JPH11199572A - 5ht3受容体作動薬及び新規チアゾール誘導体 - Google Patents

5ht3受容体作動薬及び新規チアゾール誘導体

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JPH11199572A
JPH11199572A JP148498A JP148498A JPH11199572A JP H11199572 A JPH11199572 A JP H11199572A JP 148498 A JP148498 A JP 148498A JP 148498 A JP148498 A JP 148498A JP H11199572 A JPH11199572 A JP H11199572A
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JP
Japan
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lower alkyl
group
compound
aryl
hydrogen atom
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Application number
JP148498A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Iwaoka
清 岩岡
Kenichi Kazuta
健一 数田
Hiroyuki Ito
洋行 伊東
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Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腸管選択的5−HT受容体作動薬及
び新規化合物の提供。 【解決手段】 一般式(I)で表されるチアゾール誘
導体又はその製薬学的に許容される塩を有効成分とする
5−HT受容体作動薬、また新規チアゾール誘導体又
はその塩。 【化】 (式中の記号は以下の意味を表す。 R:水素原子、ヒドロキシ、シアノ、低級アルキル、
低級アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキル−低
級アルキル、アリール、アリール−低級アルキル、アセ
トイミドイル又はアミジノ基 R、R:同一又は異なって、水素原子、シアノ、ニ
トロ、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニ
ル、アリール、アリール−低級アルキル又は下式の基 (1)−A−O−R (2)−A−CO−R (3)−A−CO−O−R (4)−A(−X)m :水素原子、低級アルキル又低級アルキニル基 :水素原子、低級アルキル又低級アルキニル基 A:単結合又は低級アルキレン若しくは低級アルケニ
レン基 X:ハロゲン原子 n:1乃至4の整数 m:1又は2 但し、R基が結合している窒素原子は置換基を伴い4
級アンモニウムとなりうる。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、医薬として有用な
新規なチアゾール誘導体又はその塩に関する。
【0002】
【従来の技術】 本発明の化合物は、腸管神経系あるいは
中枢神経系の一次求心性神経に位置するニューロン性セ
ロトニン(5−HT)受容体の有効かつ選択的な作動薬
として作用する。この型の受容体は現在5−HT受容
体と考えられている。本発明化合物は遠心性神経終末よ
りアセチルコリンを遊離させることによりその作用を発
現する。消化管におけるアセチルコリン受容体の刺激は
消化管運動を亢進させ、消化管機能低下を改善すること
が知られている(Goodman and Gilman's The Pharmacol
ogical Basis of Therapeutics 8th edition,p125,(199
0),Pergamon Press)。更に、中枢神経系において5−
HT受容体はシナプス前部に存在し、その神経活動を
抑制することが知られている(J.Neurosci.,11,1881(19
91))。従って、5−HT受容体作動薬は、特に消化
