JPH11196042A - 送信電力制御方法、基地局装置及び通信端末装置 - Google Patents

送信電力制御方法、基地局装置及び通信端末装置

Info

Publication number
JPH11196042A
JPH11196042A JP9367732A JP36773297A JPH11196042A JP H11196042 A JPH11196042 A JP H11196042A JP 9367732 A JP9367732 A JP 9367732A JP 36773297 A JP36773297 A JP 36773297A JP H11196042 A JPH11196042 A JP H11196042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
value
control
transmission
transmission power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9367732A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3755704B2 (ja
Inventor
Kazuyuki Sakota
和之 迫田
Mitsuhiro Suzuki
三博 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP36773297A priority Critical patent/JP3755704B2/ja
Priority to US09/216,503 priority patent/US6226526B1/en
Priority to EP19980124543 priority patent/EP0926842A3/en
Publication of JPH11196042A publication Critical patent/JPH11196042A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3755704B2 publication Critical patent/JP3755704B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/22TPC being performed according to specific parameters taking into account previous information or commands
    • H04W52/221TPC being performed according to specific parameters taking into account previous information or commands using past power control commands
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/36TPC using constraints in the total amount of available transmission power with a discrete range or set of values, e.g. step size, ramping or offsets
    • H04W52/367Power values between minimum and maximum limits, e.g. dynamic range

