JPH1118821A - 頭髪に液状剤を塗布する装置 - Google Patents

頭髪に液状剤を塗布する装置

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JPH1118821A
JPH1118821A JP10059355A JP5935598A JPH1118821A JP H1118821 A JPH1118821 A JP H1118821A JP 10059355 A JP10059355 A JP 10059355A JP 5935598 A JP5935598 A JP 5935598A JP H1118821 A JPH1118821 A JP H1118821A
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container
liquid agent
hair
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nozzle
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Katsuhito Nakamura
雄人 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操作レバーの操作で、頭髪部分に当てたノズル
頭部前に液状剤を吐出し、引き続きこれを横撫でする形
で頭髪にこすり付けるように塗布することにより、頭髪
に対する液状剤の塗布を確実にする。 【解決手段】容器1にポンプ機構2を装着し、ポンプ機
構2に液状剤塗布手段13を有するノズル部材3を連結
し、ポンプ機構の操作レバー9に毛分け杆14を設け
る。軟質の容器1cでは容器口部寄り位置に補強帯状環
部6を周設することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頭髪に液状剤を塗
布する装置、さらに詳しくは、手に持った容器内からポ
ンプ作用で適量の液状剤を頭髪に直接に吐出させて塗布
する頭髪に液状剤を塗布する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、頭髪に塗布される液状剤を代
表するものとして染毛液がある。この染毛液は、染毛直
前に2種類の染毛剤を所定の割合で混ぜてつくられる。
この染毛液の一般的なつくり方としてはカップを使用
し、このカップ内にチューブ入りの一方の染毛剤をチュ
ーブから必要量を押し出し、他方の染毛剤を少しずつ加
えながらカップ内で混ぜ合わせてむらのない染毛液がつ
くられる。そして、この染毛液による染毛作業にはハケ
を用い、染毛作業としては、ハケに一体に形設した毛分
け杆で頭髪を適宜幅で小分け状にスライスして頭髪根元
部を露出させ、この状態をもう一方の手で保持し、この
後にカップ内から染染毛液をハケで取ってきて頭髪部分
にこすり付けるように塗布する手法が採られる。
【0003】ところが、頭髪の染毛として代表的な白髪
染について、上記するようにカップ内から染毛液をハケ
で取って頭髪に塗布する手法を採用した場合、初めて白
髪を染めるバージンヘアーの場合を除き、2回目以降の
染毛で、頭髪根元部の新生毛だけを染めるリタッチ技術
は高度のテクニックを必要とするため、これを一般家庭
において素人が実施することは不可能に近いものであ
る。
【0004】また、ヘアーサロン等において営業的に実
施するにしても、染毛液の入ったカップを載せるキャス
ター付きのワゴンを必要し、このワゴンは技術者の動き
に合わせて染毛液を取りやすい位置に常に移動させなけ
ればならず、しかも、カップ内から染毛液をハケにたっ
ぷり取って頭髪に塗布するのに、カップと頭髪との間を
ハケが行き来する時に染毛液が飛散することは避けら
ず、衣服や床や回りの物を汚す(染色)する場合が多い
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、2
