JPH11197181A - 薬液含浸方法 - Google Patents

薬液含浸方法

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JPH11197181A
JPH11197181A JP10004159A JP415998A JPH11197181A JP H11197181 A JPH11197181 A JP H11197181A JP 10004159 A JP10004159 A JP 10004159A JP 415998 A JP415998 A JP 415998A JP H11197181 A JPH11197181 A JP H11197181A
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JP
Japan
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chemical liquid
chemical
impregnating
absorbent
chemical solution
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JP10004159A
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Masaaki Minamoto
政明 源
Takuya Toyokawa
卓也 豊川
Shoji Sakakiyama
昭二 榊山
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬液を薬液吸収材に容易に簡便に速やかに含
浸させ得、かつ衛生的に作業できる薬液含浸方法を提供
する。 【解決手段】 薬液貯蔵部1と薬液吸収材通路2とに接
続された薬液含浸手段からなる薬液含浸装置を用いる薬
液含浸方法であって、薬液吸収材(例、綿棒)7を薬液
吸収材通路2に挿入し、薬液含浸手段によって薬液吸収
材7に薬液(例、消毒薬)6を含浸させる薬液含浸方
法。薬液含浸手段の例としては、薬液流路4と遮断材3
とからなるもの;薬液吸収材に薬液を圧送するポンプ;
薬液貯蔵部に設けられた小孔;薬液流路内に設けられた
少なくとも1つ以上の薬液溜めを備える回転体などがあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、消毒薬な
どの薬液を綿棒などの薬液吸収材に容易に簡便に速やか
に含浸させ得、かつ衛生的に作業できる薬液含浸方法を
提供することである。
【0002】
【従来の技術】薬液を皮膚などに塗布する方法として、
一般的に綿棒などの薬液吸収材に薬液を含浸させて塗布
する方法がある。例えば、綿棒に薬液を含浸させる場
合、まず、綿棒と薬液収納容器とを用意する。次いで、
綿棒に薬液を滴下したり、または綿棒を薬液収納容器に
浸して、綿棒に薬液を含浸させる。従って、使用に先立
ち、綿棒だけでなく薬液収納容器をも探さねばならず、
また上記のような煩雑な含浸作業が必要であった。その
上、使用者が含浸作業を行うため、残った薬液が汚染さ
れたり、汚染された薬液で綿棒が汚染される可能性があ
った。このように、従来の綿棒等の薬液吸収材への薬液
の含浸方法は、極めて煩雑な手間のかかる作業であり、
必ずしも、衛生的ではなかった。
【0003】簡便に薬液を皮膚に塗布できるように工夫
された方法として、例えば、実開昭57−26247号
公報には、予め綿棒に薬液が含浸され、単に袋にて包装
されたものが提案されている。しかしながら、これは綿
球部分に薬液が含浸した状態で長期に保存されるため、
薬液種と綿球部材質の組み合わせにより、薬液の綿球部
への吸着等が生じる可能性があった。また、綿球部材質
をはじめ薬液が接触する軸棒材質や軸棒に綿球を固定す
る接着剤、包装袋などからの溶出物や繊維屑などの不純
物が薬液に混入する恐れがあった。
【0004】これに対して、例えば、実開昭58−15
6664号公報には、綿棒等の吸収材と薬液等の塗布剤
を分離した状態で組み合わせて収納し、使用時に綿棒に
薬液を含浸させるタイプのものが考えられている。これ
は、吸収材と塗布剤が外圧によって互いに連通し得る剥
離箇所によって区画された包装用シール袋であり、使用
時に前記剥離箇所を剥離して塗布剤を吸収材に含浸させ
るものである。しかし、このような塗布剤を隔離してい
る剥離箇所は、その接着力や剥離し易さをコントロール
することが難しく、製品保管中に比較的小さい外圧で剥
離箇所が剥離したり、使用時に大きな外圧を与えても剥