器系の障害に対して有用であると考えられる。 本発明者
等は、WO92/07849、 WO95/2439
9、WO95/24406又は特開平7−70136号
公報に開示されているようなチアゾール誘導体に5−H
受容体の選択的な作動活性があることを報告してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 5−HT受容体作動
薬としては上記化合物等が知られているが、更に優れた
5−HT受容体作動薬の創薬は、医療上の重要な課題
である。 本発明の目的は強い5−HT受容体作動活性
を有し、新規なベンゾチアゾール誘導体及びその塩を提
供すること、更にはこれらを含有する医薬を提供するこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を達成すべく鋭意研究を行ったところ、新たに合成した
ベンゾチアゾール誘導体が5−HT受容体に強い作動
活性を有することを見出し本発明を完成させるに至っ
た。即ち、本発明は下記一般式(I)で表されるチアゾ
ール誘導体又はその製薬学的に許容される塩を有効成分
とする5−HT受容体作動薬に関する。
【化3】 (式中の記号は以下の意味を表す。 R:水素原子、ヒドロキシ、シアノ、低級アルキル、
低級アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキル−低
級アルキル、アリール、アリール−低級アルキル、アセ
トイミドイル又はアミジノ基 R、R:同一又は異なって、水素原子、シアノ、ニ
トロ、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニ
ル、アリール、アリール−低級アルキル又は下式の基 (1)−A−O−R (2)−A−CO−R (3)−A−CO−O−R (4)−A(−X)m :水素原子、低級アルキル又低級アルキニル基 :水素原子、低級アルキル又低級アルキニル基 A:単結合又は低級アルキレン若しくは低級アルケニ
レン基 X:ハロゲン原子 n:1乃至4の整数 m:1又は2 但し、R基が結合している窒素原子は置換基を伴い4
級アンモニウムとなりうる。)
【0005】 また、本発明は下記の一般式(I')で示さ
れる新規チアゾール誘導体又はその塩に関する。
【化4】 (式中、n,R,R,R及びRは前述の意味を
示す。 但し、Rがエトキシカルボニル基である化合
物、R、Rが共に水素原子である化合物、4−(4
−フェニル−2−チアゾリル)ピペラジン、2−(4−
メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾールメタノー
ル、2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チア
ゾールカルバルデヒドは除く。)
【0006】
【発明の実施の形態】一般式(I)及び(I')で示され
る化合物についてさらに説明すると,次の通りである。
本明細書の一般式の定義において,特に断らない限り
「低級」なる用語は炭素数が1乃至6個の直鎖又は分岐
状の炭素鎖を意味する。 従って,「低級アルキル基」は
炭素数が1乃至6個のアルキル基であり,具体的に例え
ばメチル,エチル,プロピル, ブチル,ペンチル(ア
ミル),ヘキシル基又はイソプロピル基等のこれらの構
造異性体であり,好ましくは炭素数1乃至3個のアルキ
ル基である。 「低級アルケニル基」とは炭素数が2乃至
6個のアルケニル基であり,具体的に例えば,ビニル,
1−プロペニル,1−ブテニル,1−ペンテニル,1−
ヘキセニル又はアリル,1−メチルエテニル基等これら
の構造異性体が挙げられ,好ましくは炭素数2乃至3個
のアルケニル基である。 「低級アルキニル基」とは炭素
数が2乃至6個のアルキニル基であり,具体的に例え
ば,エチニル,1−プロピニル,1−ブチニル,1−ペ
ンチニル,1−ヘキシニル又は2−プロピニル,1−メ
チル−2−プロピニル基等これらの構造異性体が挙げら
れ,好ましくは炭素数2乃至3個のアルキニル基であ
る。
【0007】 「低級アルキレン基」とは炭素数が1乃至
6個のアルキレン基であり,具体的に例えばメチレン,
エチレン,トリメチレン,テトラメチレン,ペンタメチ
レン,ヘキサメチレン基又はメチルメチレン基等これら
