JP2011504771A - 医療装置を濡らすための組立体 - Google Patents

医療装置を濡らすための組立体 Download PDF

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Abstract

医療装置を濡らすための組立体が提供される。前記組立体は流体媒体用コンパートメントと医療装置用パッケージを有する。前記コンパートメントと前記パッケージは分離要素であり相互に結合される。前記コンパートメントからの出口は、前記パッケージへの入口に接続できるように移動可能であって、これにより流体のための連通が確立する。このようにして医療装置を湿潤することができる。流体媒体に過酸化水素などの抗菌剤を含ませてよい。医療装置は導尿カテーテルであってよい。また、そのような組立体を製造するための方法、それを使用する方法が提供される。

Description

本発明は、抗菌剤を含み得る流体媒体を使って医療装置を濡らす組立体に関する。その組立体は、導尿カテーテルを湿潤させるために使用することも可能である。
導尿カテーテルは間欠的カテーテル法として広く使用され、特に介護人が間欠的カテーテル法を実施するような手術方法や、ユーザが膀胱の制御ができなくなるような脊髄損傷に関連して使用されている。尿道壁への損傷危険を低減するために、カテーテルは通常、カテーテルの表面に非常に低い摩擦を与えるようなコーティングが施される。 通常、このコーティングは、生産段階か使用直前においてコーティングに流体媒体(例えば、水道水や滅菌水)を付与することにより活性化される。仮に使用直前にコーティングが活性化されるならば、流体媒体を医療装置を伴うコンパートメントに設け、以て医療装置のためのパッケージと流体媒体のためのコンパートメントを有する組立体を形成してよい。そのような組立体は、例えばWO2006/092150に示されている。本特許出願は、機器上に流体媒体を放出することよって医療装置、特に導尿カテーテルを下処理する組立体を提供する。機器はパッケージの中に梱包され、パッケージはコンパートメントに閉じ込められた流体媒体を収容する。DE10334372は、液体によって活性化できるコーティングが付与されかつ人間や動物の体へ挿入される管と、消毒剤を液体中に溶けた状態で含むことにより液体を収容するコンパートメントとを有する尿回収用カテーテルシステムを提供している。
カテーテルユーザの何人かは頻繁に尿路感染症(UTI)にかかり、その内30%は年3回以上尿路感染症にかかり、10%は年6回以上尿路感染症にかかる。
感染危険を低減するため、流体媒体のみならず医療装置も殺菌処理される場合がある。流体媒体にとってこの事は、流体媒体が医療装置と共に組立体に包装済みである場合、特にあるケースである。滅菌処理法に従って医療装置と流体媒体を別々に殺菌でき、次いで医療装置を含む閉鎖パッケージと、流体媒体を含む閉鎖コンパートメントとを相互に取り付け可能であることは有益である。この場合、流体媒体を含むコンパートメントと医療装置を含むパッケージとの間で接続の必要性を残すことになる。
しかしながら、カテーテル使用の直前に抗菌性合成物を添加することによって尿路感染の危険を更に低減させる必要がある。
本発明は、流体媒体用コンパートメントと医療装置用パッケージを有する医療装置を濡らすための組立体に関係する。前記コンパートメントと前記パッケージは夫々別々の要素ではあるが、これらの要素はコンパートメントの出口がパッケージへの入口と接触していない位置から前記入口と接触する位置に向かって移動できるように相互に対し結合される。 後者位置、即ち使用位置において、流体がコンパートメントからパッケージ内へ流動できるようになっている。
前記コンパートメントの出口の移動は、もう一方の位置へ向かう変位や旋回や移動を含め、様々な方法でなされるようにしてよい。
又、本発明はそのような組立体を製造する方法と、それを用いてカテーテルを濡らす方法に関係している。
本発明の第一の特徴において、発明は、流体媒体用コンパートメントと医療装置を収容するパッケージを有して医療装置を濡らすための組立体であって、前記パッケージと前記コンパートメントは相互に結合される別々の要素であり、コンパートメントからの出口が、パッケージへの入口に対して非接触の貯蔵位置からパッケージへの入口と接触する使用位置へ移動可能であり、前記出口とパッケージ入口との接続によって、コンパートメントとパッケージとの間の流体流れ供給手段を介してコンパートメント内の流体とパッケージ内部との間に連通が成立することを特徴とする組立体に関する。
貯蔵位置において入口と非接触状態にある出口は、組み立て、格納時及び使用に先立って、流体媒体が時期尚早及び偶然にパッケージの中に進入するのを防ぐ。ユーザは、積極的に出口を入口と接触する位置に移動しなければならず、これがなされた時だけ流体はパッケージ内に流動可能となる。これは又、コンパートメントとパッケージの間の結合が流体接触を提供する接続と異なるため、製造上の利点をもたらす。このことは、そのような接続により流体連通を提供する必要性を尊重することなく、この結合が可能であることを意味する。
コンパートメントはパッケージとは別の要素である。従って二つの別々の要素は別々に製造され、閉止されて、殺菌消毒することができる。組立体が組み立てられて二つの要素がお相互に結合される―コンパートメントはパッケージ内に導入されない。これは、どちらかの部品の滅菌性に妥協することなく、或いは無菌室の外側において組立体を組み立てることが可能であること意味する。その結果として、パッケージ内へのバクテリア侵入や医療装置のバクテリアとの接触の危険性を最小限にする。更に地域配給センターサイドで、例えば、カテーテル型滅菌流体を個別に組み立てることが可能になるかも知れない。
流体媒体は、水や例えば0.9%生理食塩水のような食塩溶液でよい。実施形態では、それは過酸化水素などの抗菌剤を含んでよい。過酸化水素の使用は医療装置に対し抗菌作用をもたらし、伝染病予防を補助することになる。
一般に、パッケージに含まれる医療装置はパッケージの長手方向を形成する。
“移動可能な出口”の意味は、可動コンパートメント上に出口が配置されるというだけでなく、それ自体可動であることを含む。
実施形態では、出口はパッケージの長手方向に移動可能であり、貯蔵位置と使用位置との間の移動は、前記出口によって貯蔵位置と使用位置との間で移動する最短距離として測定した場合、少なくとも1cmである。
別実施形態では、貯蔵位置における前記出口が前記入口を避けるように対面し、使用位置における出口が入口と対面するように出口は移動可能である。前記出口の面は、流体が流出する方向に対し略垂直である。この実施形態では、前記出口はパッケージの長手方向に大まかに配置してよく、或いは長手方向に平行な面内に配置されてよい。
出口は又、貯蔵位置から使用位置への出口の動きが円弧を描くように移動してよい。円弧を描く前記出口は、枢軸運動または円の中心を中心にする運動を行う出口に対応する。例えば、この中心はヒンジ要素によって形成される。そのような実施形態では、出口の移動は、貯蔵位置と使用位置間で出口が移動する最短距離として形成される2mmに相当する小さい動きである。
もう一つの実施形態は、貯蔵位置から使用位置への前記出口の移動が横方向の運動となるような可動出口に関係する。横方向の運動または移動の意味は、パッケージの長手方向によって形成される軸に対し垂直な平面内での運動または移動である。
しばしば、出口は円形平面を形成する。更に、別の運動パターンは、円形の出口平面がパッケージの長手方向に形成される軸に沿って移動する際に、その平面がパッケージの長手方向に形成される軸に平行に保持されるようなパターンである。
偶然、パッケージの入口に出口が繋がってしまい、結果として時期尚早にカテーテルが濡れてしまうことに対して、これらの実施形態の全てが高い安全性を提供する。
全ての運動パターンに共通することは、コンパートメントとパッケージとの間のジョイントからの運動パターンの分離である。これにより、前記出口の動きと異なる運動がパッケージへのコンパートメントの結合を作る。これにより、製造中において結合運動が継続し、結果的にコンパートメントのシールを破壊してしなうような危険が最小化される。
貯蔵位置は、コンパートメントの出口とパッケージへの入口はお相互に連結されないがコンパートメントとパッケージは一緒に結合されるような位置として形成される。それは組立体が製造後であって使用前に保管される位置に対応する。使用位置は、コンパートメントの出口とパッケージへの入口は相互に連結され、以てコンパートメントとパッケージ内部間に流体連通するような位置として形成される。
仮に、出口と入口との間の接続部がかなり小さい場合、パッケージ内空気とコンパートメント内流体間の交換がないために、コンパートメント内の流体はパッケージに入ることができない。このため、流体流れを提供するための手段が設けられる。これらの手段は、空気がコンパートメントに流入し、コンパートメント外への流体の強制を助けるように、コンパートメントの何処に設けられてよい空気チャンネルを備えてよい。流体は又、外力をコンパートメントに付与することによりコンパートメントから絞り出される。これは、出口・入口間の接続時に、空気は流体によって交換されてよいことを示唆している。パッケージは又、流体の進入に応じてパッケージの空気をパッケージから出すための空気出口を設けてよい。さもなければ、パッケージは開口して、流体がパッケージに進入するのに従ってパッケージ外に出る空気流を提供するようにしてよい。一実施形態において接続部は、例えば流体チャンネルと空気チャンネルを有する二重内孔管の形態の空気・流体交換手段を備える。空気チャンネルが十分小さいときには、流体が空気チャンネルを介して流れるのを防止することができる。その際、流体はより大きい流体チャンネルを介して流れ、流体流入に伴い空気はより小さい空気チャンネルを介して流出する。空気チャンネルの最大サイズはコンパートメントの構成、即ち、圧力を出口に供給するために、どれくらい高い液体コラムがコンパートメント内で形成されるかに依存する。それは又、どの流体が使用されているかということと、二重内孔管に使用される材料の表面張力に依存する。
本発明の実施形態では医療装置はカテーテルであり、関連する実施形態では導尿カテーテルである。導尿カテーテルに関して滅菌処理は重要であって、通常尿のカテーテルは使用に先立って濡らされなければならない。これらの要件は、導尿カテーテルとの関係で上述したタイプの組立体を特に有用なものにする。抗菌剤を含む流体媒体が尿路感染を防ぐのを助けるかもしれないので、流体媒体の中の抗菌剤は導尿カテーテルに関して特に興味深い。本出願を通してカテーテルは、パッケージへの入口近傍に遠位端(コネクタエンド)を配置するものとして記載されている。しかしながら、それは又、パッケージへの入口近傍に近位端(挿入端)を配置してよい。
医療装置には親水性塗膜を設けるようにしてよい。湿気はコーティングを膨らますので、親水性塗膜は湿気に敏感である。−故に、親水性塗膜を設けた直後に、医療装置を、閉止されたパッケージの中に入れることができることは有利なことによりある。医療装置用パッケージを流体用コンパートメントから分離することは、この早期パッケージ化を可能にする。
