JPH11187246A - 情報重畳処理方法、重畳情報復号方法、情報重畳処理装置および重畳情報復号装置 - Google Patents

情報重畳処理方法、重畳情報復号方法、情報重畳処理装置および重畳情報復号装置

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JPH11187246A
JPH11187246A JP9347469A JP34746997A JPH11187246A JP H11187246 A JPH11187246 A JP H11187246A JP 9347469 A JP9347469 A JP 9347469A JP 34746997 A JP34746997 A JP 34746997A JP H11187246 A JPH11187246 A JP H11187246A
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JP
Japan
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Application number
JP9347469A
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English (en)
Inventor
Eiji Noguchi
栄治 野口
Minoru Eito
稔 栄藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の情報重畳処理方法では、あるブロック
単位での情報重畳処理を行っているため、位置ずれに対
する耐性が優れていないという課題を有している。 【解決手段】 離散化された画像データ(1100)に
対して所定の平行直線群上の画素値の総和を求め、前記
直線群に直交する線上への平行射影値系列として求める
射影処理(1101)と、平行射影値系列に対して所定
の乱数系列を重畳し、平行射影変化分系列を求める重畳
処理(1102)と、平行射影変化分系列を前記平行直
線群上の画素値の変化分として計算し、前記乱数系列に
より変化された画素値より構成された画像とする逆射影
処理(1103)により構成され、乱数系列の識別によ
り画像に新たな情報を付加することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子媒体に対する
情報重畳処理方法、重畳情報復号方法、情報重畳処理装
置および重畳情報復号装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、音声,画像,その他のデータ等を
統合的に扱うマルチメディア時代を迎え、従来からの情
報メディア,つまり新聞,雑誌,テレビ,ラジオ,電話
等の情報を人に伝達する手段がマルチメディアの対象と
して取り上げられるようになってきた。一般に、マルチ
メディアとは、文字だけでなく、図形、音声、特に画像
等を同時に関連づけて表すことをいうが、上記従来の情
報メディアをマルチメディアの対象とするには、その情
報をディジタル形式にして表すことが必須条件となる。
【0003】ところが、上記各情報メディアをディジタ
ル化すると、まったく同じものを複製コピーすることが
容易に実現できるため、データの配信を行うと、著作権
の保護が難しいという問題があげられる。そこで、必要
となってくるのが電子透かし等に代表される電子媒体に
対する情報重畳処理技術であり、各種電子媒体の著作権
保護ならびに、不正な複製防止・改ざん防止が可能とな
る。
【0004】ここで、電子透かしとは、画像・音声等の
電子媒体に対して、媒体を受けたものには知覚できない
ように情報を画像・音声等に埋め込み、その埋め込みデ
ータを画像・音声から取り出すことが可能なものであ
る。MPEG(Moving PictureExperts Group)でも、電
子透かしの標準化の提案があがっており、マルチメディ
ア時代の必須技術となりつつある。
【0005】従来の情報重畳処理装置では、画像を一定
のブロック単位にわけて、周波数変換を行い、その周波
数データに乱数系列を重畳することにより情報重畳処理
を行っていた(文献「エヌイーシー リサーチ インス
チチュート テクニカルレポート 95-10」("Secu
re Spread Spectrum Watermarking for Multimedia",NE
C Research Institute, Technical Report 95-10, Inge
mar J.Cox, Joe Kiliant, Tom Leighton, and Talal Sh
amoon))。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】画像では、パラメータ
として画素を選ぶよりも、水平方向、垂直方向を重畳し
たデータを用いると、位置ずれに対する耐性を向上させ
ることができる。
【0007】しかしながら、従来の情報重畳処理方法で
は、あるブロック単位での情報重畳処理を行っているた
め、位置ずれに対する耐性が優れていないという課題を
有していた。
【0008】本発明は、従来のこのような課題を考慮
し、水平方向や垂直方向への射影を行うことにより位置
ずれに対して強固な情報重畳処理方法、重畳情報復号方
法、情報重畳処理装置および重畳情報復号装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、離散化さ
れた画像データ(1100)に対して所定の平行直線群
上の画素値の総和を求め、前記直線群に直交する線上へ
の平行射影値系列として求める射影処理(1101)と
平行射影値系列に対して所定の乱数系列を重畳し、平行
射影変化分系列を求める重畳処理(1102)と平行射
影変化分系列を前記平行直線群上の画素値の変化分とし
て計算し、前記乱数系列により変化された画素値より構
成された画像とする逆射影処理(1103)により構成
され、乱数系列の識別により画像に新たな情報を付加す
ることを特徴とする情報重畳処理方法である。
【0010】第2の発明は、離散化された画像データ
(1200)に対して所定の平行直線群上の画素値の総
和を求め、前記直線群に直交する線上への平行射影値系
列として求める射影処理(1201)平行射影値系列と
所定の乱数系列との相関値を計算する相関処理(120
2)から構成され、前記相関値をもとに乱数系列識別処
理(1203)により重畳された乱数系列を識別するこ
とにより画像付加情報(1204)を検出すること特徴
とする重畳情報復号方法である。
【0011】第3の発明は、離散化された画像データ
(1300)に対して所定の平行直線群上の画素値の総
和を求め、前記直線群に直交する線上への平行射影値系
列として求める射影手段(1301)と平行射影値系列
に対して所定の乱数系列を重畳し、平行射影変化分系列
を求める重畳手段(1302)と平行射影変化分系列を
前記平行直線群上の画素値の変化分として計算し、前記
乱数系列により変化された画素値より構成された画像と
する逆射影手段(1303)により構成され、乱数系列
の識別により画像に新たな情報を付加することを特徴と
する情報重畳処理装置である。
【0012】第4の発明は、離散化された画像データ
(1400)に対して所定の平行直線群上の画素値の総
和を求め、前記直線群に直交する線上への平行射影値系
