JPH11192284A - 遠赤外線放射マット - Google Patents

遠赤外線放射マット

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JPH11192284A
JPH11192284A JP28282698A JP28282698A JPH11192284A JP H11192284 A JPH11192284 A JP H11192284A JP 28282698 A JP28282698 A JP 28282698A JP 28282698 A JP28282698 A JP 28282698A JP H11192284 A JPH11192284 A JP H11192284A
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mat
infrared radiation
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JP28282698A
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English (en)
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Shigeki Matsuda
茂樹 松田
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OSHIMIZU GREEN CENTER KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、足の裏などの身体のツボを刺激す
ると同時に遠赤外線を放射するとするとともに、製造が
容易で遊歩道等に敷設して好適な遠赤外線放射マットを
提供することを課題とする。 【解決手段】 所定の厚さに形成される熱硬化性樹脂か
らなる板状マット2と、ほぼ球形状の遠赤外線放射加工
物3とから成形される遠赤外線放射マット1である。こ
の遠赤外線放射マット1は、熱硬化性樹脂が所定の厚さ
の板状マット2に硬化する前に、遠赤外線放射加工物3
のほぼ半球状部分3aが板状マット2の表面2aに突出
するように複数配列させて成形されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、足の裏などの身
体のツボを刺激すると同時に、遠赤外線を放射して、健
康の維持・増進に効果を発揮する遠赤外線放射機能を有
するマットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、足の裏のツボを刺激する器具とし
ては、青竹を2つ割にした踏み竹に代わって、多数の突
起を表面に形成したプラスチックス製の踏み板や、足を
乗せる回転体の表面に足の裏のツボを刺激する突起を多
数設けた健康器具等が知られている。一方、特公平07
−79832号公報には、歩行者が足裏の多数のツボに
適宜刺激を与える歩道が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの従来
技術は、いずれも歩行者の足の裏のツボを単に刺激する
ものにすぎず、健康の維持・増進に役立つものとして十
分なものとは言えなかった。また、従来の技術は、上記
踏み竹以外は、製造が容易なものではなく、特に、足の
ツボを刺激する多数の突起を形成することや、このよう
な多数の突起を回転自在にすることが困難であるという
問題を有していた。さらに、従来の上記公報のように歩
道として使用する場合でも、雨に対する対策や、生えて
くる草に対する対策等がなされていない問題を有してい
た。
【0004】そこで、本発明は、足の裏などの身体のツ
ボを刺激すると同時に遠赤外線を放射するとともに、こ
れらツボの刺激効果や赤外線放射効果が高く、しかも製
造が容易で、遊歩道や床材等として敷設して好適な遠赤
外線放射マットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
遠赤外線放射マットは、上記課題を解決するために、所
定の厚さに形成される熱硬化性樹脂からなる板状マット
に、ほぼ球形状の遠赤外線放射加工物のほぼ半球状部分
が上記板状マットの表面に突出するように複数配列され