の構造異性体が挙げられ,好ましくは炭素数が1乃至3
個のアルキレン基である。 「低級アルケニレン基」とは
炭素数が2乃至6個のアルケニレン基であり,具体的に
例えば,ビニレン,プロペニレン,ブテニレン,ペンテ
ニレン,ヘキセニレン基又は1−メチルエチレン基等こ
れらの構造異性体が挙げられ,好ましくは炭素数が2乃
至3個のアルケニレン基である。 「シクロアルキル基」
とは炭素原子3乃至8個の飽和炭化水素環基であり,具
体的に例えばシクロプロピル,シクロブチル,シクロペ
ンチル,シクロヘキシル,シクロヘプチル,シクロオク
チル基が挙げられる。 「アリール」とは置換基を有して
いてもよい炭素数6乃至14の芳香族基であって,好ま
しくはフェニルが挙げられる。置換基としてはハロゲン
原子、低級アルキル、低級アルキル−O−、水酸基等が
挙げられ,これらは1乃至3個置換していてもよい。
「ハロゲン原子」としては,フッ素原子,塩素原子,臭
素原子又はヨウ素原子が挙げられる。
【0008】本発明化合物は基の種類によっては,光学
異性体(光学活性体,ジアステレオマー等)が存在す
る。また、本発明化合物はアミド結合を有する化合物も
あり、アミド結合に基づく互変異性体も存在する。本発
明には,これらの異性体の分離されたもの,あるいは混
合物を包含する。本発明化合物は酸又は塩基と塩を形成
する。酸との塩としては塩酸,臭化水素酸,ヨウ素水素
酸,硫酸,硝酸,リン酸との鉱酸等の無機酸や,ギ酸,
酢酸,プロピオン酸,シュウ酸,マロン酸,コハク酸,
フマール酸,マレイン酸,乳酸,リンゴ酸,クエン酸,
酒石酸,炭酸,ピクリン酸,メタンスルホン酸,エタン
スルホン酸,グルタミン酸等の有機酸との酸付加塩を挙
げることができる。 塩基との塩としてはナトリウム,カ
リウム,マグネシウム,カルシウム,アルミニウム等の
無機塩基,メチルアミン,エチルアミン,メグルミン,
エタノールアミン等の有機塩基又はリジン,アルギニ
ン,オルニチン等の塩基性アミノ酸との塩やアンモニウ
ム塩が挙げられる。さらに,本発明化合物は水和物,エ
タノール等との溶媒和物や結晶多形を形成することがで
きる。
【0009】製造法 (第一製法)
【化5】 (式中、n,R,R,R及びRは前述の意味を
示す。Xはハロゲン原子を示す。) 本発明化合物(I)は、一般式(II)で示されるα−ハ
ロゲノケトン化合物と一般式(III)で示されるチオウ
レア化合物又はその塩とを反応させ、次いで所望により
、R又はRを変換することによって製造するこ
とができる。ここにXが示すハロゲン原子は、ヨウ素、
臭素、塩素等が挙げられる。 反応は、イソプロパノー
ル、メタノール、エタノール等のアルコール系溶媒やジ
メチルホルムアミド等反応に不活性な有機溶媒中、必要
なら炭酸カルシウムやトリエチルアミンなどの塩基の存
在下、反応対応量の化合物(II)と化合物(III)、或
いは一方を過剰モルとして用いて、室温乃至加熱下、好
ましくは加熱還流下に行うのが有利である。
【0010】 、R又はRの変換は、置換基の種
類によって異なるが、いずれも常法を適用して行われ
る。例えば、Rの水素原子からアルキル基等への変換
はアルキルハライド等のアルキル化剤とアセトニトリル
等の反応に不活性な溶媒中、必要なら炭酸カリウム若し
くはトリエチルアミン等の塩基の存在下に行われる。ま
た、同様の変換はカルボニル化合物との還元的アルキル
化反応を用いることができる。すなわち、塩化メチレン
等の反応に不活性な有機溶媒中、好ましくは酢酸等の酸
触媒存在下ベンズアルデヒド等のカルボニル化合物と、
トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム、シアノ水素化
ホウ素ナトリウム等の適当な還元剤での処理、あるいは
パラジウム−炭素等を触媒とした接触水素化などの還元
処理をすることにより行うことができる。さらに、ホル
マリンとギ酸を用いた一般的な還元的メチル化反応を行
うこともできる。 また、Rの水素原子からアセトイミ
ドイル、アミジノ又はシアノ基などへの変換は、それぞ
れエチル アセトイミデート塩酸塩、3,5−ジメチル
−1−ピラゾールカルボキシアミジン塩酸塩又はブロモ
シアン等を用いてトリエチルアミン等の塩基の存在下、