列として求める射影手段(1401)と平行射影値系列
と所定の乱数系列との相関値を計算する相関手段(14
02)から構成され前記相関値をもとに乱数系列識別手
段1403により重畳された乱数系列を識別することに
より画像付加情報(1404)を検出すること特徴とす
る重畳情報復号装置である。
【0013】第5の発明は、波形標本値系列(150
0)を互いに相関を持つ複数の区分標本値系列に分割す
る分割処理(1501)と所定の乱数系列を複数の区分
標本値系列の組に対して、前記複数の区分標本値系列の
組では零となるよう異なる位相で重畳する位相重畳処理
(1502)から構成され、前記乱数系列の識別により
画像に新たな情報を付加することを特徴とする情報重畳
処理方法である。
【0014】第6の発明は、波形標本値系列(160
0)を互いに相関を持つ複数の区分標本値系列に分割す
る分割処理(1601)と複数の区分標本値系列の組間
に存在する相関を利用して前記複数の区分標本値系列の
組では零となるよう異なる位相で重畳された乱数系列を
抽出し、これと所定の乱数系列との相関を求める相関処
理(1602)から構成され、前記相関値により重畳さ
れた乱数系列を識別する乱数系列識別処理(1603)
により波形標本値系列付加情報(1604)を検出する
こと特徴とする重畳情報復号方法である。
【0015】第7の発明は、波形標本値系列(170
0)を互いに相関を持つ複数の区分標本値系列に分割す
る分割手段(1701)と所定の乱数系列を複数の区分
標本値系列の組に対して、前記複数の区分標本値系列の
組では零となるよう異なる位相で重畳する位相重畳手段
(1702)から構成され、前記乱数系列の識別により
画像に新たな情報を付加することを特徴とする情報重畳
処理装置である。
【0016】第8の発明は、波形標本値系列(180
0)を互いに相関を持つ複数の区分標本値系列に分割す
る分割手段(1801)と複数の区分標本値系列の組間
に存在する相関を利用して前記複数の区分標本値系列の
組では零となるよう異なる位相で重畳された乱数系列を
抽出し、これと所定の乱数系列との相関を求める相関手
段(1802)から構成され、前記相関値により重畳さ
れた乱数系列を識別する乱数系列識別処理(1803)
により波形標本値系列付加情報(1804)を検出する
こと特徴とする重畳情報復号装置である。
【0017】第9の発明は、短周期の疑似乱数を発生す
る短周期疑似乱数発生処理(1902)と前記短周期疑
似乱数発生処理を所定の初期値(1901)で繰り返
し、この出力を結合して重畳乱数系列を生成する重畳乱
数系列発生処理(1903)と波形標本値系列(190
0)あるいはこれの変換により得られる特徴値系列に対
して前記重畳乱数系列を重畳する重畳処理(1904)
から構成され、前記短期乱数処理の複数の初期値の識別
により画像に新たな情報を付加することを特徴とする情
報重畳処理方法である。
【0018】第10の発明は、短周期の疑似乱数を発生
する短周期疑似乱数発生処理(11002)と前記短周
期疑似乱数発生処理を初期値(11001)を変化させ
ながら、繰り返し行い、波形標本値系列(11000)
あるいはこれの変換により得られる特徴値系列の部分系
列との相関処理(11003)による相関値が最大とな
る初期値を求める初期値推定処理(11004)から構
成され、初期値推定処理を異なる部分系列に対して行
い、複数の初期値を識別することにより画像付加情報
(11005)を検出すること特徴とする重畳情報復号
方法である。
【0019】第11の発明は、短周期の疑似乱数を発生
する短周期疑似乱数発生手段(11102)と前記短周
期疑似乱数発生手段を所定の初期値(11101)で複
数動作させ、この出力を結合して重畳乱数系列を生成す
る重畳乱数系列発生手段(11103)と波形標本値系
列(11100)あるいはこれの変換により得られる特
徴値系列に対して前記重畳乱数系列を重畳する重畳手段
(11104)から構成され、前記短期乱数手段の複数
の初期値の識別により画像に新たな情報を付加すること
を特徴とする情報重畳処理装置である。
【0020】第12の発明は、短周期の疑似乱数を発生
する短周期疑似乱数発生手段(11202)と前記短周
期疑似乱数発生処理を初期値(11201)を変化させ
ながら、複数動作させ、波形標本値系列(11200)
あるいはこれの変換により得られる特徴値系列の部分系
列との相関手段(11203)による相関値が最大とな
る初期値を求める初期値推定手段(11204)から構
成され、初期値推定手段を異なる部分系列に対して動作
させ、複数の初期値を識別することにより画像付加情報
(11205)を検出すること特徴とする重畳情報復号
装置である。
【0021】次に上記のような構成を有する本発明の動
作を説明する。第1の発明は、離散化された画像データ
を入力とし、所定の平行直線群上の画素値の総和を求
め、前記直線群に直交する線上への平行射影値系列とし
て求め、平行射影値系列に対して所定の乱数系列を重畳
し、平行射影変化分系列を求め、平行射影変化分系列を
前記平行直線群上の画素値の変化分として計算し、前記
乱数系列により変化された画素値より構成された画像よ
り構成され、乱数系列の識別により画像に新たな情報を
付加する。
【0022】第2の発明は、離散化された画像データを
入力とし、所定の平行直線群上の画素値の総和を求め、
前記直線群に直交する線上への平行射影値系列として求
め、平行射影値系列と所定の乱数系列との相関値を計算
し、前記相関値をもとに重畳された乱数系列を識別する
ことにより画像付加情報を検出する。
【0023】第3の発明は、離散化された画像データを
入力とし、所定の平行直線群上の画素値の総和を求め、
前記直線群に直交する線上への平行射影値系列として求
め、平行射影値系列に対して所定の乱数系列を重畳し、
平行射影変化分系列を求め、平行射影変化分系列を前記
平行直線群上の画素値の変化分として計算し、前記乱数
系列により変化された画素値より構成された画像より、
乱数系列の識別により画像に新たな情報を付加する。
【0024】第4の発明は、離散化された画像データを
入力とし、所定の平行直線群上の画素値の総和を求め、
前記直線群に直交する線上への平行射影値系列として求
め、平行射影値系列と所定の乱数系列との相関値を計算
し、重畳された乱数系列を識別することにより画像付加
情報を検出する。
【0025】第5の発明は、波形標本値系列を入力と
し、互いに相関を持つ複数の区分標本値系列に分割し、
所定の乱数系列を複数の区分標本値系列の組に対して、
前記複数の区分標本値系列の組では零となるよう異なる
位相で重畳し、前記乱数系列の識別により画像に新たな
情報を付加する。
【0026】第6の発明は、波形標本値系列を入力と
し、互いに相関を持つ複数の区分標本値系列に分割し、
複数の区分標本値系列の組間に存在する相関を利用して
前記複数の区分標本値系列の組では零となるよう異なる
位相で重畳された乱数系列を抽出し、これと所定の乱数
系列との相関を求め、重畳された乱数系列を識別し、波
形標本値系列付加情報を検出する。
【0027】第7の発明は、波形標本値系列を入力と
し、互いに相関を持つ複数の区分標本値系列に分割し、
所定の乱数系列を複数の区分標本値系列の組に対して、
前記複数の区分標本値系列の組では零となるよう異なる
位相で重畳し、前記乱数系列の識別により画像に新たな
情報を付加する。
