JPH11188016A - 健康管理指針アドバイス装置 - Google Patents

健康管理指針アドバイス装置

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JPH11188016A
JPH11188016A JP9367326A JP36732697A JPH11188016A JP H11188016 A JPH11188016 A JP H11188016A JP 9367326 A JP9367326 A JP 9367326A JP 36732697 A JP36732697 A JP 36732697A JP H11188016 A JPH11188016 A JP H11188016A
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JP
Japan
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impedance
measurement
health management
state
grip
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9367326A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Masuo
善久 増尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP9367326A priority Critical patent/JPH11188016A/ja
Publication of JPH11188016A publication Critical patent/JPH11188016A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/48Other medical applications
    • A61B5/4869Determining body composition
    • A61B5/4872Body fat

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Surgery (AREA)
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インピーダンスの変化を正確に計測すること
により、体脂肪率等の推定精度を高めるとともに、筋肉
量等を算出して、より多様で高精度の健康管理指針情報
を提供する。 【解決手段】 インピーダンス計測のための電流印加用
電極18,19及び電圧計測用電極20,21が配置さ
れたグリップ部7,8が回転可能に支持される。グリッ
プ部7,8は図1(a),(b)の二つの状態で位置決
めされており、両肘を伸ばした場合には図1(a)の状
態、両肘を屈曲させる場合には図1(b)の状態を保持
して計測し、変化計測時の肘の屈伸状態を確定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インピーダンスの
計測値と身長,体重,年令,性別等の身体特定化情報に
基づいて、体脂肪率等の健康管理に有益な指針情報を提
供する健康管理指針アドバイス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような健康管理指針アドバイ
ス装置では、インピーダンス計測値から体脂肪率を推定
する際には、生体インピーダンス法(BIA)による体
脂肪率の推定式を用いている。この推定式は水中体重秤
量法を推定基準として検量線を引いて作成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、推定式
に占める生体インピーダンスの寄与度が低いため、以下
の場合には誤差が大きくなる可能性がある。
【0004】(1)ハードなダイエットを実施したため
短期間に急激な体重変化を生じた場合等では、除脂肪量
の変化を過小評価し、脱水を伴う場合等では、逆に除脂
肪量の変化を過大評価する傾向がある。除脂肪量に占め
る骨量は一般的に短期間に変化しないとされているた
め、上述のような短期的除脂肪量の変化の大半は筋肉量
の変化であると考えられている。
【0005】(2)トレーニング等により筋肉の付き方
が一般人より多い人の場合には、過小評価される傾向が
ある。
【0006】生体インピーダンスの寄与度が低くなる要
因は、インピーダンスの計測部位間に存在する関節部に
よって占められるインピーダンスの割合が大きすぎる点
にあると推測されている。特に、手首,足首,肘,膝の
関節部のインピーダンスが大きく、3〜4割程度を占め
ている。
【0007】また、立位姿勢で両掌間あるいは両足裏間
のインピーダンスを計測する健康管理指針アドバイス装
置が商品化されているが、いずれの場合も計測時には肘
あるいは膝を伸ばした状態を保持しなければ、検量線作
成時の計測条件と異なるため計測インピーダンスが異な
り、計測結果がずれてしまう。
【0008】このように肘あるいは膝をまっすぐに伸ば
した状態で計測するのは、肘あるいは膝の屈伸によるイ
ンピーダンス変化が大きい、あるいはまっすぐに伸ばす
以外の姿勢は曲げ角度等の位置決めが困難であるためイ
ンピーダンス計測条件が決まらない等の理由による。肘
の屈伸によりインピーダンスが変化する原因は、肘の前
後の上腕部及び前腕部の筋肉の伸縮による断面積変化に
よるところが大きい。膝の屈伸の場合は同様に上腿部及
び下腿部の筋肉の伸縮による断面積変化による。
【0009】本発明は、かかる従来技術の課題を解決す
るためになされたものであって、その目的とするところ
は、インピーダンスの変化を正確に計測することによ
り、体脂肪率や除脂肪量等の推定精度を高めるととも
に、筋肉量や基礎代謝量等を算出することにより、より
多様で高精度の健康管理指針情報を提供できる健康管理
指針アドバイス装置装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、身体インピーダンスを計測し、該イ
ンピーダンス計測値と身体特定化情報とに基づいて健康
管理に有益な指針情報を提供する健康管理指針アドバイ
ス装置において、インピーダンス計測部位に関節及び筋
肉の少なくともいずれか一方を含み、前記関節の屈伸動
作又は前記筋肉の緊張・弛緩動作による前記インピーダ
ンスの変化を計測することを特徴とする。
【0011】インピーダンス計測手段によって所定の身
体部位のインピーダンスを計測し、この計測値とキーボ
ード等の入力手段等によって取得された被検者の身長,
体重,年令,性別等の身体特定化情報とから所定の計算
式等を用いて除脂肪量,体脂肪率,肥満度等の健康管理
に有益な指針情報を算出するプログラムをCPU,メモ
リ等からなる演算手段によって実行することにより、こ
れらの情報を提供することができる。
【0012】インピーダンス計測の対象となる身体部位
に、関節及び筋肉の少なくともいずれか一方を含んでい
ると、その関節の屈伸又は筋肉の緊張・弛緩動作によっ
てインピーダンス計測値が変化する。このインピーダン
ス変化は計測部位に存する筋肉の断面積変化によると考
えられる。筋肉の長さは身長等の身体特定化情報によっ
て推定できるので、インピーダンス変化の計測値と身体
特定化情報とから筋肉量を推定することができる。筋肉
量を考慮することにより、インピーダンス計測値から除
脂肪量を推定する際の精度を向上させることができる。
除脂肪量から基礎代謝量を推定する際にも、代謝寄与度
の高い筋肉量を考慮することにより、推定精度を向上さ
せることができるとともに、基礎代謝量推定に対するイ
ンピーダンス寄与度を高めることができる。
【0013】第2の発明は、第1の発明において、イン
ピーダンス計測時の前記関節の屈伸状態又は前記筋肉の
緊張・弛緩状態を規制するための計測状態規制手段を設
けたことを特徴とする。
【0014】インピーダンス計測時に計測部位にある関
節の屈伸状態又は筋肉の緊張・弛緩状態が所定の状態に
規制されれば、インピーダンス計測時の誤差要因となる
屈伸状態又は緊張・弛緩状態の変動を抑制して、常に同
様の屈伸状態又は緊張・弛緩状態で計測を行うことがで
きる。従って、肘や膝をまっすぐに伸ばした状態のよう
に容易に確定できる屈伸状態又は緊張・弛緩状態のみで
はなく、計測状態規制手段によって決定される他の屈伸
状態又は緊張・弛緩状態でも再現性の高いインピーダン
ス計測を行うことができるので、インピーダンス変化を
高精度で計測することができる。
【0015】第3の発明は、第2の発明において、前記
インピーダンスを計測するためのインピーダンス計測手
段が前記装置内での相対位置が変化する可動部に設けら
れ、前記計測状態規制手段として前記可動部の相対位置
を確定する位置決め機構を備えたことを特徴とする。
【0016】このように位置決め機構が備えられていれ
ば、インピーダンス計測時の可動部の相対位置が位置決
め機構によって確定される。従って、可動部が所定の相
対位置にあるときには可動部に設けられたインピーダン
ス計測手段も所定の相対位置にあるので、このときにイ
ンピーダンスを計測することにより、インピーダンス計
測時の前記関節の屈伸状態又は前記筋肉の緊張・弛緩状
態を規制することができる。
【0017】第4の発明は第3の発明において、前記可
動部を所定の相対位置に復帰するように付勢する付勢手
段を備えたことを特徴とする。
【0018】このように付勢手段によって可動部が所定
の相対位置に復帰するようにすれば、付勢手段に抗する
力を加えない状態では、インピーダンス計測手段が設け
られた可動部は所定の相対位置に復帰する。従って、復
帰すべき相対位置としてインピーダンス計測時の位置を
設定すれば、付勢手段に抗する力を加えない状態ではイ
ンピーダンス計測手段が所定の計測時の相対位置にある
ので、計測時の被検者の姿勢の指導が容易となる。
【0019】第5の発明は、第2の発明において、前記
インピーダンスを計測するためのインピーダンス計測手
段が前記装置内での相対位置が変化する可動部に設けら
れ、前記計測状態規制手段は、前記可動部の前記装置内
での相対位置を検出する相対位置検出手段と、前記相対
位置検出手段によって前記可動部が所定の相対位置にあ
ることが検出されたときに前記インピーダンスの計測を
行うよう制御する計測制御手段とを備えたことを特徴と
する。
【0020】このようにインピーダンス計測手段が設け
られた可動部の装置内での相対位置を検出して所定の相
対位置となったときにインピーダンス計測を行うように
すれば、計測部位にある関節又は筋肉はインピーダンス
計測時には常に所定の屈伸状態又は緊張・弛緩状態とな
るので、インピーダンス計測時の関節の屈伸状態又は筋
肉の緊張・弛緩状態が規制することが可能となる。
【0021】第6の発明は、第3乃至第5の発明におい
て、前記インピーダンス計測手段が、前記被検者の身体
に印加された電流によってインピーダンスを計測するた
めの電極であることを特徴とする。
【0022】このように電極を介して被検者の身体に印
加された電流によってインピーダンスを計測するように
すれば、簡単な構成で正確にインピーダンスを計測する
ことができる。
【0023】電極を可動部に設ける場合に限らず、電極
自体が可動部を構成し、電極のみが可動であるようにす
ることもできる。
【0024】第7の発明は、第1乃至第6の発明におい
て、前記インピーダンス変化の計測値と前記身体特定化
情報とに基づいて前記被検者の身体組成を推定する身体
組成推定手段を備えたことを特徴とする。
【0025】このような身体組成推定手段を備えれば、
インピーダンス計測部位にある筋肉量や被検者の身体全
体の筋肉量、あるいは除脂肪量や体脂肪率等の身体組成
を推定することができる。インピーダンス変化は計測部
位の筋肉の断面積変化に関連し、筋肉の長さは身体特定
化情報によって推定できるので、インピーダンス変化の
計測値と身体特定化情報とに基づいて推定すれば、計測
部位に含まれる筋肉量をより高精度で推定することがで
きる。また、この計測部位の筋肉量に基づいてあるい
は、種々の計測部位で計測を行って異なる部位の筋肉量
の推定値に基づいて身体全体の筋肉量を推定すれば、よ
り高精度の推定が可能となる。また、筋肉量が高精度で
推定できるので、筋肉量や骨量等を含む除脂肪量も高精
度で推定することができるともに除脂肪量から算出され
る体脂肪率も高精度で取得できる。第8の発明は、第7
の発明において、前記身体組成推定手段によって推定さ
れた身体組成に基づいて、前記被検者の基礎代謝量及び
エネルギー代謝量の少なくともいずれか一方を推定する
ことを特徴とする。
【0026】身体組成推定手段によって代謝寄与度の高
い筋肉量を含む身体組成を高精度で推定することができ
るので、このような身体組成に基づいて被検者の基礎代
謝量及びエネルギー代謝量の少なくともいずれか一方を
推定すれば、高精度の推定が可能となる。
【0027】第9の発明は、第7の発明において、前記
インピーダンス変化の計測値及び前記身体特定化情報か
ら前記身体組成推定手段によって推定される身体組成に
基づいて基礎代謝量を算出する基礎代謝量算出手段と、
前記身体特定化情報に基づく基礎代謝量の基準値を取得
する基礎代謝量基準値取得手段と、前記基礎代謝量と前
記基礎代謝量基準値とを比較する比較手段と、備え、前
記比較結果に基づいて健康管理に有益な指針情報を提供
することを特徴とする。
【0028】統計等の手法により身体特定化情報に対応
する基礎代謝量の基準値を算出することができるので、
基礎代謝量基準値取得手段により被検者の身体特定化情