一実施形態では、流体媒体のためのコンパートメントは射出成形された要素から作られる。この場合、有用な材料は一般にポリオレフィン系であり、特にPP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)・ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)系材料、PC(ポリカーボネート)、シリコーン・スチレンベース材料が有効である。射出成形された要素は比較的剛性のある要素を提供する。これは、仮にコンパートメントが組立体取り扱いの間、押圧されたり旋回されるような場合、有利である。更に、用途によって、例えば保管や製造中に僅かな圧力がコンパートメントにかかるときでさえも、コンパートメントは自立可能な状態でなければならない。このような場合に、剛性コンパートメントは又、有利である。最終的に、コンパートメントは他の要素によって少なくとも部分的に包囲される必要があり、或いは他の要素の上に置かれるかもしれない。それ故、自立可能であることが要求される。
別の実施形態では、コンパートメントはフォイル要素として作られる。そのような要素は、アルミニウム、PETP(ポリエチレンテレフタレート)、LDPE(低密度ポリエチレン)、HDPE(高密度ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PVC(ポリ塩化ビニル)、PA(ポリアミド)、PET(非晶性ポリエステル)及び表面処理ペーパのような材料から作られる。仮にコンパートメントがフォイル要素として作られるならば、要求流体量と同じくらいの空間を占有するだけなので、梱包や保管が簡単になる。幾つかの実施形態では、コンパートメントは、コンパートメントから流体が流出するように圧搾可能でなければならない。これらの実施形態ではフォイル要素が同様に好適である。
コンパートメントは又、射出成形要素からなるフレーム上のフォイル要素として作られるか、或いは二成分成形法によって作られる場合もある。これらの場合、上記材料を組み合わせたものが使用される。
幾つかの実施形態においては、コンパートメントは破裂可能な袋を有する。そのような構造は、コンパートメントにフォイルで覆われた開口出口を設けるような場合において有効となる。その場合、フォイルは取り除かれるかもしれないが、破裂可能な袋に圧力がかかるまで流体はコンパートメント内に収容される。
医療装置のためのパッケージは、管部材を押出すことによって有利に作られてよい。その場合、最終的なパッケージを形成するため端部を閉鎖する必要がある。PVC、PU、シリコーン又はスチレンベース材のような材料はこの用途に適している。或いは、パッケージを、フォイル側部に沿って溶接したフォイルによって作ってよい。この目的のため、アルミニウム、PETP(ポリエチレンテレフタレート)、LDPE(低密度ポリエチレン)、HDPE(高密度ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PVC(ポリ塩化ビニル)、PA(ポリアミド)、PET(非晶性ポリエステル)及び表面処理ペーパのような材料が適当である。しかしながら、パッケージを作る別の方法が射出成形法であってよい。これに適する材料は、一般にポリオレフィン系であり、特にPP(ポリプロピレン)・ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)系材料、PC(ポリカーボネート)、シリコーン・スチレンベース材料が適当である。最後に、かかる材料はパッケージの一部を作るための一材料と別の部分を作るための別材料を含んだ二成分成形法によって作ることも可能である。
上述したパッケージの二成分成形は入口を保護し、かつシーリング(sealing)作用のため使用される。何故なら、前記入口を含んだパッケージ部分はかなり剛性ある材料によって作られ、医療装置の残部の被覆にはもっと柔軟(flexible)な材料が使用できるからである。仮に、前記入口がソケットの形態をとるなら、外部からの圧力を被った際に破壊してしまう可能性がある。剛性材料からなる入口を含んだパッケージ部分を作ることは、このような入口の破壊を回避できる。しかしながら梱包目的という点では、パッケージの一部分が柔軟であることは、相互に隣接する組立体同士の密な梱包が可能になるので有利である。パッケージに対し前記入口を保護する別の方法は、二つの部分からパッケージを作り、その後、部分同士を一緒に合わせることにより可能である。この際、剛性部分は射出成形され、より柔軟な部分は、パッケージの残部を形成するために溶接されるフォイルとなるかもしれない。
パッケージ・コンパートメント間のジョイントは、固定アタッチメントとして作ることが可能であり、着脱自在ジョイントやヒンジ手段を有してよい。固定アタッチメントは、溶接、スポット溶接及び連続溶接のいずれか、接着、クリック接続又は縫合の内、いずれの形態であってよいので、非常にシンプルかつ容易に製造される。
仮にジョイントがヒンジ手段を有する場合、通常のヒンジピンとヒンジフランジの形態をとってよい。これは強くて長持ちするヒンジ関節を提供する。ヒンジ手段は又、フォイルヒンジや、ヒンジにある材料を周囲の材料より薄くすることによって作られるヒンジを有してよい。最後に、ヒンジは、一方の部品が溝を有し、他方の部品がヒンジピンを有するようなクリック接続により提供されてよい。二つの部品は共にスナップ式に留められ、相互に対し旋回可能である。
ジョイントは又、パッケージからコンパートメントを取り外し、同コンパートメントを別の位置にあるパッケージに取り付けることを想定したジョイントを有するかもしれない。このためジョイントは、ねじ式接続の形態やバイオネット(bayonet)接続、或いはルアー(luer)やスナップ式のような圧力嵌め結合の形態であってよい。そのようなジョイントは、流体が医療装置を濡らすために使用されたる場合、この流体をコンパートメント内に再び還流させるのに特に有用である。パッケージが開口時に流体はほとんど使い果たされた状態にあるために、流体を流出させる危険はほとんどない。
一実施形態において、ジョイントはコンパートメント内流体に圧力を加えるための旋回プランジャを有する。手先が不器用な人々にとって旋回プランジャは非常に使い易い。何故なら、コンパートメントに保有される流体に圧力を加えるときとか、コンパートメントから流体を抜く際には、彼らはこれらの作業を補助するために前記プランジャをレバーとして使用できるからである。コンパートメントが破裂に適した袋を有する場合には、プランジャによって加えられた圧力により比較的容易に袋が破裂する。
前記出口と前記入口は、使用位置で接続するように配置される。これは、組立体の前記出口と前記入口が整列位置にあることを意味する。
出口と入口との接続は、例えばソケットに接続されるテーパ付き蛇口のような摩擦嵌めカップリングの形態であってよい。これは確実な接続を提供し、蛇口とソケットのテーパ形態により、接続部からの流出が回避される。出口と入口が接続されている間は、接続部における摩擦嵌めによって両者は分離しない。
前記出口と前記入口との接続は又、例えばホックのようなスナップ式カップリングの形態をとってよい。スナップ式カップリングは出口・入口間に非常に良い密封性を提供する。それは又、前記出口・入口間に非常に迅速かつ信頼性の高い接続形態を提供する。
別の実施形態では、前記出口と入口との接続は、スパイク要素と破裂可能薄膜の形態であり、薄膜は脆弱点を提供する効果をもつ。入口における脆弱点は、材料のより薄い部分により提供されてよく、或いはパッケージの残部より柔軟な別の材料片として提供されてよい。そのようなスパイク要素を使用することによって、出口・入口間に接続部を形成するのは非常に容易である。これにより前記出口と前記入口を完全に整合する必要性がなくなる。何故なら脆弱点の寸法が、貫通に対する所定のマージンをスパイク要素に与えるからである。
別の実施形態では、コンパートメントからの出口は、流体チャンネルと空気チャンネルを備えた二重内孔管を有する。パッケージへの入口は脆弱点となり得る。仮に内孔管の一端が所定角度で切欠かれ、面取り端を提供する場合には、二重内孔管はスパイク要素として機能する。ユーザは出口と入口近傍の領域で二つの部品(コンパートメントとパッケージ)を一緒に押すだけでよい。そうすれば流体はコンパートメントからパッケージの内部へ流入する。
更に別の実施形態では、パッケージへの入口は、流体チャンネルと空気チャンネルを有する切欠いた二重内孔管からなり、コンパートメントからの出口は脆弱点となる。
出口・入口間の接続を提供する別の方法は、二つの部品を密着させるべく磁石か接着剤を出口と入口に使用する。接着剤を用いる際には、出口か入口のどちらかにそれを付けさえすればよい。
この種の組立体を使用するユーザが手先が器用でない場合もあり得る。使用時に、このような組立体の保持を補助のために、把持部材を設けてよい。そのような把持は穴の形をとることも可能であり、フォイルコンパートメントの場合、コンパートメントを穿孔し、次いで溶接してよい。仮に、コンパートメントをブロー成形や射出成形するならば、前記穴は成型品と一体の部分として作ることができる。穴は、コンパートメントの一部である必要はないが、それ自体組立体の一部であってよい。関連する実施形態として、前記把持部材は組立体に取り付けられた粘着性パッドか紐の形態であってよい。
貯蔵位置における組立体にカバーを設けてよく、同カバーは出口と入口を覆うために使用される。このカバーは二つの被覆部を有し、即ち一方が出口を覆い、他方が入口を覆うようにしてよい。使用位置においてはこれら二つの被覆部は取り外される。貯蔵位置で出口と入口を被覆部によって覆うことにより、出口と入口は使用直前の時点まで完全に無菌状態に維持される。この結果、出口から入口へ、更に入口からパッケージ内へバクテリアが運ばれることはない。これにより、パッケージに含まれる医療装置の汚染の危険は最少限にされる。
本発明の実施形態において、組立体はレールを有するジョイントを備え、レールはコンパートメントに取り付けられ、結果としてコンパートメントはレールに沿ってスライドし、コンパートメントからの出口をパッケージ入口に接続する。このスライド運動は、パッケージの長手方向を横断する方向や長手方向に平行な方向で行われてよい。スライド運動は通常、手先の不器用な人達でも比較的実行容易な運動である。何故なら、それは圧力を一方向に付与するか、或いは別の方向に引っ張るだけでよいからである。又、コンパートメントに可にあたっては、対象物、例えば、手すり、テーブル又は手洗い器を使用することも可能である。
別の実施形態において組立体は、収容要素とヒンジ要素を有するジョイントを含むジョイントを有し、コンパートメントは貯蔵位置において前記収容要素の中に収容され、使用位置においてはコンパートメントからの出口をパッケージ入口に接続するべく前記ヒンジ要素を中心に枢軸旋回する。コンパートメントが収容要素の外に旋回するや否や、手すり等を使って枢軸旋回するようにして、出口と入口が接続されるまで枢軸運動させてよい。
貯蔵位置において出口はパッケージから離れる方向を向く状態でコンパートメントが配置され、かつ使用位置において出口はパッケージ入口と接続される状態でコンパートメントが配置されるように、組立体は、二個のカップリングとして作られたジョイントを含む構成であってよい。“二個のカップリング”の意味は、コンパートメントとパッケージが夫々、二個のカップリング要素を持っている状況である。このようにして、コンパートメントにおける第一のカップリング要素が、貯蔵位置におけるパッケージの第一のカップリング要素に取り付けられ、コンパートメントの第二のカップリング要素が、使用位置におけるパッケージの第二のカップリング要素に取り付けられる。別の可能性として、パッケージに一個のカップリング要素だけ設け、コンパートメントには二個のカップリング要素を設ける場合もある。そのような実施形態では、コンパートメントにおける第一のカップリング要素が、貯蔵位置においてパッケージのカップリング要素に取り付けられ、コンパートメントの第二のカップリング要素が、使用位置においてパッケージのカップリング要素に取り付けられる。最後に、パッケージに二個のカップリング要素を設け、コンパートメントに一個のカップリング要素を設けるようにしてよい。この場合、コンパートメントにおけるカップリング要素は、貯蔵位置におけるパッケージの第一のカップリング要素に取り付けられると共に、使用位置においてはパッケージの第二のカップリング要素に取り付けられる。このカップリング要素としては、例えばネジ込み継手、スナップ式カップリング、バイオネット・カップリング、圧力嵌めカップリングなど、如何なる種類の着脱自在カップリングでもよい。
