JPH11196110A - トポロジー認識装置 - Google Patents

トポロジー認識装置

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JPH11196110A
JPH11196110A JP10000078A JP7898A JPH11196110A JP H11196110 A JPH11196110 A JP H11196110A JP 10000078 A JP10000078 A JP 10000078A JP 7898 A JP7898 A JP 7898A JP H11196110 A JPH11196110 A JP H11196110A
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JP10000078A
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Yasushi Furukawa
靖 古川
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物理IDと各ノードの対応が高速に行うこと
ができるトポロジー認識装置を実現することを目的にす
る。 【解決手段】 本発明は、バスに接続された機器を認識
するトポロジー認識装置に改良を加えたものである。本
装置は、自己IDパケットを収集する収集手段と、この
収集手段により収集された自己IDパケットにより、接
続情報を作成する接続情報作成手段と、バスリセット前
後の接続情報から物理IDの変化情報を作成する変化情
報作成手段とを有することを特徴とする装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IEEE1394
シリアルバスに用いられるトポロジー認識装置に関し、
特に、バスリセット前後の自己IDパケットによりトポ
ロジー変化を認識するトポロジー認識装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】IEEE1394シリアルバスでは、ネ
ットワークに接続された各ノード(装置)に物理IDと
呼ばれる番号が割り当てられ、各ノードを識別してい
る。そして、通信の際は、この物理IDを用いて送信
元、送信先を指定し、アシンクロナス・パケット通信を
行っている。
【0003】このような装置を図15に示す。図におい
て、コンピュータA,B,プリンタC,コンピュータ
D,ビデオカメラEがシリアルバスのネットワークに接
続されている。コンピュータAは、始め物理IDが”
4”で、コンピュータB,DとプリンタCとに接続して
いる。コンピュータBは始め物理IDが”0”、プリン
タCは始め物理IDが”1”である。コンピュータD
は、始め物理IDが”2”で、始め物理IDが”3”で
あるビデオカメラEに接続している。
【0004】このような装置の動作を以下に説明する。
コンピュータDが、コンピュータAを介してプリンタC
に書類をプリントアウトのため、データの送信(送信方
法は、アシンクロナス・パケット送信またはアイソクロ
ナス・パケット送信)を行っていた場合に、図16に示
されるように、コンピュータBがコンピュータAから接
続がはずれるとバスリセットが発生し、プリントアウト
が中断される。そして、物理IDは割り当て直される。
この結果、例えば、コンピュータAは物理IDが”3”
となり、プリンタCは物理IDが”0”となり、コンピ
ュータDは物理IDが”1”となり、ビデオカメラEは
物理IDが”2”となる。
【0005】再び、コンピュータBは、プリントアウト
を再開するに当たり、プリンタCの状態を知らなければ
ならない。具体的には、プリンタCがネットワークに接
続されているか、バスリセットによって物理IDが変化
していないか、バスリセット前にデータをどこまで受信
したか等の情報を得た上で、送信を再開しなければなら
ない。
【0006】このような情報を得るに当たりアシンクロ
ナス・パケット送信を行う必要があるが、自分の物理I
Dが”2”から”1”になったことはわかっても、プリ
ンタCの物理IDが何番に変更されたのかがわからない
ため、送信先物理IDがわからない。
【0007】そこで、図17に示されるように、コンピ
ュータDは、バスに接続されているすべての他のノード
に対して、IEEE1212で定義されているCSR
(Control and Status Register)空間に書き込まれた
ノード情報を読み出すことによって、どの物理IDがプ
リンタCに相当するかを調べている。
【0008】ノード情報の読み出しを時間軸上で見ると
図18のようになる。コンピュータDからコンピュータ
