JPH11190659A - 航空障害燈検査装置および航空障害燈検査システム - Google Patents

航空障害燈検査装置および航空障害燈検査システム

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JPH11190659A
JPH11190659A JP10190559A JP19055998A JPH11190659A JP H11190659 A JPH11190659 A JP H11190659A JP 10190559 A JP10190559 A JP 10190559A JP 19055998 A JP19055998 A JP 19055998A JP H11190659 A JPH11190659 A JP H11190659A
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JP
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aviation
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Application number
JP10190559A
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English (en)
Inventor
Koichiro Nakao
剛一郎 中尾
Masahide Ogawa
雅英 小川
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査員による航空障害燈の検査の負担および
危険を軽減でき、検査の効率化を図れる航空障害燈検査
装置を提供する。 【解決手段】 夜間に点滅あるいは点灯する航空障害燈
からの光を受光し、受光結果に応じた検出信号S24を
生成する光センサ22等と、昼夜を判定し、当該判定結
果に応じた昼夜判定信号S25を生成する24時間タイ
マ25と、検出信号S24および昼夜判定信号S25か
ら、夜間に前記航空障害燈が灯火していない場合に、異
常を示す異常判定信号S26を出力する。AND回路2
7は、異常を示す異常判定信号S26を入力すると、ヒ
ンジ29を左側に移動し、おもり31の支持を解除して
赤布を垂れ下げるソレノイド28とを単一の収納箱に収
納している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、航空障害燈の検査
を効率的に行える航空障害燈検査装置および航空障害燈
検査システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、鉄塔の頂上やビルなどの建築物
の屋上には、夜間に航空機から目視で障害物の位置を知
ることができるように、航空障害燈が設けられている。
ところで、このような航空障害燈には、断芯などの障害
が生じることがあり、従来では、検査員が航空障害燈が
点滅している夜間に実際に航空障害燈の設置場所まで行
き、目視で航空障害燈が正常に点滅しているかを定期的
に検査していた。しかしながら、例えば、山岳地などの
遠隔地の鉄塔などに航空障害燈が設置されている場合
に、作業員が夜間に航空障害燈の検査を行うことは、負
担が大きく危険である。ところで、従来の航空障害燈の
検査装置として、例えば、特開平成2−15400号に
開示されたものがある。この検査装置では、図17に示
すように、航空障害燈からの光をセンサー2で検出し、
その検出信号をライトガイド3を介して、断芯判定回路
6に伝送する。そして、断芯判定回路6にて、検出信号
に基づいて断芯の有無を判定し、その判定結果を伝送装
置7を介して、中央装置に伝送する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た図17に示す検出装置では、鉄塔などに設置した障害
燈1の検査を行う場合には、その構成から、大規模かつ
荷重の重い断芯判定回路6や伝送装置7などは鉄塔近傍
の地上に配設され、センサー2と断芯判定回路6との距
離が長く、その距離分、ライトガイド3を配設する必要
がある。従って、ライトガイド3の配設に多大な労力が
必要であると共に、高価格化してしまうという問題があ
る。
【0004】本発明は上述した従来技術の問題点に鑑み
てなされ、検査員による航空障害燈の検査の負担および
危険を軽減でき、検査の効率化を図れる航空障害燈検査
装置および航空障害燈検査システムを提供することを目
的とする。また、本発明は、その設置に伴う労力が少な
く、しかも低価格化が図れる航空障害燈検査装置および
航空障害燈検査システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
航空障害燈検査装置は、夜間に点灯あるいは点滅する航
空障害燈からの光を受光し、受光結果に応じた検出信号
を生成する受光手段と、昼夜を判定し、当該判定結果に
応じた昼夜判定信号を生成する昼夜判定手段と、前記検
出信号および前記昼夜判定信号から、夜間に前記航空障
害燈が灯火していない場合に、異常を示す異常判定信号
を出力する異常判定手段と、前記異常を示す異常判定信
号を入力すると、異常を表示し、その表示状態を保持す
る表示手段とを単一の収納箱に収納している。
【0006】本発明の航空障害燈検査装置では、夜間に
航空障害燈が正常に点灯あるいは点滅した場合には、航
空障害燈からの光が受光手段に入射し、その受光結果に
応じた検出信号が異常判定手段に出力される。また、昼
夜判定手段から異常判定手段に、夜間であることを示す
昼夜判定信号が出力される。そして、異常判定手段にお
いて、夜間に、航空障害燈が正常に点灯あるいは点滅し
ているしていると判断され、正常を示す異常判定信号が
表示手段に出力される。当該正常を示す異常判定信号が
