JPH11195754A - フローティング基準電圧を一定基準電圧へ変換する回路 - Google Patents

フローティング基準電圧を一定基準電圧へ変換する回路

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JPH11195754A
JPH11195754A JP10299748A JP29974898A JPH11195754A JP H11195754 A JPH11195754 A JP H11195754A JP 10299748 A JP10299748 A JP 10299748A JP 29974898 A JP29974898 A JP 29974898A JP H11195754 A JPH11195754 A JP H11195754A
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Mostafa R Yazdy
アール ヤズディー モスタファ
Harry J Mcintyre
ジェイ マッキンタイアー ハリー
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    • G05F1/10Regulating voltage or current
    • G05F1/46Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
    • G05F1/461Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using an operational amplifier as final control device
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F3/00Non-retroactive systems for regulating electric variables by using an uncontrolled element, or an uncontrolled combination of elements, such element or such combination having self-regulating properties
    • G05F3/02Regulating voltage or current
    • G05F3/08Regulating voltage or current wherein the variable is dc
    • G05F3/10Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics
    • G05F3/16Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices
    • G05F3/20Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations
    • G05F3/30Regulators using the difference between the base-emitter voltages of two bipolar transistors operating at different current densities

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 P型基層CMOS技術で作られたバンドギャ
ップ基準電圧発生器のフローティング電圧をアースに関
する固定電圧へ変換することである。 【解決手段】 本発明の電圧変換器は減算器を使用し
て、バンドギャップ基準電圧発生器のフローティング電
圧をアースに関して固定電圧へ変換する。本発明の電圧
変換器では、電源の電圧は第1レベル・シフターと第1
バッファを介して減算器の一方の入力に接続されてお
り、電圧発生器の電圧は第2レベル・シフターと第2バ
ッファを介して減算器の他方の入力に接続されている。
各バッファは電圧発生器から電流が引き出されるのを防
止する。各レベル・シフターは対応するバッファの要求
電圧に一致させるためそれぞれの対応する電圧をシフト
ダウンする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般には電圧変換器、
より詳細にはP型基層CMOS技術で作られた集積回路
のバンドギャップ基準電圧発生器のフローティング基準
電圧をアースに対して一定の基準電圧へ変換するために