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、送信側と受信側との間で常に最適な
送信電力によつて送信するようにする。 【解決手段】本発明は、送信側において送信電力を制御
する制御信号を伝送し、受信側では受信した制御信号に
基づいて送信電力を制御する送信電力制御方法におい
て、送信電力の電力値が電力制御範囲の限界値に到達し
ている状態で、受信した制御信号の指示内容が電力制御
範囲を越えさせる方向に電力値を制御するものであつた
場合にその受信回数を計数し、その後に受信した制御信
号の指示内容が電力制御範囲を越えさせない方向に電力
値を制御するものであつた場合に受信回数の計数値を減
らし、当該計数値が所定値に到達したときに初めて電力
制御範囲を越えさせない方向に電力値を制御するように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術(図4〜図7) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)セルラー無線通信システムの構成(図1) (2)通信端末装置の構成(図2及び図3) (3)動作及び効果 (4)他の実施の形態 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明は送信電力制御方法、
基地局装置及び通信端末装置に関し、例えばセルラー無
線通信システムに適用して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】従来、セルラー無線通信システムにおい
ては、通信サービスを提供するエリアを所望の大きさの
セルに分割して当該セル内にそれぞれ固定局としての基
地局を設置し、移動局としての通信端末装置は通信状態
が最も良好であると思われる基地局と無線通信するよう
になされている。
【0005】ところでこの種のセルラー無線通信システ
ムにおいては、所望の通信を行うときに移動局の存在し
ている場所によつては大きな送信電力で送信しなければ
ならない場合や、小さな送信電力でも十分通信し得る場
合が存在する。
【0006】このためセルラー無線通信システムにおい
ては、基地局及び通信端末装置において互いに受信電力
(又は受信電力の品質)を監視しており、当該監視結果
を互いに通知し合うことによつてフイードバツクループ
を形成し、これによつて必要最低限の送信電力で通信す
る、いわゆる送信パワーコントロールを行うようになさ
れている。
【0007】これによりセルラー無線通信システムで
は、必要最低限の送信電力で効率的に通信し得、一定電
力で通信する場合に比して消費電力を低減し得ることか
ら特に通信端末装置にとつては電池の使用時間を延ばせ
るといつた格別な効果が得られる。このようなセルラー
無線通信システムを次に説明する。
【0008】図4において、1は全体としてTDMA(T
ime Division Multiple Access) 方式のセルラー無線通
信システムを示し、基地局2と通信端末装置3との間で
無線回線を接続して通信するようになされている。この
場合、基地局2は受信部4、制御部5及び送信部6を有
し、また通信端末装置3も受信部7、制御部8及び送信
部9を有しており、基地局2及び通信端末装置3はこれ
らの回路ブロツクを使用して通信するようになされてい
る。
【0009】基地局2の受信部4は、通信端末装置3か
らの送信信号を受信し、送られてくる送信データを復調
すると共に、送信信号に含まれるパワーコントロールの
ための制御データを検出し、当該検出した制御データを
制御部5に通達する。また受信部4は、通信端末装置3
からの送信信号に関して信号対干渉波電力比C/I(い
わゆる希望波電力と干渉波電力の比)を検出し、当該検
出した信号対干渉波電力比C/Iも制御部5に通達す
る。
【0010】制御部5は、受信部4からの制御データを
基に自局の送信電力を制御するためのパワー制御信号を
生成し、これを送信部6に送出すると共に、受信部4か
らの信号対干渉波電力比C/Iを基に通信端末装置3の
送信電力を制御するための制御データを生成し、これも
送信部6に送出する。
【0011】送信部6は、制御部5から受けたパワー制
御信号に基づいて自局の送信電力を制御すると共に、制
御部5から受けた制御データを送信データに挿入して送
信信号を生成し、これを通信端末装置3に送信する。
【0012】同様に、通信端末装置3の受信部7は基地
局2からの送信信号を受信し、送られてくる送信データ
を復調すると共に、送信信号に含まれるパワーコントロ
ールのための制御データを検出し、当該検出した制御デ
ータを制御部8に通達する。また受信部7は、基地局2
からの送信信号に関して信号対干渉波電力比C/Iを検
出し、当該検出した信号対干渉波電力比C/Iを制御部
8に通達する。
【0013】制御部8は、受信部7からの制御データを
基に自局の送信電力を制御するためのパワー制御信号を
生成し、これを送信部9に送出すると共に、受信部7か
らの信号対干渉波電力比C/Iを基に基地局2の送信電
力を制御するための制御データを生成し、これも送信部
9に送出する。
【0014】送信部9は、制御部8から受けたパワー制
御信号に基づいて自局の送信電力を制御すると共に、制
御部8から受けた制御データを送信データに挿入して送
信信号を生成し、これを基地局2に送信する。
【0015】ここで、セルラー無線通信システム1の送
信部6及び9においては、1スロツト毎に使用する周波
数チヤネルを予め決められているパターンに基づいてラ
ンダムに変更する、いわゆる周波数ホツピング(FH)
を行うようになされており、これにより他の通信からの
干渉波の影響を低減するようになされている。
【0016】このようにしてセルラー無線通信システム
1においては、基地局2と通信端末装置3との間で互い
に相手からの送信信号の信号対干渉波電力比C/Iを検
出し、その検出結果に応じた送信電力の制御データを相
手方に通知することによつて送信電力の制御を行うよう
になされている。
【0017】このセルラー無線通信システム1におい
て、基地局2から供給されるパワーコントロールに関す
る制御データに基づいて通信端末装置3の送信電力をコ
ントロールする制御部8における送信電力制御処理手順
を図5のフローチヤートを用いて説明する。
【0018】すなわち通信端末装置3の制御部8は、R
T1の開始ステツプから入つてステツプSP1に移る。
ステツプSP1において、制御部8はまず受信部7から
パワーコントロールコマンドを受け付けてステツプSP
2に移る。
【0019】ステツプSP2において、制御部8はパワ
ーコントロールコマンドが送信電力アツプを意味したパ
ワーアツプコマンドであるか否かを判定する。ここで肯
定結果が得られると、このことはパワーアツプコマンド
を受け付けたことを表しており、このとき制御部8はス
テツプSP3に移る。
【0020】ステツプSP3において、制御部8は現在
の送信電力が最大の送信電力よりも小さいか否かを判定
する。ここで肯定結果が得られると、このことは送信電
力を上げられる余裕がまだあることを表しており、この
とき制御部8はステツプSP4に移る。これに対してス
テツプSP3において否定結果が得られると、このこと
は現在の送信電力が最大の送信電力に到達しており、こ
れ以上送信電力を上げることができないことを表してお
り、このとき制御部8はこの状態を維持したまま再度ス
テツプSP1に戻る。
【0021】ステツプSP4において、制御部8はパワ
ーアツプコマンドを送信部9に送出し、当該送信部9に
よつて送信電力を所定レベル分上げ、再度ステツプSP
1に戻る。ところでステツプSP2において否定結果が
得られると、このことはパワーアツプコマンドではなく
パワーダウンコマンドを受け付けたことを表しており、
このとき制御部8はステツプSP5に移る。
【0022】ステツプSP5において、制御部8は現在
の送信電力が最小の送信電力よりも大きいか否かを判定
する。ここで肯定結果が得られると、このことは送信電
力を下げられる余裕がまだあることを表しており、この
とき制御部8はステツプSP6に移る。ステツプSP6
