JPH11196400A - 受信契約情報の管理装置及び管理方法、並びに受信装置 - Google Patents

受信契約情報の管理装置及び管理方法、並びに受信装置

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JPH11196400A
JPH11196400A JP9360284A JP36028497A JPH11196400A JP H11196400 A JPH11196400 A JP H11196400A JP 9360284 A JP9360284 A JP 9360284A JP 36028497 A JP36028497 A JP 36028497A JP H11196400 A JPH11196400 A JP H11196400A
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JP
Japan
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broadcast
information
contract information
site
packet
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Application number
JP9360284A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yoshida
洋之 吉田
Makoto Shiroma
真 城間
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 複数の衛星運営会社の放送を受信するのに共
通のICカードを使用可能とする。 【解決手段】 第1の放送のサイトのEMM選択器70
Aで、顧客管理システム24Aからの受信契約情報が第
1の放送のサイトか第2の放送のサイトのいずれかで管
理されるべき情報かを判別し、第1の放送のサイトで管
理されるべき情報なら受信契約情報を第1の放送の顧客
管理システム24Aで処理し、第2の放送のサイトで管
理されるべき情報なら第2の放送のサイト側に送る。E
MM選択器70Bで、顧客管理システム24Bからの受
信契約情報が第2の放送のサイトか第1の放送のサイト
のいずれかで管理されるべきかを判別し、第2の放送の
サイトで管理されるべき情報なら第2の顧客管理システ
ム25Bで処理し、第1の放送のサイトで管理されるべ
き情報なら第1の放送のサイト側に送る。受信契約情報
の識別は、カードIDの上位ビットにより行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタル衛星
放送の視聴者を管理するのに用いて好適な受信契約情報
の管理装置及び管理方法、並びに受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル衛星放送では、ディジタル映
像信号や音声信号が例えばMPEG(Moving Picture E
xperts Group)方式により圧縮されて放送されており、
既存のアナログ放送に比べて、高品質の信号を伝送する
ことが可能であると共に、周波数利用効率が向上され、
多チャンネル化が図れる。また、ディジタル衛星放送で
は、映像や音声のみならず、データ放送等のサービスを
行うことが可能とされている。
【0003】現在、既にいくつかのディジタル衛星放送
用の衛星が打ち上げられており、ディジタル衛星放送の
サービスを開始されている。そして、このようなディジ
タル衛星放送では、スポーツ、映画、音楽、ニュース等
のコンテンツを放映するチャンネルが用意されており、
1つの衛星のチャンネル数としては数100チャンネル
が確保されている。
【0004】更に、今後、いくつかのディジタル衛星放
送用の衛星が打ち上げられ、いくつかのディジタル衛星
放送のサービスが開始されようとしている。これらのデ
ィジタル衛星放送サービスでは、より興味深い各種の番
組を提供するチャンネルを用意することが考えられてい
る。
【0005】ディジタル衛星放送を受信する場合、映像
信号及び音声信号をデコードするための専用のIRD
(Integrated Receiver/Decoder )が必要である。ディ
ジタル衛星放送のサービスがいくつか登場してくると、
複数のディジタル衛星放送のサービスに加入して、ディ
ジタル衛星放送を楽しみたいと考える視聴者が増えてく
ると考えられる。ところが、異なるディジタル衛星放送
のサービスに加入するために、新たなIRDを購入する
のでは不便である。そこで、各ディジタル衛星放送のサ
ービスでIRDを共通に使えるようにすることが要望さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ディジタル衛星放送の
IRDにはICカードが装着され、このICカードには
受信契約情報が記録される。この受信契約情報に基づい
て、受信可能なチャンネルが設定される。複数のディジ
タル衛星放送のサービスに加入した場合、このIRDに
装着されるICカードについても、共通で使用できるよ
うにすることが望まれる。
【0007】ところが、従来では、各衛星運営会社毎が
独自にICカードを発行し、各会社が独自に顧客の管理
を行っている。このように、各衛星運営会社が独自に顧
客の管理を行っていたため、IRDに装着するICカー
ドを共通化することは困難であった。
【0008】そこで、各衛星運営会社間で受信契約者情
報を交換し、ICカードを共通化することが考えられ
る。
【0009】ところが、共通のICカードを使用する
と、各衛星運営会社毎の顧客の管理が行えなくなるとい
う問題が生じる。また、既に、システムが確立している
ような衛星運営会社がある場合、後から参加する運営会
社とのICカードの共通化を図ろうとしたとき、システ
ムの手直しが必要となり、既存のシステムやICカード
が使用できなくなってしまうことが考えられる。既存の
システムやICカードが使用できなくなると、既に受信
契約を結んだ顧客に損害を与えることになる。
【0010】したがって、この発明の目的は、複数の衛
星運営会社の放送を受信するのに共通のICカードが使
用可能であると共に、各衛星運営会社でその顧客を確実
に管理できるようにした受信契約情報の管理装置及び管
理方法を提供することにある。
【0011】この発明の他の目的は、既存のシステムや
ICカードに変更を加えることなく、複数の衛星運営会
社の放送を受信するのに共通のICカードを使用可能と
するようにした受信契約情報の管理装置及び管理方法、
並びに受信装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、第1
の衛星を使って多チャンネル放送を行う第1の放送と、
第2の衛星を使って多チャンネル放送を行う第2の放送
とを共通のデコーダで受信するようにした多チャンネル
放送の受信契約情報の管理装置において、第1の放送の
サイトは、受信契約情報を送出する第1の顧客管理手段
と、第1の顧客管理手段からの受信契約情報が第1の放
送のサイトで管理されるべき情報か第2の放送のサイト
で管理されるべき情報かを判別し、第1の放送のサイト
で管理されるべき情報なら受信契約情報を第1の顧客管
理手段内で処理し、第2の放送のサイトで管理されるべ
き情報なら受信契約情報を第2の放送のサイトに送る第
1の選択手段と、第1の放送のサイトの選択手段で第1
の放送のサイトで管理されるべき情報と判断された受信
契約情報、又は第2の放送のサイトから第1の放送のサ
イトで管理されるべき情報として送られてきた受信契約
情報から受信契約情報パケットを形成する第1のパケッ
ト形成手段と、第1のパケット形成手段からの第1の放
送の受信契約情報パケットと、第2の放送のサイトから
送られてくる第2の放送の受信契約情報パケットとを混
合する第1の混合手段と、混合された第1の放送の受信
契約情報パケット及び第2の放送の受信契約情報パケッ
トをパケットストリームに組み込み送信する手段とを備
え、第2の放送のサイトは、受信契約情報を送出する第
2の顧客管理手段と、第2の顧客管理手段は、第1の放
送のサイトの第1の顧客管理手段との間で情報のやり取
りを行っており、第2の顧客管理手段からの受信契約情
報が第2の放送のサイトで管理されるべき情報か第1の
放送のサイトで管理されるべき情報かを判別し、第2の
放送のサイトで管理されるべき情報なら受信契約情報を
