JPH11187400A - 歪除去方法および歪除去フィルタ - Google Patents

歪除去方法および歪除去フィルタ

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JPH11187400A
JPH11187400A JP35297797A JP35297797A JPH11187400A JP H11187400 A JPH11187400 A JP H11187400A JP 35297797 A JP35297797 A JP 35297797A JP 35297797 A JP35297797 A JP 35297797A JP H11187400 A JPH11187400 A JP H11187400A
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Ken Tan Tio
ケン・タン ティオ
Mei Shen Shen
メイ・シェン シェン
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ブロッキーノイズおよびリンギン
グ・モスキートノイズを除去する統合化されたフィルタ
を提案することを目的とする。 【解決手段】 このフィルタは、静止画像または動画像
に用いられるブロック変換符号化方法においてブロック
のエッジに発生するブロッキーノイズを滑らかにする原
理に基づいて動作する。第2のステップにおいて、フィ
ルタは、リンギング・モスキートノイズによって生じる
分離ノイズを除去する。フィルタは、所定のしきい値の
判定基準に従って、適応性をもってターンオンまたはタ
ーンオフされる。このことによって、単調な領域をしっ
かりとフィルタリングすることを可能にしてブロッキー
ノイズを除去し、同時に、復号化された画像の質感のあ
る領域におけるきめの細かさをそのままにしておくこと
ができる。このフィルタは、後段フィルタまたはループ
フィルタとして適用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、再生された画像
が、一般にはブロッキーノイズ(blocky noise)として知
られるブロック歪みノイズによって劣化するあらゆる静
止画像あるいは動画像の圧縮または符号化アルゴリズム
に使用することができる歪除去方法および歪除去フィル
タに関する。この方法は、画像を選択的にフィルタリン
グするので、結果的に、画像が復元されてブロッキーノ
イズだけでなくリンギング・モスキートノイズも除去さ
れる。
【0002】
【従来の技術】静止画像または動画像の圧縮に用いられ
る多くのアルゴリズムおよび規格が存在する。これらに
は、ITU−T勧告H.261およびH.263、そし
て、JPEG、MPEG−1、およびMPEG−2に関
するISO標準のような規格が含まれる。つい最近で
は、MPEG−4映像符号化規格に関する作業が始めら
れている。上述のアルゴリズムのすべてが、変換符号化
技術とくにDCT器(離散コサイン変換器)を用いてい
る。この技術においては、画像は、まず最初に、縦が8
画素で横が8画素からなる小さなブロックに分割され
る。つぎに、複数の画素からなるこれらのブロックは、
DCT領域に変換され、そこで、変換係数は、情報量を
減少させるための量子化が施される。高い圧縮率におい
ては、これらの係数のほとんどが0に量子化される。す
なわち、量子化によって、変換係数の値が丸められるた
め、その丸め誤差が量子化ノイズとなる。この量子化ノ
イズは、ブロックの係数が画素領域へ逆変換されたとき
に画質劣化として現れる。
【0003】DCT、および変換係数の量子化は、ブロ
ック単位で行なわれるので、ブロック境界で不連続性が
生じる。その結果として、隣接する2つのブロックのエ
ッジにある画素が、大きく異なった値を有することにな
る。この値の差により、画像にモザイクが加わったよう
に、ブロック状の境界が現われる。このブロック状の境
界が現われる現象を、ブロッキーノイズという。図1
は、粗い量子化によって生ずるブロッキーノイズの生成
原理を示し、図2は、DCT領域における高い周波数に
相当する係数の損失により生ずるリンギング・モスキー
トノイズ現象の生成原理を示す。すなわち、図1は、画
像が量子化されるときにどのようにしてブロッキーノイ
ズが生じるのかを示す図である。低周波数成分の量子化
ノイズは、ブロック境界におけるステップ関数となり、