離箇所が剥離しなかったりすることがあり、使用上の不
都合を生じる。また、剥離箇所を剥離すると塗布剤が吸
収材の収納室内に流れ込むため、綿棒等の軸部分も塗布
剤で汚染されてしまう。
【0005】また、これらのような綿棒へ薬液を含浸さ
せる方法は、医療現場での治療における薬剤の塗布、傷
口の消毒、採血部位の消毒、手術野の消毒等において大
量に消費する場合には、使用するまでの開封操作に時間
がかかったり、少数のものを個別包装することを前提と
しているため、包装体等の廃棄物が多く発生する等の問
題がある。医療現場等において、ある程度の大量使用を
前提として簡便で容易にかつ衛生上好ましいように、使
用時に薬液を綿棒等の薬液吸収材に含浸させる方法は存
在しなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記現状に鑑
みてなされたものであり、その目的は、薬液を薬液吸収
材に容易に簡便に速やかに含浸させ得、かつ衛生的に作
業できる薬液含浸方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の薬液含浸
方法は、薬液貯蔵部と薬液吸収材通路とに接続された薬
液含浸手段からなる薬液含浸装置を用いる薬液含浸方法
であって、薬液吸収材を薬液吸収材通路に挿入すること
により、薬液含浸手段を介して薬液吸収材に薬液を含浸
させることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の薬液含浸方法は、前記薬液
含浸手段が、薬液貯蔵部と薬液吸収材通路とをつなぐ薬
液流路と、薬液吸収材の薬液吸収材通路への挿入・排出
操作によって該薬液流路が開閉される遮蔽材とからなる
ことを特徴とする請求項1記載の薬液含浸方法である。
【0009】請求項3記載の薬液含浸方法は、前記薬液
含浸手段において、前記流路に、開閉可能な少なくとも
2つの遮蔽材が設けられることにより少なくとも1つの
薬液溜めが形成され、薬液吸収材の薬液吸収材通路への
挿入操作によって薬液吸収材に最も近い遮蔽材が開き所
定量の薬液が薬液吸収材に含浸され、次に前記遮蔽材が
閉まり、代わって薬液貯蔵部側の遮蔽材が開いて所定量
の薬液が薬液溜めに供給されるように構成されているこ
とを特徴とする請求項2記載の薬液含浸方法である。
【0010】請求項4記載の薬液含浸方法は、前記薬液
含浸手段が、薬液貯蔵部より、薬液吸収材通路内の薬液
吸収材に薬液を圧送するポンプであることを特徴とする
請求項1記載の薬液含浸方法である。
【0011】請求項5記載の薬液含浸方法は、前記薬液
含浸手段が薬液貯蔵部に設けられた小孔であり、薬液吸
収材が該小孔に接することにより、薬液が薬液吸収材に
含浸されるように構成されていることを特徴とする請求
項1記載の薬液含浸方法である。
【0012】請求項6記載の薬液含浸方法は、前記薬液
含浸手段が、薬液貯蔵部と薬液吸収材通路とをつなぐ薬
液流路内に設けられた、少なくとも1つ以上の薬液溜め
を備える回転体から形成され、薬液吸収材の薬液吸収材
通路への挿入操作によって、前記回転体が回転し、薬液
貯蔵部側で薬液が供給された薬液溜めが薬液吸収材側に
回転移動し、薬液溜めの薬液が薬液吸収材に含浸される
ことを特徴とする請求項1記載の薬液含浸方法である。
【0013】請求項7記載の薬液含浸方法は、前記薬液
吸収材が綿棒であることを特徴とする請求項1〜6のい
ずれか1項に記載の薬液含浸方法である。
【0014】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明で使用される薬液吸収材とは、液状の薬剤を吸収可
能なものであれば特に限定されない。薬液吸収材の材質
としては、薬液を吸収し得、かつ皮膚などに塗布し得る
材質であれば特に限定されず、脱脂綿、絹、ウール、レ
ーヨン、ポリエステル、アクリル樹脂、ナイロン、ポリ
ウレタン、ポリオレフィンなどを挙げることができ、こ
れら2種以上を混合したものであってもよい。
【0015】薬液吸収材の形状や大きさは特に限定され
ず、使用目的に合わせて選定される。例えば、綿球状の
もの、不織布、スポンジ、フェルト状のものが挙げられ
る。薬液吸収材は、薬液吸収部と把持部とから構成され
るのが好ましい。図16に、このような薬液吸収材20
の一例を示した。薬液吸収材20は、薬液吸収部20a
と把持部20bとから構成されている。把持部は薬液吸
収材を確実に保持し、薬液吸収材通路に挿入可能であ
り、薬液を皮膚等に適用する上で好適に操作できるもの
