JPH11188276A - 粉砕方法及び装置 - Google Patents

粉砕方法及び装置

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JPH11188276A
JPH11188276A JP36828397A JP36828397A JPH11188276A JP H11188276 A JPH11188276 A JP H11188276A JP 36828397 A JP36828397 A JP 36828397A JP 36828397 A JP36828397 A JP 36828397A JP H11188276 A JPH11188276 A JP H11188276A
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roll
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覺 佐竹
Hideki Sakaki
秀樹 榊
Katsumi Okamoto
克己 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上段ロール対で粉砕された穀粒片の内、連続
した下段ロール対による粉砕が好ましくない穀粒片を容
易に除去することにより、粉品質を落とすことなく、ま
た、比較的粒度分布が狭い穀粒片を下段ロール対に供給
することにより、粉砕効率を向上させるとともに、消費
動力を低下させることができる粉砕方法及び装置を提供
する。 【解決手段】 周速の異なる粉砕ロールをそれぞれ備え
た上下二段のロール対(5,22:6,23)により穀
粒を連続して粉砕する粉砕方法において、上段ロール対
(5,6)から放出される穀粒片を、前記上段ロール対
(5,6)と前記下段ロール対(22,23)との間に
設けた仕切板(31)により前記上段ロール対(5,
6)の高速ロール(5A,6A)側と低速ロール(5
B,6B)側とに区分し、低速ロール(5B,6B)側
に区分された穀粒片を前記下段ロール対(22,23)
に供給することなく、高速ロール(5A,6A)側に区
分された穀粒片のみを前記下段ロール対(22,23)
に供給して粉砕する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】上下2段にロール対を有し、
上段ロール対で粉砕された穀粒片を連続して下段ロール
対で粉砕する粉砕方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の製粉設備は、一対のロールを左右
に有するいわゆる4ロールタイプの製粉装置を複数台設
置して、これら複数台の製粉装置と篩い装置と分級装置
とのフローを工夫して製粉システムを構成したものであ
った。ところが近年1台の製粉装置の上下左右にそれぞ
れ一対のロールを有したいわゆる8ロールタイプの製粉
装置が提案されるようになってきた。特許登録2569
158、同2569159、同2569160号がその
例である。これらは、前記4ロールタイプの製粉装置を
用いた製粉システムに対して、粉品質を落とすことな
く、同じ量の穀物粉砕製品を非常に狭いスペースで製造
することができ、必要な設備コストを少なくする、とい
う利点を得るために、上段ロール対で粉砕された全ての
穀粒片を篩い分けすることなく下段ロール対に供給し、
穀粒片を下段ロール対で連続して粉砕した後篩い分けす
るものである。
【0003】ところで、上段ロール対で粉砕された全て
の穀粒片を篩い分けすることなく下段ロール対に供給し
た場合、下段ロール対で粉砕される穀粒片中には、製品
粉(上がり粉、例えば小麦粉として回収可能な最終製品
粉)として回収可能な粉分が含まれており、製品粉を不
必要に過剰粉砕することは粉品質を大きく低下させるこ
ととなるとともに、下段ロール対の消費動力は大きくな
り、更に、下段ロール対に供給される穀粒片の粒度分布
が大きいために下段ロール対の粉砕効率は悪く、下段ロ
ール対から放出される穀粒片の粒度は不均一となり、こ
の穀粒片を粒度別に区分する篩い装置は大型の装置でな
ければならない。
【0004】また、上段ロール対と下段ロール対との間
に篩い装置を設け、上段ロール対からの穀粒片を篩い装
置で区分し、篩い装置をオーバーした穀粒片のみを下段
ロール対に供給して粉砕する装置が、欧州公開特許70
6826号公報に開示されている。この装置は、上記8
ロールタイプの製粉装置を用いた製粉システムの各不具
合を解決できるものと思われるが、篩い装置の処理能力
は網面積の大きさに関係するため、製粉装置に組み込ん
だ篩い装置のように限られた網面積を有効に利用するた
めには、篩い装置に与える振動幅を大きくしたり振動数
を多くすることが必要となり、当然、振動を伴うから装
置全体への影響を無視することはできず、防振対策を必
要としたり、振動に対する強度を考慮した設計を必要と
するため、製粉装置の製造コストが上昇することとな
る。
【0005】また、上段ロール対からの穀粒片から軽い
粉分等を吸引除去した後の穀粒片を下段ロール対に供給
して粉砕する装置が、特公昭27−69号公報及び特公
昭28−1713号公報に開示されている。これらの装
置は、不必要な過剰粉砕による粉品質の低下を防止でき
るものと思われるが、吸引による粉分の除去は空気量の
制御が難しく、また、上段ロール対からの穀粒片の放出