において、制御部8はパワーダウンコマンドを送信部9
に送出し、当該送信部9によつて送信電力を所定レベル
分下げ、再度ステツプSP1に戻る。
【0023】これに対してステツプSP5において否定
結果が得られると、このことは現在の送信電力が最小の
送信電力に到達しており、これ以上送信電力を下げるこ
とができないことを表しており、このとき制御部8はこ
の状態を維持したまま再度ステツプSP1に戻る。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
セルラー無線通信システム1においては、基地局2と通
信端末装置3との間で互いに受信電力(又は受信電力の
品質)を監視し、当該監視結果を互いに通知し合うこと
によつてフイードバツクループを形成して送信パワーコ
ントロールを行つているが、このフイードバツクループ
を介して監視結果を互いに伝送する間に伝送エラーが生
じてパワーアツプコマンドとパワーダウンコマンドとが
逆になるようなことが起こり得る。
【0025】例えば通信端末装置3において、現在の送
信電力が最大であるにも係わらず、基地局2と通信端末
装置3との距離が離れているために、何度も基地局2か
らパワーアツプコマンドが送られているときに、伝送エ
ラーによつてパワーダウンコマンドが送られてくると、
明らかに送信電力が不足しているために送信電力を上げ
たいにも係わらずパワーダウンコマンドに基づいて送信
電力を下げてしまう。この結果、セルラー無線通信シス
テム1では基地局2と通信端末装置3との通信品質を維
持することができなくなるという問題があつた。
【0026】また通信端末装置3において、現在の送信
電力が最小であるにも係わらず、基地局2と通信端末装
置3との距離が近くなつたために、何度も基地局2から
パワーダウンコマンドが送られているときに、伝送エラ
ーによつてパワーアツプコマンドが送られてくると、明
らかに送信電力が十分であつて下げたいにも係わらずパ
ワーアツプコマンドに基づいて送信電力を上げてしま
う。この結果、セルラー無線通信システム1では基地局
2と通信端末装置3との距離に基づく最適な送信電力に
よる通信を行うことができなくなり、消費電力の増加を
招くと共に、他のチヤンネルに対する干渉波の原因にも
なるという問題があつた。
【0027】さらにTDMA方式のセルラー無線通信シ
ステム1では、図6に示すように1スロツト毎に使用す
る周波数チヤネルを予め決められているパターン(斜線
部分)に基づいてランダムに変更する、いわゆる周波数
ホツピング(FH)を行つている。この場合、基地局2
と通信端末装置3との距離が離れていて現在の送信電力
を最大にしなければならないにも係わらず、あるスロツ
トSLT1が偶然に他の通信からの干渉波の影響を受け
なくなつて通信状態が良好になつてしまうと、基地局2
からパワーダウンコマンドを受信することが有り得る。
【0028】このような場合に通信端末装置3は、その
偶然のパワーダウンコマンドによつて送信電力を下げて
しまうと、次に周波数ホツピングしたときに再度送信電
力が不足してしまうことになりかねない。従つて通信端
末装置3では、何らかのエラーによるパワーダウンコマ
ンドが送られて来ている可能性もあるため、容易に送信
電力を下げてしまうと通信品質を維持できないという問
題があつた。
【0029】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、常に最適な送信電力によつて送信し得る送信電力制
御方法、基地局装置及び通信端末装置を提案しようとす
るものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、送信側において送信電力を制御す
る制御信号を伝送し、受信側では受信した制御信号に基
づいて送信電力を制御する送信電力制御方法において、
送信電力の電力値が電力制御範囲の限界値に到達してい
る状態で、受信した制御信号の指示内容が電力制御範囲
を越えさせる方向に電力値を制御するものであつた場合
にその受信回数を計数し、その後に受信した制御信号の
指示内容が電力制御範囲を越えさせない方向に電力値を
制御するものであつた場合に受信回数の計数値を減ら
し、当該計数値が所定値に到達したときに初めて電力制
御範囲を越えさせない方向に電力値を制御するようにし
たことにより、エラー等によつて間違つた方向に電力値
を制御する制御信号を受信した場合でも、直ちに送信電
力を下げることなく、正常な制御信号を所定回数受信し
たときに初めて送信電力を制御することができ、かくし
て送信電力を制御する際の誤動作を防止することができ
る。
【0031】また本発明においては、移動局としての通
信端末装置から送られてくる制御信号に基づいて送信信
号の送信電力を制御する基地局装置において、制御信号
を受信する受信手段と、制御信号の受信回数を計数する
計数手段と、送信電力の電力値が電力制御範囲の限界値
に到達している状態で、受信した制御信号の指示内容が
電力制御範囲を越えさせる方向に電力値を制御するもの
であつた場合にその受信回数を計数手段によつて計数
し、その後に受信した制御信号の指示内容が電力制御範
囲を越えさせない方向に電力値を制御するものであつた
場合に受信回数の計数値を減らし、当該計数値が所定値
に到達したときに初めて電力制御範囲を越えさせない方
向に電力値を制御する制御手段と、当該制御手段によつ
て制御された送信電力で移動局に送信信号を送信する送
信手段とを設けることにより、エラー等によつて間違つ
た方向に電力値を制御する制御信号を受信した場合で
も、直ちに送信電力を下げることなく、正常な制御信号
を所定回数受信したときに初めて送信電力を制御するこ
とができ、かくして送信電力を制御する際の誤動作を防
止して移動局との通信品質を維持することができる。
【0032】さらに本発明においては、固定局としての
基地局装置から送られてくる制御信号に基づいて送信信
号の送信電力を制御する通信端末装置において、制御信
号を受信する受信手段と、制御信号の受信回数を計数す
る計数手段と、送信電力の電力値が電力制御範囲の限界
値に到達している状態で、受信した制御信号の指示内容
が電力制御範囲を越えさせる方向に電力値を制御するも
のであつた場合にその受信回数を計数手段によつて計数
し、その後に受信した制御信号の指示内容が電力制御範
囲を越えさせない方向に電力値を制御するものであつた
場合に受信回数の計数値を減らし、当該計数値が所定値
に到達したときに初めて電力制御範囲を越えさせない方
向に電力値を制御する制御手段と、当該制御手段によつ
て制御された送信電力で基地局装置に送信信号を送信す
る送信手段とを設けることにより、エラー等によつて間
違つた方向に電力値を制御する制御信号を受信した場合
でも、直ちに送信電力を下げることなく、正常な制御信
号を所定回数受信したときに初めて送信電力を制御する
ことができ、かくして送信電力を制御する際の誤動作を
防止して基地局装置との通信品質を維持することができ
る。
【0033】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0034】(1)セルラー無線通信システムの構成 図4との対応部分に同一符号を付して示す図1におい
て、30は全体としてTDMA方式のセルラー無線通信
システムを示し、基地局31と通信端末装置32との間
で無線回線を接続して通信するようになされている。
【0035】基地局31の受信部4は、通信端末装置3
2からの送信信号を受信し、送られてくる送信データを
復調すると共に、送信信号に含まれるパワーコントロー
ルのための制御データを検出し、当該検出した制御デー
タを制御部33に通達する。また受信部4は、通信端末
装置32からの送信信号に関して信号対干渉波電力比C
/Iを検出し、当該検出した信号対干渉波電力比C/I
も制御部33に通達する。
【0036】制御部33は、受信部4からの制御データ
を基に自局の送信電力を制御するためのパワー制御信号
を生成し、これを送信部6に送出すると共に、受信部4
からの信号対干渉波電力比C/Iを基に通信端末装置3
2の送信電力を制御するための制御データを生成し、こ
れも送信部6に送出する。