コンパートメントがそのような着脱自在カップリングによってパッケージに結合される場合、そのカップリングを、医療装置の湿潤に続いて医療装置へのアクセスに使用してよい。これにより、医療装置を取り出すためにパッケージに接近する他の手段を設ける必要がなくなる。
その他の実施形態は、ヒンジ手段を有するジョイントを備えた組立体に関係し、使用位置におけるコンパートメントとパッケージが相互に並置される。出口と入口は、使用位置においてパッケージ及びコンパートメントの相互に対面する側に配置されるようにしてよい。又、コンパートメントからの出口とパッケージへの入口は、それらが相互に対面するように、パッケージの長手方向に配置されてよい。ここで“並置”の意味は、使用位置のコンパートメントが凡そ、医療装置を含むパッケージの一側に配置されることによりある。この一般的実施形態は、貯蔵位置のコンパートメントが、パッケージの長手方向においてパッケージと並んで配置されるか、或いはパッケージの長手方向に対し所定角度で配置されるような実施形態を含む。
関連する実施形態において、前記コンパートメントと前記パッケージは使用位置において端と端とを接続して配置され、出口と入口は、使用位置においてパッケージ及びコンパートメントの相互に対面する側に配置される。これは、使用位置でのコンパートメントが、凡そ、パッケージに含まれる医療装置と同じ長手方向に配置されることを意味する。再度繰り返すが、この一般的実施形態は、貯蔵位置のコンパートメントが、パッケージの長手方向においてパッケージと並んで配置されるか、或いはパッケージの長手方向に対して所定角度で配置されるような実施形態を含む。
上記実施形態におけるヒンジ手段は、枢軸運動を含む。枢軸運動は不器用な人にとって容易なことによりある。というのは、必要とされる枢軸運動を付与するにあたってはテーブルや他の物を使用できるし、手中や手の間に組立体を捕捉することが可能でさえあれば十分だからである。幾つかの実施形態において、枢軸運動は1回の動きで複数の運動を実行すること、例えばコンパートメントを開けつつ入口・出口を相互に接続することに用いられる。
更に別の実施形態は、貯蔵位置においてコンパートメントの出口とパッケージへの入口との間に間隔を形成し、使用位置では除去される手段を含むジョイントを有する組立体に関する。この間隔は、パッケージの長手方向に対して所定角度を形成するいずれかの方向、例えば、縦方向、平行方向、横断方向であってよい。そのような間隔要素は、必要な距離を提供することに加えて、出口と入口の滅菌被覆として使用可能であり、幾つかの目的に役立つ。
組立体は又、コンパートメントからの出口を備えた接続装置を有するジョイントを含んでよい。接続装置は、コンパートメントとパッケージ間に流体接触を提供するのに適する管やロッド状部材、或いはその他の要素を有してよい。接続装置を使用することにより流体をその接続装置下方のパッケージに流入させることが可能となる。これにより接続装置を流体無しの状態に置くことができ、しかも乾燥状態での保持が容易になる。更に接続装置内部の流体によって、接続装置に取り付けられた管を介する代わりに、接続装置の側で尿が移動するようにしてよい。
別の特徴において、本発明は
−医療装置を含むパッケージを組み立て、
−前記パッケージに入口を設け、
−前記パッケージを殺菌消毒し、
−流体媒体を含むコンパートメントを製造し、
−前記コンパートメントに出口を設け、
−前記パッケージとは別に前記コンパートメントを殺菌消毒し、
−前記パッケージと前記コンパートメントとを相互に結合する、ことを含む組立体製造方法に関する。
部品の消毒が考えられる場合に、流体媒体用コンパートメントと医療装置を収容するためのパッケージを分離することは有利である。より小さい二個の容器の殺菌は、各容器の容積がかなり限られているために消毒媒体投与量の制御が簡単になる。
一実施形態において、本方法は医療装置を梱包することに関し、医療装置には親水性塗膜が設けられる。
親水性塗膜を有する医療装置がパッキング前に何らかの流体(例えば、空気中の湿気)と接触してしまうのを防ぐ必要性から、コンパートメントとパッケージを分離することは有利なことによりある。二個の容器を切り離すことによって、一箇所で医療装置を生産・梱包することができ、その後−制御された環境内で梱包する必要なく−、医療装置を含むパッケージを別の所に出荷し、そこで流体媒体を供給することが可能である。
更に、コンパートメントの出口とパッケージへの入口を通って流体が連通するので、ジョイントは、流体連通に備えるという要求なしに形成される。これは、コンパートメント・パッケージ間のジョイントが、流体連通を提供するジョイントよりも製造が容易であることを意味する。仮に、ジョイントが流体連通に備えるならば、パッケージに対するコンパートメントの強過ぎる結合により流体のための接続部に破裂を誘発させる可能性があり、結果としてカテーテルを時期尚早な状態で濡らすことにもなる。他方、ジョイントをあまりに脆弱に製造したならば、ジョイントは二つの部品を結合できないかもしれず、結果としてコンパートメントはパッケージから分離する虞がある。
前述したように、コンパートメントは、開口部が溶接或いは一緒に圧搾することにより閉鎖されるような射出成形によって提供できる。或いはコンパートメントをフォイル要素によって提供してよく、コンパートメントを構成するためフォイル要素の側部に沿って結合するようにしてよい。コンパートメントは又、要素を押し出し成形やブロー成形し、次いで端部を例えば溶接によって閉鎖することによって提供されてよい。一実施形態では、射出成形された要素からなるフレーム上のフォイル要素としてコンパートメントが作られる。その際、フレームは、PPやPE等の材料を使用した射出成形フレーム要素によって形成され、PETP、アルミニウム又はLDPEからなるフォイルがフレーム要素上に溶接される。別の実施形態では、コンパートメントは、より一層剛性あるパーツに対しより一層柔軟なパーツを成形する二成分成形法によって形成できる。その際、コンパートメント・パッケージ間の接点において密閉性を与えるべく、より一層柔軟なパーツが使用されてよい。
前記パッケージは同様の方法で提供できる。
一実施形態において、前記結合は、例えばスポット溶接や連続溶接等の溶接による。そのようなプロセスは、コンパートメントとパッケージ間に不動の取り付けを要求する実施形態に対して迅速かつ簡単に実行される。
別の実施形態では、前記結合は、例えば、ヒンジ要素を取り付けたり、ジョイントにレール要素を溶接するといった機械的手段によって実行される。
パッケージの消毒はエチレン酸化物によってなされる。或いは、例えばベータ線やガンマ線を照射することにより殺菌することが可能である。ベータ線やガンマ線による照射法では、殺菌プロセス後の気化時間を必要としないので、パッケージはすぐ送れる状態になる。
コンパートメントは又、例えばベータ線やガンマ線を照射することにより殺菌したり、或いはオートクレーブ処理により殺菌されてよい。
第三の特徴において、本発明は、共に結合した状態のコンパートメントとパッケージを含む組立体を使用して医療装置を濡らす方法を提供し、その方法は、
−コンパートメントからの出口を、パッケージへの入口に接続できる位置へ移動し、
−前記出口と前記入口を相互に接続して流体の連通を可能にする、ことを含む。
そのような方法は、医療装置を濡らす確実かつ効率的な方法を提供する。コンパートメントの出口がパッケージの入口に接続されるまで流体がコンパートメント内に留まるため、これは流体の流出の危険を低減し、或いは流体の流出を防止する。
出口の移動には上述したような、例えば長手を横切り、円弧に沿った移動する等であってよい。
一実施形態において、上記方法はさらにパッケージから気流を供給する工程を含む。気流を供給することにより、流体がコンパートメント・パッケージ間を流れるのを補助する。
パッケージからの気流流出は、パッケージを開口することによってよい。パッケージの開口部は、パッケージからのほとんど制限のない空気輸送を提供し、故にパッケージへの非常に速い流体流入を可能する。
別の実施形態では、パッケージからの気流流出は、出口・入口間の接続とコンパートメント内の空気チャンネルを介して提供される。関連する実施形態では、前記接続は空気チャンネルによって提供されてよい。幾人かのユーザは、使用に至るまでパッケージを完全に閉鎖した状態に保つことが有益であることをわかっている。これは、周囲環境からパッケージ内に某かのバクテリアが侵入するのを防ぐ。更に、カテーテルを濡らしたり、結果として湿潤状態で保持するようにしてよい。別の利点として、パッケージが未だ閉じられている間にカテーテルを濡らすような場合において別の人間が組立体のユーザを補助できる。その後、ユーザ自身がパッケージを開け、カテーテルを使用してよい。
流体は、コンパートメントを構成する袋を手で絞ることによって、コンパートメントから押し出すようにしてよい。これは、不器用な人々にとっては彼らの手、例えば手のひらを使うことにより袋自体に圧力を加えることができ、ツマミを使う必要がないため、彼らにとっては簡単に実行できる。
別の実施形態として、コンパートメントに含まれる袋をプランジャで絞ることによりコンパートメントから流体を押し出すようにしてよい。関連する実施形態では、コンパートメントに含まれる袋をヒンジフランジで絞ることによりコンパートメントから流体を押し出すようにしてよい。プランジャに圧力を付与するにあたっては脚やテーブルやアームレストを使用できるので、不器用な人でもこれを容易に実行できる。プランジャは又、レバーとして機能し、これにより付与される必要な力を最小にすることができる。出口と入口が繋がっている時だけ流体が流れるので、力を加えている間に組立体を傾斜させても流体の流出は起こらないだろう。
出口の移動は、コンパートメントをスライドすることやコンパートメントを枢軸旋回させることやコンパートメントを置き換えること、或いはコンパートメントを取り外し、次いで出口がパッケージへの入口と対面するような位置へと再び取り付けることなどから構成されてよい。先に述べたように、スライドすることや枢軸旋回、或いは置き換えは、このような動作を実行するためのツマミを不要とするので、不器用な人達にとっても実行が容易であろう。更に、上述した全ての運動を脚、テーブル、アームレスト等を使用して実行し、コンパートメントの運動の実行を補助するようにしてよい。取り外しと再取り付けにより、結果として流体を含んで完全に閉鎖した組立体を提供するが、湿潤化処理に引き続く形でその後、流体をコンパートメント内に還流させることにより、カテーテル取り外しの際にはパッケージ内に液体が存在しないようにしてよい。
医療装置を濡らす方法は更に、出口の移動の前にコンパートメント・パッケージ間に置かれた要素を取り除く工程を有してよい。これは、簡単な方法で組立体が活性化した状態にあるか否かを視覚化する。
