JPH11192303A - 流量使用量管理装置 - Google Patents

流量使用量管理装置

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JPH11192303A
JPH11192303A JP37047197A JP37047197A JPH11192303A JP H11192303 A JPH11192303 A JP H11192303A JP 37047197 A JP37047197 A JP 37047197A JP 37047197 A JP37047197 A JP 37047197A JP H11192303 A JPH11192303 A JP H11192303A
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flow rate
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fluid
flow
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JP37047197A
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Ikuo Inafune
郁男 稲船
Katsunori Arai
克典 新井
Masahito Hosaka
政仁 保坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の患者などの使用対象に対して供給され
る酸素などの流体の使用量を簡便に管理することができ
るものを提供する。 【解決手段】 導流管Bを通じて流れる酸素が複数の患
者に対して使用され、その患者ごとに供給される酸素の
使用量を管理する流量使用量管理装置Aであって、患者
ごとに作製され、その患者の属性データとともに酸素の
使用量に関するデータを記憶可能なメモリカード1と、
導流管Bを通じて流れる酸素の流量を測定する流量測定
部2と、流量測定部2によって測定された流量を酸素の
使用量に関するデータとしてメモリカード1に書き込む
データリードライト部3とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば病院など
において使用される酸素や笑気ガス、あるいは圧縮空気
などの流体の使用量を個別に管理可能な流量使用量管理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、病院などにおいて複数の患者に供
給される酸素などの使用量を患者ごとに管理する装置は
存在せず、現場の看護婦などによりカルテなどによって
おこなわれていた。すなわち、病室においては、患者ご
とにその枕元付近のアウトレットを介して酸素などの導
流管が配管されており、このアウトレットの先に流量計
やホースを取り付け、さらにそのホースの先に取り付け
た供給器具を介して患者に酸素などが供給されている。
そして、ある患者に対して酸素を使用する際は、アウト
レットの先に取り付けた単一の流量計及び設定数値を使
用前後に確認することにより、その患者に対しての酸素
使用量及び使用時間を書き取ることで管理していた。な
お、このような酸素使用量は、医療会計課で診療報酬の
請求に伴い計算され患者ごとに管理すべき事項とされて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の人
手による酸素使用量の管理方法の場合、記入漏れや流量
計の読み誤り、あるいは転記ミスなどを引き起こすこと
があり、このような問題を排除するためにも、複数の患
者ごとに供給される酸素の使用量を簡便に管理可能なも
のが要望されていた。
【0004】そこで、本発明は、上記の点に鑑みてなさ
れたものであって、複数の患者などの使用対象に対して
供給される酸素などの流体の使用量を簡便に管理するこ
とができる流量使用量管理装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した発明の流量使用量管理装置は、
導流管を通じて流れる流体が複数の使用対象において使
用され、その使用対象ごとに供給される上記流体の使用
量を管理する流量使用量管理装置であって、上記使用対
象ごとに作製され、その使用対象の属性データとともに
上記流体の使用量に関するデータを記憶可能な別離型の
記憶媒体と、上記導流管を通じて流れる上記流体の流量
を測定する流量測定手段と、上記流量測定手段によって