【0037】送信部6は、制御部33から受けたパワー
制御信号に基づいて自局の送信電力を制御すると共に、
制御部33から受けた制御データを送信データに挿入し
て送信信号を生成し、これを通信端末装置32に送信す
る。
【0038】同様に、通信端末装置32の受信部7は基
地局31からの送信信号を受信し、送られてくる送信デ
ータを復調すると共に、送信信号に含まれるパワーコン
トロールのための制御データを検出し、当該検出した制
御データを制御部34に通達する。また受信部7は、基
地局31からの送信信号に関して信号対干渉波電力比C
/Iを検出し、当該検出した信号対干渉波電力比C/I
を制御部34に通達する。
【0039】制御部34は、受信部7からの制御データ
を基に自局の送信電力を制御するためのパワー制御信号
を生成し、これを送信部9に送出すると共に、受信部7
からの信号対干渉波電力比C/Iを基に基地局31の送
信電力を制御するための制御データを生成し、これも送
信部9に送出する。
【0040】送信部9は、制御部34から受けたパワー
制御信号に基づいて自局の送信電力を制御すると共に、
制御部34から受けた制御データを送信データに挿入し
て送信信号を生成し、これを基地局31に送信する。
【0041】ここで、セルラー無線通信システム30の
送信部6及び9においては、1スロツト毎に使用する周
波数チヤネルを予め決められているパターンに基づいて
ランダムに変更する、いわゆる周波数ホツピング(F
H)を行うようになされており、これにより他の通信か
らの干渉波の影響を低減するようになされている。
【0042】このようにしてセルラー無線通信システム
30においては、基地局31と通信端末装置32との間
で互いに相手からの送信信号の信号対干渉波電力比C/
Iを検出し、その検出結果に応じた送信電力の制御デー
タを相手方に通知することによつて送信電力の制御を行
うようになされている。
【0043】この場合、基地局31及び通信端末装置3
2は、セルラー無線通信システム1の制御部5及び8に
対して制御内容の異なる新たな制御部33及び34が設
けられると共に、当該制御部33及び34にそれぞれカ
ウンタ35及び36が接続されている。
【0044】次に通信端末装置32の受信部7、制御部
34及び送信部9について説明する。ここでは基地局3
1及び通信端末装置32において回路構成が同じである
ことから、基地局31の受信部4、制御部33及び送信
部6については説明を省略する。
【0045】(2)通信端末装置の構成 図5との対応部分に同一符号を付して示す図2に示すよ
うに、受信部7においてはまずアンテナ10によつて受
信した受信信号S1を増幅した後、周波数変換処理を施
すことによつてベースバンド信号を取り出し、当該ベー
スバンド信号にフイルタリング処理を施した後にそのベ
ースバンド信号にアナログデイジタル変換処理を施すこ
とによつて受信信号S2を生成し、これを復調回路12
に送出する。
【0046】復調回路12は、受信信号S2に対して所
定の復調処理を施し、その結果得られる受信シンボル群
S3をデマルチプレクサ13に送出すると共に、スロツ
ト毎に受信信号S2が送られてきたときの信号対干渉波
電力比C/Iを検出し、その検出した信号対干渉波電力
比C/Iを示す検出データS4を制御部34に送出す
る。
【0047】デマルチプレクサ13は、供給される受信
シンボル群S3からパワーコントロールに関する制御シ
ンボルS5を抽出し、当該制御シンボルS5を制御部3
4に送出する。因みに、ここではパワーコントロールに
関する制御シンボルS5は、1スロツトにつき1シンボ
ル挿入されているものとする。
【0048】またデマルチプレクサ13は、制御シンボ
ルS5を抽出した結果として残つた受信シンボルS6を
チヤネルデコーダ14に送出する。チヤネルデコーダ1
4は、受信シンボルS6に対して所定のシンボル復調処
理を施すことによつて、当該受信シンボルS6から受信
データビツトS7を復元し、これを後段の音声信号処理
回路(図示せず)に出力する。
【0049】制御部34は、デマルチプレクサ13から
供給される制御シンボルS5を基に、基地局31から指
示されている送信電力の制御データを検出し、当該検出
データに応じたパワー制御信号S20を生成してこれを
送信部9に出力する。また制御部34は、供給された検
出データS4によつて示される信号対干渉波電力比C/
Iを基に、基地局31に関する送信電力の制御データを
生成し、当該制御データを示す制御シンボルS9を生成
してこれを送信部9に出力する。
【0050】ここで制御部34は、制御シンボルS9を
生成する場合に、信号対干渉波電力比C/Iを第1の閾
値と比較して当該閾値よりも大きければ送信電力を1[d
B]下げる制御データを生成し、信号対干渉波電力比C/
Iを第2の閾値と比較して当該閾値よりも小さければ送
信電力を1[dB]上げる制御データを生成し、この制御デ
ータに基づいて制御シンボルS9を生成するようになさ
れている。また制御部34は、信号対干渉波電力比C/
Iを1スロツト毎に検出していることから、1スロツト
につき1つの制御シンボルS9を生成するようになされ
ている。
【0051】一方、送信部9においては、音声信号処理
部(図示せず)から供給された送信対象である送信デー
タビツトS10をまずチヤネルエンコーダ15に入力
し、ここで所定の符号化処理を施すことにより送信シン
ボルS11を生成してこれをマルチプレクサ16に送出
する。
【0052】マルチプレクサ16は、制御部34から制
御シンボルS9を受けると共にチヤネルエンコーダ15
から送信シンボルS11を受け、当該送信シンボルS1
1の所定位置に制御シンボルS9を挿入することによつ
て送信シンボルS12を生成し、これを変調回路17に
送出する。因みに、制御シンボルS9が1スロツトにつ
き1つ生成されることから、ここでは1スロツトにつき
制御シンボルS9を1つ挿入する。
【0053】変調回路17は、送信シンボルS12に対
して所定の変調処理を施すことにより送信信号S13を
生成し、これを可変利得アンプ18に送出する。可変利
得アンプ18は、制御部34からパワー制御信号S20
を受け、当該パワー制御信号S20に基づいた利得値で
送信信号S13を増幅することにより、基地局31から
指示された送信電力の送信信号S14を生成し、これを
送信回路19に送出する。
【0054】送信回路19は、送信信号S14に対して
フイルタリング処理を施した後、デイジタルアナログ変
換処理を施し、さらに周波数変換等の高周波処理を施し
た後に所定電力に増幅して送信信号S15を生成し、こ
れをアンテナ20を介して送信する。
【0055】ところで、制御部34から供給されるパワ
ー制御信号S20は、送信電力のパワーアツプ又はパワ
ーダウンを制御するパワーアツプコマンドあるいはパワ
ーダウンコマンドでなり、送信部9はパワー制御信号S
20に基づいて可変利得アンプ18の利得を制御するこ
とにより、1回のパワーアツプコマンドにより送信電力
を1[dB]上げ、また1回のパワーダウンコマンドにより
送信電力を1[dB]下げるようになされている。
【0056】また制御部34は、可変利得アンプ18の
増幅動作を制御すると共にパワー制御信号S20に基づ
く利得値を監視していることにより、現在の送信電力を
常時把握している。従つて制御部34は、現在の送信電
力が最大の送信電力以下であると共に、デマルチプレク
サ13から供給される制御シンボルS5の指示内容がパ
ワーアツプコマンドであつた場合に送信電力を上げ、現
在の送信電力が最小の送信電力以上であると共に、制御
シンボルS5の指示内容がパワーダウンコマンドであつ
たときに送信電力を下げるようになされている。
【0057】ところが制御部34は、現在の送信電力が
最大の送信電力の到達しているためにこれ以上送信電力
を上げることができない状況であり、かつ供給された制
御シンボルS5がパワーアツプコマンドであつた場合に
は、受信した制御シンボルS5の受信回数をカウンタ3
6を介してカウントすると共に、制御シンボルS5を基
に生成するパワー制御信号S20を送信部9へ供給する
ことを停止するようになされている。
【0058】すなわち制御部34は、現在の送信電力が