報に対応する基礎代謝量の基準値を取得することができ
る。一方、インピーダンス変化の計測値及び身体特定化
情報から代謝寄与度の高い組織量の高精度の推定が可能
となるので、これらの情報から被検者の身体組成等を反
映したより正確な基礎代謝量を算出することができる。
このようにして得られた基礎代謝量と基礎代謝量基準値
とを比較することにより、被検者の基礎代謝量が基礎代
謝量基準値とどの程度異なっているかを把握することが
できるので、これらの情報から健康状態判定手段によっ
て被検者の健康状態を判定することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0030】(第1の実施形態)図1に本発明の第1の
実施形態に係る健康管理指針アドバイス装置1を示す。
【0031】本健康管理指針アドバイス装置1は、身体
に印加した高周波電流によって生じる身体抵抗電位を検
出してインピーダンスを計測し、このインピーダンス計
測値と入力された身長,体重,年令,性別等の身体特定
化情報とを所定の変換理論式,変換テーブル等によって
演算処理し、体脂肪率,除脂肪量,脂肪量,肥満度,筋
肉量,基礎代謝量,エネルギー代謝変化等の健康管理指
針情報を算出して提供するものである。
【0032】まず、装置1の概略構成について説明す
る。
【0033】略直方体形状の装置本体部2の上端及び下
端から延びるブリッジ部3,4,5,6を介して略円柱
形状のグリップ部7,8が設けられている。
【0034】装置本体部2の前面2aの上部には計測値
や健康管理指針情報等の情報を表示する表示部9が設け
られ、表示部9の下方にはデータ呼び出しスイッチ10
や身長,体重,年令,性別からなる身体特定化情報の入
力モードを切換える各入力モード設定スイッチ11,1
2,13,14が設けられている。データ呼び出しスイ
ッチ10等の下方には電源スイッチ15,テンキー部1
6及び確定スイッチ17が設けられている。
【0035】グリップ部7,8には略円筒形状の電流印
加用電極18,19及び電圧計測用電極20,21がそ
れぞれ設けれられ、電流印加用電極18,19及び電圧
計測用電極20,21の間には絶縁部22,23が設け
られている。またブリッジ部5には計測開始スイッチ2
4が設けられている。
【0036】装置1の筐体はポリカーボネイト・AB
S,ABS等の樹脂成型によって形成され、電極18,
19,20,21は耐食性に優れた導電材であるCrメ
ッキ樹脂,Crメッキ板金,SUS板金,SUSシート
等によって形成され、表示部9はLED,LCD等によ
って形成することができる。
【0037】図1(a)は被検者が両腕をほぼ肩の高さ
で身体の前方にまっすぐ伸ばした状態で保持する場合
(図2(a),(b)参照)の健康管理指針アドバイス
装置1を示す。これに対して、図1(b)は被検者がほ
ぼ肩の高さで両肘を屈曲させて身体側に引き寄せた状態
で保持する場合(図2(c),(d)参照)の健康管理
指針アドバイス装置1を示す。
【0038】グリップ部7,8はブリッジ部3,4,
5,6によって回転可能に支持されており、可動部を構
成する。
【0039】電流印加用電極18,19及び電圧計測用
電極20,21のグリップ部7,8の軸方向に直交する
断面の外形は略楕円形状であり、ともに絶縁部22,2
3側へかけて徐々に小径となっており、電流印加用電極
18,19の背面側の絶縁部22,23側端部付近に突
起25,26が周方向に形成されている。
【0040】図1(a)に示す状態の装置1のグリップ
部7,8を装置前面2a側から両手で握ると、人差し指
及び親指が電流印加用電極18,19に接触し、中指が
絶縁部22,23に巻回され、薬指,小指及び薬指,小
指の付け根と手首との間の掌部が電圧計測用電極20,
21に接触する。このとき、人差し指と中指とで突起2
5,26を挟むようになっている。異形の電流印加用電
極18,19及び電圧計測用電極20,21は握った掌
にフィットするように形成されており、掌とグリップ部
7,8との位置決めができ、計測の再現性を確保するこ
とができる。
【0041】図3はグリップ部7とブリッジ部3,4と
の組み付け状態を説明するための分解図である。
【0042】グリップ部7の端部には円筒形状の軸部2
7,28と軸部より大径の位置決め部29,30が設け
られている。軸部27,28は、ブリッジ部3,4内の
図示しない軸受部に回転可能に支持されており、中空部
を通して電流印加用電極18及び電圧計測用電極20に
接続されリード線が引き出される。位置決め部27,2
8には、周方向の一部が外径方向に突出した突出部3
1,32が形成されている。
【0043】一方、ブリッジ部3の軸方向端面3aに
は、嵌合孔33が設けられている。嵌合孔33は、装置
本体部側が小径で、装置本体部と反対側が大径となって
いる。嵌合孔33の大径部の縁部34と小径部の縁部3
5との間に段差部36,37が形成されている。
【0044】グリップ部7をブリッジ部3,4に組み付
けると、位置決め部29と嵌合孔33とが嵌合する。突
出部31の軸に直交する断面は略扇形をなしており、外
径は嵌合孔33の大径部の内径より若干小さく、小径部
の内径より大きく形成されている。従って、グリップ部
7を軸方向の回りに回転させると、突出部31と段差部
36,37が突き当たり、回転範囲が規制される。ここ
で、位置決め部29と嵌合孔33とで位置決め機構(計
測状態規制手段)が構成される。
【0045】図4(a)は両腕をまっすぐ伸ばして装置
1を保持する場合(図2(a),(b)参照)のグリッ
プ部1とブリッジ部3との相対的な位置関係を示す図で
あり、装置1の外観は図1(a)に示すような状態にあ
る。このとき、装置前面側の段差部36の周方向端部3
6aと突出部31の周方向端部31aとが当接し、グリ
ップ部7の装置本体部2に対する内側への回転を規制し
ている。
【0046】図4(b)は両肘を屈曲させて装置1を保
持する場合(図2(c),(d)参照)のグリップ部7
とブリッジ部3との相対的な位置関係を示す図であり、
装置1の外観は図1(b)に示すような状態にある。こ
のとき、装置背面側の段差部37の周方向端部37aと
突出部31の周方向端部31bとが当接し、グリップ部
7の装置本体部2に対する外側への回転を規制してい
る。従って、両肘を屈曲させた場合の位置決めができる
ので、このような場合でも再現性の高い計測が可能とな
る。
【0047】グリップ部7は、位置決め部29の突出部
31が段差部36,37の周方向端部36a,37aの
いずれかに突き当たるまでは自由に回転することができ
るので、装置1を両手で保持し、まっすぐ腕を伸ばした
状態(図2(a),(b)参照)から両肘を屈曲させた
状態(図2(c),(d)参照)へと両掌と電極181
9,20,21との接触状態を変化させることなく移行
することができ、また逆の移行も可能である。
【0048】図4(a),(b)にグリップ部7とブリ
ッジ部3との相対的な位置関係を示したが、位置決め部
30もブリッジ部4の図示しない嵌合孔と同様の嵌合状
態にあり、同様にグリップ部7の回転を規制することが
できる。また、ブリッジ部5,6とグリップ部8も同様
の構成を有しており、グリップ部8を握り右肘を屈伸さ
せる場合の位置決めを行うことができる。
【0049】図5に装置1内部の回路構成の概略を示
す。
【0050】装置1は、主として、電力を供給する電源
部40,身体特定化情報や操作情報を入力する入力部4
1,操作情報に基づいて電流印加用電極18,19,電
圧計測用電極20,21によってインピーダンスを計測
するとともにインピーダンス計測値と身体特定化情報か
ら健康管理指針情報を算出する計測・演算部42,計測
結果等の情報を表示する表示部9とからなる。入力部4
1は上述したデータ呼び出しスイッチ10,入力モード
設定スイッチ11〜14,テンキー部16,確定スイッ
チ17からなる。また、計測・演算部42には、高周波
電流発生手段や身体抵抗電位計測手段等と、CPUやR
AM,ROM等から構成され、これらの手段を制御して
計測を行う計測制御手段及び計測値等から所定のプログ
ラムを実行して健康管理指針情報を算出する演算手段
(この演算手段は身体組成推定手段,基礎代謝量算出手
段,基礎代謝量基準値取得手段,比較手段をも構成す
る。)等が含まれる。
【0051】図6に示すフローチャートに従って、本装
置1による計測手順を説明する。
【0052】まず、電源スイッチをONにすると、RA
M等の初期化や各回路素子,表示素子のチェックを行う
等の計測準備処理を行う(ステップ1)。
【0053】次に、身長,体重,年令,性別からなる身
体特定化情報を入力モード設定スイッチ11〜14及び
テンキー部16によって入力する(ステップ2)。入力
は、例えば身長を入力する場合であれば、身長入力モー
ド設定スイッチ11を押して身長入力モードとした後、
身長値をテンキー部16のキーによって入力し、確定ス
イッチ17を押して入力値を確定するという手順で行
う。
【0054】すべての身体特定化情報が入力されている
か否かを「READYか」で判定する(ステップ3)。
【0055】ステップ3でNoと判定されればステップ
2に戻って未入力の身体特定化情報を入力する。
【0056】ステップ3でYesと判定されれば、図2
(a),(b)に示すように肘をまっすぐ伸ばして装置
1をほぼ肩の高さで身体前方に保持する基本姿勢をとる
よう表示部9に表示する等して計測姿勢を指導する(ス
テップ4)。このとき、被検者はグリップ部7,8がそ
れ以上内側(装置本体部2側)に回転しないような状態
(図4(a)参照)で装置1を保持することにより、肘
の屈伸状態を確定することができる。
【0057】次に、計測を開始する旨を表示部9に表示
する等して被検者に報知し(ステップ5)、基本姿勢イ
ンピーダンス(Z1 )を計測する(ステップ6)。この
とき、電流印加用電極18,19を通じて高周波電流を
印加し、この電流によって生じた身体抵抗電位を電圧計
測用電極20,21を通じて検出することによってイン
ピーダンスを計測する。
【0058】計測が完了したらその旨を表示部9に表示
する等して被検者に報知する(ステップ7)。
【0059】次に、図2(c),(d)に示すように肘
を屈曲させて装置1をほぼ肩の高さで身体前方に保持す
る屈曲姿勢をとるよう表示部9に表示する等して計測姿
勢を指導する(ステップ8)。このとき、被検者はグリ
ップ部7,8がそれ以上外側(装置本体部2と反対側)
に回転しないような状態(図4(b)参照)で装置1を
保持することにより、肘の屈伸状態を確定することがで
きる。
【0060】この後、計測を開始する旨を表示部9に表
示する等して被検者に報知し(ステップ9)、屈曲姿勢
インピーダンス(Z2 )を計測する(ステップ10)。
【0061】次に、Z1 >Z2 か否かを判定する(ステ
ップ11)。
【0062】ステップ11でNoと判定されれば、エラ
ーである旨を再計測を行う旨を表示部9に表示として被
検者に報知し(ステップ12)、ステップ4に戻る。
【0063】ステップ12でYesと判定されれば、計
測が完了した旨を表示部9に表示する等して被検者に報
知する(ステップ13)。
【0064】次に、Z1 ,Z2 と身体特定化情報を所定
の変換理論式及び変換テーブル等によって演算処理し
て、体脂肪率,除脂肪量,脂肪量,肥満度,筋肉量,基
礎代謝量,エネルギー代謝変化等の健康管理指針情報を
算出し(ステップ14)、これらの計測結果等の情報を
表示部9に表示して(ステップ15)、計測手順を終了
する。
【0065】本実施形態では、両肘を伸ばした状態と曲
げた状態とで計測したインピーダンスを用いているが、
両肘の2つの異なる屈曲状態で計測したインピーダンス
を用いてもよい。
【0066】以下、筋肉量等の推定方法の一例を示す
が、推定方向はこれらに限られない。
【0067】(筋肉量の推定)図7(a)は肘を伸ばし
た状態での筋肉の状態を模式的に示すモデルであり、図
7(b)は肘を曲げた状態での筋肉の状態を模式的に示
すモデルである。ここで、A1 ,A2 は断面積、Lは長
さ、V1 ,V2 は体積、ρは抵抗率、σは導電率であ
る。
【0068】インピーダンスは、 Za =ρ*L/Aa (a=1,2) インピーダンス変化ΔZは、 ΔZ=ρ*L*((1/A1 )−(1/A2 )) となる。
【0069】また、アドミタンスは、 Ya =1/Za =σ*Aa /L (a=1,2) アドミタンス変化ΔYは、 ΔY=(1/Z1 )−(1/Z2 )=σ*ΔA/L となる。
【0070】このように、インピーダンス変化及びアド
ミタンス変化は筋肉の断面積変化に関係するので、ΔA
=A2 −A1 とインピーダンス情報との間には、 ΔA∝F0 (Z1 ,Z2 ) の関係があると推定される。
【0071】ここで、肘を伸ばしたときの断面積A1
は、筋肉組織の導電率σと長さLが一定と仮定した場合
に、屈伸による断面積変化ΔAの逆数に比例し、 A1 ∝1/ΔA∝F(Z1 ,Z2 ) となる。従って、筋肉量(体積)V1 は、断面積変化Δ
Aと長さLとから算出でき、 V1 ∝L/ΔA∝L*F(Z1 ,Z2 ) となる。
【0072】筋肉部の長さLは、標準的な体型の場合
は、身長H情報から特定できるが、標準体型から外れた
痩せ型やあんこ型のような体型については、大きな推定
誤差要因となる。よって、身体特定化情報(身長:H,
体重:W,性別:SEX,年令:Age)を用いて、統
計的多重回帰手法により、体型補正を考慮した長さLを
推定することができる。すなわち、 L∝F(H,W,SEX,Age) となる。
【0073】よって、上記インピーダンス情報と身体特