使用する電圧変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、集積回路のための温度の影響を
受けない非常に正確なバンドギャップ基準電圧発生器
は、バイポーラ技術を使用して設計することができる。
しかし、CMOS処理、詳細にはP型基層CMOS処理
が普及したので、バンドギャップ基準電圧発生器はP型
基層CMOS技術で作られたバイポーラ・トランジスタ
を使用して設計することが望ましい。P型基層CMOS
技術でバイポーラ・トランジスタを作る方法はこの分野
で周知である。依然として、P型基層CMOS技術で作
られたバイポーラ・トランジスタを使用してバンドギャ
ップ基準電圧発生器を設計する方法は電源に関して基準
電圧を生成する。
【0003】以下簡潔にするため、バンドギャップ基準
電圧発生器は「BGR電圧発生器」と呼ぶことにする。
【0004】電源電圧の過渡的変動はBGR電圧発生器
の出力を変化させる(フロートさせる)ので、電源に関
する基準電圧を有することは好ましくない。典型的な電
圧発生器は集積回路のアースに対して一定の基準電圧を
発生するように設計されており、従って電源電圧または
温度が変化しても、その電圧は実質上一定である。
【0005】P型基層CMOS技術によって生成された
基準電圧がフローティング電圧である理由は、P型基層
CMOS技術で作られたバイポーラ・トランジスタがP
NPトランジスタだからである。アースに対する基準電
圧を生成するには、N型基層CMOS技術で容易に作る
ことができるNPNトランジスタが必要である。
【0006】図1に、P型基層CMOS技術で作られた
バイポーラ・トランジスタ10を示す。P型基層CMO
S技術の場合、基層は一般にアースに、または集積回路
に使用された最大負電圧に接続されている。従って、P
型基層CMOS技術の場合、バイポーラ・トランジスタ
を生成するには、ウェルの中にバイポーラ・トランジス
タを生成しなければならない。基層はP型基層であるか
ら、ウェルはnウェルでなければならない。それには、
バイポーラ・トランジスタがPNPトランジスタでなけ
ればならない。この形式の構成の場合、nウェルはバイ
ポーラ・トランジスタ10のベースBとして使用され、
一方のp+領域はコレクタCとして使用され、他方のp
+領域はエミッタEとして使用される。
【0007】図1において、層12は絶縁体であり、層
14はP型基層CMOSトランジスタのゲートGとして
使用される物質(たとえばアルミニウム)である。トラ
ンジスタ10はバイポーラ・トランジスタとして使用さ
れるので、ゲートGはバイポーラ・トランジスタ10の
機能に影響を及ぼさない5ボルト以上の電圧に接続され
ている。
【0008】図2に、1ボルトの温度の影響を受けな
い、アースに対する固定基準電圧を発生するNPNトラ
ンジスタで構成されたBGR電圧発生器20のブロック
図を示す。基準電圧1Vはアースに関して生成される。
アースの電圧は零に指定されているので、BGR電圧発
生器20の出力電圧VR1は1ボルトである。
【0009】図3に、PNPトランジスタで作られたB
GR電圧発生器30のブロック図を示す。BGR電圧発
生器30は電源の電圧より常に1ボルト低い温度の影響
を受けない基準電圧を発生する。BGR電圧発生器30
は電源V2 に関して1ボルトの固定基準電圧を発生す
る。電源V2 の電圧は一般に5ボルトであるので、BG
R電圧発生器30の出力電圧VR2は5−1=4ボルトで
ある。電源の過渡的変化によって出力電圧VR2が変化す
るので、BGR電圧発生器30の出力電圧はフローして
いる。たとえば、もし電源の電圧が5.2ボルトへ変化
すれば、出力電圧VR2は5.2−1=4.2ボルトであ
る。
【0010】従って、本明細書において、「フローティ
ング基準電圧を有するバンドギャップ基準電圧源」と
「フローティング電圧を発生するフローティング電圧
源」は共に、温度変動の影響を受けない固定基準電圧を
発生し、電源電圧と出力電圧との差が温度変動の影響を
受けない固定電圧であるような電圧を出力するバンドギ
ャップ基準電圧発生器のことを意味する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、フロ
ーティング・バンドギャップ基準電圧をバッファされた
固定基準電圧へ変換する設計手法を提供し、P型基層C
MOS技術で作られたバンドギャップ基準電圧発生器の
フローティング電圧に対する解決策を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の態様と
して、減算器を使用して電圧発生器のフローティング電
圧を固定電圧へ変換する変換器を開示する。本発明の場