表示手段に出力されると、表示手段では異常は表示され
ない。
【0007】これに対して、夜間に航空障害燈が正常に
点灯あるいは点滅しない場合には、航空障害燈から受光
手段には光は入射されず、その受光結果に応じた検出信
号が異常判定手段に出力される。また、昼夜判定手段か
ら異常判定手段に、夜間であることを示す昼夜判定信号
が出力される。そして、異常判定手段において、夜間
に、航空障害燈が正常に点灯あるいは点滅していないと
判断され、異常を示す異常判定信号が表示手段に出力さ
れる。当該正常を示す異常判定信号が表示手段にされる
と、表示手段では異常を示す表示が行われ、その状態が
夜間以降も保持される。
【0008】一方、昼間には、昼間であることを示す昼
夜判定信号が異常判定手段に出力され、正常を示す異常
判定信号が表示手段に出力される。
【0009】また、本発明の航空障害燈検査装置は、選
択的には、前記昼夜判定手段は、タイマである。
【0010】また、本発明の航空障害燈検査装置は、選
択的には、前記昼夜判定手段は、周囲の光を受光する受
光部を備え、当該受光部の受光結果に基づいて昼夜を判
定する。この場合、好ましくは、例えば、前記受光部
は、前記受光手段が指向された方向と反対方向に指向さ
れて配設されている。
【0011】また、本発明の航空障害燈検査装置は、好
ましくは、前記航空障害燈の点滅周期よりも長い時定数
を持ち、前記受光手段からの検出信号を、所定のレベル
を保持した検出信号として前記異常判定手段に出力する
時定数回路をさらに有する。
【0012】また、本発明の航空障害燈検査装置は、選
択的には、前記表示手段は、端部に固定されたおもりを
外側にして所定の軸に巻き付けられる表示部材と、前記
おもりを支持する係止部材と、異常を示す前記異常判定
信号を入力すると前記係止部材を移動して前記おもりの
支持を解除させる駆動部とを有する。
【0013】また、本発明の航空障害燈検査装置は、選
択的には、前記表示手段は、一方向に回転が付勢された
状態で所定の軸を中心に回動自在に固定された表示部材
と、前記表示部材の回転を係止する係止部材と、異常を
示す前記異常判定信号を入力すると前記係止部材を移動
して前記係止を解除させる駆動部とを有する。
【0014】また、本発明の航空障害燈検査装置は、好
ましくは、太陽光を受光し、当該太陽光の受光結果に応
じた蓄電用電気信号を生成する太陽光受光変換手段と、
前記蓄電用電気信号を用いて蓄電を行う電池とをさらに
有し、昼夜判定手段は、前記蓄電用電気信号を用いて昼
夜を判定行う。
【0015】また、本発明の航空障害燈検査装置は、夜
間に点灯あるいは点滅する航空障害燈からの光を受光
し、受光結果に応じた検出信号を生成する受光手段と、
昼夜を判定し、当該判定結果に応じた昼夜判定信号を生
成する昼夜判定手段と、前記検出信号および前記昼夜判
定信号から、夜間に前記航空障害燈が灯火していない場
合に、異常を示す異常判定信号を出力する異常判定手段
と、前記異常判定信号を、無線方式で送信する送信手段
とを単一の収納箱に収納している。
【0016】さらに、本発明の航空障害燈検査システム
は、航空障害燈からの光を受光し、受光結果に応じた検
出信号を生成する受光手段と、昼夜を判定し、当該判定
結果に応じた昼夜判定信号を生成する昼夜判定手段と、
前記検出信号および前記昼夜判定信号から、夜間に前記
航空障害燈が灯火していない場合に、異常を示す異常判
定信号を出力する異常判定手段と、前記異常判定信号を
無線方式で送信する送信部とを備え、単一の収納箱に収
納した複数の航空障害燈検査装置と、前記複数の航空障
害燈検査装置からの異常判定信号を受信する受信装置と
を有する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係わる
航空障害燈断芯検出装置について説明する。第1実施形態 図1は、本実施形態の航空障害燈断芯検出装置11の機
能ブロック図である。図1に示すように、航空障害燈断
芯検出装置11は、受光手段としての光検出部12、昼
夜判定手段としての昼夜判定部13、異常判定手段とし
ての断芯判定部14および表示手段としての表示部15
を有する。光検出部12は、航空障害燈からの光を検出
し、当該検出結果に応じた検出信号S12を断芯判定部
14に出力する。昼夜判定部13は、周囲の光の検出結
果や、タイマが示す時刻から、昼と夜のいずれであるか
を判定し、その昼夜判定信号S13を断芯判定部14に
出力する。
【0018】断芯判定部14は、昼夜判定信号S13が
夜であることを示すときに、検出信号S12に基づいて
航空障害燈が点滅していると判断した場合には、正常で
あることを示す判定信号S14を表示部15に出力す
る。一方、断芯判定部14は、昼夜判定信号S13が夜
であることを示すときに、検出信号S12に基づいて航
空障害燈が点滅していないと判断した場合には、異常で
あることを示す判定信号S14を表示部15に出力す
る。表示部15は、異常であることを示す判定信号S1
4を入力すると、異常を示す表示を行う。この異常を示
す表示は、夜から昼になった後も保持される。
【0019】図2は、本実施形態の航空障害燈断芯検出
装置11の具体的な構成図である。図2に示すように、
航空障害燈断芯検出装置11は、光センサ22、時定数
回路23、NOT回路24、24時間タイマ25、バッ
テリ26、AND回路27、ソレノイド28、係止部材
としてのヒンジ29、赤布30、おもり31および手動
巻き軸32を有している。図1に示す光検出部12およ
び昼夜判定部13は、それぞれ図2に示す光センサ22
および24時間タイマ25によって実現される。また、
図1に示す断芯判定部14は、時定数回路23、NOT
回路24およびAND回路27によって実現される。ま
た、図1に示す表示部15は、ソレノイド28、ヒンジ
29、赤布30およびおもり31によって実現される。