定化情報とより、以下のように筋肉量を推定できると考
えられる。 V1 ∝L/ΔA ∝F(H,W,SEX,Age)/ΔA ∝F(Z1 ,Z2 ,H,W,SEX,Age) このように肘の屈伸による二つのインピーダンス計測値
を用いた総筋肉量(TMM)の推定式として、 F1 (Z1 ,Z2 ,H,W,SEX,Age)=a0
0 *H2 /Z1 +e0*H2 /Z2 +c0 *W+d0
*Age という形の式を用いる。ここで、Z1 は肘を伸長したと
きのインピーダンス計測値、Z2 は肘を屈曲させたとき
のインピーダンス計測値である。a0 ,b0 ,c0 ,d
0 ,e0 は定数(多重回帰係数)であり、性別によって
値が異なる。
【0074】総筋肉量の推定式として上述のような形の
式を仮定するのは、以下の理由による。
【0075】従来、Lukaski.H.Cらの研究に
基づいて生体インピーダンス法(BIA)による除脂肪
量(LBM)の推定式として次式が用いられている。 G0 (Z1 ,H,W,SEX,Age)=a1 +b1
2 /Z1 +c1 *W+d1 *Age ここで、a1 ,b1 ,c1 ,d1 は定数(多重回帰係
数)であり、性別によって値が異なる。
【0076】一般に総筋肉量(TMM)は除脂肪量(L
BM)から骨量(12%程度)と脂質量(2%)を除い
た量にほぼ相当することから、総筋肉量(TMM)の推
定式として次式が得られる F0 (Z1 ,H,W,SEX,Age)=a2 +b2
2 /Z1 +c2 *W+d2 *Age ここで、a2 ,b2 ,c2 ,d2 は定数(多重回帰係
数)であり、性別によって値が異なる。
【0077】F1 は、このF0 に基づいて、Z2 を含む
形で定義したものである。
【0078】F1 の形の式に限らず、総筋肉量(TM
M)の推定式としては以下のような式を用いることもで
きる。 F2 (Z1 ,Z2 ,H,W,SEX,Age)=a0
2 /(b01 +e02 )+c0 *W+d0 *Ag
e F3 (Z1 ,Z2 ,H,W,SEX,Age)=a0
0 *H+c0 *W+d0 *Age+e01 +f0
2 ここで、f0 は定数(多重回帰係数)であり、性別によ
って値が異なる。 F4 (Z1 ,Z2 ,H,W,SEX,Age)=a0
0 *H+c0 *W+d0 *Age+e0 /Z1 +f0
/Z25 (Z1 ,Z2 ,H,W,SEX,Age)=a0
0 *H2 /Z1 +e0*H2 /(Z1 −Z2 )+c0
*W+d0 *Age (除脂肪量の推定)総筋肉量(TMM)の推定式として
1 を用いた場合には、逆に除脂肪量(LBM)の推定
式として G1 (Z1 ,Z2 ,H,W,SEX,Age)=a3
3 *H2 /Z1 +e3*H2 /Z2 +c3 *W+d3
*Age を用いることができる。ここで、a3 ,b3 ,c3 ,d
3 ,e3 は定数(多重回帰係数)であり、性別によって
異なる。
【0079】(体脂肪量及び体脂肪率の推定)体脂肪量
をFMとすると、 FM=W−LBM=W−G1 (Z1 ,Z2 ,H,W,S
EX,Age) 体脂肪率を%Fatとすると %Fat=(FM/W)*100 (基礎代謝量の推定)基礎代謝量をBM〈kCal/
日〉とすると、 BM=RM〈kCal/日〉 ∝VO2 r〈ml/分〉 ∝LBM〈kg〉 ∝TMM〈kg〉 ここで、RMは安静代謝量、VO2 rは安静時酸素摂取
量である。
【0080】例えば、Miller.Jr.A.T.らによる基礎時の
除脂肪量と酸素消費量との関係式 LBM〈kg〉=−7.36+0.2929*VO2
〈ml/分〉 を用いて、LBM=59.9kgと仮定すると、 VO2 r=(LBM+7.36)/0.2929=22
9.635〈ml/分〉 となる。ここで、RQ(呼吸商)が0.82で一定のと
きO2 1〈l:リットル〉の熱産生は4.825〈kC
al/O2 l〉である。
【0081】一日の酸素消費量は、229.635〈m
l/分〉*60〈分/Hr〉*24〈Hr/日〉=33
0.674〈l/日〉であるから、基礎代謝量はBM=
4.825〈kCal/O2 l〉*330.674〈l
/日〉=1595.5〈kCal/日〉となる。
【0082】このようにして、両肘を屈伸した状態のイ
ンピーダンス計測値に基づいて得られた除脂肪量から基
礎代謝量(BMZ)を算出することができる。一方、年
令,性別等の異なる各集団の平均基礎代謝量を実測によ
って求め、それぞれの平均体表面積で除した値である基
礎代謝基準値が年令別、性別ごとに厚生省によって発表
されている。この基礎代謝基準値を用いれば、身長,体
重等の身体特定化情報のみによって基礎代謝量の基準値
(BMr)を得ることができる。
【0083】BMZとBMrとの比(BR)を,BR=
BMZ/BMrを定義し、BRの値を被検者の健康状態
を判定するために用いることができる。
【0084】例えば、BR≫1を代謝(過大)異常状
態、BR>1を代謝充足状態、BR≒1を標準代謝状
態、BR<1を代謝不足状態、BR≪1を代謝(過小)
異常状態、というように、BRの値によって5段階に分
類し、図8に示すようなバーグラフを表示部9に表示す
ることができる。ここでは、バー43が該当する段階の
領域で点灯することによって、被検者がいずれの段階に
あるかを表示するようになっている。
【0085】基礎代謝量BMZが基準値BMrに対して
±15%程度の範囲内である場合には筋肉に代謝である
と推定されるが、±20%程度を超えると健康状態に何
らかの異常がある可能性が高いと推定されるので、上述
のようにBRの値を5段階で表示することによって、被
検者の健康管理に役立てることができる。
【0086】このようにして、肘の伸長時と屈曲時にお
けるインピーダンス計測値を用いることにより、筋肉量
を推定することができるとともに、筋肉量により体脂肪
量及び体脂肪率の推定精度を向上させることができる。
また筋肉量の推定により基礎代謝量の推定精度の向上を
図るとともに、基礎代謝量に基づいて健康管理に有益な
情報を提供することができる。
【0087】本実施形態では、基礎代謝量を算出してい
るが、基礎代謝量,活動代謝量及び特異動的作用の和で
あるエネルギー代謝量を算出するようにしてもよい。
【0088】(第2の実施形態)図9に本発明の第2の
実施形態に係る健康管理指針アドバイス装置51の外観
を示す。
【0089】健康管理指針アドバイス装置51も第1の
実施形態に係る装置1と同様に、身体に印加した高周波
電流によって生じる身体抵抗電位を検出してインピーダ
ンスを計測し、このインピーダンス計測値と入力された
身長,体重,年令,性別等の身体特定化情報とを所定の
変換理論式,変換テーブル等によって演算処理し、体脂
肪率,除脂肪量,脂肪量,肥満度,筋肉量,基礎代謝
量,エネルギー代謝変化等の健康管理指針情報を算出し
て提供する。
【0090】健康管理指針アドバイス装置51は、略直
方体形状の本体部52の左右両端にブリッジ部53,5
4,55,56を介して円柱形状のグリップ部57,5
8が設けられている。
【0091】本体部52の前面52aの中央には、計測
結果や健康管理指針情報を表示する表示部59が設けら
れ、表示部59の左右両側には計測開始指示や身長等の
身体特定化情報入力を行うためのキースイッチ60が設
けられている。また、表示部59の下方には電源スイッ
チ61が設けられている。
【0092】グリップ部57,58には、電流印加用電
極62,63と電圧計測用電極64,65が設けられて
いる。被検者がグリップ部57,58を握ると、電流印
加用電極62,63が人差し指及び中指付け根下方の掌
部に接触し、電圧計測用電極64,65が親指付け根・
手首間の掌部に接触する。
【0093】ブリッジ部53,54,55,56は、装
置51の上下方向に薄肉の板状をなし、本体部52の左
右両端部の軸部66,67に回転可能に支持されている
(ブリッジ部54,56についても同様に図示しない本
体部52下面の軸部に支持されている。)。本実施形態
では、ブリッジ部53,54,55,56及びグリップ
部57,58が可動部を構成する。
【0094】ブリッジ部53の本体部52側の端部53
aは、軸部66と中心を共有する円弧状をなし、背面5
2b側には外径方向に突出したストッパー部53bが設
けられている。以下、ブリッジ部53についてのみ説明
するが、他のブリッジ部54,55,56についても同
様である。
【0095】軸部66の周囲はブリッジ部53の本体部
側端部53aを収容するように略円弧状に切り欠かれて
おり、本体側端部53aの径方向端面53cに対向する
本体部52の縁部68は、前面52a側では円弧状部6
8aの円周方向に延びて前面52aにほぼ直交する平面
状をなし(68b)、背面52b側では円弧状部68a
から半径方向に屈曲して背面52bに直交する平面状を
なす(68c)。
【0096】グリップ部57を前面52a側に引き寄せ
ると、ブリッジ部53が軸部66を中心として回転す
る。さらに引き寄せて、ブリッジ部53が本体部前面5
2a及び背面52bにほぼ直交する状態(図10(a)
参照)に至ると、ブリッジ部53の端部53aの径方向
端面53cと装置本体部の前面側縁部68bとが当接し
て、それ以上回転させることができなくなる。従って、
ブリッジ部53が装置本体部52の前面52a及び背面
52bにほぼ直交する状態での位置決めが可能となる。
【0097】グリップ部57を背面52b側に向けて押
し拡げると、同様にブリッジ部53が軸部66を中心と
して回転する。さらに押し拡げて、ブリッジ部53が装
置本体部52の前面52a及び背面52cとほぼ平行と
なる状態(図10(b)参照)に至ると、ブリッジ部5
3のストッパー部53bの周方向端面53dが、背面側
縁部68cと当接して、それ以上回転させることができ
なくなる。従って、ブリッジ部53が装置本体部52の
前面52a及び背面52bにほぼ平行となる状態でブリ
ッジ部53の位置決めが可能となる。このように、ブリ
ッジ部53の端部53a及びストッパー部53bと本体
部52の縁部68とによって位置決め機構が構成され
る。
【0098】グリップ57を第1の実施形態と同様の位
置決め機構によってブリッジ部53,54に取り付けて
おけば、グリップ部57の位置決めが可能となる。この
場合、ブリッジ部53,54を本体部52に対して最も
内側に回転させた状態では、グリップ部57が最も外側
に回転した状態で固定され、ブリッジ部53,54を本
体部52に対して最も外側に回転させた状態では、グリ
ップ部57が最も内側に回転した状態で固定されるよう
に構成する。
【0099】グリップ部57,58を握り、両腕を肩の
高さでまっすぐ前方に伸ばした姿勢(基本姿勢)で計測
する場合には、グリップ部57,58を前面52a側へ
引き寄せ、ブリッジ部53,54,55,56が装置本
体部52の前面52a及び背面52bにほぼ直交する状
態で、ブリッジ部53等及びグリップ部57等を固定す
れば、計測姿勢が安定するので、再現性が向上し、高精
度の計測が可能となる。
【0100】また、グリップ部57,58を握り、両肘
を屈曲させて肩の高さで身体前方に保持した姿勢(屈曲
姿勢)で計測する場合には、グリップ部57,58を装
置背面52b側へ押し拡げて、ブリッジ部53,54,
55,56が装置本体部52の前面52a及び背面52
bにほぼ平行となる状態でブリッジ部53等及びグリッ
プ部57等を固定すれば、計測姿勢が安定するので、再
現性が向上し、高精度の計測が可能となる。
【0101】このようにして、肘の伸長時と屈曲時にお
けるインピーダンスを高精度で計測することにより、筋
肉量の推定精度を高めることができるとともに、筋肉量
により体脂肪量及び体脂肪率の推定精度をさらに向上さ
せることができる。また筋肉量の推定により基礎代謝量
の推定精度の一層の向上を図ることができる。
【0102】(第3の実施形態)本発明の第3の実施形
態に係る健康管理指針アドバイス装置は、グリップ部の
構成を除いて、第1の実施形態に係る健康管理指針アド
バイス装置1と同様であるので、相違する部分のみにつ
いて説明する。
【0103】図11(a)は本発明の第3の実施形態に
係る健康管理指針アドバイス装置の左手で握るべきグリ
ップ部71の構造を示す分解図であり、図11(b)は
グリップ部71を組み立てた状態を示す図である。
【0104】装置1のグリップ部7はグリップ部全体が
ブリッジ部3,4に対して回転するように構成されてい
たが、本発明に係るグリップ部71では電極のみが回転
し、電極自体が可動部を構成する。
【0105】グリップ部71は、グリップ軸部72,電
流印加用電極73,電圧計測用電極74からなる(右手
で握るべきグリップ部も同様の構成を有するので、説明
を省略する。)。
【0106】グリップ軸部72は、略円筒形状をなし、
ポリカーボネイト・ABS,ABS等の樹脂成型によっ
て形成され、軸方向上下端部において図示しないブリッ
ジ部に接合又は一体に成形されている。略円筒形状の、
電極73,74は耐食性に優れた導電材であるCrメッ
キ樹脂,Crメッキ板金,SUS板金,SUSシート等
によって形成されている。
【0107】グリップ軸部72は、略円筒形状の電流印
加用電極取付部72a及び電圧計測用電極取付部72b
とこれらの間で内径方向に凹となるように湾曲した周面
を有するくびれ部72cとからなる。くびれ部72cと
電流印加用電極取付部72aとの間には外径方向に突出
したフランジ部72dが周方向に設けられ、くびれ部7
2cと電圧計測用電極72bとの間にも外径方向に突出
したフランジ部72eが周方向に設けられている。電流
印加用電極取付部72aの外径は電流印加用電極73の
内径より小さく形成されており、電圧計測用電極取付部