第2の顧客管理手段内で処理し、第1の放送のサイトで
管理されるべき情報なら受信契約情報を第1の放送のサ
イトに送る第2の選択手段と、第2の放送のサイトの第
2の選択手段で第2の放送のサイトで管理されるべき情
報と判断された受信契約情報、又は第1の放送のサイト
から第2の放送のサイトで管理されるべき情報として送
られてきた受信契約情報から受信契約パケットを形成す
る第2のパケット形成手段と、第2のパケット形成手段
からの第2の放送の受信契約情報パケットと、第1の放
送のサイトから送られてくる第1の放送の受信契約情報
パケットとを混合する第2の混合手段と、混合された第
2の放送の受信契約情報パケット及び第1の放送の受信
契約情報パケットをパケットストリームに組み込み送信
する手段とを備えるようにしたことを特徴とする受信契
約情報の管理装置である。
【0013】請求項4の発明は、第1の衛星を使って多
チャンネル放送を行う第1の放送と、第2の衛星を使っ
て多チャンネル放送を行う第2の放送とを共通のデコー
ダで受信するようにした多チャンネル放送の受信契約情
報の管理装置において、第1の放送のサイトは、受信契
約情報を送出する第1の顧客管理手段と、第1の顧客管
理手段からの受信契約情報が第1の放送のサイトで管理
されるべき情報か第2の放送のサイトで管理されるべき
情報かを判別し、第1の放送のサイトで管理されるべき
情報なら受信契約情報を第1の顧客管理手段内で処理
し、第2の放送のサイトで管理されるべき情報なら受信
契約情報を第2の放送のサイトに送る選択手段と、第1
の放送のサイトの選択手段で第1の放送のサイトで管理
されるべきと判断された受信契約情報から受信契約パケ
ットを形成する第1のパケット形成手段と、第1のパケ
ット形成手段からの第1の放送のサイトの受信契約情報
パケットと、第2の放送のサイトから送られてくる受信
契約情報パケットとを混合する混合手段と、混合された
第1の放送の受信契約情報パケット及び第2の放送の受
信契約情報パケットをパケットストリームに組み込み送
信する手段とを備え、第2の放送のサイトは、受信契約
情報を送出する第2の顧客管理手段と、 第2の顧客管
理手段は、第1の放送のサイトの第1の顧客管理手段と
の間で情報のやり取りを行っており、第2の顧客管理手
段からの第2の放送のサイトで管理されるべき情報とし
て出力された受信契約情報、又は第1の放送のサイトか
ら第2の放送のサイトで管理されるべき情報として送ら
れてきた受信契約情報から受信契約パケットを形成する
第2のパケット形成手段と、第2の放送の受信契約情報
パケットをパケットストリームに組み込み送信する手段
とを備えるようにしたことを特徴とする受信契約情報の
管理装置である。
【0014】請求項7の発明は、第1の衛星を使って多
チャンネル放送を行う第1の放送と、第2の衛星を使っ
て多チャンネル放送を行う第2の放送とを共通のデコー
ダで受信するようにした多チャンネル放送の受信契約情
報の管理方法において、第1の放送のサイトでは、第1
の顧客管理手段からの受信契約情報が第1の放送のサイ
トで管理されるべき情報か第2の放送のサイトで管理さ
れるべき情報かを判別し、第1の放送のサイトで管理さ
れるべき情報なら受信契約情報を第1の顧客管理手段内
で処理し、第2の放送のサイトで管理されるべき情報な
ら受信契約情報を第2の放送のサイトに送り、第1の放
送のサイトで管理されるべき情報と判断された受信契約
情報、又は第2の放送のサイトから第1の放送のサイト
で管理されるべき情報として送られてきた受信契約情報
から第1の放送の受信契約情報パケットを形成し、第1
の放送の受信契約情報パケットと、第2の放送のサイト
から送られてくる第2の放送の受信契約情報パケットと
を混合し、混合された第1の放送の受信契約情報パケッ
ト及び第2の放送の受信契約情報パケットをパケットス
トリームに組み込んで送信し、第2の放送のサイトで
は、第2の顧客管理手段からの受信契約情報が第2の放
送のサイトで管理されるべき情報か第1の放送のサイト
で管理されるべき情報かを判別し、第2の放送のサイト
で管理されるべき情報なら受信契約情報を第2の顧客管
理手段内で処理し、第1の放送のサイトで管理されるべ
き情報なら受信契約情報を第1の放送のサイトに送り、
第2の放送のサイトで管理されるべき情報と判断された
受信契約情報、又は第1の放送のサイトから第2の放送
のサイトで管理されるべき情報として送られてきた受信
契約情報から第2の放送の受信契約パケットを形成し、
第2の放送の受信契約情報パケットと、第1の放送のサ
イトから送られてくる第1の放送の受信契約情報パケッ
トとを混合し、混合された第2の放送の受信契約情報パ
ケット及び第1の放送の受信契約情報パケットをパケッ
トストリームに組み込み送信するようにしたことを特徴
とする受信契約情報の管理方法である。
【0015】請求項10の発明は、第1の衛星を使って
多チャンネル放送を行う第1の放送と、第2の衛星を使
って多チャンネル放送を行う第2の放送とを共通のデコ
ーダで受信するようにした多チャンネル放送の受信装置
において、第1の放送の受信契約情報パケット又は第2
の放送の受信契約情報パケットを受信する手段と、受信
契約情報パケットをデコードし、受信契約情報をカード
に記録する手段と受信契約情報パケットが第1の放送の
受信契約情報パケットか第2の放送の受信契約情報パケ
ットかを識別する手段とを備えるようした受信装置であ
る。
【0016】第1の衛星運営会社が発行するICカード
のカードIDと、第2の衛星運営会社が発行するICカ
ードのカードIDとが識別可能とされ、第1の衛星運営
会社で発行したICカードは第1の衛星運営会社側で管
理され、第2の衛星運営会社でが発行したICカードは
第2の衛星運営会社側で管理される。そして、新たな衛
星運営会社と契約を行うと、新たに契約を行う衛星運営
会社からの既に契約を行っている衛星運営会社側に受信
契約情報が送られ、既に契約を行っている衛星運営会社
側の顧客情報を使って管理される。これにより、1つの
ICカードで2つの衛星運営会社の放送が受信可能とな
る。
【0017】また、第1の衛星運営会社が発行するIC
カードのカードIDと、第2の衛星運営会社が発行する
ICカードのカードIDとが識別可能とされている。こ
のため、受信側で連絡先等の案内を装着されたICカー
ドに応じ適切に指示することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明が適用
できる衛星放送システムの一例の概要を示すものであ
る。
【0019】図1において、1は第1の衛星運営会社の
サイトである。第1の衛星運営会社のサイト1では、多
チャンネルのディジタル衛星放送を行っている。2は第
2の衛星運営会社のサイトである。第2衛星運営のサイ
ト2では、第1の衛星運営会社とは独立して、多チャン
ネルのディジタル衛星放送を行っている。
【0020】第1の衛星運営会社1と第2の衛星運営会
社2は、ディジタルビデオ信号やディジタルオーディオ
信号の圧縮方式や伝送フォーマット等、基本的な方式に
ついては同一とされている。
【0021】すなわち、第1の衛星運営会社及び第2の
衛星運営会社では、放送映像素材の編集処理を行い、こ
の放送映像素材から得られたビデオ信号及びオーディオ
信号をMPEG2方式により圧縮し、QPSK(Quadra
ture Phase Shift Keying )変調し、所定の搬送波で衛
星に向けて信号を送信している。MPEG2方式は、D
CT(Discrete Cosine Transform )と可変長符号によ
りビデオ信号を圧縮するものである。
【0022】第1の衛星運営会社のサイト1からの送信
信号は、第1の衛星運営会社が管理している衛星3を介
して、各家庭の受信設備5に送られる。第2の衛星運営
会社のサイト2からの送信信号は、第2の衛星運営会社
が管理している衛星4を介して、各家庭の受信設備5に
送られ。第1の衛星運営会社が管理している衛星3及び
第2の衛星運営会社が管理している衛星4は、静止軌道
上の近接した位置に静止されている。
【0023】各家庭の受信設備5としては、衛星3及び
4からの信号を受信するパラボラアンテナ6と、受信信
号を復調し、ビデオ信号及びオーディオ信号をデコード
するIRD7と、IRD7からのビデオ信号及び映像信
号が供給されるテレビジョン受像機8とが設けられる。
【0024】第1の衛星運営会社が管理している衛星3
