JPH11194416A - 中間鏡筒およびこれを用いるカメラシステム - Google Patents

中間鏡筒およびこれを用いるカメラシステム

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JPH11194416A
JPH11194416A JP36021597A JP36021597A JPH11194416A JP H11194416 A JPH11194416 A JP H11194416A JP 36021597 A JP36021597 A JP 36021597A JP 36021597 A JP36021597 A JP 36021597A JP H11194416 A JPH11194416 A JP H11194416A
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camera
interchangeable lens
lock
lens barrel
leaf
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JP36021597A
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Inventor
Yoichi Iwasaki
陽一 岩崎
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Canon Inc
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  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間鏡筒に対する交換レンズの装着完了前に
カメラが交換レンズに対する電気的動作を開始すると、
誤作動等が生じる。 【解決手段】 交換レンズ20が装着されるマウント部
14と、このマウント部に対して所定装着状態にある交
換レンズをロック可能なロック位置およびこのロックを
解除する解除位置の間で移動するロック部材16とを有
する中間鏡筒において、交換レンズが上記マウント部に
対して所定装着状態に達する前の装着途中状態にあるこ
とを検出する第1検出手段18と、ロック部材がロック
位置にあることを検出する第2検出手段8とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラやス
チルカメラのシステムに用いられる中間鏡筒(エクステ
ンダー、エクステンションチューブ等)に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の中間鏡筒とこれを用いるカメラシ
ステム(交換レンズとカメラ)の概略を図6〜図11を
用いて説明する。図6において、110は中間鏡筒であ
る。111はこの中間鏡筒110に設けられたカメラボ
ディー側のマウント板で、外側に凸となる3ケ所のバヨ
ネット爪111−a,111−b,111−cを有し、
中間鏡筒110をカメラ130に連結するためのもので
ある。
【0003】112はカメラ130と電源や電気信号を
やりとりするためのコネクタで、光軸回りに円弧状にな
らんだ複数の平板状接点を有する。113はマウント板
111に空けた位置決めのためのロック穴で、中間鏡筒
110がカメラ130のマウント板131への正規取付
状態になったときに、カメラ130に設けられたレンズ
ロックピン133(図7,8参照)がこのロック穴11
3に入り、中間鏡筒110がカメラ130に固定され
る。
【0004】114はレンズ側のマウント板で、内側に
凸となる3ケ所のバヨネット爪114−a,114−
b,114−cを有し、交換レンズ120(図7参照)
を中間鏡筒110に連結するためのものである。115
は交換レンズ120と電源や電気信号をやりとりするた
めのコネクターで、光軸回りに円弧状にならんだ複数の
突出したピン形状接点を有する。
【0005】116はレンズ側のマウント板114から
突出する位置(ロック位置)とマウント板114からの
突出量が零になる位置(ロック解除位置)との間で移動
可能なロックピンであり、ロック解除ツマミ117と一
体的に移動する。これらロックピン116およびロック
解除ツマミ117は、常時ロックピン116が突出位置
に移動する方向に付勢されている。ロックピン116
は、交換レンズ120が中間鏡筒110に対して正規取
付状態になる前は交換レンズ120のマウント板121
(図7参照)により押し込まれてロック解除位置に移動
し、交換レンズ120が中間鏡筒110に対して正規取
付状態になったときに交換レンズ120のマウント板1
21に形成されたロック穴123に入ってロック位置に