72bの外径も電圧計測用電極74の内径よりも小さく
形成されている。また、フランジ部72dの外径は電流
印加用電極73の内径よりも大きく、フランジ部72e
の外径も電圧計測用電極74の内径よりも大きく形成さ
れている。
【0108】電流印加用電極取付部72aの周方向の一
部には軸方向に切り欠かれた切欠部75が設けられてい
る。電圧計測用電極取付部72bの周方向の一部にも軸
方向に切り欠かれた切欠部76が設けられている。
【0109】電流印加用電極73には、外側からねじ状
のストップピン77がねじ込まれて貫通しており、電流
印加用電極73の外周面にはストップピン77の頭部7
7aのみが露出しねじ部77bは中空内部側に突出して
いる。電圧計測用電極74にも、外側からストップピン
78がねじ込まれて貫通しており、電圧計測用電極74
の外周面にはストップピン78の頭部78aのみが露出
しねじ部78bは中空内部側に突出している。
【0110】グリップ軸部72の電流印加用電極取付部
72aを取り囲むように電流印加用電極73を取り付け
ると、ストップピン77のねじ部77bが切欠部75に
収納される。図12に示すように電流印加用電極73は
電流印加用電極取付部72aの周囲を回転することがで
きるが、ストップピン77のねじ部77bが電流印加用
電極取付部72aの切欠部75の縁部75a,75bに
当接することによって回転範囲が規制される。同様に、
グリップ軸部72の電圧計測用電極取付部72bを取り
囲むように電圧計測用電極74を取り付けると、ストッ
プピン78のねじ部78bが切欠部76に収納される。
電圧計測用電極74は電圧計測用電極取付部72bの周
囲を回転することができるが、ストップピン78のねじ
部78bが電圧計測用電極取付部72bの切欠部76の
縁部76a,76bに当接することによって回転範囲が
規制される。電流印加用電極73及び電圧計測用電極7
4の軸方向の移動はフランジ72d,72e及び図示し
ないブリッジ部によって規制されている。
【0111】左手でグリップ部71を握り、肘を伸長さ
せる際に、電極73,74を装置前面側へ回転させ、ス
トップピン77,78のねじ部77b,78bが縁部7
5b,76bにそれぞれ当接させる。この状態で電極7
3,74の回転が規制されるので、位置決めが可能とな
り、再現性が向上し、高精度の計測が可能となる。
【0112】左手でグリップ部71を握り、肘を屈曲さ
せる際に、電極73,74を装置背面側へ回転させ、ス
トップピン77,78のねじ部77b,78bが縁部7
5a,76aにそれぞれ当接させる。この状態で電極7
3,74の回転が規制されるので、位置決めが可能とな
り、再現性が向上し、高精度の計測が可能となる。この
ように、本実施形態では、ストップピン77,78と切
欠部75,76とによって位置決め機構が構成されてい
る。
【0113】本実施形態では、電極73,74を略円筒
形状としているが、図13(a)のように電極として外
周面79aが軸方向の一端から他端にかけて大径となる
ような電極79を用いてもよいし、図13(b)のよう
にほぼ同一径の円筒部80aと円筒部80aから次第に
小径となるテーパー部80bとからなる電極80を用い
てもよい(電流印加用電極として使用する場合には、図
13(a),(b)とは上下を逆にすればよい。)。こ
のようにすれば、電極が掌部によりなじんで接触状態が
安定し、高精度の計測が可能となる。
【0114】このようにして、肘の伸長時と屈曲時にお
けるインピーダンスを高精度で計測することにより、筋
肉量の推定精度を高めることができるとともに、筋肉量
により体脂肪量及び体脂肪率の推定精度をさらに向上さ
せることができる。また筋肉量の推定により基礎代謝量
の推定精度の一層の向上を図ることができる。
【0115】(第4の実施形態)図14に本発明の第4
の実施形態に係る健康管理指針アドバイス装置81の外
観を示す。
【0116】装置81の内部構成及び計測手順は第1の
実施形態と同様であり、装置本体部82の構成は第2の
実施形態と同様であるので、同様の構成については同様
の符号を用いて説明を省略する。
【0117】略直方体の装置本体部82の左右両端にグ
リップ部83,84が取り付けられている。
【0118】装置本体部82の前面82aには表示部5
9,キースイッチ60,電源スイッチ61が設けられて
いる。
【0119】グリップ部83,84は、中空の円柱形状
をなし、周面の一部が軸方向にわたって切り欠かれて開
口部85,86が形成されている。グリップ部83,8
4は、開口部85,86側から装置本体部82の左右端
部82a,82bに回転可能に取り付けられており、可
動部を構成する。装置本体部82の左右両端部82a,
82bの上面82c側に円柱状の軸部87,88が突出
形成されており、グリップ部83,84の上面83a,
84aに設けられらた孔89,90と嵌合している。装
置本体部82及びグリップ部83,84の上面側のみに
ついて説明したが、図示しない下面側も同様に構成され
ている。
【0120】グリップ部83,84の上面83a,84
aの孔89,90近傍から前面方向に延び、周面83
b,84bに回り込んで電流印加用電極91,92が設
けられている。電流印加用電極91,92は親指先の形
状に対応するように孔89,90側で円弧状となる略舌
形状をなす。グリップ部83,84の周面83b,84
bの前面側には略長方形の薄板状の電圧計測用電極9
3,94が設けられている。
【0121】図15は、図14(a)の電流印加用電極
91と電圧計測用電極93とを通る上下方向の切断面B
−Bにおけるグリップ部83と本体部82の一部を示
す。
【0122】図15に示すように電流印加用電極91
は、裏面側において、グリップ部83の筐体に設けられ
た孔83cと装置本体部82の筐体に設けられた孔82
dを貫通するリード線95によって回路基板96と接続
されている。電圧計測用電極93は、裏面側において、
グリップ部83の筐体に設けられた孔83dと装置本体
部82の筐体に設けられた孔82eを貫通するリード線
97によって回路基板96と接続されている。グリップ
部84も同様に構成されている。
【0123】図14(a)に示すようにグリップ部8
3,84を前面側に回転させると、開口部85,86の
前面側縁部85a,86aが装置本体部前面82fに当
接して、それ以上回転させることはできない。図14
(b)に示すようにグリップ部83,84を装置本体部
背面側に回転させると、開口部85,86の背面側縁部
85b,86bが装置本体部背面82gに当接して、そ
れ以上回転させることはできない。装置本体部82の筐
体に設けられた孔82d,82eは、グリップ部83の
回転に応じて移動するリード線95,97の移動範囲に
わたって開設されており、リード線95,97がグリッ
プ部83の回転を妨げることはない。
【0124】インピーダンス計測時には、図16に示す
ように両手でグリップ部83,84を掴み、親指先から
第1関節と第2関節との間の部分を電流印加用電極9
1,92に接触させ、親指付け根と手首との間の掌部を
電圧計測用電極93,94に接触させる。
【0125】肘をまっすぐ伸ばし装置81を身体前方の
ほぼ肩の高さに保持する場合には、グリップ部83,8
4を前面側へ回転させる。このとき、グリップ部83,
84の開口部85,86の前面側縁部85a,86aが
装置本体部82の前面82fに当接して回転が規制され
位置決めが可能となるので、計測姿勢が安定し、再現性
が向上する。従って、高精度のインピーダンス計測を行
うことができる。
【0126】肘を屈曲させて装置81を身体前方のほぼ
肩の高さに保持する場合には、グリップ部83,84を
背面側へ回転させる。このとき、グリップ部83,84
の開口部85,86の背面側縁部85b,86bが装置
本体部82の背面82gに当接して回転が規制され位置
決めが可能となるので、計測姿勢が安定し、再現性が向
上する。従って、高精度のインピーダンス計測を行うこ
とができる。このように本実施形態では、グリップ部8
3,84の開口部85,86及び装置本体部82の筐体
とから位置決め機構が構成されている。
【0127】このようにして、肘の伸長時と屈曲時にお
けるインピーダンスを高精度で計測することにより、筋
肉量の推定精度を高めることができるとともに、筋肉量
により体脂肪量及び体脂肪率の推定精度をさらに向上さ
せることができる。また筋肉量の推定により基礎代謝量
の推定精度の一層の向上を図ることができる。
【0128】(第5の実施形態)図17(a)に本発明
の第5の実施形態に係る健康管理指針アドバイス装置1
01の外観を示す。
【0129】装置101の内部構成及び計測手順は第1
の実施形態と同様であり、外観構成については第2の実
施形態と同様の部分を有するので、同様の構成について
は同様の符号を用いて説明を省略する。
【0130】略直方体の装置本体部102の上下端部か
ら左右に延びるブリッジ部103,104,105,1
06を介して略円柱形状のグリップ部107,108が
取り付けられている。
【0131】グリップ部107,108の上側には円筒
形状の電流印加用電極109,110が設けられ、下側
には上方側端部で縮径となる略円筒形状の電圧計測用電
極111,112が設けられている。電流印加用電極1
09,110と電圧計測用電極111,112との間に
は樹脂等の絶縁体からなる絶縁部113,114が設け
られ、この絶縁部113,114の周面は軸方向中心部
にかけて窪む湾曲面をなす。
【0132】図17(b)は図17(a)のブリッジ部
103,105を取り去って上側から見た状態を示す図
であり、図17(c)はグリップ部107を図17
(a)上で左側から見た状態を示す図である。電流印加
用電極109,110には、下側縁部に沿って突起10
9a,110aが形成されている。突起109a,11
0aは背面102a側から装置本体部102側へ周方向
に設けられている。
【0133】グリップ部107,108を握ると、人差
し指と親指が電流印加用電極109,110に巻回さ
れ、中指が絶縁部113,114に巻回され、薬指及び
小指が電圧計測用電極111,112に巻回される。こ
のとき突起109a,110aは人差し指と中指との間
に挟まれている(図18(a)参照)。
【0134】グリップ部107,108を両手で握り、
両肘をまっすぐ伸ばして装置101を身体前方のほぼ肩
の高さに保持する計測姿勢から、グリップ部107,1
08を軽く握ったまま両肘を屈曲させて装置101をほ
ぼ肩の高さに保持しながら身体側へ引き寄せると、両手
が電流印加用電極109,110及び電圧計測用電極1
11,112との接触状態を維持したままグリップ部1
07,108の表面を滑って回転し、突起109a,1
10aの背面側端部109b,110bが人差し指と中
指との間の股部に当接する(図18(b),(c)参
照)。突起109a,110aの背面側端部109b,
110bと人差し指と中指との間の股部が当接すると、
両手をそれ以上回転させることはできないので、両肘を
屈曲させた場合の計測姿勢の位置決めが可能となる。従
って、両肘を屈曲させた姿勢でのインピーダンス計測の
再現性が向上し、高精度の計測が可能となる。本実施形
態では、突起109a,110aが計測状態規制手段を
構成する。
【0135】このようにして、肘の屈曲時におけるイン
ピーダンスを高精度で計測し、肘の伸長時のインピーダ
ンス計測と併せて、筋肉量の推定精度を高めることがで
きるとともに、筋肉量により体脂肪量及び体脂肪率の推
定精度をさらに向上させることができる。また筋肉量の
推定により基礎代謝量の推定精度の一層の向上を図るこ
とができる。
【0136】(第6の実施形態)本発明の第6の実施形
態に係る健康管理指針アドバイス装置は、グリップ部の
支持部の構成を除いて第1の実施形態に係る健康管理指
針アドバイス装置1と同様であるので、同様の構成を有
する部分については説明を省略し、異なる部分について
のみ説明する。
【0137】図19(a)は本発明の第6の実施形態に
係る健康管理指針アドバイス装置のグリップ部7のブリ
ッジ部3に対する支持状態を示す分解図である。図19
(b)はブリッジ部3を図19(a)のC−C断面で切
断して支持状態を示した図である。
【0138】本実施形態ではグリップ部7の軸部27に
付勢手段としてのコイルばね113を巻装しており、コ
イルばね113の一端はブリッジ部3内の軸受部114
に固定されており、他端は軸方向に延ばされて突出部3
1の装置前面側の周方向端部31aに沿って係止されこ
の端部31aを押圧している。グリップ部7の他方の軸
部28及びグリップ部8についても同様である。従っ
て、グリップ部7,8は、常に装置本体部2に対して外
側方向へ回転するように付勢されている。
【0139】このように外側に回転するようにグリップ
部7,8を付勢しておくと、グリップ部7,8を両手で
握り、両肘をまっすぐ伸ばして装置1をほぼ肩の高さで
身体前方に保持する場合に、装置本体部2に対して外側
に位置する掌部と電極18,19,20,21との接圧
が付与される。従って、両手と電極18,19,20,
21との接触状態が安定し、信頼性及び再現性の高いイ
ンピーダンス計測が可能となる。また、グリップ部7,
8を握る力を弱めると、自動的にグリップ部7,8は両
肘を屈曲させる場合の位置に復帰するので、計測姿勢の
切替が被検者にも理解し易くなり、計測姿勢の指導も容
易になる。
【0140】(第7の実施形態)本発明の第7の実施形
態に係る健康管理指針アドバイス装置は、グリップ部及
びブリッジ部を含む構成を除いて第1の実施形態に係る
健康管理指針アドバイス装置1とほぼ同様であるので、