合は、電源の電圧は減算器の一方の入力に接続されてい
る。しかし、フローティング電圧発生器を減算器の他方
の入力へ接続するには、フローティング電圧をバッファ
の前でシフトダウンし、バッファの後で実質上フローテ
ィング電圧のレベルへシフトアップすることを要求する
バッファが必要である。本発明はバンドギャップ基準電
圧発生器のフローティング電圧を固定基準電圧へ変換す
ることを目指している。
【0013】本発明は、第2の態様として、フローティ
ング電圧を固定電圧へ変換する別の変換器を開示する。
この変換器もまた減算器を使用してフローティング電圧
を固定電圧へ変換する。この変換器の場合、電源の電圧
は第1レベル・シフターと第1バッファを介して減算器
の一方の入力に接続されており、フローティング電圧発
生器の電圧は第2レベル・シフターと第2バッファを介
して減算器の他方の入力に接続されている。各バッファ
は対応する電圧発生器から電流が引き出されるのを防止
する。各レベル・シフターは対応するバッファの要求電
圧に一致するようにそれぞれの対応する電圧をシフトダ
ウンする。
【0014】
【発明の実施の形態】図4は、電源に関する基準電圧
(フローティングの電圧)をアースに対する基準電圧
(一定)へ変換する本発明の最初のアプローチの回路図
40である。回路40は電源VDDに対するフローティン
グ電圧VBGR を発生するBGR電圧発生器42に接続さ
れている。その結果、VBGR は、 VBGR =VDD−VREF である。ここでVREF は温度の影響を受けない、BGR
電圧発生器によって生成された固定電圧である。
【0015】図4において、電源VDDは抵抗器R1 を介
して演算増幅器44の反転(−)入力に接続されてい
る。フローティング基準電圧VBGR は抵抗器R2 を介し
て演算増幅器44の非反転(+)入力に接続されてい
る。演算増幅器44の反転(−)入力はさらに抵抗器α
1 を介して演算増幅器44の出力に接続されており、
演算増幅器44の非反転(+)入力は抵抗器αR2 を介
してアース(GND)に接続されている。抵抗器αR1
と抵抗器αR2 は同一であり、αは抵抗器αR1 とαR
2 のインピーダンスの一定係数である。
【0016】図4において、演算増幅器44は差動増幅
器として動作する。差動増幅器は2つの入力電圧を減算
してその結果を出力電圧として提供する。従って演算増
幅器44の出力電圧VBGR1は2つの入力電圧VDDとV
BGR の差である。すなわち、 VBGR1=α〔VDD−VBGR 〕 ここで、 VBGR =VDD−VREF であるから、 VBGR1=α〔VDD−〔VDD−VREF 〕〕=αVREF である。
【0017】従って、VDDからVBGR を減算することに
よってVREF だけが残る。その結果、出力電圧VBGR1
REF のα倍になる。これは出力電圧がVDDの変動の影
響を受けず、基準電圧VREF に比例することを意味す
る。適当なαを選択することによって、所望の固定基準
電圧を発生することができる。
【0018】しかし、上記のようにVBGR を演算増幅器
44に直接接続することは、VBGRから電流が引き出さ
れ、そのためVBGR が変化して望ましくないので、図4
の回路40は実際の解決策ではない。
【0019】図5に、図4の回路40を改良した回路5
0を示す。図5において、図4の回路の要素と同じで、
かつ同じ目的を果たすすべての要素は同じ参照番号で示
してある。図5において、演算増幅器44は同様に2つ
の入力電圧を減算してBGR電圧発生器42のVREF
比例する基準電圧VBGR2を与える。
【0020】図5において、BGR電圧発生器42の出
力電圧VBGR はMOSEFTトランジスタT1 とバッフ
ァ(演算増幅器)52を介して演算増幅器44の非反転
入力に接続されている。
【0021】演算増幅器の共通モード電圧(たとえば
3.5ボルト)はVBGR (たとえば4ボルト)より低い
ので、演算増幅器52の要求入力電圧と一致するように
BGRをシフトダウンしなければならない。トランジス
タT1 はVBGR をシフトダウンするレベル・シフターと
して使用され、BGR電圧発生器42から電流が引き出
されるのを防止する。VBGR はNチャンネルMOSFE
T(NMOS)トランジスタT1 のゲートに接続されて
いる。トランジスタT1 のドレインはVDDに接続されて
おり、そのソースは演算増幅器52の非反転入力に接続
されている。演算増幅器52の出力はその反転入力に接
続されているほか、抵抗器R2 を介して演算増幅器44
の非反転入力に接続されている。
【0022】トランジスタT2 のゲートとドレインはV
DDに接続されており、そのソースは演算増幅器54の非