移動し、交換レンズ120を中間鏡筒110に固定す
る。
【0006】118はリーフSWで、交換レンズ120
のマウント板121に設けられたバヨネット爪121−
a,121−b,121−c(図7参照)が中間鏡筒1
10に対して正規取付位置の直前位置まで回動したとき
(装着途中状態になったとき)にONする所に設けられ
ている。つまり、このリーフSW118は交換レンズ1
20が中間鏡筒110に対して正規取付状態の直前状態
に達したことを検出するためのものである。
【0007】119は、コネクタ112とコネクタ11
5とリーフSW118とを結線するリード線である。
【0008】図7において、交換レンズ120のマウン
ト板121は、前述したように外側に凸となる3ケ所の
バヨネット爪121−a,121−b,121−cを有
する。122は(中間鏡筒110を介して)カメラ13
0と電源や電気信号をやりとりするためのコネクタで、
光軸回りに円弧状にならんだ複数の平板接点を有する。
【0009】カメラ130のマウント板131は、内側
に凸となる3ケ所のバヨネット爪131−a,131−
b,131−cを有する。132は(中間鏡筒110を
介して)交換レンズ120と電源や電気信号をやりとり
するためのコネクタで、光軸回りに円弧状にならんだ複
数の突出したピン形状接点を有する。
【0010】ロックピン133は、マウント板131か
ら突出する位置(ロック位置)とマウント板131から
の突出量が零になる位置(ロック解除位置)との間で移
動可能であり、ロック解除ツマミ134と一体的に移動
する。これらロックピン133およびロック解除ツマミ
134は、常時ロックピン133が突出位置に移動する
方向に付勢されている。ロックピン133は、交換レン
ズ120(又は中間鏡筒110)がマウント板131に
対して正規取付状態になる前は交換レンズ120(又は
中間鏡筒110)のマウント板121(111)により
押し込まれてロック解除位置に移動し、交換レンズ12
0(又は中間鏡筒110)がマウント板131に対して
正規取付状態になったときに交換レンズ120(又は中
間鏡筒110)のマウント板121(111)に形成さ
れたロック穴123(113)に入ってロック位置に移
動し、交換レンズ120(又は中間鏡筒110)をカメ
ラ130に固定する。
【0011】135はリーフSWで、交換レンズ120
のマウント板121のバヨネット爪121−b(又は中
間鏡筒110のバヨネット爪111−b)がカメラ13
0に対して図10に示す(イ)位置から正規取付位置の
直前の(ロ)位置まで回動したときにONする所に設け
られている。つまり、このリーフSW135は交換レン
ズ120又は中間鏡筒110がカメラ130に対して装
着途中状態にあることを検出するためのものである。
【0012】ところで、このように構成された従来のカ
メラシステムでは、カメラ130から中間鏡筒110を
介した交換レンズ120への電源供給や電気信号のやり
とり開始のタイミングをリーフSW135のONによっ
てとっていた。このため、リーフSW135の取付位置
精度やリーフSW135のON位置のバラツキ、あるい
はレンズおよびカメラにおけるコネクタの取付位置精度
等の誤差の累積によっては、コネクタ同士の正規接続が
完了する前にリーフSW135がONしてしまい、結果
として、誤動作、ショートなどによる回路故障等の不具
合を生じる可能性がある。
【0013】この不具合の改善策としては、図11〜図
14に示すように、カメラ130のロック解除ツマミ1
34に連動してON・OFFするもう1個のリーフSW
136を追加し、計2個のリーフSW135,136の
ON・OFFの組み合せによって、より確実・正確な通
電開始タイミングを実現する方法が考えられる。なおこ
こでは、交換レンズ120を直接カメラ130に装着す
る場合について説明する。また、図6〜図11のカメラ
システムと同じ部分について同符号を付して説明に代え
る。
【0014】交換レンズ120のマウント板121をカ
メラ130のマウント板131に押し当てると、ロック
ピン133の先端をマウント板121が押すため、ロッ
クピン133はロック解除位置に移動する。この移動に
連動してロック解除ツマミ134も同方向に移動するた
め、ロック解除ツマミ134が移動したことを検知する
リーフSW136がON状態となる。このとき、マウン
ト板121のバヨネット爪121−bは、図14に示す
(イ)位置にあるが、交換レンズ120が光軸中心に時
計回り回動されることにより、(ロ)位置の方向に回動
していく。
【0015】そして、交換レンズ120が、カメラ13
0への正規取付状態に達する直前((ロ)位置)にてリ
ーフSW135がON状態となり、その直後、レンズ1