適当な溶媒中で行われる。Rのアルキル基から水素原
子への変換は常法の脱アルキル化反応を用いて行うこと
ができる。すなわち、1−クロロエチル クロロホルメ
ート等の酸ハライドと処理して生成する対応するカルバ
メートを適当な条件下分解することによって行うことが
できる。
【0011】 又はRのアルコキシカルボニル基か
らヒドロキシメチル基への変換は、テトラヒドロフラン
等反応に不活性な溶媒中、水素化リチウムアルミニウム
等の適当な還元剤で還元することにより行われる。ま
た、R又はRのヒドロキシメチル基からホルミル基
への変換は塩化メチレン等反応の不活性な溶媒中、二酸
化マンガン等の適当な酸化剤で酸化することにより行わ
れる。さらに、R又はRのホルミル基からビニル基
への変換は、Wittig反応等を利用して行うことが
でき、エチニル基への変換は、Wittig反応により
2,2−ジブロモビニル基への変換後、ノルマルブチル
リチウム等の強塩基で処理することにより行うことがで
きる。 またR又はRの水素原子からハロゲン原子へ
の変換は適当なハロゲン化剤を用いて常法により反応さ
せることにより行うことができる。 更にR基が結合し
ている窒素原子が4級アンモニウムである化合物は対応
する3級アミンをアルキルハライド等と常法により反応
させることにより製造することができる。
【0012】このようにして製造された本発明化合物
は,遊離のまま,あるいはその塩として単離・精製され
る。単離・精製は,抽出,濃縮,留去,結晶化,濾過,
再結晶,各種クロマトグラフィー等の通常の化学操作を
適用して行われる。 各種の異性体は異性体間の物理的性
質の差を利用して常法により単離できる。例えば、ラセ
ミ化合物のラセミ分割法により(例えば、一般的な光学
活性酸(酒石酸等)とのジアステレオマー塩に導き、光
学分割する方法等)立体科学的に純粋な異性体に導くこ
とができる。また、ジアステレオマーの混合物は常法、
例えば分別結晶化またはクロマトグラフィー等により分
離できる。 また、光学活性な化合物は適当な光学活性な
原料化合物を用いることにより製造することもできる。
【0013】
【発明の効果】 本発明化合物は、腸管神経系のニューロ
ン性5−HT受容体に特異的に作用することにより、
消化器系の障害、すなわち老人性、弛緩性、直腸性等の
便秘、急・慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃神経症、胃
下垂、逆流性食道炎、偽性腸閉塞、非潰瘍性消化不良、
腹部不定愁訴、糖尿病などの疾患に伴う胸焼け、腹部膨
満感、食欲不振、上腹部不快感、悪心、嘔吐又は腹痛な
どの消化管運動障害、麻酔手術後の消化管機能不全、胃
内容うっ滞、消化不良、鼓張などの治療において有用で
ある。また、脂肪吸収不全症など膵機能不全に伴う疾患
の治療に用いることができる。また、本発明化合物は5
−HT受容体作動活性に基づき、痛み止めの目的で癌
患者等に投与されるモルヒネに誘発される便秘症状の治
療にも有効である(PCT/JP97/02524)。
更に、本発明化合物は、中枢神経系の抑制性シナプス前
5−HT受容体に対して5−HTと同様に作用するの
で、精神障害(例えば、精神分裂病及び鬱病)、不安、
記憶障害、痴呆、錘体外路障害のような症状の治療にお
いても有用である。 更に、本発明化合物は、尿路閉塞、
尿路結石、或いは前立腺肥大などに伴う排尿困難の治療
においても用いることができる。
【0014】本発明化合物の薬理作用は、以下の方法に
より確認された。 本発明化合物は5−HT受容体作動
活性、特にモルモット摘出結腸収縮作用において顕著な
作用を示す。以下にその作用を測定法と共に記述する。 <5−HT受容体作動活性> Hartley系雄性モ
ルモット(500〜800g)の遠位結腸を摘出し、約
20mmの切片を作成した。マグヌス管内に縦走筋方向
に懸垂し、等尺性に収縮反応を測定した。5−HTは
0.1〜30μMの濃度で用量依存的な収縮反応を起こ
し、10〜30μMで最大反応を示した。(5−HTの
作用は5−HT受容体を介する:J.Pharmacol.Exp.Th
er.,259,15-21,1991)。 化合物の作用は、各標本におけ
る5−HTの作用との比較による相対値で示した。Max.