測定された流量を上記流体の使用量に関するデータとし
て上記記憶媒体に書き込む使用量書き込み手段とを具備
することを特徴としている。
【0006】上記請求項1に記載の流量使用量管理装置
によれば、使用対象ごとに使用された流体の使用量は、
その使用対象ごとに作製された記憶媒体にデータとして
書き込まれるので、そのような記憶媒体によって使用対
象ごとの使用量の管理を簡便に行うことが可能となる。
【0007】また、請求項2に記載した発明の流量使用
量管理装置は、請求項1に記載の流量使用量管理装置で
あって、上記使用量書き込み手段への上記記憶媒体の着
脱に応じて、上記導流管に設けられた開閉弁を開閉制御
する開閉弁制御手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0008】上記請求項2に記載の流量使用量管理装置
によれば、記憶媒体の使用量書き込み手段への着脱に応
じて開閉弁の開閉動作が制御されるので、記憶媒体の着
脱に連動して流量の測定が開始/終了することとなり、
使用対象に対して流体を供給する際に手動で弁を開閉す
るような作業が簡略化されて作業性の向上を図ることが
できる。
【0009】さらに、請求項3に記載した発明の流量使
用量管理装置は、請求項1または請求項2に記載の流量
使用量管理装置であって、上記記憶媒体が上記使用量書
き込み手段に装着されていない場合、上記導流管を通じ
て流体が流れたことを検知してその旨を報知する異常使
用報知手段を備えていることを特徴としている。
【0010】上記請求項3に記載の流量使用量管理装置
によれば、記憶媒体が装着されていない場合に流体が流
れた場合には、異常であるとして報知されるので、仮に
記憶媒体が装着されずに誤った使用状態であっても、異
常な使用状態であることを使用者に対して確実に知らし
めることができる。
【0011】さらにまた、請求項4に記載した発明の流
量使用量管理装置は、請求項1ないし請求項3のいずれ
かに記載の流量使用量管理装置であって、上記記憶媒体
に書き込まれたデータは、コンピュータによって集計管
理されることを特徴としている。
【0012】上記請求項4に記載の流量使用量管理装置
によれば、記憶媒体に書き込まれたデータをコンピュー
タによって集計管理することができるので、使用対象ご
とに使用された流体の使用量を効率よく管理することが
できる。
【0013】さらにまた、請求項5に記載した発明の流
量使用量管理装置は、請求項1ないし請求項4のいずれ
かに記載の流量使用量管理装置であって、上記流体は、
病院内において患者に対して使用される気体または液体
であることを特徴としている。
【0014】上記請求項5に記載の流量使用量管理装置
によれば、具体的な用途効果として、病院内において使
用される、たとえば酸素や笑気ガス、あるいは圧縮空気
などの使用量を患者ごとに簡便に管理することができ
る。
【0015】さらにまた、請求項6に記載した発明の流
量使用量管理装置は、請求項1ないし請求項5のいずれ
かに記載の流量使用量管理装置であって、装置全体が上
記導流管の出流口となるアウトレットに対して着脱自在
であることを特徴としている。
【0016】上記請求項6に記載の流量使用量管理装置
によれば、装置全体がアウトレットに対して着脱自在で
あるので、使用対象に対して流体を供給する場合にのみ
装置を取り付けて使用することができるので、ある程度
の台数を用意しておき、場合に応じて取り付けて使用す
ることで、使用対象ごとに設置することなく、設置台数
の省数化を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面を参照して詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明に係る流量使用量管理装置
の一実施形態を示した説明図であって、この図に示すよ
うに、本発明に係る流量使用量管理装置Aは、その利用
形態として病院内の病室SRごとに設置されるものであ
る。各病室SRには、図示しない貯蔵ボンベなどから酸
素や笑気ガス、あるいは圧縮空気などを導くための導流
管Bが患者ごとに枕元のアウトレットに接続されてい
る。導流管Bの出流口となるアウトレットには、図示し
ないアダプタなどを介して流量使用量管理装置Aが取り
付けられる。この流量使用量管理装置Aには、ジョイン
トなどを介してホースB1が接続され、そのホースの先
に図示しない供給器具が接続される。なお、各病室SR
内には、複数の患者が存在しており、患者ごとにアウト