一実施形態において、出口を移動することは、出口を備えた接続装置をコンパートメントから動かすことを含み、関連する実施形態において、前記移動はパッケージの長手方向に対し平行な面内で実施される。
1a乃至1cは本発明の実施形態を示し、コンパートメントがレールを横切ってスライドし、コンパートメントの出口とパッケージ入口とが接続する工程を示す。
2a乃至2dは本発明の実施形態を示す図であり、ヒンジは初期に貯蔵位置においてコンパートメントの下方に位置し、使用位置ではコンパートメントの上に置かれるように、コンパートメントが組立体にヒンジにより取り付けられる。
3a乃至3eは本発明の実施形態を示す図であり、出口が入口から見て外方を向くように、コンパートメントがパッケージに着脱可能に取り付けられ、その後、出口がパッケージ入口に対面するようにコンパートメントが移動させられる。
4a乃至4cは本発明の実施形態を示す図であり、コンパートメントが組立体にヒンジにより取り付けられ、次に出口がコンパートメントの側部に置かれる工程を示す。
5a乃至5cは本発明の実施形態を示す図であり、コンパートメントがレールに付けられ、かつスライドが初期にレールに沿ったコンパートメントの移動を防止する。
6a乃至6cは本発明の実施形態を示す図であり、初期に貯蔵位置にあるヒンジはコンパートメントの上に位置し、使用位置ではコンパートメントの下方に置かれるように、コンパートメントが組立体にヒンジにより取り付けられる工程を示す。
7a乃至7cは本発明の実施形態を示す図であり、コンパートメントがパッケージに固定され、コンパートメントの流体とパッケージとの間の連通がコンパートメントの可動出口によって達成される工程を示す。
8a乃至8gは本発明の実施形態を示す図であり、コンパートメントとパッケージがヒンジ結合され、フォイル要素が出口・入口間に初期間隔を提供する工程を示す。
9a乃至9gは本発明の実施形態を示す図であり、コンパートメントがポーチ要素を有し、コンパートメントとパッケージが相互に対しヒンジにより取り付けられる工程を示す。
10a乃至10fは本発明の実施形態を示す図であり、コンパートメントとパッケージがヒンジ結合され、出口と入口を接続する前にコンパートメントが約180度、枢軸旋回される工程を示す。
二重内孔管の形態である出口・入口間の接続の実施形態を示す図である。
図1a乃至図1cは本発明による組立体101を示し、この組立体はパッケージ110と、コンパートメント140と、これら二部品間のジョイント160とを有する。図1aは貯蔵位置にある組立体101を示し、図1bは出口・入口間が接続された際の、使用位置にある組立体101を示し、図1cは組立体101が開放パッケージ110を備え、カテーテルがいつでも移動できる状態を示している。
パッケージには二つ側壁111、112と、近位端壁113と、遠位端壁114とが設けられる。ここでは、近位端はパッケージに収容される医療装置の挿入端として形成され、遠位端はその反対側の端部として形成される。又、パッケージは前壁115と後壁116を具備し、それらは図1cにより明確に示されている。パッケージは更にパッケージ開口手段117を備えるが、これは切欠きや破断線等の形態でよい。このパッケージ開口手段は、パッケージ110の何処にも配置することができる。本実施形態では、パッケージ開口手段はパッケージの遠位端に配置され、タブ118の形態である。更に、パッケージは番号120で示したようなパッケージ入口を有する。本実施形態では、入口120は遠位端壁114に配置される。この入口は、例えば管ジョイントやパッケージ内の溝、或いはフォイルスリーブの形態であってよい。
パッケージは医療装置を保持するために用いられ、本実施形態では医療装置は、近位端131、遠位端132、及びこれらの間に延びる事実上管状の要素133を備えた導尿カテーテル130から構成される。近位端は、尿をカテーテルに導くための小穴135を持った先端部134を有する。遠位端は、参照番号137で示されたように遠位の接続端で拡がったコネクタ136を備える。コネクタは、その近位端にリブ138を有し、この位置でコネクタは管状要素133に取り付けられる。これらのリブは、カテーテルの射出成型時に冷却を提供するので生産目的に役立つ。カテーテルは更に親水性コーティング139を含み、コーティング139は、カテーテルの挿入可能な長手を被覆する。雄カテーテルの場合、前記挿入可能な長は250〜300mmであり、雌カテーテルの場合、挿入可能長は60〜130mmの間である。この挿入可能長は、先端の5cm分を除いた管状要素の長さに対応する。
本実施形態においてコンパートメント140は、側壁141乃至144と端壁145、146を有する射出成形された剛性要素である。本実施形態では端壁の一つに出口147が設けられ、同出口はリング状要素の形態である。更にコンパートメントには空気吸入口148が設けられ、吸入口は初期にフォイル149で覆われ、コンパートメント内の流体150をパッケージ内に流入できる。
図1の実施形態では、コンパートメント140とパッケージ110間のジョイント160はレールの作用をするプレート161として形成される。レールの寸法はコンパートメント140の下部に適合するようにされてよい。プレート161は、プレート161内にコンパートメント140を保持するようにプレートの4側辺全てに境界162を有する。プレート161は穴163を有し、この穴はパッケージ120への入口に並んでいる。コンパートメントの底部に平行な方向において、プレート161はコンパートメントの対応寸法dより大きな寸法Dを有する。これは、コンパートメント140がプレート161の上において一方の位置、即ち貯蔵位置を形成し、そこではコンパートメントの出口147はプレートの穴163と接触しないことによりパッケージの入口120と接触せず、またコンパートメントは他方の位置、即ち使用位置を形成し、そこではコンパートメントの出口147はプレートの穴163と接触することによりパッケージの入口120と接触することを意味している。即ち、貯蔵位置では出口147と入口120間には接続がなく、他方、使用位置では両者間接続が成立する。図1b及び図1cに示されるように、流体150はパッケージ110中へ進入する。本実施形態ではプレートの穴163は、使用に先立って穴163が汚染するのを防止するため、初期にはフォイル被膜164によって覆われている。
射出成形による剛性要素であること以外に、コンパートメントは(レール近くに)剛性下部を備えた要素であってよい。非限定例として、箱部は側部まで部分的に延び、残部はフォイル材料からなり、フレームはフォイル材料要素の下部に置かれ、フォイル材は押圧要素として作用するロッド要素を含んでよい。唯一の制限事項は、それがレールに沿って押したり引いたりすることのできるものでなければならず、それ故、レールに連結されるコンパートメントの一部分は、少なくとも押したり引いたりする方向において剛性要素を備えなければならないことによりある。仮に、コンパートメントを剛性要素、或いはフォイルを含むように形成した場合、コンパートメント全体を剛性要素で形成する場合と比較して占有場所が少なくなる。
更に、出口はリング状要素として図示されている。しかしながら、それは、円筒状要素であってよく、円筒状要素は、貯蔵位置においてコンパートメント内に押され、かつコンパートメントがレールに沿って押されたときに最終的にレールの穴の中に落ちてコンパートメントの出口とレール要素との間に接続が確立する。そのような要素は、コンパートメントの底部に取り付けられた上方端を有する。この場合、「上方」は図1a〜図1cで示された方向を指し、これにより組立体の上方部はコンパートメントの頂部に対応する。
前記レール要素はプレートとして示されているが、フレーム要素として、流体があまりに早期に流出するのを防いで出口を無菌状態に保持するようにコンパートメントの出口を他の手段で覆われるようにしてよい。他の手段として、使用に先立って除去されるか或いは穿孔されるフォイル被膜であってよい。
プレートとコンパートメントの材料は、これら二要素間の摩擦が低くなるように相互に対し構成される。プラスチック材料の大部分が平滑であり、これら要素間の摩擦は十分低くなる。これとは別に要素を磨いたり、或いは低摩擦にするために要素に潤滑剤を使用してよい。
図2a〜図2dは、組立体201がカテーテル230を含むパッケージ210を有する本発明の実施形態を示す。図2a及び図2bは、夫々、貯蔵位置にある組立体210の前方図と側方図を示し、図2dは使用位置の組立体を示す。図2cはコンパートメントのための中間位置を示す。カテーテル230は、図1の実施形態のカテーテル130と同一であり、更なる説明はしない。組立体201は又、流体を入れるコンパートメント240と、コンパートメントのための収容要素270とヒンジ要素280を備えたジョイント260とを有する。この実施形態のパッケージ210は、二つの側壁211、212と、近位端壁213と、フォイルの遠位端214とを有する。遠位端は射出成形された収容要素270に取り付けられ、同要素はカテーテルの遠位部分と、パッケージ210への入口220とを有する。収容要素270は、二個の側壁271、前壁272及び後壁273を有する略箱状要素である。初め、後壁はフォイル274で被覆される。収容要素270は又、略円筒状の二つの切欠き、即ち上方切欠き275と下方切欠き276を有する。上方切欠き275は組立体201の貯蔵時には、コンパートメント240を貯蔵位置に収容する。下方切欠き276は、カテーテルを濡らす際、コンパートメント240を使用位置に収容する。組立体には更に、コンパートメント240を上方切欠き275内の貯蔵位置から下方切欠き276内の使用位置へ移動するためのヒンジ要素280が設けられる。ヒンジ要素は、ヒンジピン281と二つのヒンジフランジ282を有する普通の枢軸旋回ヒンジとして形成される。コンパートメントは略円筒要素241からなり、同要素は、周囲に亘って延在する湾曲側壁242と、前壁243と、後壁244とを有する。貯蔵位置のカテーテル230から離れ方向に対面するコンパートメント240部分に24は出口247が形成される。この実施形態では出口247は薄膜の形態をとる。コンパートメント240が使用位置において枢軸旋回されるときに、出口247はパッケージ210への入口220と接触する。この実施形態において入口220は、鋭利な二重内孔管管221の形態であり、コンパートメントからの液体流出を良好にするために大内孔管が流体出口として作用する一方、小内孔管がコンパートメントへの空気取入れ口として作用する。二重内孔管管221は図11に更に詳細に示されている。コンパートメント240が使用位置に枢軸旋回されて出口247・入口220間が連結されるときに、フォイル274が除去され、カテーテル230へのアクセスが可能になる。
ヒンジピン281とコンパートメントの出口247との間の距離は、ヒンジピンとパッケージへの入口220との間の距離に対応する。これにより、出口247を入口220に接続することが可能になる。
コンパートメントからの出口を要素の周辺に配置する必要はない。コンパートメントの出口はフォイル被膜から離れる方向に対面する壁面内に配置されてよい。このような場合、収容要素は、貯蔵位置においてコンパートメントを収容する一つの切欠きを有する必要がある。使用位置ではコンパートメントを収容要素の側部に取り付けるようにしてよく、コンパートメントからの出口を収容要素の側部にある入口に接続するようにしてよい。
後壁を覆うフォイルは、コンパートメントや下方切欠きを覆わなくてよく、そのような場合にはカテーテルパッケージ用カバーとして使用される。