ていることを特徴とする。
【0006】また、本発明の請求項2記載の遠赤外線放
射マットは、所定の厚さに形成される板状マットの表面
に、ほぼ球形状の遠赤外線放射加工物がほぼ半球形状に
突出するように設けられている遠赤外線放射マットであ
って、上記板状マットに上記遠赤外線放射加工物を回転
可能に収納する収納凹部が形成され、この収納凹部の表
面側に前記遠赤外線放射加工物の脱落を防止する縮径部
が形成されていることを特徴とする。
【0007】さらに、本発明の請求項5記載の遠赤外線
放射マットは、粒子状のセラミックスが隙間を形成しな
がら互いに結合して所定の厚さに形成される板状マット
と、ほぼ球形状の遠赤外線放射加工物とから成形される
遠赤外線放射マットであって、上記熱硬化性樹脂が所定
の厚さの板状マットに硬化する前に、上記ほぼ球形状の
遠赤外線放射加工物のほぼ半球状部分が上記板状マット
の表面に突出するように複数配列して成形されているこ
とを特徴とする。
【0008】上記請求項1、請求項2、又は、請求項5
記載の発明によれば、遠赤外線放射マットを、例えば、
公園等の遊歩道、子供の遊び場所や、プールサイド、浴
室の出入り口等に複数敷設する。そして、このマットの
上を歩行者が裸足や靴下等をはいた足で歩くと、板状マ
ットの表面に突出する遠赤外線放射加工物により足の裏
を効果的に刺激すると同時に、このマットによる遠赤外
線放射効果によって、足を暖めたり、皮膚呼吸を促した
りして、身体の血液循環を良好にする。
【0009】そして、請求項2記載の発明によれば、上
記板状マット板状マットに縮径部を有する収納凹部が形
成されているという簡単な構造で、ほぼ球形状の遠赤外
線放射加工物が脱落することなく回転することとなる。
また、請求項5記載の発明によれば、上記板状マットに
隙間が形成されていることから、透水性を有し、水抜き
用の穴を設けなくとも、板状マットの表面に雨水等が貯
まることがない。
【0010】ここで、本発明の「遠赤外線放射マット」
としては、遊歩道等に敷設されるブロックやU字溝の蓋
や、建築物の床材、壁材、天井材、屋外・屋内の敷設用
マット、各種敷き設用のプレート、建築用断熱材や建築
用消音部材等として、1枚でも複数枚でも広く適用可能
である。
【0011】また、本発明の請求項3記載の遠赤外線放
射マットは、請求項1又は請求項2記載の発明を前提と
して、前記板状マットに、該マットを貫通する水抜き用
の穴が形成されていることを特徴とする。
【0012】この発明によれば、この赤外線放射マット
を公園等の遊歩道に敷設した場合において、雨が降って
も、雨水は上記水抜き用の穴から排出させることができ
るために、板状マットの表面に雨水等が貯まる心配がな
い。
【0013】また、本発明の請求項4記載の遠赤外線放
射マットは、上記請求項1又は請求項2記載の発明を前
提として、前記板状マットの裏側に、該裏面を覆う透水
性のシート材が設けられていることを特徴とする。
【0014】この発明によれば、前記板状マットの裏側
に該裏面を覆う透水性のシート材が設けられていること
から、この遠赤外線放射マットの腐食防止と共に、砂地
等の上に敷設しても、前記水抜き用の穴から草が生え出
ることを防止することができる。
【0015】ここで、上記請求項5記載の発明において
は、前記粒子状のセラミックスの平均粒径が約1mm以
上で約3mm未満であることが好ましい。上記ほぼ球形
状のセラミックスの大きさを平均粒径約1mm以上とす
るのは、これよりも小さいと、隙間が小さすぎて、透水
性が十分でないからであり、平均粒径が約3mm未満と
するのは、これよりも大きいと互いの結合が弱く容易に
剥がれてしうことと、上記隙間が大きく、ゴミが内部ま
で入って除去することが困難となるからである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照しながら説明する。 (第1の実施の形態)本実施の形態の遠赤外線放射マッ
トは、図1乃至図3に示すように、公園等や遊歩道に敷
設されるマット1に適用したものである。この遠赤外線
放射マット1は、板状マット2とほぼ球形状の遠赤外線
放射加工物3とから成形されている。
【0017】板状マット2は、熱硬化性の合成樹脂から
成形されている方形状のマットである。本実施の形態で
は、変性エポキシ樹脂を主剤として変性ポリアミドを等