それがブロッキーノイズとして現れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決されるべき第1の
課題は、このような現象をともなう画像に適用すること
ができ、それによって、リンギング・モスキートノイズ
だけでなくブロッキーノイズをも低減または除去する汎
用アルゴリズムをどのように考案するかである。これの
最終的な目標は、復元された画像が視覚的に原画に可能
なかぎり忠実なものとなるような方法で画像を処理する
ことである。
【0005】解決されるべき第2の課題は、リンギング
・モスキートノイズ現象だけでなくブロッキーノイズ
が、動き補償を用いた連続する動画像の次のフレームに
波及することをどのようにして防止するかである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、統合化されたフィルタリング技術が用いられる。
画像からノイズを除去するために一般的に用いられてい
るフィルタリング技術はたくさんある。本発明の新規性
は、フィルタリングされる画素とフィルタリングされな
い画素とを適応性をもって判定し、さらに、その判定に
応じて、非線形フィルタにおいて適応性をもって再設定
かつ使用される値を適応性をもって決定する方法にあ
る。
【0007】波及問題、すなわち、あるフレームにおけ
るブロッキーノイズが次のフレームに影響を及ぼす問題
を解決するために、フィルタは、動き補償ループ内にお
いてフレーム記憶装置の前段に配置されるので、現象を
ともなった画像ではなくフィルタリングされた画像が動
き補償に使用される。動き補償の能力を改善するために
予測ループ内にフィルタを用いることは一般的なことで
あるが、本発明の新規性は、予測ループ内にこの独特の
逆ブロック化フィルタを用いてブロッキー現象の波及を
防止することにある。H.261規格のような従来技術
においては、ループフィルタは、動き補償予測を改善す
るだけでその他の目的には役に立たない。本発明におい
ては、フィルタは、動き補償の能力を改善しようとする
ものではなく、むしろ、現在の画像におけるブロッキー
現象を除去し、同時に、次の画像にブロッキー現象が波
及することを防止することをも達成しようとするもので
ある。
【0008】第1の観点による発明は、静止画像または
動画像をブロックに分割し、データ圧縮し、更にデータ
伸長する際に生ずるリンギング・モスキートノイズ及び
ブロッキーノイズに基づく歪を除去する方法であって、
画像の各ブロックの垂直方向にブロッキーノイズ除去処
理を行い、画像の各ブロックの垂直方向にリンギング・
モスキートノイズ除去処理を行い、画像の各ブロックの
水平方向にブロッキーノイズ除去処理を行い、画像の各
ブロックの水平方向にリンギング・モスキートノイズ除
去処理を行うことを特徴とする歪除去方法である。
【0009】第2の観点による発明は、静止画像または
動画像をブロックに分割し、データ圧縮し、更にデータ
伸長する際に生ずるリンギング・モスキートノイズ及び
ブロッキーノイズに基づく歪を除去する方法であって、
画像の各ブロックの垂直方向にブロッキーノイズ除去処
理を行い、画像の各ブロックの水平方向にブロッキーノ
イズ除去処理を行い、画像の各ブロックにリンギング・
モスキートノイズ除去処理を行うことを特徴とする歪除
去方法である。
【0010】第3の観点による発明は、第1、2のいず
れかの観点による歪除去方法であって、上記ブロッキー
ノイズ除去処理は、画像に次のブロック境界を配置し、
そのブロック境界の両側にある画素を2つのグループに
分割するステップと、ブロック境界の両側にある画素の
値に基づいて使用されるフィルタの種類と長さを判定す
るステップと、前記画素グループに適切な方法のフィル
タリングを適用するステップと、からなることを特徴と
する歪除去方法である。
【0011】第4の観点による発明は、第3の観点によ
る歪除去方法であって、画像におけるブロック境界は、
ブロック変換の寸法に等しい複数の画素の間隔で配置さ
れ、かつ、各画素グループは、前記複数の画素の1/2
の数からなることを特徴とする歪除去方法である。
【0012】第5の観点による発明は、第3の観点によ
る歪除去方法であって、使用されるフィルタの種類と長
さを判定するステップが、グループ内の画素の総数で除
算される画素の値の数学的な和によって与えられる画素
グループの平均値と、画素の値とグループの前記平均値