と、第2の衛星運営会社が管理している衛星4は、静止
軌道上の近接した位置に静止している。そして、第1の
衛星運営会社のサイト1と第2の衛星運営会社のサイト
2では、ディジタルビデオ信号やディジタルオーディオ
信号の圧縮方式や伝送フォーマット等、基本的な方式に
ついては同一の方式で処理が行われている。このため、
第1の衛星運営会社が管理している衛星3からの信号
と、第2の衛星運営会社が管理している衛星4からの信
号は、共通のパラボラアンテナ6を使って受信し、共通
のIRD7を使ってデコードして、テレビジョン受像機
8に映出することができる。
【0025】IRD7には、第1の衛星運営会社が発行
するICカード9が装着される。図2A及び図2Bに示
すように、ICカードには、第1の衛星運営会社が発行
するICカード9Aと、第2の衛星運営会社が発行する
ICカード9Bがある。第1の衛星運営会社が発行する
ICカード9A(図2A)と、第2の衛星運営会社が発
行するICカード9B(図2B)は、その外面の印刷文
字や模様を除いて、その外形や内部構成は同様である。
そして、第1の衛星運営会社が発行するICカード9A
及び第2の衛星運営会社が発行するICカード9Bに
は、カードIDと、暗号化された契約者情報が記録され
ている。ICカード9A及び9Bには、契約者情報の暗
号化を解くための変換テーブルがある。
【0026】第1の衛星運営会社が発行するICカード
9Aの受信契約情報は、第1の衛星運営会社で管理され
ている。第1の衛星運営会社と契約すると、第1の衛星
運営会社のサイト1で受信契約情報が形成され、この受
信契約情報のパケットが形成される。なお、後に説明す
るように、この受信契約情報のパケットは、第1の衛星
運営会社のサイト1と第2の衛星運営会社のサイト2と
で交換されている。したがって、この受信契約情報のパ
ケットは、サイト1又は2から衛星3又は4を介して、
各家庭の受信設備5で受信され、第1の衛星運営会社が
発行するICカード9Aに記録される。
【0027】第2の衛星運営会社が発行するICカード
9Bの受信契約情報は、第2の衛星運営会社で管理され
ている。第2の衛星運営会社と契約すると、第2の衛星
運営会社のサイト2で受信契約情報が形成され,この受
信契約情報のパケットが形成される。この受信契約情報
のパケットは、第2の衛星運営会社のサイト2と第1の
衛星運営会社のサイト1とで交換されている。したがっ
て、この受信契約情報のパケットは、サイト2又は1か
ら衛星4又は3を介して、各家庭の受信設備5で受信さ
れ、第2の衛星運営会社が発行するICカード9Bに記
録される。
【0028】また、第1の衛星運営会社と既に契約を行
っている視聴者が第2の衛星運営会社と契約を行うと、
この受信契約情報が第2の衛星運営会社で形成される。
そして、この受信契約情報は、既に契約を行っている第
1の衛星運営会社に送られ、第1の衛星運営会社側で管
理される。第1の衛星運営会社で、この受信契約情報の
パケットが形成される。この受信契約情報のパケット
は、サイト1又は2から衛星3又は4を介して、各家庭
の受信設備5で受信され、第1の衛星運営会社が発行す
るICカード9Aに記録される。
【0029】これにより、同一のICカード9Aを使っ
て、第1の衛星運営会社の放送ばかりでなく、第2の衛
星運営会社の放送を見ることができるようになる。
【0030】また、第2の衛星運営会社と既に契約を行
っている視聴者が第1の衛星運営会社と契約を行うと、
この受信契約情報が第1の衛星運営会社で形成される。
そして、この受信契約情報は、既に契約を行っている第
2の衛星運営会社で管理される。第2の衛星運営会社
で、この受信契約情報のパケットが形成される。この受
信契約情報のパケットは、サイト2又は1から衛星4又
は3を介して、各家庭の受信設備5で受信され、第2の
衛星運営会社が発行するICカード9Bに記録される。
【0031】これにより、同一のICカード9Bを使っ
て、第2の衛星運営会社の放送ばかりでなく、第1の衛
星運営会社の放送を見ることができるようになる。
【0032】図3Aは、カードIDの構成の一例を示す
ものである。図3Aに示すように、第1の衛星運営会社
が発行するICカード9AのカードIDと、第2の衛星
運営会社が発行するICカード9BのカードIDは、6
バイトから構成されている。このうちのMSB(最上位
ビット)が、どちらの衛星運営会社が発行したカードか
を識別するために使用される。
【0033】すなわち、図3Bに示すように、そのMS
Bが「0」なら、第1の衛星運営会社が発行するICカ
ード9Aとされ、そのMSBが「1」なら、第2の衛星
運営会社が発行するICカード9Bとされる。したがっ
て、カードIDは、図3Cに示すように、(0〜224
1)のグループと、(224〜248−1)までグループの
2つのグループに分けて使用され、カードIDが(0〜
24−1)となるグループが第1の衛星運営会社用に割
り当てられ、カードIDが(224〜248−1)となるグ
ループが第2の衛星運営会社用に割り当てられる。
【0034】なお、上述の例では、カードIDのMSB
により2つグループに分けているが、図4に示すよう
に、カードIDの上位2ビットを用いれば、4つのグル
ープに分けて使用することが可能である。
【0035】前述したように、第1の衛星運営会社と第
2の衛星運営会社とでは、受信契約情報の交換が行われ
ている。そして、第1の衛星運営会社のサイト1から
は、第1の衛星運営会社の受信契約情報と、第2の衛星
運営会社の受信契約情報とが送られる。また、第2の衛
星運営会社のサイト2からは、第2の衛星運営会社の受
信契約情報と第1の衛星運営会社の受信契約情報が送ら
れる。
【0036】図5Aは、IRD7に、第1の衛星運営会
社が発行したICカード9Aが装着された場合を示して
いる。この場合、視聴者が第1の衛星運営会社の衛星3
からの放送を受信しているときには、第1の衛星運営会
社のサイト1から送られてくる第1の衛星運営会社の受
信契約情報のパケットPEMM1が衛星3を介してIR
D7で受信され、この受信契約情報がICカード9Aに
記録される。また、視聴者が第2の衛星運営会社の衛星
4からの衛星放送を受信しているときには、第2の衛星
運営会社のサイト2から送られてくる第1の衛星運営会
社の受信契約情報のパケットPEMM1が衛星4を介し
てIRD7で受信され、この受信契約情報がICカード
9Aに記録される。
【0037】図5Bは、IRD7に、第2の衛星運営会
社が発行したICカード9Bが装着された場合を示して
いる。この場合、視聴者が第2の衛星運営会社の衛星4
からの衛星放送を受信しているときには、第2の衛星運
営会社のサイト2から送られてくる第2の衛星運営会社
の受信契約情報のパケットPEMM2が衛星4を介して
IRD7で受信され、この契約者情報EMM2がICカ
ード9Bに記録される。視聴者が第1の衛星運営会社の
衛星3からの衛星放送を受信しているときには、第1の
衛星運営会社のサイト1から送られてくる第2の衛星運
営会社の受信契約情報のパケットPEMM2が衛星3を
介してIRD7で受信され、この契約者情報EMM2が
ICカード9Bに記録される。
【0038】このように、この発明が適用されたシステ
ムでは、第1の衛星運営会社が管理するICカードのI
Dと、第2の衛星運営会社が管理するICカードのカー
ドIDとは、その最上位ビットにより識別することがで
きる。このため、カードIDからそのICカードを発行
している衛星運営会社が識別できる。これにより、IR
D7側では、例えば、図6に示すように、その発行元の
案内を表示することができる。
【0039】すなわち、カードIDの最上ビットが
「0」であり、装着されたICカードが第1の衛星運営
会社のものであると判断されると、図6Aに示すよう
に、「第1衛星運営会社に連絡して下さい」というよう
なメッセージがIRD7の表示部又はオンスクリーンに
表示される。カードIDの最上ビットが「1」であり、
装着されたICカードが第2の衛星運営会社のものであ
ると判断されると、図6Bに示すように、「第2衛星運
営会社に連絡して下さい」というようなメッセージがI
RD7の表示部又はオンスクリーンに表示される。利用
者は、この表示を見ることにより、どちらの衛星管理会
社に連絡したら良いのかということを知ることがてき
る。
【0040】図7は、上述のシステムのサイト1及びサ
イト2において多チャンネルディジタル放送を行うため
の放送装置の概要を示すものである。この多チャンネル
