JPH11187397A - 固定長符号化方法及び装置 - Google Patents

固定長符号化方法及び装置

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JPH11187397A
JPH11187397A JP35148497A JP35148497A JPH11187397A JP H11187397 A JPH11187397 A JP H11187397A JP 35148497 A JP35148497 A JP 35148497A JP 35148497 A JP35148497 A JP 35148497A JP H11187397 A JPH11187397 A JP H11187397A
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JP
Japan
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average
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mode
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JP35148497A
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Inventor
Junichi Hara
潤一 原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】復元画像にブロック状の歪みを生じにくい固定
長符号化装置を提供する。 【解決手段】4×4ブロック画像S2に対する24ビッ
トのビットプレーン情報S7と16ビットのビットプレ
ーン情報S8からブロック画像を復元して、その復元精
度を調べる。S7の復元精度が高ければモード選択信号
S9を”1”にし、4ビット平均情報S4、3ビット差
分情報S6、ビットプレーン情報S7をセレクタ110
で選択してモード選択信号S9とともに出力し、その逆
ならば8ビット平均情報S3、7ビット差分情報S5、
ビットプレーン情報S8を選択してS9ともとに出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像圧縮に係り、
特に、画像をブロック分割し、ブロック内の近傍画素間
での相関性を利用してブロック毎に画像圧縮を行う固定
長符号化方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像圧縮手法として、一般化ブ
ロック符号化法(Generalized BlockTruncation Codin
g;GBTC)が知られている。このGTBCによる固定
長符号化装置は、実装が簡単で高速処理が可能であり、
また、1画素あたり3ビットの符号長にすると一般的に
良好な品質の復元画像を得られる。このときの圧縮率は
3/8となり、原画像よりデータ量は半分以下になる。
しかし、圧縮率をさらに高めるために1画素あたり2ビ
ットの符号長にすると、復号画像にブロック状の擬似輪
郭が発生して画質が著しく悪化することがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ブロ
ック内の近傍画素間での相関性を利用してブロック毎に
画像圧縮を行う固定長符号化方法及び装置において、上
述の如きブロック状の歪みが復号画像に発生しにくくす
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による固定長符号
化方法は、画像をブロック分割し、ブロック内の画素値
の平均情報又は平均情報及び差分情報を利用してブロッ
ク画像の情報量を削減したビットプレーン情報を生成
し、これを平均情報及び差分情報とともに固定長符号化
データとして出力する方法であって、その特徴とすると
ころは、ビットプレーン情報、平均情報及び差分情報に
対する情報量の割り当て方が異なる複数のモードを持
ち、ブロック毎に、各モードによるビットプレーン情報
からのブロック画像の再現精度を調べることによって、
又は差分情報に基づいて、一つのモードを選択し、選択
したモードによるビットプレーン情報、平均情報、差分
情報及びモード選択信号を固定長符号化データとして出
力することにある。
【0005】また、本発明による固定長符号化装置は、
画像をブロック分割し、ブロック内の画素値の平均情報
又は平均情報及び差分情報を利用してブロック画像情報
の情報量を削減したビットプレーン情報を生成し、これ
を平均情報及び差分情報とともに固定長符号化データと
して出力する装置であって、その特徴とするところは、