AへRequestが送信される。実際には、物理IDを指定
して通信を行っているので、コンピュータAということ
は認識されていない。そして、コンピュータAからは、
その要求を受け取ったという返事として、Ack Pending
パケットが返信される。その後、コンピュータAは、ノ
ード情報をのせたResponseパケットをコンピュータDへ
送信する。コンピュータDは情報を受信したことを知ら
せるAck CompleteパケットをコンピュータAに返信す
る。
【0009】しかし、このときでも、すぐにノード情報
を送信できる場合と、ノード情報の準備等のため、時間
を多少おいてから、ノード情報を送信する場合がある。
【0010】最大63ノードに対してアシンクロナス・
パケットで、CSR空間を読み出しに行った場合、アシ
ンクロナス・パケットに使用できる時間は限られている
ため、CSR空間の読み出しはバスリセット後数サイク
ルの時間に及ぶ場合がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、IEEE
1394では最大63ノードが接続されるので、ひとつ
ひとつのノードから情報を読み出しに行っていると、全
部のノードの情報を得るまでに非常に時間を要してしま
うという問題点があった。
【0012】そこで、本発明の目的は、物理IDと各ノ
ードの対応が高速に行うことができるトポロジー認識装
置を実現することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、バスに接続さ
れた機器を認識するトポロジー認識装置において、自己
IDパケットを収集する収集手段と、この収集手段によ
り収集された自己IDパケットにより、接続情報を作成
する接続情報作成手段と、バスリセット前後の前記接続
情報から物理IDの変化情報を作成する変化情報作成手
段とを有することを特徴とするものである。
【0014】このような本発明では、収集手段がバスか
ら自己IDパケットを収集する。この収集手段により収
集された自己IDパケットにより、接続情報作成手段
は、接続情報を作成し、バスリセット前後における接続
情報を記憶手段に記憶する。そして、変化情報作成手段
は、この記憶手段が記憶するバスリセット前後の接続情
報から変化情報を作成する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明を説明す
る。図1は本発明の一実施例を示した構成図である。図
において、トポロジー認識装置1は、バス2に接続して
いる。そして、トポロジー認識装置1は、収集手段11
と接続情報作成手段12と記憶手段13と変化情報作成
手段14と取得手段15とからなる。
【0016】収集手段11は、バス2から自己IDパケ
ットを収集する。この収集手段11は一般に物理層IC
に含まれ、物理層ICによってバスリセット後に自動的
に自己IDパケットは収集される。接続情報作成手段1
2は、収集手段11により収集された自己IDパケット
によりバスに接続されたノード(機器)の接続情報を作
成する。記憶手段13は、バスリセット前後における接
続情報を記憶する。変化情報作成手段14は、記憶手段
13が記憶するバスリセット前後の接続情報から変化情
報を作成し、記憶手段13に記憶させる。取得手段15
は、記憶手段13に記憶されている変化情報により、新
規に加わったノード(機器)からのみノード(機器)情
報を取得する。
【0017】ここで、自己IDパケットは、バスリセッ
ト後に各ノードがブロードキャストで送信するパケット
であり、IEEE1394−1995規格により、図2
のように規定されるパケットである。つまり、自己ID
パケットは、物理ID100、ポート状態200等から
構成される。ポート状態200は、ポート番号ごとに、
子ノードに接続”11”、親ノードに接続”10”、ノ
ードに不接続”01”、ポートがない”00”が示され
る。
【0018】このような装置の動作を以下で説明する。
収集手段11は、バスリセット後に各装置(ノード)が
発生する自己IDパケットを、バス2から収集する。こ
の自己IDパケットから、接続情報作成手段12は接続
情報を作成し、記憶手段13に記憶する。
【0019】再び、バスリセットにより、収集手段11
は、バス2から自己IDパケットを収集する。そして、
接続情報作成手段12は接続情報を作成し、記憶部13
に記憶する。
【0020】そして、変化情報作成手段14は、記憶部
13のバスリセット前後の接続情報から変化情報を作成
し、記憶手段13に記憶させる。この記憶手段13の変
化情報から、取得手段15は、新規に加わったノード
(機器)からのみ、ノード(機器)情報を取得する。