【0020】光センサ22は、例えば、CdS(硫化カ
ドミウム)セルやフォトダイオードなどを用いて構成さ
れ、入射して結像した光の光強度に応じた検出信号S2
2を時定数回路23に出力する。具体的には、光センサ
22は、点滅式の航空障害燈21が点灯しているときに
ハイレベルの検出信号S22を出力し、航空障害燈21
が消滅しているときにローレベルの検出信号S22を出
力する。時定数回路23は、例えば、航空障害燈21の
点滅周期よりも長い時定数を持つ回路であり、航空障害
燈21が点滅しているときに、航空障害燈21が点灯し
ている期間に相当するパルス幅のパルス信号である検出
信号S22から、一定以上のレベルを継続して保持する
検出信号S23を生成し、これをNOT回路24に出力
する。
【0021】NOT回路24は、検出信号S23を反転
した検出信号S24をAND回路27に出力する。24
時間タイマ25は、例えば予め記憶された各季節の昼夜
の時間帯と、現在の月日および時刻とに基づいて、現在
の時刻が夜および昼のいずれであるかを判断し、夜であ
るときにハイレベルを示し、昼であるときにローレベル
を示す昼夜判定信号S25を断芯判定部14に出力す
る。
【0022】AND回路27は、検出信号S24および
昼夜判定信号S25の双方がハイレベルのときにハイレ
ベルとなり、それ以外のときにローレベルとなる判定信
号S27をソレノイド28に出力する。具体的には、A
ND回路27は、夜間に航空障害燈21が消えている場
合に、ハイレベルを示す判定信号S27をソレノイド2
8に出力する。バッテリ26は、例えば、太陽光によっ
て得られた電荷をコンデンサに蓄える太陽電池である。
【0023】ソレノイド28は、例えば、コイルと磁石
とで構成され、判定信号S27がローレベルからハイレ
ベルに切り換わった瞬間にヒンジ29を引き込め、ヒン
ジ29を図2に示す右の位置から矢印の方向に図3に示
す左の位置まで移動させる。赤布30は、赤色の細長い
布を手動巻き軸32に巻き付けて、外側の端部におもり
31が固定されている。ヒンジ29は、図2に示す右の
位置にあるときに、赤布30のおもり31を支持してお
り、図3に示す左の位置に移動することで、おもり31
の支持を解除する。ヒンジ29によるおもり31の支持
が解除されると、図3に示すように、おもり31が重力
に従って落ち、それに応じて手動巻き軸32が回転して
赤布30が垂れ下がる。
【0024】図4は、図2に示す構成要素を収納する収
納箱40であり、(A)は正面図、(B)は側面図、
(C)は底面図である。航空障害燈断芯検出装置11で
は、図2に示す構成要素は、図4に示すように、収納箱
40に収納されている。収納箱40には、航空障害燈2
1からの光が光センサ22に入射されるように開口部4
2が設けられている。また、手動巻き軸32の一端部
は、収納箱40の外側に突き出ている。検査員は、赤布
30が垂れ下がっている場合に、故障箇所を修理した後
に、手などで手巻き軸32を回転して、赤布30を巻き
付け、ヒンジ29で再固定する。
【0025】収納箱40は、図5に示すように、鉄塔脚
45に配設された航空障害燈21の近傍に、航空障害燈
21からの光が開口部42を介して光センサ22に入射
される姿勢で配設される。すなわち、航空障害燈21と
開口部42とが対向して位置するように、収納箱40を
配置する。
【0026】以下、航空障害燈断芯検出装置11の動作
について説明する。昼間 昼間は、24時間タイマ25からローレベルを示す昼夜
判定信号S25がAND回路27に出力される。従っ
て、AND回路27から出力される判定信号S27はロ
ーレベルになり、ソレノイド28はヒンジ29を図2中
右側の位置に保持する。そのため、おもり31はヒンジ
29によって支持され、図2に示すように、赤布30は
手動巻き軸32に巻き付けられた状態となる。
【0027】夜間 夜間は、24時間タイマ25からハイレベルを示す昼夜
判定信号S25がAND回路27に出力される。 〔航空障害燈21が点滅している場合〕この場合には、
航空障害燈21からの光が光センサ22に入射され、光
センサ22から時定数回路23にパルス信号の検出信号
S22が出力される。この検出信号S22は、時定数回
路23において所定のレベル以上に保持され、検出信号
S23としてNOT回路24に出力される。検出信号S
23は、NOT回路24にて反転され、ローレベルを示
す検出信号S24としてAND回路27に出力される。
従って、AND回路27からローレベルを示す判定信号
S27がソレノイド28に出力される。その結果、ソレ
ノイド28はヒンジ29を図2に示す右側の位置に保持
し、おもり31はヒンジ29によって支持され、図2に
示すように、赤布30は手動巻き軸32に巻き付けられ
た状態を保持する。
【0028】〔航空障害燈21が消えている場合〕この
場合には、航空障害燈21からの光は光センサ22に入
射されず、光センサ22から時定数回路23にローレベ
ルを示す検出信号S22が出力される。そして、時定数
回路23からNOT回路24にローレベルを示す検出信
号S23が出力される。この検出信号S23は、NOT
回路24にて反転され、ハイレベルを示す検出信号S2
4としてAND回路27に出力される。従って、AND
回路27からハイレベルを示す判定信号S27がソレノ
イド28に出力される。その結果、ソレノイド28はヒ
ンジ29を図3に示す左側の位置に移動し、ヒンジ29
によるおもり31の支持が解除され、おもり31に重さ
によって、図3に示すように、赤布30が手動巻き軸3
2を中心として回転して垂れ下がる。この状態は、夜か
ら昼になった後も継続して保持される。
【0029】以上説明したように、航空障害燈断芯検出
装置11によれば、夜間に航空障害燈21が点滅してい
ない場合に、図3に示すように赤布30が垂れ下がり、
その状態が昼になっても保持される。従って、検査員
は、昼間に航空障害燈断芯検出装置11の近傍に行け
ば、航空障害燈21が夜間に正常に点滅したか否かを知
ることができる。すなわち、航空障害燈21の検査を、
夜間に行う必要がない。また、検査員は、航空障害燈2
1が配設された位置まで行かなくても、赤布30が垂れ
下がっているか否かを判断できる位置まで行けば、夜間
に航空障害燈21が点滅したか否かを知ることができ
る。そのため、航空障害燈21の巡視などの作業が安全
にしかも効率的に行える。また、航空障害燈断芯検出装
置11によれば、全ての構成要素が収納箱40内に収納
されているため、鉄塔脚45への配設作業を簡単に行え
る。
【0030】第2実施形態 図6は、本実施形態の航空障害燈断芯検出装置61の具
体的な構成図である。図6に示すように、航空障害燈断
芯検出装置61は、光センサ22、時定数回路23、N
OT回路24、バッテリ26、AND回路27、ソレノ
イド28、ヒンジ29、赤布30、おもり31、手動巻
き軸32、光センサ62およびNOT回路63を有して
いる。図6に示す構成要素のうち図2と同じ符号を付し
たものは、前述した第1実施形態で説明したものと同じ
である。航空障害燈断芯検出装置61では、図1に示す
昼夜判定部13は、光センサ62およびNOT回路63
によって実現される。
【0031】光センサ62は、光センサ22と同様に、
例えば、CdS(硫化カドミウム)セルやフォトダイオ
ードなどを用いて構成され、入射した光の光強度に応じ
た検出信号S62をNOT回路63に出力する。具体的
には、検出信号S22は、周囲が明るいとき、すなわち
昼間にハイレベルになり、周囲が暗いとき、すなわち夜
にローレベルになる。NOT回路63は、検出信号S6
2を反転した検出信号S63をAND回路27に出力す
る。航空障害燈断芯検出装置61の収納箱65には、図
7に示すように、航空障害燈21からの光を光センサ2
2に入射させるための開口部42と、周囲の光を光セン
サ62に入射させるための開口部66とが形成されてい
る。ここで、開口部42と開口部66とは、航空障害燈
21からの光が光センサ62に入射しないように、収納
箱65の反対側の側面に形成されている。これにより、
夜間に、航空障害燈21からの光が光センサ62に入射
して検出信号S62がハイレベルになり、昼夜が誤って
判定されることが回避される。
【0032】航空障害燈断芯検出装置61によれば、前
述した第1実施形態の航空障害燈断芯検出装置11と同
様の効果を得ることができる。
【0033】第3実施形態 図8は、本実施形態の航空障害燈断芯検出装置71の具
体的な構成図である。図8および図9に示すように、航
空障害燈断芯検出装置71は、光センサ22、時定数回
路23、NOT回路24、24時間タイマ25、バッテ
リ26、AND回路27、無線データ送信部72および
アンテナ73を有している。図8に示す光センサ22、
時定数回路23、NOT回路24、24時間タイマ2
5、バッテリ26およびAND回路27は、図1を用い
て前述した第1実施形態のものと同じである。
【0034】無線データ送信部72は、AND回路27
からの判定信号S27に応じたレベルの無線信号S73
をアンテナ73を介して受信装置77に送信する。な
お、無線データ送信部72には、ラッチングリレー回路
などが内蔵され、判定信号S27がハイレベルになる
と、ハイレベルを保持した無線信号S73が継続して送
信される。航空障害燈断芯検出装置71は、例えば、山
岳地の鉄塔などに設けられ、鉄塔の下部や点検用車両や
保守を担当している管理センタなどに設けられた受信装
置77との間で無線方式の通信を行う。
【0035】受信装置77は、アンテナ74、無線デー
タ受信部75およびLED表示部76を有する。無線デ
ータ受信部75は、アンテナ74を介して受信した無線
信号S73が示すレベルを判定し、ハイレベルである場
合には故障を示す判定信号S75をLED表示部76に
出力し、ローレベルである場合には正常であることを示
す判定信号S75をLED表示部76に出力する。
【0036】LED表示部76は、故障を示す判定信号
S75を入力すると故障であることを示す表示を行い、
正常であることを示す判定信号S75を入力すると正常
であることを示す表示を行う。
【0037】以上説明したように、航空障害燈断芯検出
装置71によれば、例えば、遠隔地の鉄塔脚45に設置
された航空障害燈21の故障判定結果を示す無線信号S
73を、無線方式で、例えば鉄塔の下部や点検用車両や
保守を担当している管理センタなどに配設された受信装
置77に送信できることから、検査員が鉄塔の上や遠隔
地まで航空障害燈21の検査に行く必要がなく、検査の
安全性および効率を高めることができる。また、航空障
害燈断芯検出装置71によれば、無線データ送信部72
にラッチングリレー回路が設けられているため、検査員
は、夜間に判定された結果を、昼間にLED表示部76
の表示から知ることができる。
【0038】第4実施形態 図10は、本実施形態の航空障害燈断芯検出装置81の
具体的な構成図である。航空障害燈断芯検出装置81
は、図10に示すように、光センサ22、時定数回路2
3、NOT回路24、バッテリ26、AND回路27、
無線データ送信部72、光センサ62およびNOT回路
63と、図9に示すアンテナ73とを有している。図8
に示す光センサ22、時定数回路23、NOT回路2
4、バッテリ26およびAND回路27は、図1を用い
て前述した第1実施形態のものと同じである。また、光
センサ62およびNOT回路63は、図6を用いて前述
した第2実施形態のものと同じである。さらに、無線デ
ータ送信部72は、図8を用いて前述した第3実施形態
のものと同じである。航空障害燈断芯検出装置81で
は、昼夜の判定を光センサ62からの検出信号S62に
基づいて行い、無声データ送信部72から図9に示す受
信装置77に、航空障害燈21の故障判定結果を示す無
線信号S73を無線方式で送信する。
【0039】航空障害燈断芯検出装置81によれば、前
述した第3実施形態の航空障害燈断芯検出装置71と同
様の効果を得ることができる。
【0040】第5実施形態 図11は、本実施形態の航空障害燈断芯検出システム9
1のシステム構成図である。図11に示すように、航空
障害燈断芯検出システム91は、例えば、遠隔地の鉄塔
脚45に設置された複数の航空障害燈のそれそれに対応
して複数の航空障害燈断芯検出装置71が設けられ、各
航空障害燈断芯検出装置71から対応する光信号伝送部
92に判定信号S71出力される。複数の光信号伝送部
92は、光ファイバ95を介して例えば受信装置97に
接続されており、判定信号S71を光信号S92に変換
して受信装置97に出力する。
【0041】受信装置97は、光信号受信部93および
LED表示部76を有し、光ファイバ95を介して受信
した光信号S92が示すレベルを判定し、ハイレベルで
ある場合には故障を示す判定信号S93をLED表示部
76に出力し、ローレベルである場合には正常であるこ
とを示す判定信号S93をLED表示部76に出力す
る。LED表示部76は、故障を示す判定信号S93を
入力すると故障であることを示す表示を行い、正常であ
ることを示す判定信号S93を入力すると正常であるこ
とを示す表示を行う。
【0042】航空障害燈断芯検出システム91によれ
ば、複数の航空障害燈21の検査結果を、単数の受信装
置97において一括して管理することができる。そのた
め、検査員は、受信装置97まで行けば、複数の航空障
害燈21の検査結果を知ることができ、検査効率を高め
ることができる。
【0043】第6実施形態 図12は、本実施形態の航空障害燈断芯検出システム1
01のシステム構成図である。図12に示すように、航
空障害燈断芯検出システム101は、鉄塔脚45に設置
された複数の航空障害燈21のそれぞれの近傍に、図8
および図9を用いて前述した航空障害燈断芯検出装置7
1を配置した構成をしている。また、鉄塔脚45の下に
は受信装置77が配設されている。
【0044】複数の航空障害燈断芯検出装置71は、そ
れぞれアンテナ73を介して、判定信号S27に応じた
無線信号S73を無線方式で受信装置77に送信する。
受信装置77は、無線信号S73をアンテナ74を介し
て受信し、受信した無線信号S73が示すレベルを判定
し、ハイレベルである場合には故障を示す判定信号S7
5をLED表示部76に出力し、ローレベルである場合
には正常であることを示す判定信号S75をLED表示
部76に出力する。LED表示部76は、故障を示す判
定信号S75を入力すると故障であることを示す表示を
行い、正常であることを示す判定信号S75を入力する
と正常であることを示す表示を行う。
【0045】また、航空障害燈断芯検出システム101
では、受信装置77に集められた複数の航空障害燈断芯
検出装置71からの無線信号S73を、鉄塔脚45の最
上部付近に配設された地線であるOPGW(Optical fib
er composited Ground Wire)あるいは配電添架ケーブル
などを介して、受光装置から保守点検を担当している管
理センタに伝送する。航空障害燈断芯検出システム10
1によれば、管理センタにおいて、遠隔地に配設された
複数の航空障害燈21の検査結果を一括して管理するこ
とができる。
【0046】第7実施形態 図13は、本実施形態の航空障害燈断芯検出装置211
の機能ブロック図である。図13に示すように、航空障
害燈断芯検出装置211は、受光手段としての光検出部
12、太陽光受光変換手段としての太陽電池電源部21
3、異常判定手段としての断芯判定部14および表示手
段としての表示部215を有する。光検出部12は、航
空障害燈からの光を検出し、当該検出結果に応じた検出
信号S12を断芯判定部14に出力する。太陽電池電源
部213は、受光した太陽光を直流電圧に変換し、当該
変換した直流電圧に応じた蓄電用電気信号S213を断
芯判定部14に出力する。
【0047】断芯判定部14は、蓄電用電気信号S21
3に基づいて昼夜を判定し、夜であると判定したとき
に、検出信号S12に基づいて航空障害燈が点滅してい
ると判断した場合には、正常であることを示す判定信号
S14を表示部215に出力する。一方、断芯判定部1
4は、蓄電用電気信号S213に基づいて夜であると判
定したときに、検出信号S12に基づいて航空障害燈が
点滅していないと判断した場合には、異常であることを
示す判定信号S14を表示部215に出力する。表示部
215は、異常であることを示す判定信号S14を入力
すると、異常を示す表示を行う。この異常を示す表示
は、夜から昼になった後も保持される。
【0048】図14は、本実施形態の航空障害燈断芯検
出装置211の具体的な構成図である。図14に示すよ
うに、航空障害燈断芯検出装置211は、光センサ2
2、時定数回路23、NOT回路24、太陽電池パネル
220、タイマ225、バッテリ226、AND回路2
7、ソレノイド28、ヒンジ29、表示バー230、回
転板231および回転軸232を有している。図13に
示す光検出部12は、図14に示す光センサ22によっ
て実現される。図13に示す太陽電池電源部213は、
図14に示す太陽電池パネル220によって実現され
る。また、図13に示す断芯判定部14は、時定数回路
23、NOT回路24、AND回路27、タイマ225
およびバッテリ226によって実現される。また、図1
3に示す表示部15は、ソレノイド28、ヒンジ29、
表示バー230、回転板231および回転軸232によ
って実現される。
【0049】光センサ22は、例えば、CdS(硫化カ
ドミウム)セルやフォトダイオードなどを用いて構成さ
れ、入射して結像した光の光強度に応じた検出信号S1
2を時定数回路23に出力する。具体的には、光センサ