ビットプレーン情報、平均情報及び差分情報に対する情
報量の割り当て方が異なる複数のモードを持ち、各モー
ドによるビットプレーン情報、平均情報及び差分情報を
生成する手段と、ブロック毎に、各モードによるビット
プレーン情報からのブロック画像の再現精度を調べるこ
とにより、又は差分情報に基づいて、一つのモードを選
択する手段と、選択されたモードによるビットプレーン
情報、平均情報、差分情報及びモード選択信号を固定長
符号化データとして出力するステップ又は手段を有する
ことにある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の一
実施例を説明する。
【0007】図1は符号化装置の概略ブロック図であ
る。図2は、この符号化装置の処理フローの概略を表す
フローチャートである。
【0008】図1において、符号化されるべき画像情報
S1はブロック分割器100に入力される。ブロック分
割器100は、入力画像情報S1をn×n画素のサイズ
のブロックに分割するもので、分割したブロック画像情
報S2を平均抽出器101、差分抽出器102、階調削
減処理器105,106及びモード選択器109に与え
る(図2のステップ151)。
【0009】平均抽出器101はブロック内の画素値の
平均(詳細は後述)を抽出して平均情報S3を出力し、
差分抽出器102はブロック内の画素値の差分(詳細は
後述)を抽出して差分情報S5を出力するものである
(図2のステップ152)。情報量削減器103,10
4はそれぞれ平均情報S3と差分情報S5をビットシフ
トすることにより(2のべき乗の切り捨て処理によ
り)、情報量を削減した平均情報S4と差分情報S6を
出力するものである(図2のステップ153)。
【0010】階調削減処理器105は、ブロック画像情
報S2とともに、情報量が削減された平均情報S4及び
差分情報S6を入力として、階調数Aのビットプレーン
情報S7を出力するものである(図2のステップ15
4)。階調削減処理器106は、ブロック画像情報S2
とともに平均情報S3及び差分情報S5を入力として、
階調数Bのビットプレーン情報S8を出力するものであ
る(図2のステップ155)。これらの階調削減処理の
方法については後述する。
【0011】階調復元処理器107は、階調削減処理器
105から出力されるビットプレーン情報S7からブロ
ック画像を復元してモード選択器109に与えるもの
で、そのビットプレーン情報S7のほかに、情報量削減
後の平均情報S4及び差分情報S6が入力される。階調
復元処理器108は、階調削減処理器106から出力さ
れるビットプレーン情報S8からブロック画像を復元し
てモード選択器109に与えるものであり、そのビット
プレーン情報S8のほかに、平均情報S3及び差分情報
S5が入力される。この階調復元処理(図2のステップ
156)の方法については後述する。
【0012】モード選択器109は、階調復元処理器1
07による復元ブロック画像及び階調復元処理器108
による復元ブロック画像と、ブロック分割器100から
入力された原ブロック画像との近さ(再現精度)を調
べ、前者の復元ブロック画像のほうが近い(再現精度が
高い)と判定したときには階調数Aのモードを選択して
モード選択信号S9を”1”にし、その逆のときには階
調数Bのモードを選択してモード選択信号S9を”0”
にする(図2のステップ156)。この近さの判定に
は、例えば原ブロック画像と復元ブロック画像との平均
二乗誤差を用いることができる。
【0013】セレクタ110は、モード選択信号S9の
状態に従って、平均情報S3又はS4と、差分情報S5
又はS6と、ビットプレーン情報S7又はS8をそれぞ
れ選択して出力するものである。モード選択信号が”
0”のときには、平均情報S3、差分情報S5、ビット
プレーン情報S8がそれぞれ選択される。モード選択信
号S9が”1”のときには、平均情報S4、差分情報S
6、ビットプレーン情報S7がそれぞれ選択される(図
2のステップ157)。セレクタ110により選択され
た情報とモード選択信号S9は固定長符号化データとし
て、そのまま通信系や蓄積系に出力され、あるいは、図
示しない符号化器によってさらに符号化を施されて可変
長符号化データとして出力される。
【0014】なお、階調削減処理器105,106と階
調復元処理器107,108をそれぞれ一つのハードウ
ェアとして構成し、それを階調数Aのモードと階調数B
のモードで動作させるようにしてもよい。ただし、高速
性を要求される場合には、それぞれをモード別に独立さ
せたほうが一般に有利である。また、平均抽出器103
及び差分抽出器102に情報量削減器103,104を
それぞれ一体化し、各抽出器から情報量を削減しない平