反転入力に接続されている。演算増幅器54の出力はそ
の反転入力に接続されているほか、抵抗器R1 を介して
演算増幅器44の反転入力に接続されている。
【0023】トランジスタT1 のゲートとソース間の電
圧はVGS1 である。従って、トランジスタT1 のソース
電圧VS1は、 VS1=VG1−VGS1 である。ここでVG1はトランジスタT1 のゲート電圧で
ある。BGR電圧発生器のノードVBGR 出力はトランジ
スタT1 のゲートに接続されているので、トランジスタ
1 のソース電圧VS1は、 VS1=VBGR −VGS1 である。その結果、トランジスタT1 は電圧VBGR をV
GS1 だけシフトダウンしてVS1にする。
【0024】演算増幅器52は負帰還のため線形モード
で動作する。従って演算増幅器52はその非反転入力の
電圧をその出力へ、さらに抵抗器R2 を介して演算増幅
器44の非反転入力へ送る。演算増幅器52の非反転入
力の電圧とその出力電圧は共に次式で表される。 Va =VS1=VBGR −VGS1 ここで、 VBGR =VDD−VREF であるから、 Va =VDD−VREF −VGS1 である。
【0025】演算増幅器54と抵抗器R1 ,R2 ,αR
1 ,αR2 とで構成された差動増幅器の2つの入力電圧
a とVb を減算して、VREF に比例した電圧を得るに
は、VDDをシフトダウンしなければならない。VDDをシ
フトダウンしなければならない理由は、演算増幅器44
の非反転入力の電圧がVGS1 だけシフトダウンされたV
VGR であるので、VDDをVGS1 に等しい電圧だけシフト
ダウンしなければならないからである。
【0026】電圧VDDをシフトダウンするために、電源
DDはトランジスタT2 のゲートとドレインに接続され
ている。トランジスタT2 のソース電圧VS2は、 VS2=Vb =VDD−VGS2 である。ここでVGS2 はトランジスタT2 のゲートとソ
ース間の電圧である。
【0027】VVGR をシフトダウンする電圧と同じ電圧
だけVDDをシフトダウンするために、VGS1 はVGS2
等しくなければならない。従って、トランジスタT1
2のサイズは同一でなければならないし、かつトラン
ジスタT1 のソース電流I1はトランジスタT2 のソー
ス電流I2 と同一でなければならない。図5において、
電流ミラー60はトランジスタT1 とT2 に同一電流を
与えるために使用される。
【0028】電流ミラー60は、3個のMOSFETト
ランジスタT4 ,T5 ,T6 を有する。トランジスタT
4 ,T5 ,T6 のゲートは相互に接続されており、トラ
ンジスタT4 ,T5 ,T6 のソースはアースされてい
る。トランジスタT5 のドレインはトランジスタT1
ソースに接続されており、トランジスタT6 のドレイン
はトランジスタT2 のソースに接続されている。トラン
ジスタT4 のドレインはそのゲートのほかに、抵抗器R
3 を介して電源VDDに接続されている。トランジスタT
5 とT6 について同一サイズを選定すれば、トランジス
タT5 とT6 内の電流、つまりトランジスタT1 とT2
内の電流は同一になるであろう。
【0029】演算増幅器54は負帰還のため線形モード
で動作する。従って、その非反転入力、反転入力、およ
び出力の3つの電圧はすべてVb に等しい。 Vb =VDD−VGS2
【0030】従って、演算増幅器44の出力電圧VBGR2
は、 VBGR2=α〔Vb −Va 〕=α〔VDD−VGS2 −〔VDD−VREF −VGS1 〕〕 =α〔VREF −VGS2 +VGS1 〕 である。VREF に比例するVBGR2を得るには、上式にお
いて互いに相殺するように2つの電圧VGS2 とVGS1
等しくしなければならない。
【0031】理論上、トランジスタT5 のドレインの電
流I1 とトランジスタT6 のドレインの電流I2 はトラ
ンジスタT4 の電流Iと同一である。しかし、MOSE
FTトランジスタの非理想的特性のため、トランジスタ
1 のドレインとソース間の電圧はトランジスタT2
ドレインとソース間の電圧と異なるので、電流I1 とI
2 は互いに少し異なる。この結果、VGS1 とVGS2 は互
いに少し異なる。従って、VGS1 とVGS2 は互いに完全
に相殺することができない。この結果、出力はVREF
厳密に比例することができない。
【0032】図6に、図5の回路50を改良した本発明
の好ましい実施例70を示す。図6において、図5の回
路50の要素と同一で、かつ同じ目的を果たすすべての
要素は同じ参照番号で示してある。図6のトランジスタ
1 は図5の回路50と同じやり方でVBGR をVGS1