との差分の絶対値の数学的な和によって与えられる画素
グループの偏差と、を計算するステップと、ブロック境
界における平均値の差分の絶対値が第1の所定のしきい
値よりも小さいことを検査し、この判定基準が満足され
れば、フィルタリング処理を続行し、判定基準が満足さ
れなければ、フィルタリング処理を終了するステップ
と、画素グループの偏差が第2の所定のしきい値よりも
小さいことを検査し、この判定基準が満足されれば、第
1の方法のフィルタリングを適用するステップと、この
判定基準が満足されなければ、第2の方法のフィルタリ
ングを適用するステップからなることを特徴とする歪除
去方法である。
【0013】第6の観点による発明は、第5の観点によ
る歪除去方法であって、第1の方法のフィルタリングが
変形双一次補間フィルタからなり、その双一次補間フィ
ルタの第1の端点は、フィルタリングされるべき画素の
位置における画素の値であり、第2の端点は、もう一方
の画素グループに属する境界にもっとも近接する画素の
値に設定され、フィルタリングされた画素の値は、2つ
の端点の重み付けされた和である、ことを特徴とする歪
除去方法である。
【0014】第7の観点による発明は、第5の観点によ
る歪除去方法であって、第2の方法のフィルタリングが
3タップ低域通過フィルタからなることを特徴とする歪
除去方法である。
【0015】第8の観点による発明は、第1の観点によ
る歪除去方法であって、画像の各ブロックの垂直方向及
び水平方向にリンギング・モスキートノイズ除去処理を
行うステップは、水平方向および垂直方向に沿って画素
を処理するステップと、フィルタリングされるべき現在
の画素の前後で語彙的な順序(lexical order)で複数の
画素を選択するステップと、所定の選択基準に従って、
選択された画素から画素を除外するステップと、残りの
選択された画素グループの平均値を計算するステップ
と、計算された平均値を現在の画素の新しい値として用
いるステップと、からなることを特徴とする歪除去方法
である。
【0016】第9の観点による発明は、第2の観点によ
る歪除去方法であって、画像の各ブロックにリンギング
・モスキートノイズ除去処理を行うステップは、画素の
水平および垂直の関係を維持しながら2次元アレイとし
て画素を処理するステップと、フィルタリングされるべ
き現在の画素を取り囲むブロックによって複数の画素を
選択するステップと、所定の選択基準に従って、これら
の選択された画素から画素を除外するステップと、残り
の選択された画素グループの平均値を計算するステップ
と、計算された平均値を現在の画素の新しい値として用
いるステップと、からなることを特徴とする歪除去方法
である。
【0017】第10の観点による発明は、第8または9
観点による歪除去方法であって、選択された画素から画
素を除外するための選択基準が、現在の画素と選択され
た画素とを比較してその差分の絶対値が所定のしきい値
よりも大きい場合にその画素が除外されることによって
なされることを特徴とする歪除去方法である。
【0018】第11の観点による発明は、ブロックに基
づく変換符号化および動き補償された符号化を用いて符
号化および復号化する方法であって、リンギング・モス
キートノイズ及びブロッキーノイズを除去するフィルタ
が、動き補償ループ内でフレームバッファの前段または
後段においてループフィルタとして再生画像に適用され
ることを特徴とする方法である。
【0019】第12の観点による発明は、静止画像また
は動画像をブロックに分割し、データ圧縮し、更にデー
タ伸長する際に生ずるリンギング・モスキートノイズ及
びブロッキーノイズに基づく歪を除去するフィルタであ
って、画像の各ブロックの垂直方向にブロッキーノイズ
除去フィルタと、画像の各ブロックの垂直方向にリンギ
ング・モスキートノイズ除去フィルタと、画像の各ブロ
ックの水平方向にブロッキーノイズ除去フィルタと、画
像の各ブロックの水平方向にリンギング・モスキートノ
イズ除去フィルタとから成ることを特徴とする歪除去フ
ィルタである。
【0020】第13の観点による発明は、静止画像また
は動画像をブロックに分割し、データ圧縮し、更にデー
タ伸長する際に生ずるリンギング・モスキートノイズ及
びブロッキーノイズに基づく歪を除去するフィルタであ
って、画像の各ブロックの垂直方向にブロッキーノイズ
除去フィルタと、画像の各ブロックの水平方向にブロッ
キーノイズ除去フィルタと、画像の各ブロックにリンギ