responseは、5−HTによる最大収縮反応を100%と
したときの化合物による最大反応の百分率で示され、Re
lative potencyは、5−HTのEC50値を基準(1)
としたときの化合物のEC50値の相対値で示される。 (Relative potency=5−HTのEC50値/化合物の
EC50値) 本発明化合物は300μM以下で濃度依存的なモルモッ
ト摘出結腸収縮作用を示した。 また、本発明化合物によ
るモルモット摘出結腸収縮作用は、選択的な5−HT
受容体拮抗薬である特開平3−223278号公報実施
例44に記載の化合物の0.3μMにより拮抗した。こ
れにより、本発明化合物の結腸収縮作用が、5−HT
受容体作用を介したものであることが確認された。 以上
の結果から、本発明化合物は、強力な5−HT受容体
作動薬であることが示された。
【0015】 本発明化合物又はその塩の1種又は2種以
上を有効成分として含有する製剤は,通常製剤化に用い
られる担体や賦形剤,その他の添加剤を用いて調製され
る。製剤用の担体や賦形剤としては,固体又は液体いず
れでも良く,例えば乳糖,ステアリン酸マグネシウム,
スターチ,タルク,ゼラチン,寒天,ペクチン,アラビ
アゴム,オリーブ油,ゴマ油,カカオバター,エチレン
グリコール等やその他常用のものが挙げられる。 投与は
錠剤,丸剤,カプセル剤,顆粒剤,散剤,液剤等による
経口投与,あるいは静注,筋注等の注射剤,坐剤,経皮
等による非経口投与のいずれの形態であってもよい。投
与量は症状,投与対象の年齢,性別等を考慮して個々の
場合に応じて適宜決定されるが,通常成人1人当たり,
1日につき1〜1,000mg,好ましくは50〜20
0mgの範囲で1日1回から数回に分け経口投与される
か又は成人1人当たり,1日につき1〜500mgの範
囲で,1日1回から数回に分け静脈内投与されるか,又
は,1日1時間〜24時間の範囲で静脈内持続投与され
る。もちろん前記したように,投与量は種々の条件で変
動するので,上記投与量範囲より少ない量で十分な場合
もある。
【0016】本発明による経口投与のための固体組成物
としては、錠剤、散剤、顆粒剤等が用いられる。このよ
うな固体組成物においては、一つまたはそれ以上の活性
物質が、少なくとも一つの不活性な希釈剤、例えば乳
糖、マンニトール、ブドウ糖、ヒドロキシプロピルセル
ロース、微結晶セルロース、デンプン、ポリビニルピロ
リドン、メタケイ酸、アルミン酸マグネシウムと混合さ
れる。組成物は、常法に従って、不活性な希釈剤以外の
添加剤、例えばステアリン酸マグネシウムのような潤滑
剤や繊維素グルコール酸カルシウムのような崩壊剤、ラ
クトースのような安定化剤、グルタミン酸又はアスパラ
ギン酸のような溶解補助剤を含有していてもよい。錠剤
又は丸剤は必要によりショ糖、ゼラチン、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
スフタレート等の胃溶性あるいは腸溶性物質のフィルム
で被膜してもよい。経口投与のための液体組成物は、薬
剤的に許容される乳濁剤、溶液剤、懸濁剤、シロップ
剤、エリキシル剤等を含み、一般的に用いられる不活性
な希釈剤、例えば精製水、エタノールを含む。この組成
物は不活性な希釈剤以外に湿潤剤、懸濁剤のような補助
剤、甘味剤、風味剤、芳香剤、防腐剤を含有していても
よい。 非経口投与のための注射剤としては、無菌の水性
又は非水性の溶液剤、懸濁剤、乳濁剤を包含する。水性
の溶液剤、懸濁剤としては、例えば注射用蒸留水及び生
理食塩水が含まれる。非水溶性の溶液剤、懸濁剤として
は、例えばプロピレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、オリーブ油のような植物油、エタノールのような
アルコール類、ポリソルベート80等がある。このよう
な組成物はさらに防腐剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤、安
定化剤(例えば、ラクトース)、溶解補助剤(例えば、
グルタミン酸、アスパラギン酸)のような補助剤を含ん
でいてもよい。これらは例えばバクテリア保留フィルタ
ーを通す濾過、殺菌剤の配合又は照射によって無菌化さ
れる。また、これらは無菌の固体組成物を製造し、使用
前に無菌水又は無菌の注射用溶媒に溶解して使用するこ
ともできる。
【0017】
【実施例】 次に、実施例を示し、本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。実施例中、室温とは通常約10〜30℃を示
す。