同様の構成を有する部分については同様の符号を用いて
説明を省略する。
【0141】図20(a)は本発明の第7の実施形態に
係る健康管理指針アドバイス装置のグリップ部7の端部
とブリッジ部3とを示す分解斜視図である。図20
(b)はブリッジ部3の端面3a周辺を図20(a)の
矢印D方向から見た図である。
【0142】本実施形態では、グリップ部7の突出部3
1の周方向端部31a,31bに略長方形の金属片11
5a,115bを貼付し、段差部36の周方向端部36
aの金属片115aと対向する位置に二つの略長方形の
板状の電極116a,116bを配置し、段差部37の
周方向端部37aの金属片115bと対向する位置に二
つの略長方形の板状の電極117a,117bを配置し
ている。電極116a,116bは接触有無検知回路1
18に接続され、この接触有無検知回路から計測・演算
制御部42のCPU120に接触有無検知信号が伝送さ
れる(図20(c)参照)。接触有無検出回路118
は、金属片115aが電極116a,116bと接触
し、電極116a,116b間が短絡されることによ
り、突出部31の前面側の周方向端部31aと前面側の
段差部36の周方向端部36aとの当接を検知する。電
極117a,117bにも同様に接触有無検知回路11
9が接続されており、突出部31の背面側の周方向端部
31bと背面側の段差部37の周方向端部37aとの当
接を検知するようになっている。説明は省略するが、グ
リップ部8とブリッジ部5にも同様の機構が設けられて
いる。グリップ部7,8とブリッジ部4,6との間にも
同様の機構を設けるようにしてもよい。本実施形態で
は、金属片115a,115b,電極116a,116
b,117a,117b,接触有無検知回路118,1
19及びCPU120により相対位置検出手段が構成さ
れる。また、CPU120は計測制御手段をも構成す
る。
【0143】本実施形態に係る健康管理指針アドバイス
装置による計測手順を図21に示すフローチャートに従
って説明する。
【0144】ステップ21〜ステップ24までは図6に
示す第1実施形態に係るステップ1〜ステップ4と同一
であり、ステップ27〜ステップ30は図6に示す第1
実施形態に係るステップ5〜ステップ8と同一であり、
ステップ33〜ステップ39までは図6に示す第1実施
形態に係るステップ9〜ステップ15までと同一である
ので、説明を省略し、第1実施形態と異なる部分につい
てのみ説明する。
【0145】本実施形態に係る装置では、ステップ24
で肘を伸ばすように表示部9に表示する等して指導した
後、接触有無検知回路118等からの接触有無検知信号
により、両肘がまっすぐに伸ばされているか(基本姿勢
か)を判定する(ステップ25)。
【0146】ステップ25においてNoと判定されれ
ば、計測姿勢が不十分であることを表示部9に表示する
等して被検者に報知し(ステップ26)、ステップ25
に戻って判定を繰り返す。
【0147】ステップ25においてYesと判定されれ
ば、ステップ27に進んで計測開始報知処理を行う。
【0148】また、ステップ30で肘を屈曲させるよう
表示部9に表示する等して指導した後、接触有無検知回
路119等からの接触有無検知信号により両肘が屈曲さ
れているか(屈曲姿勢か)を判定する(ステップ3
1)。
【0149】ステップ31においてNoと判定されれ
ば、計測姿勢が不十分であることを表示部9に表示する
等して被検者に報知し(ステップ32)、ステップ31
に戻って判定を繰り返す。
【0150】ステップ31においてYesと判定されれ
ば、ステップ33に進んで計測開始報知処理を行う。
【0151】このように計測姿勢を判定するようにすれ
ば、計測の信頼性及び再現性が向上し、高精度のインピ
ーダンス計測が可能となる。
【0152】また、このようにして、肘の伸長時と屈曲
時におけるインピーダンスを高精度で計測することによ
り、筋肉量の推定精度を高めることができるとともに、
筋肉量により体脂肪量及び体脂肪率の推定精度をさらに
向上させることができる。また筋肉量の推定により基礎
代謝量の推定精度の一層の向上を図ることができる。
【0153】(第8の実施形態)本発明の第8の実施形
態に係る健康管理指針アドバイス装置は、グリップ部及
びブリッジ部を含む構成を除いて第1の実施形態に係る
健康管理指針アドバイス装置1とほぼ同様であるので、
同様の構成を有する部分については同様の符号を用いて
説明を省略する。
【0154】図22に本発明の第8の実施形態に係る健
康管理指針アドバイス装置のグリップ部7の回転角度検
出機構を示す(図22では、装置本体部及びブリッジ部
の筐体は省略されている。)。
【0155】ブリッジ部3の軸受部121に支承されて
いるグリップ部7の軸部27にギア122を装着してい
る。ブリッジ部3には、ロータリーエンコーダ123が
設けられており、ギア122と噛合するギア124がロ
ータリーエンコーダ123の回転軸125に設けられて
いる。ロータリーエンコーダ123は計測・演算制御部
42のCPU120に接続されている。グリップ部7の
回転がギア122及びギア124を介して回転軸125
の回転としてロータリーエンコーダ123に伝えられ、
ロータリーエンコーダ123からCPU120に伝送さ
れる回転角度検出情報によってグリップ部7のブリッジ
部3に対する回転角度を検出することができる。グリッ
プ部8とブリッジ部5にも同様の機構を設けてグリップ
部8のブリッジ部5に対する回転角度を検出する。本実
施形態では、ギア122、124,ロータリーエンコー
ダ123及びCPU120から相対位置検出手段が構成
される。また、CPU120は計測制御手段をも構成す
る。
【0156】本実施形態に係る装置による計測手順は図
21に示す第7実施形態に係るフローチャートと同様で
あるが、本実施形態では、図21のステップ25及びス
テップ31における姿勢の判定をロータリーエンコーダ
123の回転角度検出情報に基づいて行っている点が異
なる。
【0157】このようにすれば、グリップ部7のブリッ
ジ部3に対する回転角度を正確に検出することができる
ので、計測姿勢の位置決めが高精度で可能となる。従っ
て、計測の信頼性及び再現性がさらに向上し、さらに高
精度の計測が可能となる。
【0158】ここでは、回転角度を検出するためにロー
タリーエンコーダを用いているが、回転角度検出手段は
これに限られるものでない。
【0159】(第9の実施形態)図23に本発明の第9
の実施形態に係る健康管理指針アドバイス装置としての
脚伸展パワー計測装置の作用部131の外観を示す。
【0160】脚伸展パワー計測装置132は、図24
(a),(b)に示すように、二本のレール133,1
34を備えた本体部135と作用部131とからなる。
作用部131のレール保持部135,136にレール1
33,134が挿通され、レール133,134に沿っ
て移動する可動部を構成する。本体部135には被検者
が座るための椅子部137及びグリップ部138(図示
しないグリップ部が椅子部137の反対側にも設けられ
ている)が設けられ、作用部131と本体部135とは
付勢手段としてのばね139によって連結されている。
このばね139によって作用部131は椅子部137側
へと付勢されている。
【0161】作用部131の前面131aには、ほぼ足
裏の外形をなす左足位置決め部140及び右足位置決め
部141が設けられるとともに、左足位置決め部140
及び右足位置決め部141の短手方向(足幅方向)に固
定ベルト142,143が設けられている。左足位置決
め部140及び右足位置決め部141の内側には、指先
側に略楕円形の電流印加用電極144,145、踵側に
略楕円形の電圧計測用電極146,147が設けられて
いる。また、前面131aの上部には、計測値や健康管
理指針情報等の情報を表示するための表示部148が設
けられ、表示部148の左側には電源スイッチ149、
同右側には身体特定化情報等の情報を入力するためのキ
ースイッチ150がそれぞれ設けられている。
【0162】椅子部137に座った被検者は前方にある
作用部131の左足位置決め部140及び右足位置決め
部141にそれぞれの足裏を置き、固定ベルト142,
143によって甲側から固定する。両脚に力を入れない
状態では、作用部131は椅子部137側に付勢されて
いるので、図24(a)のように両膝が曲がった状態と
なる。この状態から両腕でグリップ部138等を握りな
がら両脚に力を入れ、ばね139の力に抗して両膝を伸
ばす。このようにして、脚の伸展力の計測を行う。
【0163】本装置132では、上述のような脚伸展力
の計測に加えて、足裏に接触する電流印加用電極14
4,145から高周波電流を印加し、電圧計測用電極1
46,147から両足裏間に生じる身体抵抗電位を検出
してインピーダンスを計測するとともに、インピーダン
ス計測値と身体特定化情報から除脂肪量等の健康管理指
針情報を提供する。
【0164】インピーダンス計測及び身体特定化情報と
インピーダンス計測値とから健康管理指針情報を算出す
る機構並びにインピーダンス計測手順に関しては、肘を
屈伸させる点と膝を屈伸させる点とが異なるのを除いて
第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0165】本装置132では、両脚に力を加えて作用
部131を移動させる以前の初期状態すなわち作用部1
31が椅子部137に最も近い状態を両膝を屈曲させた
場合の計測姿勢(屈曲姿勢)とし、両脚に力を加えて両
膝を伸ばして行き作用部131が椅子部137から最も
遠い状態を両膝を伸長させた場合の計測姿勢(基本姿
勢)とする。本実施形態では、作用部131,レール1
33,134,椅子部1ばね139によって位置決め機
構が構成される。
【0166】このように両膝を屈曲させた場合の計測姿
勢と両膝を伸長させた場合の計測姿勢の位置決めを行う
ことにより、計測の信頼性及び再現性が向上し、高精度
のインピーダンス計測を行うことができる。
【0167】また、膝の伸長時と屈曲時におけインピー
ダンス計測値を用いることにより、筋肉量を推定するこ
とができるともに、筋肉量により体脂肪量及び体脂肪率
の推定精度を向上させることができる。また筋肉量の推
定により基礎代謝量の推定精度の向上を図ることができ
る。
【0168】本装置132では、身体特定化情報及びイ
ンピーダンス計測値から筋肉量を推定しているが、脚の
伸展力の計測値をも考慮して筋肉量を推定するようにし
てもよい。
【0169】(第10の実施形態)図25(a)に本発
明の第10の実施形態に係る健康管理指針アドバイス装
置としてのレッグプレスの作用部151周辺の構成を示
す。図25(b),(c)は、レッグプレス152の使
用状態を主要部の構成のみによって模式的に示したもの
である。
【0170】作用部151が支持部材153に揺動可能
に支持されて可動部を構成し、作用部151と一体に揺
動するアーム部材154の先端部154aには所定重量
のウエイト155が連結支持されている。
【0171】作用部151には、両足を置くためのステ
ップ部156が設けられている。板状のステップ部15
6の前面156aには、ほぼ足裏の外形をなす左足位置
決め部157及び右足位置決め部158が設けられると
ともに、左足位置決め部157及び右足位置決め部15
8の短手方向(足幅方向)に固定ベルト159,160
が設けられている。また、左足位置決め部157及び右
足位置決め部158の内側には、指先側に略楕円形の電
流印加用電極161,162、踵側に略楕円形の電圧計
測用電極163,164が設けられている。
【0172】作用部151のステップ部156の上方に
は、インピーダンス計測及び健康管理指針情報の算出等
を行うためのCPU,メモリ等の装置主要部を収納した
装置本体部165が設けられている。装置本体部165
の前面165aには、計測値や健康管理指針情報を表示
するための表示部166、表示部166の下方に電源ス
イッチ167及び身体特定化情報等の情報を入力するた
めのキースイッチ168が配置されている。
【0173】図25(b)に示すように、作用部151
に対向して被検者が座るための椅子部169及びグリッ
プ部170が設けられている(図示しないグリップ部が
椅子部169の反対側(図面奥側)にも設けられてい
る)。また、椅子部169は、支持部材153等を有す
る図示しない本体構造部材と一体に設けられている。
【0174】椅子部169に座った被検者は前方にある
ステップ部156の左足位置決め部157及び右足位置
決め部158にそれぞれの足裏を置き、固定ベルト15
9,160によって甲側から固定する。両脚に力を入れ
ない状態では、ステップ部156はアーム部材154の
先端部154aに連結されたウエイト155の重量によ
って椅子部169側に付勢されているので、図25
(c)のように両膝が曲がった状態となる。この状態か
ら両腕でグリップ部170等を握りながら両脚に力を入
れ、ウエイトの重量に抗して両膝を伸ばすことにより、
作用部151が揺動し、アーム部材154の先端部15
4aがウエイト155を持ち上げる。このように本装置
152を用いて脚の筋肉を鍛えることができる。
【0175】本装置152では、上記筋力強化に加え
て、足裏に接触する電流印加用電極161,162から
高周波電流を印加し、電圧計測用電極163,164か
ら両足裏間に生じる身体抵抗電位を検出してインピーダ
ンスを計測するとともに、インピーダンス計測値と身体
特定化情報から除脂肪量等の健康管理指針情報を提供す
る。
【0176】インピーダンス計測及び身体特定化情報と
インピーダンス計測値とから健康管理指針情報を算出す
る機構並びにインピーダンス計測手順に関しては、肘を