最大の送信電力に到達しているにも係わらず、パワーア
ツプコマンドが供給された場合には、その回数に応じて
カウンタ36のカウント値をインクリメントしてゆく。
因みに、カウンタ36はカウント値を最大「N」(この
場合N=10)に設定してあり、パワーアツプコマンド
が「N」回を越えた場合でもカウント値が「N」以上に
インクリメントされることはない。
【0059】さらに制御部34は、現在のカウンタ36
のカウント値が「M」(この場合M=5)以上の値を示
していた場合で、かつパワーダウンコマンドが供給され
た場合には、当該パワーダウンコマンドに基づいて直ち
に送信電力を下げてしまうのではなく、まずカウンタ3
6のカウント値を「1」づつカウントダウンしていく。
【0060】実際上、通信端末装置32は送信電力が不
足しているときには基地局31からパワーアツプコマン
ドが何度も供給されてくるが、現在の送信電力が最大の
送信電力に到達していた場合には送信電力を上げること
はできないために、カウンタ36のカウント値がパワー
アツプコマンドの供給回数分だけインクリメントされて
いく。このとき、通信端末装置32は伝送エラー等によ
るパワーダウンコマンドが供給されたときに、当該パワ
ーダウンコマンドに基づいて直ちに送信電力を下げてし
まうと、通信品質を低下させてしまうことになり不都合
が生じる。
【0061】そこで、基地局31からパワーダウンコマ
ンドが供給され始めても、直ちに送信電力を下げてしま
うのではなく、カウンタ36のカウント値をまず下げ、
当該カウント値が「5」以下になつたときに初めて送信
電力を下げるようにすれば、安全性を考慮した送信電力
のコントロールを行うことができる。
【0062】と言うのも、通信端末装置32が基地局3
1との良好な通信状態を持続させるためには送信電力を
極力下げない方が安全であり、例え送信電力を下げても
確実に通信状態が悪化することがないような通信環境に
なつた場合(例えば通信端末装置32及び基地局31の
距離が短くなつて送信電力を下げられる通信環境になつ
た場合や、通信端末装置32に対する干渉波が少なくな
つて送信電力を下げられる通信環境になつた場合)に初
めて送信電力を下げるようにしたいからである。
【0063】すなわち通信端末装置32は、伝送エラー
等によつてパワーダウンコマンドが供給されることが有
り得るため、パワーダウンコマンド基づいて直ちに送信
電力を下げてしまうのではなく、数回分のパワーダウン
コマンドが供給されたときに、これはエラー等によつて
供給されたパワーダウンコマンドではなく確実に送信電
力を下げられる通信環境になつたと認識し、このとき始
めて送信電力を下げるようになされている。
【0064】従つて制御部34は、パワーダウンコマン
ドの供給回数が増えるに従つて、いずれカウンタ36の
カウント値が「M」になると、パワーダウンコマンドに
基づいて送信電力を1[dB]づつ下げさせるようになされ
ている。すなわち、制御部34はパワーアツプコマンド
に基づいてカウントするカウント回数と、パワーダウン
コマンドに基づいてカウントダウンするカウント回数の
差を設けることにより、ヒステリシス特性を持たせた送
信電力のコントロールを実行するようになされている。
【0065】これにより、制御部34はパワーダウンコ
マンドがパワーアツプコマンドの間違いであつたような
場合でも、カウント値が「M」になるまで送信電力を下
げることはないので、パワーアツプコマンドが連続して
送られてきているような状況の中においてエラー等によ
るパワーダウンコマンドが供給されたとしても、直ちに
送信電力を下げることはなく、これにより通信状況を悪
化させてしまうことを防止し得るようになされている。
【0066】かくして制御部34は、通信状態が良好な
状態になつて確実なパワーダウンコマンドが供給された
と認識するまでは送信電力を下げないように、安全性を
考慮して可変利得アンプ18の増幅動作をカウンタ36
のカウント値に基づいて制御するようにしたことによ
り、基地局31と通信端末装置32との通信品質を維持
し得るようになされている。
【0067】次に、このセルラー無線通信システム30
において、基地局31から供給されるパワーコントロー
ルに関する制御シンボルS5に基づいて通信端末装置3
2の送信電力をコントロールする制御部34における送
信電力制御処理手順を図3のフローチヤートを用いて説
明する。
【0068】すなわち通信端末装置32の制御部34
は、RT2の開始ステツプから入つてステツプSP11
に移る。ステツプSP11において、制御部34はまず
受信部7のデマルチプレクサ13からパワーコントロー
ルコマンドとしての制御シンボルS5を受け取つてステ
ツプSP12に移る。
【0069】ステツプSP12において、制御部34は
制御シンボルS5を基に基地局31から指示されている
送信電力の制御データが送信電力アツプを意味したパワ
ーアツプコマンドであるか否かを判定する。ここで肯定
結果が得られると、このことはパワーアツプコマンドが
発生したことを表しており、このとき制御部34はステ
ツプSP13に移る。
【0070】ステツプSP13において、制御部34は
現在の送信電力が最大の送信電力よりも小さいか否かを
判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは現
在の送信電力が最大の送信電力よりも小さいので送信電
力を上げられる余裕がまだあることを表しており、この
とき制御部34はステツプSP14に移る。
【0071】ステツプSP14において、制御部34は
制御シンボルS5を基に生成したパワー制御信号S20
を送信部9に送出し、当該送信部9によつて送信電力を
1[dB]上げ、再度ステツプSP11に戻る。
【0072】これに対してステツプSP13において否
定結果が得られると、このことは現在の送信電力が最大
の送信電力に到達しており、これ以上送信電力を上げる
ことができないにも係わらず、パワーアツプコマンドが
供給されたことを表しており、このとき制御部34はカ
ウンタ36のカウント値をインクリメントしてステツプ
SP15に移る。
【0073】ステツプSP15において、制御部34は
カウンタ36のカウント値が「N」(この場合「1
0」)になつているか否かを判定する。ここで否定結果
が得られると、このことはカウンタ36のカウント値が
未だ「N」になるまでカウントされていないことを表し
ており、このとき制御部34はステツプSP16に移
る。
【0074】ステツプSP16において、制御部34は
カウンタ36のカウント値を、供給されたパワーアツプ
コマンドの回数分だけインクリメントして、再度ステツ
プSP11に戻る。
【0075】これに対してステツプSP15において肯
定結果が得られると、このことはカウンタ36のカウン
ト値が既に「N」(この場合「10」)までカウントさ
れたことを表しており、この先パワーアツプコマンドが
供給されてもカウンタ36のカウント値をこれ以上イン
クリメントすることはないので、このとき制御部34は
再度ステツプSP11に戻る。
【0076】ところで、ステツプSP12において否定
結果が得られると、このことはパワーアツプコマンドで
はなくパワーダウンコマンドが供給されたことを表して
おり、このとき制御部34はステツプSP17に移る。
【0077】ステツプSP17において、制御部34は
カウンタ36の現在のカウント値が「M」よりも大きな
カウント値を示しているか否かを判定する。ここで肯定
結果が得られると、このことはカウンタ36の現在のカ
ウント値が「M」よりも大きなカウント値を示してい
る、すなわち送信電力が最大の送信電力に到達している
にも係わらずパワーアツプコマンドが複数回供給され、
その回数分が既にカウント値「M」以上カウントされて
いたことを表しており、このとき制御部34は送信電力
を下げることはせずにまずカウンタ36のカウント値を
1つ下げ、再度ステツプSP11に戻る。
【0078】これに対してステツプSP17において否
定結果が得られると、このことはカウンタ36の現在の
カウント値が「M」である、すなわちパワーダウンコマ
ンドの発生に応じてカウンタ36のカウント値が下げら
れた結果として現在のカウント値が「M」になつたこと