種類の染毛剤を混ぜてつくる染毛液に限らず、頭髪に塗
布される各種の液状剤を、手に持った容器内からポンプ
機構を操作して頭髪に直接に吐出して塗布することによ
って、頭髪に対する液状剤の塗布が誰にでも簡単に確実
にでき、また、液状剤の飛散をなくて衣服や回りの物を
汚したりすることのない頭髪に液状剤を塗布する装置を
提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、頭髪に塗布さ
れる液状剤を収容した容器と、該容器口部に着脱自在に
装着され、容器中心線に作動軸を合わせ手動操作される
ポンプ機構と、該ポンプ機構の上端に連結したノズル部
材を備え、ノズル部材は、ポンプ機構の作動軸線に略平
行させ、且つ、横にずらして上下方向に細長いノズル頭
部を有し、該ノズル頭部に液状剤塗布手段を設け、ま
た、ポンプ機構の操作レバー操作部をノズル頭部下方に
位置させ、該操作レバーの操作部を容器との間に操作空
間を形成して下向きに延長させて毛分け杆を設けたこと
を特徴とする。
【0007】ここで、容器の容量(大きさ)は、従来か
らのハケ塗り染毛に使用されるカップと同程度で一回使
用分の染毛液が充分に入る大きさのものである。また、
容器としては、ポンプ機構を操作して容器内の液状剤を
無駄なく使い切れるものであれば、特に構造的な制約は
なく、ポンプ機構を装着して両者が直状形態をなすもの
であれば市販製品が使用できる。そして、ポンプ機構の
容器口部連結部材に対し、容器口部サイズが合う容器は
直接に結合して使用し、サイズが合わない容器は適宜の
アタッチメントを使用して結合する。
【0008】ポンプ機構は、容器の中心線方向に往復動
して容器内の液状剤を吸出するポンプ本体と、該ポンプ
本体に中間部を交叉状にして連係させた操作レバーと、
容器口部連結部材を備え、操作レバーの一端をポンプ本
体の片側で容器口部連結部材に枢着し、操作レバーの操
作部はポンプ本体の反対側で容器との間に操作空間を形
成して下向きに延長させて先細の毛分け杆を設けたもの
で、片方の手で容器口部付近を握るようにして持ち、人
差し指や中指を操作レバーの操作部に掛けてこれを容器
側に引き寄せるように引動する操作を繰り返すことで、
ポンプ本体が容器の軸線方向に往復動してポンプ作用を
生じる。ノズル部材はこのポンプ本体と一体的に動く。
【0009】このような本発明の装置によれば、頭髪に
液状剤を塗布するには、片方の手で液状剤の入った容器
を持ち、人差し指や中指を操作レバーの操作部に軽く掛
けた状態で、毛分け杆を使用して頭髪を適宜幅にスライ
スして液状剤を塗布する頭髪部分を露出させ、この状態
をもう一方の手で保持し、容器を持つ手を軽く捻るよう
に動かしてノズル頭部を頭髪部分に当て、操作レバーを
操作して容器内の液状剤をノズル頭部前に吐出させてこ
れをすぐに液状剤塗布手段で頭髪にこすり付けるように
塗布するものである。
【0010】このように、容器毎手に持った状態で毛分
け杆による頭髪のスライスやポンプ機構の操作やノズル
頭部前に吐出させた液状剤を頭髪に塗布する一連の作業
を思い通りに的確に行うために、容器としては、請求項
2記載の発明のように、硬質の容器本体と、該容器本体
内に収嵌した可動底を備え、可動底は容器内から液状剤
がポンプ機構により吸出されるにつれて容器口部側に自
動的に移動する構成のものが好ましい。このような容器
構成では、容器内の液状剤を使い切るまで容器の外観形
態が変化しないので操作性がよく、また、液状剤の詰め
替えには、可動底を元の位置に押し返すだけで簡単にで
きるので容器の繰り返し使用ができる。例えば、液状剤
が2種類の染毛剤を所定の割合で混ぜてつくる染毛液の
場合は、容器口部を上にして両方の染毛剤を容器内に入
れて容器口部から攪拌棒を差し込んで混ぜるか、容器口
部を閉めて容器毎振ってむらのない染毛液をつくること
ができる。
【0011】また、液状剤がヘアートリートメント、ヘ