量混合した接着性を有する混合剤、すなわち熱硬化性エ
ポキシ系接着剤で成形されている。このような接着性を
有する混合剤を使用するのは、上記樹脂で板状マット2
を成型する際に遠赤外線放射加工物3の固定が容易に行
われるようにするためである。
【0018】この熱硬化性の合成樹脂としては、フェノ
ール樹脂を主成分とするもの等であっても良く、本実施
の本実施の形態の樹脂に限定されるものでない。このよ
うな板状マット2は、加熱されて成型されるが、複数層
に形成されるようにすると良い。本実施の形態の板状マ
ット2は、上記樹脂による複数層のもので、その大きさ
は、厚さが約5mmで縦と横が約280mmの正方形状
の薄い板状のものである。ただし、このマットを敷設す
る場所に応じて、長方形状、三角形状、丸形等のもので
も良い。また、上記板状マット2は、後述する第2の実
施の形態のように、円弧状に膨出した部分を有するもの
として、遠赤外線放射加工物3が足の裏のツボを効果的
に押圧するようにしても良い(図7参照)。
【0019】遠赤外線放射加工物3は、遠赤外線を放射
する機能を有するセラミックスが使用されたほぼ球形状
を呈するものである。例えば、ジルコニア(ZrO
2)、アルミナ(Al2O2 )、チタニア(TiO
2)、等を主成分とする遠赤外線を効率よく照射する酸
化物系遠赤セラミックスやこのセラミックスの粉体を含
有するもので造られている。また、このような遠赤外線
を効率よく照射するセラミックスやセラミックスの粉体
に金、銀、銅の粉が添加混合されたものであっても良
い。これらも遠赤外線を照射するからである。このよう
に、遠赤外線放射加工物3は、遠赤外線放射機能を有す
るものであれば特にその材料は問われない。そして、こ
のほぼ球形状の遠赤外線放射加工物3は、種々の大きさ
のものを用意する。本実施の形態では、直径が約8mm
から約30mmのものを多数製造した。なお、足の裏ツ
ボを刺激するものとしては、大人の足を想定した場合、
ほぼ球形状の遠赤外線放射加工物3の平均粒径は、約2
0mmであることが好ましい。
【0020】このような遠赤外線放射加工物3は、上記
板状マット2の表面2aに赤外線放射加工物3のほぼ半
球状部分3aが突出するように複数配列させて成形され
ている。すなわち、多数の赤外線放射加工物3は、ほぼ
半球状部分3aが同じ高さに突出するように複数配列さ
せている。この製造方法としては、後述するように、上
記熱硬化性樹脂が所定の厚さの板状マット2に硬化する
前に、成型機31により、赤外線放射加工物3を配列さ
せると、別途接着剤を塗布しなくとも遠赤外線放射加工
物3を板状マット2に同じ高さに一度に固定することが
できる。この場合、ほぼ球形状の赤外線放射加工物3の
ほぼ半球状部分が上記板状マットの表面に突出して、他
の半球状部分が埋設するように複数配列する。本実施の
形態では、各赤外線放射加工物3,3・・・の間隔を1
5mmから20mmの間をおいて複数配列させた。
【0021】ここで、遠赤外線放射加工物3の配列は、
1枚の板状マット2に大きさの異なる遠赤外線放射加工
物3が配列されるようにしても良く、又、複数の板状マ
ット2の各々に大きさの異なる遠赤外線放射加工物3が
配列されるようにしても良い。このように、板状マット
2に赤外線放射加工物3を15mmから20mmの間隔
をおいて複数配列させたことにより、従来は、その数が
多いために非常に製造が困難とされてきたが、本実施の
形態によれば、遠赤外線放射加工物3が板状マット2に
複数固定された遠赤外線放射マット1が容易に製造され
る。また、上記多数の遠赤外線放射加工物3に直色を施
し、公園等の遊歩道6に敷き設する場合に、この遊歩道
6の進行方向等を示すようにすることも可能である。
【0022】さらに、本実施の形態の遠赤外線放射マッ
ト1は、図3に示すように、該マット1を貫通する水抜
き用の穴4が4ケ所に形成されている。これは、雨が降
った場合の雨水が水抜き用の穴4から排出させるために
形成したものである。この水抜き用の穴4が形成された
遠赤外線放射マット1は、遊歩道6等に敷設した場合
に、雨水等がたまる箇所の遠赤外線放射マット1のみに
形成しても良い。また、本実施の形態の遠赤外線放射マ
ット1は、板状マット2の裏側2bに、該裏面2bを覆
う透水性のシート材5が設けられている。これは、この