を表しており、このとき制御部34はステツプSP19
に移る。
【0079】ステツプSP19において、制御部34は
現在の送信電力が最小の送信電力よりも大きいか否かを
判定する。ここで否定結果が得られると、このことは現
在の送信電力が最小の送信電力に到達しており、これ以
上送信電力を下げることができないにも係わらず、パワ
ーダウンコマンドが供給されていることを表しており、
このとき制御部34はこの状態を維持したまま再度ステ
ツプSP11に戻る。
【0080】これに対してステツプSP19において肯
定結果が得られると、このことは現在の送信電力が最小
の送信電力よりも大きいため、送信電力を下げる余裕が
まだあることを表しており、このとき制御部34はステ
ツプSP20に移る。
【0081】ステツプSP20において、制御部34は
制御シンボルS5を基に生成したパワー制御信号S20
を送信部9に送出し、当該送信部9の可変利得アンプ1
8によつて送信電力を1[dB]下げ、ステツプSP21に
移る。
【0082】ステツプSP21において、制御部34は
カウンタ36のカウント値を「M」から「0」にリセツ
トすることにより、次の新たなパワーコントロールコマ
ンドに応じた送信電力の制御を行うための準備を行い、
再度ステツプSP11に戻つて処理を終了する。
【0083】(3)動作及び効果 以上の構成において、通信端末装置32は、送信電力が
最大の送信電力に到達している状態で、かつパワーアツ
プコマンドが複数回供給された場合には、送信電力をこ
れ以上上げることはできないのでパワーアツプコマンド
の供給された回数をカウンタ36でカウントアツプする
が、この後パワーダウンコマンドが1回供給された場
合、これはエラー等によるパワーダウンコマンドである
可能性が高いと思われる。
【0084】従つて通信端末装置32は、この誤つたパ
ワーダウンコマンドに基づいて直ちに送信電力を下げて
しまうと通信品質が低下してしまうので、このような場
合にまずカウンタ36のカウント値を1つカウントダウ
ンして実際には送信電力を下げない。但し通信端末装置
32は、パワーダウンコマンドが複数回供給されると、
その複数回分だけカウンタ36のカウント値をカウント
ダウンし、カウンタのカウント値が「M」に到達する
と、パワーダウンコマンドが複数回続いて供給されたの
で、これはエラー等によるパワーダウンコマンドではな
いと判断し、そのときパワーダウンコマンドに基づいて
送信電力を下げることができる。
【0085】このように通信端末装置32は、制御部3
4がカウンタ36のカウント値に基づいて確実にパワー
ダウンコマンドであると認識するまでは送信電力を下げ
ないように制御したことにより、伝送エラー等による誤
つたパワーダウンコマンドに基づいて送信電力を制御す
ることが無くなり、かくして常に最適な送信電力によつ
て基地局31へ送信信号S15を送信することができ
る。
【0086】以上の構成によれば、通信端末装置32は
パワーアツプコマンドが複数回供給された後にパワーダ
ウンコマンドが所定回数供給されるまでは送信電力を下
げないように制御部34によつて制御するようにしたこ
とにより、確実にパワーダウンコマンドであると認識し
た場合に限つて送信電力を下げることができ、かくして
常時最適な送信電力によつて送信することができる。
【0087】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、制御手段としての制
御部34によつて計数手段としてのカウンタ36のカウ
ント値(N)を最大「10」、送信電力を下げるときの
基準となるカウント値(M)を「5」に設定するように
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、カ
ウント値(N)を「5」及びカウント値(M)を「0」
に設定する等、通信環境に応じて任意のヒステリシス特
性を持たせたカウント値に設定するようにしても良い。
【0088】また上述の実施の形態においては、制御部
34によつてカウンタ36のカウント値(N)を最大
「10」、送信電力を下げるときの基準となるカウント
値(M)を「5」に設定することによりヒステリシス特
性を持たせるようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、カウンタ36のカウント値(N)を最
大「10」、送信電力を下げるときの基準となるカウン
ト値(M)を「10」に設定してヒステリシス特性を持
たせなくても良い。この場合、容易には送信電力を下げ
ることはないので、通信品質の低下をより招きにくい。
【0089】さらに上述の実施の形態においては、送信
電力が最大の送信電力に到達している状態で、かつパワ
ーアツプコマンドが複数回供給された場合のパワーダウ
ンコマンドに対する送信電力の制御方法について述べた
が、本発明はこれに限らず、送信電力が最小の送信電力
に到達している状態で、かつパワーダウンコマンドが複
数回供給された場合のパワーアツプコマンドに対する送
信電力の制御方法についても本発明を適用するようにし
ても良い。この場合、通信端末装置32は制御部34の
制御方法を変更するだけで同様の効果を得ることができ
る。
【0090】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、送信側に
おいて送信電力を制御する制御信号を伝送し、受信側で
は受信した制御信号に基づいて送信電力を制御する送信
電力制御方法において、送信電力の電力値が電力制御範
囲の限界値に到達している状態で、受信した制御信号の
指示内容が電力制御範囲を越えさせる方向に電力値を制
御するものであつた場合にその受信回数を計数し、その
後に受信した制御信号の指示内容が電力制御範囲を越え
させない方向に電力値を制御するものであつた場合に受
信回数の計数値を減らし、当該計数値が所定値に到達し
たときに初めて電力制御範囲を越えさせない方向に電力
値を制御するようにしたことにより、エラー等によつて
間違つた方向に電力値を制御する制御信号を受信した場
合でも、直ちに送信電力を下げることなく、正常な制御
信号を所定回数受信したときに初めて送信電力を制御す
ることができ、かくして送信電力を制御する際の誤動作
を防止することができ、かくして常に最適な送信電力に
よつて送信し得る送信電力制御方法を実現できる。
【0091】また本発明においては、移動局としての通
信端末装置から送られてくる制御信号に基づいて送信信
号の送信電力を制御する基地局装置において、制御信号
を受信する受信手段と、制御信号の受信回数を計数する
計数手段と、送信電力の電力値が電力制御範囲の限界値
に到達している状態で、受信した制御信号の指示内容が
電力制御範囲を越えさせる方向に電力値を制御するもの
であつた場合にその受信回数を計数手段によつて計数
し、その後に受信した制御信号の指示内容が電力制御範
囲を越えさせない方向に電力値を制御するものであつた
場合に受信回数の計数値を減らし、当該計数値が所定値
に到達したときに初めて電力制御範囲を越えさせない方
向に電力値を制御する制御手段と、当該制御手段によつ
て制御された送信電力で移動局に対して送信する送信手
段とを設けることにより、エラー等によつて間違つた方
向に電力値を制御する制御信号を受信した場合でも、直
ちに送信電力を下げることなく、正常な制御信号を所定
回数受信したときに初めて送信電力を制御することがで
き、かくして送信電力を制御する際の誤動作を防止して
移動局との通信品質を維持することができ、かくして常
に最適な送信電力によつて送信し得る基地局装置を実現
できる。
【0092】さらに本発明においては、固定局としての
基地局装置から送られてくる制御信号に基づいて送信信
号の送信電力を制御する通信端末装置において、制御信
号を受信する受信手段と、制御信号の受信回数を計数す
る計数手段と、送信電力の電力値が電力制御範囲の限界
値に到達している状態で、受信した制御信号の指示内容
が電力制御範囲を越えさせる方向に電力値を制御するも
のであつた場合にその受信回数を計数手段によつて計数
し、その後に受信した制御信号の指示内容が電力制御範
囲を越えさせない方向に電力値を制御するものであつた