【0021】このように、収集手段11により収集した
自己IDパケットを用いて、接続情報作成手段12がバ
スリセット後の接続情報を作成する。このバスリセット
前後の接続情報から変化情報作成手段14が変化情報を
作成する。これにより、すぐに、バス上のノード接続状
態情報、すなわち、トポロジー情報を認識することがで
きる。すなわち、バスリセット後にすぐに自分の通信相
手を認識することができる。
【0022】また、取得手段15が変化情報を用いて、
新規に加わった機器のみ、機器情報を取得するので、バ
スリセット後にバス上の全機器のCSR空間を調べる必
要がない。つまり、バスリセット後のバスへの負荷及び
他機器への負荷を軽減することができる。
【0023】さらに、詳細に具体例を用いて以下で説明
する。図3はバス接続状態の具体例を示した図で、
(a)はバスリセット前の状態、(b)はノードN6を
加えた状態、つまり、バスリセット後の状態である。図
において、ノードN1のポートp0はノードN3のポー
トp0に接続し、ノードN2のポートp0はノードN3
のポートp1に接続する。ノードN3のポートp2はノ
ードN4のポートp0に接続する。ノードN4のポート
p1はノードN5のポートp0に接続する。そして、ノ
ードN6のポートp0は、ノードN5のポートp1に接
続する。ここで、トポロジー認識装置は、ノードN5に
設けられている。図4〜図10は図1の装置のバスリセ
ット後の動作を示したフローチャートである。
【0024】まず始めに接続情報作成手段12の動作に
ついて説明する。バスリセット後、収集手段11により
収集した自己IDパケットを用いて、ルートノードを開
始点として接続を確認していく。つまり、ポート数やポ
ートの接続状態は自己IDパケットから抽出できる。ル
ートノードは物理IDが最大のものになることが、IE
EE1394規格で決まっている。すなわち、自己ID
パケットからルートノードは、物理IDが”5”である
ことがわかり、解析開始の物理IDを”5”とする(S
1)。
【0025】物理ID”5”を設定し、次の移動先ノー
ドを番号が1つ若い物理ID”4”に設定する(S2〜
S4)。物理IDが”5”である自己IDパケットから
最大のポート番号”1”を取得し、設定する(S5)。
そして、自己IDパケットのポートp1の状態により、
子ノードが接続されているので、現在の位置ノードの物
理ID”5”とポート番号p1をスタックに一時保持す
る(S6〜S13)。このポートp1の接続先として、
子ノードの物理ID”4”を記録する(S14)。接続
先子ノードの物理ID”4”の親ノードが物理ID”
5”であることを一時保持する(S15)。
【0026】そして、1つ下の物理IDのノードに関し
て、処理を行う(S16)。つまり、現在位置をルート
ノードから物理IDが”4”のノードへ移動する。そし
て、現在の物理ID”4”を設定し、次の移動先ノード
を番号が1つ若い物理ID”3”に設定する(S3〜S
4)。物理IDが”4”である自己IDパケットから最
大のポート番号”1”を取得し、設定する(S5)。そ
して、自己IDパケットのポートp1の状態により、子
ノードが接続されているので、現在の位置ノードの物理
ID”4”とポート番号p1をスタックに一時保持する
(S6〜S13)。このポートp1の接続先として、子
ノードの物理ID”3”を記録する(S14)。接続先
子ノードの物理ID”3”の親ノードが物理ID”4”
であることを一時保持する(S15)。
【0027】そして、1つ下の物理IDのノードに関し
て、処理を行う(S16)。つまり、現在位置を物理I
D”4”から物理ID”3”のノードへ移動する。そし
て、現在の物理ID”3”を設定し、次の移動先ノード
を番号が1つ若い物理IDに設定する(S3〜S4)。
物理IDが”3”である自己IDパケットから最大のポ
ート番号”0”を取得し、設定する(S5)。そして、
自己IDパケットのポートp0の状態により、親ノード
が接続されているので、このポートp0の接続先として
親ノードの物理ID”4”を記録する(S6〜S11,
S17)。物理ID”3”が有するポートに対してすべ
て処理を行ったので、再び、物理ID”4”に関する処
理に戻る(S18,S7,S8,S16,S20)。
【0028】次のポートp0に進む(S18)。そし
て、物理ID”4”の自己IDパケットのポートp0の
状態により、親ノードが接続されているので、このポー
トp0の接続先として親ノードの物理ID”3”を記録
する(S6〜S11,S17)。ポートに対してすべて
処理を行ったの再び、物理ID”5”に関する処理に戻
る(S18,S7,S8,S16,S20)。次のポー
トp0に進む(S18)。