であれば特に限定されない。把持部の材質の例として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル等の合
成樹脂;紙;木;アルミニウム等の金属などが挙げられ
る。
【0016】本発明で使用される薬液については、薬液
吸収材に含浸させて皮膚等に塗布するのに適した薬液で
あれば特に限定されない。上記薬液は、薬効等を示す主
成分の水溶液であってもよく、他の溶媒での溶液であっ
てもよい。さらに、薬液は、溶液ではなく分散液であっ
てもよい。薬液は水性、油性のどちらでもよい。薬液の
種類としては特に限定されず、例えば、消毒薬、キズ
薬、かゆみ止め薬、水虫薬、洗浄液、化粧液などが挙げ
られる。本発明は、特に、医療現場において、消毒薬を
適用する場合に好適に使用できる。上記消毒薬の一例と
しては、ポピドンヨード;グルコン酸クロルヘキシジ
ン;塩化ベンザルコニウム;エタノールやイソプロパノ
ール等のアルコール類などを挙げることができる。ま
た、これらの2種以上を併用してもよい。薬液は色素等
を添加して着色し、薬液の存在を確認しやすくしたもの
でもよい。
【0017】本発明の薬液含浸方法は、薬液貯蔵部と薬
液吸収材通路とに接続された薬液含浸手段からなる薬液
含浸装置を用いる。
【0018】上記薬液貯蔵部は、液状の薬液を貯蔵する
ことができれば特に限定されず、主な材質としては、例
えば、ステンレス、アルミニウム等の金属;各種硬質プ
ラスチック;ポリエチレン、軟質ポリ塩化ビニル等の軟
質プラスチック;エラストマー、ゴムのような軟質材料
が挙げられる。特に、上記の金属や各種硬質プラスチッ
クが好ましい。また、メッキが施されていてもよい。一
部または微細部の材質に関してもいかなる材質も使用で
きる。
【0019】薬液貯蔵部の形状は、特に限定されず、例
えば、薬液含浸装置に着脱可能なタンクとしてもよく、
着脱不可の固定式タンクとしてもよい。また、薬液の流
通に用いられる搬送用容器をそのまま装着して薬液貯蔵
部としてもよい。
【0020】また、薬液貯蔵部のその他の構造として
は、少なくとも使用されない保存時には汚染を防止する
ために薬液流路口を除く薬液貯蔵部は気密構造とされる
ことが好ましい。
【0021】上記薬液吸収材通路とは、薬液吸収材に薬
液を含浸させるために、薬液吸収材が挿入される通路の
ことであり、使用する薬液吸収材が挿入可能であれば、
材質や形状などは特に限定されない。材質の例として
は、例えば、前記薬液貯蔵部の材質例を挙げることがで
きる。形状は、挿入される薬液吸収材の断面形状に適合
するのが好ましい。大きさは、好ましくは、挿入される
薬液吸収材の断面寸法とほぼ同じか、多少大きめ程度で
ある。大き過ぎると、薬液含浸時に薬液含浸手段との間
隔が開き過ぎ、薬液が含浸できなくなる可能性がある。
薬液吸収材通路の奥には、薬液貯蔵部より薬液含浸手段
を通じて供給される薬液の薬液供給口(薬液流路端)が
設けられる。薬液供給口の薬液吸収材挿入口からの距離
は薬液吸収材の形状等により適宜設定される。
【0022】上記薬液含浸手段は、薬液貯蔵部の薬液を
薬液吸収材に含浸させるための手段であれば特に限定さ
れないが、例えば、薬液貯蔵部と薬液吸収材通路とをつ
なぐ薬液流路と、薬液吸収材の薬液吸収材通路への挿入
・排出操作によって該薬液流路が開閉される遮蔽材とか
らなるもの;薬液貯蔵部より、薬液吸収材通路内の薬液
吸収材に薬液を圧送するポンプ;薬液貯蔵部に設けられ
た小孔;前記薬液流路内に設けられた少なくとも1つ以
上の薬液溜めを備える回転体などが挙げられる。
【0023】薬液含浸手段を形成する各構成部分の材質
や形状は、その機能を満足すれば特に限定されない。材
質の1例としては、前記薬液貯蔵部の材質例が挙げられ
る。
【0024】薬液含浸手段が、薬液流路と遮蔽材とから
なるものの場合、薬液流路は薬液貯蔵部と薬液吸収材通
路とをつなぎ得る構成であれば、材質、形状などは特に
限定されない。材質の一例としては、前記薬液貯蔵部の
材質例が挙げられる。形状については、例えば、断面形
状は一般的に円形、略円形とされることが好ましい。そ
の径に関しても特に限定されない。内径に関しても、薬
液流路の全ての内径が一定である必要はなく、例えば、
薬液吸収材に近い側の流路端の内径を他の部分の内径に
比べて小さくしてもよい。薬液流路の内径は薬液吸収材
に所定量の薬液を供給するのに適するように、また待機
時においても薬液の漏洩等が生じないように構成される
ことが好ましい。好ましい範囲としては、流路形状等に
より適した内径が異なるため一概にはいえないが、0.