けシフトダウンする。
【0033】図6において、電源VDDをシフトダウンす
る代わりに、VDDは抵抗器R1 を介して演算増幅器44
の反転入力に接続されており、そしてシフトダウンされ
たV BGR はVBGR へシフトバックされたあと、演算増幅
器44と抵抗器R1 ,R2 ,αR1 ,αR2 で構成され
た差動増幅器へ送られる。
【0034】回路70内に演算増幅器72が配置されて
いる理由は、BGR電圧発生器42のVBGR 出力から電
流が引き出されるのを防止するためである。しかし、こ
れには、演算増幅器72によって要求されたレベルまで
BGR 電圧をシフトダウンする必要がある。VDDは演算
増幅器44へ接続される前にシフトダウンされないか
ら、シフトダウンされたVBGR を演算増幅器44に接続
する前にシフトアップしてVBGR に戻さなければならな
いのである。
【0035】米国特許出願第960,705号(199
7年10月30日出願) は、電圧をシフトダウンし、次
にそれを実質上元の電圧にシフトバックする回路を開示
している。図6において、トランジスタT1 のソースは
バッファ72の非反転入力に接続されている。バッファ
すなわち演算増幅器72の出力はNMOSトランジスタ
7 のゲートに接続されている。トランジスタT7 のド
レインは電源VDDに接続されており、トランジスタT7
のソースはトランジスタT6 のドレインに接続されてい
る。
【0036】回路70において、演算増幅器72の反転
入力はトランジスタT7 のソースに接続されているの
で、トランジスタT7 のソース電圧VS7は演算増幅器7
2の反転入力および非反転入力に等しい。この構成の場
合、演算増幅器72の反転入力と非反転入力は等しいこ
とに注目されたい。従って、トランジスタT7 のソース
電圧VS7はトランジスタT1 のソース電圧VS1に等しい
ように設定される。これにより、トランジスタT7 のゲ
ート電圧(演算増幅器72の出力電圧である)はVG7
等しくなる。 VG7 =VS7+VGS7 ここでVGS7 はトランジスタT7 のゲートとソース間の
電圧である。
【0037】本発明において、トランジスタT7 はシフ
トアップする演算増幅器72の出力をガイドするために
使用される。2つのトランジスタT1 ,T7 はNMOS
トランジスタであり、それらのトランジスタは共に同一
処理および同一レイアウトで作られている。またウェー
ハ上の場所の違いによる処理変動を最小にするために、
それらのトランジスタは互いに近接して配置されてい
る。その結果、トランジスタT1 ,T7 は同一サイズお
よび同一電流を有するので、2つのトランジスタT1
7 のゲートとソース間の電圧VGS1 ,VGS7 は実質上
同一である。従って、トランジスタT1 のソース電圧V
S1は、 VS1=VBGR −VGS1 であり、かつ VG7=VS7+VGS7S1=VS7(T7 のソース電圧は演算増幅器72によっ
てT1 のソース電圧と等しく設定される) VGS1 =VGS7 (2つの同一のトランジスタT1 とT7
は同一電流を有する) であるので、 V2 G7V=VS1+VGS7 =VBGR −VGS1 +VGS7
BGR である。従って、演算増幅器72の出力電圧V2 (トラ
ンジスタT7 のゲート電圧VG7である)は電圧VBGR
実質上等しい。
【0038】さらに、トランジスタT7 のソースからレ
ベルシフトされた出力電圧を得る一般に認められた方法
とは対照的に、出力電圧はトランジスタT7 のゲートか
ら得られる。出力電圧は演算増幅器72の出力でもあ
り、演算増幅器72によってバッファされている。
【0039】演算増幅器44は抵抗器R1 を介してその
反転入力にVDDを、そして抵抗器R 2 を介してその非反
転入力にVBGR を受け取る。従って、演算増幅器44の
出力電圧VBGR3は、 VBGR3=α〔VDD−VBGR 〕 である。 VBGR =VDD−VREF であるから、 VBGR3=α〔VDD−〔VDD−VREF 〕〕=αVREF である。その結果、VBGR3はVREF に比例する。
【0040】VBGR は電源VDDに関する基準電圧であ
り、温度変動の影響を受けない。従って、回路70はフ
ローティング基準電圧をバッファされた固定基準電圧へ
変換する。この好ましい実施例は、そのほかに、二重目
的BGR電圧発生器として使用することができる。もし
所望ならば、フローティング基準電圧VBGR を使用する
こともできるし、固定基準電圧VBGR3を使用することも
できる。
【0041】通常、従来のBGR発生器から電流を引き
出すことはその性能および精度を乱すので、従来のBG
R電圧発生器はバッファすることが必要である。本発明