屈伸させる点と膝を屈伸させる点とが異なるのを除いて
第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0177】本装置152では、両脚に力を加えて作用
部151を揺動させる以前の初期状態すなわちステップ
部156が椅子部169に最も近い状態を両膝を屈曲さ
せた場合の計測姿勢(屈曲姿勢)とし、両脚に力を加え
て両膝を伸ばして行きステップ部156が椅子部169
から最も遠い状態を両膝を伸長させた場合の計測姿勢
(基本姿勢)とする。両膝を屈曲させた状態で膝の角度
が60度程度となるようにステップ部156の位置を調
整すれば位置決めが容易であるが、計測時の姿勢はこの
ような姿勢に限られない。本実施形態では、初期状態で
の作用部151の位置はレッグプレスの構造自体によっ
て決定されるので、位置決め機構はレッグプレスの構造
と一体に設けられている。
【0178】このように両膝を屈曲させた場合の計測姿
勢と両膝を伸長させた場合の計測姿勢の位置決めを行う
ことにより、計測の信頼性及び再現性が向上し、高精度
のインピーダンス計測を行うことができる。
【0179】また、膝の伸長時と屈曲時におけインピー
ダンス計測値を用いることにより、筋肉量を推定するこ
とができるともに、筋肉量により体脂肪量及び体脂肪率
の推定精度を向上させることができる。また筋肉量の推
定により基礎代謝量の推定精度の向上を図ることができ
る。
【0180】(第11の実施形態)図26(a)に本発
明の第11の実施形態に係る健康管理指針アドバイス装
置としてのステッパー171の要部の概略構成を示す。
【0181】足を置くためのステップ部172,173
は、支持部材174a,174bを介して基台部175
に取付軸176を中心として揺動可能に支持されてい
る。可動部としてのステップ部172,173の上面1
72a,173aには、ほぼ足裏の外形をなす左足位置
決め部177及び右足位置決め部178が設けられると
ともに、左足位置決め部177及び右足位置決め部17
8の短手方向(足幅方向)に固定ベルト179,180
が設けられている。また、左足位置決め部177及び右
足位置決め部178の内側には、指先側に略楕円形の電
流印加用電極181,182、踵側に略楕円形の電圧計
測用電極183,184が設けられている。ステップ部
172,173には図示しない負荷手段が設けられてお
り、負荷の大きさは調整することができる。
【0182】基台部175から上方に延びる支柱185
上に装置本体部186が設けられている。装置本体部1
86内部には、インピーダンス計測及び健康管理指針情
報の算出等を行うためのCPU,メモリ等の装置主要部
が収納されている。装置本体部186の上面186aに
は、情報を表示するための表示部187,表示部187
の被検者に対する手前側に電源スイッチ188及び身体
特定化情報等の情報を入力するためのキースイッチ18
9が配置されている。装置本体部186の左右には、グ
リップ部190a,190bが設けられている。
【0183】被検者は、ステップ部172,173の左
足位置決め部177及び右足位置決め部178にそれぞ
れの足裏を置き、固定ベルト179,180によって甲
側から固定する。図26(b)に示すようにグリップ部
190a,190bを両手で掴んで、直立した姿勢で、
交互に足を上げ下げする。このように本装置171を用
いることにより歩行と同様の運動を行うことができ、脚
の筋肉等を鍛えることができる。
【0184】本装置171では、上記運動に加えて、足
裏に接触する電流印加用電極181,182から高周波
電流を印加し、電圧計測用電極183,184から両足
裏間に生じる身体抵抗電位を検出してインピーダンスを
計測するとともに、インピーダンス計測値と身体特定化
情報から除脂肪量等の健康管理指針情報を提供する。
【0185】インピーダンス計測及び身体特定化情報と
インピーダンス計測値とから健康管理指針情報を算出す
る機構に関しては、第1の実施形態と同様であるので説
明を省略する。
【0186】本装置171では、ステップ部172,1
73に両足を固定し、ステップ部172を可動範囲の最
上位に位置させステップ部173を最下位に位置させた
状態を第1姿勢とし、ステップ部173を可動範囲の最
上位に位置させステップ部172を最下位に位置させた
状態を第2姿勢とする。ステップ部172,173の可
動範囲は設定されているので、このように計測姿勢を定
義することにより、計測姿勢の位置決めが可能となる。
従って、本実施形態では、ステップ部172,173の
可動範囲の設定機構が位置決め機構を構成する。
【0187】第1の実施形態における両肘を伸長させる
基本姿勢と両肘を屈曲させる屈曲姿勢とが本実施形態で
は上述した第1姿勢と第2姿勢とに置き換えられる点を
除き、インピーダンス計測手順については第1の実施形
態と同様である。ステップ部172,173の位置を検
出する機構を設けて、位置検出信号に基づいて計測する
ようにしてもよい。
【0188】このように交互に片膝を屈伸させた場合の
計測姿勢の位置決めを行うことにより、計測の信頼性及
び再現性が向上し、高精度のインピーダンス計測を行う
ことができる。
【0189】また、交互に片膝を屈伸させた状態におけ
るインピーダンス計測値を用いることにより、筋肉量を
推定することができるともに、筋肉量により体脂肪量及
び体脂肪率の推定精度を向上させることができる。また
筋肉量の推定により基礎代謝量の推定精度の向上を図る
ことができる。
【0190】(第12の実施形態)図27に本発明の第
12の実施形態に係る健康管理指針アドバイス装置とし
てのエルゴメータ191を示す。
【0191】基台部192には、ハンドル部193、ペ
ダル194,195、サドル196等が設けられてい
る。ハンドル部193の支柱197上には、ハンドル1
98とともに、情報を表示するための表示部、電源スイ
ッチ、身体特定化情報等を入力するためのキースイッチ
が設けられ、インピーダンス計測,健康管理指針情報の
算出及び負荷制御等を行うためのCPU,メモリ等の装
置主要部が収納されている装置本体部199が備えられ
ている。略直方体のペダル194,195の広面の一方
に、電流印加用電極200,201及び電圧計測用電極
202,203が設けられている。ペダル194,19
5の軸方向の両端部間に掛け渡された固定ベルト20
4,205が電極197等と同一面側に設けられてい
る。本実施形態では、ペダル194,195が可動部を
構成する。
【0192】本装置191では、図28に示すように、
サドル196に座った被検者が、ペダル194,195
に両足を置いて固定ベルトで甲側から固定し、ハンドル
198を両手で握って、所定の負荷がかけられたペダル
をこぎ、運動を行う。
【0193】本装置191では、上記運動に加えて、足
裏に接触する電流印加用電極200,201から高周波
電流を印加し、電圧計測用電極202,203から両足
裏間に生じる身体抵抗電位を検出してインピーダンスを
計測するとともに、インピーダンス計測値と身体特定化
情報から除脂肪量等の健康管理指針情報を提供する。
【0194】インピーダンス計測及び身体特定化情報と
インピーダンス計測値とから健康管理指針情報を算出す
る機構に関しては、第1及び第8の実施形態と同様であ
るので説明を省略する。
【0195】図22に示す第8の実施形態と同様にロー
タリーエンコーダのような角度検知手段等を設けること
により、クランク206,207の回転軸に対する姿勢
を検知することができる。クランク206,207及び
ペダル194,195の回転軸に対する所定の姿勢とし
て、2つの姿勢を選択し、その2つの所定姿勢となる時
にインピーダンスを計測するようにすれば、被検者の両
膝の屈伸状態が確定し、計測姿勢の位置決めができる。
このような姿勢は適宜選択することができ、例えば、ペ
ダル194が最上位でペダル195が最下位となる場合
(図28参照)Kとペダル195が最上位でペダル19
4が最下位となる場合とを選択することができる。
【0196】第1の実施形態では両肘を伸ばした姿勢
(基本姿勢)と両肘を屈曲させた姿勢(屈曲姿勢)とで
インピーダンスを計測しているが、本実施形態では、例
えば、ペダル194が最上位でペダル195が最下位と
なる場合の被検者の姿勢を第1姿勢とし、ペダル195
が最上位でペダル194が最下位となる場合の被検者の
姿勢を第2姿勢とし、第1及び第2姿勢時にインピーダ
ンスを計測する。図21に示す処理の基本姿勢及び屈曲
姿勢が本実施形態における第1姿勢及び第2姿勢に置き
換えられる点を除けば、本実施形態における計測手順は
第8の実施形態と同様である。
【0197】このように両膝の屈曲状態を確定して計測
姿勢の位置決めを行うことにより、計測の信頼性及び再
現性が向上し、高精度のインピーダンス計測を行うこと
ができる。
【0198】また、両膝の2つの屈伸状態時におけイン
ピーダンス計測値を用いることにより、筋肉量を推定す
ることができるともに、筋肉量により体脂肪量及び体脂
肪率の推定精度を向上させることができる。また筋肉量
の推定により基礎代謝量の推定精度の向上を図ることが
できる。
【0199】(第13の実施形態)図29に本発明の第
13の実施形態に係る健康管理指針アドバイス装置21
1の外観を示す。
【0200】第1の実施形態と同様の構成を有する部分
には同様の符号を付して説明を省略する。
【0201】第1の実施形態に係る健康管理指針アドバ
イス装置1では、グリップ部7,8は互いにほぼ平行に
設けられている。これに対して、本実施形態に係る装置
211では、グリップ部212,213は上端側で互い
に間隔が狭くなる略ハの字形状に支持されている。可動
部としてのグリップ部212,213全体が軸の回りに
所定範囲でブリッジ部214,215及び216,21
7に対して回転するのは、装置1と同様である。
【0202】このようにグリップ部212,213を略
ハの字形状に設けると、両肘を屈曲させて装置211を
身体前方に保持したときでも、肘は手首より高い位置と
なるのが自然なので、両脇が閉じて上腕部が胴の側部に
接触してしまうことはない。従って、両肘をまっすぐ伸
ばして装置211を身体前方に保持した場合と同様に、
両肘を屈曲させた場合でも脇が開いた状態でインピーダ
ンス計測を行うことができる。両肘を屈曲させた場合
に、脇が閉じて上腕部が胴の側部に接触すると印加電流
の身体内での通電経路が変化してしまうので、両肘の屈
伸によって計測条件が変化してしまう。
【0203】しかし、本装置211のように構成すれ
ば、両肘を屈曲させた場合と伸長させた場合とで同様の
計測条件で計測することができるので、計測姿勢の変化
が誤差要因となることはない。従って、両肘を屈曲させ
た場合の計測姿勢と両肘を伸長させた場合の計測の信頼
性及び再現性が向上し、高精度のインピーダンス計測を
行うことができる。このように本実施形態では、グリッ
プ部212,213を略ハの字形に配置した装置構成も
計測状態規制手段を構成する。
【0204】また、両肘の伸長時と屈曲時におけインピ
ーダンス計測値を用いることにより、筋肉量を推定する
ことができるともに、筋肉量により体脂肪量及び体脂肪
率の推定精度を向上させることができる。また筋肉量の
推定により基礎代謝量の推定精度の向上を図ることがで
きる。
【0205】(第14の実施形態)図30(a)に本発
明の第14の実施形態に係る健康管理指針アドバイス装
置221を示す。
【0206】第1の実施形態と同様の構成については、
同様の符号を付して説明を省略する健康管理指針アドバ
イス装置221は、主として、略直方体形状の装置本体
部222と装置本体部222の左右両端部から側方に延
びる略円柱状のグリップ部223,224とからなる。
【0207】装置本体部222の前面222aに情報を
表示するための表示部9及び身体特定化情報等の情報を
入力するためのデータ呼び出しスイッチ10,テンキー
16,確定スイッチ17,電源スイッチ15が設けられ
ている。
【0208】グリップ部223,224には、装置本体
部222側から順に略円筒形状の電流印加用電極22
5,226及び電圧計測用電極227,228が絶縁部
229,230を介して配置されている。図30(b)
に示すように、グリップ部223,224は装置本体部
222の背面方向に回転させることができ、可動部を構
成する。例えば、グリップ部223,224の装置本体
側端部に上下方向に形成される軸部に、第1実施形態に
係る装置1のグリップ部7のブリッジ部3,4に対する
位置決め機構のような機構を設けてもよい。このように
すれば、グリップ部223,224の正確な位置決めが
可能となる。すなわち、グリップ部223,224が装
置本体部の長手方向に沿って直線上に配置される場合に
は、装置前面側への位置決め機構が作用し、装置前面側
へはそれ以上回転しない。また、グリップ部223,2
24を装置背面側に所定角度回転させると同様に位置決
め機構が作用し、それ以上は回転しない。但し、位置決
め機構はこのようなものに限られるものではなく、第7
又は第8の実施形態に示すような角度検知機構を設ける
こともできる。
【0209】装置221の内部構成及び計測手順は第1
実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0210】被検者が両手でグリップ部223,224
を握り、両肘を伸ばして装置221をほぼ肩の高さで身
体前方に保持する場合(基本姿勢)には、装置本体部前
面222aを身体前面に対向させた状態でグリップ部2
23,224を最も前方側へ回転させた位置(図30
(b)に実線で示す)に固定する。両肘を屈曲させて装