量に大きく影響されるため安定して粉分を吸引除去する
ことは困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上段ロール
対で粉砕された穀粒片の内、連続した下段ロール対によ
る粉砕が好ましくない穀粒片を容易に除去することによ
り、粉品質を落とすことなく、また、比較的粒度分布が
狭い穀粒片を下段ロール対に供給することにより、粉砕
効率を向上させるとともに、消費動力を低下させること
ができる粉砕方法及び装置を提供することを技術的課題
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の粉砕方法は、周速の異なる粉砕ロールをそれぞ
れ備えた上下二段のロール対により穀粒を連続して粉砕
する粉砕方法において、上段ロール対から放出される穀
粒片を、前記上段ロール対と前記下段ロール対との間に
設けた仕切板により前記上段ロール対の高速ロール側と
低速ロール側とに区分し、低速ロール側に区分された穀
粒片を前記下段ロール対に供給することなく、高速ロー
ル側に区分された穀粒片のみを前記下段ロール対に供給
して粉砕する粉砕方法とする。
【0008】周速の異なる粉砕ロールをそれぞれ備えた
上下二段のロール対により穀粒を連続して粉砕する粉砕
方法において、上段ロール対から放出される穀粒片を、
前記上段ロール対と前記下段ロール対との間に設けた仕
切板により前記上段ロール対の高速ロール側と低速ロー
ル側とに区分するとともに、該高速ロール側に区分され
た穀粒片を回転可能に形成した円筒状の回転網に供給
し、該回転網の回転により投出される大径穀粒片と、前
記回転網を通過又は回転網の網目に拘束される小径穀粒
片とに区分し、該小径穀粒片と前記低速ロール側に区分
された穀粒片とは前記下段ロール対に供給することな
く、前記大径穀粒片のみを前記下段ロール対に供給して
粉砕する粉砕方法とする。
【0009】周速の異なる粉砕ロールをそれぞれ備えた
上下二段のロール対により穀粒を連続して粉砕する粉砕
方法において、上段ロール対から放出される穀粒片を、
前記上段ロール対と前記下段ロール対との間に設けた仕
切板により前記上段ロール対の高速ロール側と低速ロー
ル側とに区分するとともに、該低速ロール側に区分され
た穀粒片を回転可能に形成した円筒状の回転網に供給
し、該回転網の回転により投出される大径穀粒片と、前
記回転網を通過又は回転網の網目に拘束される小径穀粒
片とに区分し、該小径穀粒片は前記下段ロール対に供給
することなく、前記大径穀粒片と前記高速ロール側に区
分された穀粒片とを前記下段ロール対に供給して粉砕す
る粉砕方法とする。
【0010】前記下段ロール対に供給されて粉砕された
穀粒片と前記下段ロール対に供給されなかった穀粒片と
を混合して同一の篩い装置に供給するとよい。
【0011】前記下段ロール対に供給されて粉砕された
穀粒片と前記下段ロール対に供給されなかった穀粒片と
を別々の篩い装置に供給するとよい。
【0012】また、本発明の粉砕装置は、周速の異なる
粉砕ロールをそれぞれ備えた上下二段のロール対を備
え、上段ロール対で粉砕された穀粒片を下段ロール対で
連続して粉砕する粉砕装置において、前記上段ロール対
と前記下段ロール対との間に、前記上段ロール対から放
出される穀粒片を前記上段ロール対の高速ロール側と低
速ロール側とに区分する回動可能な仕切板を設けるとと
もに、前記低速ロール側に区分された穀粒片を前記下段
ロール対に供給しない無粉砕路と、前記高速ロール側に
区分された穀粒片を前記下段ロール対に供給する粉砕路
とを設けた粉砕装置とする。
【0013】周速の異なる粉砕ロールをそれぞれ備えた
上下二段のロール対を備え、上段ロール対で粉砕された
穀粒片を下段ロール対で連続して粉砕する粉砕装置にお
いて、前記上段ロール対と前記下段ロール対との間に、
前記上段ロール対から放出される穀粒片を前記上段ロー
ル対の高速ロール側と低速ロール側とに区分する回動可
能な仕切板を設けるとともに、前記高速ロール側に区分
された穀粒片を粒大選別して大径穀粒片と小径穀粒片と
に選別する回転可能な円筒状の回転網を設け、前記小径
穀粒片と前記低速ロール側に区分された穀粒片とを前記
下段ロール対に供給しない無粉砕路と、前記大径穀粒片
を前記下段ロール対に供給する粉砕路とを設けた粉砕装
置とする。
【0014】周速の異なる粉砕ロールをそれぞれ備えた
上下二段のロール対を備え、上段ロール対で粉砕された
穀粒片を下段ロール対で連続して粉砕する粉砕装置にお
いて、前記上段ロール対と前記下段ロール対との間に、
前記上段ロール対から放出される穀粒片を前記上段ロー
ル対の高速ロール側と低速ロール側とに区分する回動可
能な仕切板を設けるとともに、前記低速ロール側に区分
された穀粒片を粒大選別して大径穀粒片と小径穀粒片と
に選別する回転可能な円筒状の回転網を設け、前記小径
穀粒片を前記下段ロール対に供給しない無粉砕路と、前
記大径穀粒片と前記高速ロール側に区分された穀粒片と
を前記下段ロール対に供給する粉砕路とを設けた粉砕装
置とする。
【0015】前記下段ロール対で粉砕された穀粒片を機
外に排出する排出路と、前記下段ロール対に供給されな
かった穀粒片を機外に排出する排出路とを接続するとよ
い。
【0016】前記下段ロール対で粉砕された穀粒片を機
外に排出する排出路と、前記下段ロール対に供給されな
かった穀粒片を機外に排出する排出路とを別々に形成す
るとよい。