遠赤外線放射マット1の腐食防止と共に水抜き用の穴4
から草が生え出ることを防止するために設けられてい
る。上記透水性のシート材5としては、透水性のもので
あれば、粘着テープ、粘着シートであっても良い。
【0023】次に、本実施の形態の遠赤外線放射マット
1を使用して、実際に、公園等の遊歩道、子供の遊戯施
設や、プールサイド、浴室、サウナ室に適用する場合に
ついて説明する。
【0024】まず、公園等の遊歩道に適用する場合に
は、例えば、図4及び図5に示すように、遊歩道6の幅
や長さに合わせて複数敷設する。この場合、複数の遠赤
外線放射マット1,1,1・・・は、施工や補修の容易
さを考慮して両面テープ(図示せず)によって接合させ
ると良い。また、遊歩道6の雨水の貯まりやすい箇所に
は、上記水抜き用の穴4が形成された遠赤外線放射マッ
ト1を敷設すると良い。本実施の形態の遠赤外線放射マ
ット1は、薄い正方形状の板状マット2を両面テープで
接合するために、土の遊歩道6や砂地の道に敷設して
も、コンクリートの上であっても敷設することが可能
で、しかも、そのうちの1枚が損傷・腐敗した場合の交
換作業も容易である。このような本実施の形態の遠赤外
線放射マット1は、子供の遊戯具として上り下りする小
山状の遊技具や、公園等の階段や橋等の上に敷設して使
用するなど広く適用することが可能であり、また、屋外
施設のみならず屋内施設にも適用可能である。
【0025】したがって、このように遊歩道6に敷設さ
れた遠赤外線放射マット1の上を歩行者が裸足や靴下等
をはいた足で歩くと、板状マット2の表面2aに突出す
る遠赤外線放射加工物3により足の裏を刺激すると同時
に、遠赤外線放射加工物3による遠赤外線放射効果によ
って、足が暖められたり、足の血行が良好となる。ま
た、歩行の際のすべり防止効果も有する。なお、図5
は、本実施の形態を子供の遊戯施設7に適用したもので
ある。この遊戯施設7は、公園や屋内の遊戯場等に置か
れる小山形状のもので滑り台等が配置されたものである
が、この遊戯施設7の場合は、遠赤外線放射加工物3の
大きさの異なる遠赤外線放射マット1A,1Bを交互に
敷設して、遠赤外線放射加工物3の遠赤外線効果に違い
が生じるようになされている。
【0026】次に、この遠赤外線放射マット1をサウナ
室内に適用する場合は、例えば、図6に示すように、ユ
ニット型のサウナ室8の室内の床8a、壁面8b、天井
8c等に上記構成の遠赤外線放射マット1を複数敷設す
る。すなわち、遠赤外線放射マット1によりサウナ室内
の床8aは勿論、腰掛ける部分9等にも敷設すると良
い。このように、サウナ室8の室内遠赤外線放射マット
1を複数敷設することにより、足の裏のツボのみならず
背中や頭部のツボを刺激することとなる。しかも、サウ
ナ室は、通常、赤外線ヒータを用いて室内空気温度を上
げると共に赤外線浴もできるようになされている。した
がって、このマット1の遠赤外線放射加工物3による遠
赤外線放射効果によって、サウナ室8内での身体の保温
作用や発汗作用の効率を高めることができるが、更に、
上記赤外線浴とマット1の遠赤外線放射加工物3による
遠赤外線放射効果の相乗効果も期待できる。
【0027】(第2の実施の形態)本実施の形態の遠赤
外線放射マットは、図7及び図8に示すように、第1の
実施の形態とは異なり、ほぼ球形状の遠赤外線放射加工
物3が板状マット2に対して回転自在に設けられている
ことを特徴とする遠赤外線放射マット11である。
【0028】具体的には、この遠赤外線放射マット11
の板状マット12は、第1の層12Aと第2の層12B
の2層構造を有し、この2層構造の板状マット12にほ
ぼ球形状の遠赤外線放射加工物3が収納される収納凹部
13が複数形成され、この収納凹部13の表面側に縮径
部13aが形成されている。すなわち、上記第1の層1
2Aには、上記収納凹部13が上記遠赤外線放射加工物
3の径よりも大きなほぼ半球状に形成され、第2の層1
2Bには、上記収納凹部13に連続して上記ほぼ半球状
の収納凹部13の径が縮径する縮径部13aが対応する
ように複数形成されている。
【0029】ここで、上記板状マット12の第1の層1
2Aと第2の層12Bとは、第1の実施の形態と同様、
上記熱硬化性樹脂により構成しても良いが、第1の層1
2Aのみを熱硬化性樹脂により構成し、第2の層12B