均情報/差分情報と情報量を削減した平均情報/差分情
報を出力させることも容易である。
【0015】図3は復号化装置の概略ブロック図、図4
はその概略フローチャートである。図3において、階調
復元処理器200,201はそれぞれ図1の階調復元処
理器107,108と同じもので、図1の符号化装置に
よる符号化データ中の平均情報S3又はS4、差分情報
S5又はS6及びビットプレーン情報S7又はS8を入
力として取り込み(図4のステップ251)、n×nの
ブロック画像を復元する(図4のステップ252,25
3)。なお、図1の符号化装置による符号化データにさ
らに符号化が施されて可変長符号化データとされている
場合には、不図示の復号化器によって固定長符号化デー
タに復号化して、その平均情報、差分情報及びビットプ
レーン情報が階調復元処理器200,201に入力さ
れ。またモード選択信号S9がセレクタ203に与えら
れ(図4のステップ251)、セレクタ203は、モー
ド選択信号S9が”0”のときに階調数B側の階調復元
処理器201により復元されたブロック画像を選択して
出力し、モード選択信号S9が”1”のときに階調数A
側の階調復元処理器200による復元ブロック画像を選
択して出力する。統合器204は、セレクタ203から
入力する復元ブロック画像を統合し、復元画像を出力す
る(図4のステップ254)。
【0016】なお、階調復元処理器200,201を一
つのハードウェアとして構成し、それをモード選択信号
S9の状態に応じて階調数Aのモード又は階調数Bのモ
ードで動作させるようにしてもよい。この場合、復号化
装置の処理フローは図5のように表すことができ、1ブ
ロックの固定長符号化データが入力されると(ステップ
261)、モード選択信号の状態によって決まる一方の
モードに対応する階調復元処理が行われ、その結果が出
力される(ステップ262)。
【0017】図1の平均抽出器101と差分抽出器10
2により抽出される平均と差分は、例えば、(1)ブロ
ック内の画素値の平均値と、ブロック内の最大画素値と
最小画素値の差、(2)ブロック内の最大画素値と最小
画素値の平均と、最大画素値と最小画素値の差、(3)
ブロック内の上位画素値平均と下位画素値平均の中央値
と、上位画素値平均と下位画素値平均の差などである。
中央値からの偏差を差分として抽出することも可能であ
る。(3)の上位画素値平均と下位画素値平均とは、ブ
ロック内の最小画素値から最大画素値までの範囲をいく
つかの区間に区切り、その上位の区間に入った画素値の
平均と下位の区間に入った画素値の平均を求めたもので
ある。例えば4つの区間に区切り、上位1/4区間の平
均と下位1/4区間の平均の中央値を平均として、両平
均の差を差分として用いる。そのような上位と下位の区
間を求める際に統計を用いてもよい。上限画素値と下限
画素値の間にはいる画素値の上位部分と下位部分の統計
的平均を平均として用いてもよい。
【0018】ここで、ブロックサイズを4×4、階調数
A=3、階調数B=2、入力画像情報S1及びブロック
画像情報S2を8ビット/画素とし、モード選択信号S
9(1ビット)含めた符号化長を32ビット/ブロック
(2ビット/画素)とする。この場合、平均情報、差分
情報、及びビットプレーン情報に対し様々な情報量割り
当てが可能であるが、ここでは例えば、階調数B=2の
モードのための情報量割り当てを平均情報(S3)=8
ビット、差分情報(S5)=7ビット、ビットプレーン
情報(S8)=16ビットとし、階調数A=3のモード
のための情報量割り当てを平均情報(S4)=4ビッ
ト、差分情報(S6)=3ビット、ビットプレーン情報
(S7)=24ビットとし、各モードによる階調削減処
理及び階調復元処理の具体例を以下に説明する。
【0019】階調数B=2の階調削減処理器106にお
いては、ブロック内の各画素を2つの階調で表し、1画
素あたり1ビットのビットプレーン情報S8に変換す
る。ある画素に対するビットプレーン情報の状態は、そ
の画素値が平均情報S3で示される平均a1以下ならば
0、平均a1を超えるならば1とされる。このようにB
=2の場合、階調削減処理器106には差分情報S5を
入力する必要はないが、B≧3の場合には一般的に差分
情報S5も必要となる。
【0020】階調数B=2の階調復元処理器108は、
ビットプレーン情報の1ビットあたり1画素の階調を復
元する。すなわち、状態1のビットに対応する画素に
(a1+d1/2)の画素値を割り当て、状態0のビッ
トに対応する画素に(a1−d1/2)の画素値を割り
当てる。d1は差分情報S5で示される値である。
【0021】階調数A=3の階調削減処理器105にお
いては、ブロック内の各画素を3つの階調で表し、隣り
合う2画素を単位として、2画素あたり3ビット(1.