【0017】前記仕切板の回動軸を、前記上段ロール対
の低速ロール下方に設けるとよい。
【0018】
【発明の実施の形態】図1及び図2を参照して本発明の
第一の実施例を説明する。符号1は多段の複数ロール粉
砕装置であり、粉砕装置1は上段装置枠2と下段装置枠
3と支持台4とから構成され、それぞれが分割可能に形
成されている。
【0019】上段装置枠2は、中仕切板7により左右に
仕切られ、高速回転する高速ロール5A,6Aと低速回
転する低速ロール5B,6Bとからなる上段ロール対
5,6が左右対象に配置されており、側壁9側に移動軸
受8を、中仕切板7側に固定軸受10を各々配設し、移
動軸受8に高速ロール5A,6Aを、固定軸受10に低
速ロール5B,6Bを各々軸着する。移動軸受8と固定
軸受10との間には当板11を設ける。移動軸受8は支
点ピン12を中心にしてロール間隙調整手段により回動
可能に設けられている。高速ロール5A,6Aと低速ロ
ール5B,6Bとは、固定軸受10に偏心輪13を介し
て接続された調節棒15を移動軸受8に嵌合することに
より接続されており、偏心輪13に接続されたエアシリ
ンダー14を駆動させるか又は、エアシリンダー14に
接続された間隙調節ハンドル16を操作することによ
り、移動軸受8を固定軸受10に対して遠近に移動さ
せ、高速ロール5A,6Aと低速ロール5B,6Bとの
間隙が調節される。なお、符号17は各ロール対5,6
に各々設けられ、各ロールを連動連結するベルトを緊張
させるための緊張装置である。
【0020】上段装置枠2の上部には穀粒の供給装置1
8が設けてあり、供給装置18は透明壁からなる穀粒供
給筒19と、供給筒19からの穀粒をロール対5,6に
供給するための供給ロール20とを有しており、供給ロ
ール20には開閉自在な供給ゲート板21が添うように
設けられている。
【0021】下段装置枠3は、中仕切板7により左右に
仕切られ、高速回転する高速ロール22A,23Aと低
速回転する低速ロール22B,23Bとからなる下段ロ
ール対22,23が左右対象に配置されており、側壁9
側に移動軸受24を中仕切板7側に固定軸受25を各々
配設し、移動軸受24に高速ロール22A,23Aを、
固定軸受25に低速ロール22B,23Bを各々軸着す
る。移動軸受24と固定軸受25との間には当板33を
設ける。移動軸受24は支点ピン34を中心にしてロー
ル間隙調整手段により回動可能に設けられている。高速
ロール22A,23Aと低速ロール22B,23Bと
は、固定軸受25に偏心輪26を介して接続された調節
棒27を移動軸受24に嵌合することにより接続されて
おり、偏心輪26に接続されたエアシリンダー28を駆
動させるか又は、エアシリンダー28に接続された間隙
調節ハンドル29を操作することにより、移動軸受24
を固定軸受25に対して遠近に移動させ、高速ロール2
2A,23Aと低速ロール22B,23Bとの間隙が調
節される。なお、符号30は各ロール対22,23に各
々設けられ、各ロールを連動連結するベルトを緊張させ
るための緊張装置である。
【0022】また、上段ロール対5,6の低速ロール5
B,6B下方の下段装置枠3には、上段ロール対5,6
により粉砕されて放出される穀粒片を区分する仕切板3
1が回動軸32を中心に回動可能に設けられている。そ
して、下段ロール対22,23上方には、仕切板31に
より高速ロール5A,6A側(側壁9側)に区分された
穀粒片を下段ロール対22,23に供給するための粉砕
路35が形成され、下段ロール対22,23と中仕切板
7との間には、仕切板31により低速ロール側5B,6
B(中仕切板7側)に区分された穀粒片を下段ロール対
22,23下方に直接移送する無粉砕路36が形成され
ている。
【0023】また、符号37は粉砕処理が終了した穀粒
片を装置外に排出する排出ホッパーであり、この排出ホ
ッパー37に無粉砕路36を接続して、下段ロール対2
2で粉砕された穀粒片と下段ロール対に供給されなかっ
た穀粒片とを混合して排出する場合(図1の左半部)
と、無粉砕路36を排出シュート38となし、この排出
シュート38から下段ロール対23に供給されなかった
穀粒片を排出し、排出ホッパー37から下段ロール対2
3で粉砕された穀粒片のみを排出する場合(図1の右半
部)とがある。
【0024】なお、上記各ロールは、各ロール対に各々
設けられた駆動手段により回転駆動される。
【0025】次に第一の実施例における作用について説
明する。穀粒供給筒19内の穀粒は、供給ロール20の
回転及び開閉ゲート21の開放により上段ロール対5,
6に供給されて一段目の粉砕が行われる。上段ロール対
5,6からは、製品粉を多く含む粒度の細かい穀粒片が
低速ロール5B,6B側に放出され、粒度の大きい穀粒
片が高速ロール5A,6A側に放出されるため、粒度の
細かい穀粒片は仕切板31と中仕切板7との間に放出さ
れ、下段ロール対22,23に供給されることなく無粉
砕路36を流下する。また、粒度の大きい穀粒片は仕切
板31と側壁9との間に放出され、粉砕路35を介して
下段ロール対22,23に供給されて二段目の粉砕が行
われ、排出ホッパー37に放出される。
【0026】無粉砕路36が排出ホッパー37に接続さ
れている場合には、下段ロール対22から排出ホッパー
37に放出された穀粒片は、無粉砕路36からの穀粒片
と混合されて装置外に排出され、同一の篩い装置等に供
給される。
【0027】また、無粉砕路36を排出シュート38と