【0028】第8の発明は、波形標本値系列を入力と
し、お互いに相関を持つ複数の区分標本値系列に分割
し、複数の区分標本値系列の組間に存在する相関を利用
して前記複数の区分標本値系列の組では零となるよう異
なる位相で重畳された乱数系列を抽出し、これと所定の
乱数系列との相関を求め、相関値により重畳された乱数
系列を識別し、波形標本値系列付加情報を出力する。
【0029】第9の発明は、短周期の疑似乱数を所定の
初期値で繰り返し発生し、この出力を結合して重畳乱数
系列を生成し、波形標本値系列あるいはこれの変換によ
り得られる特徴値系列を入力とし、前記重畳乱数系列を
重畳し、複数の初期値の識別により画像に新たな情報を
付加する。
【0030】第10の発明は、短周期の疑似乱数を発生
し、初期値を変化させながら、繰り返し行い、波形標本
値系列あるいはこれの変換により得られる特徴値系列の
部分系列との相関値が最大となる初期値を求め、これら
を異なる部分系列に対して行い、複数の初期値を識別す
ることにより画像付加情報を検出する。
【0031】第11の発明は、短周期の疑似乱数を発生
し、所定の初期値で複数動作させ、この出力を結合して
重畳乱数系列を生成し、波形標本値系列あるいはこれの
変換により得られる特徴値系列に対して前記重畳乱数系
列を重畳し、複数の初期値の識別により画像に新たな情
報を付加する。
【0032】第12の発明は、短周期の疑似乱数を発生
し、初期値を変化させながら複数動作させ、波形標本値
系列あるいはこれの変換により得られる特徴値系列の部
分系列との相関値が最大となる初期値を求め、異なる部
分系列に対して動作させ、複数の初期値を識別すること
により画像付加情報を検出する。
【0033】このような本発明の情報重畳処理方法、重
畳情報復号方法、情報重畳処理装置および重畳情報復号
装置では、以下の理由により、従来の情報重畳技術を用
いるよりも位置ずれに対する耐性の強い情報重畳処理方
法、重畳情報復号方法、情報重畳処理装置および重畳情
報復号装置が可能となる。
【0034】(1)パラメータとして画素を選ぶより
も、ある平行方向、それとの垂直方向を重畳したデータ
を用いる。
【0035】(2)短周期の乱数系列を繰り返し重畳す
る。 (3)標本値系列の組の位相を変えて乱数系列を重畳す
る。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施の形態
について、図面を参照しながら説明する。図1は、射影
成分に対する疑似乱数重畳による情報重畳処理方法に関
するブロック図である。
【0037】(1000)は、離散化された画像データ
である。(1101)は、前記画像データに対して所定
の平行直線群上の画素値の総和を求め、前記直線群に直
交する線上への平行射影値系列として求める射影処理で
ある。
【0038】(1102)は、平行射影値系列に対して
所定の乱数系列を重畳し、平行射影変化分系列を求める
重畳処理である。
【0039】(1103)は、平行射影変化分系列を前
記平行直線群上の画素値の変化分として計算し、前記乱
数系列により変化された画素値より構成された画像とす
る逆射影処理である。
【0040】(1104)は、乱数系列の識別により画
像に新たな情報を付加された情報重畳画像データであ
る。
【0041】以上のように構成された本実施の形態の情
報重畳処理方法の動作を、図面を用いて以下で説明しな
がら、本発明の情報重畳処理方法の一実施の形態につい
ても同時に述べる。
【0042】図13に示されるように、画像データに対
して、水平方向の各行の加算総和を取ったものを平行射
影系列(13000)に射影する。
【0043】また、直交関係にある垂直方向に対しても
同様に、各列の加算総和をとり、平行射影値系列(13
001)に射影する。
【0044】10×10ピクセルの場合についての説明
を図19に示す。図19にあるように10×10ピクセ
ルの画像データ(19000)に対して、操作を行う。
各画素は8ビットのグレイスケールデータであり、0〜
255の数値をとる。
【0045】水平方向第0行目に並んでいる10個の画
素に対して、総和を計算し、0行目の和として保存す
る。
【0046】同様に、水平方向第1行目に並んでいる1
0個の画素に対して、総和を計算し、1行目の和として
保存する。さらに、第2行から第9行までも同様に計算
・保存を行う。0行目の和から9行目の和をまとめて、
平行射影系列(19001)とする。
【0047】また、垂直方向第0列目に並んでいる10
個の画素に対して、総和を計算し、0列目の和として保
存する。同様に、垂直方向第1列目に並んでいる10個
の画素に対して、総和を計算し、1列目の和として保存
する。さらに、第2列から第9列までも同様に計算・保
存を行う。0列目の和から9列目の和をまとめて、平行
射影系列(19002)とする。上記のように水平・垂
直方向の平行射影系列を取り出し、それぞれの平行射影
系列群に対して所定の乱数系列(13002)を重畳処
理(13003)により重畳を行う。
【0048】ここで乱数系列(13002)の発生方法
について説明する。図20に示されるような複数段のシ
フトレジスタ群(20000)において、各レジスタに
ゼロ以外の初期状態を与え、一部のシフトレジスタから
タップを出してEXORを計算することにより乱数を発
生する。適切なタップ位置を決めることにより、その中
で、このレジスタ群で取り出しうる最大周期の系列の乱
数を発生することができ、その時の出力乱数をM系列乱
数(20002)が得られる。このM系列乱数(200
02)における出力値0を−1に、1を+1にマッピン
グしたものが乱数系列(20003)である。
【0049】また、図21に示されるように、重畳処理
21003は、平行射影系列(21000)に対して、
乱数系列(21002)の値を各要素ごとに乗算を行な
い、得られた値と平行射影系列(21000)との変化
分を計算し、平行射影変化分系列(21004)を計算
する処理である。
【0050】図14に示されるように、上記重畳処理
(13003)により乱数系列(13002)の重畳が
行われた前記平行射影変化分系列(14004)を元に
前記平行射影系列群(14000)、(14001)上
の画素値の変化分として計算し、画像に新たな情報を付
加する。
【0051】この時、平行射影変化分系列(1400
4)の変化分を平行射影系列(14000),(140
01)に反映させて、それを画素値の変化分として戻す
方法を次に説明する。
【0052】図22に示されるように、10×10ピク
セルの画像データの0行目のみを取り出して説明する。
【0053】0行目の画素の並びを、0列(2200
0)、1列(22001)、2列(22002)、3列
(22003)、4列(22004)、5列(2200
5)、6列(22006)、7列(22007)、8列
(22008)、9列(22009)として、それぞれ
の画素に平行射影系列(22010)の0行目の要素を
分割して配置する。
【0054】配置する方法は、各列のデータの値の比に
応じて、0列(22000)には、0列(22000)
の値÷(全列の総和)×平行射影系列(22010)を
戻す。1列(22001)から9列(22009)も同
様である。
【0055】以上のように、本実施の形態によれば、直
交する二方向に画像を射影することにより、位置ずれに
対して耐性のある情報重畳処理方法を提供することが可
能である。