ディジタル放送装置は、第1の衛星運営会社と第2の衛
星運営会社とで、基本的には同一のものが使用されてい
る。
【0041】このディジタル放送装置は、放送番組編成
システム(BPDS)21と、ベースバンドシステム
(BASEBAND)22と、セントラルプロセシング
システム23と、顧客管理システム(SMS)24と、
顧客視聴許可システム(SAS)25と、IFシステム
26と、共用システム27とを有している。
【0042】放送番組編成システム(BPDS)21
は、放送映像素材の登録、管理と映像番組の編成を行う
ものである。この放送番組編成システム(BPDS)2
1は、#1から#MまでのM個のシステムからなる。
【0043】ベースバイドシステム(BASEBAN
D)22は、回線入力される映像素材の受け入れや、カ
ートやサーバによる映像素材の送出、マスタスイッチャ
による素材のスイッチング等を行っており、ベースバン
ドコントロールシステム(BCS)31と、ルータコン
トロールシステム(RCC)32を有している。
【0044】セントラルプロセシングユニット23は、
ネットワークマネージメントデータベース(NMD)3
3と、プログラムガイドシステム(PGS)34と、エ
ンコーダコントロールシステム(ECS)35と、マル
チプレクサコントロールシステム(MCS)36と、E
PG(電子プログラムガイド)フローコントロール(E
PG−FC)37と、エンコーダ(ENC)38と、マ
ルチプレクサ(MUX)39と、ダウンロードサーバ
(DLS)40とを有している。
【0045】ネットワークマネージメントデータベース
(NMD)33は、放送システムの設定を入力し、放送
番組編成システム(BDPS)21で入力した全情報、
スケジュールに関する情報を、特定の視聴者のみが見る
ことができる情報、及びシステムの共通情報であるコン
フィグレーション情報等の分配を行う。
【0046】プログラムガイドシステム(PGS)34
は、1トランスポンダで送出するサービスのEPG送出
データ、スケジュール制御ファイルを生成する。
【0047】マルチプレクサ(MUX)39は、1次元
多重化されたビデオ及びオーディオパケット等をシリア
ルで受け取り、内部パケットを生成する。更に番組単位
のEMCパケットを生成する。これらビデオ及びオーデ
ィオパケット及び放送システム制御に必要な全ての制御
パケットは、多重化されて、1本のストリームとして出
力される。
【0048】顧客管理システム(SMS)24は、顧客
登録や、有料放送に対する料金聴取等の顧客管理を行っ
ている。顧客管理システム(SMS)24は、顧客毎
に、どのチャンネルを受信する契約となっているかを管
理しており、この契約に基づいて、受信契約情報(EM
M)を送出する。また、この顧客管理システム(SM
S)24は、有料放送の課金管理を行っている。
【0049】顧客視聴許可システム(SAS)25は、
顧客管理システム(SMS)24からの受信契約情報
(EMM)を受け取り、この受信契約情報を暗号化アル
ゴリズムによって暗号化して、EMMパケットを送出す
る。
【0050】IFシステム26は、QPSK変調(QP
SK)部41と、IFスイッチャ(IFSW)42とを
有している。送出するパケットは、IFシステム26に
送られ、IFシステム部26でQPSK変調され、所定
の搬送波周波数に変換される。このIFシステム部26
の出力は、出力増幅器27に供給されて電力増幅され
る。そして、この信号がパラボラアンテナ28から出力
され、衛星3又は衛星4に向けて送信される。
【0051】共用システム27は、システムアラームを
検知表示するためのアラーム及びモニタシステム(AM
S)43と、システムのバックボーンを行うネットワー
ク44とを備える。
【0052】図8は、各家庭のIRD7の構成を示すも
のである。図8において、衛星3又は4からの信号は、
パラボラアンテナ6で受信される。パラボラアンテナ6
には、LNB(Low Noise Block Downconverter )51
が取り付けられる。LNB51により受信信号がダウン
コンバートされる。
【0053】LNB51の出力は、フロントエンド部5
2に供給される。フロントエンド部52は、キャリア選
択部53と、QPSK復調部54と、FECデコーダ部
54とを有している。
【0054】キャリア選択部53には、ホストプロセッ
サ50から、周波数設定信号が供給される。この周波数
設定信号は、入力部70に与えられた視聴者からのチャ
ンネル設定信号に基づいて発生される。このホストプロ
セッサ50からの周波数設定信号により、フロントエン
ド部52のキャリア選択部53が制御され、所定の受信
周波数の信号が選択される。
【0055】キャリア選択部53の出力がQPSK復調
部54に供給される。QPSK復調部54は、キャリア
選択部53により選択された受信信号をQPSK復調す
るものである。
【0056】QPSK復調部54の出力は、FECデコ
ーダ部55に供給される。FECデコーダ部55で、エ
ラー訂正処理等が行われる。このFECデコーダ部55
の出力がトランスポート部57に送られる。
【0057】トランスポート部57は、デスクランブラ
58と、デマルチプレクサ59を有している。デスクラ
ンブラ58は、受信番組がスクランブルされている場合
に、このスクランブルを解除するものである。デマルチ
プレクサ59は、パケットストリームから、ビデオパケ
ット、オーディオパケット、EPGパケット等を振り分
けるものである。
【0058】ホストプロセッサ50は、視聴者から受信
を指令されたサーピス(チャンネル)の番組がスクラン
ブルされている場合、ICカード9に記憶されている情
報を読み出し、その情報に対応してトランスポート部5
7のデスクランブラ58を制御する。すなわち、アクセ
スが許可されている場合には、デスクランブラ58は、
FECデコーダ55からのスクランブルされているパケ
ットをデスクランブルし、デマルチプレクサ59に出力
する。アクセスが許容されているない場合には、ホスト
プロセッサ50は、デスクランブラ58にデフクランブ
ルの処理を実行させない。その結果、実質的に視聴者
は、契約していない番組を視聴することができないこと
になる。
【0059】デマルチプレクサ59により、ビデオパケ
ットと、オーディオパケットと、EPGパケットとが分
離される。ビデオパケットはビデオデコーダ60に送ら
れ、オーディオパケットはオーディオデコーダ61に送
られ、EPGパケットはEPG処理プロセッサ62に送
られる。
【0060】ビデオデコーダ60は、入力されたビデオ
データをMPEG2方式でデコードして、輝度信号Y及
び色差信号(R−Y)及び(B−Y)からなるコンポー
ネントビデオ信号を形成する。このコンポーネントビデ
オ信号がNTSCエンコーダ64に供給される。NTS
Cエンコーダ64により、輝度信号Y及び色差信号(R
−Y)及び(B−Y)からなるコンポーネントビデオ信
号は、NTSC方式のコンポジットビデオ信号に変換さ
れる。このNTSC方式のビデオ信号が出力端子66か
ら出力される。
【0061】オーディオデコーダ61は、入力されたオ
ーディオデータをMPEG2方式でデコードし、PCM
オーディオ信号を形成する。このPCMオーディオ信号
は、D/A変換部65に供給される。D/A変換部65
でPCMオーディオ信号がアナログオーディオ信号に変
換される。このアナログオーディオ信号が出力端子67
から出力される。
【0062】EPG処理プロセッサ62は、ホストプロ
セッサ50からの指令に対応して、EPGデータをホス
トプロセッサ50に供給すると共に、オンスクリーン表
示するためのデータを生成して、NTSCエンコーダ6
4に出力する。これにより、画面上に、電子プログラム
が映出される。
【0063】また、ホストプロセッサ50の出力が表示
部69に供給される。この表示部69に各種の表示が行
われる。また、ホストプロセッサ50には、モデム68
が接続される。PPV(Pay Per View)の視聴履歴は、
ICカード9に保存され、所定の期間毎に、モデム66
を介して、各衛星管理会社の顧客管理システム(SM
S)に送られる。
【0064】図9は、この発明が適用されたシステムに
おける視聴者管理システムの一例を示すものである。図
9において、第1の衛星運営会社の顧客管理システム
(SMS)24Aには、インターフェース71Aが設け
られ、第2の衛星運営会社の顧客管理システム24Bに