ング・モスキートノイズ除去フィルタとから成ることを
特徴とする歪除去フィルタ。
【0021】
【発明の実施の形態】図3は、本発明にかかる歪除去フ
ィルタ7が用いられた静止画像の符号化方式におけるエ
ンコーダーおよびデコーダーのブロック図を示す。図に
おいて、1はDCT器(離散コサイン変換器)、2は量子
化器、3は可変長符号化器、4は可変長復号化器、5は
逆量子化器、6はIDCT器(逆離散コサイン変換器)
である。ブロック1,2,3によりエンコーダが構成さ
れ、ブロック4,5,6によりデコーダが構成される。
7は歪除去フィルタで、図6の(a),(b),(c),(d),(e),(f),
(g),(h),(i),(j)のいずれか一つの構成をとる。図3に
示されたブロック図により、静止画像が圧縮され、更に
圧縮されたビットストリームから復号化された再生静止
画像をつくる。
【0022】図4は、本発明にかかる歪除去フィルタ2
3が用いられた動画像の符号化方式におけるエンコーダ
ーおよびデコーダーのブロック図を示す。図において、
11はDCT器、12は量子化器、13は可変長符号化
器、14は逆量子化器、15は逆DCT器、16はフレ
ーム記憶器、17は動き補償器、18は可変長復号化
器、19は逆量子化器、20は逆DCT器、21はフレ
ーム記憶器、22は動き補償器である。ブロック11,
12,13,14,15,16,17によりエンコーダ
が構成され、ブロック18,19,20,21,22,
23によりデコーダが構成される。23は歪除去フィル
タで、図6の(a),(b),(c),(d),(e),(f),(g),(h),(i),(j)
のいずれか一つの構成をとる。図4に示されたブロック
図により、動画像が圧縮され、更に圧縮されたビットス
トリームから復号化された再生動画像をつくる。
【0023】動画像の場合の図4においては、歪除去フ
ィルタ23は、後段フィルタとして予測ループの外側に
配置されている。図4の変形例を示す図5においては、
歪除去フィルタ23Aはフレーム記憶器16の前に挿入
され、同じ歪除去フィルタ23Bはフレーム記憶器21
の前に挿入され、ループフィルタとして予測ループ内に
配置される。いずれの場合においても、使用されるフィ
ルタは、図6の(a),(b),(c),(d),(e),(f),(g),(h),(i),
(j)のいずれか一つの構成をとる。これらのフィルタ
は、ブロッキーノイズが現れるブロック境界に作用す
る。
【0024】図6において、ブロッキーノイズ除去フィ
ルタ31A,31Bは、分離することのできるフィルタ
であり、31Aが水平方向のブロッキーノイズ除去フィ
ルタであり、31Bが垂直方向のブロッキーノイズ除去
フィルタである。使用されるフィルタは、双一次補間フ
ィルタ(bi-linear interpolation filter)の変形された
形態である。2つの端点の値が、ブロック境界の両側に
ある画素から決定される。フィルタの両側のフィルタリ
ングされた値は、実際の画素の端点からの偏差によって
決定されるスケーリング値によって修正された2つの端
点の双一次による補間値を表現する。
【0025】リンギング・モスキートノイズフィルタ
は、2つの形態のうちのどちらであってもよい。第1の
形態は、水平および垂直方向に沿って1つの次元で実施
される水平のリンギング・モスキートノイズフィルタ3
2Aと、垂直のリンギング・モスキートノイズフィルタ
32Bであり、図6の(a)-(d)に示されている。この場
合には、窓は、フィルタリングの方向に沿ってただ1つ
の次元となる。第2の形態はブロックに基づくリンギン
グ・モスキートノイズフィルタ33であり、図6の(e)-
(j)に示されている。このフィルタでは、窓の画素が条
件に従って平均化され、孤立したノイズ(isolated nois
e)が除去される。いずれのフィルタも窓の中心の周囲に
ある画素を条件に従って平均化することによってノイズ
を除去する。
【0026】図6は、統合化されたフィルタの可能性と
して考えられる配置順序を示す。このブロッキーノイズ
フィルタおよびリンギング・モスキートノイズフィルタ
は、図6の(a),(b),(c),(d),(e),(f),(g),(h),(i),(j)の
いずれの順序で配置されてもよい。フィルタ23の好ま
しい動作が、図7のフローチャートに示される。このフ
ローチャートは、処理が垂直方向に続いて水平方向に実