【0056】なお、本実施例では離散化された画像デー
タの画素値を対象としたが、画像データをFFT、DC
T、wavelet等の手段により周波数領域に変換し
た周波数データを用いても構わない。
【0057】図2は、射影成分に対する疑似乱数検出に
よる重畳情報復号方法に関するブロック図である。
【0058】(1200)は、離散化された画像データ
である。(1201)は、前記画像データに対して、所
定の平行直線群上の画素値の総和を求め、前記直線群に
直交する線上への平行射影値系列として求める射影処理
である。
【0059】(1202)は、平行射影値系列と所定の
乱数系列との相関値を計算する相関処理である。
【0060】(1203)は、前記相関値をもとに乱数
系列識別処理である。(1204)は、前記乱数系列識
別処理により重畳された乱数系列を識別することによる
画像付加情報である。
【0061】以上のように構成された本実施の形態の重
畳情報復号方法の動作を、図面を用いて以下で説明しな
がら、本発明の重畳情報復号方法の一実施の形態につい
ても同時に述べる。
【0062】図15に示されるように、画像データに対
して、水平方向の各行の加算総和を取ったものを平行射
影系列(15000)に射影する。
【0063】また、直交関係にある垂直方向に対しても
同様に、各列の加算総和をとり、平行射影値系列(15
001)に射影する。
【0064】10×10ピクセルの場合についての説明
を図19に示す。図19にあるように10×10ピクセ
ルの画像データ(19000)に対して、操作を行う。
【0065】また、各画素は8ビットのグレイスケール
データであり、0〜255の数値をとる。
【0066】水平方向第0行目に並んでいる10個の画
素に対して、総和を計算し、0行目の和として保存す
る。同様に、水平方向第1行目に並んでいる10個の画
素に対して、総和を計算し、1行目の和として保存す
る。さらに、第2行から第9行までも同様に計算・保存
を行う。0行目の和から9行目の和をまとめて、平行射
影系列(19001)とする。
【0067】また、垂直方向第0列目に並んでいる10
個の画素に対して、総和を計算し、0列目の和として保
存する。同様に、垂直方向第1列目に並んでいる10個
の画素に対して、総和を計算し、1列目の和として保存
する。さらに、第2列から第9列までも同様に計算・保
存を行う。0列目の和から9列目の和をまとめて、平行
射影系列(19002)とする。
【0068】上記のように水平・垂直方向の平行射影系
列を取り出し、それぞれの平行射影系列群に対して所定
の乱数系列(15002)を相関処理(15003)に
より相関を計算する。
【0069】ここで乱数系列(15002)の発生方法
について説明する。図20に示されるような複数段のシ
フトレジスタ群(20000)において、各レジスタに
ゼロ以外の初期状態を与え、一部のシフトレジスタから
タップを出してEXORを計算することにより乱数を発
生する。適切なタップ位置を決めることにより、その中
で、このレジスタ群で取り出しうる最大周期の系列の乱
数を発生することができ、その時の出力乱数をM系列乱
数(20002)が得られる。このM系列乱数(200
02)における出力値0を−1に、1を+1にマッピン
グしたものが乱数系列(20003)である。
【0070】また、図23に示されるように相関処理
(15003)は以下の通りである。平行射影系列(2
3000)に対して、乱数系列(23001)を各列ご
とに乗算を施し、積和値(23002)を求める。積和
値(23002)を平行射影系列(15000)、平行
射影系列(15001)全てに対して求め、その和が相
関値となる。
【0071】上記相関処理(15003)により得られ
た相関値を元に、乱数系列識別処理(15004)にお
いて、ある一定の閾値以上の場合は、重畳された乱数系
列あり、そうでない場合は、乱数系列なしと判断する。
【0072】以上のように、本実施の形態では、直交す
る二方向に画像を射影することにより、位置ずれに対し
て耐性のある重畳情報復号方法を提供することが可能で
ある。
【0073】なお、本実施例では離散化された画像デー
タの画素値を対象としたが、画像データをFFT、DC
T、wavelet等の手段により周波数領域に変換し
た周波数データを用いても構わない。
【0074】図3は、射影成分に対する疑似乱数重畳に
よる情報重畳処理装置に関するブロック図である。
【0075】(1300)は、離散化された画像データ
である。(1301)は、前記画像データに対し、所定
の平行直線群上の画素値の総和を求め、前記直線群に直
交する線上への平行射影値系列として求める射影手段で
ある。
【0076】(1302)は、平行射影値系列に対して
所定の乱数系列を重畳し、平行射影変化分系列を求める
重畳手段である。
【0077】(1303)は、平行射影変化分系列を前
記平行直線群上の画素値の変化分として計算し、前記乱
数系列により変化された画素値より構成された画像とす
る逆射影手段である。
【0078】(1304)は、乱数系列の識別により付
加された情報重畳画像データである。
【0079】以上のように構成された本実施の形態の情
報重畳処理装置の動作を、図面を用いて以下で説明しな
がら、本発明の情報重畳処理装置の一実施の形態につい
ても同時に述べる。
【0080】図16に示されるように、画像データに対
して、水平方向の各行の加算総和を取ったものを平行射
影系列(16000)に射影する。
【0081】また、直交関係にある垂直方向に対しても
同様に、各列の加算総和をとり、平行射影値系列(16
001)に射影する。
【0082】10×10ピクセルの場合についての説明
を図19に示す。図19にあるように10×10ピクセ
ルの画像データ(19000)に対して、操作を行う。
【0083】また、各画素は8ビットのグレイスケール
データであり、0〜255の数値をとる。水平方向第0
行目に並んでいる10個の画素に対して、総和を計算
し、0行目の和として保存する。同様に、水平方向第1
行目に並んでいる10個の画素に対して、総和を計算
し、1行目の和として保存する。さらに、第2行から第
9行までも同様に計算・保存を行う。0行目の和から9
行目の和をまとめて、平行射影系列(19001)とす
る。
【0084】また、垂直方向第0列目に並んでいる10
個の画素に対して、総和を計算し、0列目の和として保
存する。同様に、垂直方向第1列目に並んでいる10個
の画素に対して、総和を計算し、1列目の和として保存
する。さらに、第2列から第9列までも同様に計算・保
存を行う。0列目の和から9列目の和をまとめて、平行
射影系列(19002)とする。上記のように水平・垂
直方向の平行射影系列を取り出し、それぞれの平行射影
系列群に対して所定の乱数系列(16002)を重畳手
段(16003)により重畳を行う。
【0085】ここで乱数系列(16002)の発生方法
について説明する。図20に示されるような複数段のシ
フトレジスタ群(20000)において、各レジスタに
ゼロ以外の初期状態を与え、一部のシフトレジスタから
タップを出してEXORを計算することにより乱数を発
生する。適切なタップ位置を決めることにより、その中
で、このレジスタ群で取り出しうる最大周期の系列の乱
数を発生することができ、その時の出力乱数をM系列乱
数(20002)が得られる。このM系列乱数(200
02)における出力値0を−1に、1を+1にマッピン