アーローション又はヘアーマニキュア等である場合に
は、普通、容器は軟質で変形自在にできていて内容液状
剤を押し出して使用するチューブ入りとされる場合が多
い。そこで、この種の容器に直接にポンプ機構を装着し
て使用するために、請求項3記載の発明のように、容器
口部寄り位置に帯状補強部を周設し、容器内から液状剤
がポンプ機構により吸出されて最終的に偏平状をなった
容器本体が容器口部付近から横折れするのを帯状補強部
によって防止するのが好ましい。このような容器構成で
は、容器内の液状剤が減少するにつれて容器本体の外観
形態は偏平状をなっていくが、容器口部付近に帯状補強
部が存在するので、最後まで容器としての直状形態は保
持されて容器口部付近を手に持って頭髪に液状剤を塗布
する操作性に影響を与えないものである。また、容器口
部付近で閉塞も生じないので容器内の液状剤を無駄なく
使用できる。
【0012】操作レバーを操作してノズル頭部前に吐出
させた液状剤を頭髪に塗布し易くするために、ノズル部
材の連結基部を曲げ構造を採用してノズル頭部をポンプ
機構の作動軸線から横にずらし偏位させている。そこ
で、請求項4記載の発明のように、ポンプ機構の上端と
ノズル部材を旋回動自在に連結し、該ノズル部材とポン
プ機構間にノズル旋回機構を配装した構成を採用する
と、ノズル頭部前に液状剤が吐出されるのに続き、ノズ
ル部材が旋回してノズル頭部が横向きに動いてこのノズ
ル頭部前に吐出された液状剤を液状剤塗布手段によって
横撫でする形で頭髪にこすり付けるように塗布するよう
になる。
【0013】この場合に、頭髪根元部にノズル頭部を当
てた状態から操作レバーを操作し、ある程度の液状剤の
吐出を待ってノズル部材を旋回させるために、請求項5
記載の発明のように、ノズル部材基部に設けた受け部材
と、ポンプ機構の操作レバーに設けた押し部材を係合さ
せ、操作レバーの操作開始時期とノズル部材の旋回開始
時期に若干のずれを生じさせるようにするのが好まし
い。このように構成にすると、操作レバーの操作初期で
ノズル頭部前に液状剤を吐出させ、この後で液状剤は液
状剤塗布手段によって頭髪にこすり付けるように塗布さ
れるので、ノズル頭部や液状剤塗布手段の無駄な動きが
なくなり、操作レバーを操作する度に吐出される液状剤
を能率よく頭髪に塗布することができる。
【0014】頭髪に対する各種液状剤の塗布を的確に行
うために、ノズル頭部に設ける液状剤塗布手段として
は、請求項6記載の発明のように、ノズル頭部に開設し
た開口部と、該開口部に基部を着脱自在に嵌着したブラ
シ、櫛歯又は軟質舌にしたり、請求項7記載の発明のよ
うに、ノズル頭部に整列状に開設した複数の液状剤吐出
孔と、該液状剤吐出孔列に平行近接して基部を取着した
ブラシ、櫛歯又は軟質舌とすることができる。
【0015】ここで、ブラシと軟質舌片は毛染液等を頭
髪根元部に集中的に塗布するのに適するもので、ここで
の染毛作業要領は、従来の手慣れた染毛作業要領を踏襲
したものである。また、櫛歯はヘアートリートメントや
ヘアーマニキュア等を頭髪をその根元部から梳きながら
ある程度広い範囲に塗布するのに便利なものである。
【0016】なお、これらのブラシ、櫛歯又は軟質舌の
基部に対するノズル頭部からの液状剤の吐出量及び方向
性等については、液状剤の種類や作業性等を考慮して経
験的に設定される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を、図面に基づいて説明する。
【0018】図面において、図1は本発明の装置の一部
を断面で示す正面図である。
【0019】図において、1は容器、2は容器口部1a
に着脱自在に装着したポンプ機構、3はポンプ機構2の
先端に連結したノズル部材、4はポンプ機構2とノズル
部材3間に配装したノズル旋回機構を示す。
【0020】容器1は、容器口部1aにポンプ機構2を
装着して両者が直状形態をなすもので、図1に示す実施