は、例えば、装飾が施されたパネル部材というような別
部材として、これら両者が上記収納凹部13と縮径部1
3aが対応するように形成されているものであっても良
い。
【0030】また、本実施の形態は、上記板状マット1
2に発熱手段14と勾配を有する基台15が設けられて
いる。この発熱手段14としては、通常のヒータや、電
気伝導性を持たせることにより高温に耐える発熱素子と
なるセラミックスヒータ等の保温器、発熱器を使用する
ことが可能である。また、上記板状マット12は、円弧
状に膨出した部分12a,14aを有するものとして、
遠赤外線放射加工物3が足の裏のツボを効果的に押圧す
るように折り曲げた加工が施されている(図7参照)。
なお、その他の構成や適用例は第1の実施の形態と同様
であることから、同一部材は同一符号をもって示し、
又、同一の適用例は前記適用例を応用し、重複した説明
を省略する。また、本実施の形態の発熱手段14と基台
15は、第1の実施の形態に設けることも実施に応じて
任意である。
【0031】本実施の形態によれば、板状マット12に
縮径部13aを有する収納凹部13が形成されていると
いう簡単な構造で、ほぼ球形状の遠赤外線放射加工物3
が脱落することなく回転することとなる。したがって、
ほぼ球形状の遠赤外線放射加工物3の上に裸足や靴下等
をはいた足を乗せて足を動かすと、遠赤外線放射加工物
3が回転して、足の裏などの身体のツボを効果的に刺激
すると同時に、遠赤外線放射加工物が遠赤外線を放射し
て、足を暖めたり、皮膚呼吸を促したりすることとな
る。そして、図7に示すように、円弧状に膨出した部分
12a,14aを有する場合は、多数の遠赤外線放射加
工物3が足の裏の全体のツボを効果的に押圧するように
なる。
【0032】また、板状マット12に発熱手段14や勾
配を有する基台15が設けられていることから、遠赤外
線放射マット1を1枚使用して、椅子で仕事をする場合
の足下に配して使用したり、公衆浴場の控え室の椅子の
近くに配置したりして使用することが可能である。さら
に、本実施の形態では、足の裏のツボを効果的に刺激す
るために、板状マット12の表面の中央部が緩やかな円
弧状に膨出した部分12a,14aを有する形状とされ
ている。
【0033】(第3の実施の形態)本実施の形態の遠赤
外線放射マットは、図9及び図10に示すように、板状
マット22が粒子状のセラミックスが隙間24を形成し
ながら互いに結合して形成されていることを特徴とする
遠赤外線放射マット21である。
【0034】この板状マット22は、透水性を考慮した
もので、粒子状のセラミックス(セラミックボールとも
呼ばれる)にバインダー樹脂を混合して接着させ製造し
たものである。すなわち、平均粒径約1mm以上で3m
m未満の粒子状のアルミ系セラミックス23を骨材と
し、これをモルタルミキサーに投入し、空練り後、バイ
ンダー樹脂を投入して混合して製造したものである。本
実施の形態では、上記大きさの粒子状のアルミ系セラミ
ックス23を骨材100Kgに対してバインダー樹脂8
Kgを混合した。上記粒子状のセラミック23として
は、上記ジルコニア(ZrO2)、アルミナ(Al2O
2 )、チタニア(TiO2)、等を主成分とするもの
で、粒子状のものを使用することも可能である。また、
バインダー樹脂は、ポリサルファイド変性エポキシ樹脂
と変性ポリオキシアルキレンアミンを含有する組成物を
使用した。そして、粒子状のセラミックス23がバイン
ダー樹脂により硬化して結合する前に配列させて固定し
た。
【0035】ここで、上記粒子状のセラミックス23の
大きさを平均粒径約1mm以上とするのは、これよりも
小さいと、板状マット22として出来上がり状態の隙間
24が小さすぎて、透水性が十分でないからであり、平
均粒径が約3mm未満とするのは、これよりも大きいと
互いの結合が弱く容易に剥がれてしまうことと、上記隙
間24が大きく、ゴミが内部まで入って除去することが
困難となるからである。なお、公園等の遊歩道6などに
敷設する際にある程度の重さが必要となる場合には、上
記板状マット22の厚さを厚くしたり、背面側にコンク
リートブロック25を貼着させるなどして対応させると
良い。本実施の形態では、上記大きさの粒子状のアルミ
系セラミックス23の部分の厚さを約15mm、コンク