グしたものが乱数系列(20003)である。
【0086】また、図24に示されるように、重畳手段
(24003)は、平行射影系列(24000)に対し
て、乱数系列(24002)の値を各要素ごとに乗算を
行ない、得られた値と平行射影系列(24000)との
変化分を計算し、平行射影変化分系列(24004)を
計算する手段である。
【0087】図17に示されるように、上記重畳手段
(24003)により乱数系列(24002)の重畳が
行われた前記平行射影変化分系列(17004)を元に
前記平行射影系列群(17000)、(17001)上
の画素値の変化分として計算し、画像に新たな情報を付
加する。この時、平行射影変化分系列(17004)の
変化分を平行射影系列(17000),(17001)
に反映させて、それを画素値の変化分として戻す方法
を、図面を用いて説明する。
【0088】図22に示されるように、10×10ピク
セルの画像データの0行目のみを取り出して説明する。
【0089】0行目の画素の並びを、0列(2200
0)、1列(22001)、2列(22002)、3列
(22003)、4列(22004)、5列(2200
5)、6列(22006)、7列(22007)、8列
(22008)、9列(22009)として、それぞれ
の画素に平行射影系列(22010)の0行目の要素を
分割して配置する。配置する方法は、各列のデータの値
の比に応じて、0列(22000)には、0列(220
00)の値÷(全列の総和)×平行射影系列(2201
0)を戻す。1列(22001)から9列(2200
9)も同様である。
【0090】以上のように、本実施の形態によれば、直
交する二方向に画像を射影することにより、位置ずれに
対して耐性のある情報重畳処理装置を提供することが可
能である。
【0091】なお、本実施例では離散化された画像デー
タの画素値を対象としたが、画像データをFFT、DC
T、wavelet等の手段により周波数領域に変換し
た周波数データを用いても構わない。
【0092】図4は、射影成分に対する疑似乱数検出に
よる重畳情報復号装置に関するブロック図である。
【0093】(1400)は、離散化された画像データ
である。(1401)は、前記画像データに対して、所
定の平行直線群上の画素値の総和を求め、前記直線群に
直交する線上への平行射影値系列として求める射影処理
である。
【0094】(1402)は、平行射影値系列と所定の
乱数系列との相関値を計算する相関処理である。
【0095】(1403)は、前記相関値をもとに乱数
系列識別処理である。(1404)は、前記乱数系列識
別処理により重畳された乱数系列を識別することによる
画像付加情報である。
【0096】以上のように構成された本実施の形態の重
畳情報復号装置の動作を、図面を用いて以下で説明しな
がら、本発明の重畳情報復号装置の一実施の形態につい
ても同時に述べる。
【0097】図18に示されるように、画像データに対
して、水平方向の各行の加算総和を取ったものを平行射
影系列(18000)に射影する。
【0098】また、直交関係にある垂直方向に対しても
同様に、各列の加算総和をとり、平行射影値系列(18
001)に射影する。10×10ピクセルの場合につい
ての説明を図19に示す。
【0099】図19にあるように10×10ピクセルの
画像データ(19000)に対して、操作を行う。
【0100】また、各画素は8ビットのグレイスケール
データであり、0〜255の数値をとる。水平方向第0
行目に並んでいる10個の画素に対して、総和を計算
し、0行目の和として保存する。同様に、水平方向第1
行目に並んでいる10個の画素に対して、総和を計算
し、1行目の和として保存する。さらに、第2行から第
9行までも同様に計算・保存を行う。0行目の和から9
行目の和をまとめて、平行射影系列(19001)とす
る。
【0101】また、垂直方向第0列目に並んでいる10
個の画素に対して、総和を計算し、0列目の和として保
存する。同様に、垂直方向第1列目に並んでいる10個
の画素に対して、総和を計算し、1列目の和として保存
する。さらに、第2列から第9列までも同様に計算・保
存を行う。0列目の和から9列目の和をまとめて、平行
射影系列(19002)とする。上記のように水平・垂
直方向の平行射影系列を取り出し、それぞれの平行射影
系列群に対して所定の乱数系列(18002)を相関手
段(18003)により相関を計算する。
【0102】ここで乱数系列(18002)の発生方法
について説明する。図20に示されるような複数段のシ
フトレジスタ群(20000)において、各レジスタに
ゼロ以外の初期状態を与え、一部のシフトレジスタから
タップを出してEXORを計算することにより乱数を発
生する。適切なタップ位置を決めることにより、その中
で、このレジスタ群で取り出しうる最大周期の系列の乱
数を発生することができ、その時の出力乱数をM系列乱
数(20002)が得られる。このM系列乱数(200
02)における出力値0を−1に、1を+1にマッピン
グしたものが乱数系列(20003)である。
【0103】また、図23に示されるように相関手段
(18003)は以下の通りである。平行射影系列(2
3000)に対して、乱数系列(23001)を各列ご
とに乗算を施し、積和値(23002)を求める。積和
値(23002)を平行射影系列(15000)、平行
射影系列(15001)全てに対して求め、その和が相
関値となる。上記相関手段(18003)により得られ
た相関値を元に、乱数系列識別処理(18004)にお
いて、ある一定の閾値以上の場合は、重畳された乱数系
列あり、そうでない場合は、乱数系列なしと判断する。
【0104】以上のように、本実施の形態によれば、直
交する二方向に画像を射影することにより、位置ずれに
対して耐性のある重畳情報復号装置を提供することが可
能である。
【0105】なお、本実施例では離散化された画像デー
タの画素値を対象としたが、画像データをFFT、DC
T、wavelet等の手段により周波数領域に変換し
た周波数データを用いても構わない。
【0106】図5は、乱数逆位相成分による情報重畳処
理方法に関するブロック図である。(1500)は、波
形標本値系列である。
【0107】(1501)は、前期波形標本値系列を互
いに相関を持つ複数の区分標本値系列に分割する分割処
理である。
【0108】(1502)は、所定の乱数系列を複数の
区分標本値系列の組に対して、前記複数の区分標本値系
列の組では零となるよう異なる位相で重畳する位相重畳
処理である。
【0109】(1503)は、前記位相重畳処理により
生成される情報重畳波形標本値系列である。
【0110】以上のように構成された本実施の形態の情
報重畳処理方法の動作を、図面を用いて以下で説明しな
がら、本発明の情報重畳処理方法の一実施の形態につい
ても同時に述べる。
【0111】波形標本値系列(1500)を入力とし、
分割処理(1501)により互いに相関を持つ複数の区
分標本値系列に分割し、所定の乱数系列を、位相重畳処
理(1502)により、前記複数の区分標本値系列の組
では零となるよう異なる位相で重畳する。例えば、2組
の場合は、位相は−180度と180度とすることによ
り合わせて零位相となる。波形標本値系列に情報を重畳
することにより、情報重畳波形標本値系列(1503)
を得る。
【0112】図25を用いて、波形標本値系列(150