レットを介して導流管Bが配管されているとするが、特
に図1では、各病室SRに対して一つの導流管Bが配管
されている状態を示す。また、導流管Bを通じて流れて
くる酸素などは、約4〜5気圧程度に圧縮された状態で
供給されるものである。このようにして利用される流量
使用量管理装置Aとは別に、事務処理などにおいて利用
されるパーソナルコンピュータによって患者ごとの酸素
使用量が集計管理されている。
【0019】図2は、流量使用量管理装置Aの概略を示
したブロック図であって、この図に示すように、流量使
用量管理装置Aは、導流管BとホースB1との間に取り
付けられるものであって、アウトレットチャックやジョ
イントなどを介して着脱自在とされている。この流量使
用量管理装置Aは、メモリカード1、流量測定部2、デ
ータリードライト部3、表示部4、電磁バルブ6、手動
式バルブ7、インターフェース8、CPU9、ROM1
0、およびRAM11などを具備して構成されている。
CPU9、ROM10、およびRAM11は、内部バス
を介して相互に接続されており、電磁バルブ6、流量測
定部2、データリードライト部3、および表示部4は、
インターフェース8を介してCPU9などと接続されて
いる。
【0020】メモリカード1は、たとえばICカードや
磁気カードからなり、患者一人一人に対して作製された
ものである。このメモリカード1は、後述するデータリ
ードライト部3に対して着脱自在とされ、また、図示し
ないパーソナルコンピュータなどに接続されたカードリ
ーダライタにも着脱自在とされるものである。メモリカ
ード1は、内部や表面にICチップや磁性体層を備え、
その部分にデータを記憶しておくことが可能とされてい
る。記憶されるデータとしては、患者の名前や病室番号
などの属性データや後述する酸素などの使用量に関する
データがある。すなわち、メモリカード1は、書き込み
または読み取り可能なデータを記憶するための別離型の
記憶媒体として使用されている。
【0021】流量測定部2は、導流管Bを通じて供給さ
れる酸素の流量を測定するものであり、従来より知られ
ている流量計と同様の構成を有するものである。この流
量測定部2によって測定された流量は、アナログあるい
はデジタルの測定信号として後述するCPU9に通知さ
れることとなっている。CPU9は、この測定信号に基
づいて酸素の使用量を算出している。なお、流量とは、
単位時間当たりに流れる流体の量である。
【0022】データリードライト部3は、上記のように
して後述するCPU9により算出された酸素などの使用
量をメモリカード1に書き込む機能を有しており、いわ
ゆるカードライタと同様の構成を有するのである。この
データリードライト部3における書き込み動作などは、
CPU9によって制御されており、また、データリード
ライト部3にメモリカード1が装着された時点でCPU
9に書き込み要求信号が通知されるようになっている。
なお、このようなデータリードライト部3は、流量使用
量管理装置Aに組み込まれることなく、別体として外部
に設けてもよい。この場合、パラレルあるいはシリアル
のインターフェースケーブルを介してデータリードライ
ト部3と装置本体とが接続されることとなる。
【0023】表示部4は、たとえば液晶パネルなどから
なり、上記流量測定部2からCPU9に通知された測定
信号に基づいて設定流量などを表示するものである。
【0024】電磁バルブ6は、後述するCPU9によっ
て開閉制御されることにより、導流管Bを通じて流れる
酸素などの流れを制御するものである。
【0025】手動式バルブ7は、流量調整のために設け
られたものであって、直接装置自体に制御されることな
く、使用者の操作によって導流管Bを通じて流れる酸素
などの流れを制御するものである。
【0026】CPU9は、ROM10にあらかじめ記憶
された制御プログラムに基づいてRAM11を駆使しつ
つ装置全体を制御するものである。
【0027】次に、上記構成からなる流量使用量管理装
置Aの動作について主に図3を参照して説明する。
【0028】図3は、流量使用量管理装置Aの動作手順
を示したフローチャートであって、まず、流量使用量管
理装置Aは、常時電源から電力の供給を受けており、C
PU9は、メモリカード1がデータリードライト部3に
装着されたか否かを、このデータリードライト部3から
出力される書き込み要求信号に基づいて判断している
(S1)。
【0029】メモリカード1が装着されたと判断すると
(S1:YES)、CPU9は、電磁バルブ6を開放