【0018】実施例1 4−ベンジル−1−ピペラジンカルボチオアミド1.0
gをジメチルホルムアミド10mlに溶解し、ブロモピ
ルビン酸エチル0.53mlを加え室温で5時間攪拌し
た。反応混合物をクロロホルムで抽出し、1規定水酸化
ナトリウム水溶液にて洗浄した後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール/ア
ンモニア水)で精製し、得られた結晶をヘキサン/エー
テルにて洗浄することによりエチル 2−(4−ベンジ
ル−1−ピペラジニル)−4−チアゾールカルボキシレ
ート1.02gを得た。 以下実施例1と同様にして、実
施例2−3の化合物を得た。
【0019】実施例4 エチル 2−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)−4
−チアゾールカルボキシレート500mgをジクロロエ
タン10mlに溶解し、1−クロロエチル クロロホル
メート233μlを加え1.5時間加熱還流攪拌した。
反応溶液にエタノール10mlを加えさらに2時間加熱
還流下攪拌した。反応溶媒を留去し、1規定塩酸で抽
出、酢酸エチルで洗浄した。塩酸抽出液を炭酸カリウム
を用いて、塩基性にし、クロロホルムで抽出し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。反応溶媒を留去し、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メ
タノール/アンモニア水)で精製し、エチル 2−(1
−ピペラジニル)−4−チアゾールカルボキシレート3
48mgを遊離塩基として得た。これから64mgとり
メタノール/酢酸エチル中、フマル酸で処理することに
より57mgのフマル酸塩を得た。 以下実施例4と同様
にして、実施例5の化合物を得た。
【0020】実施例6 エチル 2−(1−ピペラジニル)−4−チアゾールカ
ルボキシレート290mg、ジクロロエタン10ml、
37%ホルムアルデヒド液195μl、酢酸137μl
の混合物に、トリアセトキシ水素化ほう素ナトリウム3
05mgを加え室温で2時間攪拌した。反応混合物をク
ロロホルムで抽出、1規定水酸化ナトリウム水溶液、飽
和食塩水にて順に洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた油状粗精製物を
フマル酸塩にしメタノール/酢酸エチルから再結晶する
ことによりエチル 2−(4−メチル−1−ピペラジニ
ル)−4−チアゾールカルボキシレート フマル酸塩3
68mgを得た。
【0021】実施例7 水素化リチウムアルミニウム43mgのテトラヒドロフ
ラン4ml懸濁溶液に、氷冷下エチル 2−(4−ベン
ジル−1−ピペラジニル)−4−チアゾールカルボキシ
レート500mgのテトラヒドロフラン5ml溶液を加
え、室温で2時間攪拌した。反応溶液に硫酸ナトリウム
10水和物364mgを加えさらに4時間攪拌した後、
セライトを用いて濾過した。濾液を減圧下濃縮し、得ら
れた油状粗精製物をヘキサン/エーテル/酢酸エチルか
ら結晶化することにより2−(4−ベンジル−1−ピペ
ラジニル)−4−チアゾールメタノール397mgを得
た。 以下実施例7と同様にして、実施例8、9の化合物
を得た。
【0022】実施例10 2−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)−4−チアゾ
ールメタノール1.69gを塩化メチレン50mlに溶
解し、テトラブチルアンモニウムクロリド162mg、
テトラメチルピペリジニルオキシ ラジカル91mg、
緩衝液(0.5M炭酸水素ナトリウム、0.05M炭酸
カリウム)50ml、N−クロロスクシイミド0.98
gを順に加え、室温下1.5時間攪拌した。反応溶液を
クロロホルムで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、得
られた結晶をヘキサン/酢酸エチルにて洗浄することに
よって2−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)−5−
クロロ−4−チアゾールメタノール1.55gを得た。
【0023】実施例11 2−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)−5−クロロ
−4−チアゾールメタノール323mgを塩化メチレン
10mlに溶解し、テトラブチルアンモニウムクロリド
28mg、テトラメチルピペリジニルオキシ ラジカル
16mg、緩衝液(0.5M炭酸水素ナトリウム、0.