0)が、4×4ピクセルの画像の場合の分割処理(15
01)について説明する。
【0113】4×4ピクセルの画像データ(2500
0)を波形標本値系列とみなして、2つのグループ(グ
ループA(25001)、グループB(25002))
に分割する。分割の方法は、画像データ(25000)
の各ピクセルの行数と列数の和が偶数の場合は、グルー
プA(25001)に、奇数の場合は、グループB(2
5002)に振り分ける。各グループに振り分けられた
画像データを順番に整列させることにより新しいグルー
プデータを作成する。このように分割を行うことによ
り、画素間の近接相関を利用することができる。
【0114】次に図26を用いて、位相重畳処理(15
02)について説明する。分割処理(1501)により
分割された画像データ(グループA(26001)、グ
ループB(26002))に対して、位相を180度
(図26では、+1と−1でずらしている)ずらす。位
相をずらした各グループに同じ乱数系列(26003)
を重畳し、重畳された画像データを重畳データA(26
004)、重畳データB(26005)とする。その
後、重畳データA(26004)と重畳データB(26
005)を各要素ごとに加算を行い、一つの情報重畳波
形標本値系列(26006)を得る。
【0115】なお、本実施例では2組に分割した場合に
ついて述べたが、4組の場合は、90度ずつ位相をずら
せばよく、その他の組み合わせについても、均等に位相
をずらしても構わない。
【0116】以上のように、本実施の形態では、波形標
本値系列に対して、相関を持つ複数の区分に分割するこ
とにより、位置ずれに対して耐性のある重畳情報処理方
法を提供することが可能である。
【0117】尚、本実施例では波形標本値系列を対象と
したが、FFT、DCT、wavelet等の手段によ
り周波数領域に変換した周波数データを用いても構わな
い。
【0118】図6は、乱数逆位相成分による重畳情報復
号方法に関するブロック図である。(1600)は、波
形標本値系列である。
【0119】(1601)は、前記波形標本値系列を互
いに相関を持つ複数の区分標本値系列に分割する分割処
理である。
【0120】(1602)は、複数の区分標本値系列の
組間に存在する相関を利用して前記複数の区分標本値系
列の組では零となるよう異なる位相で重畳された乱数系
列を抽出し、これと所定の乱数系列との相関を求める相
関処理である。
【0121】(1603)は、前記相関値により重畳さ
れた乱数系列を識別する乱数系列識別処理である。
【0122】(1604)は、前記乱数識別処理により
検出された波形標本値系列付加情報である。
【0123】以上のように構成された本実施の形態の重
畳情報復号方法の動作を、図面を用いて以下で説明しな
がら、本発明の重畳情報復号方法の一実施の形態につい
ても同時に述べる。
【0124】波形標本値系列(1600)を入力とし、
分割処理(1601)により、互いに相関を持つ複数の
区分標本値系列に分割し、相関処理(1602)によ
り、複数の区分標本値系列の組間に存在する相関計算
し、乱数系列識別処理(1603)により、前記相関値
を利用して前記複数の区分標本値系列の組では零となる
よう異なる位相で重畳された乱数系列を抽出し、これと
所定の乱数系列との相関を求め、重畳された乱数系列を
識別する。前記乱数系列識別処理(1603)により、
波形標本値系列付加情報(1604)を出力する。
【0125】図25を用いて、波形標本値系列(150
0)が、4×4ピクセルの画像の場合の分割処理(16
01)について説明する。
【0126】4×4ピクセルの画像データ(2500
0)を波形標本値系列とみなして、2つのグループ(グ
ループA(25001)、グループB(25002))
に分割する。分割の方法は、画像データ(25000)
の各ピクセルの行数と列数の和が偶数の場合は、グルー
プA(25001)に、奇数の場合は、グループB(2
5002)に振り分ける。さらに、図27に示されるよ
うに、分割された画像データ(グループA(2700
1)、グループB(27002))に対して、位相を1
80度(図27では、+1と−1でずらしている)ずら
し、各要素ごとに加算を行い、一つの情報重畳波形標本
値系列(27003)を得る。
【0127】なお、本実施例では2組に分割した場合に
ついて述べたが、4組の場合は、90度ずつ位相をずら
せばよく、その他の組み合わせについても、均等に位相
をずらしても構わない。
【0128】また、図28に示されるように相関処理
(1602)は以下の通りである。上記分割処理(16
01)により得られた情報波形標本値系列(2800
0)に対して、乱数系列(28001)を各列ごとに乗
算を施し、相関値(28002)を求める。さらに、上
記相関処理(1602)により得られた相関値(280
02)を元に、乱数系列識別処理(1603)におい
て、ある一定の閾値以上の場合は、重畳された乱数系列
あり、そうでない場合は、乱数系列なしと判断し、その
結果を波形標本値系列付加情報(1604)として出力
する。
【0129】以上のように、本実施の形態では、波形標
本値系列に対して、相関を持つ複数の区分に分割するこ
とにより、位置ずれに対して耐性のある重畳情報復号方
法を提供することが可能である。
【0130】尚、本実施例では波形標本値系列を対象と
したが、FFT、DCT、wavelet等の手段によ
り周波数領域に変換した周波数データを用いても構わな
い。
【0131】図7は、乱数逆位相成分による情報重畳処
理装置に関するブロック図である。(1700)は、波
形標本値系列である。
【0132】(1701)は、前記波形標本値系列を互
いに相関を持つ複数の区分標本値系列に分割する分割手
段である。
【0133】(1702)は、所定の乱数系列を複数の
区分標本値系列の組に対して、前記複数の区分標本値系
列の組では零となるよう異なる位相で重畳する位相重畳
手段である。
【0134】(1703)は、前記乱数系列の識別によ
り得られる情報重畳波形標本値系列である。
【0135】以上のように構成された本実施の形態の情
報重畳処理装置の動作を、図面を用いて以下で説明しな
がら、本発明の情報重畳処理装置の一実施の形態につい
ても同時に述べる。
【0136】波形標本値系列(1700)を入力とし、
分割手段(1701)により互いに相関を持つ複数の区
分標本値系列に分割し、所定の乱数系列を、位相重畳手
段(1702)により、前記複数の区分標本値系列の組
では零となるよう異なる位相で重畳する。例えば、2組
の場合は、位相は−180度と180度とすることによ
り合わせて零位相となる。波形標本値系列に情報を重畳
することにより、情報重畳波形標本値系列(1703)
を得る。
【0137】図25を用いて、波形標本値系列(150
0)が、4×4ピクセルの画像の場合の分割手段(17
01)について説明する。
【0138】4×4ピクセルの画像データ(2500
0)を波形標本値系列とみなして、2つのグループ(グ
ループA(25001)、グループB(25002))
に分割する。分割の方法は、画像データ(25000)
の各ピクセルの行数と列数の和が偶数の場合は、グルー
プA(25001)に、奇数の場合は、グループB(2
5002)に振り分ける。各グループに振り分けられた
画像データを順番に整列させることにより新しいグルー
プデータを作成する。このように分割を行うことによ