20はカメラへの正規取付状態に達するため、カメラ1
30のロックピン133とレンズ120のロック穴12
3の位置とが合致して、ロックピン133は、ロック位
置に移動する。このとき、ロック解除ツマミ検知用のリ
ーフSW136がON状態からOFF状態へと変化す
る。
【0016】つまり、この一連のレンズ装着動作中に、
ロック解除ツマミ検知用リーフSW136とバヨネット
爪検知用リーフSW135は、『リーフSW136がO
FFからONへ変化し、その後リーフSW135がOF
FからON状態へ変化し、その後さらに、リーフSW1
36がONからOFF状態に変化する』という状態変化
をすることになる。
【0017】この最後のリーフSW136のONからO
FF状態への変化は、レンズ120がカメラ130への
正規取付状態に達し、ロックピン133がロック穴12
3に入り込む瞬間に起こるため、この時点をレンズ12
0とカメラ130との電気的動作の開始タイミングとす
れば、リーフSW135の状態変化だけを電気的動作の
開始タイミングとする場合に比べて、誤動作、ショート
などによる回路故障等の不具合を生じる可能性を少なく
することができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
〜図14に示す従来のカメラシステムでは、交換レンズ
120とカメラ130との間に装着して使用する中間鏡
筒120を、まずカメラ130に装着し、その後交換レ
ンズ120を中間鏡筒110に装着する場合に以下のよ
うな問題があった。
【0019】まず、カメラ130に中間鏡筒110を装
着する場合、カメラ130に交換レンズ120を直接装
着する場合と同様に、『リーフSW136がOFFから
ON状態へ変化し、その後、リーフSW135がOFF
からON状態へ変化し、その後さらにリーフSW136
がONからOFF状態に変化する』という一連の状態変
化が生じる。このため、カメラ130は、中間鏡筒11
0ではなく交換レンズ120が装着されたと判断し、交
換レンズ120との電気的動作を開始しようとする。但
し、通信ピンの中には、中間鏡筒110が単独で装着さ
れていることを検出するための専用の信号ピンが設けら
れ、そのピンに所定電位を出力するような構成の回路を
中間鏡筒110内に設けてあるため、カメラ130の交
換レンズ120との電気的動作を一時中止させることが
できる。
【0020】しかし、次に中間鏡筒110に交換レンズ
120が装着されるときには、従来の中間鏡筒110の
内部にあるロック解除ツマミ117にはその位置を検知
するリーフSWがないので、内部にあるレンズバヨネッ
ト爪位置を検知するリーフSW118の出力のみによっ
てカメラ130の交換レンズ120との電気的動作を開
始させるしかない。このため、このときレンズコネクタ
122と中間鏡筒コネクタ115との正規接続が完了す
る前にリーフSW118がONすることもあり得るの
で、上記不具合が生じる可能性が依然とし残ることにな
る。
【0021】そこで、本発明は、中間鏡筒をカメラに装
着した後に交換レンズを中間鏡筒に装着する場合でも、
正確な装着状態が検出可能で、コネクタの位置ズレ等に
起因する誤動作、回路故障の生じない中間鏡筒を提供す
ることを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では、交換レンズが装着されるマウント部
と、このマウント部に対して所定装着状態にある交換レ
ンズをロック可能なロック位置およびこのロックを解除
する解除位置の間で移動するロック部材とを有する中間
鏡筒において、交換レンズが上記マウント部に対して所
定装着状態に達する前の装着途中状態にあることを検出
する第1検出手段と、ロック部材がロック位置にあるこ
とを検出する第2検出手段とを設けている。
【0023】そして、このような構成に加えて、カメラ
に対して第1検出手段および第2検出手段の検出結果に
応じた信号を出力する処理手段を設けることにより、カ
メラは交換レンズの中間鏡筒に対する装着状態を正確に
判断することができる。
【0024】また、例えば第1検出手段により交換レン
ズが装着途中状態になったことが検出された後、第2検
出手段によりロック部材がロック位置にあることが検出
されたときに、カメラに交換レンズに対する電気的動作
を開始させるための信号を出力させるようにすれば、カ
メラに装着された中間鏡筒への交換レンズの装着が完了
する前に上記電気的動作が開始されてしまうのを確実に
防止でき、誤動作、回路故障の生じない中間鏡筒を実現
することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1〜図5に
は、本発明の第1実施形態であるレンズ鏡筒とこれを用