05M炭酸カリウム)10ml、N−クロロスクシイミ
ド167mgを順に加え、室温下15時間攪拌した。反
応溶液をクロロホルムで抽出し、1規定水酸化ナトリウ
ムで洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶
媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、フマル酸塩にし
メタノール/酢酸エチルから再結晶することにより2−
(4−ベンジル−1−ピペラジニル)−5−クロロ−4
−チアゾールカルバルデヒド フマル酸塩180mgを
得た。
【0024】実施例12 2−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)−4−チアゾ
ールメタノール100mgをジクロロエタン5mlに溶
解し、二酸化マンガン1gを加え加熱還流下17時間攪
拌した。反応溶液をセライトを用いて濾過し、濾液を減
圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、フマル酸塩に
しメタノール/酢酸エチルから再結晶することにより2
−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)4−チアゾール
カルバルデヒド フマル酸塩38mgを得た。 以下実施
例12と同様にして、実施例13の化合物を得た。
【0025】実施例14 2−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)4−チアゾー
ルカルバルデヒド50mgをエーテル1.5ml、ジメ
チルホルムアミド0.5mlに溶解し、メチルトリフェ
ニルホスホニウムブロミド80mg、ナトリウムエトキ
シド31mgを加え、室温下1.5時間攪拌した。反応
混合物を酢酸エチルで抽出、水にて洗浄した後、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸
エチル)で精製し、フマル酸塩にしメタノール/酢酸エ
チルから再結晶することにより1−ベンジル−4−(4
−ビニル−2−チアゾリル)ピペラジン フマル酸塩2
3mgを得た。 以下実施例14と同様にして、実施例1
5、16の化合物を得た。
【0026】実施例17 実施例4と同様にして、1−(4−ビニル−2−チアゾ
リル)ピペラジン フマル酸塩を得た。
【0027】実施例18 2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−カルバル
デヒド500mgを塩化メチレン100mlに溶解し、
氷冷下トリフェニルホスフィン3.73g、四臭化炭素
2.36g加え、1時間攪拌した。反応混合物を1規定
塩酸で抽出、酢酸エチルで洗浄した。塩酸抽出液を炭酸
カリウム、1規定水酸化ナトリウムを用いて、塩基性に
し、クロロホルムで抽出、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。反応溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(アセトニトリル/エタノール)で精製
し、1−[4−(2,2−ジブロモビニル)−2−チアゾ
リル]−4−メチルピペラジン703mgを遊離塩基と
して得た。これから76mgとりメタノール/酢酸エチ
ル中、フマル酸で処理することにより86mgのフマル
酸塩を得た。
【0028】実施例19 1−[4−(2,2−ジブロモビニル)−2−チアゾリ
ル]−4−メチルピペラジン0.24gをテトラヒドロ
フラン10mlに溶解し、アルゴン気流下、−78℃で
ノルマルブチルリチウム(1.59M/l)1.64m
lを加え、−78℃のまま2時間攪拌した。その後飽和
塩化アンモニウム水溶液2mlを加え、反応混合物を酢
酸エチルで抽出、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液にて洗
浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒
を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム/メタノール/アンモニア水)で精製し、
1−(4−エチニル−2−チアゾリル)−4−メチルピ
ペラジン114mgを遊離塩基として得た。これをメタ
ノール/酢酸エチル中、フマル酸で処理することにより
148mgのフマル酸塩を得た。
【0029】実施例20 1−(4−フェニル−2−チアゾリル)ピペラジン30
0mgをエタノール10mlに溶解し、トリエチルアミ
ン640μl、エチルアセトイミデート塩酸塩300m
gを加え、室温下16時間攪拌した。メタノールを加え
反応混合物を均一化した後、溶媒を留去し、得られた残
渣を4規定塩酸/酢酸エチルを用いて塩酸塩とした。こ
れをメタノール/酢酸エチルで洗浄し、1−アセトイミ
ドイル−4−(4−フェニル−2−チアゾリル)ピペラ
ジン 2塩酸塩 1水和物352mgを得た。
【0030】実施例21 1−(4−フェニル−2−チアゾリル)ピペラジン50