の形態における容器1は、硬質な筒状胴部1b内に可動
底5を収嵌してなり、容器1内から液状剤が吸出される
につれて可動底5が自動的に容器口部1a側に移動する
構成のもので、この種の容器1の基本構成は公知のもの
である。なお、容器容量としては、従来からのハケ塗り
染毛に使用されるカップと同程度で一回使用分の染毛液
が充分に収容できる大きさに設定している。
【0021】また、本発明の装置に適用される容器1と
しては、ポンプ機構2を装着して両者が直状形態をなす
ものであればよく、市販製品が使用できる。ここで、ポ
ンプ機構2との結合で容器口部1aのサイズが合う容器
1は直接に結合して使用し、サイズが合わない容器1は
適当なアタッチメントを使用して結合する。
【0022】また、容器1の容器本体1cが軟質で変形
自在なチューブ状のものでは、図2に示すように、容器
本体1cの口部寄り位置に帯状補強部6を周設する。こ
のように、容器口部1a付近に帯状補強部6が存在する
と、容器1内の液状剤が減少するにつれて容器1の外観
形態は偏平状になり、最終的には偏平状になった容器本
体1cが容器口部1a付近から横折れ(折曲)するのを
防止できる(図2(b)参照)。このように軟質な容器
1であっても中の液状剤を使い切るまで容器1としての
直状形態が保持できて操作性に影響を与えないで使用で
きる。
【0023】ポンプ機構2は、容器口部連結部材7を介
して容器口部1aに装着されるもので、容器口部連結部
7に、容器1の中心線方向に往復動して容器1内の液状
剤を吸出するポンプ本体8を組付け、このポンプ本体8
に操作レバー9の中間部を交叉状にして連係させ、この
操作レバー9の一端をポンプ本体8の片側で容器口部連
結部材7に枢着し、この操作レバー9の操作部はノズル
部材3の後述するノズル頭部3a下方に位置させて容器
1との間に操作空間10を形成して下向きに延長させて
毛分け杆14を設けている。なお、図示はしていない
が、ポンプ本体8内には、ポンプ本体8を押し上げ方向
に付勢するばねと弁機構が組み込まれ、図3に示すよう
に、容器口部1a付近を片方の手で握るようにして持
ち、人差し指や中指を操作レバー9の操作部に掛けてこ
れをばねに抗して容器1側に引動操作して容器1内の液
状剤を吸出するようにしたポンプ機構2の基本構成は公
知のものである。
【0024】ノズル部材3は、細長いノズル頭部3aを
有し、その連結基部3bを曲げ構造にしてポンプ機構2
のポンプ本体8の上端に旋回自在に連結している。ま
た、このノズル頭部3aの連結基部3bを曲げ構造にし
たことにより、ノズル頭部3aをポンプ機構2の作動軸
線に略平行させた状態で作動軸線から横にずらして上下
方向に長細く形成している。また、この連結基部3bを
ポンプ本体8上端に旋回自在に連結する上で、図示はし
ていないが、両者間には、液漏れを防止し、必要に応じ
て着脱自在にした公知の連結部構成を採用している。
【0025】また、ノズル部材3内には、ポンプ本体8
に連通させて液通路11が設けられ、この液通路11か
ら分岐してノズル頭部3aに整列状に複数の液状剤吐出
孔12を開設し、この液状剤吐出孔列12に平行近接し
て液状剤塗布手段13の基部13dを固着し、ノズル頭
部3a側からの液状剤をこの液状剤塗布手段13の基部
13dに吐出するようにしている。
【0026】また、図5に示す実施の形態のものは、曲
げ構造を採るノズル頭部3aの連結基部3bをポンプ本
体8の上端に固定的に連結し、また、ノズル頭部3aに
対する液状剤塗布手段13の取着構成としては、ノズル
頭部3aに開設した開口部3cに液状剤塗布手段13の
基部13dを液状剤吐出隙間13eを形成して着脱自在
に嵌着し、ノズル頭部3a側からの液状剤は液状剤吐出
隙間13eから吐出するようにしている。
【0027】ここで、液状剤塗布手段13は、図4
(a),(b),(c)に示すように、汎用のブラシ1
3a、櫛歯13b又はへら状をなす軟質舌片13cをか
らなるもので、ノズル頭部3aに対する取着方向は適宜