5ビット/画素)のビットプレーン情報S7に変換す
る。具体的には例えば、画素値の範囲を、(a2−d2
/4)以下の区間R0、(a2−d2/4)を超え(a2
+d2/4)以下の区間R1、(a2+d2/4)を超え
る区間R2に分け、1単位として扱われる2画素中の第1
画素の状態を次のようにして判定する。第1画素の画素
値が区間R0ならば状態0、区間R1ならば状態1、区間R2
ならば状態2とする。次に2画素中の第2画素の状態を
次のようにして判定する。第1画素が状態0の場合、第
2画素の画素値が区間R0ならば状態0、区間R1又はR2な
らば状態1とする。第1画素が状態2の場合、第2画素
の画素値が区間R0又はR1ならば状態1、区間R2ならば状
態2とする。第1画素が状態1の場合、第2画素の画素
値が区間R0ならば状態0、区間R1ならば状態1、区間R2
ならば状態2とする。図3は、このような状態遷移を示
す。ただし、a2とd2はそれぞれ、情報量削減後の平
均情報S4と差分情報S6を、情報量削減の場合と逆方
向に同量だけビットシフトした情報により示される値で
ある。
【0022】そして、2画素の状態遷移に応じて、その
2画素に対応する3ビットのビットプレーン情報の状態
を決定する。例えば図6に示すように、2画素の状態遷
移が(0→0)ならば状態0(例えば2進コード”00
0”を割り当てる、以下同様)、(0→1)ならば状態
1(”001”)、(1→0)ならば状態2(”01
0”)、(1→1)ならば状態3(”011”)、(1
→2)ならば状態4(”100”)、(2→1)ならば
状態5(”101”)、(2→2)ならば状態6(”1
10”)とする。
【0023】階調数A=3の階調復元処理器108にお
いては、ビットプレーン情報生成時と逆のアルゴリズム
で、ビットプレーン情報の3ビットあたり2画素の階調
を復元する。すなわち、ビットプレーン情報の状態0は
(0→0)と状態遷移した2画素に対応するので、その
第1画素と第2画素に区間R0の代表値(=a2−d2/
2)を画素値として割り当てる。状態1は(0→1)と
状態遷移した2画素に対応するので、その第1画素に区
間R0の代表値を、第2画素に区間R1の代表値(=a2)
を画素値として割り当てる。状態2は(1→0)と状態
遷移した2画素に対応するので、その第1画素に区間R1
の代表値を、第2画素に区間R0の代表値を画素値として
割り当てる。同様に、状態3ならば第1画素と第2画素
に区間R1の代表値を割り当て、状態4ならば第1画素に
区間R1の代表値を、第2画素に区間R2の代表値(a2+
d2/2)を割り当て、状態5ならば第1画素に区間R2
の代表値を、第2画素に区間R1の代表値を割り当て、状
態6ならば第1画素と第2画素に区間R2の代表値を割り
当てる。なお、(a2±d2/2)に代えて(a2±d
2/1.8)を割り当てることも可能である。
【0024】復号化装置の階調復元処理器200,20
1も同じ階調復元処理を行う。ただし、モード選択信号
S9が”0”のときは階調数B=2の階調復元処理器2
01の出力だけが有効であり、モード選択信号S9が”
1”のときは階調数A=3の階調復元処理器200の出
力だけが有効である。
【0025】本実施例によれば、符号化装置において、
ビットプレーン情報、平均情報及び差分情報への情報量
の割り当て方の異なる2種類(一般的には複数種類)の
モードを用意し、それぞれのモードにより生成したビッ
トプレーン情報からブロック画像を復元して原ブロック
画像と比較することにより、画像の状態に応じて、ブロ
ック毎に、復元精度が最も良好な一つのモードつまり最
適な情報量の割り当て方を選ぶ。そして、復号化装置側
でも符号化装置側と同じモードつまり同じ情報量の割り
当て方を選択するため、復元画像にブロック状の歪み
(擬似輪郭)が発生しにくくなる。
【0026】ブロック毎の最適な情報量の割り当て方つ
まりモードの選択のために、他の尺度を用いることも可
能である。本発明の他の実施例によれば、図1に示す符
号化装置におけるモード選択器109に差分情報S5だ
