JPH11193555A - 節水する水栓 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水は大切に、節水は必要、でも、実行できな
いのが現状である。そこで、使用目的に合った水量にな
るように、水栓の開きをあらかじめ設定しておき、水栓
ハンドルを廻すと設定したその位置で一旦止まる。この
ようにしておけば、老若男女を問わず節水が可能とな
る。また、水圧の変化による水量の過不足時や、多量に
水が必要な場合にも速やかに対応ができる。 【構成】 水栓軸（スピンドル）側に凹（凸）部２を設
け、相対する本体部４に、凸（凹）部３がある構造の部
品で、栓の動きを一旦止めるようにした水栓。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、水栓を全閉から全開
する間に、適正な水量に調整した位置で、一旦止まる装
置を設けた、水栓に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の、水栓は全閉から全開まで何ら抵
抗なく開閉できた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これには、次のような
欠点があった。

【０００４】水栓は、何ら抵抗なく開閉できるので、適
当に開いて多少大目の水量でも使用していた。

【０００５】節水を心がける人は、意識して吐出量を調
整する必要があった。

【０００６】節水器具には、いろいろあるが、吐出量を
制限しているので、目づまりをおこしたり、水圧が低い
と十分な水量が得られなかったり、また、多量の水が必
要な場合に、即応できない。

【０００７】

【課題を解決するための手段】水栓ハンドル部１に、凹
（凸）部２を設け、相対する本体部４に凸（凹）部３が
ある構造としたカバーナット５で固定し、カバーナット
５が緩まないようにネジ７を設ける。なお、凸部３は、
板バネ６などを利用する。また、凸凹部の代わりに永久
磁石を使用する。

【０００８】

【作用】水栓ハンドル１を廻すと、固定されているカバ
ーナット５の凸（凹）部４に、水栓ハンドルの凹（凸）
部２が噛み合い一旦止まる。また、一定以上の力を加え
ると水栓ハンドルは動く。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。

【００１０】水栓ハンドル１に、凹（凸）部２を設け
る。

【００１１】相対する本体部４に凸（凹）部３がある構
造としたカバーナット５を設ける。

【００１２】カバーナット５が緩まないようにするネジ
８を設ける。

【００１３】上記のような構造なので、これを使用する
ときは、まず、水栓ハンドル１を廻し使用目的に合った
適量な水量に調整する。

【００１４】その位置で、カバーナット５の凸（凹）部
３に水栓ハンドル１の凹（凸）部２が合うように水栓ハ
ンドル１を付け替える。

【００１５】以後、水栓ハンドル１を廻すと、固定され
ているカバーナット５の凸（凹）部３に、水栓ハンドル
１の凹（凸）部２が噛み合い一旦止まる。

【００１６】通常の使用はこの位置とする。また、多量
の水が必要な場合、もしくは水量が過不足のとき、一定
以上の力を加えることにより水栓ハンドル１は操作でき
る。

【００１７】

【発明の効果】水栓ハンドルは設定された位置で一旦止
まる。このことで、水栓の開き過ぎがなくなり意識する
ことなく節水ができる。

【００１８】節水器具は、吐出量を制限しているので、
水圧の変化による水量不足のとき即応できない。しか
し、この構造の水栓は水圧の変化時にも即応できる。

【００１９】設定された位置で使用している時、水圧の
変化による水量の増減、また、多量の水を必要とする場
合、簡単に水栓ハンドルを操作することにより対処でき
る。

【００２０】水栓ハンドルの操作が、設定された位置で
一旦止まることにより、水の使用量に関心をもつように
なる。

【図面の簡単な説明】

【図１】水栓に設けた側面図である。

【図２】カバーナットの断面図である。

【図３】凹部を設けた水栓ハンドルの断面図である。

【符号の説明】

１ 水栓ハンドル ２ 凹部 ３ 凸部 ４ 本体部 ５ カバーナット ６ 板バネ ７ ネジ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】水栓軸（スピンドル）側に、凹（凸）部２
   を設け、相対する本体部４に凸（凹）部３のある構造の
   器具で、一旦止まる機能とした水栓。