し、導流管Bを通じて酸素など流体の供給を可能な状態
とする(S2)。
【0030】そして、電磁バルブ6の開放によって供給
可能な状態とされた後、導流管Bを通じて実際に酸素な
どの流体が流れることとなり、それにともなって流量測
定部2において流量の測定が開始される(S3)。この
際、使用者によって手動式バルブ7の開放具合が調整さ
れることにより、流量が加減されつつ流されている。
【0031】この流量測定部2において測定された流量
は、測定信号としてCPU9に通知され、CPU9は、
上記測定信号に基づいて演算処理などにより供給時に流
れた酸素などの流体の使用量を算出する(S4)。
【0032】使用量を算出したCPU9は、メモリカー
ド1にその算出した使用量を書き込み(S5)、そうし
た後、CPU9は、メモリカード1がデータリードライ
ト部3から脱離されたと判断すると(S6:YES)、
電磁バルブ6を閉鎖し(S7)、S1からS7までの一
連のステップ処理に関するメインルーチンを終了して待
機状態となる。このようなステップ処理の後、さらに他
の患者のメモリカード1が装着されると、同様のステッ
プ処理が繰り返されることとなる。
【0033】S6において、メモリカード1がデータリ
ードライト部3に装着されたままの状態であるとき(S
6:NO)、CPU9は、S4の使用量算出を続けてS
5のメモリカード1への書き込みを続行することとな
る。
【0034】S1において、メモリカード1が装着され
ていない状態のとき(S1:NO)、CPU6は、待機
状態を続ける。
【0035】以上のようにして酸素などの使用量が書き
込まれ、データリードライト部3から脱離されたメモリ
カード1は、最終的に図示しないパーソナルコンピュー
タなどによって書き込まれた使用量に関するデータが読
み取られて各患者ごとに集計管理されることととなる。
【0036】したがって、上記構成、動作を有する流量
使用量管理装置Aによれば、患者ごとに使用された酸素
の使用量は、その患者ごとに作製されたメモリカード1
にデータとして書き込まれるので、そのようなメモリカ
ード1によって患者ごとの使用量の管理を簡便に行うこ
とが可能となる。
【0037】また、メモリカード1のデータリードライ
ト部3への着脱に応じて電磁バルブ6の開閉動作が制御
されるので、メモリカード1の着脱に連動して流量の測
定が開始/終了することとなり、同じ患者に対して酸素
を供給する際に手動で弁を開閉するような作業が簡略化
されて作業性の向上を図ることができる。
【0038】さらに、手動式バルブ7によって流体の流
れを制御することができるので、電磁バルブ6が万一故
障した場合などにおける安全性の確保を図ることができ
る。
【0039】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。なお、この他の実施形態については、先述の実施
形態と同様の構成を有するものであることから、同一部
材名称のものについてはその説明を省略する。
【0040】図4は、他の実施形態に係る流量使用量管
理装置Cの構成を示したブロック図であって、この図に
示すように、流量使用量管理装置Cは、図2に示す流量
使用量管理装置Aとほぼ同様の構成を有するものである
が、電磁バルブが設けられておらず手動式のバルブ27
のみによって開閉されるものである。また、インターフ
ェース28には、報知部25が接続されている。この報
知部25は、たとえばブザーやスピーカなどからなるも
のであり、メモリカード21が装着されていないにもか
かわらず、流量測定部22に流体が流れた場合に、CP
U29に制御されて異常状態を知らせるアラーム音を発
生するものである。また、この流量使用量管理装置Cで
は、流量測定部22において流体が流動中にある際は、
流量の測定が行われているものとする。
【0041】さらに、図5に基づいて流量使用量管理装
置Cの動作手順について説明する。
【0042】図5のフローチャートに示すように、ま
ず、CPU29は、流量測定部22において流体の流動
が開始されているか否かを測定信号に基づいて判断する
(S21)。つまり、手動式のバルブ27が開放されて
いるか閉じられているかを判断する。
【0043】流動が開始されていると判断すると(S2
1:YES)、次いでCPU29は、使用量積算処理を
行う(S22)。この使用量積算処理とは、時々刻々と
流れる流体の流量に基づいてその流体の使用量を計数す
ることをいう。
【0044】次いで、CPU29は、メモリカード21
がデータリードライト部23に装着されているか否かを