【0029】このように順次トポロジーの下方へと移動
し、末端の物理IDが”3”のノードまできたとき、ポ
ートが1つしかないので、すべてのポート接続が確認さ
れたものとして、上方へと移動する。物理IDが”4”
まで戻ったときも同様に上方へ移動する。
【0030】ルートノードまで戻ってくると、まだ、接
続確認がしていないポートがあるかどうかを調べる。ル
ートノードはまだポートp1しか接続確認をしていない
ので、次にポートp0へ移動する。この時、すでに物理
IDは”3”まで認識されているので、次に移動する先
が物理IDが”2”であることがわかる。同様に、下方
へと移動していき、再び、ルートノードまで戻ってく
る。最後にルートノードの全ポートの接続が確認された
時点で、トポロジーの認識の前処理が終了する。これに
より、図11に示されるようなデータ、つまり、物理I
Dのポート番号と接続先物理IDの関係を示す接続情報
が作成される。同様な処理でバスリセット前も図12に
示されるような接続情報が既に作成されている。
【0031】次に、変化情報作成手段14の動作を説明
する。図13は、変化情報作成手段14の動作を説明す
る図で、(a)はバスリセット後、(b)はバスリセッ
ト前を示す。変化情報作成手段14は、解析開始ノード
を自ノードに設定する。つまり、ノードN5のバスリセ
ット前の物理ID”3”、バスリセット後の物理ID”
4”に設定する(S21)。新構成と旧構成について現
在位置の物理IDを設定し、次の移動先ノードを番号が
若い物理ID”2”,”3”に設定する(S25)。記
憶手段13から接続情報を読み出して、新構成の物理I
D”4”が持つ最大のポート数”1”と、旧構成の物理
ID”3”が持つ最大のポート数”1”とを比較し、ポ
ートが多い方、つまり、”1”を最大ポート数として設
定する(S26)。接続情報により、新構成のポートは
接続されているが、旧構成のポートは接続されていない
ので、新規に接続されたものとして処理を行う(S27
〜S33)。
【0032】新規接続認識処理に移行し、現在位置のノ
ードの新旧物理IDとポート番号とをスタックに一時保
存する(S34)。バスリセット後の接続状態情報か
ら、物理ID”4”のポートp1の物理ID”3”を新
規接続ノードとして保持する(S35)。バスリセット
後の物理ID”3”について処理を行うために、物理I
D”3”を次の移動先ノードとする(S36)。通過済
みノードを識別させるためのデータを一時保存する(S
37)。
【0033】現在の位置の物理ID”3”を設定し、次
の移動先ノードを番号が一つ若い物理ID”2”に設定
する(S38,S39)。現在ノードが持つ最大ポート
数”0”の設定を行う(S40)。接続されたポート番
号の方向に接続枝を探索処理をする(S41)。記憶手
段13の接続情報により、物理ID”3”のポートp0
は物理ID”4”が接続されていることがわかり、既に
通ってきたパス上のノードであるので、次のポートの処
理に進む(S42〜S46)。しかし、すべてのポート
に対して終了しているので、再び処理が戻る(S42,
S43,S47,S38)。
【0034】そして、スタックに一時保存していたポー
ト番号”1”と新旧物理ID”4”,”3”とを取り出
す(S48)。次のポート、つまり、p0へ進む(S4
9)。
【0035】記憶手段13からバスリセット前とバスリ
セット後の接続状態情報により、新構成と旧構成におけ
るポートp0の接続情報を調べ、現在位置ノードの新旧
物理IDとポート番号とをスタックに一時保存する。
(S28〜S32,S50〜S52)。接続先の新旧物
理ID”5”,”4”の対応を保持する(S53)。こ
れを次の移動先ノードとして設定する(S54)。次の
移動先ノードにとってすでに通過済みのノードを識別さ
せるためのデータを一時保存する(S55)。次の処
理、つまり、新物理ID”5”、旧物理ID”4”で処
理を進める(S56,S24)。
【0036】新構成と旧構成について、物理ID”
5”,”4”を設定し、次の移動先ノードを”2”,”
2”とする(S25)。最大ポート数”1”を設定する
(S26)。設定されたポート”1”で、記憶手段13
から接続情報を呼び出し、これはすでに通過したノード
であるので、ポートを1つ減らす(S27〜S32,S
50,S51,S57)。ポート”0”について、記憶
手段13から接続状態情報を呼び出し、現在位置のノー
ドの新旧物理IDとポート番号とをスタックに一時保存
する(S28〜S32,S50〜S52)。接続先の新
旧物理ID”2”,”2”の対応を保持する(S5
3)。これを次の移動先ノードとして設定する(S5
4)。次の移動先ノードにとってすでに通過済みのノー
ドを識別させるためのデータを一時保存する(S5