0mgをジメチルホルムアミド10mlに溶解し、3,
5−ジメチル−1−ピラゾールカルボキシアミジン塩酸
塩712mg、トリエチルアミン568μgを加え、室
温下17日間攪拌した。反応混合物を濾過した後、溶媒
を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム/メタノール/アンモニア水)で精製し、
4規定塩酸/酢酸エチルを用いて塩酸塩したのち、メタ
ノール/酢酸エチルから再結晶することによって、4−
(4−フェニル−2−チアゾリル)−1−ピペラジンカ
ルボキシアミジン 2塩酸塩108mgを得た。
【0031】 実施例化合物の構造と物理的性状を表1〜
3に示す。尚、表中の記号は以下の意味を示す。 EX:実施例番号、Sal:塩(1H2Oは1水和物を示す)、D
ATA:物理学的性状、mp:融点、NMR:核磁気共鳴スペク
トル(テトラメチルシランを内部標準とする)、MS:質
量分析(FABは高速原子衝撃法、EIは電子衝撃法)、M
e:メチル、Et:エチル、Ph:フェニル、Bn:ベンジル
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I)で表されるチアゾール誘導体
    又はその製薬学的に許容される塩を有効成分とする5−
    HT受容体作動薬。 【化1】 (式中の記号は以下の意味を表す。 R:水素原子、ヒドロキシ、シアノ、低級アルキル、
    低級アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキル−低
    級アルキル、アリール、アリール−低級アルキル、アセ
    トイミドイル又はアミジノ基 R、R:同一又は異なって、水素原子、シアノ、ニ
    トロ、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニ
    ル、アリール、アリール−低級アルキル又は下式の基 (1)−A−O−R (2)−A−CO−R (3)−A−CO−O−R (4)−A(−X)m :水素原子、低級アルキル又低級アルキニル基 :水素原子、低級アルキル又低級アルキニル基 A:単結合又は低級アルキレン若しくは低級アルケニ
    レン基 X:ハロゲン原子 n:1乃至4の整数 m:1又は2 但し、R基が結合している窒素原子は置換基を伴い4
    級アンモニウムとなりうる。)
  2. 【請求項2】一般式(I')で表されるチアゾール誘導体
    又はその製薬学的に許容される塩。 【化2】 (式中の記号は以下の意味を表す。 R:水素原子、ヒドロキシ、シアノ、低級アルキル、
    低級アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキル−低
    級アルキル、アリール、アリール−低級アルキル、アセ
    トイミドイル又はアミジノ基 R、R:同一又は異なって、水素原子、シアノ、ニ
    トロ、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニ
    ル、アリール、アリール−低級アルキル又は下式の基 (1)−A−O−R (2)−A−CO−R (3)−A−CO−O−R (4)−A(−X)m :水素原子、低級アルキル又低級アルキニル基 :水素原子、低級アルキル又低級アルキニル基 A:単結合又は低級アルキレン若しくは低級アルケニ
    レン基 X:ハロゲン原子 n:1乃至4の整数 m:1又は2 また、R基が結合している窒素原子は置換基を伴い4
    級アンモニウムとなりうる。 但し、Rがエトキシカル
    ボニル基である化合物、R、Rが共に水素原子であ
    る化合物、4−(4−フェニル−2−チアゾリル)ピペ
    ラジン、2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−
    チアゾールメタノール、2−(4−メチル−1−ピペラ
    ジニル)−4−チアゾールカルバルデヒドは除く。)
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JP2009502948A (ja) * 2005-07-26 2009-01-29 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 殺菌・殺カビ性カルボキサミド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009502948A (ja) * 2005-07-26 2009-01-29 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 殺菌・殺カビ性カルボキサミド
US8586611B2 (en) 2005-07-26 2013-11-19 E. I. Du Pont De Nemours And Company Fungicidal carboxamides

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