けが入力され、モード選択器109はブロック内画素値
の差分(その内容は前述の通り)がある閾値以下のとき
には、ブロック内の階調変化が小さいので階調数B=2
のモードを選択してモード選択信号S9を”0”とし、
差分がその閾値を超えるときにブロック内の階調変化が
大きいので階調数A=3のモードを選択してモード選択
信号S9を”1”にする(図2のステップ156)。こ
の実施例では、符号化装置の階調復元処理器107,1
08は不要になる。このような構成によっても、従来よ
りブロック状の歪みを減らすことができる。
【0027】この実施例によれば、図7に示すような処
理フローとすることもできる。これは、例えば階調削減
処理器(図1中の105又は106)を1系統だけ設
け、それを複数のモードに利用する場合や、一般的なコ
ンピュータ上でソフトウエアにより固定長符号化装置を
実現する場合に採用し得る。この処理フローによれば、
ブロック分割画像情報S2を入力し(ステップ30
1)、その平均情報S3及び差分情報S5を抽出し(ス
テップ302)、この段階で差分情報S5に基づいてモ
ード選択を行う(ステップ303)。ここで階調数Aの
モードが選択された時には、平均情報及び差分情報の情
報量削減(ステップ304)、階調数Aの階調削減処理
(ステップ305)、情報量が削減された平均情報S4
及び差分情報S6、ビットプレーン情報S7、及び”
1”状態のモード選択信号S9をそれぞれ出力する(ス
テップ306)。他方、階調数Bのモードが選択された
時には、階調数Bの階調削減処理(ステップ307)を
行い、平均情報S3、差分情報S5、ビットプレーン情
報S8、及び状態”0”のモード選択信号S9を出力す
る(ステップ308)。
【0028】なお、前記各実施例では情報量削減器10
3,104により平均情報と差分情報の情報量が同じ量
だけ削減されたが、これに限られるものではなく、平均
情報だけを情報量削減する態様や、差分情報だけを情報
量削減する態様、差分情報より平均情報の方の情報量を
多く削減する態様、あるいは、平均情報より差分情報の
方の情報量を多く削減する態様も可能である。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、処理すべき画像の状態又は性質に応じて、ブ
ロック毎に好適なモードで画像圧縮を行うことができ、
復号化側ではモード選択信号に従って符号化側で選択し
たモードによりブロック画像を復元することができるた
め、復元画像にブロック状歪みが発生しにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による符号化装置の概略ブロ
ック図である。
【図2】図1の符号化装置の処理フローを示す概略フロ
ーチャートである。
【図3】図1の符号化装置による符号化データから画像
を復元するための復号化装置の一例を示す概略ブロック
図である。
【図4】図3の復号化装置の処理フローを示す概略フロ
ーチャートである。
【図5】復号化装置の変形例の処理フローを示す概略フ
ローチャートである。
【図6】階調数=3の階調削減処理に関する状態遷移図
である。
【図7】本発明の他の実施例による符号化処理フローを
示す概略フローチャートである。
【符号の説明】
100 ブロック分割器 101 平均抽出器 102 差分抽出器 103 情報量削減器 104 情報量削減器 105 階調削減処理器(階調数Aのモード用) 106 階調削減処理器(階調数Bのモード用) 107 階調復元処理器(階調数Aのモード用) 108 階調復元処理器(階調数Bのモード用) 109 モード選択器 110 セレクタ 200 階調復元処理器(階調数Aのモード用) 201 階調復元処理器(階調数Bのモード用) 203 セレクタ 204 統合器 S1 入力画像情報 S2 ブロック画像情報 S3 平均情報(階調数Bのモード用) S4 平均情報(階調数Aのモード用) S5 差分情報(階調数Bのモード用) S6 差分情報(階調数Aのモード用) S7 ビットプレーン情報(階調数Aのモード用) S8 ビットプレーン情報(階調数Bのモード用) S9 モード選択信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像をブロック分割し、ブロック内の画
    素値の平均情報又は平均情報及び差分情報を利用してブ
    ロック画像の情報量を削減したビットプレーン情報を生
    成し、これを平均情報及び差分情報とともに固定長符号
    化データとして出力する固定長符号化方法であって、ビ
    ットプレーン情報、平均情報及び差分情報に対する情報
    量の割り当て方が異なる複数のモードを持ち、ブロック
    毎に、各モードによるビットプレーン情報からのブロッ
    ク画像の再現精度を調べることによって一つのモードを
    選択し、選択したモードによるビットプレーン情報、平
    均情報、差分情報及びモード選択信号を固定長符号化デ
    ータとして出力することを特徴とする固定長符号化方
    法。
  2. 【請求項2】 画像をブロック分割し、ブロック内の画
    素値の平均情報又は平均情報及び差分情報を利用してブ
    ロック画像の情報量を削減したビットプレーン情報を生
    成し、これを平均情報及び差分情報とともに固定長符号
    化データとして出力する固定長符号化方法であって、ブ
    ロック毎に、差分情報に基づいて一つのモードを選択
    し、選択したモードによるビットプレーン情報、平均情
    報、差分情報及びモード選択信号を固定長符号化データ
    として出力するステップとを有することを特徴とする固
    定長符号化方法。
  3. 【請求項3】 画像をブロック分割し、ブロック内の画
    素値の平均情報又は平均情報及び差分情報を利用してブ
    ロック画像の情報量を削減したビットプレーン情報を生
    成し、これを平均情報及び差分情報とともに固定長符号
    化データとして出力する固定長符号化装置であって、ビ
    ットプレーン情報、平均情報及び差分情報に対する情報
    量の割り当て方が異なる複数のモードを持ち、各モード
    によるビットプレーン情報、平均情報及び差分情報を生
    成する手段と、ブロック毎に、各モードによるビットプ
    レーン情報からのブロック画像の再現精度を調べること
    によって一つのモードを選択する手段と、選択されたモ
    ードによるビットプレーン情報、平均情報、差分情報及
    びモード選択信号を固定長符号化データとして出力する
    手段とを具備することを特徴とする固定長符号化装置。
  4. 【請求項4】 画像をブロック分割し、ブロック内の画
    素値の平均情報又は平均情報及び差分情報を利用してブ
    ロック画像の情報量を削減したビットプレーン情報を生
    成し、これを平均情報及び差分情報とともに固定長符号
    化データとして出力する固定長符号化装置において、ビ
    ットプレーン情報、平均情報及び差分情報に対する情報
    量の割り当て方が異なる複数のモードを持ち、各モード
    によるビットプレーン情報、平均情報及び差分情報を生
    成する手段と、ブロック毎に、差分情報に基づいて一つ
    のモードを選択する手段と、選択されたモードによるビ
    ットプレーン情報、平均情報、差分情報及びモード選択
    信号を固定長符号化データとして出力する手段とを具備
    することを特徴とする固定長符号化装置。
JP35148497A 1997-12-19 1997-12-19 固定長符号化方法及び装置 Pending JPH11187397A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015126329A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 株式会社メガチップス 画像処理装置

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