置221をほぼ肩の高さで身体前方に保持する場合(屈
曲姿勢)には、同様に装置本体部前面222aを身体前
面に対向させた状態でグリップ部223,224を最も
後方側へ回転させた位置に固定する。この状態で脇を閉
じようとすると手首をひねらなければならず不自然な姿
勢となるため、両肘を屈曲させて装置221を身体前方
に保持したときでも、両脇が閉じて上腕部が胴の側部に
接触することはない。従って、両肘をまっすぐ伸ばして
装置222を身体前方に保持した場合と同様に脇が開い
た状態でインピーダンス計測を行うことができる。
【0211】このようにすれば、両肘を屈曲させた場合
と伸長させた場合とで同様の計測条件で計測することが
できるので、計測姿勢の変化が誤差要因となることはな
い。従って、両肘を屈曲させた場合の計測姿勢と両肘を
伸長させた場合の計測の信頼性及び再現性が向上し、高
精度のインピーダンス計測を行うことができる。このよ
うに本実施形態では、グリップ223,224を上面か
ら見て略ハの字形に配置した装置構成も計測状態規制手
段を構成する。
【0212】また、両肘の伸長時と屈曲時におけインピ
ーダンス計測値を用いることにより、筋肉量を推定する
ことができるともに、筋肉量により体脂肪量及び体脂肪
率の推定精度を向上させることができる。また筋肉量の
推定により基礎代謝量の推定精度の向上を図ることがで
きる。
【0213】(第15の実施形態)図31に本発明の第
15の実施形態に係る健康管理指針アドバイス装置23
1を示す。
【0214】健康管理指針アドバイス装置231は略棒
状をなし、装置本体部232の両端部に装置本体部23
2と同一方向に延びるグリップ部233,234が設け
られている。
【0215】装置本体部232の前面232aに情報を
表示するための表示部235及び身体特定化情報等の情
報を入力するためのキースイッチ236,電源スイッチ
237が設けられている。
【0216】装置本体部232は、表示部235が設け
られた第1本体部238とキースイッチ236が設けら
れた第2本体部239とがヒンジ部240によって連結
された構造をなし、図31(b)に示すように前面23
2aに直交する軸の回りに図上で下方側へヒンジ部24
0で折り曲げることができる。ヘの字形に折り曲げられ
た装置本体部232は、第1本体部238と第2本体部
239とが所定の角度をなす状態で停止し、それ以上は
折れ曲がらないようになっている。例えば、第1本体部
238の筐体と第2本体部239の筐体が所定の角度で
当接して回転が規制されるようにしてもよいし、ヒンジ
部に第1の実施形態に係るグリップ部7とブリッジ部3
とに設けられたような位置決め機構を設けてよく、位置
決め機構はこれらに限られない。
【0217】グリップ部233,234には、円筒形状
の電流印加用電極240,241及び電圧計測用電極2
42,243が設けられている。
【0218】装置231の内部構成及び計測手順は第1
の実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0219】本実施形態では、両肘をまっすぐ伸ばして
装置231を身体前方に保持する場合には、前面232
aを身体前面に対向させた状態で装置本体部232を直
線状にして両端のグリップ部233,234を握る。両
肘を屈曲させて装置231を身体前方に保持する場合に
は、装置本体部前面232aを身体前面に対向させた状
態で装置装置本体部232を折り曲げて身体側へ引き寄
せる。両肘を屈曲させた状態でグリップ部233,23
4はハの字形をなす。この状態で脇を閉じようとすると
手首をひねらなければならず不自然な姿勢となるため、
両肘を屈曲させて装置231を身体前方に保持したとき
でも、両脇が閉じて上腕部が胴の側部に接触することは
ない。従って、両肘をまっすぐ伸ばして装置231を身
体前方に保持した場合と同様に脇が開いた状態でインピ
ーダンス計測を行うことができる。
【0220】このようにすれば、両肘を屈曲させた場合
と伸長させた場合とで同様の計測条件で計測することが
できるので、計測姿勢の変化が誤差要因となることはな
い。従って、両肘を屈曲させた場合の計測姿勢と両肘を
伸長させた場合の計測の信頼性及び再現性が向上し、高
精度のインピーダンス計測を行うことができる。このよ
うに本実施形態では、第1本体部232とグリップ22
3,第2本体部231と224を前面から見て略ヘの字
形に屈曲させて配置した装置構成も計測状態規制手段を
構成する。
【0221】また、両肘の伸長時と屈曲時におけインピ
ーダンス計測値を用いることにより、筋肉量を推定する
ことができるともに、筋肉量により体脂肪量及び体脂肪
率の推定精度を向上させることができる。また筋肉量の
推定により基礎代謝量の推定精度の向上を図ることがで
きる。
【0222】(第16の実施形態)図32に本発明の第
16の実施形態に係る健康管理指針アドバイス装置25
1を示す。
【0223】本装置251は、主として、本体装置25
2とフット電極部253と本体装置252・フット電極
部253間を接続するケーブル254とからなる。
【0224】本体装置252は第1実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置1とほぼ同様の構成を有するの
で、同様の構成については同様の符号を付して説明を省
略する。
【0225】図33に示すように、フット電極部253
は略直方体平板状のシート材部255上に、ほぼ足の外
形をなす左足用位置決め部256及び右足用位置決め部
257とが設けられ、両足位置決め部256,257の
指側に略半円形状の電流印加用電極258,259,踵
側に逆向きの略半円形状の電圧計測用電極260,26
1が設けられており、両足位置決め部256,257に
沿って両足を載置すると、足裏の指側が電流印加用電極
258,259に、踵側が電圧計測用電極260,26
1にそれぞれ接触するように構成されている。また、2
55の前部(図32では右方)ハウジング部262が設
けられている。さらに、255の両足位置決め部25
6,257間の前方に貫通孔263が形成されている。
この貫通孔263部分に表示部を有する体重計上にフッ
ト電極部253を載せて使用すれば、両足位置決め部2
56,257上に両足を置くことによって身体特定化情
報として入力すべき体重を計測し、その計測値を貫通孔
263を通して読取ることができる。
【0226】ケーブル254は、両端にコネクタ26
4,265を有し、本体装置252とフット電極部25
3とを脱着自在に接続する。
【0227】図34は、健康管理指針アドバイス装置7
0内部の回路構成の概略を示すブロック図である。
【0228】本体装置252は、第1の実施形態に係る
装置1とほぼ同様の構成を有するが、フット電極部25
3の電流印加用電極258,259と電圧計測用電極2
60,261とがコネクタ264,265及びケーブル
254を介して計測・演算部266に接続されている点
が異なる。
【0229】図35は、計測・演算部93の回路構成の
一部のみを示すブロック図である。
【0230】本体装置252及びフット電極部253の
各電極は、電極と後段の回路との接続状態を切り替える
ための電極信号切替部266を介して他の回路素子と接
続される。電極信号切替部266の後段には、電極に高
周波電流を供給する高周波信号発生部267及び電極か
らの電位信号を受ける差動増幅器268が接続されてい
る(これらの素子は図示しない信号処理回路を経てCP
U120に接続されている)。電極信号切替部266の
切替は、アナログスイッチあるいはリレー等で行われ、
どのような切替を行うかは、CPU120から発せられ
る切替コントロール信号によって決まる。
【0231】図36は、両足裏間でインピーダンス計測
を行う場合(両足裏間インピーダンス計測モード)の電
極信号切替部266の接続状態を示す。
【0232】このとき、左足用の電流印加用電極258
の接続線If1 は高周波信号発生部267の一端に接続
され、右足用の電流印加用電極259の接続線If2
高周波信号発生部267の他端に接続される。また、左
足用の電圧計測用電極260及び右足用の電圧計測用電
極261の接続線Ef1 ,Ef2 が差動増幅器268の
入力端に接続される。そして、左手用の電流印加用電極
18の接続線Ih1 及び電圧計測用電極20の接続線E
1 並びに右手用の電流印加用電極19の接続線Ih2
及び電圧計測用電極21の接続線Eh2 はどこにも接続
されずOPENとなっている。
【0233】計測モードをこのように設定し、図32に
示すように被検者が自分の両足をフット電極部253の
両足位置決め部256,257に載置するとともに、本
体装置252のグリップ部7,8を左手及び右手で掴
み、両手を身体前方に真直ぐ伸ばし、略肩の高さに保持
した状態(基本姿勢)と、図37に示すように上述の姿
勢のまま膝を曲げて椅子269に腰をかけた状態(屈曲
姿勢)で計測を行う。計測手順については、第1の実施
形態に係る健康管理指針アドバイス装置1と同様なので
説明は省略する。このように椅子269に腰かけること
によって両膝の屈曲状態を確定することができ、計測姿
勢の位置決めが可能となる。従って、本実施形態では、
椅子269が計測状態規制手段を構成する。
【0234】このように両膝を屈曲させた場合の計測姿
勢と両膝を伸長させた場合の計測姿勢の位置決めを行う
ことにより、計測の信頼性及び再現性が向上し、高精度
のインピーダンス計測を行うことができる。
【0235】また、膝の伸長時と屈曲時におけインピー
ダンス計測値を用いることにより、筋肉量を推定するこ
とができるともに、筋肉量により体脂肪量及び体脂肪率
の推定精度を向上させることができる。また筋肉量の推
定により基礎代謝量の推定精度の向上を図ることができ
る。
【0236】電極信号切替部266の接続状態を切り替
えることにより、両掌間,片掌・片足裏間等の種々の身
体部位間のインピーダンス計測を行うことができる。従
って、上述の実施形態の場合のように両肘又は両膝の屈
伸によるインピーダンス変化を用いるだけでなく、計測
部位に含まれる種々の関節の屈伸や筋肉の緊張・緩和に
よるインピーダンス変化を用いることができる。また、
これらの異なる身体部位間のインピーダンス計測値を用
いて特定の部位のインピーダンスを推定し、この推定値
によってインピーダンス計測値の補正を行うこともでき
る。
【0237】本実施形態では計測状態規制手段として椅
子を用いているが、図32に示す基本姿勢から両肘を屈
曲させて本体装置252を被検者のあごに突き当てた状
態を屈曲姿勢とすることにより計測状態を規制すること
もできる。この場合には、グリップ部7,8に位置決め
機構を設けなくても、両肘の屈曲状態を規制することが
できる。
【0238】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明では、
インピーダンス計測部位に関節及び筋肉の少なくともい
ずれか一方を含み、該関節の屈伸動作又は筋肉の緊張・
弛緩動作によるインピーダンスの変化を計測している
が、インピーダンス計測値の変化から計測部位に存する
筋肉の断面積変化を推定でき、身体特定化情報から筋肉
の長さが身体特定化情報から推定できるので、インピー
ダンス変化の計測値と身体特定化情報とから筋肉量を推
定することができる。筋肉量を考慮することにより、イ
ンピーダンス計測値から除脂肪量を推定する際の精度を
向上させることができる。除脂肪量から基礎代謝量を推
定する際にも、代謝寄与度の高い筋肉量を考慮すること
により、推定精度を向上させることができるとともに、
基礎代謝量推定に対するインピーダンス寄与度を高める
ことができる。
【0239】第2の発明によれば、インピーダンス計測
時の前記関節の屈伸状態又は前記筋肉の緊張・弛緩状態
を規制するための計測状態規制手段を設けたので、イン
ピーダンス計測時の誤差要因となる屈伸状態又は緊張・
弛緩状態の変動を抑制して、常に同様の屈伸状態又は緊
張・弛緩状態で計測を行うことができる。従って、肘や
膝をまっすぐに伸ばした状態のように容易に確定できる
屈伸状態又は緊張・弛緩状態のみではなく、計測状態規
制手段によって決定される他の屈伸状態又は緊張・弛緩
状態でも再現性の高いインピーダンス計測を行うことが
できるので、インピーダンス変化を高精度で計測するこ
とができる。
【0240】第3の発明によれば、インピーダンスを計
測するためのインピーダンス計測手段が装置内での相対
位置が変化する可動部に設けられ、計測状態規制手段と
して可動部の相対位置を確定する位置決め機構を備えた
ので、インピーダンス計測時の可動部の相対位置が位置
決め機構によって確定される。従って、可動部が所定の
相対位置にあるときには可動部に設けられたインピーダ
ンス計測手段も所定の相対位置にあるので、このときに
インピーダンスを計測することにより、インピーダンス
計測時の前記関節の屈伸状態又は前記筋肉の緊張・弛緩
状態を規制することができる。
【0241】第4の発明によれば、可動部を所定の相対
位置に復帰するように付勢する付勢手段を備えたので、
被検者が付勢手段に抗する力を加えない状態では、イン
ピーダンス計測手段が設けられた可動部は所定の相対位
置に復帰する。従って、復帰すべき相対位置としてイン
ピーダンス計測時の位置を設定すれば、力を加えない状
態ではインピーダンス計測手段が所定の計測時の相対位
置にあるので、計測時の被検者の姿勢の指導が容易とな
る。
【0242】第5の発明によれば、インピーダンスを計
測するためのインピーダンス計測手段が装置内での相対
位置が変化する可動部に設けられ、計測状態規制手段
が、可動部の装置内での相対位置を検出する相対位置検
出手段と、相対位置検出手段によって可動部が所定の相
対位置にあることが検出されたときにインピーダンスの
計測を行うよう制御する計測制御手段とを備えているの
で、計測部位にある関節又は筋肉はインピーダンス計測
時には常に所定の屈伸状態又は緊張・弛緩状態となり、
インピーダンス計測時の関節の屈伸状態又は筋肉の緊張
・弛緩状態が規制することが可能となる。
【0243】第6の発明によれば、電極を介して被検者
の身体に印加された電流によってインピーダンスを計測
するので、簡単な構成で正確にインピーダンスを計測す
ることができる。
【0244】第7の発明によれば、インピーダンス変化
の計測値と身体特定化情報とに基づいて被検者の身体組
成を推定する身体組成推定手段を備えたので、インピー
ダンス計測部位にある筋肉量や被検者の身体全体の筋肉
量、あるいは除脂肪量や体脂肪率等の身体組成を推定す
ることができる。インピーダンス変化は計測部位の筋肉
の断面積変化に関連し、筋肉の長さは身体特定化情報に
よって推定できるので、インピーダンス変化の計測値と
身体特定化情報とに基づいて推定すれば、計測部位に含
まれる筋肉量をより高精度で推定することができる。ま
た、この計測部位の筋肉量に基づいてあるいは、種々の
計測部位で計測を行って異なる部位の筋肉量の推定値に
基づいて身体全体の筋肉量を推定すれば、より高精度の
推定が可能となる。また、筋肉量が高精度で推定できる
ので、筋肉量や骨量等を含む除脂肪量も高精度で推定す
ることができるともに除脂肪量から算出される体脂肪率
も高精度で取得できる。
【0245】第8の発明によれば、身体組成推定手段に
よって代謝寄与度の高い筋肉量を含む身体組成を高精度
で推定することができるので、このような身体組成に基
づいて被検者の基礎代謝量及びエネルギー代謝量の少な
くともいずれか一方を推定すれば、高精度の推定が可能
となる。
【0246】第9の発明によれば、被検者の身体特定化
情報に対応する基礎代謝量の基準値と被検者の身体組成
等を反映したより正確な基礎代謝量とを比較することに
より、被検者の基礎代謝量が基礎代謝量基準値とどの程
度異なっているか等の健康管理に有益な指針情報を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a),(b)は本発明の第1の実施形態
に係る健康管理指針アドバイス装置の外観を示す図であ
る。
【図2】図2(a),(b)は両肘をまっすぐ伸ばした
場合の計測時の被検者の姿勢を説明する側面図及び上面
図であり、図2(c),(d)は両肘を屈曲させた場合
の計測時の被検者の計測時の姿勢を説明する側面図及び
上面図である。
【図3】図3はグリップ部とブリッジ部との組み付け状
態を説明するための分解図である。
【図4】図4(a),(b)はグリップ部とブリッジ部
との相対的な位置関係を示す図である。
【図5】図5は本発明の第1の実施形態に係る健康管理
指針アドバイス装置の内部の回路構成の概略を示すブロ
ック図である。
【図6】図6は本発明の第1の実施形態に係る健康管理
指針アドバイス装置による計測手順を示すフローチャー
トである。
【図7】図7(a),(b)は筋肉の状態変化を模式的
に示す図である。
【図8】図8は被検者の健康状態を示す表示部の表示例
である。
【図9】図9は本発明の第2の実施形態に係る健康管理
指針アドバイス装置の外観を示す図である。
【図10】図10(a),(b)は本発明の第2の実施
形態に係る健康管理指針アドバイス装置の計測時におけ
る状態を示す図である。
【図11】図11(a)は本発明の第3の実施形態に係
る健康管理指針アドバイス装置のグリップ部の概略構造
を示す分解図である。図11(b)は同グリップ部を組
み立てた状態を示す図である。
【図12】図12は図11(b)のA−A断面図であ
る。
【図13】図13(a),(b)は本発明の第3の実施
形態に係る健康管理指針アドバイス装置の電極の他の実
施例を示す図である。
【図14】図14(a),(b)は本発明の第4の実施
形態に係る健康管理指針アドバイス装置の外観を示す図
である。
【図15】図15は図14(a)のB−B断面図であ
る。
【図16】図16は本発明の第4の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置を保持した状態を示す図であ
る。
【図17】図17(a)は本発明の第5の実施形態に係
る健康管理指針アドバイス装置の外観を示す正面図であ
る。図17(b)は同装置のブリッジ部を取り去った状
態の上面図である。図17(c)は同装置のグリップ部
を示す側面図である。
【図18】図18(a),(b),(c)は本発明の第
5の実施形態に係る健康管理指針アドバイス装置のグリ
ップ部と左手との位置関係を説明する図である。
【図19】図19(a)は本発明の第6の実施形態に係
る健康管理指針アドバイス装置のグリップ部のブリッジ
部に対する支持状態を説明する分解図である。図19
(b)はグリップ部の組み付けを示す図である。
【図20】図20(a)は本発明の第7の実施形態に係
る健康管理指針アドバイス装置のグリップ部の端部とブ
リッジ部とを示す分解斜視図である。図20(b)はブ
リッジ部の端面周辺を図20(a)の矢印D方向から見
た図である。図20(c)は同装置のグリップ部のブリ
ッジ部に対する位置を検出するための回路の概略を示す
ブロック図である。
【図21】図21は本発明の第7の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置による計測手順を示すフローチ
ャートである。
【図22】図22は本発明の第8の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置のグリップ部の回転角度検出機
構を示す図である。
【図23】図23は本発明の第9の実施形態に係る脚伸
展パワー計測装置の作用部の外観を示す図である。
【図24】図24(a),(b)は本発明の第9の実施
形態に脚伸展パワー計測装置の使用状態を模式的に示す
図である。
【図25】図25(a)は本発明の第10の実施形態に
係るレッグプレスの作用部周辺の構成を示す図である。
図25(b),(c)は同レッグプレスの使用状態を模
式的に示す図である。
【図26】図26(a)は本発明の第11の実施形態に
係るステッパーの要部の外観を示す図である。図26
(b)は同ステッパーの使用状態を模式的に示す図であ
る。
【図27】図27は本発明の第12の実施形態に係るエ
ルゴメータの外観を示す図である。
【図28】図28は本発明の第12の実施形態に係るエ
ルゴメータの使用状態を模式的に示す図である。
【図29】図29は本発明の第13の実施形態に係る健
康管理指針アドバイス装置の外観を示す図である。
【図30】図30(a)は本発明の第14の実施形態に
係る健康管理指針アドバイス装置の外観を示す正面図で
ある。図30(b)は同装置の計測時の状態を示す上面
図である。
【図31】図31(a),(b)は本発明の第15の実
施形態に係る健康管理指針アドバイス装置の外観を示す
図である。
【図32】図32は本発明の第16の実施形態に係る健
康管理指針アドバイス装置による計測時の状態を示す図
である。
【図33】図33は本発明の第16の実施形態に係る健
康管理指針アドバイス装置のフット電極部の外観を示す
図である。
【図34】図34は本発明の第16の実施形態に係る健
康管理指針アドバイス装置の内部の回路構成の概略を示
すブロック図である。
【図35】図35は本発明の第16の実施形態に係る健
康管理指針アドバイス装置の計測・演算部の構成の一部
のみを示す図である。
【図36】図36は本発明の第16の実施形態に係る健
康管理指針アドバイス装置の電極信号切替部の接続状態
を説明するブロック図である。
【図37】図37は本発明の第16の実施形態に係る健
康管理指針アドバイス装置による計測時の状態を示す図
である。
【符号の説明】 1 健康管理指針アドバイス装置 7,8 グリップ部 18,19 電流印加用電極 20,21 電圧計測用電極 27 軸部 29 位置決め部 31 突出部 33 嵌合孔 36,37 段差部 51 健康管理指針アドバイス装置 53,54,55,56 ブリッジ部 53b ストッパー部 57,58 グリップ部 71 グリップ部 72 グリップ軸部 73 電流印加用電極 74 電圧計測用電極 75,76 切欠部 77,78 ストップピン 81 健康管理指針アドバイス装置 83,84 グリップ部 85,86 開口部 91,92 電流印加用電極 93,94 電圧計測用電極 101 健康管理指針アドバイス装置 107,108 グリップ部 109,110 電流印加用電極 109a,110a 突起 111,112 電圧計測用電極 113 コイルばね 114 軸受部 112,124 ギア 123 ロータリーエンコーダ 131 (脚伸展パワー計測装置)作用部 132 脚伸展パワー計測装置 135 本体部 144,145 電流印加用電極 146,147 電圧計測用電極 151 (レッグプレス)作用部 152 レッグプレス 161,162 電流印加用電極 163,164 電圧計測用電極 165 装置本体部 171 ステッパー 172,173 ステップ部 181,182 電流印加用電極 183,184 電圧計測用電極 186 本体部 191 エルゴメータ 194,195 ペダル 196 サドル 198 ハンドル 199 装置本体部 200,201 電流印加用電極 202,203 電圧計測用電極 211 健康管理指針アドバイス装置 212,213 グリップ部 214,215,216,217 ブリッジ部 221 健康管理指針アドバイス装置 223,224 グリップ部 231 健康管理指針アドバイス装置 233,234 グリップ部 238 第1本体部 239 第2本体部 240 ヒンジ部 251 健康管理指針アドバイス装置 252 本体装置 253 フット電極部 258,259 電流印加用電極 260,261 電圧計測用電極 266 電極信号切替部 269 椅子

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体インピーダンスを計測し、該インピ
    ーダンス計測値と身体特定化情報とに基づいて健康管理
    に有益な指針情報を提供する健康管理指針アドバイス装
    置において、 インピーダンス計測部位に関節及び筋肉の少なくともい
    ずれか一方を含み、 前記関節の屈伸動作又は前記筋肉の緊張・弛緩動作によ
    る前記インピーダンスの変化を計測することを特徴とす
    る健康管理指針アドバイス装置。
  2. 【請求項2】 インピーダンス計測時の前記関節の屈伸
    状態又は前記筋肉の緊張・弛緩状態を規制するための計
    測状態規制手段を設けたことを特徴とする請求項1記載
    の健康管理指針アドバイス装置。
  3. 【請求項3】 前記インピーダンスを計測するためのイ
    ンピーダンス計測手段が前記装置内での相対位置が変化
    する可動部に設けられ、 前記計測状態規制手段として前記可動部の相対位置を確
    定する位置決め機構を備えたことを特徴とする請求項2
    記載の健康管理指針アドバイス装置。
  4. 【請求項4】 前記可動部を所定の相対位置に復帰する
    ように付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする請求
    項3記載の健康管理指針アドバイス装置。
  5. 【請求項5】 前記インピーダンスを計測するためのイ
    ンピーダンス計測手段が前記装置内での相対位置が変化
    する可動部に設けられ、 前記計測状態規制手段は、前記可動部の前記装置内での
    相対位置を検出する相対位置検出手段と、前記相対位置
    検出手段によって前記可動部が所定の相対位置にあるこ
    とが検出されたときに前記インピーダンスの計測を行う
    よう制御する計測制御手段とを備えたことを特徴とする
    請求項2記載の健康管理指針アドバイス装置。
  6. 【請求項6】 前記インピーダンス計測手段が、前記被
    検者の身体に印加された電流によってインピーダンスを
    計測するための電極であることを特徴とする請求項3乃
    至5記載の健康管理指針アドバイス装置。
  7. 【請求項7】 前記インピーダンス変化の計測値と前記
    身体特定化情報とに基づいて前記被検者の身体組成を推
    定する身体組成推定手段を備えたことを特徴とする請求
    項1乃至6記載の健康管理指針アドバイス装置。
  8. 【請求項8】 前記身体組成推定手段によって推定され
    た身体組成に基づいて、前記被検者の基礎代謝量及びエ
    ネルギー代謝量の少なくともいずれか一方を推定するこ
    とを特徴とする請求項7記載の健康管理指針アドバイス
    装置。
  9. 【請求項9】 前記インピーダンス変化の計測値及び前
    記身体特定化情報から前記身体組成推定手段によって推
    定される身体組成に基づいて基礎代謝量を算出する基礎
    代謝量算出手段と、前記身体特定化情報に基づく基礎代
    謝量の基準値を取得する基礎代謝量基準値取得手段と、
    前記基礎代謝量と前記基礎代謝量基準値とを比較する比
    較手段と、 備え、 前記比較結果に基づいて健康管理に有益な指針情報を提
    供することを特徴とする請求項7記載の健康管理指針ア
    ドバイス装置。
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