル200の開弁初期に
はニードル200のオーバシュートによりインジェクタ
電源端子101の電圧が一時期マイナスとなる。
【0013】図1(A)、(B)および図2に示すよう
に、マイナス電流はダイオード8を介してマイナス配線
6、導体7を通り噴孔プレート2に通じる。一旦マイナ
ス電圧になった噴孔プレート2はダイオード8によりマ
イナス電圧が保持される。ここでエンジンが停止すると
デッドソークでインジェクタ1が加熱されて燃料温度が
上昇し、ガソリンの粘度が下がる。また、温度上昇によ
り燃料圧力も上がる。このためガソリンがシート部11
の微小な傷より噴孔プレート2表面に漏れ出て来る。さ
らに燃料噴射時にもガソリンの液だれ等により噴孔プレ
ート2表面に漏れ出て来る。
【0014】そこへ停止時にエンジン燃焼室内に残留し
た排気ガスがエンジン停止角度によって吸気弁が開いて
いる場合、インジェクタ1に前述の排気ガスが逆流し、
インジェクタ1の近傍がNOX 雰囲気になる。ここで図
3(B)に示すように前述の噴孔プレート2の燃料調量
孔100の表面にたまったガソリンに排気ガス中のNO
X が溶け込みイオン化してNOX イオンになる。
【0015】ここで、ガソリン中に含まれるC=CやC
=Oは噴孔プレート2がマイナス帯電しているために電
子をもらってマイナス帯電し、マイナスイオンのNOX
と結合しにくくなる。また、仮にC−C−NOX のよう
な形で結合したとしても噴孔プレート2の燃料調量孔1
00表面の金属がマイナス帯電しているため金属と結合
しにくい。そしてこれらの成分は次回運転時に噴射され
るガソリンによって洗い流される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に関するものであり、(A)
は実施形態の要部を示すシステム図、(B)は(A)中
の断面I−Iの拡大断面図、(C)はインジェクタ電源
端子101に加えられる電圧の経時変化を示す特性図で
ある。
【図2】本発明の実施形態に関するものであり、燃料噴
射装置をなすインジェクタ1の中心軸に沿った全体構造
を示す横断面図である。
【図3】インジェクタの燃料調量孔100の表面におけ
るデポジットの発生および抑制メカニズムを説明する説
明図であり、(A)は従来の噴孔プレート2が帯電無し
の場合のデポジットの発生メカニズムを説明しており、
(B)は本発明の噴孔プレート2をマイナスに帯電させ
た場合のデポジットの抑制メカニズムを説明している。
【符号の説明】
1 インジェクタ(燃料噴射装置) 3 インジェクタハウジング 8 ダイオード 100 燃料調量孔 101 インジェクタ電源端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 正俊 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料噴射装置をなすインジェクタ端部に
    燃料調量孔を有する噴孔プレートを備え、前記燃料調量
    孔とインジェクタ電源端子との間の電気的導通部分に、
    前記インジェクタ電源端子側がカソードとなるようにダ
    イオードを接続したことを特徴とする燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】 前記燃料調量孔はインジェクタハウジン
    グとは電気的に絶縁されていることを特徴とする請求項
    1に記載の燃料噴射装置。
JP256098A 1998-01-08 1998-01-08 燃料噴射装置 Withdrawn JPH11200997A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP256098A JPH11200997A (ja) 1998-01-08 1998-01-08 燃料噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP256098A JPH11200997A (ja) 1998-01-08 1998-01-08 燃料噴射装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11200997A true JPH11200997A (ja) 1999-07-27

Family

ID=11532771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP256098A Withdrawn JPH11200997A (ja) 1998-01-08 1998-01-08 燃料噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11200997A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004316520A (ja) * 2003-04-15 2004-11-11 Denso Corp 燃料噴射装置
EP2031068A1 (en) 1999-07-14 2009-03-04 Transgenic Inc. Trap vector and gene trapping method by using the same
JP2013541661A (ja) * 2010-08-10 2013-11-14 ロンネル カンパニー インク 双極子摩擦電気インジェクタ・ノズル

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2031068A1 (en) 1999-07-14 2009-03-04 Transgenic Inc. Trap vector and gene trapping method by using the same
JP2004316520A (ja) * 2003-04-15 2004-11-11 Denso Corp 燃料噴射装置
JP2013541661A (ja) * 2010-08-10 2013-11-14 ロンネル カンパニー インク 双極子摩擦電気インジェクタ・ノズル
US9574494B2 (en) 2010-08-10 2017-02-21 Ronnell Company, Inc. Dipole triboelectric injector nozzle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7728489B2 (en) Piezoelectric actuator with a sheath, for disposition in a piezoelectric injector
US9644587B2 (en) Fuel injection device
US7387263B2 (en) Fuel injection valve of engine, fuel injection method and assembling method of the same
JP2000508041A (ja) 内部ヒーターを有する燃料噴射装置
JP2000508042A (ja) 内部ヒーターによる燃料予熱方法
ATE380935T1 (de) Kraftstoffeinspritzvorrichtung
FR2859830A1 (fr) Bougie de generation de plasma a inductance integree.
US4227817A (en) Fuel and water homogenization means
JP2006283756A5 (ja)
JPH11200997A (ja) 燃料噴射装置
US6974088B2 (en) Actuator with a duct opening sealed during extrusion coating against the ingress of plastic
US8656588B2 (en) Flange for fuel pump module and manufacturing method thereof
CN103748702A (zh) 层叠型压电元件及具备该层叠型压电元件的压电促动器、喷射装置以及燃料喷射系统
JP4129232B2 (ja) 燃料噴射弁
JP2001271718A (ja) インタンク式燃料ポンプ装置
US5291872A (en) Ignition apparatus for an internal combustion engine
CN102449792B (zh) 层叠型压电元件及具有该层叠型压电元件的喷射装置以及燃料喷射系统
EP0826875A2 (en) Liquid injection device
JP4492175B2 (ja) ユニット式積層型圧電体素子及びこれを用いたインジェクタ
US10305259B2 (en) Car ignition device and ignition accelerator
DE102014219147A1 (de) Aktormodul mit einem Stapel von Piezokeramiken
JP3436198B2 (ja) 燃料噴射弁
US20090206700A1 (en) Piezo actuator with a plug connection
JPS63170555A (ja) 燃料噴射弁
TWM555401U (zh) 汽車點火裝置與點火加速器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050405