は、インターフェース71Bが設けられる。この第1の
衛星運営会社の顧客管理システム(SMS)24Aのイ
ンターフェース71Aと、第2の衛星運営会社の顧客管
理システム(SMS)24Bのインターフェース71B
とが接続され、第1の衛星運営会社の顧客管理システム
(SMS)24Aと、第2の衛星運営会社の顧客管理シ
ステム(SMS)24Bとの間で、受信契約情報や視聴
履歴情報がやり取りされる。
【0065】新規の視聴者が第1の衛星運営会社と契約
を結ぶと、第1の衛星運営会社の顧客管理システム(S
MS)24Aからは、第1の運営会社の受信契約情報E
MM1が発行される。また、既に、第2の衛星運営会社
と契約を結んでいる視聴者が第1の衛星運営会社と契約
を結ぶと、第1の衛星運営会社の顧客管理システム(S
MS)24Aからは、第2の運営会社の受信契約情報E
MM2が発行される。
【0066】また、新規の視聴者が第2の衛星運営会社
と契約を結ぶと、第1の衛星運営会社の顧客管理システ
ム(SMS)24Bからは、第2の運営会社の受信契約
情報EMM2が発行される。また、既に、第1の衛星運
営会社と契約を結んでいる視聴者が第2の衛星運営会社
と契約を結ぶと、第2の衛星運営会社の顧客管理システ
ム(SMS)24Aからは、第1の運営会社の受信契約
情報EMM1が発行される。
【0067】第1の衛星運営会社の顧客管理システム
(SMS)24Aには、EMM選択器70Aが設けられ
る。このEMM選択器70Aは、第1の衛星運営会社の
顧客管理システム(SMS)24Aから出力される契約
情報が、第1の運営会社の受信契約情報EMM1か第2
の運営会社の受信契約情報EMM2かを選別するもので
ある。第1の運営会社の契約情報EMM1なら第1の運
営会社の契約情報EMM1は第1の運営会社の顧客視聴
許可システム(SAS)25Aに送られ、第2の運営会
社の契約情報EMM2なら第2の運営会社の顧客視聴許
可システム(SAS)25Bに送られる。
【0068】前述したように、カードIDのMSBは、
第1の衛星運営管理会社と、第2の衛星運営会社とで異
なる。したがって、このカードIDのMSBにより、第
1の運営会社の受信契約情報EMM1か第2の運営会社
の受信契約情報EMM2かを選別することができる。
【0069】同様に、第2の衛星運営会社の顧客管理シ
ステム(SMS)24Bには、EMM選択器70Bが設
けられる。このEMM選択器70Bは、第2の衛星運営
会社の顧客管理システム(SMS)24Bから出力され
る受信契約情報が、第2の衛星運営会社の受信契約情報
EMM2か第1の衛星運営会社の受信契約情報EMM1
かを選別するものである。第1の衛星運営会社の契約情
報EMM1なら第1の運営会社の顧客視聴許可システム
(SAS)25Aに送られ、第2の運営会社の契約情報
EMM2なら第2の運営会社の顧客視聴許可システム
(SAS)25Bに送られる。
【0070】第1の衛星運営会社の顧客視聴許可システ
ム(SAS)25Aには、第1の衛星運営会社の顧客管
理システム(SMS)24AのEMM選択器70Aで選
別された第1の衛星運営会社の受信契約者情報EMM1
と、第2の運営会社の顧客管理システム(SMS)24
BのEMM選択器70Bで選別された第1の衛星運営会
社の受信契約情報EMM1とが送られてくる。第1の衛
星運営会社は、第1の衛星運営会社から発行するICカ
ード9Aを管理しており、その顧客情報がデータベース
72Aに登録されている。データベータ72Aから第1
の運営会社で管理するICカードのカードIDに対応し
て暗号化のための鍵が発行される。この暗号化鍵によ
り、受信契約情報EMM1が暗号化される。
【0071】第2の衛星運営会社の顧客視聴許可システ
ム(SAS)25Bには、第1の運営会社の顧客管理シ
ステム(SMS)24AのEMM選択器70Aで選別さ
れた第2の衛星運営会社の受信契約情報EMM2と、第
2の衛星運営会社の顧客管理システム(SMS)25B
のEMM選択器70Bで選別された第2の衛星運営会社
の受信契約情報EMM2とが送られてくる。第2の衛星
運営会社は、第2の衛星運営会社から発行するICカー
ド9Bを管理しており、その顧客情報がデータベース7
2Bに登録されている。データベータ72Bから第2の
運営会社で管理するICカードのカードIDに対応して
暗号化のための鍵が発行される。この暗号化鍵により、
受信契約情報EMM2が暗号化される。
【0072】第1の衛星運営会社の顧客視聴許可システ
ム(SAS)25Aは、第1の衛星運営会社の契約者情
報EMM1を暗号化してEMMパケットPEMM1を形
成し、これを第1の衛星運営会社のマルチプレクサ39
Aに送ると共に、第2の衛星運営会社のマルチプレクサ
39Bに送る。
【0073】第2の衛星運営会社の顧客視聴許可システ
ム(SAS)25Bは、第2の衛星運営会社の契約者情
報EMM2を暗号化してEMMパケットPEMM2を形
成し、これを第2の衛星運営会社のマルチプレクサ39
Bに送ると共に、第1の衛星運営会社のマルチプレクサ
39Aに送る。
【0074】第1の衛星運営会社のマルチプレクサ39
Aには、EMM混合器74Aが設けられる。EMM混合
器74Aで、第1の衛星運営会社の顧客視聴許可システ
ム(SAS)25Aからの第1の衛星運営会社のEMM
パケットPEMM1と、第2の衛星運営会社の顧客視聴
許可システム(SAS)25Bからの第2の衛星運営会
社のEMMパケットPEMM2とが混合される。この混
合されたEMMパケットPEMM1及びPEMM2が第
1の衛星運営会社のサイトから送信され、衛星3を介し
て、各家庭の受信設備に送られ、ICカード9A又は9
Bに記録される。
【0075】第2の衛星運営会社のマルチプレクサ39
Bには、EMM混合器74Bが設けられる。EMM混合
器74Bで、第1の衛星運営会社の顧客視聴許可システ
ム(SAS)25Bからの第2の衛星運営会社のEMM
パケットPEMM2と、第1の衛星運営会社の顧客視聴
許可システム(SAS)25Aからの第1の衛星運営会
社のEMMパケットPEMM1とが混合される。この混
合されたEMMパケットPEMM1及びPEMM2が第
2の衛星運営会社のサイトから送信され、衛星4を介し
て、各家庭の受信設備に送られ、ICカード9A又は9
Bに記録される。
【0076】このように、第1の衛星運営会社のEMM
パケットPEMM1と、第2の衛星運営会社のEMMパ
ケットPEMM2とは、互いに交換されている。この場
合、第1の衛星運営会社の衛星3からは、第1の衛星運
営会社のEMMパケットPEMM1と、第2の衛星運営
会社のEMMパケットPEMM2とが送られる。また、
第2の衛星運営会社の衛星4からは、第2の衛星運営会
社のEMMパケットPEMM2と、第1の衛星運営会社
のEMMパケットPEMM1とが送られる。したがっ
て、受信側では、どちらの衛星を受信していても、第1
の衛星運営会社のEMMパケットPEMM1と、第2の
衛星運営会社のEMMパケットPEMM2とを受信する
とができる。
【0077】例えば、第2の衛星運営会社と既に契約を
行っている視聴者が第1の衛星運営会社と契約を結んだ
とする。第1の衛星運営会社と契約を結ぶと、第1の衛
星顧客管理システム(SMS)24Aから受信契約情報
が発行される。この受信契約情報は、EMM選択器70
Aに送られる。この場合、この視聴者は、第2の衛星運
営会社と既に受信契約を結んでいるので、この受信契約
情報は、第2の衛星運営会社の受信契約情報EMM2と
して、第2の衛星運営会社の顧客視聴システム(SA
S)25Bに送られる。
【0078】なお、この視聴者が既に第2の衛星運営会
社と既に受信契約を結んでいるか否かは、カードIDの
最上位ビットから判断できる。
【0079】第2の衛星運営会社の顧客視聴システム
(SAS)25Bでは、この視聴者のカードIDを管理
しているため、通常と同様に、この視聴者に対するEM
Mの処理を行うことができる。そして、このEMMパケ
ットPEMM2は、第1の放送のマルチプレクサ39A
と、第2の放送のマルチプレクサ39Bに送られる。
【0080】反対に、第1の衛星運営会社と契約してい
る視聴者が第2の衛星運営会社の番組を見るために契約
したとする。この場合、第2の衛星運営会社と契約する
と、第1の衛星運営会社の衛星顧客管理システム(SM
S)24Bからは、受信契約情報が発行される。この受
信契約情報がEMM選択器70Bに送られる。この視聴
者は、第1の衛星運営会社と既に受信契約を結んでいる
ので、この受信契約情報は、第1の衛星運営会社の受信