5〜20mmである。より好ましくは1〜10mmであ
る。
【0025】上記遮蔽材については、材質、形状など
は、薬液吸収材の薬液吸収材通路への挿入・排出操作に
よって該薬液流路が開閉され得る構成であれば、特に限
定されない。材質の一例としては、前記薬液貯蔵部の材
質例が挙げられる。形状は、例えば、平板形、直方体、
立方体、円盤型、球形などが挙げられる。また、平板形
のものの一部流路を連通する穴を設けたものであっても
よい。こうすると平板形の遮蔽材をスライド等させるこ
とにより薬液流路の流路面と前記流路を連通する穴が一
致した際に薬液が流れでるようになる。遮蔽材の動き
は、例えば、水平方向にスライドする、上下方向にスラ
イドする、絞り運動や回転、などが挙げられるがこれら
に限定されない。
【0026】薬液吸収材の薬液吸収材通路への挿入・排
出操作により、遮蔽材によって薬液流路を開閉させる方
法は、特に限定されないが、例えば、バネなどの弾性体
を利用し薬液吸収材が挿入・排出された際に遮蔽材が移
動するようにして開閉する方法や、センサーを使用して
薬液吸収材が薬液吸収材通路の所定の位置(薬液吸収材
に薬液を含浸させ得る位置)に挿入されたことを感知し
遮蔽材を移動する方法などが挙げられる。センサーとし
ては、接触式のものでも非接触式のものでもよい。接触
式センサーの一例としては、電気式センサー、非接触式
センサーの一例としては、赤外線などの光線式センサー
が挙げられる。
【0027】薬液吸収材への薬液の供給量は、薬液流路
の内径や形状、遮蔽材の開放時間をコントロールするこ
とにより調節可能である。また、いかなる同様の構成を
持たせても構わない。簡単な一例としては、薬液吸収材
と薬液流路端の薬液供給口とが密着するように薬液吸収
材通路を構成することにより、薬液含浸時に薬液吸収材
が薬液供給口を適度にふさぐ働きをして過剰な薬液が漏
洩することがないようにすることができる。また、薬液
が薬液吸収材に含浸されている時間の全部または大部分
を薬液供給口を除く薬液貯蔵部が気密となるように保つ
ことにより、薬液が外部に出ようとしても代わりに空気
が入ってこないため薬液供給口からの薬液放出量が制限
され、必要量の薬液のみが供給されるようにすることが
できる。
【0028】上記の薬液含浸手段において、前記流路
に、開閉可能な少なくとも2つの遮蔽材が設けられるこ
とにより少なくとも1つの薬液溜めが形成され、薬液吸
収材の薬液吸収材通路への挿入操作によって薬液吸収材
に最も近い遮蔽材が開き所定量の薬液が薬液吸収材に含
浸され、次に前記遮蔽材が閉まり、代わって薬液貯蔵部
側の遮蔽材が開いて所定量の薬液が薬液溜めに供給され
るように構成してもよい。
【0029】この構成は、薬液溜めを設けることによ
り、簡便に薬液供給量を定量化することを可能とする。
遮蔽材の開閉には、前記のセンサー等が好適に使用され
る。この場合、薬液貯蔵部は薬液を供給する毎にフィル
ター付き空気弁等により内部が常圧に保たれるようにす
るのが好ましい。
【0030】次に、薬液含浸手段が、薬液貯蔵部より、
薬液吸収材通路内の薬液吸収材に薬液を圧送するポンプ
である場合について説明する。
【0031】この場合、薬液吸収材の薬液吸収材通路へ
の挿入は、センサー等により感知されるようにしてお
き、ポンプを作動させて薬液貯蔵部より薬液が薬液吸収
材に供給されるように構成するのが好ましい。上記ポン
プは特に限定されないが、例えば、シリンジ式の定量ポ
ンプなどが挙げられる。このポンプを使用することによ
り、精度よく薬液を薬液吸収材に供給できる。
【0032】次に、薬液含浸手段が薬液貯蔵部に設けら
れた小孔である場合について説明する。この場合、薬液
吸収材が該小孔に接することにより毛細管現象によっ
て、薬液が薬液吸収材に含浸されるように構成される。
すなわち、薬液吸収材を薬液吸収材通路に挿入してゆ
き、薬液吸収材と薬液の供給口となる小孔とが接触する
ように構成される。
【0033】薬液吸収材通路の内径は薬液吸収材の外径
とほぼ同じとされることが好ましい。
【0034】小孔の位置は薬液貯蔵部の底面または側面
などに設けられるのが好ましい。
【0035】前記小孔を除く薬液貯蔵部が気密に保たれ
る場合、小孔の径は特に限定されない。この場合、小孔
から内部の薬液が出ようとしても空気が代わりに入いり
にくいため、待機時の小孔からの薬液の垂れ落ちが生じ
にくいが、好ましくは、小孔の径は0.1〜10mmで
ある。小孔の径が0.1mmよりも小さいと操作時に薬
液の薬液吸収材への含浸が速やかに行われない可能性が
あり、10mmよりも大きいと薬液貯蔵部内部に空気が
入り待機時に薬液が流れ出る可能性がある。より好まし
くは0.3〜5mmである。適宜、内部は常圧に保たれ
るように構成するのが好ましい。
【0036】薬液貯蔵部が気密に保たれない場合、前記
小孔の径は0.01〜1mmであることが好ましい。こ
の場合、小孔の径が0.01mmよりも小さいと操作時
に薬液の薬液吸収材への含浸が速やかに行われない可能
性があり、1mmよりも大きいと待機時に薬液が流れ出
る可能性がある。より好ましくは、0.05〜0.5m
mである。
【0037】次に、薬液含浸手段が、薬液貯蔵部と薬液
吸収材通路とをつなぐ薬液流路内に設けられた少なくと
も1つ以上の薬液溜めを備える回転体である場合につい
て説明する。この場合、薬液溜めは1つ以上、いくつ設
けられてもよい。例えば、回転角180度では、薬液溜
めは2つ、回転角90度では、薬液溜めは4つとなる。
該回転体の回転動作はセンサーにより作動されるのが好
ましい。薬液溜めが回転体に2つ以上設けられると、薬
液溜めへの薬液の供給と、薬液吸収材への薬液含浸の2
つの操作を同時に行うことができる。なお、この場合、
上記薬液流路と回転体は薬液が洩れないように接してい
る。
【0038】本発明の薬液含浸方法は、上記の薬液含浸
装置を用いる薬液含浸方法であって、薬液吸収材を薬液
吸収材通路に挿入することにより、薬液含浸装置の薬液
含浸手段を介して薬液吸収材に薬液を含浸させる。すな
わち、本発明の薬液含浸方法によると、薬液貯蔵部と薬
液吸収材通路とに接続された薬液含浸手段からなる薬液
含浸装置を用いており、薬液吸収材を薬液吸収材通路に
挿入することにより、薬液含浸手段を介して薬液吸収材
に薬液を含浸させるので、薬液を薬液吸収材に容易に簡
便に速やかに含浸させ得、かつ衛生的に作業できる。
【0039】本発明の薬液含浸方法は、前記薬液吸収材
が綿棒である場合に特に効果的に適用される。綿棒は、
薬液含浸部や薬液を塗布する箇所に手を触れることなく
操作できるため極めて衛生的である。
【0040】上記綿棒は、綿球部と軸部よりなるが、そ
の材質は限定されず、例えば、綿球部の材質は前記薬液
吸収材の材質と同様、軸部の材質は前記把持部の材質と
同様のものが挙げられる。
【0041】綿球部の形状や大きさは特に限定されず、
使用目的に合わせて選定される。形状は、例えば、球
形、円筒形、平板形などが挙げられ、球形の変形体とし
て断面形状が楕円のものが多く使用される。これは、繊
維を巻き付けたもの、帯状の不織布をロール状に巻き付
けたもの、型抜きされた一体ものや成形品であってもよ
い。綿球の大きさは、所定量の薬液を皮膚に塗布できれ
ばよく、使用目的に合わせて設定して差し支えない。消
毒薬の場合、好ましくは、長さ10〜30mm、最大径
3〜20mm、重量0.01〜0.3gである。
【0042】軸部は、形状、大きさともに特に限定され
ない。使用に影響なくしっかりと把持できれば問題な
い。形状としては、例えば、円柱、楕円柱、角柱などが
挙げられる。大きさとしては、例えば、使い勝手から好
ましくは長さ20〜200mm、外径1〜5mmであ
る。軸部には綿球を固定するための滑り止めを施しても
よい。一般に、綿球部と軸部は接着剤を用いて固定する
が、熱融着や一体成形で作られてもよい。固定方法はこ
れらに限定されない。綿球部が繊維を巻き付けたような
繊維集合体である場合、表面のけば立ち防止や繊維の抜
け落ち防止のために表面を例えば、カルボキシメチルセ
ロースナトリウムなどの接着剤等でコーティングしても
よい。
【0043】
【実施例】本発明の実施例を以下に示すが、本発明は、
これのみに限定されない。 (実施例1)実施例1の薬液含浸方法の概念図を図1お
よび図2に示した。薬液含浸装置は、薬液貯蔵部1と薬
液吸収材通路2とに接続された薬液含浸手段からなり、
薬液含浸手段は、薬液流路4および該流路4を開閉可能
な遮蔽材3とからなる。薬液貯蔵部1には、薬液6が貯
蔵されている。薬液吸収材通路2の奥には、ばねからな
る弾性体5が設けられている。薬液吸収材7としては綿
棒を使用した。
【0044】薬液吸収材7が薬液吸収材通路2に挿入さ
れるまでは、図1のように遮蔽材3で薬液流路4が閉じ
られている。図2のように、薬液吸収材7が挿入され、
薬液供給口となる薬液流路4に到達すると、遮蔽材3は
押しこまれて薬液6が薬液吸収材7に供給される。薬液
吸収材7の挿入時間は、薬液吸収材通路2の奥の遮蔽材
3に到達して押し切った状態を感じたら薬液吸収材7を
引き抜くことにより適量の薬液6が薬液吸収材7に含浸
される。薬液吸収材7を引き抜くことにより遮蔽材3は
弾性体5の復元力でもとの位置に戻り薬液流路4を塞
ぐ。この場合、綿棒等の薬液吸収材7への所望の薬液含
浸量に合わせて薬液吸収材7の挿入時間は、適宜調節さ
れて構わない。
【0045】(実施例2)実施例2の薬液含浸方法の概
念図を図3および図4に示した。薬液含浸装置は、薬液
吸収材(綿棒)7が挿入されたことの感知手段としてセ
ンサー8が使用されたこと、遮蔽材3aとして平板状の
ものが使用されたこと、および弾性体5が設けられてい
ないこと、などの他は、実施例1と同様である。
【0046】薬液吸収材7が薬液吸収材通路2に挿入さ
れるまでは、図3のように遮蔽材3aで薬液流路4が閉
じられている。図4のように、薬液吸収材7が挿入さ
れ、薬液供給口となる薬液流路4に到達すると、センサ
ー8が薬液吸収材7を感知すると共に、遮蔽材3aが開
いて薬液6が薬液吸収材7に供給される。センサー8が
薬液吸収材7を感知してから一定時間の後、遮蔽材3a
は、元の位置にもどり薬液流路4を閉鎖する。薬液流路
4の開放時間は、薬液吸収材7への所望の薬液吸収量に
合わせて調節できる。この場合、薬液流路4の閉鎖の方
法は、センサー8が薬液吸収材7の挿入を感知してから
一定時間後という設定の他に、薬液吸収材7の引き抜き
をセンサー8が感知して遮蔽材3aを閉じるようにする
こともできる。
【0047】(実施例3)実施例3の薬液含浸方法の概
念図を図5〜7に示した。薬液含浸装置は、図5に示す
ように薬液流路4に2つの遮蔽材3b、3cが設けら
れ、遮蔽材3bと遮蔽材3cにより薬液流路4に薬液溜
め9が形成されていることの他は、図3の薬液含浸装置
と実質的に同様である。図6のように、薬液吸収材(綿
棒)7が薬液吸収材通路2に挿入されて所定の位置に達
してセンサー8に感知されると、遮蔽材3bが開いて薬
液溜め9に溜められていた薬液6が供給され薬液吸収材
7に含浸される。センサー8が薬液吸収材7の挿入を感
知してから一定時間の後、遮蔽材3bは元の位置にもど
り、薬液流路4(薬液溜め9)を閉鎖する。薬液流路4
(薬液溜め9)の開放時間は、薬液吸収材7への所望の
薬液吸収量に合わせて調節される。薬液流路4(薬液溜
め9)の閉鎖の方法は、センサー8が薬液吸収材7の挿
入を感知してから一定時間後という設定の他に、薬液吸
収材7の引き抜きをセンサー8が感知して遮蔽材3bを
閉じるようにすることもできる。遮蔽材3bが閉じられ
た後、図7のように、他の遮蔽材3cが開かれ、薬液溜
め9に薬液6が送りこまれる。薬液溜め9への薬液6の
供給が完了すると遮蔽材3cが閉じられ、次の薬液吸収
材7の挿入に備えられる。薬液6が含浸した薬液吸収材
7は引き抜かれて使用される。
【0048】(実施例4)実施例4の薬液含浸方法の概
念図を図8に示した。薬液含浸装置は、薬液流路4と薬
液吸収材通路2の間に、薬液貯蔵部1より、薬液吸収材
通路2内の薬液吸収材(綿棒)7に薬液6を圧送するポ
ンプ10が設けられたこと、遮蔽材3aがないことの他
は、図3の薬液含浸装置と実質的に同様である。この薬
液含浸装置を用いた薬液含浸方法では、薬液吸収材7が
薬液吸収材通路2に挿入され所定の位置に到達したこと
をセンサー8が感知すると、ポンプ10が作動しポンプ
10から薬液6が圧送され一定量の薬液6が薬液吸収材
7に供給される。一定量の薬液6が薬液吸収材7に供給
された後、ポンプ10が停止される。薬液6が含浸した
薬液吸収材7は引き抜かれて使用される。
【0049】(実施例5)実施例5の薬液含浸方法の概
念図を図9および図10に示した。薬液含浸装置は、薬
液貯蔵部1と薬液吸収材通路2とに接続された薬液含浸
手段からなり、薬液含浸手段は、薬液貯蔵部1の底部に
設けられた小孔11である。小孔11の径は0.5mm
に設定されており、待機時においても薬液貯蔵部1中の
薬液6は漏洩しない。薬液貯蔵部1の形状等により小孔
の大きさは適宜調節されてよい。薬液吸収材通路2は薬
液吸収材(綿棒)7の外径とほぼ同じ径とされ、薬液吸
収材(綿棒)7が挿入された際に、綿球が小孔11に密
着するようにされている。また、この例では、薬液貯蔵
部1と薬液吸収材通路2とは、一体に構成されている。
【0050】この薬液含浸装置を用いた薬液含浸方法で
は、図10のように薬液吸収材7が挿入され小孔11の
位置に到達すると、小孔11を通じて薬液6が薬液吸収
材7に吸収される。また、薬液吸収材通路2の奥には、
薬液吸収材7が薬液吸収材通路2に挿入され所定の位置
に到達したことを感知するセンサー8が設けられてもよ
い。センサー8が薬液吸収材7を感知してから一定時間
の後、薬液吸収材7を薬液吸収材通路2外へ引き出す機
構(図示省略)が働き、所定量の薬液6が吸収された薬
液吸収材7が引き抜かれて使用されてもよい。
【0051】(実施例6)実施例6の薬液含浸方法の概
念図を図11および12に示した。薬液含浸装置は、薬
液貯蔵部1と薬液吸収材通路2とに接続された薬液含浸
手段からなり、薬液含浸手段は、薬液貯蔵部1と薬液吸
収材通路2とをつなぐ薬液流路4内に設けられた、1つ
の薬液溜め12aを備える回転体12から形成されてい
る。該回転体12は、円筒体の中央部に薬液溜め12a
になる凹みが1ケ所設けられた形状である。
【0052】この薬液含浸装置を用いた薬液含浸方法で
は、図12に示すように、薬液吸収材7が挿入されたこ
とをセンサー8が感知すると、回転体12が180度回
転し薬液溜め12aが薬液吸収材7の上方に位置するよ
うにされ、薬液溜め12a中の薬液6が薬液吸収材7に
含浸される。次に、薬液吸収材7が引き抜かれたことを
センサー8が感知すると、回転体12が再び180度回
転し薬液溜め12aが薬液貯蔵部1の下方に位置するよ
うにされ、薬液貯蔵部1中の薬液6が薬液溜め12aに
供給される。
【0053】上記の回転体12に設けられる薬液溜め1
2aは、1つに限らず、複数個設けられてよく、例え
ば、図13(イ)に示した回転体12Aのように180
度間隔で2つ、図13(ロ)に示した回転体12Bのよ
うに90度間隔で4つ設けられたものなどが挙げられ
る。
【0054】(実施例7)実施例7の薬剤含浸方法の概
念図を図14に示した。これは市販のボトル入り薬液を
薬液貯蔵部に注ぎ入れることなく、ボトルのまま衛生的
に使用できるようにしたものである。一例として、ネジ
式のキャップで密封されているボトルを使用して説明す
る。ボトル13のネジ式キャップをはずし、それに合う
ネジをもつジョイント14にネジではめて、薬液含浸装
置本体15にセットする。このジョイント14には小孔
11が付設されており、実施例5と同様に薬液吸収材
(綿棒)7に薬液6が含浸される。この例の方法は、ボ
トルがそのまま使用できるように、薬液含浸装置本体に
ジョイントを設けることにより前記の実施例1〜4およ
び6にも適用できる。
【0055】(実施例8)図15は、本発明の薬液含浸
方法に用いられる薬液含浸装置の一例の外観を示す斜視
図である。薬液含浸装置が組み込まれた本体ケース16
の上面に、薬液貯蔵部への薬液補給口17が設けられ、
本体ケース16の側面に薬液吸収材挿入口18と薬液残
量インジケーター19が設けられている。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の薬液含浸方法は、例え
ば、消毒薬などの薬液を綿棒等の薬液吸収材に容易に簡
便に速やかに、しかも使用時に衛生的に含浸させること
ができる薬液含浸方法である。従って、頻繁に行われる
医療現場での薬液の塗布操作には、極めて好適に使用で
きる。本発明によれば、使い勝手のよい薬液塗布用の薬
液吸収材を提供するために、新規に薬液を含浸した薬液
吸収材や用時薬液含浸のためのメカニズムを有する製品
を開発したりする必要がなく、既存の薬液や薬液吸収材
そのものを使用して使い勝手を向上することが可能であ
る。
【0057】請求項2記載の薬液含浸方法は、上記請求
項1記載の薬液含浸方法の効果の全てを奏すると共に、
この方法によると、薬液を薬液吸収材に、特に容易、簡
便、速やかに含浸させることができる。
【0058】請求項3記載の薬液含浸方法は、上記請求
項1記載の薬液含浸方法の効果の全てを奏すると共に、
この方法によると、薬液を薬液吸収材に特に定量的に含
浸させることができる。
【0059】請求項4記載の薬液含浸方法は、上記請求
項1記載の薬液含浸方法の効果の全てを奏すると共に、
この方法によると、薬液を薬液吸収材に、特に容易、簡
便、速やか、かつ定量的に含浸させることができる。
【0060】請求項5記載の薬液含浸方法は、上記請求
項1記載の薬液含浸方法の効果の全てを奏すると共に、
この方法によると、薬液を薬液吸収材に、特に簡便に含
浸させることができる。
【0061】請求項6記載の薬液含浸方法は、上記請求
項1記載の薬液含浸方法の効果の全てを奏すると共に、
この方法によると、薬液を薬液吸収材に、特に容易、簡
便、速やか、かつ定量的に含浸させることができる。
【0062】請求項7記載の薬液含浸方法は、薬液吸収
材として綿棒を使用する際に、上記請求項1〜6のいず
れか1項に記載の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の薬液含浸方法を説明するための断面
図。
【図2】実施例1の薬液含浸方法を説明するための断面
図。
【図3】実施例2の薬液含浸方法を説明するための断面
図。
【図4】実施例2の薬液含浸方法を説明するための断面
図。
【図5】実施例3の薬液含浸方法を説明するための断面
図。
【図6】実施例3の薬液含浸方法を説明するための断面
図。
【図7】実施例3の薬液含浸方法を説明するための断面
図。
【図8】実施例4の薬液含浸方法を説明するための断面
図。
【図9】実施例5の薬液含浸方法を説明するための断面
図。
【図10】実施例5の薬液含浸方法を説明するための断
面図。
【図11】実施例6の薬液含浸方法を説明するための断
面図。
【図12】実施例6の薬液含浸方法を説明するための断
面図。
【図13】回転体の他の例を示す断面図。
【図14】実施例7の薬液含浸方法を説明するための断
面図。
【図15】薬液含浸装置の一例の外観を示す斜視図。
【図16】薬液吸収材の一例を示す図。
【符号の説明】
1 薬液貯蔵部 2 薬液吸収材通路 3、3a、3b、3c 遮蔽材 4 薬液流路 5 弾性体 6 薬液 7 薬液吸収材 8 センサー 9 薬液溜め 10 ポンプ 11 小孔 12、12A、12B 回転体 13 ボトル 14 ジョイント 15 薬液含浸装置本体 16 本体ケース 17 薬液補給口 18 薬液吸収材挿入口 19 薬液残量インジケーター 20 薬液吸収材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬液貯蔵部と薬液吸収材通路とに接続さ
    れた薬液含浸手段からなる薬液含浸装置を用いる薬液含
    浸方法であって、 薬液吸収材を薬液吸収材通路に挿入することにより、薬
    液含浸手段を介して薬液吸収材に薬液を含浸させること
    を特徴とする薬液含浸方法。
  2. 【請求項2】 前記薬液含浸手段が、薬液貯蔵部と薬液
    吸収材通路とをつなぐ薬液流路と、薬液吸収材の薬液吸
    収材通路への挿入・排出操作によって該薬液流路が開閉
    される遮蔽材とからなることを特徴とする請求項1記載
    の薬液含浸方法。
  3. 【請求項3】 前記薬液含浸手段において、前記流路
    に、開閉可能な少なくとも2つの遮蔽材が設けられるこ
    とにより少なくとも1つの薬液溜めが形成され、 薬液吸収材の薬液吸収材通路への挿入操作によって薬液
    吸収材に最も近い遮蔽材が開き所定量の薬液が薬液吸収
    材に含浸され、次に前記遮蔽材が閉まり、代わって薬液
    貯蔵部側の遮蔽材が開いて所定量の薬液が薬液溜めに供
    給されるように構成されていることを特徴とする請求項
    2記載の薬液含浸方法。
  4. 【請求項4】 前記薬液含浸手段が、薬液貯蔵部より、
    薬液吸収材通路内の薬液吸収材に薬液を圧送するポンプ
    であることを特徴とする請求項1記載の薬液含浸方法。
  5. 【請求項5】 前記薬液含浸手段が薬液貯蔵部に設けら
    れた小孔であり、薬液吸収材が該小孔に接することによ
    り、薬液が薬液吸収材に含浸されるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の薬液含浸方法。
  6. 【請求項6】 前記薬液含浸手段が、薬液貯蔵部と薬液
    吸収材通路とをつなぐ薬液流路内に設けられた、少なく
    とも1つ以上の薬液溜めを備える回転体から形成され、 薬液吸収材の薬液吸収材通路への挿入操作によって、前
    記回転体が回転し、薬液貯蔵部側で薬液が供給された薬
    液溜めが薬液吸収材側に回転移動し、薬液溜めの薬液が
    薬液吸収材に含浸されることを特徴とする請求項1記載
    の薬液含浸方法。
  7. 【請求項7】 前記薬液吸収材が綿棒であることを特徴
    とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の薬液含浸方
    法。
JP10004159A 1998-01-12 1998-01-12 薬液含浸方法 Withdrawn JPH11197181A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114259625A (zh) * 2021-12-10 2022-04-01 武汉佰起科技有限公司 一种适用于身体治疗的注射器

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