に設定され、また、液状剤、頭髪に塗布される液状剤の
種類によって使い分けられる。例えば、ブラシ13aま
たは軟質舌片13cは毛染液等を頭髪根元部に集中的に
塗布するのに用い、櫛歯13bはヘアートリートメント
やヘアーマニキュア等を頭髪の根元部から梳きながらあ
る程度広い範囲に塗布するのに使用される。
【0028】ノズル旋回機構4は、操作レバー9の操作
に連動してノズル部材3を旋回させるもので、ノズル部
材3の連結基部3bに設けた受け部材4aと、ポンプ機
構2の操作レバー9に設けた押し部材4bを係合させて
いる。図1に示す実施の形態では、受け部材4aとして
連結基部3bから2本の平行する杆体を外向きに突設
し、押し部材4bとして操作レバー9の上縁部に上向き
に杆体を突設し、操作レバー9側の杆体(押し部材4
b)を連結基部3b側の2本の杆体(受け部材4a)の
隙間に交叉状に緩挿させ、操作レバー9の操作で操作レ
バー9側の杆体が揺動的に動き、この杆体(押し部材4
b)に連結基部3b側の2本の杆体(受け部材4a)が
押されてノズル部材3を旋回動させるようになってい
る。なお、操作レバー9の操作開始時期とノズル部材3
の旋回開始時期に若干のずれを生じさせるために、連結
基部3b側の2本の杆体(受け部材4a)と、この隙間
に緩挿した操作レバー9側の杆体(押し部材4b)との
間には適当な遊びを設けている。
【0029】上記構成において、頭髪に液状剤を塗布す
る要領を説明する。
【0030】液状剤入り容器1の容器口部1aにポンプ
機構2を装着する。容器口部1a付近を片方の手で握る
ように持って操作レバー9に人差し指や中指等を掛け
る。先ず、毛分け杆14により頭髪をスライスして液状
剤を塗布する頭髪部分を露出させ、この状態をもう一方
の手で保持する。容器1を持つ手を軽く捻るように動か
して液状剤塗布手段13をこの頭髪部分に当て、ここで
操作レバー9を引動操作すると、ポンプ作用で容器1内
から吸出された液状剤が液状剤塗布手段13の基部13
dに吐出される。この後に続く操作レバー9の操作でノ
ズル部材3が旋回を開始して液状剤を液状剤塗布手段1
3が横撫でする形で頭髪にこすり付けるようにして塗布
する。こうして、順番に頭髪を小分け状にスライスして
液状剤を塗布する操作を繰り返す。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、本発明によれば、容器を片方の手に持ち、毛分
け杆により頭髪をスライスして液状剤を塗布する頭髪部
分を露出させ、ここに液状剤塗布手段を当て、ポンプ機
構を操作して容器内の液状剤を液状剤塗布手段の基部に
吐出させ、すぐに容器毎液状剤塗布手段を動かして液状
剤を頭髪に横撫でする形で塗布する動作が連続的にでき
るから、例えば、従来のハケ塗りで染毛する時のよう
に、ハケで染毛液を別の場所からとってきて頭髪に塗布
する作業を繰り返すような煩雑さがなくなり、手の動き
を少なくして染毛作業をはじめとして頭髪に各種の液状
剤を塗布する作業が、作業上の巧拙なく誰でも簡単に能
率よくできる。
【0032】また、容器毎手にもってポンプ機構を操作
しながら容器内から液状剤を直接に液状剤を塗布する頭
髪部分に小出し状に吐出して塗布するから、液状剤が付
近に飛び散って衣服や回りの物を汚したりするようなこ
ともなくなる。
【0033】さらに、容器としては、容器本体が軟質で
変形自在にできているチューブ入りのものも、その容器
口部寄り位置に帯状補強部を周設する簡単な改良で容器
形態を直状に保持して液状剤を使い切るまで使用できて
便利なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の一部を断面で示す正面図であ
る。
【図2】(a),(b)は本発明の装置に適用される軟
質容器の正面図である。
【図3】本発明の装置の使用状態を示す正面図である。
【図4】(a),(b),(c)は液状剤塗布手段の実