施されることを示す。処理は、2つの方向に対して同じ
である。
【0027】以下の記述は、図7および図8を参照し
て、垂直方向におけるフィルタの動作を説明する。ステ
ップ63において、ブロック境界が配置され、この境界
の両側に直角をなして配置された画素グループが処理さ
れる。図8において、これらのグループは、画素P0
、P1 、P2 、P3 からなるグループ1と、画素P
4、P5 、P6 、P7 からなるグループ2である。
ステップ64において、数式1および数式2のそれぞれ
によって、境界の両側にある画素の平均値m1 および
m2 がまず最初に得られる。
【数1】
【数2】 ステップ65において、これらの平均値間の差分の大き
さが所定のしきい値T1 と比較され、この画素がフィ
ルタリングされるべきかどうかが判定される。もしその
値がしきい値よりも大きいかまたは等しければ、自然な
エッジが検出されたことになり、フィルタリングはなさ
れず、処理はステップ71に進む。もしその値がしきい
値よりも小さければ、処理はステップ66に進む。
【0028】ステップ66において、グループ1および
2の中のそれぞれの画素とそれらに対応する境界の両側
の平均値m1 およびm2 との間の差分の和、すなわ
ち、各画素と、そのグループの平均値との差の絶対値の
和である2つの値c1 およびc2 が計算される。この
数式3および数式4が次に示される。
【数3】
【数4】 そして、ステップ67において、c1 およびc2 の値
がしきい値T2 と比較される。もし両方の値がいずれ
もしきい値よりも大きいかまたは等しければ、両方のグ
ループにある画素は、ステップ68において第1の方法
によってフィルタリングされる。もしそうでなければ、
それらは、ステップ69において第2の方法によってフ
ィルタリングされる。これらの方法は、次の数式5〜数
式8によって示される。
【0029】もし(c1 ≧T2 またはc2 ≧T2 )
であれば、
【数5】
【数6】 もし(c1 ≧T2 またはc2 ≧T2 )でなければ、
【数7】
【数8】 ステップ70は、リンギング・モスキートノイズを除去
するステップである。ステップ70において、評価式で
ある数式9によって、フィルタリングされた結果の最終
的な値Pi’が得られる。もし・が真であれば、δ
(・)=1である。もし・が真でなければ、δ(・)=
0である。
【数9】 数式9の効果は次の通りである。i=0のときと、i=7のと
きの二つのピクセルの値は、そのままフィルタ処理後の
値P’として表される。残りの6つのピクセルのフィル
タ処理後の値Pi’は、注目のピクセル(数式において
Pの上に〜をつけた記号)と、その両隣のピクセルの値
を比較することにより得られる。もし、注目のピクセル
と隣のピクセルの値の差の絶対値が量子化のステップサ
イズQPより小さければ、隣のピクセル値は、注目のピ
クセルに加えられ、両者の和が得られる。和の平均値が
計算され、その結果がフィルタ後の値となる。この様子
が図9に示されている。図9において、ピクセルP2’や
ピクセルP4’の計算のためには、ピクセルP3は用い
られていない。なぜなら、差の絶対値がQPより大きか
ったからである。同様に、ピクセルP2やP4は、ピク
セルP3’の計算には用いられていない。なぜなら差の
絶対値が、QPより大きかったからである。
【0030】そして、処理は、水平スキャンのすべての
境界の処理が終了したかどうかを検査するステップ71
に進む。現在のスキャンにおいてさらにまだ境界があれ
ば、処理はステップ63に移り、もしなければこの処理
は終了する。
【0031】
【発明の効果】このフィルタの効果は、リンギング・モ
スキートノイズだけでなく好ましくないブロッキーノイ
ズも除去することである。図9は、復号化される画像に
適用された具体例を示す。フィルタがループ内に配置さ
れるならば、それは、ブロッキーノイズおよびモスキー
トノイズをさらに減少させる。これは、ブロッキーノイ
ズが、参照画像から除去され、その結果、それが次の画
像に波及しないからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロッキーノイズが生成される過程を示す説明
図。
【図2】リンギング・モスキートノイズが生成される過
程を示す説明図。
【図3】静止画像の符号化方式におけるエンコーダーお
よびデコーダーのブロック構成図。
【図4】動画像の符号化方式におけるエンコーダーおよ