5)。次の処理、つまり、新物理ID”2”、旧物理I
D”2”で処理を進める(S56,S24)。
【0037】以上のように順次比較を行い、記憶手段1
3に比較結果を格納し(S58)、図14に示されるよ
うなデータ、つまり、バスリセット前からバスリセット
後の物理IDの変化情報を作成する。この図では、同時
にノードの対応も示されている。ここでは、接続離脱処
理を示した図8,10に関して具体的な説明を加えなか
ったが、結局は、比較検討を行う具体的な処理を示して
いるだけである。
【0038】このように、トポロジー認識の第二段階で
ある後処理では、バスリセット前に構築された接続情報
とバスリセット後に構築された接続情報との比較を行
う。前処理では、ルートノートを開始点としたのに対し
て、後処理ではノードN5を開始点として解析を行う。
これはそもそも、ノードN5が、自分以外のノードの変
化を認識するためのアルゴリズムだからである。前処理
のときと同様に、ポート番号の大きい方から比較を行う
が、番号の小さい方からでも同様のことができる。
【0039】但し、前処理のときと異なり、気を付けな
ければならないのは、下方移動したあとで上方へ移動し
て戻ってくると、物理IDが必ずしもカウントダウンさ
れないという点である。一例として、ノードN5まで戻
ってきて、まだ処理されていないポートp0へ枝別れし
ていくと、物理ID”4”のノードN5から物理ID”
5”のノードへと移ることになる。これはノードN5を
開始点としているためである。もう一つ注意しなければ
ならないのは、上方に位置しているから親ノード、下方
に位置しているから子ノードという法則は成り立たな
い。よって、前処理ように親ノードへ戻るという方法で
の上方移動はできないので、下方移動する際に移動前ノ
ードを記憶することでツリー構造を溯ることができるよ
うに配慮している。
【0040】バスリセット前後でのポート接続状態変化
から、新規接続ノードと接続離脱ノードがわかる。旧構
成では接続されていなかったポートに、新規構成では接
続があるとすれば、そこから先のノードはすべて新規接
続ノードということになる。逆に旧構成で接続されてい
たポートが、新規構成では接続されていなければ、そこ
から先のノードはすべての接続離脱したものと認識でき
る。前処理の時と同様にツリー構造を順に辿っていくこ
とですべての新規接続、接続離脱ノードの物理IDを取
得できる。
【0041】また、バスリセット前後で接続されたまま
であったならば、ノードは存在しているが物理IDが変
化している可能性がある。前処理の段階で各ポートの接
続先物理IDは記憶されているので、バスリセット前の
記憶されている物理IDとバスリセット後の記憶されて
いる物理IDを比較することによって、そのノードの物
理IDの変化が認識できる。
【0042】なお、本発明はこれに限定されるものでは
なく、以下のような構成でもよい。表示手段を新たに加
えて、変化情報を表示する。これにより、バスアナライ
ザとして利用することができる。この場合、取得手段1
5を設けなくとも、物理IDの変化情報だけ表示する構
成でもよい。このように構成することにより、すぐにト
ポロジーを認識でき、バスへの負荷及び各機器への負荷
を軽減できるバスアナライザを提供することができる。
【0043】また、記憶手段13を設けた構成を示した
が、それぞれの手段に記憶手段を含む構成であれば、特
別に記憶手段13は必要ない。
【0044】そして、トポロジー認識装置1に中止処理
手段を設ける構成にしてもよい。中止手段は、変化情報
から離脱した機器情報を取得し、離脱機器との通信処理
を中止する。これにより、離脱した機器との通信処理を
中止することができる。この構成で、取得手段15を含
む構成、含まない構成、また、表示手段がある構成、な
い構成のどのような組み合わせでもよい。
【0045】さらに、トポロジー認識装置1にアラーム
処理手段を設け、変化情報から離脱した機器情報を取得
し、離脱機器をアラーム通知する構成にしてもよい。こ
れにより、離脱した機器を知らせることができる。この
ようにすれば、バスアナライザーに用いた場合に有効に
利用することができる。例えば、測定対象の故障診断に
有効である。この構成で、取得手段15を含む構成、含
まない構成、また、表示手段がある構成、ない構成、あ
るいは、中止処理手段がある構成、ない構成、どのよう
な組み合わせでもよい。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果があ
る。請求項1〜4によれば、収集手段により収集した自
己IDパケットを用いて、接続情報作成手段がバスリセ
ット後の接続情報を作成する。このバスリセット前後の