り、画素間の近接相関を利用することができる。
【0139】次に図26を用いて、位相重畳手段(17
02)について説明する。分割手段(1701)により
分割された画像データ(グループA(26001)、グ
ループB(26002))に対して、位相を180度
(図26では、+1と−1でずらしている)ずらす。位
相をずらした各グループに同じ乱数系列(26003)
を重畳し、重畳された画像データを重畳データA(26
004)、重畳データB(26005)とする。その
後、重畳データA(26004)と重畳データB(26
005)を各要素ごとに加算を行い、一つの情報重畳波
形標本値系列(26006)を得る。
【0140】なお、本実施例では2組に分割した場合に
ついて述べたが、4組の場合は、90度ずつ位相をずら
せばよく、その他の組み合わせについても、均等に位相
をずらしても構わない。
【0141】以上のように、本実施の形態では、波形標
本値系列に対して、相関を持つ複数の区分に分割するこ
とにより、位置ずれに対して耐性のある重畳情報処理装
置を提供することが可能である。
【0142】尚、本実施例では波形標本値系列を対象と
したが、FFT、DCT、wavelet等の手段によ
り周波数領域に変換した周波数データを用いても構わな
い。
【0143】図8は、乱数逆位相成分による重畳情報復
号装置に関するブロック図である。(1800)は、波
形標本値系列である。
【0144】(1801)は、前記波形標本値系列を互
いに相関を持つ複数の区分標本値系列に分割する分割手
段である。
【0145】(1802)は、複数の区分標本値系列の
組間に存在する相関を利用して前記複数の区分標本値系
列の組では零となるよう異なる位相で重畳された乱数系
列を抽出し、これと所定の乱数系列との相関を求める相
関手段である。
【0146】(1803)は、前記相関値により重畳さ
れた乱数系列を識別する乱数系列識別処理である。
【0147】(1804)は、前記乱数系列識別処理に
より得られた波形標本値系列付加情報である。
【0148】以上のように構成された本実施の形態の重
畳情報復号装置の動作を、図面を用いて以下で説明しな
がら、本発明の重畳情報復号装置の一実施の形態につい
ても同時に述べる。
【0149】波形標本値系列(1800)を入力とし、
分割手段(1801)により、互いに相関を持つ複数の
区分標本値系列に分割し、相関手段(1802)によ
り、複数の区分標本値系列の組間に存在する相関計算
し、乱数系列識別手段(1803)により、前記相関値
を利用して前記複数の区分標本値系列の組では零となる
よう異なる位相で重畳された乱数系列を抽出し、これと
所定の乱数系列との相関を求め、重畳された乱数系列を
識別する。前記乱数系列識別手段(1803)により、
波形標本値系列付加情報(1804)を出力する。
【0150】図25を用いて、波形標本値系列(180
0)が、4×4ピクセルの画像の場合の分割手段(18
01)について説明する。
【0151】4×4ピクセルの画像データ(2500
0)を波形標本値系列とみなして、2つのグループ(グ
ループA(25001)、グループB(25002))
に分割する。分割の方法は、画像データ(25000)
の各ピクセルの行数と列数の和が偶数の場合は、グルー
プA(25001)に、奇数の場合は、グループB(2
5002)に振り分ける。さらに、図27に示されるよ
うに、分割された画像データ(グループA(2700
1)、グループB(27002))に対して、位相を1
80度(図27では、+1と−1でずらしている)ずら
し、各要素ごとに加算を行い、一つの情報重畳波形標本
値系列(27003)を得る。
【0152】なお、本実施例では2組に分割した場合に
ついて述べたが、4組の場合は、90度ずつ位相をずら
せばよく、その他の組み合わせについても、均等に位相
をずらしても構わない。
【0153】また、図28に示されるように相関手段
(1802)は以下の通りである。上記分割手段(18
01)により得られた情報波形標本値系列(2800
0)に対して、乱数系列(28001)を各列ごとに乗
算を施し、相関値(28002)を求める。さらに、上
記相関手段(1802)により得られた相関値(280
02)を元に、乱数系列識別手段(1803)におい
て、ある一定の閾値以上の場合は、重畳された乱数系列
あり、そうでない場合は、乱数系列なしと判断し、その
結果を波形標本値系列付加情報(1804)として出力
する。
【0154】以上のように、本実施の形態では、波形標
本値系列に対して、相関を持つ複数の区分に分割するこ
とにより、位置ずれに対して耐性のある重畳情報復号装
置を提供することが可能である。
【0155】尚、本実施例では波形標本値系列を対象と
したが、FFT、DCT、wavelet等の手段によ
り周波数領域に変換した周波数データを用いても構わな
い。
【0156】図9は、短期乱数系列による情報重畳処理
方法に関するブロック図である。(1900)は、波形
標本値系列である。
【0157】(1901)は、乱数発生のための初期値
である。(1902)は、短周期の疑似乱数を発生する
短周期疑似乱数発生処理である。
【0158】(1903)は、前記短周期疑似乱数発生
処理を所定の初期値で繰り返し、この出力を結合して重
畳乱数系列を生成する重畳乱数系列発生処理である。
【0159】(1904)は、前記波形標本値系列ある
いはこれの変換により得られる特徴値系列に対して前記
重畳乱数系列を重畳する重畳処理である。
【0160】(1905)は、前記重畳処理により得ら
れた情報重畳波形標本値系列である。
【0161】以上のように構成された本実施の形態の情
報重畳処理方法の動作を、図面を用いて以下で説明しな
がら、本発明の情報重畳処理方法の一実施の形態につい
ても同時に述べる。
【0162】短周期疑似乱数発生処理(1902)にお
いて、短周期の疑似乱数を所定の初期値(1901)で
繰り返し発生する。重畳乱数系列発生処理(1903)
により、前記短周期疑似乱数発生処理(1901)の出
力を結合して重畳乱数系列を生成する。波形標本値系列
(1900)あるいはこれの変換により得られる特徴値
系列を入力とし、重畳処理(1904)により、前記重
畳乱数系列を重畳し、情報重畳標本値系列(1905)
を出力する。
【0163】図29を用いて、短周期疑似乱数発生処理
(1902)のシフトレジスタ群(29001)が6段
の場合について説明する。
【0164】短周期疑似乱数発生処理(1902)によ
って定められる初期値(1901)のビット列表示した
のが、初期値ビット列(29000)である。
【0165】尚、この例では一定の値を示しているが、
初期値は0以外であればいくらでもよい。シフトレジス
タ群(29001)において、各レジスタに初期値ビッ
ト列(29000)の初期状態を与え、一部のシフトレ
ジスタからタップを出してEXORを計算することによ
り乱数を発生する。適切なタップ位置を決めることによ
り、その中でこのレジスタ群で取り出しうる最大周期の
系列の乱数を発生することができ、その時の出力乱数を
短周期M系列乱数(29002)が得られる。この短周
期M系列乱数(29002)における出力値0を−1
に、1を+1にマッピングしたものが短周期乱数系列
(29003)である。
【0166】尚、短周期疑似乱数発生処理(1902)
の周期に応じて適切なタップ位置、ならびに適切なシフ
トレジスタ数は変更される。