びデコーダーのブロック図であって、本発明にかかるフ
ィルタが後付けされた図。
【図5】動画像の符号化方式におけるエンコーダーおよ
びデコーダーのブロック構成図であって、本発明にかか
るフィルタが内付けされた図。
【図6】統合化されたフィルタの可能性として考えられ
る配置順序を示すブロック図。
【図7】フィルタの好ましい動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図8】ブロッキーノイズを除去するフィルタの動作を
示す説明図。
【図9】リンギング・モスキートノイズを除去するフィ
ルタの動作を示す説明図。
【符号の説明】
1…DCT器 2…量子化器 3…可変長符号化器 4…可変長復号化器 5…逆量子化器 6…IDCT器 7…歪除去フィルタ 31A…水平方向のブロッキーノイズ除去フィルタ 31B…垂直方向のブロッキーノイズ除去フィルタ 32A…水平のリンギング・モスキートノイズフィルタ 32B…垂直のリンギング・モスキートノイズフィルタ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止画像または動画像をブロックに分割
    し、データ圧縮し、更にデータ伸長する際に生ずるリン
    ギング・モスキートノイズ及びブロッキーノイズに基づ
    く歪を除去する方法であって、画像の各ブロックの垂直
    方向にブロッキーノイズ除去処理を行い、画像の各ブロ
    ックの垂直方向にリンギング・モスキートノイズ除去処
    理を行い、画像の各ブロックの水平方向にブロッキーノ
    イズ除去処理を行い、画像の各ブロックの水平方向にリ
    ンギング・モスキートノイズ除去処理を行うことを特徴
    とする歪除去方法。
  2. 【請求項2】 静止画像または動画像をブロックに分割
    し、データ圧縮し、更にデータ伸長する際に生ずるリン
    ギング・モスキートノイズ及びブロッキーノイズに基づ
    く歪を除去する方法であって、画像の各ブロックの垂直
    方向にブロッキーノイズ除去処理を行い、画像の各ブロ
    ックの水平方向にブロッキーノイズ除去処理を行い、画
    像の各ブロックにリンギング・モスキートノイズ除去処
    理を行うことを特徴とする歪除去方法。
  3. 【請求項3】 請求項1、2のいずれかに記載の歪除去
    方法であって、上記ブロッキーノイズ除去処理は、 画像に次のブロック境界を配置し、そのブロック境界の
    両側にある画素を2つのグループに分割するステップ
    と、 ブロック境界の両側にある画素の値に基づいて使用され
    るフィルタの種類と長さを判定するステップと、 前記画素グループに適切な方法のフィルタリングを適用
    するステップと、 からなることを特徴とする歪除去方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の歪除去方法であって、
    画像におけるブロック境界は、ブロック変換の寸法に等
    しい複数の画素の間隔で配置され、かつ、各画素グルー
    プは、前記複数の画素の1/2の数からなることを特徴
    とする歪除去方法。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の歪除去方法であって、
    使用されるフィルタの種類と長さを判定するステップ
    が、 グループ内の画素の総数で除算される画素の値の数学的
    な和によって与えられる画素グループの平均値と、画素
    の値とグループの前記平均値との差分の絶対値の数学的
    な和によって与えられる画素グループの偏差と、を計算
    するステップと、 ブロック境界における平均値の差分の絶対値が第1の所
    定のしきい値よりも小さいことを検査し、この判定基準
    が満足されれば、フィルタリング処理を続行し、判定基
    準が満足されなければ、フィルタリング処理を終了する
    ステップと、 画素グループの偏差が第2の所定のしきい値よりも小さ
    いことを検査し、この判定基準が満足されれば、第1の
    方法のフィルタリングを適用するステップと、 この判定基準が満足されなければ、第2の方法のフィル
    タリングを適用するステップからなることを特徴とする
    歪除去方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の歪除去方法であって、