いるカメラシステムを示している。図1(a)におい
て、10は中間鏡筒である。11はこの中間鏡筒10に
設けられたカメラボディー側のマウント板で、外側に凸
となる3ケ所のバヨネット爪11−a,11−b,11
−cを有し、中間鏡筒10をカメラ30に連結するため
のものである。
【0026】12はカメラ30と電源や電気信号をやり
とりするためのコネクタで、光軸回りに円弧状にならん
だ複数の平板状接点を有する。13はマウント板11に
空けた位置決めのためのロック穴で、中間鏡筒10がカ
メラ30のマウント板31への正規取付状態になったと
きに、カメラ30に設けられたレンズロックピン33
(図3,4参照)がこのロック穴13に入り、中間鏡筒
10がカメラ30に固定される。
【0027】14はレンズ側のマウント板で、内側に凸
となる3ケ所のバヨネット爪14−a,14−b,14
−cを有し、交換レンズ20(図3参照)を中間鏡筒1
0に連結するためのものである。15は交換レンズ20
と電源や電気信号をやりとりするためのコネクターで、
光軸回りに円弧状にならんだ複数の突出したピン形状接
点を有する。
【0028】16はレンズ側のマウント板14から突出
する位置(ロック位置)とマウント板14からの突出量
が零になる位置(ロック解除位置)との間で移動可能な
ロックピンであり、ロック解除ツマミ17と一体的に移
動する。これらロックピン16およびロック解除ツマミ
17は、常時ロックピン16が突出位置に移動する方向
に付勢されている。ロックピン16は、交換レンズ20
が中間鏡筒10に対して正規取付状態(所定装着状態)
になる前(装着途中状態にあるとき)は交換レンズ20
のマウント板21(図3参照)により押し込まれてロッ
ク解除位置に移動し、交換レンズ20が中間鏡筒10に
対して正規取付状態になったときに交換レンズ20のマ
ウント板21に形成されたロック穴23に入ってロック
位置に移動し、交換レンズ20を中間鏡筒10に固定す
る。
【0029】18はリーフSW(請求の範囲にいう第1
検出部材)で、交換レンズ20のマウント板21に設け
られたバヨネット爪21−a,21−b,21−c(図
3参照)が中間鏡筒10に対して正規取付位置の直前位
置まで回動したときにONする所に設けられている。つ
まり、このリーフSW18は交換レンズ20が中間鏡筒
10に対して装着途中状態にあることを検出するための
ものである。
【0030】8はロック解除ツマミ17に連動してON
・OFFするリーフSW(請求の範囲にいう第2検出手
段)であり、ロック解除ツマミ17とともにロックピン
16がロック位置になるとOFF状態になり、ロック位
置から外れるとON状態になる。なお、リーフSW8の
詳しい構成は、図1(b)に示している。
【0031】19は、コネクタ12とコネクタ15とリ
ーフSW18とを結線するリード線である。
【0032】また、中間鏡筒10は、不図示の信号処理
回路(請求の範囲にいう処理手段)を有しており、後述
するようにリーフSW18,8の出力を処理した結果を
カメラ30の信号ピンに出力する。
【0033】図3において、交換レンズ20のマウント
板21は、前述したように外側に凸となる3ケ所のバヨ
ネット爪21−a,21−b,21−cを有する。22
は中間鏡筒10を介してカメラ30と電源や電気信号を
やりとりするためのコネクタで、光軸回りに円弧状にな
らんだ複数の平板接点を有する。
【0034】カメラ30のマウント板31は、内側に凸
となる3ケ所のバヨネット爪31−a,31−b,31
−cを有する。32は中間鏡筒110を介して交換レン
ズ20と電源や電気信号をやりとりするためのコネクタ
で、光軸回りに円弧状にならんだ複数の突出したピン形
状接点を有する。
【0035】ロックピン33は、マウント板31から突
出する位置(ロック位置)とマウント板31からの突出
量が零になる位置(ロック解除位置)との間で移動可能
であり、ロック解除ツマミ34と一体的に移動する。こ
れらロックピン33およびロック解除ツマミ34は、常
時ロックピン33が突出位置に移動する方向に付勢され
ている。ロックピン33は、中間鏡筒10がマウント板
31に対して正規取付状態になる前は中間鏡筒10のマ
ウント板11により押し込まれてロック解除位置に移動
し、中間鏡筒10がマウント板31に対して正規取付状
態になったときに中間鏡筒10のマウント板11に形成
されたロック穴13に入ってロック位置に移動し、中間
鏡筒10をカメラ30に固定する。
【0036】35はリーフSWで、中間鏡筒10のマウ
ント板11のバヨネット爪11−bがカメラ30に対し
て図5に示す(イ)位置から正規取付位置の直前の
(ロ)位置まで回動したときにONする所に設けられて