なした場合には、無粉砕路36を流下する粒度の細かい
穀粒片は排出シュート38から装置外に排出され、下段
ロール対23から放出された穀粒片は排出ホッパー37
から装置外に排出され、それぞれ別々の篩い装置等に供
給される。
【0028】次に本発明の第二の実施例について図3、
図5及び図6を参照して説明する。なお、前述した第一
の実施例と重複する部分については省略して同符号を付
している。
【0029】上段ロール対5,6下方の上段装置枠2に
は、仕切板31により高速ロール5A、6A側に区分さ
れた穀粒片を受けて流下させる供給ホッパー39を設け
るとともに、下段ロール対22,23上方の下段装置枠
3には、前記供給ホッパー39からの穀粒片を粒大選別
する回転可能な円筒状の回転網40が設けられており、
以下、回転網40について説明する。
【0030】回転網40は、金網、絹網又はナイロン網
を円筒に形成するとともに、この回転網40を回転可能
にする中心軸41が設けられており、回転網40の外周
上部には、回転網40の回転方向にのみ穀粒片が流出す
る間隔で前記供給ホッパー39が配設され、また、回転
網40の中心直上よりも回転網40の回転方向と逆方向
にずらして供給ホッパー39を設けることで、供給され
た穀粒片が回転網40による選別作用をより長く受ける
ようにするとよい。
【0031】回転網40の回転軸41の一端にはプーリ
42が設けられ、このプーリ42とモータ43のプーリ
44との間に、駆動伝達手段となるベルト45が巻回さ
れている。
【0032】回転網40の下方には、回転網40の回転
により回転網40の外周に投出される大径穀粒片の通路
Cと、回転網40の網目を通過又は回転網40の網目に
拘束されて回転網40の低い位置で落下する小径穀粒片
の通路Dとを区別するガイド46が設けてあり、通路C
は前記粉砕路35に、通路Dは前記無粉砕路36に連通
している。また、ガイド46の先端に回動可能な回動板
47を設け、この回動板47を回動させることにより、
回転網40の網目に拘束されて回転網40の低い位置で
落下する小径穀粒片の通路Dへの流入量を調節するとよ
い。
【0033】次に第二の実施例における作用について説
明する。穀粒供給筒19内の穀粒は、供給ロール20の
回転及び開閉ゲート21の開放により上段ロール対5,
6に供給されて一段目の粉砕が行われる。上段ロール対
5,6からは、製品粉を多く含む粒度の細かい穀粒片が
低速ロール5B,6B側に放出され、粒度の大きい穀粒
片が高速ロール5A,6A側に放出されるため、粒度の
細かい穀粒片は仕切板31と中仕切板7との間に放出さ
れ、下段ロール対22,23に供給されることなく無粉
砕路36を流下し、粒度の大きい穀粒片は仕切板31よ
りも側壁9側に放出されて供給ホッパー39に回収さ
れ、供給ホッパー39から回転網40に供給される。
【0034】回転網40の表面において、粒度の大きい
穀粒片の内、比較的粒径の小さい穀粒片は網目を通過し
て回転網40内部に落下し、更に回転網40の下方から
ガイド46上に落下し、ガイド46上を流下して無粉砕
路36に流出する。また、回転網40の網目の大きさと
同程度の穀粒片は、網目を通過するもの以外は網目に引
っかかる等して網目に拘束され、回転網40の回転によ
り回動板47上に落下するか、網目を通過して落下する
穀粒片によって拘束を解かれてガイド46上に落下し、
ガイド46上を流下して無粉砕路36に流出する。
【0035】一方、回転網40の網目よりも大きい穀粒
片は、回転網40の網目に拘束されることも網目を通過
することもなく、回転網40の回転力により投げ出され
て粉砕路35に落下し、下段ロール対22,23に供給
されて二段目の粉砕が行われ、排出ホッパー37に放出
される。
【0036】無粉砕路36が排出ホッパー37に接続さ
れている場合には、下段ロール対22から排出ホッパー
37に放出された穀粒片と、無粉砕路36から排出ホッ
パー37に流入する、仕切板31により区分された粒度
の細かい穀粒片及び、回転網40の網目を通過又は網目
に拘束された穀粒片と、が混合されて装置外に排出さ
れ、同一の篩い装置等に供給される。
【0037】また、無粉砕路36を排出シュート38と
なした場合には、無粉砕路36を流下する、仕切板31
により区分された粒度の細かい穀粒片及び、回転網40
の網目を通過又は網目に拘束された穀粒片は排出シュー
ト38から装置外に排出され、下段ロール対23から放
出された穀粒片は排出ホッパー37から装置外に排出さ
れ、それぞれ別々の篩い装置等に供給される。
【0038】次に本発明の第三の実施例について図4、
図5及び図6を参照して説明する。なお、前述した第一
の実施例及び第二の実施例と重複する部分については省
略して同符号を付している。
【0039】上段ロール対5,6下方の上段装置枠2に
は、仕切板31により低速ロール5B、6B側に区分さ
れた穀粒片を受けて流下させる供給ホッパー48を設け
るとともに、高速ロール5A,5B側に区分された穀粒
片を前記粉砕路35に案内するガイド49を設け、下段
ロール対22,23上方の下段装置枠3には、前記供給
ホッパー48からの穀粒片を粒大選別するための前記回
転網40が設けられている。
【0040】回転網40の下方には、回転網40の回転
により回転網40の外周に投出される大径穀粒片の通路
Cと、回転網40の網目を通過又は回転網40の網目に
拘束されて回転網40の下方位置で落下する小径穀粒片