22は、点滅式の航空障害燈21が点灯しているときに
ハイレベルの検出信号S12を出力し、航空障害燈21
が消滅しているときにローレベルの検出信号S12を出
力する。時定数回路23は、例えば、航空障害燈21の
点滅周期よりも長い時定数を持つ回路であり、航空障害
燈21が点滅しているときに、航空障害燈21が点灯し
ている期間に相当するパルス幅のパルス信号である検出
信号S12から、一定以上のレベルを継続して保持する
検出信号S23を生成し、これをNOT回路24に出力
する。NOT回路24は、検出信号S23を反転した検
出信号S24をAND回路27に出力する。
【0050】太陽電池パネル220は、太陽光を効率的
に受光できるように配置されており、例えば半導体が持
つ光起電力効果を利用して、受光した太陽光を直流電圧
に変換し、当該変換によって得られた直流電圧に応じた
蓄電用電気信号S213をタイマ225およびバッテリ
226に出力する。タイマ225は、太陽電池パネル2
20から入力した蓄電用電気信号S213の電圧レベル
を監視し、当該電圧レベルが所定の基準値以下となった
時刻から例えば4時間をカウントし、4時間をカウント
した後、例えば3時間の間、ハイレベルを保持する昼夜
判定信号S225を断芯判定部14に出力する。これに
より、昼夜判定信号S225がハイレベルのときは、夜
間であることが保証される。
【0051】AND回路27は、検出信号S24および
昼夜判定信号S225の双方がハイレベルのときにハイ
レベルとなり、それ以外のときにローレベルとなる判定
信号S14をソレノイド28および図示しないディスプ
レイに出力する。具体的には、AND回路27は、夜間
に航空障害燈21が消えている場合に、ハイレベルを示
す判定信号S14をソレノイド28に出力する。バッテ
リ226は、例えば、太陽電池電源部213からの蓄電
用電気信号S213に応じて得られた電荷をコンデンサ
に蓄積する。バッテリ226は、航空障害燈断芯検出装
置211の各構成要素に必要な電力を供給する。
【0052】ソレノイド28は、例えば、コイルと磁石
とで構成され、判定信号S14がローレベルからハイレ
ベルに切り換わった瞬間にヒンジ29を引き込み、ヒン
ジ29を図14に示す回転板231の切り欠き部231
aと係合する位置から、図15に示す切り欠き部231
aと係合しない位置まで,図14中左方向に移動させ
る。回転板231は、回転軸232を中心に回転自在に
固定されており、ヒンジ29の先端部と係合可能な切り
欠き部231aを有すると共に、表示バー230が固定
されている。回転板231は、例えば、切り欠き部23
1aとヒンジ29の先端部とが係合しているときに、図
16に示すように、表示バー230の自重によって図1
6中右回りに付勢された回転が、ヒンジ29によって係
止された状態になっている。このとき、表示バー230
は、遠方から見ると地表に対して略垂直に位置してい
る。回転板231は、切り欠き部231aとヒンジ29
の先端部との係合が解除されたときに、図16中矢印の
方向に向かって回転し、図15に示すように、表示バー
230は、地表と略水平に位置する。
【0053】以下、航空障害燈断芯検出装置211の動
作について説明する。昼間 昼間は、太陽電池パネル220で太陽光が受光され、基
準値以上の直流電圧を示す蓄電用電気信号S213が、
太陽電池パネル220からタイマ225に出力される。
そのため、タイマ225ではカウントは行われず、タイ
マ225からAND回路27に出力される昼夜判定信号
S225はローレベルになる。従って、AND回路27
から出力される判定信号S27はローレベルになり、ソ
レノイド28はヒンジ29を図14に示す位置に保持
し、回転板231の回転がヒンジ29によって係止され
る。その結果、表示バー230は、図14に示すよう
に、地表に対して垂直に位置する。
【0054】夜間 夜間になると、太陽電池パネル220で太陽光が受光さ
れなくなり、基準値以下の直流電圧を示す蓄電用電気信
号S213が、太陽電池パネル220からタイマ225
に出力される。次に、タイマ225において、蓄電用電
気信号S213が示す電圧レベルが所定の基準値以下と
なった時刻から例えば4時間がカウントされ、4時間が
カウントされた後、例えば3時間の間、ハイレベルを保
持する昼夜判定信号S225が断芯判定部14に出力さ
れる。そして、昼夜判定信号S225がハイレベルのと
きに、以下に示すように処理が行われる。
【0055】〔航空障害燈21が点滅している場合〕こ
の場合には、航空障害燈21からの光が光センサ22に
入射され、光センサ22から時定数回路23にパルス信
号の検出信号S12が出力される。この検出信号S12
は、時定数回路23において所定のレベル以上に保持さ
れ、検出信号S23としてNOT回路24に出力され
る。検出信号S23は、NOT回路24にて反転され、
ローレベルを示す検出信号S24としてAND回路27
に出力される。従って、AND回路27からローレベル
を示す判定信号S14がソレノイド28に出力される。
その結果、ソレノイド28はヒンジ29を図14に示す
位置に継続して保持し、回転板231の切り欠き部23
1aとヒンジ29とが係合した状態で、表示バー230
が地表に対して略垂直に位置する。
【0056】〔航空障害燈21が消えている場合〕この
場合には、航空障害燈21からの光は光センサ22に入
射されず、光センサ22から時定数回路23にローレベ
ルを示す検出信号S12が出力される。そして、時定数
回路23からNOT回路24にローレベルを示す検出信
号S23が出力される。この検出信号S23は、NOT
回路24にて反転され、ハイレベルを示す検出信号S2
4としてAND回路27に出力される。従って、AND
回路27からハイレベルを示す判定信号S14がソレノ
イド28に出力される。その結果、ソレノイド28はヒ
ンジ29を図15に示す位置に移動し、回転板231の
切り欠き部231aとヒンジ29との係合が解除され、
表示バー230の重さによって回転板231が回転し、
図15に示すように、表示バー230が地表と略水平に
位置する。この表示バー230の位置は、昼間になって
も継続して保持される。
【0057】以上説明したように、航空障害燈断芯検出
装置211によれば、夜間に航空障害燈21が点滅して
いない場合に、図15に示すように表示バー230が地
表と水平に位置し、その状態が昼になっても保持され
る。従って、検査員は、昼間に航空障害燈断芯検出装置
211の近傍に行けば、地表に対して表示バー230が
垂直および水平のいずれの状態にあるかを見れば、夜間
に航空障害燈21が正常に点滅したか否かを知ることが
できる。すなわち、航空障害燈21の検査を、夜間に行
う必要がない。また、検査員は、航空障害燈21が配設
された位置まで行かなくても、表示バー230の位置を
判断できる場所まで行けば、夜間に航空障害燈21が点
滅したか否かを知ることができる。そのため、航空障害
燈21の巡視などの作業が安全にしかも効率的に行え
る。また、航空障害燈断芯検出装置211によれば、太
陽電池パネル220からの蓄電用電気信号S213を昼
夜判定に用いることができるので、特別な昼夜判定手段
を用いることなく、昼夜判定を行うことができ、かつ装
置の小規模化も実現できる。また、昼夜判定を行うため
に、定期的な時刻設定を行うことなく、夜間の一定長の
時間に、障害燈21の断芯検出を行うことができる。
【0058】本発明は上述した実施形態には限定されな
い。例えば、上述した実施形態では、表示手段として、
図2に示すように、細長い赤布を垂れ下げる場合を例示
したが、布の形状および色は任意であり、その表示状態
を昼になっても保持できるものであれば、表示用の旗や
ラッチングリレーの接点出力などであってもよい。ま
た、ヒンジ29による赤布30の支持を解除するする手
段は、ソレノイドの他、電動式モータなどであってもよ
い。
【0059】また、上述した実施形態では、航空障害燈
21として点滅式のものを例示したが、航空障害燈21
は、夜間に継続して点灯しているものであってもよい。
この場合には、時定数回路23は不要となる。
【0060】また、上述した実施形態では、遠隔地の鉄
塔脚に配設された航空障害燈21を検査する場合を例示
したが、本発明は、例えば、都心のビルなどの建造物に
配設された航空障害燈を検査する場合にも適用できる。
【0061】また、本発明の航空障害燈断芯検出装置
は、例えば、図2に示す航空障害燈断芯検出装置11の
AND回路27の出力端子に、図8に示す無線データ送
信部72を接続し、赤布30による表示と、無線信号に
よる通知とを組み合わせた形態にしてもよい。
【0062】なお、受光手段として航空障害燈21から
入射した光に応じて抵抗値が変化する第1の抵抗を設
け、昼夜判定手段として周囲から入射した光に応じて抵
抗値が変化する第2の抵抗を設け、第1の抵抗および第
2の抵抗を直列に接続し、電圧あるいは電流を監視する
ことで、航空障害燈21の異常を判定する構成によって
も、本発明の目的は達成される。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の航空障害
燈検査装置および航空障害燈検査システムによれば、夜
間に航空障害燈が点滅していない場合に、その異常を示
す表示が表示手段で行われ、その表示状態が昼になって
も保持される。従って、検査員は、昼間に航空障害燈断
芯検出装置の近傍に行けば、航空障害燈が夜間に正常に
点滅したか否かを知ることができる。そのため、検査員
による航空障害燈の巡視などの作業が安全にしかも効率
的に行える。また、本発明の航空障害燈検査装置によれ
ば、単一の収納箱に全ての構成要素が収納することが可
能であり、この場合に、鉄塔脚などへの配設作業を簡単
に行える。また、本発明の航空障害燈検査装置および航
空障害燈検査システムによれば、前記異常判定信号を、
無線方式で送信するため、障害燈検査装置の検査結果を
離れた場所で管理でき、検査作業の効率化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態の航空障害燈断
芯検出装置の機能ブロック図である。
【図2】図2は、本発明の第1実施形態の航空障害燈断
芯検出装置の具体的な構成図である。
【図3】図3は、図2に示す航空障害燈断芯検出装置に
おいて、赤布が垂れ下がったときの状態を示す図であ
る。
【図4】図4は、図2に示す構成要素を収納する収納箱
であり、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は底
面図である。
【図5】図5は、図4に示す収納箱を鉄塔脚に設置した
ときの図であり、(A)は航空障害燈が正常のときを示
し、(B)は航空障害燈が断芯しているときを示す。
【図6】図6は、本発明の第2実施形態の航空障害燈断
芯検出装置の具体的な構成図である。
【図7】図7は、図6に示す構成要素を収納する収納箱
であり、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は底
面図である。
【図8】図8は、本発明の第3実施形態の航空障害燈断
芯検出装置の具体的な構成図である。
【図9】図9は、図8に示す航空障害燈断芯検出装置の
通信形態を説明するための図である。
【図10】図10は、本発明の第4実施形態の航空障害
燈断芯検出装置の具体的な構成図である。
【図11】図11は、本発明の第5実施形態の航空障害
燈断芯検出システムのシステム構成図である。
【図12】図12は、本発明の第6実施形態の航空障害
燈断芯検出システムのシステム構成図である。
【図13】図13は、本発明の第7実施形態の航空障害
燈断芯検出装置の機能ブロック図である。