いる。つまり、このリーフSW35は中間鏡筒10がカ
メラ30に対して正規取付状態の直前状態に達したこと
を検出するためのものである。
【0037】次に、カメラ30に中間鏡筒10が単独で
装着され、その後中間鏡筒10に交換レンズ20が装着
される場合の動作について説明する。
【0038】まず、中間鏡筒10ののマウント板11を
カメラ30のマウント板31に押し当てると、ロックピ
ン33の先端をマウント板11が押すため、ロックピン
33はロック解除位置に移動する。この移動に連動して
ロック解除ツマミ34も同方向に移動するため、ロック
解除ツマミ34が移動したことを検知するリーフSW3
6がON状態となる。このとき、マウント板11のバヨ
ネット爪11−bは、図5に示す(イ)位置にあるが、
中間鏡筒10が光軸中心に時計回りに回動されることに
より(ロ)位置の方向に回動していく。そして、中間鏡
筒10が、カメラ30への正規取付状態に達する直前
((ロ)位置)にてリーフSW35がON状態となり、
その直後、中間鏡筒10はカメラ30への正規取付状態
に達するため、カメラ30のロックピン33と中間鏡筒
10のロック穴13の位置とが合致して、ロックピン3
3は、ロック位置に移動する。このとき、ロック解除ツ
マミ検知用のリーフSW36がON状態からOFF状態
へと変化する。
【0039】この一連のカメラ30への中間鏡筒10の
装着動作、すなわちロック解除ツマミ検知用リーフSW
36とバヨネット爪検知用リーフSW35が、『リーフ
SW36がOFFからONへ変化し、その後リーフSW
35がOFFからON状態へ変化し、その後さらに、リ
ーフSW36がONからOFF状態に変化する』という
状態変化をすることに応じて、本来カメラ30は、まだ
中間鏡筒10に取り付けられていない交換レンズ20に
対する電気的やりとり(電気的動作)を開始しようとす
るが、リーフSW18とリーフSW8とが両方ともOF
F状態のとき(すなわち、交換レンズ20が中間鏡筒1
0に対して全く装着されていないとき)は上記信号処理
回路から「中間鏡筒が単独装着状態である」ことを示す
所定の電位がカメラ30の信号ピンに出力されるため、
カメラ30は交換レンズ20に対する電気的動作を中止
する。
【0040】ここで、信号処理回路からカメラ30の信
号ピンに出力される電位は、例えば以下のように決めて
おけばよい。リーフSW18とリーフSW8とがともに
OFF状態のときは電源電圧(VCC)と同じ電位、リー
フSW18がOFF状態でリーフSW8がON状態のと
き(交換レンズ20の中間鏡筒10に対する装着中であ
るが、正規取付状態の直前状態まで達していないとき)
は3/4VCCの電位、リーフSW18とリーフSW8と
がともにON状態のとき(交換レンズ20が中間鏡筒1
0に対して正規取付状態の直前状態まで達したとき)は
2/4VCCの電位、リーフSW18がON状態でリーフ
SW8がOFF状態のとき(交換レンズ20が中間鏡筒
10に対して正規取り付け状態になったとき)は1/4
CCの電位とする。
【0041】そして、リーフSW18がON状態でリー
フSW8がOFF状態のときに信号処理回路からカメラ
30の信号ピンに出力される信号に応じてカメラ30に
交換レンズ20に対する電気的動作を開始させれば、こ
のカメラシステムにおける装着未完状態での誤作動やシ
ョートを確実に防止することができる。
【0042】なお、本実施形態では、第1および第2検
出手段として接触タイプのリーフSW18,8を用いた
場合について説明したが、本発明では、第1および第2
検出手段として、フォトインタラプター等の非接触タイ
プの検出手段を用いてもよい。
【0043】また、上記実施形態では、ロック解除ツマ
ミ17の位置に応じてロックピン16がロック位置にあ
ることを検出する場合について説明したが、本発明では
直接ロックピンの位置を検出するようにしてもよい。
【0044】さらに、上記実施形態では、交換レンズの
バヨネット爪の位置により交換レンズが中間鏡筒に対し
て装着途中状態にあることを検出する場合について説明
したが、これ以外の方法で交換レンズが中間鏡筒に対し
て装着途中状態にあることを検出するようにしてもよ
い。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
交換レンズがマウント部に対して所定装着状態に達する
前の装着途中状態にあることを検出する第1検出手段
と、ロック部材がロック位置にあることを検出する第2
検出手段とを設けているので、カメラに対して第1検出
手段および第2検出手段の検出結果に応じた信号を出力
する手段を設ければ、カメラは交換レンズの中間鏡筒に
対する装着状態を正確に判断することができる。
【0046】また、例えば第1検出手段により交換レン