図3a、図3bは、組立体301がパッケージ310とパッケージに取り付けられるコンパートメント340とを含む実施形態を示す。図3aにおいて、組立体301は、コンパートメント340がちょうど除去された位置、即ち時間的に貯蔵位置に近い位置に示されている。図3bにおいて、これより若干後の同組立体310が示され、組立体301を使用位置に移動するべくコンパートメント340がパッケージ310へ取り付けられようとしている。この実施形態ではパッケージ・コンパートメントのジョイント360は、コンパートメント340がパッケージ310にネジにありオン/オフされるようなねじ付き継手の形態をとる。パッケージ310は、近位端312、遠位端313、及びそれらの間に延在する湾曲側壁314を有する円筒状の射出成形容器311から成る。近位端312には内ねじ山316を有する円筒状の凹み315が形成される。この凹み315を取り囲むリング状部分317は略平坦である。遠位端313には、略平坦なリング状部分320によって取り囲まれた外ねじ山319を有する中空円筒状突起318が形成される。パッケージへの入口321は筒状突起318の遠位端に設けられる。初め、入口321には、使用に先立って保護する被覆フォイル322が設けられる。この実施形態ではコンパートメント340は、二つの端部342、343を有し射出成形された略円筒状容器341の形態をとる。円筒状容器341は一方の端部342に円筒状突起344を有し、前記同突起は前記内ねじ山316に整合する外ねじ山345を有する。筒状突出344は、使用位置において空気とコンパートメント340内部との接触を達成する空気取入れ口346を有する。他方の端部343には円筒状の凹み347の形態の出口が設けられる。この凹みは内ねじ山348と、ねじ山348の端部に設けられた薄膜349を備える。出口347と入口321との接続は、外ねじ山319が内ねじ山348より高くなるように設けられる。二つの部材が結合される際には、外ねじ山319の端部が内ねじ山348の頂部に配置された薄膜349を貫通し、これによって流体媒体が流出する。更に、円筒状突起350はフォイル被膜350を有する。貯蔵位置では、コンパートメント340は二つのねじ山343、316間の結合によってパッケージに取り付けられる。フォイル被膜350はコンパートメント340からの出口347を覆う。使用位置において、コンパートメント340はパッケージから緩められ、フォイル被膜350が除去され、次いでコンパートメントは入口321においてパッケージに接続される。外ねじ山が薄膜349を切断し、空気取入れ口346は、流体がコンパートメント340を出てパッケージ310内に流入し、カテーテル330を濡らすことを補助する。パッケージは、続いて、引裂線324でパッケージを破壊することにより開口する。
図3c乃至図3eに示すように、パッケージ310aは遠位端313a、又は近位端に唯一つのねじ山適合部319aを備えて形成されてよい。この場合、コンパートメント340aは両端にねじ山適合部345aを有してよい。そのような実施形態では、コンパートメント340aは貯蔵位置においてパッケージ中で逆さまに配置されてよく、これによりコンパートメントの出口347aがパッケージから離れて対面する。組立体使用時には、コンパートメント340aはパッケージから取り外されて反転し、使用位置においてパッケージに取り付けられ、この結果コンパートメントからの出口347aがパッケージへの入口に対面する。本実施形態において望ましくは、コンパートメントの出口は、使用に先立って保護フォイル350aで覆われる。保護フォイルは、使用位置においてコンパートメントをパッケージに取り付ける前に除去される。図3eに示すように、出口347aには、入口320aに取り付けられた薄膜349aを貫通するスパイク要素348aが設けられる。
前記コンパートメントとパッケージとの間の結合は、バイオネット結合やスナップ嵌合、或いはその他の機械的取り付け手段の形態をとってよい。
コンパートメントの端部には不器用な人でも容易に回転できるようにハンドルを設けてよい。又、コンパートメントの端部には、ハンドルとして使用し得るペンやその他の物を置くための溝を設けてよい。
関連する実施形態では、使用位置でのコンパートメントがカテーテルの先端近傍に取り付けられるようにパッケージ内で逆さまに配置されてよい。その際、パッケージには、例えば、ねじ山、バイオネット結合、接着剤等、従来の機械的又は接着性取り付け手段によってカテーテルのコネクタ近傍の端部に取り付けられるキャップを設けるようにしてよい。カテーテルの湿潤に続き、コンパートメントとパッケージを備える組立体は、過剰な湿潤流体がコンパートメントに還流するように反転される。次いで、パッケージはキャップを取り除くことによって開口され、カテーテルが引き抜かれる。
図4a乃至4cは、パッケージ410、コンパートメント440、両者間のジョイント460を有する、本発明による組立体401を示す。図4aが貯蔵位置にある組立体を示し、図4bが使用位置における組立体を示す。図4cは、前記貯蔵位置から使用位置までの異なった位置にある組立体を示す。本実施形態では頭に4という数字を付けているが、他の実施形態と同様の要素に対しては同じ数字が用いられている。パッケージは二部、即ち、例えばHDPE、PP、アルミニウムなどのフォイルからなる近位端410aと、例えばPPなどの射出成形材からなる遠位端410bを含む。二部410a、410bは例えば、接着剤、熱溶接又は高周波溶接によって取り付けられる。近位端410aは二つの側壁411、412、近位端413及びテーパ状の遠位端414を有する。遠位端410bは、近位端壁415、傾斜した遠位端壁416及び二つ側壁、即ち一つはコンパートメントに対面する側壁417、もう一つはコンパートメントから離れる側に対面する側壁418を有する。カテーテル430は図1に示す実施形態のカテーテル130に対応する。この実施形態では、コンパートメント440は要素441を有し、要素は上部と底部を形成する二つの側壁442を有する。側壁442は、湾曲部443と二つの直線部444、445を有し、約150度の円弧部分として形成される。側壁は、側壁442の二つの湾曲部443を接続する湾曲壁446に接続される。側壁は更に、直線状の略矩形壁446aに接続され、矩形壁は二つの直線部444を相互に連結する。出口447は円筒状要素441の外周近傍の矩形壁446aに形成される。本実施形態では、出口447は、傾斜又は切欠かれた蛇口形態の切断要素である。コンパートメントは破裂可能な袋449を具備し、出口の開口時にコンパートメント内部に流体を保持できる。圧力を袋449に加えることにより袋は破裂し、流体はコンパートメントから流出する。
本実施形態においてパッケージ410とコンパートメント440の間のジョイント460は、枢軸旋回可能な接続部470と被覆要素480とにより形成される。枢軸旋回可能な接続部はプランジャ471を有し、1/2のシリンダ要素441の直径Dよりわずかに少さい直径dのシリンダ要素のもう一つの部分の形態をとる。プランジャ471は約120度の円弧部分として形成された二つ側壁472を有し、それぞれは湾曲部473と二つの直線部474、475を有し、直線部は円の半径rに概ね対応する。シリンダ要素441との関係で、プランジャ471は、側壁472の二つの湾曲部473を接続する湾曲壁476を有する。更に、側壁は、コンパートメント440に対面するプランジャ471の側部にある略矩形壁477と接続する。この矩形壁477は二つの直線部475を接続する。直線部474は壁に接続される必要はない。直線部474が円の外周と接する場所において二つのピン478が、直線部474に対応しかつ円の中心から離れる方向に沿って、円の外周から外へ伸長している。二つの要素441、471は同一のヒンジ要素461を中心に枢軸旋回可能であり、ヒンジ要素461は本実施形態においてヒンジピンとして形成される。組立体使用時にリング要素481を引っ張ることによって被覆要素480が除去され、ピン478を押したり引っ張ることにより二つの要素441、471が同一方向に枢軸旋回される。 コンパートメントを構成する要素441は、コンパートメントの壁446がパッケージ417の側壁と接触し、出口447が入口420に接続されるまで枢軸旋回可能であり、これにより流体媒体のための連通が成立する。この実施形態では入口は、切断要素448が緩やかな力を付与することにより貫通可能な薄膜421の形態である。コンパートメント440がこの位置にある時にはプランジャ471は枢軸旋回運動を続けることができコンパートメント440に進入する。更なる枢軸旋回運動を付与することによりプランジャ471は、最終的には破裂可能な袋449に充分に高い圧力を加て袋を破裂する。その後、流体は出口447を通ってコンパートメントから流出し、入口420を通ってパッケージの中に流入する。
枢軸旋回運動とコンパートメントに付与される力は又、二つのヒンジフランジを有するヒンジによって提供されてよい。この場合、コンパートメントは、圧搾可能な箱状要素の形態であってよい。この場合、ヒンジフランジの一方は、パッケージの上部を覆うのに使用され、他方はコンパートメントの上壁を覆う。フランジをプレート要素として形成できる。このプレート要素は顕著に曲がることなく所定圧力を受けることができる剛性を有してよい。カテーテル使用の際、パッケージを覆うヒンジフランジは、ヒンジジョイントを中心に軸旋回し、他方のヒンジフランジの上に配置されるような位置まで旋回する。これによりパッケージが開口する。二つのヒンジフランジを更に押すことによって、コンパートメントはパッケージと接触する。二つのヒンジフランジを更に押すことにより、コンパートメントに含まれた破裂可能な袋は破裂を余儀なくされ、次いでコンパートメントからの流体がパッケージの内に流入し、カテーテルを湿潤させる。ここではヒンジフランジを剛性要素として記述したが、フランジが付与圧力をヒンジフランジからコンパートメントまで伝達できる限りにおいてその材料特性は重要でない。
図5a乃至5cは、パッケージ510とコンパートメント540が二つの要素、即ちロッド要素570とレール要素580からなるジョイント560によって接続されている、本発明の組立体501を示す。図5aは貯蔵位置における組立体を示し、図5cは使用位置における組立体を示す。図5bは中間位置を示す。パッケージは、前述した他の実施形態のパッケージにかなり類似し、よって本実施形態では、例えばパッケージの側壁に511、512という番号を付したように頭に5という数字を付けているが、他の実施形態と同様の要素に対しては同じ数字が用いられている。カテーテル530は図1に示された実施形態のカテーテル130に対応する。パッケージの遠位部517はかなり剛性のある射出成形要素518から形成され、断面図は凡そコンパートメント540の断面に対応する。前出実施形態の一つで説明したように、パッケージへの入口520は急激な二重内孔管521として形成され、ここでは最大内孔管が流体出口として作用し、最小内孔管がコンパートメントへの空気取入れ口として作用し、コンパートメントからの良好な液体流出を可能にする。二重内孔管521の詳細は図11に示される。切欠き管521により構成したスパイク要素524は出口においてコンパートメントの底部を貫通する。
コンパートメント540は、側壁542、上壁543及び底壁544を有する射出成形要素541から形成される。底壁はコンパートメントにおいて流体用出口546として作用する薄膜545を有してよい。この実施形態ではこの薄膜545はコンパートメントの残部より一層柔軟な材料によって提供され、柔軟材料とコンパートメントは二成分成形(two component molding)によって製造される。