場合に受信回数の計数値を減らし、当該計数値が所定値
に到達したときに初めて電力制御範囲を越えさせない方
向に電力値を制御する制御手段と、当該制御手段によつ
て制御された送信電力で基地局装置に対する送信を行う
送信手段とを設けることにより、エラー等によつて間違
つた方向に電力値を制御する制御信号を受信した場合で
も、直ちに送信電力を下げることなく、正常な制御信号
を所定回数受信したときに初めて送信電力を制御するこ
とができ、かくして送信電力を制御する際の誤動作を防
止して基地局装置との通信品質を維持することができ、
かくして常に最適な送信電力によつて送信し得る通信端
末装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるセルラー無線通
信システムの構成を示すブロツク図である。
【図2】本発明の一実施の形態における通信端末装置の
構成を示すブロツク図である。
【図3】本発明の一実施の形態における送信電力制御処
理手順を示すフローチヤートである。
【図4】従来のセルラー無線通信システムの構成を示す
ブロツク図である。
【図5】従来の送信電力制御処理手順を示すフローチヤ
ートである。
【図6】周波数ホツピングの説明に供する略線図であ
る。
【符号の説明】
1、30……セルラー無線通信システム、2、31……
基地局、3、32……通信端末装置、4、7……受信
部、5、8、33、34……制御部、6、9……送信
部、36……カウンタ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信側において送信電力を制御する制御信
    号を伝送し、受信側では受信した上記制御信号に基づい
    て上記送信電力を制御する送信電力制御方法において、 上記送信電力の電力値が電力制御範囲の限界値に到達し
    ている状態で、受信した上記制御信号の指示内容が上記
    電力制御範囲を越えさせる方向に上記電力値を制御する
    ものであつた場合にその受信回数を計数し、 その後に受信した上記制御信号の指示内容が上記電力制
    御範囲を越えさせない方向に上記電力値を制御するもの
    であつた場合に上記受信回数の計数値を減らし、当該計
    数値が所定値に到達したときに初めて上記電力制御範囲
    を越えさせない方向に上記電力値を制御することを特徴
    とする送信電力制御方法。
  2. 【請求項2】上記電力制御範囲の限界値は、上記送信電
    力の上限値である。ことを特徴とする請求項1に記載の
    送信電力制御方法。
  3. 【請求項3】上記電力制御範囲の限界値は、上記送信電
    力の下限値である。ことを特徴とする請求項1に記載の
    送信電力制御方法。
  4. 【請求項4】上記所定値を0以外の計数値とすることに
    より、上記電力制御範囲を越えさせる方向に上記電力値
    を制御する上記制御信号を受信した受信回数よりも、上
    記電力制御範囲を越えさせない方向に上記電力値を制御
    する上記制御信号の受信回数が少ない所定の受信回数に
    到達したときに上記送信電力の上記電力値を制御するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の送信電力制御方法。
  5. 【請求項5】移動局としての通信端末装置から送られて
    くる制御信号に基づいて送信信号の送信電力を制御する
    基地局装置において、 上記制御信号を受信する受信手段と、 上記制御信号の受信回数を計数する計数手段と、 上記送信電力の電力値が電力制御範囲の限界値に到達し
    ている状態で、受信した上記制御信号の指示内容が上記
    電力制御範囲を越えさせる方向に上記電力値を制御する
    ものであつた場合にその受信回数を上記計数手段によつ
    て計数し、 その後に受信した上記制御信号の指示内容が上記電力制
    御範囲を越えさせない方向に上記電力値を制御するもの
    であつた場合に上記受信回数の計数値を減らし、当該計
    数値が所定値に到達したときに初めて上記電力制御範囲
    を越えさせない方向に上記電力値を制御する制御手段
    と、 上記制御手段によつて制御された送信電力で上記移動局
    に上記送信信号を送信する送信手段とを具えることを特
    徴とする基地局装置。
  6. 【請求項6】上記電力制御範囲の限界値は、上記送信電
    力の上限値である。ことを特徴とする請求項5に記載の
    基地局装置。
  7. 【請求項7】上記電力制御範囲の限界値は、上記送信電
    力の下限値である。ことを特徴とする請求項5に記載の
    基地局装置。
  8. 【請求項8】上記所定値を0以外の計数値とすることに
    より、上記電力制御範囲を越えさせる方向に上記電力値
    を制御する上記制御信号を受信した受信回数よりも、上
    記電力制御範囲を越えさせない方向に上記電力値を制御
    する上記制御信号の受信回数が少ない所定の受信回数に
    到達したときに上記送信電力の上記電力値を制御するこ
    とを特徴とする請求項5に記載の基地局装置。
  9. 【請求項9】固定局としての基地局装置から送られてく
    る制御信号に基づいて送信信号の送信電力を制御する通
    信端末装置において、 上記制御信号を受信する受信手段と、 上記制御信号の受信回数を計数する計数手段と、 上記送信電力の電力値が電力制御範囲の限界値に到達し
    ている状態で、受信した上記制御信号の指示内容が上記
    電力制御範囲を越えさせる方向に上記電力値を制御する
    ものであつた場合にその受信回数を上記計数手段によつ
    て計数し、 その後に受信した上記制御信号の指示内容が上記電力制
    御範囲を越えさせない方向に上記電力値を制御するもの
    であつた場合に上記受信回数の計数値を減らし、当該計
    数値が所定値に到達したときに初めて上記電力制御範囲
    を越えさせない方向に上記電力値を制御する制御手段
    と、 上記制御手段によつて制御された送信電力で上記基地局
    装置に上記送信信号を送信する送信手段とを具えること
    を特徴とする通信端末装置。
  10. 【請求項10】上記電力制御範囲の限界値は、上記送信
    電力の上限値である。ことを特徴とする請求項9に記載
    の通信端末装置。
  11. 【請求項11】上記電力制御範囲の限界値は、上記送信
    電力の下限値である。ことを特徴とする請求項9に記載
    の通信端末装置。
  12. 【請求項12】上記所定値を0以外の計数値とすること
    により、上記電力制御範囲を越えさせる方向に上記電力
    値を制御する上記制御信号を受信した受信回数よりも、
    上記電力制御範囲を越えさせない方向に上記電力値を制
    御する上記制御信号の受信回数が少ない所定の受信回数
    に到達したときに上記送信電力の上記電力値を制御する
    ことを特徴とする請求項9に記載の通信端末装置。
JP36773297A 1997-12-27 1997-12-27 送信電力制御方法、基地局装置及び通信端末装置 Expired - Fee Related JP3755704B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36773297A JP3755704B2 (ja) 1997-12-27 1997-12-27 送信電力制御方法、基地局装置及び通信端末装置
US09/216,503 US6226526B1 (en) 1997-12-27 1998-12-18 Transmission power control method, base station apparatus and communication terminal
EP19980124543 EP0926842A3 (en) 1997-12-27 1998-12-22 Transmission power control method, base station apparatus and communication terminal