ズが装着途中状態になったことが検出された後、第2検
出手段によりロック部材がロック位置にあることが検出
されたときに、カメラに交換レンズに対する電気的動作
を開始させるための信号を出力させるようにすれば、カ
メラに装着された中間鏡筒への交換レンズの装着が完了
する前に上記電気的動作が開始されてしまうのを確実に
防止でき、誤動作、回路故障の生じない中間鏡筒を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である中間鏡筒を示す図
と、この中間鏡筒に設けられたリーフSWを示す図であ
る。
【図2】上記中間鏡筒に装着される交換レンズの背面図
である。
【図3】上記交換レンズと中間鏡筒とカメラとからなる
カメラシステムの側面図である。
【図4】上記カメラの正面図である。
【図5】上記カメラのマウント部の正面図である。
【図6】従来の中間鏡筒を示す図である。
【図7】従来の交換レンズとカメラとからなるカメラシ
ステムの側面図である。
【図8】従来のカメラの正面図である。
【図9】従来の交換レンズの背面図である。
【図10】従来のカメラのマウント部の正面図である。
【図11】従来の交換レンズとカメラとからなるカメラ
システムの側面図である。
【図12】従来の交換レンズの背面図である。
【図13】従来のカメラの正面図である。
【図14】従来のカメラのマウント部の正面図である。
【符号の説明】
10,110 中間鏡筒 11,14,111,114 マウント板 12,15,112,115 コネクタ 13,113 ロック穴 16 ロックピン 17 ロック解除ツマミ 18 第1のリーフSW 8 第2のリーフSW 19,119 リード線 20,120 交換レンズ 21,121 マウント板 22,122 コネクタ 23,123 ロック穴 30,130 カメラ 31,131 マウント板 32,132 コネクタ 33,133 ロックピン 34,134 ロック解除ツマミ 35,135 第1のリーフSW 36,136 第2のリーフSW

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換レンズが装着されるマウント部と、
    このマウント部に対して所定装着状態にある前記交換レ
    ンズをロック可能なロック位置およびこのロックを解除
    する解除位置の間で移動するロック部材とを有し、カメ
    ラに装着される中間鏡筒において、 前記交換レンズが前記マウント部に対して前記所定装着
    状態になる前の装着途中状態にあることを検出する第1
    検出手段と、 前記ロック部材が前記ロック位置にあることを検出する
    第2検出手段とを有することを特徴とする中間鏡筒。
  2. 【請求項2】 前記交換レンズのバヨネット爪に係合す
    るバヨネット式マウント部を有しており、 前記第1検出手段は、前記交換レンズのバヨネット爪が
    前記バヨネット式マウント部に対して係合完了前の位置
    にあることを検出することを特徴とする請求項1に記載
    の中間鏡筒。
  3. 【請求項3】 前記カメラに対して、前記第1検出手段
    および前記第2検出手段の検出結果に応じた信号を出力
    する処理手段を有することを特徴とする請求項1又は2
    に記載の中間鏡筒。
  4. 【請求項4】 前記処理手段は、前記第1検出手段によ
    り前記交換レンズが前記装着途中状態にあることが検出
    された後に、前記第2検出手段により前記ロック部材が
    前記ロック位置にあることが検出されたときに、前記カ
    メラに前記交換レンズに対する電気的動作を開始させる
    ための信号を出力することを特徴とする請求項3に記載
    の中間鏡筒。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の中間
    鏡筒と交換レンズとカメラとを有して構成されることを
    特徴とするカメラシステム。
JP36021597A 1997-12-26 1997-12-26 中間鏡筒およびこれを用いるカメラシステム Pending JPH11194416A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005301104A (ja) * 2004-04-15 2005-10-27 Canon Inc レンズ鏡筒およびそれを有する光学機器
JP2009288782A (ja) * 2008-04-28 2009-12-10 Panasonic Corp 中間アダプタ、カメラ本体及び撮像システム

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