契約情報EMM1として、第1の衛星運営会社の顧客視
聴システム(SAS)25Aに送られる。
【0081】第2の衛星運営会社の顧客視聴システム
(SAS)25Bでは、この視聴者のカードIDを管理
しているため、通常と同様に、この視聴者に対するEM
Mの処理を行うことができる。そして、このEMMパケ
ットPEMM1は、第1の放送のマルチプレクサ39A
と、第2の放送のマルチプレクサ39Bに送られる。
【0082】このように、この発明が適用されてシステ
ムでは、カードIDのMSBにより、そのカードIDが
どちらの衛星運営会社により管理されているかが識別で
き、2つの衛星運営会社の発行するカードのカードID
がグループ分けされている。このため、新たな衛星運営
会社との契約を行ったときに、その情報をやり取りし
て、2つの衛星運営会社の放送を共通に受信できるIC
カードを発行することができる。
【0083】また、この発明が適用されたシステムで
は、第1の衛星運営会社の顧客視聴システム(SAS)
24Aと、第2の衛星運営会社の顧客視聴システム(S
AS)24Bとの間で、視聴履歴情報が交換されてい
る。そして、カードIDにより、どちらの衛星管理会社
が管理するICカードであるが識別できる。このため、
同付きのICカード9A又は9Bを使って、番組の視聴
料金を管理することができる。
【0084】すなわち、電話回線を介して、PPVの視
聴履歴情報が第1の衛星運営会社の顧客視聴システム
(SAS)24A及び第2の衛星運営会社の顧客視聴シ
ステム(SAS)24Bに送られてくる。ICカードの
カードIDにより、この視聴履歴情報が第1の衛星運営
会社で管理すべきか第2の衛星運営会社で管理すべきか
が判断される。
【0085】第1の衛星運営会社の顧客視聴システム
(SAS)24A送られてきた視聴履歴情報が第1の衛
星運営会社で管理すべきなら、第1の衛星運営会社の顧
客視聴システム(SAS)24Aで課金処理が行われ、
第2の衛星運営会社で管理すべきなら、この視聴履歴情
報が第2の衛星運営会社の顧客視聴システム(SAS)
24Bに送られ、第2の衛星運営会社の顧客視聴システ
ム(SAS)24B側で課金処理が行われる。
【0086】また、第2の衛星運営会社の顧客視聴シス
テム(SAS)24B送られてきた視聴履歴情報が第2
の衛星運営会社で管理すべきなら、第2の衛星運営会社
の顧客視聴システム(SAS)24Bで課金処理が行わ
れ、第1の衛星運営会社で管理すべきなら、この視聴履
歴情報が第1の衛星運営会社の顧客視聴システム(SA
S)24Aに送られ、第2の衛星運営会社の顧客視聴シ
ステム(SAS)24A側で課金処理が行われる。
【0087】なお、2つの衛星管理会社に対して共通の
課金システムを構築すれば、この課金システムにより、
2つの衛星管理会社に対して課金管理を行うことができ
る。このようにした場合には、視聴履歴番組情報の交換
は不要である。
【0088】図10は、この発明の他の実施の形態を示
すものである。この例は、既に、システムが確立してい
るような衛星運営会社があり、後から運営会社が参加す
るような場合に用いて好適である。
【0089】第1の衛星運営会社のサービスが既に行わ
れている場合、第1の衛星運営会社と契約をした顧客
は、第1の衛星運営会社の放送のみを受信できるICカ
ードを有している。そして、新たに第2の衛星運営会社
と受信契約を結ぶ顧客は、第1の衛星運営会社の放送
と、第2の衛星運営会社の放送とを受信することができ
るコモンICカードを手に入れるものとする。
【0090】したがって、カードの種類としては、第1
の衛星運営会社の放送のみを受信できるICカードと、
第1の衛星運営会社の放送と第2の衛星運営会社の放送
とを受信することができるコモンICカードが存在する
ことになる。これら、第1の衛星運営会社の放送のみを
受信できるICカードと、第1の衛星運営会社の放送と
第2の衛星運営会社の放送とを受信することができるコ
モンICカードとは、カードIDにより識別される。
【0091】すなわち、図11に示すように、カードI
Dは6バイトからなり、図11Bに示すように、カード
IDの上位2ビットが「00」なら第1の衛星運営会社
が発行している第1の衛星運営会社の放送のみを受信で
きるICカードとされ、カードIDの上位2ビットが
「00」以外(すなわち、「01」、「10」、「1
1」)なら、第2の衛星運営会社が発行している第1の
衛星運営会社の放送と第2の衛星運営会社の放送とを受
信することができるコモンICカードとされる。したが
って、カードIDは、図11Cに示すようにグループ分
けられることになる。
【0092】なお、カードIDの上位2ビットが「0
0」なら第1の衛星運営会社の放送のみを受信できるI
Cカードとしているのは、現在、既に発行されているI
CカードのカードIDは番号の小さい順から発行されて
おり、現在の所、カードIDの上位2ビットは全て「0
0」であるためである。
【0093】図10において、第1の衛星運営会社の顧
客管理システム(SMS)124Aには、インターフェ
ース171Aが設けられ、第2の衛星運営会社の顧客管
理システム24Bには、インターフェース171Bが設
けられる。この第1の衛星運営会社の顧客管理システム
(SMS)124Aのインターフェース171Aと、第
2の衛星運営会社の顧客管理システム(SMS)124
Bのインターフェース171Bとが接続され、第1の衛
星運営会社の顧客管理システム(SMS)124Aと、
第2の衛星運営会社の顧客管理システム(SMS)12
4Bとの間で、受信契約情報や視聴履歴情報がやり取り
される。
【0094】第1の衛星運営会社の顧客管理システム
(SMS)124Aには、EMM選択器170Aが設け
られる。このEMM選択器170Aは、顧客管理システ
ム(SMS)24Aからの受信契約情報が、第1の衛星
運営会社の受信契約情報EMM101か第2の運営会社
の受信契約情報EMM102かを選別するものである。
第1の衛星運営会社の受信契約情報EMM101なら、
第1の運営会社の顧客視聴許可システム(SAS)12
5Aに送られ、第2の運営会社の受信契約情報EMM1
02ならは第2の運営会社の顧客視聴許可システム(S
AS)125Bに送られる。
【0095】この選別は、カードIDに基づいて行われ
る。カードIDの上位2ビットが「00」なら第1の衛
星運営会社の受信契約情報EMM101であり、カード
IDの上位2ビットが「00」以外なら第2衛星運営会
社の受信契約情報EMM102である。
【0096】第2の衛星運営会社の顧客管理システム
(SMS)124Bからは、第2の衛星運営会社の受信
契約情報EMM102が出力される。この受信契約情報
EMM102は、第2の衛星運営会社の顧客視聴許可シ
ステム(SAS)125Bに送られる。
【0097】新規の視聴者が第1の衛星運営会社と契約
すると、第1の衛星運営会社の顧客管理システム(SM
S)124Aからは、第1の衛星運営会社の契約者情報
EMM101が発行される。この第1の衛星運営会社の
契約者情報EMM101が第1の衛星運営会社の顧客視
聴許可システム(SAS)125Aに送られる。
【0098】第1の衛星運営会社は、第1の衛星運営会
社から発行するICカード109Aを管理しており、そ
の顧客情報がデータベース172Aに登録されている。
データベータ172Aから第1の運営会社で管理するI
CカードのカードIDに対応して暗号化のための鍵が発
行される。この暗号化鍵により、受信契約情報EMM1
01が暗号化される。
【0099】新規の視聴者が第2の衛星運営会社と契約
すると、第2の衛星運営会社の顧客管理システム(SM
S)124Bからは、第2の衛星運営会社の契約者情報
EMM102が発行される。この第1の衛星運営会社の
契約者情報EMM102が第2の衛星運営会社の顧客視
聴許可システム(SAS)125Bに送られる。
【0100】第2の衛星運営会社は、第2の衛星運営会
社から発行するコモンICカード109Bを管理してお
り、その顧客情報がデータベース172Bに登録されて
いる。データベータ172Bから第1の運営会社で管理
するICカードのカードIDに対応して暗号化のための
鍵が発行される。この暗号化鍵により、受信契約情報E
MM102が暗号化される。
【0101】更に、第2の衛星運営会社と既に契約を行
っている視聴者が第1の衛星運営会社と契約を行うと、
第1の衛星運営会社の顧客管理システム(SMS)12