接続情報から変化情報作成手段が変化情報を作成する。
これにより、すぐに、バス上のノード接続状態情報、す
なわち、トポロジー情報を認識することができる。すな
わち、バスリセット後にすぐに自分の通信相手を認識す
ることができる。
【0047】請求項5によれば、取得手段が変化情報を
用いて、新規に加わった機器のみ、機器情報を取得する
ので、バスリセット後にバス上の全機器のCSR空間を
調べる必要がない。つまり、バスリセット後のバスへの
負荷及び他機器への負荷を軽減することができる。
【0048】請求項6によれば、表示手段により変化情
報を表示したので、すぐにトポロジーを認識でき、バス
への負荷及び各機器への負荷を軽減できるバスアナライ
ザを提供することができる。
【0049】請求項7によれば、中止処理手段を設けた
ので、離脱した機器との通信処理を中止することができ
る。
【0050】請求項8によれば、アラーム処理手段を設
けたので、離脱した機器を知らせることができる。この
ようにすれば、バスアナライザーに用いた場合、有効に
利用することができる。例えば、測定対象の故障診断に
有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した構成図である。
【図2】自己IDパケットを示した構成図である。
【図3】バス接続状態の具体例を示した図である。
【図4】図1の装置のバスリセット後の動作を示したフ
ローチャートである。
【図5】図1の装置のバスリセット後の動作を示したフ
ローチャートである。
【図6】図1の装置のバスリセット後の動作を示したフ
ローチャートである。
【図7】図1の装置のバスリセット後の動作を示したフ
ローチャートである。
【図8】図1の装置のバスリセット後の動作を示したフ
ローチャートである。
【図9】図1の装置のバスリセット後の動作を示したフ
ローチャートである。
【図10】図1の装置のバスリセット後の動作を示した
フローチャートである。
【図11】バスリセット後の接続情報を示した図であ
る。
【図12】バスリセット前の接続情報を示した図であ
る。
【図13】変化情報作成手段14の動作を説明する図で
ある。
【図14】変化情報を示した図である。
【図15】バスの接続例を示した図である。
【図16】バスの接続例を示した図である。
【図17】バスの接続例を示した図である。
【図18】ノード情報の呼び出しのタイミングチャート
である。
【符号の説明】
1 トポロジー認識装置 2 バス 11 収集手段 12 接続情報作成手段 13 記憶手段 14 変化情報作成手段 15 取得手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスに接続された機器を認識するトポロ
    ジー認識装置において、 自己IDパケットを収集する収集手段と、 この収集手段により収集された自己IDパケットによ
    り、接続情報を作成する接続情報作成手段と、 バスリセット前後の前記接続情報から物理IDの変化情
    報を作成する変化情報作成手段とを有することを特徴と
    するトポロジー認識装置。
  2. 【請求項2】 接続情報は、少なくとも所望の物理ID
    のポートとこのポートに接続する物理IDとの関係を示
    すことを特徴とする請求項1記載のトポロジー認識装
    置。
  3. 【請求項3】 変化情報は、少なくともバスリセット前
    の物理IDとリセット後の物理IDとの関係を示すこと
    を特徴とする請求項1,2記載のトポロジー認識装置。
  4. 【請求項4】 変化情報作成手段が作成する変化情報に
    機器の関係を示したことを特徴とする請求項1〜3記載
    のトポロジー認識装置。
  5. 【請求項5】 変化情報に新規に加わった機器からのみ
    機器情報を取得する取得手段を設けたことを特徴とする
    請求項1〜4記載のトポロジー認識装置。
  6. 【請求項6】 変化情報を表示する表示手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1〜5記載のトポロジー認識装
    置。
  7. 【請求項7】 変化情報から離脱した機器情報を取得
    し、離脱機器との通信処理を中止する中止処理手段を設
    けたことを特徴とする請求項1〜6記載のトポロジー認
    識装置。
  8. 【請求項8】 変化情報から離脱した機器情報を取得
    し、離脱機器をアラーム通知するアラーム処理手段を設
    けたことを特徴とする請求項1〜7記載のトポロジー認
    識装置。
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