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36773297A JP3755704B2 (ja) 1997-12-27 1997-12-27 送信電力制御方法、基地局装置及び通信端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11196042A true JPH11196042A (ja) 1999-07-21
JP3755704B2 JP3755704B2 (ja) 2006-03-15

Family

ID=18490058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36773297A Expired - Fee Related JP3755704B2 (ja) 1997-12-27 1997-12-27 送信電力制御方法、基地局装置及び通信端末装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6226526B1 (ja)
EP (1) EP0926842A3 (ja)
JP (1) JP3755704B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100438171B1 (ko) * 2000-12-19 2004-07-01 엘지전자 주식회사 기지국 송신 상태 측정 회로
KR100531361B1 (ko) * 2000-12-30 2005-11-28 엘지전자 주식회사 Ds―cdma 시스템에서의 전력 제어 방법
US7532905B2 (en) 2003-06-16 2009-05-12 Oki Semiconductor Co., Ltd. Filter device and transmission power control apparatus
US8160630B2 (en) 1999-10-20 2012-04-17 Nokia Corporation Method and arrangement for controlling transmission power and a network element

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1088406B1 (de) * 1998-06-17 2004-04-14 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und system zur regelung der übertragungsleistung einer mobilstation eines mobilfunksystems
US6529482B1 (en) * 1999-06-30 2003-03-04 Qualcomm Inc. Method and apparatus for adjusting a signal-to-interference threshold in a closed loop power control communications system
US6628957B1 (en) * 1999-07-16 2003-09-30 Lucent Technologies Inc. Synchronization of transmit power level settings for soft-handoff in wireless systems by the use of level constraints
GB2355887B (en) * 1999-10-25 2004-01-07 Motorola Ltd Reduction of transmit power in a mobile station
JP2001218253A (ja) * 2000-02-02 2001-08-10 Nec Saitama Ltd 無線通信システム
JP3389951B2 (ja) * 2000-02-07 2003-03-24 日本電気株式会社 Cdma移動通信システム及び該cdma移動通信システムにおける下り回線送信電力制御方法
EP1134911A1 (en) 2000-03-17 2001-09-19 Alcatel Operating a cellular telecommunication system
CN1135745C (zh) * 2000-03-23 2004-01-21 华为技术有限公司 码分多址通讯系统前向功率饱和保护方法及功率控制装置
DE10025041B4 (de) * 2000-05-20 2018-08-02 Ipcom Gmbh & Co. Kg Verfahren zur Regelung der Sendeleistung einer Sendestation und Sendestation
EP1175020A1 (en) * 2000-07-20 2002-01-23 Alcatel Control of downlink transmission power in a cellular telecommunication system
DE10040228A1 (de) 2000-08-17 2002-02-28 Siemens Ag Verfahren zur Regelung der Sendeleistung in einem Funksystem
US6799045B1 (en) 2000-11-07 2004-09-28 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Reliable congestion control in a CDMA-based mobile radio commmunications system
WO2002039603A1 (fr) * 2000-11-13 2002-05-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Telephone portable
US6985739B2 (en) * 2000-12-15 2006-01-10 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Admission and congestion control in a CDMA-based mobile radio communications system
US6829468B2 (en) 2001-03-05 2004-12-07 Lucent Technologies Inc. Reverse-link power control overshoot considering mobile station transmission limitations
DE60321392D1 (de) * 2003-01-31 2008-07-10 Nokia Corp Ausgangsleistungsregelung für aufwärtsverbindungen mit mehreren zeitschlitzen
KR20090032270A (ko) * 2007-09-27 2009-04-01 삼성전자주식회사 휴대단말기의 전원제어 장치

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5333175A (en) * 1993-01-28 1994-07-26 Bell Communications Research, Inc. Method and apparatus for dynamic power control in TDMA portable radio systems
JP2980156B2 (ja) 1994-05-12 1999-11-22 エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社 送信電力制御方法および該制御方法を用いたスペクトル拡散通信装置
JP2974274B2 (ja) * 1994-05-12 1999-11-10 エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社 送信電力制御方法および送信電力制御装置
EP0860057B1 (en) * 1995-11-10 2000-09-20 Ionica International Limited Method and apparatus for power control in a telephone system
FI100072B (fi) * 1996-01-19 1997-09-15 Nokia Mobile Phones Ltd Menetelmä lähetystehon säätämiseksi sekä radiojärjestelmä
KR980007105A (ko) * 1996-06-28 1998-03-30 김광호 이동국 송신전력 제어방법
US5960361A (en) * 1996-10-22 1999-09-28 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for performing a fast downward move in a cellular telephone forward link power control system
JP3459866B2 (ja) * 1997-04-22 2003-10-27 埼玉日本電気株式会社 符号分割多元接続方式の送信電力制御方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8160630B2 (en) 1999-10-20 2012-04-17 Nokia Corporation Method and arrangement for controlling transmission power and a network element
KR100438171B1 (ko) * 2000-12-19 2004-07-01 엘지전자 주식회사 기지국 송신 상태 측정 회로
KR100531361B1 (ko) * 2000-12-30 2005-11-28 엘지전자 주식회사 Ds―cdma 시스템에서의 전력 제어 방법
US7532905B2 (en) 2003-06-16 2009-05-12 Oki Semiconductor Co., Ltd. Filter device and transmission power control apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US6226526B1 (en) 2001-05-01
JP3755704B2 (ja) 2006-03-15
EP0926842A3 (en) 2001-01-31
EP0926842A2 (en) 1999-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11196042A (ja) 送信電力制御方法、基地局装置及び通信端末装置
EP0887948B1 (en) Power control and data services in CDMA networks
EP2264912B1 (en) Method and system for suppression of interferences between cells
JP5827194B2 (ja) ネットワーク装置及び送信電力制御方法
KR100188976B1 (ko) 전송 속도 조정 기능이 있는 무선 통신 장치 및 전송 속도 조정 제어 방법
US6580919B1 (en) CDMA transmission power control capable of preventing call disconnection and degradation of capacity of subscribers
JPH0936801A (ja) 基地局送信電力制御装置
JP3389951B2 (ja) Cdma移動通信システム及び該cdma移動通信システムにおける下り回線送信電力制御方法
EP0746951A1 (en) Method for transmitting calls of different priorities in a cellular network
EP1966907B1 (en) Transmit power control in a radio station
WO2007138796A1 (ja) 無線通信装置、無線通信システム及び無線通信方法
EP1695474B1 (en) Wireless communication method and apparatus for controlling the transmission power of downlink and uplink coded composite transport channels based on discontinuous transmission state values
EP0594336B1 (en) Data message communication in digital cellular radio telephone system
JP2954086B2 (ja) 移動通信システム
EP1122896B1 (en) Radio communication system
JP2984653B1 (ja) Cdma方式セルラシステムの基地局無線装置
US6658262B1 (en) Method and system for power control order message management
US6208855B1 (en) Mobile data communication system
JP3762872B2 (ja) 無線通信システム及び無線通信方法
JP2008028489A (ja) 移動通信システムにおける送信電力制御システム及びその方法並びにそれに用いる基地局
JP2003188884A (ja) 無線アクセスシステム
JP3504080B2 (ja) バースト信号受信装置
WO2006098193A1 (ja) 移動通信システム、移動局、無線基地局及び送信電力制御方法
EP0907297B1 (en) Communications system, network, portable device and method
KR100316697B1 (ko) 송신 전력 감소 기능을 갖는 이동 단말

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050805

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051215

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100106

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100106

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110106

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120106

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130106

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130106

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees