JPH1118941A - 電子レンジ炊飯器および電子レンジ炊飯方法 - Google Patents

電子レンジ炊飯器および電子レンジ炊飯方法

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JPH1118941A
JPH1118941A JP9207015A JP20701597A JPH1118941A JP H1118941 A JPH1118941 A JP H1118941A JP 9207015 A JP9207015 A JP 9207015A JP 20701597 A JP20701597 A JP 20701597A JP H1118941 A JPH1118941 A JP H1118941A
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JP
Japan
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rice
container
rice cooker
microwave
cooking
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JP9207015A
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English (en)
Inventor
Tsunehisa Namiki
恒久 並木
Mutsumi Hirano
睦 平野
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間でムレ臭のない良好な炊飯を得ること
ができる電子レンジ炊飯器と、炊飯方法を提供する。 【解決手段】 含気した状態で密封し加圧加熱して一次
炊飯と殺菌を行った含水量が50重量%〜65重量%で
ある一次炊飯米包装体と、一次炊飯米100gに対して
25g〜45gの添加水をプラスチックシートで形成し
た袋に内蔵した添加水包装体とを、誘電体で形成した、
開口部の外周にフランジを配置した容器本体と、誘電体
で形成した、外周にスカートを配置したフランジを設
け、内周壁と外周のスカートの間隙に容器本体のフラン
ジを着脱自在に嵌合した蓋体とからなる、炊飯容器に収
納してなる、電子レンジ炊飯器であり、この炊飯器を用
いた炊飯方法も含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗米や水を内蔵した
電子レンジを用いて炊飯を行う電子レンジ炊飯器と、こ
の炊飯器を用いて電子レンジで炊飯を行う方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来炊飯は、米を洗って、水を含浸させ
てから、金属もしくは陶器の釜や鍋を用い、ガス、電気
等の熱源により外部より加熱して行うのが普通に行われ
ている方法である。これ等の炊飯は加熱を、徐々に行う
ことができ、初期は特に徐々に加熱し、中期は強く加熱
し、後期は弱く加熱してむらす、という炊飯の良好な条
件で行うことができるが、炊飯の準備に時間と手数がか
かるという欠点があった。近年は炊事に長時間をかける
ことが難しくなり、一方急速な調理を行う電子レンジが
普及したので電子レンジにより急速に炊飯を行うことが
要求されてきた。誘電体製電子レンジ炊飯器も発売され
ているが、1合のお米を炊飯する工程は米を水洗後、2
0分以上の含水させ、その後電子レンジで10分の加
熱、さらに10分から15分の蒸らし時間が必要で、通
常電子レンジ炊飯の場合、40分から45分の時間が必
要であると報告されている。
【0003】最近、時間と手間のかかる、洗米や含水工
程を省略し、電子レンジで再加熱することによって短時
間に簡単に食するレトルト米飯、無菌米飯等が昔及して
いるが、これらの完成米飯では「釜めし」や具を米飯に
のせた「どんぶりめし」などは不可能である。すなわ
ち、「釜めし」の特徴は米粒の表面と中心とで味の濃さ
が異なり、米粒の中心は味が薄く、米粒の表面の味は濃
いことが釜めしの旨さである。また米飯に具をのせた
「どんぶりめし」についても、具の味がごはん全体に均
一ではなく、どんぶり内の場所により異なることが「ど
んぶりめし」の旨さである。レトルト米飯や無菌米飯で
は米粒及び場所による味の濃淡はできず、本来の「釜め
し」及び「どんぶりめし」の旨さは得られない。そし
て、時間と手間のかかる、洗米したり水を含浸する工程
も省略することが求められている。
【0004】電子レンジにより炊飯の初期のゆるやかな
加熱を行うために、米と水を入れた容器の外側に外容器
を設け、これに水を入れて容器と外容器の間に水の層を
形成して急激な加熱を防止し、併せて保温することが提
案された。(例えば特開平8−453号公報、特開平8
−52069号公報)。しかしながらこのようなマイク
ロ波の遮断層を設けると炊飯中期の高い加熱が不充分と
なる傾向がみられる。また、容器本体の開口部に中蓋を
被せその上に外蓋を被せて両者間に空隙を形成し中蓋の
孔を通ってこの空隙に入った水蒸気を冷却して液化し容
器本体に戻して容器内の急激な加熱を防止することが特
開平6−141969号公報で提案されている。しかし
ながらこの炊飯器では中蓋が固定されているため米と中
蓋の距離を調節することができず、少量の米を炊くとき
も多量の米を炊くときも中蓋の位置は変わらない。その
ため米と中蓋の間に適切な空間を形成することができな
いので良好な飯が得られない傾向が大きい。
【0005】炊飯においては米に必要な水を含浸させる
こと、米と水の量、炊く米の量と炊飯器の大きさの関係
等が重要である。米を炊く方法には炊乾し法、湯取り法
等があるが、現在は炊乾しが普通に行われている。炊乾
しには釜と重い蓋が必要である。つまり蓋と水を加えた
米との間に適切な炊飯空間が存在し、この間に水蒸気が
満ち、適当な圧力が加えられ水蒸気が蓋で冷却されて釜
中に還流し温度を調節することにより良好な炊乾しが行
われる。このため大きな釜で少量の米を炊くと適切な炊
飯空間が形成されないので良好な炊飯を行うことができ
ない。炊飯空間はこのように炊飯時に加える圧力に重大
な関係があり、炊いた米飯の柔らかさに影響を与える。
本発明の炊飯容器は中蓋を移動させることで炊飯空間を
調節することが出来るので適切な柔らかさの米飯を炊く
ことが出来る。さらに電子レンジで炊飯する場合は加圧
加熱殺菌により発生したムレ臭の発生を防止する必要が
ある。
【0006】本発明者は、すでに特願平8−27388
0号、特願平9−91269号、特願平9−91270
号の発明をした。これ等の発明はムレ臭の発生を防止し
た良好な炊飯を得る優れた効果を奏するが、炊飯時間を
短くするとわずかではあるが炊飯に不均一な部分が発生
する傾向がみられた。電子レンジによる炊飯時間をさら
に短くする要求に応え炊飯に不均一部分の発生を除去す
るために本発明がなされた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は電子レンジに
よる炊飯時間を5分以内の短い時間とした良好な炊飯を
得ることのできる電子レンジ用炊飯器とこの炊飯器を用
いた炊飯方法を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、 「1. 含気した状態で密封し加圧加熱して一次炊飯と
殺菌を行った含水量が50重量%〜65重量%である一
次炊飯米包装体と、一次炊飯米100gに対して25g
〜45gの添加水をプラスチックシートで形成した袋に
内蔵した添加水包装体とを、誘電体で形成した、開口部
の外周にフランジを配置した容器本体と、誘電体で形成
した、外周にスカートを配置したフランジを設け、内周
壁と外周のスカートの間隙に容器本体のフランジを着脱
自在に嵌合した蓋体とからなる、炊飯容器に収納してな
る、電子レンジ炊飯器。 2. 一次炊飯と殺菌を行う加圧加熱処理が加圧マイク
ロ波処理である、1項に記載された電子レンジ炊飯器。 3. 一次炊飯と殺菌を行う加圧加熱処理がレトルト加
圧加熱処理である、1項に記載された電子レンジ炊飯
器。 4. 含気した状態で密封した含気密封の含気率が30
%〜35容積%である、1項ないし3項のいずれか1項
に記載された電子レンジ炊飯器。 5. 含気密封で封入する気体が窒素ガスである、1項
ないし4項のいずれか1項に記載された電子レンジ炊飯
器。 6. 加圧加熱殺菌した一次炊飯米のpHが約5であ
る、1項ないし5項のいずれか1項に記載された電子レ
ンジ炊飯器。 7. 一次炊飯米の含水量を調整する水として有機酸水
溶液を用いてpHを調整した、1項ないし6項のいずれ
か1項に記載された電子レンジ炊飯器。 8. 炊飯容器に収納する添加水包装体の水が調味料や
出し汁である、1項ないし7項のいずれか1項に記載さ
れた電子レンジ炊飯器。 9. 炊飯容器に一次炊飯米包装体と水包装体に加え
て、炊飯に添加する具を容器に充填した具包装体を収納
した、1項ないし8項のいずれか1項に記載された電子
レンジ炊飯器。 10. 炊飯容器が、蓋に水蒸気を抜く切込みや孔を設
けた容器である、1項ないし9項のいずれか1項に記載
された電子レンジ炊飯器。 11. 炊飯容器が、蓋の外周に設けた先端を外側に曲
げて延長して指かけ抓みを形成したスカート部を容器本
体の外周に設けたフランジ部と嵌合させて固定する容器
である、1項ないし10項のいずれか1項に記載された
電子レンジ炊飯器。 12. 炊飯容器が、蓋に蓋の外周よりやや中芯側にス
カート部を配置し、スカート部より外周に平坦な外辺部
を設け、蓋のスカート部を容器本体の開口に押し込み外
辺部を容器の外周に設けたフランジに密着させて固定す
る容器である、1項ないし10項のいずれか1項に記載
された電子レンジ炊飯器。 13. 炊飯容器が、容器本体の底中央に中空の半球状
の外側に突出する突起を設け、底外周辺部に容器を自立
させる脚部を設置した容器である、1項ないし12項の
いずれか1項に記載された電子レンジ炊飯器。 14. 炊飯容器が、容器本体の底中央と底外周辺部に
外側に突出する中空の突起を設けた容器である、1項な
いし13項のいずれか1項に記載された電子レンジ炊飯
器。 15. 炊飯容器が、容器本体の底外周辺部に設けた中
空の外側に突出する突起がリング状の突起の容器であ
る、1項ないし14項のいずれか1項に記載された電子
レンジ炊飯器。 16. 炊飯容器が、容器本体の底中央と周辺部に設け
た外側に突出する中央の突起が半球状または円筒状また
は矩形状またはそれ等を組み合わせた形状の突起の容器
である、1項ないし15項のいずれか1項に記載された
電子レンジ炊飯器。 17. 炊飯容器が、底外周辺部に中空の外側に突出す
る突起が底外周辺部の同心円上で中心となす角度が60
度〜120度の位置に等間隔で設けた複数個の中空で半
球状または円筒状または矩形状またはそれ等の組み合わ
せた形状の外側に突出する突起の容器である、1項ない
し15項のいずれか1項に記載された電子レンジ炊飯
器。 18. 炊飯容器が、容器本体の底部を平らな面とした
容器である、1項ないし12項のいずれか1項に記載さ
れた電子レンジ炊飯器。 19. 1項ないし7項のいずれか1項に記載された炊
飯器の蓋をはずし内蔵された一次炊飯体、添加水、具等
の包装体を開封してこれらを収納した炊飯容器にあけて
蓋をして電子レンジにより加熱して二次炊飯することを
特徴とする、電子レンジ炊飯方法。」 に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は電子レンジ炊飯器に内蔵
する米は予め洗米し、水を含浸させ一次炊飯した米であ
る。洗米と含水に時間や手数がかかったのでは短時間で
炊飯を行うことができないからである。本発明は、洗米
し、含水した米をプラスチックシートで形成した袋に充
填し、加圧加熱処理を行うが、この処理は殺菌だけでな
く、完全な炊飯ではないが米が50重量%〜65重量%
まで炊飯された一次炊飯米となるまで加圧加熱処理を行
う。加圧加熱処理としては2.45GHzの周波数を持
つマイクロ波による加圧加熱処理と加圧蒸気や加圧熱水
を用いるレトルト加圧加熱処理を使用することができ
る。マイクロ波加熱処理の場合、プラスチック容器に米
と、水が全量吸水した時、含水量が50wt%から65
wt%になるように水を注入し、密封し、金属製チャン
バー内に米水充填プラスチック密封容器を導入し、5〜
15kwのマイクロ波を発振できる電源を用い、マイク
ロ波を導入する。内容物の温度が110℃〜140℃に
なるようにマイクロ波の出力又は照射時間を調節し、加
圧加熱処理を行う。110℃より低いと殺菌処理が十分
でなく、140℃以上では蒸気圧が非常に高くなり、処
理装置が高価になる。レトルト加圧加熱処理の場合はプ
ラスチック容器と米に、水が全量吸水した時、含水量が
50wt%から65wt%に成るように水を注入し、密
封し、レトルト釜に米水充填プラスチック密封容器を導
入し、加圧蒸気または加圧熱水により110℃10分〜
140℃30秒の加圧加熱処理を行う。110℃より低
いと殺菌処理が十分でなく、140℃以上では蒸気圧が
非常に高くなり、処理装置が高価になる。このようにし
て米の一次炊飯と殺菌処理を行う。
【0010】このような一次炊飯を行うのは食事の際、
電子レンジで炊飯を行うと、米からの炊飯では短時間の
炊飯では多少芯が残る傾向があり、炊飯時間を長くしな
ければならないので予め一次炊飯しておくのである。し
かしながらこの加圧加熱処理で完全炊飯を行い、食する
時に加温したのでは炊飯にムレ臭が発生するので避けな
ければならない。ムレ臭の発生を防ぐためには添加水を
加えて、この液体状態の水の存在下で電子レンジで完全
に二次炊飯することが必要である。また一次炊飯してお
くと、味つけ飯とする場合調味料等が一次炊飯された米
の中心部には浸透しないで表面に存在する効果がある。
味つけ飯は濃厚なうま味が飯粒の表面に存在することが
食味を向上させ、芯部に浸透したうま味成分はあまり食
味に貢献しない。
【0011】一次炊飯米の含水量が50重量%以下では
炊飯後、米飯に芯が残り、65重量%以上では炊飯に必
要な水量となり液体状態の水を加えることができないの
でムレ臭が残るため好ましくない。一次炊飯米が含水量
50重量%〜65重量%であることが必要であるが、こ
の含水量では完全な炊飯となるための水が不足するため
一次炊飯100gに対し25g〜45gの添加水を加え
ることが必要でありこの液体状態の水の存在によりムレ
臭の発生を防止することができる。
【0012】この加熱洗米、含水した米をプラスチック
袋に充填し注水して含気状態で密封し、加圧加熱して一
次炊飯と殺菌を行う。こうして長期の保存に耐えること
ができる。含気状態で密封するのは、含気せずに加熱加
圧殺菌処理を行うと、米粒同志が密着し、団子状態にな
り、米飯の外観が損なわれるからであり、気体としては
窒素が好ましく、含気率は30%〜35容積%である。
【0013】本発明で電子レンジ炊飯器に洗米の他に添
加水を内蔵するのは、炊飯時に米に含浸された水の他に
液体状態の水を存在させ、加圧加熱時に発生したムレ臭
を除去するためである。米に炊飯に充分な量の水を含浸
させ、十分な量の水を含ませ液体状態の水のない状態で
電子レンジで炊飯すると、加圧加熱処理で発生したムレ
臭が除去できない。また一度炊いた飯を包装して、電子
レンジで加温してもあるいはα−米を電子レンジで炊い
てもムレ臭がが発生する。しかしながら、洗米に液体状
態の水を存在させて電子レンジで炊飯を行うとムレ臭は
発生しない。本発明者はムレ臭の原因物質が沸騰する水
蒸気により水蒸気蒸溜されて外部に放出されるためと考
える。水蒸気蒸溜により高沸点の物質も水蒸気の温度で
溜出されるからである。
【0014】加圧加熱処理した一次炊飯米のpHは約5
であることが好ましい。含気密封後加圧加熱殺菌を行う
と米が褐色に着色する傾向が大きいのでこれを防止する
ためにpHを約5に調節することが有効である。pHの
調整は含気密封時に注入する水に酒石酸、アスコルビン
酸、クエン酸、リンゴ酸等の有機酸を加えるのが好適で
ある。炊飯容器に収納する添加水は一次炊飯100gに
対し25g〜45gが好ましいが新米、古米等使用する
米により調節する。
【0015】本発明はこの添加水として調味料を含んだ
液や出し汁等を使用することを含む。このような液を用
いることにより簡単に味をつけた飯を炊くことができ
る。この他、味をつけたまたは味をつけない、野菜類、
魚、肉、具等の具を容器に充填して炊飯容器に一緒に内
蔵することもできる。
【0016】次に炊飯容器について説明する。本発明で
使用する電子レンジ用炊飯容器は本体も蓋体も誘電体で
形成しなければならない。金属等の導電体はマイクロ波
を遮断するので電子レンジ加熱用の容器には使用するこ
とができない。容器は中空円筒形容器が取扱上最も好ま
しいが楕円筒や角筒または椀型であってもよく、開口部
にフランジを設けると形状維持性と蓋支持性も良好とな
る。容器本体は開口部の外周にフランジが配置されてい
る。フランジの外周にスカート部を設けるとフランジの
剛性が向上し、蓋の着脱が容易となる効果が奏される。
またこのスカート部に外方に突出する突起を配置すると
蓋の内壁とスカート部の接触面積が小さくなり摩擦抵抗
が減るので蓋の着脱がさらに良好となる。
【0017】電子レンジ加熱において、マイクロ波は内
容物に吸収され減衰しながら侵入するため容器中央部よ
り容器壁部に近い内容物の方が急激に加熱される。炊飯
容器は米が容器の底部に堆積して存在しているので容器
の中央部まで急速に加熱することが望ましい。そこで容
器の底中央に外側に突出する中空突起を設けるとマイク
ロ波は突起の周囲から侵入するので突起内に充填された
内容物に集中するため容器の内容物は底中央から加熱さ
れ、均一な加熱が行える。突起の形状は球状、円筒状、
矩形状そしてそれ等の複合形がよく、突起のサイズは球
状の場合、直径が8mm以上40mm以下、矩形状の場
合、1辺が8mm以上40mm以下であることが望まし
い。突起のサイズが8mm未満の場合、マイクロ波集中
効果が小さく、また40mmより大きい場合突起内の加
熱点が分散し、加熱効果が低下する。
【0018】容器の底中央に外側に突出する突起を設け
ると容器の自立性が失われるので脚部を設ける必要があ
るが、最も簡単で有効な脚部は底の周縁にスカートを配
置しこれにより自立する容器である。この他、底の周辺
部にも外に突出する中空の突起を設けるとこれがマイク
ロ波による集中加熱点となるとともに自立脚としても作
用する利点がある。容器の底周縁に設ける中空の突起は
底中央に設ける突起と同様な球状、円筒状、矩形状そし
てそれ等の複合形でもよく、中空の突起を周辺部に同心
円上で中心となす角が60度〜120度の位置に等間隔
で配置すると加熱の均一性と自立性が良好となる。
【0019】蓋は外周部にフランジを配設し、フランジ
の外周に下方に垂下するスカートを設け、スカートの先
端を外方に曲げて延長して蓋を容器本体からはずすとき
に指をかける指かけ抓みを形成する。蓋のフランジの内
周側の壁の上方部近傍を容器本体のフランジ内周壁と密
着する密着壁とし、この密着壁とフランジとスカートと
により、容器本体のフランジと嵌合して蓋を被蓋する。
蓋はまた容器本体のフランジ内周壁と密着する密着壁を
除いた平らな蓋であってもよく、スカート部を容器本体
のフランジ外周と嵌合させることにより被蓋してもよ
い。また蓋の外周より中芯外にスカート部を配置し、こ
のスカート部を容器本体の開口に押し込みスカート部の
外周に設けた外辺部を容器フランジ表面に密着させて被
蓋してもよい。この場合はスカート部の先端に指かけ抓
みを形成させる必要はない。
【0020】蓋を容器本体に被蓋したとき、蓋と米の間
には炊飯空間が形成される。蓋には水蒸気が外部に放散
される孔が設けられている。蓋のスカートの先端に形成
した指かけ抓みは、電子レンジによる炊飯により蓋も加
熱されるので蓋をはずすのが意外に難しいので、非常に
有効である。さらに延長して外側に曲げられた抓みは蓋
をするときのガイドテーパーとしても作用する。
【0021】本発明で使用する炊飯容器本体と蓋とから
なる炊飯容器は100℃〜105℃程度の耐熱性が要求
されるので使用される構成材料としてはポリプロピレ
ン、ポリメチルペンテン、PET、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリカーボネート等の耐熱性合成樹脂が適し
ている。
【0022】本発明の電子レンジ炊飯方法は、プラスチ
ック袋の夫々充填した一次炊飯米、添加水、場合によっ
てはさらに具を内蔵した電子レンジ炊飯容器の蓋をはず
し、炊飯容器内の袋を取り出して開封し内容物を容器内
にあけて蓋をし、電子レンジで加熱すれば蒸気は米と蓋
の間の空間で凝縮して容器内に還流し、初期の急激な加
熱を防ぎゆるやかな加熱が行われる。一部の蒸気は蓋側
面の孔より外部に放出され、ムレ臭の原因物質も放出さ
れ良好な炊飯が得られる。
【0023】
【実施例】本発明で使用する炊飯器を図面について説明
する。図1は本発明で使用する炊飯容器の断面を示す説
明図で、1は蓋であって外周縁にフランジ2を有し、フ
ランジの外周にスカート3が設置されている。蓋は容器
本体の開口部外周に設けたフランジと着脱自在に嵌合し
て被蓋される。4は容器本体であって、底部に外方に突
出する突起が設けられている。この突起にマイクロ波が
集中するので加熱むらがなくなる。5は蓋と容器本体で
形成される炊飯空間であって、炊飯時には米と蓋の間に
空間が形成され、水蒸気が凝縮して水となったり、加圧
が行われる。勿論平らな底面の容器本体も使用できる。
流通時にはこの空間に包装した米と包装した水が収納さ
れる。
【0024】図2は本発明で使用される炊飯容器の蓋と
容器本体の結合部を示す拡大図である。6は容器本体の
開口部外周縁に設けたフランジであり、その外周には下
方に垂下するスカート7が配置されている。また容器の
スカートに外方突起8を設けこの突起と蓋のスカートを
当接させるとスカートの摩擦が少なくなるので蓋の着脱
が容易となる。2は蓋のフランジである。このフランジ
の外周縁にはスカート3が設けられており、スカートの
先端は外方に曲げて延長し指かけ抓み9を形成する。蓋
のフランジを容器本体のフランジに密着させ蓋のスカー
トを容器本体のスカートに接触させて着脱自在に嵌合さ
せると蓋のフランジの内方の周壁10は容器本体のフラ
ンジの内方の周壁15に接触しなくても外蓋は安定して
被蓋されるので、蓋の内周壁10は必ずしも必要ではな
い。また、蓋にフランジより中心側にスカートを設けこ
れを容器本体の開口部に押し込み蓋のフランジを容器本
体のフランジに密着させて被蓋すると外周のスカートは
不要となる。
【0025】図3は容器本体の底部を説明するもので開
口部は省略されている。容器本体の底中央部に外側に突
出する突起11を設け、底周縁にスカート12を配設し
た容器本体を示す。この突起の内容物にマイクロ波が集
中するのでこの部分が急激に加熱され内容物の中央部が
加熱されるので加熱むらがなくなる。またスカートによ
り自立性が与えられる。
【0026】図4は底中央部に設けた外側に突出する中
空の突起11と底の外周縁部の同心円上で中心となす角
度が60度の位置に等間隔で設けた6個の外側に突出す
る突起13を配設した容器本体を示す。また図5は突起
の設けられた底を示す。これ等の突起はその内容物にマ
イクロ波が集中するのでこの部分が急激に加熱され内容
物の中央部が加熱されるので加熱むらがなくなる。また
7個の突起が自立性を与えるが、底中心側となす角が6
0度の位置で且つ同心円上に等間隔で並ぶ6個の突起は
自立性が非常に優れている。
【0027】図6は底中央に設けた外側に突出する中空
の突起11と底の外周縁の同心円上で中心となす角が1
20度の位置に等間隔で設けた3個の外側に突出する中
空の突起14を配設した容器本体を示す。図8は突起を
設けた底を示す。4個の突起が自立性を与えるが、底中
心となす角度が120度の位置で且つ同心円上に等間隔
で並ぶ3個の突起は自立性が優れている。
【0028】実施例1 米を洗って、室温で3時間水に浸漬し含水させる。この
米をポリプロピレンシートで形成した袋に77g充填
し、63gの水を注入し窒素を35%含気させて密封
し、115℃で40分加圧加熱して一次炊飯と殺菌を行
う。この一次炊飯米の含水量は61.5wt%であっ
た。ポリプロピレンシートで形成した袋に充填した添加
水40gと上記の殺菌された140gの重量の一次炊飯
米を充填した袋とを、図1に示されるポリプロピレン製
の炊飯器に内蔵し電子レンジ炊飯器とした。なお容器は
口径110mmで、底径89mm、高さ77.4mm、
でありフランジ径は125mmである、炊飯容器の底部
は自立性と加熱むらをなくすため外側に突出する半球状
の突起が配設されている。外蓋は直径133mmであ
る。フランジは10mm、スカートは長さ6mmであ
り、指かけ抓みは0.7mmである。この炊飯器の蓋を
あけ、内蔵した袋を開封して内容物を容器にあけ、松下
電器株式会社製、電子レンジNE−M340で500
W、5分加熱で炊飯を行ったところ良好な軟らか目炊飯
が得られた。
【0029】実施例2 底形状が底の中央に直径14mmの中空半球状で外側に
突出した突起を有し、さらに底の外周縁に高さ8mmの
スカートが配されているほかは実施例1と同様な容器本
体を使用し、実施例1と同様にして炊飯したところ良好
な炊飯が得られた。
【0030】実施例3 底中央および底外周辺部の同心円上の中心となす角が6
0度の位置6ヶ所に直径14mmの中空半球状で外側に
突出する突起を設けた以外は実施例1と同様な容器を使
用し、実施例1と同様にして炊飯したところ、良好で硬
めの炊飯が得られた。
【0031】実施例4 底中央および底の外周辺部の同心円上の中心となす角が
120度の位置3ヶ所に直径14mmの中空半球状で外
側に突出する突起を設けた以外は実施例1と同様な容器
を使用し、実施例1と同様にして炊飯したところ、良好
で軟らか目の炊飯が得られた。 実施例5 添加水を鰹節とコブから取った出し汁にミリンと醤油を
加えた調味液に代えた他は実施例1と同様にして味つけ
飯を得た。 実施例6 調味液と一次炊飯米の他に味つけした椎茸、ニンジン、
油揚をポリプロピレン製袋に充填した具を加えた他は実
施例5と同様にして五目飯が炊飯された。 実施例7 調味液と一次炊飯米の他に鶏肉と野菜を卵でとじた具を
ポリプロピレン製袋に充填した具を加えた他は実施例5
と同様にして、親子どんぶりが炊飯された。
【0032】比較例1 洗米80gと水48gを含気密封し加熱殺菌処理し、含
水処理を行わない他は実施例1と同様にした。得られた
飯はかなり硬く芯があり不良であった。含水量が非常に
不足していると考えられる。 比較例2 洗米80gを水に含浸し、炊飯に必要な量の水を米に含
水し、この米を用いて液体状態の水を存在させずに図2
の容器で炊飯したところ、ムレ臭が発生した。
【0033】
【発明の効果】本発明により、一次炊飯米と必要な添加
水が夫々袋に入れて組み合わされて電子レンジ用容器に
内蔵されているので、この袋を開封して電子レンジによ
り加熱すれば短時間でムレ臭のない良好な炊飯が得ら
れ、他の器具は必要なく、洗米や含水時間も不要である
効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子レンジ用炊飯容器の説明図であ
る。
【図2】容器本体と蓋の嵌合の説明図である。
【図3】本発明の電子レンジ用炊飯容器の実施例の底部
の説明図である。
【図4】本発明の他の実施例の底部の説明図である。
【図5】図4の実施例の底の平面図である。
【図6】本発明の他の実施例の底部の説明図である。
【図7】図6の実施例の底の平面図である。
【符号の説明】
1 蓋 2 蓋のフランジ 3 蓋のスカート 4 容器本体 5 炊飯空間 6 容器本体のフランジ 7 容器のスカート 8 容器のスカートの外方突起 9 蓋の指かけ抓み 10 外蓋のフランジの内側の上部壁 11 底中央の突起 12 容器本体の下部スカート 13 底部外周縁部突起 14 中空突起 15 容器のフランジの内側の上部壁

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含気した状態で密封し加圧加熱して一次
    炊飯と殺菌を行った含水量が50重量%〜65重量%で
    ある一次炊飯米包装体と、一次炊飯米100gに対して
    25g〜45gの添加水をプラスチックシートで形成し
    た袋に内蔵した添加水包装体とを、誘電体で形成した、
    開口部の外周にフランジを配置した容器本体と、誘電体
    で形成した、外周にスカートを配置したフランジを設
    け、内周壁と外周のスカートの間隙に容器本体のフラン
    ジを着脱自在に嵌合した蓋体とからなる、炊飯容器に収
    納してなる、電子レンジ炊飯器。
  2. 【請求項2】 一次炊飯と殺菌を行う加圧加熱処理が加
    圧マイクロ波処理である、請求項1に記載された電子レ
    ンジ炊飯器。
  3. 【請求項3】 一次炊飯と殺菌を行う加圧加熱処埋がレ
    トルト加圧加熱処理である、請求項1に記載された電子
    レンジ炊飯器。
  4. 【請求項4】 含気した状態で密封した含気密封の含気
    率が30%〜35容積%である、請求項1ないし3のい
    ずれか1項に記載された電子レンジ炊飯器。
  5. 【請求項5】 含気密封で封入する気体が窒素ガスであ
    る、請求項1ないし4のいずれか1項に記載された電子
    レンジ炊飯器。
  6. 【請求項6】 加圧加熱殺菌した一次炊飯米のpHが約
    5である、請求項1ないし5のいずれか1項に記載され
    た電子レンジ炊飯器。
  7. 【請求項7】 一次炊飯米の含水量を調整する水として
    有機酸水溶液を用いてpHを調整した、請求項1ないし
    6のいずれか1項に記載された電子レンジ炊飯器。
  8. 【請求項8】 炊飯容器に収納する添加水包装体の水が
    調味料や出し汁である、請求項1ないし7のいずれか1
    項に記載された電子レンジ炊飯器。
  9. 【請求項9】 炊飯容器に一次炊飯体包装米と水包装体
    に加えて、炊飯に添加する具を容器に充填した具包装体
    を収納した、請求項1ないし8のいずれか1項に記載さ
    れた電子レンジ炊飯器。
  10. 【請求項10】 炊飯容器が、蓋に水蒸気を抜く切込み
    や孔を設けた容器である、請求項1ないし9のいずれか
    1項に記載された電子レンジ炊飯器。
  11. 【請求項11】 炊飯容器が、蓋の外周に設けた先端を
    外側に曲げて延長して指かけ抓みを形成したスカート部
    を容器本体の外周に設けたフランジ部と嵌合させて固定
    する容器である、請求項1ないし10のいずれか1項に
    記載された電子レンジ炊飯器。
  12. 【請求項12】 炊飯容器が、蓋に蓋の外周よりやや中
    芯側にスカート部を配置し、スカート部より外周に平坦
    な外辺部を設け、蓋のスカート部を容器本体の開口に押
    し込み外辺部を容器の外周に設けたフランジに密着させ
    て固定する容器である、請求項1ないし10のいずれか
    1項に記載された電子レンジ炊飯器。
  13. 【請求項13】 炊飯容器が、容器本体の底中央に中空
    の半球状の外側に突出する突起を設け、底外周辺部に容
    器を自立させる脚部を設置した容器である、請求項1な
    いし12のいずれか1項に記載された電子レンジ炊飯
    器。
  14. 【請求項14】 炊飯容器が、容器本体の底中央と底外
    周辺部に外側に突出する中空の突起を設けた容器であ
    る、請求項1ないし13のいずれか1項に記載された電
    子レンジ炊飯器。
  15. 【請求項15】 炊飯容器が、容器本体の底外周辺部に
    設けた中空の外側に突出する突起がリング状の突起の容
    器である、請求項1ないし14のいずれか1項に記載さ
    れた電子レンジ炊飯器。
  16. 【請求項16】 炊飯容器が、容器本体の底中央と周辺
    部に設けた外側に突出する中央の突起が半球状または円
    筒状または矩形状またはそれ等を組み合わせた形状の突
    起の容器である、請求項1ないし15のいずれか1項に
    記載された電子レンジ炊飯器。
  17. 【請求項17】 炊飯容器が、底外周辺部に中空の外側
    に突出する突起が底外周辺部の同心円上で中心となす角
    度が60度〜120度の位置に等間隔で設けた複数個の
    中空で半球状または円筒状または矩形状またはそれ等の
    組み合わせた形状の外側に突出する突起の容器である、
    請求項1ないし15のいずれか1項に記載された電子レ
    ンジ炊飯器。
  18. 【請求項18】 炊飯容器が、容器本体の底部を平らな
    面とした容器である、請求項1ないし12のいずれか1
    項に記載された電子レンジ炊飯器。
  19. 【請求項19】 請求項1ないし7のいずれか1項に記
    載された炊飯器の蓋をはずし内蔵された一次炊飯体、添
    加水、具等の包装体を開封してこれらを収納した炊飯容
    器にあけて蓋をして電子レンジにより加熱して二次炊飯
    することを特徴とする、電子レンジ炊飯方法。
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