の通路Dとを区別するガイド46が設けてあり、通路C
は前記粉砕路35に、通路Dは前記無粉砕路36に連通
している。
【0041】次に第三の実施例における作用について説
明する。穀粒供給筒19内の穀粒は、供給ロール20の
回転及び開閉ゲート21の開放により上段ロール対5,
6に供給されて一段目の粉砕が行われる。上段ロール対
5,6からは、製品粉を多く含む粒度の細かい穀粒片が
低速ロール5B,6B側に放出され、粒度の大きい穀粒
片が高速ロール5A,6A側に放出されるため、粒度の
大きい穀粒片は仕切板31により区分されてガイド49
上に放出され、ガイド49を流下して粉砕路35に案内
される。
【0042】粒度の細かい穀粒片は仕切板31よりも中
仕切板7側に放出されて、供給ホッパー48に回収さ
れ、供給ホッパー48から回転網40に供給される。
【0043】回転網40の表面において、粒度の細かい
穀粒片の内、比較的粒径の小さい穀粒片は網目を通過し
て回転網40内部に落下し、更に回転網40の下方から
ガイド46上に落下し、ガイド46上を流下して無粉砕
路36に流出する。また、回転網40の網目の大きさと
同程度の穀粒片は、網目を通過するもの以外は網目に引
っかかる等して網目に拘束され、回転網40の回転によ
り回動板47上に落下するか、網目を通過して落下する
穀粒片によって拘束を解かれてガイド46上に落下し、
ガイド46上を流下して無粉砕路36に流出する。
【0044】一方、回転網40の網目よりも大きい穀粒
片は、回転網40の網目に拘束されることも網目を通過
することもなく、回転網40の回転力により投げ出され
て粉砕路35に落下し、仕切板31により区分された粒
度の大きい穀粒片とともに下段ロール対22,23に供
給されて二段目の粉砕が行われ、排出ホッパー37に放
出される。
【0045】無粉砕路36が排出ホッパー37に接続さ
れている場合には、下段ロール対22から排出ホッパー
37に放出された穀粒片と、無粉砕路36から排出ホッ
パー37に流入する、回転網40の網目を通過又は網目
に拘束された穀粒片と、が混合されて装置外に排出さ
れ、同一の篩い装置等に供給される。
【0046】また、無粉砕路36を排出シュート38と
なした場合には、無粉砕路36を流下する、回転網40
の網目を通過又は網目に拘束された穀粒片は排出シュー
ト38から装置外に排出され、下段ロール対23から放
出された穀粒片は排出ホッパー37から装置外に排出さ
れ、それぞれ別々の篩い装置等に供給される。
【0047】なお、上記各実施例においては、粉砕装置
1の右半部と左半部との構成を異なるものとしてある
が、これは説明の便宜上であって、通常は右半部と左半
部とは同一の構成である。
【0048】また、回転網40の網目の大きさは、回転
網40に供給される穀粒片の粒度等により適宜変更する
ものである。
【0049】
【発明の効果】周速の異なる粉砕ロールをそれぞれ備え
た上下二段のロール対により穀粒を連続して粉砕する粉
砕方法において、上段ロール対から放出される穀粒片
を、前記上段ロール対と前記下段ロール対との間に設け
た仕切板により前記上段ロール対の高速ロール側と低速
ロール側とに区分し、低速ロール側に区分された穀粒片
を前記下段ロール対に供給することなく、高速ロール側
に区分された穀粒片のみを前記下段ロール対に供給して
粉砕することにより、低速ロール側に放出される製品粉
を多く含む比較的粒度の細かい穀粒片と、高速ロール側
に放出される比較的粒度が大きい穀粒片とを仕切板によ
り区分し、低速ロール側に区分された比較的粒度の細か
い穀粒片を下段ロール対に供給せず連続した粉砕を行わ
ないため、製品粉を不必要に過剰粉砕することがなく粉
品質を落とすことがない。また、高速ロール側に区分さ
れた比較的粒度の大きい穀粒片のみを下段ロール対に供
給して連続粉砕するため、下段ロール対の粉砕効率が低
下することなく消費動力を低くすることができるととも
に、下段ロール対から放出される穀粒片の粒度分布の幅
が小さくなるため、この穀粒片を粒度別に区分する篩い
装置を小型化することができる。
【0050】周速の異なる粉砕ロールをそれぞれ備えた
上下二段のロール対により穀粒を連続して粉砕する粉砕
方法において、上段ロール対から放出される穀粒片を、
前記上段ロール対と前記下段ロール対との間に設けた仕
切板により前記上段ロール対の高速ロール側と低速ロー
ル側とに区分するとともに、該高速ロール側に区分され
た穀粒片を回転可能に形成した円筒状の回転網に供給
し、該回転網の回転により投出される大径穀粒片と、前
記回転網を通過又は回転網の網目に拘束される小径穀粒
片とに区分し、該小径穀粒片と前記低速ロール側に区分
された穀粒片とは前記下段ロール対に供給することな
く、前記大径穀粒片のみを前記下段ロール対に供給して
粉砕することにより、低速ロール側に放出される製品粉
を多く含む比較的粒度の細かい穀粒片と、高速ロール側
に放出される比較的粒度が大きい穀粒片とを仕切板によ
り区分するとともに、高速ロール側に区分された穀粒片
を更に回転網によって粒大選別し、回転網に供給された
穀粒片に含まれる製品粉を含む小径穀粒片と大径穀粒片
とに区分し、低速ロール側に区分された比較的粒度の細
かい穀粒片と前記小径穀粒片とを下段ロール対に供給せ
ず連続した粉砕を行わないため、製品粉を含む粒度の小
さい穀粒片を不必要に過剰粉砕することがなく粉品質を
落とすことがない。また、前記大径穀粒片のみを下段ロ