判断する(S23)。
【0045】メモリカード21が装着されていると(S
23:YES)、CPU29は、装着されたメモリカー
ド21に記憶されているID番号が一致するか否かを判
定する(S24)。このID番号とは、以前に使用され
たメモリカード21の記憶情報としてRAMに記憶され
ているものである。
【0046】以上の一連の処理が所定サイクル内で行わ
れた後、CPU29は、バルブ27が閉じられることに
より流動が停止されたと判断すると(S25:YE
S)、積算された使用量をメモリカード21に書き込み
(S26)、そうした後、CPU29は、メモリカード
21がデータリードライト部23から脱離されたと判断
すると(S27:YES)、S21からS26までの一
連のステップ処理に関するメインルーチンを終了する。
【0047】S27において、メモリカード21がデー
タリードライト部3に装着されたままの状態であるとき
(S27:NO)、CPU29は、再びバルブ27が開
放されることによって流動が開始しないか否かを判断す
る最初のステップS21に戻る。
【0048】S25において、バルブ27が開放された
ままで流動が停止されていないとき(S25:NO)、
CPU29は、そのまま使用量積算処理のステップS2
2を続行する。
【0049】S24において、ID番号が一致しないと
き(S24:NO)、CPU29は、アラーム音を発生
させ(S28)、その後、再びID番号が一致するか否
かを判断する(S29)。メモリカード21の交換によ
ってID番号が一致すると(S29:YES)、CPU
29は、アラーム音の発生を中止させ(S30)、その
後、S22のステップに復帰する。
【0050】S23において、メモリカード21が装着
されていない状態のとき(S23:NO)、CPU29
は、アラーム音を発生させ(S31)、その後、再びメ
モリカード21が装着されたか否かを判断する(S3
2)。メモリカード21装着されたとすると(S32:
YES)、CPU29は、アラーム音の発生を中止させ
(S33)、その後、S22のステップに復帰する。
【0051】S21において、バルブ27が開放される
ことなく流動が開始されない状態の場合(S21:N
O)、CPU29は、待機状態を続ける。
【0052】したがって、上記構成、動作を有する他の
実施形態にかかる流量使用量管理装置Cによれば、メモ
リカード21が装着されていない場合や、以前に使用さ
れ記憶されているID番号と装着されたメモリカードと
一致することなく流体が流れた場合には、異常であると
してアラーム音により報知されるので、仮に誤った使用
状態であっても、異常な使用状態であることを使用者に
対して確実に知らしめることができる。
【0053】また、仮にメモリカード21が装着されな
い状態で装置が使用された場合であっても、流れた流体
の使用量が記憶され、その後、メモリカード21が装着
されることで事後的にデータの書き込みが行われるよう
になっている。
【0054】なお、上記両実施形態においては、メモリ
カードに患者の属性データや酸素などの使用量が書き込
まれるとしたが、ICカードのように記憶容量の大きな
ものである場合は、病歴やその他の情報に関するデータ
を書き込んでおくことも可能である。
【0055】また、上記両実施形態においては、メモリ
カードを別離型の記憶媒体として使用しているが、特に
メモリカードに限るものではなく、ペン型でスティック
状に外装形成されたメモリ構造体や、その他従来より既
知のフロッピーディスクなどであってもよい。
【0056】さらに、電池容量の低減を知らせるアラー
ムや酸素導流中であることを示すインジケータなどが設
けられていてもよい。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載した発明の流量管理装置によれば、使用対象ご
とに使用された流体の使用量は、その使用対象ごとに作
製された記憶媒体にデータとして書き込まれるので、そ
のような記憶媒体によって使用対象ごとの使用量の管理
を簡便に行うことが可能となる。
【0058】また、請求項2に記載した発明の流量使用
量管理装置によれば、記憶媒体の使用量書き込み手段へ
の着脱に応じて開閉弁の開閉動作が制御されるので、記
憶媒体の着脱に連動して流量の測定が開始/終了するこ
ととなり、使用対象に対して流体を供給する際に手動で
弁を開閉するような作業が簡略化されて作業性の向上を
図ることができる。
【0059】さらに、請求項3に記載した発明の流量使