施の形態を示すノズル部材の平面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す装置の一部を断
面で示す正面図である。
【符号の説明】
1…容器 1a…容器口部 1b…硬質な筒状胴部 1c…軟質な容器本体 2…ポンプ機構 3…ノズル部材 3a…ノズル頭部 3b…連結基部 3c…開口部 4…ノズル旋回機構 4a…受け部材 4b…押し部材 5…可動底 6…補強帯状環部 7…容器口部連結部材 8…ポンプ本体 9…操作レバー 10…操作空間 11…液通路 12…液状剤吐出孔 13…液状剤塗布手段 13a…ブラシ 13b…櫛歯 13c…軟質舌片 13d…液状剤塗布手段の基部 13e…液状剤吐出隙間 14…毛分け杆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65D 51/32 B65D 51/32 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】頭髪に塗布される液状剤を収容した容器
    と、該容器口部に着脱自在に装着され、容器中心線に作
    動軸を合わせ手動操作されるポンプ機構と、該ポンプ機
    構の上端に連結したノズル部材を備え、ノズル部材は、
    ポンプ機構の作動軸線に略平行させ、且つ、横にずらし
    て上下方向に細長いノズル頭部を有し、該ノズル頭部に
    液状剤塗布手段を設け、また、ポンプ機構の操作レバー
    操作部をノズル頭部下方に位置させ、該操作レバーの操
    作部を容器との間に操作空間を形成して下向きに延長さ
    せて毛分け杆を設けたことを特徴とする頭髪に液状剤を
    塗布する装置。
  2. 【請求項2】容器が、硬質の容器本体と、該容器本体内
    に収嵌した可動底を備え、可動底は容器内から液状剤が
    ポンプ機構により吸出されるにつれて容器口部側に自動
    的に移動するようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の頭髪に液状剤を塗布する装置。
  3. 【請求項3】容器が、軟質で変形自在な容器本体からな
    り、容器本体の口部寄り位置に帯状補強部を周設し、容
    器内から液状剤がポンプ機構により吸出されて最終的に
    偏平状になった容器本体が容器口部付近から横折れする
    のを防止したことを特徴とする請求項1記載の頭髪に液
    状剤を塗布する装置。
  4. 【請求項4】ポンプ機構の上端とノズル部材を旋回動自
    在に連結し、該ノズル部材とポンプ機構間にノズル旋回
    機構を配装したことを特徴とする請求項1記載の頭髪に
    液状剤を塗布する装置。
  5. 【請求項5】ノズル旋回機構が、ノズル部材の連結基部
    に設けた受け部材と、ポンプ機構の操作レバーに設けた
    押し部材を係合させ、操作レバーの操作開始時期とノズ
    ル部材の旋回開始時期に若干のずれを生じさせたことを
    特徴とする請求項4記載の頭髪に液状剤を塗布する装
    置。
  6. 【請求項6】液状剤塗布手段が、ノズル頭部に開設した
    開口部と、該開口部に基部を着脱自在に嵌着したブラ
    シ、櫛歯又は軟質舌からなることを特徴とする請求項1
    記載の頭髪に液状剤を塗布する装置。
  7. 【請求項7】液状剤塗布手段が、ノズル頭部に整列状に
    開設した複数の液状剤吐出孔と、該液状剤吐出孔列に平
    行近接して基部を取着したブラシ、櫛歯又は軟質舌片か
    らなることを特徴とする請求項1記載の頭髪に液状剤を
    塗布する装置。
JP10059355A 1997-05-09 1998-03-11 頭髪に液状剤を塗布する装置 Withdrawn JPH1118821A (ja)

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