ール対に供給して連続粉砕するため、下段ロール対の粉
砕効率が低下することなく消費動力を低くすることがで
きるとともに、下段ロール対から放出される穀粒片の粒
度分布の幅が小さくなるため、この穀粒片を粒度別に区
分する篩い装置を小型化することができる。
【0051】周速の異なる粉砕ロールをそれぞれ備えた
上下二段のロール対により穀粒を連続して粉砕する粉砕
方法において、上段ロール対から放出される穀粒片を、
前記上段ロール対と前記下段ロール対との間に設けた仕
切板により前記上段ロール対の高速ロール側と低速ロー
ル側とに区分するとともに、該低速ロール側に区分され
た穀粒片を回転可能に形成した円筒状の回転網に供給
し、該回転網の回転により投出される大径穀粒片と、前
記回転網を通過又は回転網の網目に拘束される小径穀粒
片とに区分し、該小径穀粒片は前記下段ロール対に供給
することなく、前記大径穀粒片と前記高速ロール側に区
分された穀粒片とを前記下段ロール対に供給して粉砕す
ることにより、低速ロール側に放出される製品粉を多く
含む比較的粒度の細かい穀粒片と、高速ロール側に放出
される比較的粒度が大きい穀粒片とを仕切板により区分
するとともに、低速ロール側に区分された穀粒片を更に
回転網によって粒大選別し、回転網に供給された穀粒片
に含まれる製品粉を含む小径穀粒片と粒径の大きい大径
穀粒片とに区分し、前記小径穀粒片を下段ロール対に供
給せず連続した粉砕を行わないため、製品粉を含む粒度
の小さい穀粒片を不必要に過剰粉砕することがなく粉品
質を落とすことがない。また、高速ロール側に区分され
た比較的粒度が大きい穀粒片と前記大径穀粒片とを下段
ロール対に供給して連続粉砕するため、下段ロール対の
粉砕効率が低下することなく消費動力を低くすることが
できるとともに、下段ロール対から放出される穀粒片の
粒度分布の幅が小さくなるため、この穀粒片を粒度別に
区分する篩い装置を小型化することができる。
【0052】前記下段ロール対に供給されて粉砕された
穀粒片と前記下段ロール対に供給されなかった穀粒片と
を混合して同一の篩い装置に供給することにより、全て
の穀粒片を一台の篩い装置で篩い分けることができるた
め、篩い装置の台数を減らすことができ、必要な設備コ
ストを削減することができる。
【0053】前記下段ロール対に供給されて粉砕された
穀粒片と前記下段ロール対に供給されなかった穀粒片と
を別々の篩い装置に供給することにより、粒度分布の異
なるそれぞれの穀粒片を効率よく粒度別に篩い分けるこ
とができる。
【0054】周速の異なる粉砕ロールをそれぞれ備えた
上下二段のロール対を備え、上段ロール対で粉砕された
穀粒片を下段ロール対で連続して粉砕する粉砕装置にお
いて、前記上段ロール対と前記下段ロール対との間に、
前記上段ロール対から放出される穀粒片を前記上段ロー
ル対の高速ロール側と低速ロール側とに区分する回動可
能な仕切板を設けるとともに、前記低速ロール側に区分
された穀粒片を前記下段ロール対に供給しない無粉砕路
と、前記高速ロール側に区分された穀粒片を前記下段ロ
ール対に供給する粉砕路とを設けることにより、低速ロ
ール側に放出される製品粉を多く含む比較的粒度の細か
い穀粒片と、高速ロール側に放出される比較的粒度が大
きい穀粒片とを仕切板により区分し、前記無粉砕路に低
速ロール側に区分された比較的粒度の細かい穀粒片を通
過させ、下段ロール対に供給せず連続した粉砕を行わな
いため、製品粉を不必要に過剰粉砕することがなく粉品
質を落とすことがない。また、高速ロール側に区分され
た比較的粒度の大きい穀粒片のみを前記粉砕路を介して
下段ロール対に供給して連続粉砕するため、下段ロール
対の粉砕効率が低下することなく消費動力を低くするこ
とができるとともに、下段ロール対から放出される穀粒
片の粒度分布の幅が小さくなるため、この穀粒片を粒度
別に区分する篩い装置を小型化することができる。ま
た、簡単な構成で確実に穀粒片を区分することができる
ため粉砕装置の製造コストが上昇することがない。
【0055】周速の異なる粉砕ロールをそれぞれ備えた
上下二段のロール対を備え、上段ロール対で粉砕された
穀粒片を下段ロール対で連続して粉砕する粉砕装置にお
いて、前記上段ロール対と前記下段ロール対との間に、
前記上段ロール対から放出される穀粒片を前記上段ロー
ル対の高速ロール側と低速ロール側とに区分する回動可
能な仕切板を設けるとともに、前記高速ロール側に区分
された穀粒片を粒大選別して大径穀粒片と小径穀粒片と
に選別する回転可能な円筒状の回転網を設け、前記小径
穀粒片と前記低速ロール側に区分された穀粒片とを前記
下段ロール対に供給しない無粉砕路と、前記大径穀粒片
を前記下段ロール対に供給する粉砕路とを設けることに
より、低速ロール側に放出される製品粉を多く含む比較
的粒度の細かい穀粒片と、高速ロール側に放出される比
較的粒度が大きい穀粒片とを仕切板により区分するとと
もに、高速ロール側に区分された穀粒片を更に回転網に
よって粒大選別し、回転網に供給された穀粒片に含まれ
る製品粉を含む小径穀粒片と大径穀粒片とに区分し、前
記無粉砕路に低速ロール側に区分された比較的粒度の細
かい穀粒片と前記小径穀粒片とを通過させ、下段ロール
対に供給せず連続して粉砕を行わないため、製品粉を含
む粒度の小さい穀粒片を不必要に過剰粉砕することがな
く粉品質を落とすことがない。また、前記大径穀粒片の
みを前記粉砕路を介して下段ロール対に供給して連続粉
砕するため、下段ロール対の粉砕効率が低下することな