用量管理装置によれば、記憶媒体が装着されていない場
合に流体が流れた場合には、異常であるとして報知され
るので、仮に記憶媒体が装着されずに誤った使用状態で
あっても、異常な使用状態であることを使用者に対して
確実に知らしめることができる。
【0060】さらにまた、請求項4に記載した発明の流
量使用量管理装置によれば、記憶媒体に書き込まれたデ
ータをコンピュータによって集計管理することができる
ので、使用対象ごとに使用された流体の使用量を効率よ
く管理することができる。
【0061】さらにまた、請求項5に記載した発明の流
量使用量管理装置によれば、具体的な用途効果として、
病院内において使用される、たとえば酸素や笑気ガス、
あるいは圧縮空気などの使用量を患者ごとに簡便に管理
することができる。
【0062】さらにまた、請求項6に記載した発明の流
量使用量管理装置によれば、装置全体が導流管に対して
着脱自在であるので、使用対象に対して流体を供給する
場合にのみ装置を取り付けて使用することができるの
で、ある程度の台数を用意しておき、場合に応じて取り
付けて使用することで、使用対象ごとに設置することな
く、設置台数の省数化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流量使用量管理装置の一実施形態
を示した説明図である。
【図2】流量使用量管理装置の概略を示したブロック図
である。
【図3】図2に示す流量使用量管理装置の動作手順を示
したフローチャートである。
【図4】本発明に係る流量使用量管理装置の他の実施形
態の概略を示したブロック図である。
【図5】図4に示す流量使用量管理装置の動作手順を示
したフローチャートである。
【符号の説明】
1,21 メモリカード 2,22 流量測定部 3,23 データリードライト部 9,29 CPU 24 報知部 A,C 流量使用量管理装置 B 導流管

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導流管を通じて流れる流体が複数の使用
    対象において使用され、その使用対象ごとに供給される
    上記流体の使用量を管理する流量使用量管理装置であっ
    て、 上記使用対象ごとに作製され、その使用対象の属性デー
    タとともに上記流体の使用量に関するデータを記憶可能
    なメモリカードと、 上記導流管を通じて流れる上記流体の流量を測定する流
    量測定手段と、 上記流量測定手段によって測定された流量を上記流体の
    使用量に関するデータとして上記メモリカードに書き込
    む使用量書き込み手段と、 を具備することを特徴とする、流量使用量管理装置。
  2. 【請求項2】 上記使用量書き込み手段への上記記憶媒
    体の着脱に応じて、上記導流管に設けられた開閉弁を開
    閉制御する開閉弁制御手段を備えていることを特徴とす
    る、請求項1に記載の流量使用量管理装置。
  3. 【請求項3】 上記記憶媒体が上記使用量書き込み手段
    に装着されていない場合、上記導流管を通じて流体が流
    れたことを検知してその旨を報知する異常使用報知手段
    を備えていることを特徴とする、請求項1または請求項
    2に記載の流量使用量管理装置。
  4. 【請求項4】 上記記憶媒体に書き込まれたデータは、
    コンピュータによって集計管理されることを特徴とす
    る、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の流量使
    用量管理装置。
  5. 【請求項5】 上記流体は、病院内において患者に対し
    て使用される気体または液体であることを特徴とする、
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の流量使用量
    管理装置。
  6. 【請求項6】 装置全体が上記導流管の出流口となるア
    ウトレットに対して着脱自在であることを特徴とする、
    請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の流量使用量
    管理装置。
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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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