ロッド要素570は上端571と下端572を有する略直線状のロッドからなる。ロッド要素はパッケージ510にコンパートメント540を接続するのに用いられ、これら二部品が完全に分離するのを回避する。ロッド要素の下端はパッケージ内の点519に固定される。ロッド要素の上端571はコンパートメント540内で可動である。ロッド要素の長さは、コンパートメントへの空気取入れ口547を覆う薄膜を貫通するために上端571が使えるような長さである。ロッド要素573の表面は、おおむね低摩擦を与えるように作られることが望ましい。
レール要素580は略U字状の要素580からなり、同要素は少なくとも上壁543の一部を覆う一本の上方脚581と、コンパートメント540の底壁544の一部を覆うもう一本の下方脚582とを含む。これにより、下方脚はコンパートメントとパッケージの間で延在する。レール要素580は、レール要素とコンパートメント間で低摩擦を提供するために、平滑面を有する材料(例えば、PP)から作られる。組立体使用持には、レール要素580を側部へスライドさせ、以てコンパートメント540とパッケージ510の間を延びる下方脚582が外れることにより、コンパートメント540はパッケージ510と密に接触する位置に向けて移動できる。この位置において、コンパートメントの出口546とパッケージへの入口520との接続が成立し、それによって流体媒体のための連通状態が提供される。
或いは又、コンパートメントとパッケージはフォイル要素と組み合わせた剛性フレーム要素を有する要素として形成されてよい。剛性フレーム要素は、剛性ある射出成形要素からなるコーナー要素と、フォイル要素からなる側壁とを備えた箱として形成されてよい。
更に、それらは4辺以上を有する角付き要素として形成されてよい。加えて、それらは、上部に剛性リング要素と、底部と、その間に延びる剛性ストリング要素とを有する円筒状要素として形成されてよい。その場合、フォイル要素は、側壁と同様に上・底側を構成するようにリング要素に取り付けられてよい。
更に、レール要素は、コンパートメントとパッケージ間に配置される引きリング付きブロックとして提供されてよい。使用時、リングを引くことによりブロックは除去され、これによりコンパートメントとパッケージ間の接触を可能にしてよい。
ロッド要素は円筒状であってよい。しかしながら、同様に、ロッド要素は断面において角張ったものでよい。仮に、ロッド要素が、例えば三角形や四角形であるならば、コンパートメント、パッケージからなる二つの部品がお相互に関して同じ全体的形状で維持されるので、コンパートメントのパッケージに対する回転は阻止される。ロッド要素はパッケージとコンパートメントの中に配置されるように示されている。しかしながら、ロッド要素は外部に配置してよい。このことは、ロッド要素の周囲のシールを省略できる利点になる。
図6a乃至6cは、組立体601がコンパートメント640を有し、同コンパートメントは貯蔵位置においてパッケージ610の隣か、或いは並置される実施形態を示す。図6aは組立体の貯蔵位置を示す。図6bに示すように、使用位置においてコンパートメント640は180度枢軸旋回し、パッケージ610の上に逆さの状態で配置される。図6cは貯蔵位置と使用位置との間の異なる工程を示す。パッケージは図4に示したパッケージとかなり類似している。頭に6という数字を付けていることを除けば、同じ参照番号が同一部品に対して使用されている。本実施形態では射出成形部品610bの遠位端壁616にテーパは付けられていないが、パッケージ610の長手方向を概ね横切る方向に延びている。遠位端壁616はパッケージへの入口620を有する。前述したように、入口620は尖った二重内孔管621とし形成され、切欠き管がスパイク要素624を提供する。二重内孔管621の詳細は図11に示されている。パッケージは更に、遠位端壁に対し傾斜した角度をもって開口ライン617に沿って分割される。開口ライン617は、開口ラインで接触する二つの部品により提供されてよく、更にガスケットによって密封されてよい。一例が図8及び図10に示されている。コンパートメント640は、貯蔵位置において上部と底部が遠位端、近位端として夫々形成されるような、上壁641と底壁642を有する概ね箱状要素である。上壁と底壁との間に4つの側壁643乃至646が延在する。出口647は上壁641内に配置される。出口647は、入口620にてスパイク要素624によって容易に貫通されるように、コンパートメントのより薄い部分として作られる。コンパートメントとパッケージ間のジョイント660は、被覆670とヒンジ要素680を有する。被覆670は被覆部671を有し、貯蔵位置では被覆部がパッケージの遠位壁(遠位部分)616とコンパートメントの上壁641を覆う。被覆670は更に、被覆670を引っ張るための指タブ672を有する。被覆670は、コンパートメントとパッケージの相互から最も離れた側壁645、618に夫々取り付けられる。ヒンジ要素680はヒンジピンを有し、このピンに対しコンパートメントの上壁641とパッケージの遠位壁616が取り付けられる。組立体を使用しようとする時、ユーザは、被覆を遠位端壁616と上壁641から解放するため指タブ672を握るが、被覆は二つの側壁645、618からは解放されない。次いでユーザは指タブ672を側に引き、コンパートメント640をパッケージ610上の所定位置へ枢軸旋回させる。これにより入口620と出口647は夫々の端と端とを接した位置につく。このように出口647と入口620が接続した後に流体はパッケージ610内へ流入する。流体がコンパートメント640を出て出口647及び入口620を通過した後に、パッケージの上部を更に枢軸旋回して、パッケージを開口ライン617から引き裂く。これによりパッケージ610は開き、カテーテル630をパッケージから取り外すことが可能となる。
被覆はフォイルから形成され操る。それは、薄層で射出成形、又は押し出し成形されたプレートによって作られてよい。被覆を、組立体から完全に取り外し、次いでコンパートメントを手や他の手段を用いて枢軸旋回してよい。
図7a乃至7cにおいて、本発明による組立体701の一実施形態が図示されている。組立体は、カテーテル730のためのパッケージ710、流体媒体用コンパートメント740及びこれら二部品間のジョイント760を有する。この実施形態ではジョイント760は、接続装置770と、パッケージ710・コンパートメント740間のアタッチメント780とを有する。
パッケージには二つの側壁711、712、近位端壁713及び遠位端端壁714が設けられる。パッケージは更にパッケージ開口手段715を備え、本実施形態では同手段は、握るのを容易にするリング要素717を設けた指タブ716を含む。更に、パッケージは、番号720で示したパッケージへの入口を有する。コンパートメント740は二つの側壁、741、742と二つの端壁743、744を有する。更に、コンパートメントには上部に空気取入れ口745が設けられるが、これは使用に先立って接続装置770によって覆われている。この実施形態において接続装置770は引き裂きライン746に沿ってコンパートメントに取り付けられる。本実施形態では入口772と出口773を持つ管要素771が接続装置770を構成する。入口772は、この実施形態においてコンパートメントの出口が接続装置の出口773に対応するように、流体媒体コンパートメント740の出口747と連通する。使用位置では、出口773がパッケージ710の入口720に繋がる。接続に先立ち、出口773には、引き裂きライン775を有する管の閉止部として作られるプラグ774を設けてよい。プラグは使用前に引き裂かれる。接続装置の長さは、コンパートメント出口747・パッケージ入口720間の直線に沿う最短距離長と少なくとも同じ長さである。
溶接780の形態のアタッチメントが接触面781上に形成される。
前記接続装置は管として示されているが、他のタイプの接続装置が使用可能である。接続装置はコンパートメントと一体化してよく、又コンパートメント上のソケットに取り付けられる別部品であってよい。接続装置は、カテーテルの長手方向に平行な面内で枢軸旋回できるように、コンパートメントの出口近傍にカム面を有する、相当な剛性のロッド状要素の形態であってよい。カム面は、出口がカテーテルへの入口に接触するまで流体のための閉止部として作用するようにしてよい。
コンパートメントとパッケージ間のジョイントは、上述したように溶接、接着、縫合等によって形成してよい。更に、かかるジョイントは、接触面上に一個以上のヒンジジョイントを有するヒンジ、又は全接触面上に連続するヒンジ、例えばフォイルヒンジを有するヒンジとして形成されてよい。
管の閉止部としてプラグを形成する代わりに、同プラグを管と同じ材料、又は別の材料からなる別要素として形成されてよい。
使用に先立って管やコンパートメント全体を覆うのにフォイルを使用してよい。 この場合、カテーテルパッケージの中に挿入する以前に管が汚染するのを防止することができる。
仮に、コンパートメントが袋のようなフォイル要素として作られたならば、袋を手で絞って流体をコンパートメントから排出できる、空気取入れ口を省略することも可能である。
仮にアタッチメントをヒンジとして作るならば接続装置の長さは最小化される。この様にして接続装置への入口は、パッケージへの入口に比較して短い距離を有する。
図8a乃至8cは、貯蔵位置のコンパートメント840がパッケージ810の略長手方向に置かれるような本発明による組立体801を示す。図8aは貯蔵位置の組立体の前方図、 図8cは使用位置の組立体を示す。図8bは、貯蔵・使用位置間の中間的位置を示す。図8e乃至8gは、貯蔵位置における組立体の3つの異なった側面図であって、二つの側部と前方からの図を示す。コンパートメントとパッケージは、ヒンジ要素870と間隔要素880を有するジョイント860により組み立てられる。パッケージは図6に示されたパッケージと極めて類似する。頭に8という数字を付けていることを除けば、同じ参照番号が同一部品に対して使用される。射出成形部品810bの遠位端壁816は、パッケージ810の長手方向を概ね横切る方向に延在する。遠位端壁816はパッケージへの入口820を有する。前述したように、入口820は尖った二重内孔管821として作られ、そこでは切欠き管がスパイク要素824を提供する。二重内孔管821はパッケージ810bの遠位部へ延在するチャンネルを提供する。図8bの断面図に示されているように、管821は空気チャンネル822と流体チャンネル823を有する。パッケージ810bの遠位部は、断面においてコンパートメント840よりわずかに大きく、更に遠位端壁816からの境界又は直立壁816aが設けられる。パッケージは更に遠位端壁に対し角を形成する開口ライン817に沿って分割される。開口ライン817はラインに沿って分割されたパッケージの二部品として形成されている。前壁818の断面が示され、二部品818a、818bが示されている。二部品はガスケット819に封止され、ガスケットはゴムから形成されてよい。コンパートメント840は上壁841と底壁842を有する略箱状要素であり、ここで上部と底部は貯蔵位置における遠位部と近位部として形成される。上壁841はパッケージの遠位端壁に略平行であり、他、底壁842はコンパートメント840の上壁841に対しては平行ではない。底壁842はコンパートメントからの出口847を含み、破裂可能な薄膜848の形態でよい。