リート25の部分を約40mmで、縦と横が約280m
mの大きさとしたが、この大きさに限定されるものでな
く、上記板状マット22を敷設場所に応じて種々変更可
能である。その他、ほぼ球形状の遠赤外線放射加工物3
の間隔は、第1の実施の形態の場合と同様であり、これ
を着色したり、また、上記板状マット22に円弧状の膨
出部分を形成して、この板状マット22に遠赤外線放射
加工物3を埋設するようにしても良い(図7参照)。
【0036】本実施の形態によれば、板状マット22に
隙間24が形成されていることから、公園等の遊歩道6
に敷き設すると、雨水が通過し、又、散水して清掃する
場合にも好都合となる。このように本実施の形態の遠赤
外線放射マット21は、板状マット22自体が透水性を
有するために、プールサイドや浴室の出入り口等に複数
敷設するに適するものである。したがって、第1の実施
の形態のように水抜き用の穴を形成するような必要が無
くなる利点を有する。
【0037】ところで、本実施の形態の製造方法として
は、図11及び図12に示すように、上記板状マット2
2の型枠33と、上記多数の赤外線放射加工物3が通過
可能な通過穴32aが開けられた板材32と、上記板材
32に対して上記多数の赤外線放射加工物3を上方から
押圧する合成樹脂製の押圧部材34とを備えた成型機3
1により製造した。すなわち、上記板材32は、合成樹
脂製のもので、上記赤外線放射加工物3の平均粒径より
も若干小さな通過穴32aが等間隔で多数形成されてい
る。そして、この押圧部材34と上記板材32は、上記
型枠33に収納されるもので、上記板状マット22とほ
ぼ同じ大きさに形成されている。ここで、本実施の形態
の赤外線放射加工物3の大きさは、直径が約20mmの
大きさであり、上記収納容器の板材の通過穴32aの大
きさは、これよりも若干小さく形成されている。なお、
上記板材32は、多数の赤外線放射加工物3を通過させ
ることが伸縮性を有するものであれば、合成樹脂製以外
のものでも良い。
【0038】したがって、上記型枠33に板状マット2
2を周囲を覆った状態で上記板材32の通過穴32aに
赤外線放射加工物3を入りていき、上記板材32の上に
多数の赤外線放射加工物3を順序良く配列させた状態に
おく。そして、上記押圧部材34により押圧すると、多
数の配列状態の赤外線放射加工物3は上記通過穴32a
を通過することとなる。よって、粒子状のセラミックス
23がバインダー樹脂により硬化して結合する前に、上
記成型機31を使用して配列させると、上記多数の赤外
線放射加工物3が同じ高さで等間隔に配列されて、一度
に効率良く遠赤外線放射マット21を製造することが可
能となる。なお、上記第1の実施の形態の遠赤外線放射
マット1も上記製造方法で製造可能である。この場合
は、上記熱硬化性の合成樹脂から成形される方形状のマ
ットが硬化する前に上記方法で多数の赤外線放射加工物
3を配列させる。
【0039】
【発明の効果】本発明の請求項1、請求項2、又は、請
求項5記載の遠赤外線放射マットは、公園の遊歩道や浴
室や浴室の出入り口等に複数敷設することにより、足の
裏などの身体のツボを刺激すると同時に、遠赤外線放射
加工物が遠赤外線を放射して、血液循環や皮膚呼吸を促
すとともに、身体の保温作用や発汗作用効率を高めるた
めに、健康の維持・増進に効果を発揮する。
【0040】本発明の請求項2記載の遠赤外線放射マッ
トは、上記板状マットに縮径部を有する収納凹部が形成
されているという比較的簡単な構造で、ほぼ球形状の遠
赤外線放射加工物が脱落することなく回転して、足の裏
などの身体のツボを効果的に刺激すると同時に、遠赤外
線放射加工物が効率よく遠赤外線を放射する。
【0041】本発明の請求項5記載の遠赤外線放射マッ
トは、板状マットに隙間が形成されることから、水抜き
用の穴を形成するようなことなく、雨水が通過し、又、
散水して清掃する場合にも好都合となる。
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の遠赤外線放射マッ
トを示す斜視図である。
【図2】上記第1の実施の形態の遠赤外線放射マットを
示す平面図である。
【図3】上記第1の実施の形態の遠赤外線放射マットを
示す断面図である。
【図4】上記第1の実施の形態の遠赤外線放射マットを
公園等の遊歩道に敷設した例を示す斜視図である。