4Aからは、受信契約情報が発行される。この視聴者
は、既に、第2の衛星運営会社と契約を行っているの
で、第1の衛星運営会社の顧客管理システム(SMS)
124Aからは、第2の衛星運営会社の受信契約情報E
MM102が発行される。この第2の衛星運営会社の受
信契約情報EMM102が第2の衛星運営会社の顧客視
聴許可システム(SAS)125Bに送られる。
【0102】第2の衛星運営会社は、第2の衛星運営会
社から発行するコモンICカード109Bを管理してお
り、その顧客情報がデータベース172Bに登録されて
いる。データベータ172Bから第1の運営会社で管理
するICカードのカードIDに対応して暗号化のための
鍵が発行される。この暗号化鍵により、受信契約情報E
MM102が暗号化される。
【0103】第1の衛星運営会社の顧客視聴許可システ
ム(SAS)125Aで、第1の衛星運営会社の受信契
約情報EMM101が暗号化されして、EMMパケット
PEMM1O1が形成される。これが第1の衛星運営会
社のマルチプレクサ139Aに送られる。
【0104】第2の衛星運営会社の顧客視聴許可システ
ム(SAS)125Bで、第2の衛星運営会社の受信契
約情報EMM102が暗号化されて、EMMパケットP
EMM102が形成される。これが第2の衛星運営会社
のマルチプレクサ139Bに送られると共に、第1の衛
星運営会社のマルチプレクサ139Aに送られる。
【0105】第1の衛星運営会社のマルチプレクサ13
9Aには、EMM混合器174Aが設けられる。EMM
混合器174Aで、第1の衛星運営会社の顧客視聴許可
システム(SAS)125Aからの第1の衛星運営会社
のEMMパケットPEMM101と、第2の衛星運営会
社の顧客視聴許可システム(SAS)125Bからの第
2の衛星運営会社のEMMパケットPEMM102とが
混合される。この混合されたEMMパケットPEMM1
01及びPEMM102が第1の衛星運営会社のサイト
から送信され、衛星103を介して、各家庭の受信設備
に送られる。EMMパケットPEMM101は、第1の
衛星運営会社が発行するICカード109Aに記録され
る。EMMパケッPEMM102は、第2の衛星運営会
社が発行するICカード109Bに記録される。
【0106】第2の衛星運営会社のマルチプレクサ13
9Bには、第2の衛星運営会社の顧客視聴許可システム
(SAS)125Bからの第2の衛星運営会社のEMM
パケットPEMM102が送られる。このEMMパケッ
トPEMM102が第2の衛星運営会社のサイトから送
信され、衛星104を介して、各家庭の受信設備に送ら
れ、第2の衛星運営会社が発行するコモンOCカード1
09Bに記録される。
【0107】
【発明の効果】この発明によれば、第1の衛星運営会社
が発行するICカードのカードIDと、第2の衛星運営
会社が発行するICカードのカードIDとが識別可能と
され、第1の衛星運営会社で発行したICカードは第1
の衛星運営会社側で管理され、第2の衛星運営会社でが
発行したICカードは第2の衛星運営会社側で管理され
る。そして、新たな衛星運営会社と契約を行うと、新た
に契約を行う衛星運営会社からの既に契約を行っている
衛星運営会社側に受信契約情報が送られ、既に契約を行
っている衛星運営会社側の顧客情報を使って管理され
る。これにより、1つのICカードで2つの衛星運営会
社の放送が受信可能となる。
【0108】また、この発明によれば、第1の衛星運営
会社が発行するICカードのカードIDと、第2の衛星
運営会社が発行するICカードのカードIDとが識別可
能とされている。このため、受信側で連絡先等の案内を
装着されたICカードに応じ適切に指示することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用できる衛星放送システムの一例
の説明に用いる略線図である。
【図2】この発明が適用できる衛星放送システムの一例
におけるICカードの説明に用いる略線図である。
【図3】カードIDの割り当ての一例を示す略線図であ
る。
【図4】カードIDの割り当ての他の例を示す略線図で
ある。
【図5】この発明が適用できる衛星放送システムの一例
におけるEMMパケットの伝送の説明に用いる略線図で
ある。
【図6】この発明が適用できる衛星放送システムの一例
における表示の説明に用いる略線図である。
【図7】この発明が適用できる衛星放送システムの一例
における放送装置の一例のブロック図である。
【図8】この発明が適用できる衛星放送システムの一例
におけるIRDの一例のブロック図である。
【図9】この発明が適用された視聴管理システムの一例
のブロック図である。
【図10】この発明が適用された視聴管理システムの他
の例のブロック図である。
【図11】カードIDの割り当ての更に他の例を示す略
線図である。
【符号の説明】
1・・・第1の衛星運営会社のサイト,2・・・第2の
衛星運営会社のサイト,3,4・・・衛星,7・・・I
RD,9P9A,9B・・・ICカード,24,24
A,24B・・・顧客管理システム,25,25A,2
5B・・・顧客視聴許可システム,70A,70B・・
・EMM選択器,39A,39B・・・マルチプレク
サ,74A,74B・・・EMM混合器

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の衛星を使って多チャンネル放送を
    行う第1の放送と、第2の衛星を使って多チャンネル放
    送を行う第2の放送とを共通のデコーダで受信するよう
    にした多チャンネル放送の受信契約情報の管理装置にお
    いて、 上記第1の放送のサイトは、受信契約情報を送出する第
    1の顧客管理手段と、 上記第1の顧客管理手段からの受信契約情報が第1の放
    送のサイトで管理されるべき情報か第2の放送のサイト
    で管理されるべき情報かを判別し、上記第1の放送のサ
    イトで管理されるべき情報なら上記受信契約情報を上記
    第1の顧客管理手段内で処理し、上記第2の放送のサイ
    トで管理されるべき情報なら上記受信契約情報を上記第
    2の放送のサイトに送る第1の選択手段と、 上記第1の放送のサイトの選択手段で上記第1の放送の
    サイトで管理されるべき情報と判断された受信契約情
    報、又は上記第2の放送のサイトから上記第1の放送の
    サイトで管理されるべき情報として送られてきた受信契
    約情報から受信契約情報パケットを形成する第1のパケ
    ット形成手段と、 上記第1のパケット形成手段からの第1の放送の受信契
    約情報パケットと、上記第2の放送のサイトから送られ
    てくる第2の放送の受信契約情報パケットとを混合する
    第1の混合手段と、 混合された上記第1の放送の受信契約情報パケット及び
    上記第2の放送の受信契約情報パケットをパケットスト
    リームに組み込み送信する手段とを備え、 上記第2の放送のサイトは、受信契約情報を送出する第
    2の顧客管理手段と、 上記第2の顧客管理手段は、上記第1の放送のサイトの
    上記第1の顧客管理手段との間で情報のやり取りを行っ
    ており、 上記第2の顧客管理手段からの受信契約情報が上記第2
    の放送のサイトで管理されるべき情報か第1の放送のサ
    イトで管理されるべき情報かを判別し、上記第2の放送
    のサイトで管理されるべき情報なら上記受信契約情報を
    上記第2の顧客管理手段内で処理し、上記第1の放送の
    サイトで管理されるべき情報なら上記受信契約情報を上
    記第1の放送のサイトに送る第2の選択手段と、 上記第2の放送のサイトの上記第2の選択手段で上記第
    2の放送のサイトで管理されるべき情報と判断された受
    信契約情報、又は上記第1の放送のサイトから上記第2
    の放送のサイトで管理されるべき情報として送られてき
    た受信契約情報から受信契約パケットを形成する第2の
    パケット形成手段と、 上記第2のパケット形成手段からの第2の放送の受信契
    約情報パケットと、上記第1の放送のサイトから送られ
    てくる第1の放送の受信契約情報パケットとを混合する
    第2の混合手段と、 混合された上記第2の放送の受信契約情報パケット及び
    上記第1の放送の受信契約情報パケットをパケットスト
    リームに組み込み送信する手段とを備えるようにしたこ
    とを特徴とする受信契約情報の管理装置。
  2. 【請求項2】 上記受信契約情報が上記第1の放送のサ
    イトで管理されるべき情報か上記第2の放送のサイトで
    管理されるべき情報かの判別を、カードIDにより行う
    ようにした請求項1に記載の受信契約情報の管理装置。
  3. 【請求項3】 上記カードIDによる識別は、上記カー
    ドIDの上位ビットで行うようにした請求項2に記載の
    受信契約情報の管理装置。
  4. 【請求項4】第1の衛星を使って多チャンネル放送を行
    う第1の放送と、第2の衛星を使って多チャンネル放送
    を行う第2の放送とを共通のデコーダで受信するように
    した多チャンネル放送の受信契約情報の管理装置におい
    て、 上記第1の放送のサイトは、受信契約情報を送出する第
    1の顧客管理手段と、 上記第1の顧客管理手段からの受信契約情報が第1の放
    送のサイトで管理されるべき情報か第2の放送のサイト
    で管理されるべき情報かを判別し、第1の放送のサイト
    で管理されるべき情報なら上記受信契約情報を上記第1
    の顧客管理手段内で処理し、上記第2の放送のサイトで
    管理されるべき情報なら上記受信契約情報を上記第2の
    放送のサイトに送る選択手段と、 上記第1の放送のサイトの選択手段で上記第1の放送の
    サイトで管理されるべきと判断された受信契約情報から
    受信契約パケットを形成する第1のパケット形成手段
    と、 上記第1のパケット形成手段からの第1の放送のサイト
    の受信契約情報パケットと、上記第2の放送のサイトか
    ら送られてくる受信契約情報パケットとを混合する混合
    手段と、 混合された上記第1の放送の受信契約情報パケット及び
    上記第2の放送の受信契約情報パケットをパケットスト
    リームに組み込み送信する手段とを備え、 上記第2の放送のサイトは、受信契約情報を送出する第
    2の顧客管理手段と、 上記第2の顧客管理手段は、上記第1の放送のサイトの
    上記第1の顧客管理手段との間で情報のやり取りを行っ
    ており、 上記第2の顧客管理手段からの第2の放送のサイトで管
    理されるべき情報として出力された受信契約情報、又は
    上記第1の放送のサイトから上記第2の放送のサイトで
    管理されるべき情報として送られてきた受信契約情報か
    ら受信契約パケットを形成する第2のパケット形成手段
    と上記第2の放送の受信契約情報パケットをパケットス
    トリームに組み込み送信する手段とを備えるようにした
    ことを特徴とする受信契約情報の管理装置。
  5. 【請求項5】 上記受信契約情報が上記第1の放送のサ
    イトで管理されるべき情報か上記第2の放送のサイトで
    管理されるべき情報かの判別を、カードIDにより行う
    ようにした請求項4に記載の受信契約情報の管理装置。
  6. 【請求項6】 上記カードIDによる識別は、上記カー
    ドIDの上位ビットで行うようにした請求項5に記載の
    受信契約情報の管理装置。
  7. 【請求項7】 第1の衛星を使って多チャンネル放送を
    行う第1の放送と、第2の衛星を使って多チャンネル放
    送を行う第2の放送とを共通のデコーダで受信するよう
    にした多チャンネル放送の受信契約情報の管理方法にお
    いて、 第1の放送のサイトでは、 第1の顧客管理手段からの受信契約情報が第1の放送の
    サイトで管理されるべき情報か第2の放送のサイトで管
    理されるべき情報かを判別し、上記第1の放送のサイト
    で管理されるべき情報なら上記受信契約情報を上記第1
    の顧客管理手段内で処理し、上記第2の放送のサイトで
    管理されるべき情報なら上記受信契約情報を上記第2の
    放送のサイトに送り、 上記第1の放送のサイトで管理されるべき情報と判断さ
    れた受信契約情報、又は上記第2の放送のサイトから上
    記第1の放送のサイトで管理されるべき情報として送ら
    れてきた受信契約情報から第1の放送の受信契約情報パ
    ケットを形成し、 上記第1の放送の受信契約情報パケットと、上記第2の
    放送のサイトから送られてくる第2の放送の受信契約情
    報パケットとを混合し、 混合された上記第1の放送の受信契約情報パケット及び
    上記第2の放送の受信契約情報パケットをパケットスト
    リームに組み込んで送信し、 上記第2の放送のサイトでは、 上記第2の顧客管理手段からの受信契約情報が上記第2
    の放送のサイトで管理されるべき情報か第1の放送のサ
    イトで管理されるべき情報かを判別し、上記第2の放送
    のサイトで管理されるべき情報なら上記受信契約情報を
    上記第2の顧客管理手段内で処理し、上記第1の放送の
    サイトで管理されるべき情報なら上記受信契約情報を上
    記第1の放送のサイトに送り、 上記第2の放送のサイトで管理されるべき情報と判断さ
    れた受信契約情報、又は上記第1の放送のサイトから上
    記第2の放送のサイトで管理されるべき情報として送ら
    れてきた受信契約情報から第2の放送の受信契約パケッ
    トを形成し、 上記第2の放送の受信契約情報パケットと、上記第1の
    放送のサイトから送られてくる第1の放送の受信契約情
    報パケットとを混合し、 混合された上記第2の放送の受信契約情報パケット及び
    上記第1の放送の受信契約情報パケットをパケットスト
    リームに組み込み送信するようにしたことを特徴とする
    受信契約情報の管理方法。
  8. 【請求項8】 上記受信契約情報が上記第1の放送のサ
    イトで管理されるべき情報か上記第2の放送のサイトで
    管理されるべき情報かの判別を、カードIDにより行う
    ようにした請求項7に記載の受信契約情報の管理方法。
  9. 【請求項9】 上記カードIDによる識別は、上記カー
    ドIDの上位ビットで行うようにした請求項8に記載の
    受信契約情報の管理方法。
  10. 【請求項10】第1の衛星を使って多チャンネル放送を
    行う第1の放送と、第2の衛星を使って多チャンネル放
    送を行う第2の放送とを共通のデコーダで受信するよう
    にした多チャンネル放送の受信装置において、 上記第1の放送の受信契約情報パケット又は上記第2の
    放送の受信契約情報パケットを受信する手段と、 上記受信契約情報パケットをデコードし、上記受信契約
    情報をカードに記録する手段と上記受信契約情報パケッ
    トが上記第1の放送の受信契約情報パケットか上記第2
    の放送の受信契約情報パケットかを識別する手段とを備
    えるようした受信装置。
  11. 【請求項11】 上記受信契約情報が第1の放送の受信
    契約情報パケットか上記第2の放送の受信契約情報パケ
    ットかの識別を、カードIDにより行うようにした請求
    項10に記載の受信装置。
  12. 【請求項12】 上記カードIDによる識別は、上記カ
    ードIDの上位ビットで行うようにした請求項11に記
    載の受信装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001344216A (ja) * 2000-06-05 2001-12-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 記録制限情報付メモリーカードを用いたダウンロードシステム
KR20040044603A (ko) * 2002-11-21 2004-05-31 서두인칩 주식회사 유료 방송 시청을 위한 위성 수신기

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001344216A (ja) * 2000-06-05 2001-12-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 記録制限情報付メモリーカードを用いたダウンロードシステム
JP4538900B2 (ja) * 2000-06-05 2010-09-08 パナソニック株式会社 記録制限情報付メモリーカードを用いたダウンロードシステム
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