く消費動力を低くすることができるとともに、下段ロー
ル対から放出される穀粒片の粒度分布の幅が小さくなる
ため、この穀粒片を粒度別に区分する篩い装置を小型化
することができる。
【0056】周速の異なる粉砕ロールをそれぞれ備えた
上下二段のロール対を備え、上段ロール対で粉砕された
穀粒片を下段ロール対で連続して粉砕する粉砕装置にお
いて、前記上段ロール対と前記下段ロール対との間に、
前記上段ロール対から放出される穀粒片を前記上段ロー
ル対の高速ロール側と低速ロール側とに区分する回動可
能な仕切板を設けるとともに、前記低速ロール側に区分
された穀粒片を粒大選別して大径穀粒片と小径穀粒片と
に選別する回転可能な円筒状の回転網を設け、前記小径
穀粒片を前記下段ロール対に供給しない無粉砕路と、前
記大径穀粒片と前記高速ロール側に区分された穀粒片と
を前記下段ロール対に供給する粉砕路とを設けることに
より、低速ロール側に放出される製品粉を多く含む比較
的粒度の細かい穀粒片と、高速ロール側に放出される比
較的粒度が大きい穀粒片とを仕切板により区分するとと
もに、低速ロール側に区分された穀粒片を更に回転網に
よって粒大選別し、回転網に供給された穀粒片に含まれ
る製品粉を含む小径穀粒片と粒径の大きい大径穀粒片と
に区分し、前記無粉砕路に前記小径穀粒片を通過させ、
下段ロール対に供給せず連続した粉砕を行わないため、
製品粉を含む粒度の小さい穀粒片を不必要に過剰粉砕す
ることがなく粉品質を落とすことがない。また、高速ロ
ール側に区分された比較的粒度が大きい穀粒片と前記大
径穀粒片とを前記粉砕路を介して下段ロール対に供給し
て連続粉砕するため、下段ロール対の粉砕効率が低下す
ることなく消費動力を低くすることができるとともに、
下段ロール対から放出される穀粒片の粒度分布の幅が小
さくなるため、この穀粒片を粒度別に区分する篩い装置
を小型化することができる。
【0057】前記下段ロール対で粉砕された穀粒片を機
外に排出する排出路と、前記下段ロール対に供給されな
かった穀粒片を機外に排出する排出路とを接続すること
により、下段ロール対で粉砕された穀粒片と、無粉砕路
を流下する上段ロール対のみで粉砕された穀粒片とを混
合して同一の篩い装置に供給することができ、全ての穀
粒片を一台の篩い装置で篩い分けることができるため、
篩い装置の台数を減らすことができ、必要な設備コスト
を削減することができる。
【0058】前記下段ロール対で粉砕された穀粒片を機
外に排出する排出路と、前記下段ロール対に供給されな
かった穀粒片を機外に排出する排出路とを別々に形成す
ることにより、粒度分布の異なるそれぞれの穀粒片を別
々の篩い装置に供給することができるため、穀粒片をそ
れぞれ効率よく粒度別に篩い分けることができる。
【0059】前記仕切板の回動軸を、前記上段ロール対
の低速ロール下方に設けることにより、上段ロール対の
低速ロール側に放出される製品粉を含む粒度の細かい穀
粒片を容易に区分することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の作用を示す図である。
【図2】第一の実施例の粉砕装置の内部構造を示す縦断
面図である。
【図3】本発明の第二の実施例の作用を示す図である。
【図4】本発明の第三の実施例の作用を示す図である。
【図5】回転網の構成を示す斜視図である。
【図6】回転網による篩い分けを示す断面図である。
【符号の説明】
1 粉砕装置 2 上段装置枠 3 下段装置枠 4 支持台 5 上段ロール対 6 上段ロール対 7 中仕切板 8 移動軸受 9 側壁 10 固定軸受 11 当板 12 支点ピン 13 偏心輪 14 エアシリンダー 15 調節棒 16 間隙調節ハンドル 17 緊張装置 18 供給装置 19 供給筒 20 供給ロール 21 供給ゲート板 22 下段ロール対 23 下段ロール対 24 移動軸受 25 固定軸受 26 偏心輪 27 調節棒 28 エアシリンダー 29 間隙調節ハンドル 30 緊張装置 31 仕切板 32 回動軸 33 当板 34 支点ピン 35 粉砕路 36 無粉砕路 37 排出ホッパー 38 排出シュート 39 供給ホッパー 40 回転網 41 中心軸 42 プーリ 43 モータ 44 プーリ 45 ベルト 46 ガイド 47 回動板 48 供給ホッパー 49 ガイド

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周速の異なる粉砕ロールをそれぞれ備え
    た上下二段のロール対により穀粒を連続して粉砕する粉
    砕方法において、上段ロール対から放出される穀粒片
    を、前記上段ロール対と前記下段ロール対との間に設け
    た仕切板により前記上段ロール対の高速ロール側と低速
    ロール側とに区分し、低速ロール側に区分された穀粒片
    を前記下段ロール対に供給することなく、高速ロール側
    に区分された穀粒片のみを前記下段ロール対に供給して
    粉砕することを特徴とする粉砕方法。
  2. 【請求項2】 周速の異なる粉砕ロールをそれぞれ備え
    た上下二段のロール対により穀粒を連続して粉砕する粉
    砕方法において、上段ロール対から放出される穀粒片
    を、前記上段ロール対と前記下段ロール対との間に設け
    た仕切板により前記上段ロール対の高速ロール側と低速
    ロール側とに区分するとともに、該高速ロール側に区分