【図5】上記第1の実施の形態の遠赤外線放射マットを
公園等の遊戯施設に敷設した他の例を示す斜視図であ
る。
【図6】上記第1の実施の形態の遠赤外線放射マットを
サウナ室内の床、壁面、天井に敷設した例を示す断面図
である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の遠赤外線放射マッ
トを示す斜視図である。
【図8】上記第2の実施の形態の遠赤外線放射マットを
示す断面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態の遠赤外線放射マッ
トを示す斜視図である。
【図10】上記第3の実施の形態の遠赤外線放射マット
を示す拡大断面図である。
【図11】上記第3の実施の形態の遠赤外線放射マット
の製造する方法を示す斜視図である。
【図12】上記第3の実施の形態の遠赤外線放射マット
の製造する方法を示す断面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,11,21 遠赤外線放射マット、
2,12,22 板状マット、2a 板状マットの表
面、3 遠赤外線放射加工物、4 水抜き用の穴、5
透水性のシート材、6 遊歩道、7 遊戯施設、8 サ
ウナ室、9 サウナ室の椅子、13 収納凹部、13a
縮径部、23 粒子状のセラミックス,24 隙間、
31 成型機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E03F 5/04 E01C 5/00 E04F 13/18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の厚さに形成される熱硬化性樹脂か
    らなる板状マットに、ほぼ球形状の遠赤外線放射加工物
    のほぼ半球状部分が上記板状マットの表面に突出するよ
    うに複数配列されていることを特徴とする遠赤外線放射
    マット。
  2. 【請求項2】 所定の厚さに形成される板状マットの表
    面に、ほぼ球形状の遠赤外線放射加工物がほぼ半球形状
    に突出するように設けられている遠赤外線放射マットで
    あって、 上記板状マットに上記遠赤外線放射加工物を回転可能に
    収納する収納凹部が形成され、この収納凹部の表面側に
    前記遠赤外線放射加工物の脱落を防止する縮径部が形成
    されていることを特徴とする遠赤外線放射マット。
  3. 【請求項3】 前記板状マットに、該マットを貫通する
    水抜き用の穴が形成されていることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の遠赤外線放射マット。
  4. 【請求項4】 前記板状マットの裏側に、該裏面を覆う
    透水性のシート材が設けられていることを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載の遠赤外線放射マット。
  5. 【請求項5】 粒子状のセラミックスが隙間を形成しな
    がら互いに結合して所定の厚さに形成される板状マット
    に、上記ほぼ球形状の遠赤外線放射加工物のほぼ半球状
    部分が上記板状マットの表面に突出するように複数配列
    されていることを特徴とする遠赤外線放射マット。
JP28282698A 1997-10-06 1998-10-05 遠赤外線放射マット Pending JPH11192284A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100397309B1 (ko) * 2000-10-04 2003-09-06 김창만 반구형 볼이 부착된 받침자리 및 그 제조 방법
KR100886747B1 (ko) 2008-12-02 2009-03-09 김기태 보행 겸용 자전거 도로의 시공 방법 및 그 시공 방법에 사용되는 복합시트
JP2012005768A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Nippon Germanium Kenkyusho:Kk 健康器具

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