JPH11199875A - スチレンの回収方法 - Google Patents

スチレンの回収方法

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JPH11199875A JP2036698A JP2036698A JPH11199875A JP H11199875 A JPH11199875 A JP H11199875A JP 2036698 A JP2036698 A JP 2036698A JP 2036698 A JP2036698 A JP 2036698A JP H11199875 A JPH11199875 A JP H11199875A
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  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック廃棄物として排出さるポリスチ
レンからそのモノマーであるスチレンを高純度で効率よ
く回収する方法の提供。 【解決手段】 ポリスチレンを熱分解装置2に連続供給
し、例えば20torr〜100torrの減圧下で熱
分解する。そして生成した分解ガスをつぎに蒸留塔8で
熱分解装置2と同様な減圧下で蒸留し、スチレンとそれ
より高沸点の重質成分を分離する。そしてスチレンは塔
頂から流出し、コンデンサ9で液化されてスチレン回収
槽11に回収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリスチレンを熱分
解しスチレンに還元して回収する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】加工設備等よりプラスチック廃棄物とし
て放出されるポリスチレンは、再生品として利用する場
合と、燃料として利用する場合とがある。前者の再生品
は品質が悪いため、用途が限定される。また、後者の燃
料資源として回収される場合には、ポリスチレンを熱分
解装置に供給して熱分解し、生成するガス成分を冷却し
油分として利用する。しかし燃料資源のみでは付加価値
が低いので、熱分解により生成したガス成分をさらに蒸
留塔で蒸留し、不純物を除去して高純度のスチレンを回
収する方法が提案されている。(特開平7−89900
号公報) 上記の方法では、熱分解装置に不活性ガスを循環して常
圧でポリスチレンを熱分解し、生成したスチレンを含む
ガス成分を蒸留塔に供給して蒸留し、同伴する不純物を
分離除去している。なお、蒸留工程はスチレンの重合温
度より低い温度で運転するため、蒸留塔内は減圧状態と
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
常圧でポリスチレンを熱分解すると、エチルベンゼン、
トルエン、メチルスチレンなどの副生成物が多く発生
し、目的物であるスチレンの生成割合が低下するという
ことが判った。しかもそれら副生成物とスチレンの沸点
は近いので、高純度のスチレンを回収するには蒸留塔の
理論段数を大きくする必要がある。さらに、熱分解でき
ずに熱分解装置に滞留する重質成分も多い。熱分解効率
を上げるには連続運転が好ましいが、運転を続けると重
質成分は次第に熱分解装置の底部にコーキングとして蓄
積するので、その掻き取りや排出操作が多くなる。ま
た、重質成分が蓄積した分だけ熱分解容積が減少するの
で、装置利用率が低下する。そこで本発明はこのような
種々の問題に鑑み、高純度のスチレンを連続的に高い効
率で回収できる方法を提供することを課題とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の請求項1に記載の発明は、ポリスチレンを熱分解して
スチレンを回収する方法において、ポリスチレンを熱分
解装置に連続供給して減圧下で熱分解し、生成した分解
ガスを蒸留塔に供給して減圧下で蒸留し、スチレンとそ
れより高沸点の重質成分を分離することを特徴とするも
のである。上記のようにポリスチレンを熱分解装置で減
圧下で熱分解することにより、エチルベンゼン、トルエ
ン、メチルスチレンなどの副生成物の発生を実質的に抑
制することができ、そのため目的物であるスチレンの生
成割合が従来法より増加する。またスチレンの沸点と近
い副生成物の分離が不要となるので、蒸留塔の理論段数
を小さくしても高純度のスチレンを容易に回収すること
ができる。
【0005】さらに熱分解装置で発生する重質成分も少
なくなるので、熱分解を連続的に長時間行っても熱分解
装置の底部に殆どコーキングなどは蓄積されず、その掻
き取りや排出操作を少なくできる。また、重質成分の蓄
積による熱分解装置の内容積の減少に原因する装置利用
率の低下なども少ない。さらに、本発明ではスチレンの
重合反応を避けるために蒸留塔は減圧下で運転するが、
熱分解装置と蒸留塔は連通されているので、蒸留塔の減
圧状態をそのまま利用して熱分解装置を減圧下に置くこ
とができる。そのため熱分解装置に特別な減圧装置を設
ける必要はないので、装置が簡略化され運転コストも低
くなる。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の実施の形態であって、熱分解装置および蒸留塔
の圧力を20torr〜100torrの範囲とするこ
とを特徴とするものである。この圧力範囲で熱分解する
と、副生成物や重質成分の発生をより確実に抑制するこ
とができる。請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の発明の実施の形態であって、ポリスチ
レンを溶融状態で熱分解装置に連続供給することを特徴
とするものである。このようにすると熱分解をさらに容
易に且つ高い効率で行うことができる。請求項4に記載
の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明
の好ましい実施の形態であって、蒸留塔で分離された重
質成分を熱分解装置および蒸留塔の少なくとも一方の熱
源として利用することを特徴とするものである。このよ
うにすると装置のエネルギーコストを軽減すると共に、
重質成分の処理設備を設ける必要がなくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明のスチレンの回収方
法を実施するためのプロセスフロー図である。図1にお
いて1はポリスチレンの供給装置、2は熱分解装置、3
は熱分解反応器、4は加熱装置、5はスクレーパ、6は
回転駆動装置、7は残渣排出部、8は蒸留塔、9はコン
デンサ、10は減圧装置、11はスチレン回収槽、12
はスチレン移送用のポンプ、13は重質成分回収槽、1
4は重質成分移送用のポンプ、15は燃焼炉、16はバ
ーナ、a〜sは配管である。
【0008】供給装置1は熱分解反応器3にポリスチレ
ンを連続して気密的に供給できるものであれば特に制限
はないが、樹脂用として一般に使用されている加熱溶融
部と押出部を有する押出機を使用することが好ましい。
樹脂用の押出機を使用するとポリスチレンを溶融状態で
気密性を維持しながら連続的に熱分解反応器3に供給で
きるので、高い熱分解効率で且つ迅速な熱分解が可能と
なる。熱分解装置2は、一例として図1の如く、底部が
円錐状に形成され上部にポリスチレンの投入部を設けた
熱分解反応器3を備え、熱分解反応器3の周囲に気体加
熱式の加熱装置4が配置されている。なお加熱装置4と
して、蒸気加熱式や電気加熱式を使用することもでき
る。また上記槽型の熱分解反応器に代えて、加熱筒体の
内部に螺旋型のスクリュウを配したタイプの熱分解反応
器とすることもできる。図1の熱分解反応器3は、底部
に回転駆動装置6により間欠的または連続的に回転され
る重質成分掻き取り用のスクレーパ5が配置され、掻き
取られた重質成分は開閉弁およびスクリューフィーダを
備えた残渣排出部7から外部に排出されるようになって
いる。
【0009】蒸留塔8は一般にこの分野で使用されてい
る各形式のものを使用することができるが、図示のよう
なラッシリングなどを充填した充填層式の塔に還流コン
デンサ9を組み合わせたものが好ましい。コンデンサ9
は、油回転式の真空ポンプなどを使用した減圧装置10
に接続されて減圧状態とされる。このようにコンデンサ
9の気体側を減圧装置10で減圧状態に維持することに
より、それに連通する蒸留塔8および熱分解反応器3の
内部も同様な減圧状態に維持される。
【0010】次に、図1の装置を使用してポリスチレン
を熱分解しスチレンを回収する方法を説明する。例えば
分別回収されたポリスチレンは、細かく粉砕されて配管
aより供給装置1に連続的に供給される。供給されたポ
リスチレンは加熱溶融部で溶融され液化して押出部から
配管bに押し出され、熱分解反応器3の投入部からその
内部に連続的に投入される。熱分解反応器3は減圧装置
10により減圧状態に維持されるが、減圧の程度は20
torr〜100torrが好ましく、さらに好ましく
は20torr〜50torr程度とされる。またこの
圧力範囲における熱分解温度は350℃〜700℃程度
で、その範囲で温度が高い方がスチレンの回収率も高
い。例えば、600℃では回収率が70%以上となる。
減圧の程度は低いほうが好ましいが、20torrより
低くすることは減圧装置10の負担が大きくなるので経
済的でなく、また分解されたスチレンの凝縮温度が常温
以下になる場合もあるので、できれば20torrを下
回らないほうがよい。また100torrを越えると、
エチルベンゼン,トルエン,メチルスチレンなどの副生
成物や重質成分の発生がそれに応じて多くなってくる。
【0011】上記の条件で熱分解した場合に生成するガ
ス成分の殆どはスチレンであり、残りは同伴する僅かの
重質成分である。このガス成分は蒸留塔8の中段に供給
されて蒸留されるが、蒸留塔8の内部は熱分解反応器3
と同様な減圧状態、すなわち20torr〜100to
rrの範囲に維持される。なお、蒸留塔8の温度はこの
減圧状態において上部で100℃以下、下部で200℃
以下に抑えることが好ましい。蒸留塔8に導入されるガ
ス成分は、前述のように沸点がスチレンと近いエチルベ
ンゼンやトルエンなどを実質的に含まないので、蒸留塔
8の理論段数は小さくてよい。そして蒸留操作により塔
頂から留分としてスチレン、塔底から重質成分がそれぞ
れ連続的に流出する。
【0012】蒸留塔8の塔頂より流出したスチレンはコ
ンデンサ9において図示しない冷却水により冷却されて
液化し、一部は配管gを通ってスチレン回収槽11に回
収され、残りは配管fを通って蒸留塔8の上部に還流さ
れる。そしてスチレン回収槽11に回収された高純度の
スチレンは、配管hからポンプ12を介して図示しない
スチレン利用施設に移送される。また蒸留塔8の塔底よ
り流出した重質成分は、配管iを通って重質成分回収槽
13に回収される。重質成分回収槽13に回収された重
質成分は配管jからポンプ14により移送され、一部は
燃焼炉15のバーナ16に供給され、残りは他の設備の
燃料として移送される。
【0013】燃焼炉15には減圧装置10からの排気が
導入され、排気中に含まれている僅かなスチレン等の可
燃性物質が炉内で燃焼される。このようにすると減圧装
置10の排気を大気中に放出する場合のように、可燃性
物質を除去するための特別な装置を設ける必要がない。
燃焼炉15で燃焼によって生じた高温の排ガスは、その
少なくとも一部が配管pから配管qにより熱分解装置2
における加熱装置4に供給されてその熱源として利用さ
れ、さらに配管rにより蒸留塔8に供給されてその熱源
として利用される。そしてもし排ガスに余剰があった場
合には、配管oから外部に排気される。なお排ガスは、
加熱装置4または蒸留塔8の一方の熱源として利用する
こともできる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例および比較例を示す。 (1)実施例 内容積2リットルのステンレス容器を熱分解反応器とし
て使用し、その周囲に電気式の加熱装置を配置して熱分
解装置とした。熱分解反応器には水冷式のコンデンサお
よび樹脂用の押出機を接続し、コンデンサに接続した減
圧装置および加熱装置のヒータを制御することにより、
熱分解反応器内部の圧力を50torr,温度を370
℃程度に維持した。その状態で押出機から溶融したポリ
スチレンを熱分解反応器に500g/Hrの割合で連続
供給して熱分解した。
【0015】熱分解反応器内部の圧力および温度を上記
条件に維持し、10時間連続して熱分解を行った。その
間、熱分解により生成したガスをコンデンサで液化し、
それを30分ごとにサンプリングしてクロマトグラフで
定量分析した。その結果、スチレンが55重量%で、重
質成分としてのスチレンの2量体が13重量%、スチレ
ンの3量体が30重量%であった。なお、その他成分は
5重量%程度で、エチルベンゼン,トルエン,メチルス
チレンなどの副生成物はごく僅かであった。また、熱分
解反応器内にコーキング等の残渣は殆ど発生しておら
ず、安定して熱分解操作を行うことができた。次に、上
記のようにして得た生成ガスの液化物を2リットルのフ
ラスコにより50torrの減圧下、150℃の温度で
蒸留した結果、スチレン濃度99%の液が仕込み重量の
50%以上の収率で回収された。そしてフラスコに残っ
た残油は、低粘度の液体であった。なお、本発明におけ
る蒸留操作は連続式が好ましいが、上記実施例のように
バッチ操作でも実施できる。
【0016】(2)比較例 実施例と同じ装置を使用し、熱分解反応器内の圧力を常
圧として熱分解操作した以外は実施例と同様に操作し、
ポリスチレンを熱分解してスチレンを回収した。7時間
経過した時点で生成ガスの流出分は減少して、当初の半
分程度にまで低下した。また生成ガスの液化物をクロマ
トグラフで定量分析した結果は、次の通りであった。
【0017】 成分組成(重量%) 1時間後 7時間後 スチレン 49.0 19.0 トルエン 2.8 10.5 エチルベンゼン 1.2 36.0 イソプロピルベンゼン 0.5 5.5 メチルスチレン 4.6 13.2 ジフェルプロパン 7.7 6.7 スチレン2量体 16.9 1.8 スチレン3量体 3.0 0.5未満 その他 14.0 7.0 (なおその他成分中の個々の成分はいずれも0.5重量%未満である。)
【0018】上記組成の液を実施例と同様に蒸留操作を
した結果、回収されたスチレン中にはその2量体や3量
体は含まれていないが、エチルベンゼンやトルエンなど
が多く混入しており、スチレン濃度は50%程度であっ
た。また、残液は粘度の高いものであった。
【0019】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、エチルベンゼン,トルエン,メチルスチレンな
どの副生成物の発生を実質的に抑制することができ、そ
のため目的物であるスチレンの生成割合を従来より増加
させることが可能となる。また、スチレンの沸点と近い
成分の分離が不要となるので、蒸留塔の理論段数を小さ
くしても高純度のスチレンを容易に回収することができ
る。さらに熱分解装置で発生する重質成分も少なくなる
ので、熱分解を連続的に長時間行ってもが熱分解装置の
底部に殆ど重質成分によるコーキングなどの蓄積がな
く、その掻き取りや排出操作を少なくできる。また重質
成分の蓄積による熱分解装置の内容積の減少によって、
装置利用率が低下することも少ない。さらに、本発明で
はスチレンの重合反応を避けるために蒸留塔は減圧下で
運転するが、熱分解装置と蒸留塔とは連通されているの
で、蒸留塔の減圧状態をそのまま利用して熱分解装置を
減圧下に置くことができ、熱分解装置に特別な減圧装置
を設ける必要はない。そのため、装置が簡略化され運転
コストも低くなる。
【0020】また請求項2に記載の発明によれば、副生
成物や重質成分の発生をより確実に抑制することができ
る。さらに請求項3に記載の発明によれば、熱分解をさ
らに容易に且つ高い効率で行うことができる。次に請求
項4に記載の発明によれば、装置のエネルギーコストを
軽減すると共に、重質成分の処理設備を設ける必要がな
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスチレンの回収方法を実施するための
プロセスフロー図。
【符号の説明】
1 供給装置 2 熱分解装置 3 熱分解反応器 4 加熱装置 5 スクレーパ 6 回転駆動装置 7 残渣排出部 8 蒸留塔 9 コンデンサ 10 減圧装置 11 スチレン回収槽 12 ポンプ 13 重質成分回収槽 14 ポンプ 15 燃焼炉 16 バーナ a〜s 配管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリスチレンを熱分解してスチレンを回
    収する方法において、ポリスチレンを熱分解装置2に連
    続供給して減圧下で熱分解し、生成した分解ガスを蒸留
    塔8に供給して減圧下で蒸留し、スチレンとそれより高
    沸点の重質成分を分離することを特徴とするスチレンの
    回収方法。
  2. 【請求項2】 熱分解装置2および蒸留塔8の圧力を2
    0torr〜100torrとする請求項1に記載のス
    チレンの回収方法。
  3. 【請求項3】 ポリスチレンを溶融状態で熱分解装置2
    に連続供給する請求項1または請求項2に記載のスチレ
    ンの回収方法。
  4. 【請求項4】 蒸留塔8で分離された重質成分を熱分解
    装置2および蒸留塔8の少なくとも一方の熱源として利
    用する請求項1〜請求項3のいずれかに記載のスチレン
    の回収方法。
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