    された穀粒片を回転可能に形成した円筒状の回転網に供
    給し、該回転網の回転により投出される大径穀粒片と、
    前記回転網を通過又は回転網の網目に拘束される小径穀
    粒片とに区分し、該小径穀粒片と前記低速ロール側に区
    分された穀粒片とは前記下段ロール対に供給することな
    く、前記大径穀粒片のみを前記下段ロール対に供給して
    粉砕することを特徴とする粉砕方法。
  3. 【請求項3】 周速の異なる粉砕ロールをそれぞれ備え
    た上下二段のロール対により穀粒を連続して粉砕する粉
    砕方法において、上段ロール対から放出される穀粒片
    を、前記上段ロール対と前記下段ロール対との間に設け
    た仕切板により前記上段ロール対の高速ロール側と低速
    ロール側とに区分するとともに、該低速ロール側に区分
    された穀粒片を回転可能に形成した円筒状の回転網に供
    給し、該回転網の回転により投出される大径穀粒片と、
    前記回転網を通過又は回転網の網目に拘束される小径穀
    粒片とに区分し、該小径穀粒片は前記下段ロール対に供
    給することなく、前記大径穀粒片と前記高速ロール側に
    区分された穀粒片とを前記下段ロール対に供給して粉砕
    することを特徴とする粉砕方法。
  4. 【請求項4】 前記下段ロール対に供給されて粉砕され
    た穀粒片と前記下段ロール対に供給されなかった穀粒片
    とを混合して同一の篩い装置に供給することを特徴とす
    る請求項1、2又は3記載の粉砕方法。
  5. 【請求項5】 前記下段ロール対に供給されて粉砕され
    た穀粒片と前記下段ロール対に供給されなかった穀粒片
    とを別々の篩い装置に供給することを特徴とする請求項
    1、2又は3記載の粉砕方法。
  6. 【請求項6】 周速の異なる粉砕ロールをそれぞれ備え
    た上下二段のロール対を備え、上段ロール対で粉砕され
    た穀粒片を下段ロール対で連続して粉砕する粉砕装置に
    おいて、前記上段ロール対と前記下段ロール対との間
    に、前記上段ロール対から放出される穀粒片を前記上段
    ロール対の高速ロール側と低速ロール側とに区分する回
    動可能な仕切板を設けるとともに、前記低速ロール側に
    区分された穀粒片を前記下段ロール対に供給しない無粉
    砕路と、前記高速ロール側に区分された穀粒片を前記下
    段ロール対に供給する粉砕路とを設けたことを特徴とす
    る粉砕装置。
  7. 【請求項7】 周速の異なる粉砕ロールをそれぞれ備え
    た上下二段のロール対を備え、上段ロール対で粉砕され
    た穀粒片を下段ロール対で連続して粉砕する粉砕装置に
    おいて、前記上段ロール対と前記下段ロール対との間
    に、前記上段ロール対から放出される穀粒片を前記上段
    ロール対の高速ロール側と低速ロール側とに区分する回
    動可能な仕切板を設けるとともに、前記高速ロール側に
    区分された穀粒片を粒大選別して大径穀粒片と小径穀粒
    片とに選別する回転可能な円筒状の回転網を設け、前記
    小径穀粒片と前記低速ロール側に区分された穀粒片とを
    前記下段ロール対に供給しない無粉砕路と、前記大径穀
    粒片を前記下段ロール対に供給する粉砕路とを設けたこ
    とを特徴とする粉砕装置。
  8. 【請求項8】 周速の異なる粉砕ロールをそれぞれ備え
    た上下二段のロール対を備え、上段ロール対で粉砕され
    た穀粒片を下段ロール対で連続して粉砕する粉砕装置に
    おいて、前記上段ロール対と前記下段ロール対との間
    に、前記上段ロール対から放出される穀粒片を前記上段
    ロール対の高速ロール側と低速ロール側とに区分する回
    動可能な仕切板を設けるとともに、前記低速ロール側に
    区分された穀粒片を粒大選別して大径穀粒片と小径穀粒
    片とに選別する回転可能な円筒状の回転網を設け、前記
    小径穀粒片を前記下段ロール対に供給しない無粉砕路
    と、前記大径穀粒片と前記高速ロール側に区分された穀
    粒片とを前記下段ロール対に供給する粉砕路とを設けた
    ことを特徴とする粉砕装置。
  9. 【請求項9】 前記下段ロール対で粉砕された穀粒片を
    機外に排出する排出路と、前記下段ロール対に供給され
    なかった穀粒片を機外に排出する排出路とを接続してな
    る請求項6、7又は8記載の粉砕装置。
  10. 【請求項10】 前記下段ロール対で粉砕された穀粒片
    を機外に排出する排出路と、前記下段ロール対に供給さ
    れなかった穀粒片を機外に排出する排出路とを別々に形
    成してなる請求項6、7又は8記載の粉砕装置。
  11. 【請求項11】前記仕切板の回動軸を、前記上段ロール
    対の低速ロール下方に設けてなる請求項6、7、8、9
    又は10記載の粉砕装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2347065B (en) * 1999-02-25 2002-10-09 Aimo Kortteen Konepaja Oy Roller mill arrangement
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