の開示した実施例は、従来のBGR電圧発生器とは対照
的に、バッファされた固定基準電圧を提供し、かつ外部
回路へ電流を与えることができる。これは、出力電圧を
乱さずに電流を供給できる演算増幅器の出力から出力電
圧を取っているからである。
【0042】回路40,50,70はフローティング基
準電圧発生器と一緒に使用する独立型回路として作るこ
ともできるし、あるいは共通基層上のフローティング基
準電圧発生器と一緒に集積回路として作ることもできる
ことに注目されたい。
【0043】さらに、本発明の開示した諸実施例の用途
はP型基層CMOS技術で作られたBGR電圧発生器に
限定されないことに注目されたい。本発明の開示した諸
実施例はフローティング基準電圧を発生する任意の形式
の基準電圧発生器と一緒に使用することができる。
【0044】特許請求の範囲に記載した発明の真の精神
および範囲の範囲の中で、数多くの構造細部の変更や要
素の組合せや配置の変更を行うことができることに留意
されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】P型基層CMOS技術で作られたバイポーラト
ランジスタの略図である。
【図2】アースに関して温度の影響を受けない電圧を発
生する、NPNトランジスタで作られた基準電圧発生器
のブロック図である。
【図3】電源に関して温度の影響を受けない電圧を発生
する、PNPトランジスタで作られた基準電圧発生器の
ブロック図である。
【図4】BGR電圧発生器のフローティング基準電圧を
固定基準電圧へ変換する本発明の最初のアプローチの回
路図である。
【図5】図4の回路を改良した回路図である。
【図6】本発明の好ましい実施例の回路図である。
【符号の説明】
10 P型基層CMOS技術で作られたバイポーラ・ト
ランジスタ 12 絶縁層 14 ゲートとして使用されるアルミニウムなど層 20 NPNトランジスタで作られたBGR電圧発生器 30 PNPトランジスタで作られたBGR電圧発生器 40 本発明の最初のアプローチの回路 42 BGR電圧発生器 44 演算増幅器 50 回路40を改良した回路 52,54 演算増幅器 60 電流ミラー 70 本発明の好ましい実施例の回路 72 演算増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハリー ジェイ マッキンタイアー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 90034−4014 ロサンゼルス カーディフ アベニュー 3720

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準電圧発生器のフローティング電圧を
    アースに対して一定の電圧へ変換する回路において、 第1入力と第2入力と出力とを有する減算手段と、 電圧を発生する電源であって、前記減算手段の第1入力
    に電気的に接続されている電源と、 前記電源の電圧に対してフローティングの電圧を発生す
    るフローティング電圧源であって、そのフローティング
    電圧は前記電源電圧より低い一定電圧である、フローテ
    ィング電圧源と、 入力と出力を有するバッファ手段と、 第1レベル・シフト手段と、 第2レベル・シフト手段とから成り、 前記フローティング電圧源は、前記第1レベル・シフト
    手段と前記バッファ手段と前記第2レベル・シフト手段
    を介して、前記減算手段の第2入力に電気的に接続され
    ており、 前記バッファ手段は、前記フローティング電圧源から電
    流が流れ出されるのを防止しており、 前記第1レベル・シフト手段は、前記バッファ手段の要
    求入力レベルにマッチさせるため前記フローティング電
    圧源のフローティング電圧をシフトダウンしており、前
    記第2レベル・シフト手段は、前記バッファ手段の出力
    の電圧を前記フローティング電圧と実質上同じレベルへ
    シフトアップしており、 前記減算手段は、前記第2入力の電圧から前記第1入力
    の電圧を減算し、アースに対する電圧差を出力電圧とし
    て前記出力に与えるように構成され且つ配置されてお
    り、前記出力電圧は温度および電源の変動の影響を受け
    ないことを特徴とする変換回路。
JP10299748A 1997-10-30 1998-10-21 フローティング基準電圧を一定基準電圧へ変換する回路 Withdrawn JPH11195754A (ja)

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