コンパートメント840・パッケージ810間のジョイント860は、番号870で示したヒンジ要素と間隔要素880を有する。ヒンジ要素は二つのヒンジフランジ871、872を有する。 ヒンジフランジの一方871はヒンジピン873で終端し、他方はソケット874で終端し、ソケットはスナッピング又はクリッキングによりヒンジピン873を収容することができる。本実施形態において間隔要素880(図8dに示す)は例えば、PEやPPからなるフォイル片であって、同片は二つの被覆部、即ち使用の前に出口847を覆う上方部881と、入口820を覆う下方部882を有する。上方部882は、牽引方向に対面するコンパートメント側部に取り付けられる。間隔要素880は更に、上・下方部間に延びる牽引部883を有し、その牽引部883は牽引を容易にするためにリング要素884で終端する。組立体は更に、コンパートメント840の底壁842に位置するフック要素885の形態のスナップ式キャッチと、パッケージに置かれて、同キャッチと共働するキャッチ要素886とを有する。コンパートメントとパッケージ間の領域から間隔要素880を取り除くことによりコンパートメント840はヒンジ要素870を中心に軸旋回する。その後、出口847は入口820に接続可能となり、スパイク要素824は薄膜848を破裂し、流体連通状態となる。同時に、フック要素885はキャッチ要素886に繋がり、それによりコンパートメントはパッケージに取り付けられる。更に、リング要素884を引くことにより開口ライン817はパッケージの遠位部分での分割部(例えば側壁818a、818b)で開口し、今まさに湿潤したカテーテル830へのアクセスが可能になる。
間隔要素は、コンパートメント・パッケージ間に置かれる牽引リング付きブロックとして提供されてよい。使用の際にはリングを引くことによりブロックを取り外してよく、これによりコンパートメント・パッケージ間の接続が可能になる。
図9a乃至9gは、コンパートメント940とパッケージ910が一緒にヒンジ留めさられ、コンパートメントからの出口947がコンパートメントの側部に置かれ、出口947は使用位置においてパッケージへの入口920に対面する、本発明による組立体901を示す。図9aは貯蔵位置の組立体、図9dは使用位置の組立体、更に図9b、9cはその間の中間的位置を夫々示す。図9e乃至9gは組立体の側面図である。コンパートメント940・パッケージ910間のジョイント960は、ヒンジ要素970と被覆要素980を有する。パッケージ910は側壁911、912と、図ではその遠位部914しか見ることができない端壁とを有する。パッケージ910には、更に、貯蔵位置ではフォイル916で覆うことができる空気出口915が設けられる。ジョイント960は略U字状断面を有し、ここではパッケージ脚961が溶接によりパッケージに取り付けられると共に、コンパートメント脚962も同様にコンパートメントに溶接される。図9f及び図9gに示すように、ジョイントはヒンジ横断方向にほぼ平坦な範囲を有する。コンパートメント940は背面942を有するフォイル袋941から成り、背面942はジョイント960のコンパートメント脚962に取り付けられる。コンパートメント943の前側には破裂可能な薄膜948の形態をした出口947が設けられる。パッケージに取り付けられたジョイントの脚961は、袋941が破裂した際に袋の囲いとなる境界壁963を有する。コンパートメントに取り付けられたジョイントの脚962も、又、境界壁964を有するが、脚962の下方部分にだけ設けられる。境界壁964は脚の二つの延長部965、966において脚962に取り付けられる。パッケージへの入口920は、境界壁963間に置かれ、スパイク要素924を有する要素921からなる。ヒンジ要素970は曲げることができる材料厚を有する部品として形成される。被覆要素980は二つのフォイル被膜から構成され、コンパートメントからの出口947を被覆する一つの出口カバー981と、パッケージへの入口920を被覆する一つの入口のカバー982とからなる。これら二つのフォイル被膜の間に牽引部983が配置される。この牽引部983は間隔要素985を介して指タブ984に接続される。間隔要素985は、材料の薄化によって提供されたヒンジ986により脚961に接続された剛性要素である。間隔要素985の他方の端部は、脚の主要部と延長部965間に設けられた溝の脚962に取り付けられる。間隔要素985は、貯蔵位置において出口947と入口920を離隔維持する。組立体を使用する際には、間隔要素985とフォイル被膜981、982は、指タブ984を引っ張ることによって取り外される。この時、出口947は入口920に接続され、空気出口被膜916は除去される。脚961、962の外部に圧力を加えることによって袋941は絞られ、流体はパッケージ910へ圧入される。
ジョイントは又、接着剤を用いてコンパートメントとパッケージに取り付けてよい。貯蔵位置において、袋がパッケージに対面する一方、コンパートメント面の出口が外側を向くように、使用位置と比べてコンパートメントを360度枢軸旋回してよい。本実施形態において被覆要素は、パッケージへの入口と出口を被覆する一つ、又は二つのフォイルの形態であってよい。使用前にはこれらのフォイルは取り除かれる。フォイルを取り除いた後、袋がパッケージから離れる方向に対面する一方で、出口はパッケージの入口と対面するように、コンパートメントはヒンジ要素により枢軸旋回する。
パッケージからの空気出口を設ける代わりに、減圧状態(真空)で医療装置を梱包することにより流体を、パッケージ内に流入させるようにしてよい。その際、出口は入口と繋がるため、流体はパッケージ内に吸引される。もう一つの可能性として、出口・入口間コネクタとして二重内孔管を設けてよい。そのようにして、流体はパッケージ内に流れ込みに、空気はコンパートメントに還流する。
図10a乃至10fは、図4、6及び図8の実施形態と全く同様であって、パッケージ1010が、フォイルの近位部1010aと、それに溶接された遠位部1010bとを有する本発明による組立体1001を示す。頭に10という数字を付けていることを除けば、同じ参照番号が同様な部品に対して使用されている。図10aは貯蔵位置の組立体、図10cが使用位置の組立体、更に図10bがその間の中間的位置を示す。図10d乃至10fは組立体の側面図である。コンパートメント1040は、ヒンジ要素1070と被覆要素1080を有するジョイント1060によりパッケージ1010に結合される。前述したパッケージと同様に、パッケージ1010は側壁1011、1012と、近位部と、図ではその遠位端壁1014しか見ることができない遠位側端壁とを有する。遠位端壁1014は二つの対向側部において湾曲し、ガスケット1015で終端する。パッケージの遠位端には更に、コンパートメント1040を後述する場所へ導くのを補助する境界壁1016が設けられる。コンパートメント1040は、共に湾曲した上方壁1043と下方壁1044によって連結された二つの側壁1041、1042を有する。コンパートメントは更に前壁1045と後壁1046を有する。コンパートメントの出口1047は側壁1041の一方の上部近くに配置される。本実施形態では出口1047は破裂可能な薄膜1048の形態である。コンパートメントは、更に、コンパートメント自体を流体チャンバ1040aと、パッケージに含まれるカテーテル1030の遠位端を受けるチャンバ1040bとに分割する中間壁1049を有する。遠位端壁1014、ガスケット1015及びコンパートメントの下壁1044は、図8の開口ラインのような開口ライン1017を構成する。ヒンジ要素1070は二つの部品1071、1072によって作られ、それらはスナップ式又はクリック式に共に嵌め込まれる。要素の一方はヒンジピン1073からなり、他方は収容ソケット1074からなる。入口1020は、前述の実施形態に関して説明したような二重内孔管1021を有する。二重内孔管1021は空気チャンネル1022と流体チャンネル1023を有する。使用時に、流体は流体チャンネル1023を通って流入し、空気は空気チャンネル1022を通って反対の経路を流れる。被覆要素1080は、カバー部1081と、牽引リング1083で終端する指タブ1082を有する。 カバー部1081は、貯蔵位置でコンパートメントの側壁1041の一方を被覆する。組立体を使用するにあたってユーザは、牽引リング1083と指タブ1082を用いて、被覆要素を上方かつ外方に引っ張る。このようにして出口1047の薄膜1048が露出される。牽引リング1083を更に外方に、次いで下方に引っ張ることにより、コンパートメントはヒンジ要素を中心に、出口1047が入口1020と繋がるような位置へと軸旋回される。入口1020において二重内孔管1021のスパイク要素1024は、出口1047の薄膜1048を貫通し、以てコンパートメントの流体がパッケージ内に流入する。
図11aは、狭い空気チャンネル1102と大きな流体チャンネル1103を有する二重内孔管1101を示す。管要素1101は、そのティパーを付けた切断により、スパイク要素として機能する切欠き端部1104を有する。もう一方の端部1105はチャンネルの長手方向を横断する方向に延びる。図においては空気チャンネルを見せるため、その一部を切欠いた状態にあるが、管要素1101は上記2端部間に湾曲面1106を伸長する。
図11bと図11cは、流体チャンバ1108と、管要素1101を保持するためのポケット1109とを有するコンパートメント1107の内側に配置される管の二つの異なった図である。ポケットは、使用に先立って管を所望位置に保持するのを補助する。コンパートメントは前壁1110と後壁1111を有する。管は曲折可能部品1112に設置され、部品1112はコンパートメントの壁1110を貫通できるように傾斜可能である。管は二重内孔管でよいが、単一内孔管でよい。図では管として示されているが、他の形状(例えば、角ばった形)でよい。
コンパートメントとパッケージは特定の形状を有するように図示されているが、関連する実施形態においてそれらは他の形状を有してよい。例えば、図1、4、5および図6のコンパートメントに関して図では箱形状として示されているが、円筒形や楕円形でよい。同様に図2と図3のコンパートメントは箱形状であってよい。これらの形状の幾つかは不器用な人でも取り扱いが容易であり、例えば、卵形状コンパートメントの場合には押圧力の付与が容易であり、角ばったコンパートメントの場合には回転が容易である。図1、2、4、5、6及び図7のパッケージはその全体が射出成形された円筒状要素として形成されてよい。円筒状パッケージの場合、カテーテルのコネクタを包囲する空間の浪費が最小化されることにより、殆ど場所をとらない。
幾つかの実施形態においてパッケージは射出成形要素として、又、他の実施形態ではフォイル要素として、最終的にはそれらの組み合わせとして示されている。これに関する実施形態として、パッケージは例示された以外の材料から形成されてよい。例えば、図1、2、4及び図7に関して、パッケージは射出成形要素、或いは剛性射出成形要素とフォイル要素との組み合わせとして形成してよい。それは又、押出成形された管の形態で形成されてよい。そのような場合、パッケージは溶接によってコンパートメントに接続される。或いはパッケージを接着により、例えば紫外線硬化接着剤を用いてコンパートメントに接続してよい。図3の実施形態において、パッケージを、部分的に射出成形された要素や部分的フォイル要素とし、カップリングを含む部分について剛性材料から形成されるようにしてよい。図5と図6に示される実施形態は、全体が射出成形されたパッケージにより提供されてよい。
パッケージ開口手段に関し、図示されたものと違った形で提供されてよい。フォイル−パッケージを含む実施形態では、このパッケージ開口手段は剥離可能な結合切込み、引裂ライン等の形態であってよい。このパッケージ開口手段はパッケージの何処にも配置可能である。パッケージがフォイル材料の代わりに、剛性材料で形成される場合、パッケージは、更に、パッケージからのカテーテル押し出しを可能にするような蛇腹状部を有してよい。その際、蛇腹は一緒に押されるようにしてよく、コネクタはその握りを可能にするために露出してよい。