【図14】図14は、本発明の第7実施形態の航空障害
燈断芯検出装置の具体的な構成図である。
【図15】図15は、図14に示すヒンジと回転板の切
り欠き部との係合が解除された状態での表示バーの位置
を説明するための図である。
【図16】図16は、図14に示す矢印Aの方向から見
た回転板および表示バーを説明するための図である。
【図17】図17は、従来の航空障害燈の検査装置を説
明するための図である。
【符号の説明】
11,61,81…航空障害燈断芯検出装置、12…光
検出部、13…昼夜判定部、14…断芯判定部、15…
表示部、21…航空障害燈、22,62…光センサ、2
3…時定数回路、24,63…NOT回路、25…24
時間タイマ、26…バッテリ、27…AND回路、28
…ソレノイド、29…ヒンジ、30…赤布、31…おも
り、32…手動巻き軸、40…収納箱、42,66…開
口部、45…鉄塔脚、72…無線データ送信部、73,
74…アンテナ、75…無線データ受信部、76…LE
D表示部、92…光信号伝送部、93…光信号受信部、
95…光ファイバ、220…太陽電池パネル、225…
タイマ、226…バッテリ、230…表示バー、231
…回転板、231a…切り欠き部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】夜間に点滅あるいは点灯する航空障害燈か
    らの光を受光し、受光結果に応じた検出信号を生成する
    受光手段と、 昼夜を判定し、当該判定結果に応じた昼夜判定信号を生
    成する昼夜判定手段と、 前記検出信号および前記昼夜判定信号から、夜間に前記
    航空障害燈が灯火していない場合に、異常を示す異常判
    定信号を出力する異常判定手段と、 前記異常を示す異常判定信号を入力すると、異常を表示
    し、その表示状態を保持する表示手段とを備えた航空障
    害燈検査装置。
  2. 【請求項2】前記表示手段は、端部に固定されたおもり
    を外側にして所定の軸に巻き付けられる表示部材と、前
    記おもりを支持する係止部材と、異常を示す前記異常判
    定信号を入力すると前記係止部材を移動して前記おもり
    の支持を解除させる駆動部とを有する請求項1に記載の
    航空障害燈検査装置。
  3. 【請求項3】前記表示手段は、一方向に回転が付勢され
    た状態で所定の軸を中心に回動自在に固定された表示部
    材と、前記表示部材の回転を係止する係止部材と、異常
    を示す前記異常判定信号を入力すると前記係止部材を移
    動して前記係止を解除させる駆動部とを有する請求項1
    に記載の航空障害燈検査装置。
  4. 【請求項4】夜間に点灯あるいは点滅する航空障害燈か
    らの光を受光し、受光結果に応じた検出信号を生成する
    受光手段と、 昼夜を判定し、当該判定結果に応じた昼夜判定信号を生
    成する昼夜判定手段と、 前記検出信号および前記昼夜判定信号から、夜間に前記
    航空障害燈が灯火していない場合に、異常を示す異常判
    定信号を出力する異常判定手段と、 前記異常判定信号を、無線方式で送信する送信手段とを
    備えた航空障害燈検査装置。
  5. 【請求項5】前記昼夜判定手段は、タイマである請求項
    1または請求項4に記載の航空障害燈検査装置。
  6. 【請求項6】前記昼夜判定手段は、周囲の光を受光する
    受光部を備え、当該受光部の受光結果に基づいて昼夜を
    判定する請求項1または請求項4に記載の航空障害燈検
    査装置。
  7. 【請求項7】前記受光部は、前記受光手段が指向された
    方向と反対方向に指向されて配設されている請求項6に
    記載の航空障害燈検査装置。
  8. 【請求項8】前記航空障害燈の点滅周期よりも長い時定
    数を持ち、前記受光手段からの検出信号を、所定のレベ
    ルを保持した検出信号として前記異常判定手段に出力す
    る時定数回路をさらに有する請求項1または請求項4に
    記載の航空障害燈検査装置。
  9. 【請求項9】太陽光を受光し、当該太陽光の受光結果に
    応じた蓄電用電気信号を生成する太陽光受光変換手段
    と、 前記蓄電用電気信号を用いて蓄電を行う電池とをさらに
    有し、 昼夜判定手段は、前記蓄電用電気信号を用いて昼夜を判
    定行う請求項1または請求項4に記載の航空障害燈検査
    装置。
  10. 【請求項10】航空障害燈からの光を受光し、受光結果
    に応じた検出信号を生成する受光手段と、昼夜を判定
    し、当該判定結果に応じた昼夜判定信号を生成する昼夜
    判定手段と、前記検出信号および前記昼夜判定信号か
    ら、夜間に前記航空障害燈が灯火していない場合に、異
    常を示す異常判定信号を出力する異常判定手段と、前記
    異常判定信号を無線方式で送信する送信部とを備え、単
    一の収納箱に収納した複数の航空障害燈検査装置と、 前記複数の航空障害燈検査装置からの異常判定信号を受
    信する受信装置とを有する航空障害燈検査システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010244716A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 Ichikoh Ind Ltd 灯具用駆動回路
JP2018096701A (ja) * 2016-12-08 2018-06-21 株式会社ジェイテクト 光検知装置及び設備管理システム
JP2020074304A (ja) * 2019-12-26 2020-05-14 株式会社ジェイテクト 設備管理システム

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