JPH11191949A - バイブレータ用モータ - Google Patents

バイブレータ用モータ

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JPH11191949A
JPH11191949A JP35879097A JP35879097A JPH11191949A JP H11191949 A JPH11191949 A JP H11191949A JP 35879097 A JP35879097 A JP 35879097A JP 35879097 A JP35879097 A JP 35879097A JP H11191949 A JPH11191949 A JP H11191949A
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JP
Japan
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motor
shaft
rotor
vibrator
yoke
Prior art date
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Application number
JP35879097A
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English (en)
Inventor
Sukeo Kai
貮夫 甲斐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯電話やポケットベルにおいて振動で受信を
告知するためのバイブレータ用モータを提供する。 【解決手段】従来より一般的に普及していて製造が安価
・容易なDCモータを用いる。3極に形成されているヨ
ーク2,3,4のうち、1極のヨーク2の先端中央部に
切欠部2aを形成する。先端中央部はシャフト10に対
するモーメントが大きく、且つ回転時に形成される磁気
回路に影響を及ぼさないため、モータの機能を低下させ
ることなく回転モーメントのバランスを大きく崩すこと
ができる。且つ、外部にウェイトを設ける必要がないた
め、バイブレータ用モータの小型化・軽量化を実現する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話やポケ
ットベルなどで、利用者に着信を告知するために用いら
れるバイブレータに用いられるモータに関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話やポケットベルでは、ベル音を
鳴らすことができない場所やベル音が聞こえにくい場所
で使用された場合でも利用者に着信を告知できるように
バイブレータを備えたものがある。従来、このバイブレ
ータとして、小型DCモータで偏心したウェイトを回転
させるものが用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の構成で
あると、モータに加えて偏心ウェイトが必要になり、携
帯電話やポケットベルの内部にモータと偏心ウェイトの
両方のスペースが必要になる。携帯電話やポケットベル
は小型化・軽量化が極めて重要な課題であるため、この
ように余分のスペースや余分のウェイトが必要になるこ
とは好ましいことではなかった。
【0004】また、一般のDCモータは、内部の回転モ
ーメントのバランスを均等にして、滑らかな回転を得る
ために製造されているため、このモータ自身が持つ均等
なモーメントが振動の妨げになり、特に回転数を上昇さ
せたときに振動が小さくなってしまうという問題点があ
った。
【0005】一方、モータ内部の回転子を偏心させた
(回転モーメントのバランスを崩した)ものも提案され
ているが、回転子コイルの配置を一方に偏らせるなど、
モータとしての性能を低下させるものであり、無駄な消
費電力が必要になり携帯電話やポケットベルの省電力化
の妨げになるものであった。また、このようなモータは
特殊な形状になるため、製造コストが高くなり、携帯電
話やポケットベルの低価格化の妨げになるという問題点
もあった。
【0006】この発明は、モータの性能を低下させずに
回転子を偏心させて振動するようにしたバイブレータ用
モータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、シャフトまわりに均等に回転子コイルを配置しす
るとともに、回転子の一部に切欠部を設けることによ
り、前記シャフトまわりの回転モーメントのバランスを
崩したことを特徴とする。
【0008】この出願の請求項2の発明は、前記切欠部
を一部のヨークの先端部に設けたことを特徴とする。
【0009】この出願の請求項3の発明は、前記シャフ
トを外部まで突出させ、該突出部に前記切欠部の位置を
示すマークを設けたことを特徴とする。
【0010】モータは固定子と回転子とで形成される磁
気回路の吸引力・反発力によって回転する。回転子コイ
ルを均等に配置することにより、効率よくモータは回転
する。そして、回転子の一部に切欠部を設けたことによ
り、シャフトまわりの回転モーメントにアンバランス
(偏心)を生じさせ、偏心した回転子が回転することに
よってその反動の振動を生じさせる。これによれば、モ
ータに偏心ウェイトを外付けする必要がないため、バイ
ブレータの小型化・軽量化を実現することができる。
【0011】また、ヨークに回転子コイルを巻回したC
Dモータの場合、回転時に固定子(永久磁石)との間で
形成される磁気回路は、ヨーク先端の左右端部を通過
し、ヨーク中央部は磁気回路の形成、すなわち吸引・反
発力の発生に殆ど寄与しない。したがって、ヨークの先
端中央部を切り欠いてもモータのトルクに殆ど影響がな
く、性能を劣化させることなく回転子を偏心させること
ができる。また、ヨークの先端部は、シャフトから最も
遠い位置にあるため、モーメントが大きくバイブレータ
としての高い機能を得ることができる。
【0012】また、シャフトをモータの外部まで引き出
し、前記切欠部を示すマークを設けたことにより、どの
方向に偏心しているかを外部から知ることができる。た
とえば、モータの外部に偏心ウェイトを付加する場合に
内部の偏心方向に合わせて偏心ウェイトの向きを決定す
ることができる。なお、外部にウェイトを付加する場合
でも、既にモータ自身が振動するものであるため小さい
ウェイトで十分であり、小型軽量化に反することはな
い。また、モータの回転数を上昇させた場合でも回転子
が偏心しているため偏心ウェイトの振動が妨げられるこ
とがない。
【0013】
【発明の実施の形態】図面を参照してこの発明の実施形
態であるバイブレータ用モータについて説明する。図1
は同バイブレータ用モータの内部構造図である。モータ
1内部の左右には、界磁用の固定子として永久磁石8,
9が設けられている。回転子はシャフト10、3極のヨ
ーク2,3,4、ヨークコイル5,6,7および図示し
ないブラシ電極などで構成されている。前記3極のヨー
ク2,3,4およびヨークコイル5,6,7は、前記シ
ャフト10の周囲に均等に120度の角度で配置されて
いる。これら3本のヨーク2,3,4のうちの1本のヨ
ーク2の先端中央部に切欠部2aが形成され、シャフト
10まわりの回転モーメントのバランスを崩して偏心さ
せ、回転子が回転したとき振動するようにされている。
一方、ヨーク,2,3,4と永久磁石8,9とで形成さ
れる磁気回路は同図の細線a,bのように形成されるた
め、ヨーク2の先端部中央に切欠部2aが形成されても
磁気回路の形成に及ぼす影響は殆どなく、切欠部がない
場合に比べてモータの効率に変化はない。また、切欠部
2aはシャフト10から最遠の距離にあるため、回転子
の偏心を大きくすることができ、回転したときの振動を
大きくすることができる。
【0014】なお、ヨーク2,3,4は珪素鋼板を型抜
きしたものを10枚程度重ね合わせて一体に形成される
ものであるため、従来の一般のDCモータの型を図1に
示す形状のものに変更するのみで全ての工程(コイル巻
き、ハンダ付け、組み立て)を上記一般のDCモータと
同様の工程で行うことができ、製造コストを低廉化する
ことができる。
【0015】このように、このバイブレータ用モータは
回転子自身が振動するため、外部に偏心ウェイトを設け
る必要がなく、シャフト10もモータ内部でヨーク2,
3,4やブラシ電極などを支持するのみのものでよい
が、より大きな振動を得たい場合には、シャフト10を
モータ外部まで延長して小型の偏心ウエイトを接続すれ
ばよい。図2は、前記モータ1のシャフト10を筐体1
aの外部に引き出した例を示す図である。同図におい
て、シャフト10の先端部に平坦部11が形成されてい
る。この平坦部11は前記ヨーク2の方向と一致してお
り、モータ1内部の回転子がどの方向に偏心しているか
を示している。この平坦部11はヨーク2すなわち切欠
部2aに向けて形成されているため、内部の回転子はこ
の平坦部11の反対側に偏心していることになる。ま
た、この平坦部11を切欠部2aと逆の方向に形成して
もよく、いずれにしてもこの平坦部11によって内部の
偏心方向を知らせることができる。
【0016】そして同図(B)では、シャフト10に偏
心ウェイト20を接続している。偏心ウェイト20は、
ほぼ半円形の厚板であり、半円の中心に前記シャフト1
0と嵌合するシャフト穴21が形成されている。このシ
ャフト穴21は平坦部11が形成されているシャフト1
0の先端部と隙間なく嵌合するように形成されているた
め、大きなトルクが掛かっても空転することがない。な
お、上記したように平坦部11はモータ1の回転子の偏
心方向と逆方向に形成されているため、前記偏心ウェイ
トはこの平坦部11の反対側になるようにシャフト10
に接続される。このように図1のバイブレータ用モータ
1に偏心ウェイト20を接続したことにより、より強い
振動を得ることができ、回転子自身が偏心していること
により、従来のように偏心ウェイト20の振動を回転子
のモーメントが打ち消すことがない。
【0017】なお、この実施形態では偏心方向を示すマ
ークとしてシャフト10に平坦部11を形成したが、マ
ークはこれに限定されるものではなく、単に目印となる
ものでもよい。
【0018】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、回転子の一部
に切欠部を設けたことにより、回転子が偏心し、モータ
自身を振動させることができる。これにより、モータに
偏心ウェイトを外付けする必要がなくなり、バイブレー
タの小型化・軽量化を実現することができる。
【0019】請求項2の発明によれば、ヨークの先端部
中央に前記切欠部を設けたことにより、回転子を偏心さ
せても固定子と回転子とで形成される磁気回路に影響を
及ぼさずモータとしての性能の低下を最小限にすること
ができる。また、ヨークの先端であるため偏心を大きく
することができ、回転したときに大きく振動させること
ができる。
【0020】さらに、請求項3の発明によれば、外部に
シャフトを設け。このシャフトにどの方向に切欠部があ
るかを示すようにしたことにより、外部に補助的な偏心
ウェイトを付加する場合でも、どの方向に偏心させれば
よいかが直ぐにわかる。また、このマークとしてシャフ
トに平坦部を形成すれば、補助ウェイトの回転時の滑り
止めにもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるバイブレータ用モー
タの内部構成図
【図2】同バイブレータ用モータにおいてシャフトを外
部まで引き出したものの斜視図
【符号の説明】
1…バイブレータ用モータ、2,3,4…ヨーク、2a
…切欠部、8,9…永久磁石、10…シャフト、11…
(マークとしての)平坦部、20…偏心ウェイト、21
…シャフト穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトまわりに均等に回転子コイルを
    配置するとともに、回転子の一部に切欠部を設けること
    により、前記シャフトまわりの回転モーメントのバラン
    スを崩したことを特徴とするバイブレータ用モータ。
  2. 【請求項2】 前記切欠部を一部のヨークの先端部に設
    けたことを特徴とする請求項1に記載のバイブレータ用
    モータ。
  3. 【請求項3】 前記シャフトを外部まで突出させ、該突
    出部に前記切欠部の位置を示すマークを設けたことを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載のバイブレータ
    用モータ。
JP35879097A 1997-12-26 1997-12-26 バイブレータ用モータ Pending JPH11191949A (ja)

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JP35879097A JPH11191949A (ja) 1997-12-26 1997-12-26 バイブレータ用モータ

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JP35879097A JPH11191949A (ja) 1997-12-26 1997-12-26 バイブレータ用モータ

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