図2、4、6及び図8で説明したヒンジ要素は、殆どの実施形態においてピン要素を持った慣習的なヒンジ要素して示されている。しかしながら、このヒンジ要素は、フォイルヒンジ、又は材料の厚さを減じることによりヒンジとなるようなヒンジとして形成されてよい。
コンパートメントの出口は貫通可能要素として図示・例証されている。しかしながら、それは又、パッケージ入口に設けられた整合要素に結合可能な要素の形態をとってよい。そのような要素は、入口でソケットに適合する蛇口であったり、或いはホックやルアーロック・カップリングのようなスナップ式カップリングであってよい。更に、パッケージへの入口を、コンパートメント内の袋を貫通できる貫通要素として形成することも可能である。この貫通要素や袋からの出口は、使用に先立ちフォイルで被覆してよい。
その他の解決策として、これら入口と出口に対し、それらを一体化させる接着剤や磁石を設けることが可能である。
幾つかの実施形態では、空気取入れ口をコンパートメントに設けたり、空気出口をパッケージに設けてよい。仮にコンパートメントへの空気取入れ口やパッケージからの空気出口が接続を介して提供されない場合には、空気取入れ口や空気出口を、初めはピンの形をした破壊可能閉鎖装置で覆われるような穴によって提供されてよい。或いは又、空気取入れ口や空気出口をフォイルで覆うようにしてよい。
コンパートメントからの出口やパッケージへの入口を構成する薄膜に関し、コンパートメントと同じ材料からなる薄い材料により提供されてよい。薄膜は又、コンパートメントの残部と異なる材料によって提供されてよい。そのような場合、薄膜とパッケージ、又は薄膜とコンパートメントは夫々、二成分成形法によって製造してよく、或いはこれらの部品同士を接着したり溶接するようにしてよい。
パッケージへの入口は、周りに穴を備えた十字型又は星型の鋭角ロッドとして形成可能であり、この場合、液体はロッドの外側面上を流れ、パッケージの幾つかの穴の中へ流入する。他の解決策としては、レモン絞り器として知られたる要素のように、中に切断ホールを備えた円錐型要素であってよい。

Claims (54)

  1. 流体媒体用コンパートメントと医療装置を収容するパッケージを含む、医療装置を濡らすための組立体であって、
    前記パッケージと前記コンパートメントは相互に結合される分離要素であり、
    前記コンパートメントからの出口は、前記パッケージへの入口と非接触の貯蔵位置から前記パッケージへの入口と接触しかつ接続する使用位置へ移動可能であり、
    前記出口と前記パッケージの入口との接続によって前記コンパートメント内の流体と前記パッケージの内部との連通が、前記コンパートメントと前記パッケージとの間の流体の流れを可能にする手段を介して成立する、組立体。
  2. 前記医療装置は導尿カテーテルである、請求項1に記載の組立体。
  3. 前記医療装置は親水性塗膜を有する、請求項1又は2に記載の組立体。
  4. 前記出口が前記パッケージの長手方向に移動可能であり、前記貯蔵位置と前記使用位置との間の移動は少なくとも1cmである、請求項1から3のいずれか一項に記載の組立体。
  5. 前記出口は、貯蔵位置において前記入口から離れる方向に対面し、使用位置において入口と対面する、請求項1から4のいずれか一項に記載の組立体。
  6. 前記貯蔵位置から前記使用位置の前記出口の移動は円弧を描く、請求項1から5のいずれか一項に記載の組立体。
  7. 前記貯蔵位置から前記使用位置への前記出口の移動は横方向の移動である、請求項1から6のいずれか一項に記載の組立体。
  8. 前記コンパートメントは破裂可能な袋を有する、請求項1から7のいずれか一項に記載の組立体。
  9. 前記パッケージと前記コンパートメントとの間を結合するジョイントはヒンジ手段を含む、請求項1に記載の組立体。
  10. 前記ジョイントは着脱可能なカップリングを含む、請求項9に記載の組立体。
  11. 前記ジョイントは、前記コンパートメント内の流体に圧力を付与する枢軸旋回プランジャを含む、請求項9に記載の組立体。
  12. 前記出口と前記入口との接続は、摩擦嵌めカップリングの形態である、請求項1に記載の組立体。
  13. 前記出口と前記入口との接続は、スナップ嵌めカップリングの形態である、請求項1に記載の組立体。
  14. 前記出口と前記入口との接続は、スパイク要素と破裂可能な薄膜の形態である、請求項1に記載の組立体。
  15. 前記コンパートメントからの出口は、流体チャンネルと空気チャンネルを有する切欠いた二重内孔管を含み、かつ前記パッケージへの入口は脆弱点である、請求項1に記載の組立体。
  16. 前記パッケージへの入口は、流体チャンネルと空気チャンネルを有する切欠いた二重内孔管を含み、かつ前記出口は脆弱点である、請求項1に記載の組立体。
  17. 前記組立体は更に把持部材を含む、請求項1に記載の組立体。
  18. 前記ジョイントは、前記コンパートメントが取り付けられるレールを含み、前記コンパートメントは前記レールに沿ってスライドし、それによりコンパートメントからの出口を前記パッケージへの入口に接続する、請求項9に記載の組立体。
  19. 前記ジョイントは収容要素とヒンジ要素とを含み、前記コンパートメントは、貯蔵位置において前記収容要素に含まれ、使用位置において前記ヒンジ要素を中心に枢軸旋回されて前記パートメントからの出口を前記パッケージへの入口に接続する、請求項9に記載の組立体。
  20. 貯蔵位置において前記コンパートメントは出口が前記パッケージから離れる方向に対面するように設置され、かつ使用位置において前記コンパートメントは出口がパッケージへの入口に接続されるように設置されるように、前記ジョイントは二つのカップリングとして形成されている、請求項9に記載の組立体。
  21. 前記ジョイントはヒンジ手段を含み、前記コンパートメントと前記パッケージは使用位置において相互に対し並置され、前記出口と前記入口は、使用位置において前記パッケージと前記コンパートメントが相互に対面する側に設置される、請求項9に記載の組立体。
  22. 前記ジョイントはヒンジ手段を含み、前記コンパートメントと前記パッケージは使用位置において端と端とを接続して設置され、前記出口と前記入口は、使用位置において前記パッケージと前記コンパートメントが相互に対面する側に設置される、請求項9に記載の組立体。
  23. 前記ジョイントは、貯蔵位置における前記コンパートメントの出口と前記パッケージへの入口の間に間隔を提供する手段を含み、前記間隔を提供する手段は使用位置において除去される、請求項9に記載の組立体。
  24. 前記ジョイントは前記コンパートメントからの出口を含む接続装置を含む、請求項9に記載の組立体。
  25. a.医療装置を含むパッケージを組み立て、
    b.前記パッケージに入口を設け、
    c.前記パッケージを殺菌消毒し、
    d.流体媒体を含むコンパートメントを製造し、
    e.前記コンパートメントに出口を設け、
    f.前記パッケージとは別に前記コンパートメントを殺菌消毒し、
    g.前記パッケージと前記コンパートメントを相互に結合する、ことを含む組立体製造方法。
  26. 前記医療装置には親水性塗膜が設けられる、請求項25に記載の方法。
  27. 前記コンパートメントは射出成形された要素から形成される、請求項25に記載の方法。
  28. 前記コンパートメントは、射出成形要素からなるフレーム上のフォイル要素として形成される、請求項25に記載の方法。
  29. 前記コンパートメントはフォイル要素として形成される、請求項25に記載の方法。
  30. 前記パッケージはフォイルから形成される、請求項25から29のいずれか一項に記載の方法。
  31. 前記パッケージは射出成形されたシリンダとして形成される、請求項25から29のいずれか一項に記載の方法。
  32. 前記パッケージは射出成形部品に取り付けられたフォイルの一部として形成される、請求項25から29のいずれか一項に記載の方法。
  33. 前記パッケージは射出成形部品に取り付けられた押出成形要素として形成される、請求項25から29のいずれか一項に記載の方法。
  34. 前記結合は溶接によってなされることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  35. 前記結合は機械的手段によって行われる、請求項25に記載の方法。
  36. 前記結合は前記ヒンジ手段を一緒にクリッキングすることによって行われる、請求項35に記載の方法。
  37. 前記結合はレール要素を前記パッケージに溶接することを含む、請求項35に記載の方法。
  38. 前記パッケージの殺菌消毒は放射線によって行われる、請求項25から37のいずれか一項に記載の方法。
  39. 前記コンパートメントの殺菌消毒は放射線によって行われる、請求項25から38のいずれか一項に記載の方法。
  40. a.コンパートメントからの出口を、パッケージへの入口に接続できる位置へ移動し、かつ
    b.前記出口と前記入口を相互に接続して流体が連通できるようにする、各工程を含む、請求項1から25のいずれか一項に記載の組立体を使用して医療装置を濡らす方法。
  41. 更に、前記パッケージから外へ気流を流出する工程を含む、請求項40に記載の方法。
  42. 前記パッケージから外への気流の流出は、パッケージを開口することによって行われる、請求項41に記載の方法。
  43. 前記パッケージから外への気流の流出は、前記出口と前記入口との間の接続と、前記コンパートメント内の空気チャンネルを介して行われる、請求項41に記載の方法。
  44. 前記パッケージから外への前記気流の流出は、前記出口と前記入口を接続した空気チャンネルによって行われる、請求項41に記載の方法。
  45. 更に、前記コンパートメントを構成する袋を手で絞ることを含む、請求項40から44のいずれか一項に記載の方法。
  46. 更に、前記コンパートメントに含まれる袋をプランジャで絞ることを含む、請求項40から44のいずれか一項に記載の方法。
  47. 更に、前記コンパートメントに含まれる袋をヒンジ・フランジで絞ることを含む、請求項40から44のいずれか一項に記載の方法。
  48. 前記出口を移動することは、前記コンパートメントをスライドさせることを含む、請求項40から47のいずれか一項に記載の方法。
  49. 前記出口を移動することは、前記コンパートメントを枢軸旋回することを含む、請求項40から47のいずれか一項に記載の方法。
  50. 前記出口を移動することは、前記コンパートメントを変位させることを含む、請求項40から47のいずれか一項に記載の方法。
  51. 前記出口を移動することは、まず前記コンパートメントを取り外し、続いて前記出口が前記パッケージへの入口に対面する位置において前記コンパートメントを再び取り付けることを含む、請求項40から47のいずれか一項に記載の方法。
  52. 前記出口の移動に先立ち、前記コンパートメントの出口と前記入口との間に置かれた要素を除去する工程を更に含む、請求項40から51のいずれか一項に記載の方法。
  53. 前記出口を移動することは、前記コンパートメントからの前記出口を含む接続装置を移動することを含む、請求項40から47のいずれか一項に記載の方法。
  54. 前記移動は前記パッケージの長手方向に平行な面内で行われる、請求項53に記載の方法。
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