    第1の方法のフィルタリングが変形双一次補間フィルタ
    からなり、 その双一次補間フィルタの第1の端点は、フィルタリン
    グされるべき画素の位置における画素の値であり、 第2の端点は、もう一方の画素グループに属する境界に
    もっとも近接する画素の値に設定され、 フィルタリングされた画素の値は、2つの端点の重み付
    けされた和である、 ことを特徴とする歪除去方法。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の歪除去方法であって、
    第2の方法のフィルタリングが3タップ低域通過フィル
    タからなることを特徴とする歪除去方法。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の歪除去方法であって、
    画像の各ブロックの垂直方向及び水平方向にリンギング
    ・モスキートノイズ除去処理を行うステップは、 水平方向および垂直方向に沿って画素を処理するステッ
    プと、 フィルタリングされるべき現在の画素の前後で語彙的な
    順序(lexical order)で複数の画素を選
    択するステップと、 所定の選択基準に従って、選択された画素から画素を除
    外するステップと、 残りの選択された画素グループの平均値を計算するステ
    ップと、 計算された平均値を現在の画素の新しい値として用いる
    ステップと、 からなることを特徴とする歪除去方法。
  9. 【請求項9】 請求項2に記載の歪除去方法であって、
    画像の各ブロックにリンギング・モスキートノイズ除去
    処理を行うステップは、 画素の水平および垂直の関係を維持しながら2次元アレ
    イとして画素を処理するステップと、 フィルタリングされるべき現在の画素を取り囲むブロッ
    クによって複数の画素を選択するステップと、 所定の選択基準に従って、これらの選択された画素から
    画素を除外するステップと、 残りの選択された画素グループの平均値を計算するステ
    ップと、 計算された平均値を現在の画素の新しい値として用いる
    ステップと、 からなることを特徴とする歪除去方法。
  10. 【請求項10】 請求項8または9のいずれかに記載の
    歪除去方法であって、選択された画素から画素を除外す
    るための選択基準が、現在の画素と選択された画素とを
    比較してその差分の絶対値が所定のしきい値よりも大き
    い場合にその画素が除外されることによってなされるこ
    とを特徴とする歪除去方法。
  11. 【請求項11】 ブロックに基づく変換符号化および動
    き補償された符号化を用いて符号化および復号化する方
    法であって、リンギング・モスキートノイズ及びブロッ
    キーノイズを除去するフィルタが、動き補償ループ内で
    フレームバッファの前段または後段においてループフィ
    ルタとして再生画像に適用されることを特徴とする方
    法。
  12. 【請求項12】 静止画像または動画像をブロックに分
    割し、データ圧縮し、更にデータ伸長する際に生ずるリ
    ンギング・モスキートノイズ及びブロッキーノイズに基
    づく歪を除去するフィルタであって、画像の各ブロック
    の垂直方向にブロッキーノイズ除去フィルタと、画像の
    各ブロックの垂直方向にリンギング・モスキートノイズ
    除去フィルタと、画像の各ブロックの水平方向にブロッ
    キーノイズ除去フィルタと、画像の各ブロックの水平方
    向にリンギング・モスキートノイズ除去フィルタとから
    成ることを特徴とする歪除去フィルタ。
  13. 【請求項13】 静止画像または動画像をブロックに分
    割し、データ圧縮し、更にデータ伸長する際に生ずるリ
    ンギング・モスキートノイズ及びブロッキーノイズに基
    づく歪を除去するフィルタであって、画像の各ブロック
    の垂直方向にブロッキーノイズ除去フィルタと、画像の
    各ブロックの水平方向にブロッキーノイズ除去フィルタ
    と、画像の各ブロックにリンギング・モスキートノイズ
    除去フィルタとから成ることを特徴とする歪除去フィル
    タ。
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