【0167】図30を用いて、重畳乱数系列発生処理
(1903)について説明する。前記短周期疑似乱数発
生処理(1902)によって生成された短周期乱数系列
(30000)を複数並べる事により乱数系列(300
01)を作成する。図31に示されるように重畳処理
(1904)は、前記乱数系列(30002)と波形標
本値系列(30001)を入力とし、各系列の要素ごと
に乗算を行い、情報重畳標本値系列(30003)を生
成する。
【0168】以上のように、本実施の形態では、波形標
本値系列に対して、短周期の疑似乱数系列を繰り返し複
数の区分に重畳することにより、位置ずれに対して耐性
のある重畳情報処理方法を提供することが可能である。
【0169】尚、本実施例では波形標本値系列を対象と
したが、FFT、DCT、wavelet等の手段によ
り周波数領域に変換した周波数データを用いても構わな
い。
【0170】図10は、短期乱数系列による重畳情報復
号方法に関するブロック図である。(11000)は、
波形標本値系列である。
【0171】(11001)は、乱数発生のための初期
値である。(11002)は、短周期の疑似乱数を発生
する短周期疑似乱数発生処理である。
【0172】(11003)は、前記短周期疑似乱数発
生処理を所定の初期値を変化させながら、繰り返し行
い、前記波形標本値系列あるいはこれの変換により得ら
れる特徴値系列の部分系列との相関を求める相関処理で
ある。
【0173】(11004)は、前記相関処理により得
られる相関値が最大となる初期値を求める初期値推定処
理である。
【0174】(11005)は、前記初期値推定処理を
異なる部分系列に対して行い、複数の初期値を識別する
ことにより得られる画像付加情報である。
【0175】以上のように構成された本実施の形態の重
畳情報復号方法の動作を、図面を用いて以下で説明しな
がら、本発明の情報重畳処理方法の一実施の形態につい
ても同時に述べる。
【0176】短周期疑似乱数発生処理(11002)に
より、短周期の疑似乱数を発生し、初期値(1100
1)を変化させながら、繰り返し発生する。相関処理
(11003)により、波形標本値系列(11000)
あるいはこれの変換により得られる特徴値系列の部分系
列を入力とし、疑似乱数系列との相関値を求める。初期
値推定処理(11004)により、前記相関値が最大と
なる初期値を求めることにより、画像付加情報(110
05)を出力する。
【0177】図29を用いて、短周期疑似乱数発生処理
(11002)のシフトレジスタ群(29001)が6
段の場合について説明する。
【0178】短周期疑似乱数発生処理(11002)に
よって定められる初期値(11001)のビット列表示
したのが、初期値ビット列(29000)である。
【0179】尚、この例では一定の値を示しているが、
初期値は0以外であればいくらでもよい。シフトレジス
タ群(29001)において、各レジスタに初期値ビッ
ト列(29000)の初期状態を与え、一部のシフトレ
ジスタからタップを出してEXORを計算することによ
り乱数を発生する。適切なタップ位置を決めることによ
り、その中でこのレジスタ群で取り出しうる最大周期の
系列の乱数を発生することができ、その時の出力乱数を
短周期M系列乱数(29002)が得られる。この短周
期M系列乱数(29002)における出力値0を−1
に、1を+1にマッピングしたものが短周期乱数系列
(29003)である。
【0180】なお、短周期疑似乱数発生処理(1100
2)の周期に応じて適切なタップ位置、ならびに適切な
シフトレジスタ数は変更される。図30に示されるよう
に、前記短周期疑似乱数発生処理(11002)によっ
て生成された短周期乱数系列(30000)を複数並べ
る事により乱数系列(30001)を作成する。
【0181】図32に示されるように相関処理(110
03)は、前記乱数系列(32002)と波形標本値系
列(32001)を入力とし、各系列の要素ごとに乗算
を行い、情報重畳標本値系列(32003)を生成し、
それらの和を相関値(32004)として計算を行う。
さらに、初期値推定処理は、(11004)は、上記相
関処理(11002)により得られた相関値(3200
4)を元に、ある一定の閾値以上の場合は、初期値(1
1001)で重畳された乱数系列あり、そうでない場合
は、乱数系列が埋め込まれていないと判断し、その結果
を画像付加情報(11005)として出力する。
【0182】以上のように、本実施の形態では、波形標
本値系列に対して、短周期の疑似乱数系列を繰り返し複
数の区分に重畳することにより、位置ずれに対して耐性
のある重畳情報復号方法を提供することが可能である。
【0183】尚、本実施例では波形標本値系列を対象と
したが、FFT、DCT、wavelet等の手段によ
り周波数領域に変換した周波数データを用いても構わな
い。
【0184】図11は、短期乱数系列による情報重畳処
理装置に関するブロック図である。(11100)は、
波形標本値系列である。
【0185】(11101)は、乱数発生のための初期
値である。(11102)は、短周期の疑似乱数を発生
する短周期疑似乱数発生手段である。
【0186】(11103)は、前記短周期疑似乱数発
生手段を所定の初期値で複数動作させ、この出力を結合
して重畳乱数系列を生成する重畳乱数系列発生手段であ
る。
【0187】(11104)は、前記波形標本値系列あ
るいはこれの変換により得られる特徴値系列に対して前
記重畳乱数系列を重畳する重畳手段である。
【0188】(11105)は、前記重畳手段により得
られた情報重畳波形標本値系列である。
【0189】以上のように構成された本実施の形態の情
報重畳処理装置の動作を、図面を用いて以下で説明しな
がら、本発明の情報重畳処理装置の一実施の形態につい
ても同時に述べる。
【0190】短周期疑似乱数発生手段(11102)に
おいて、短周期の疑似乱数を所定の初期値(1110
1)で繰り返し発生する。重畳乱数系列発生手段(11
103)により、前記短周期疑似乱数発生手段(111
01)の出力を結合して重畳乱数系列を生成する。波形
標本値系列(11100)あるいはこれの変換により得
られる特徴値系列を入力とし、重畳手段(11104)
により、前記重畳乱数系列を重畳し、情報重畳標本値系
列(11105)を出力する。
【0191】図29を用いて、短周期疑似乱数発生手段
(11102)のシフトレジスタ群(29001)が6
段の場合について説明する。
【0192】短周期疑似乱数発生手段(11102)に
よって定められる初期値(11101)のビット列表示
したのが、初期値ビット列(29000)である。
【0193】尚、この例では一定の値を示しているが、
初期値は0以外であればいくらでもよい。シフトレジス
タ群(29001)において、各レジスタに初期値ビッ
ト列(29000)の初期状態を与え、一部のシフトレ
ジスタからタップを出してEXORを計算することによ
り乱数を発生する。適切なタップ位置を決めることによ
り、その中でこのレジスタ群で取り出しうる最大周期の
系列の乱数を発生することができ、その時の出力乱数を
短周期M系列乱数(29002)が得られる。この短周
期M系列乱数(29002)における出力値0を−1
に、1を+1にマッピングしたものが短周期乱数系列
(29003)である。
【0194】なお、短周期疑似乱数発生手段(1110
2)の周期に応じて適切なタップ位置、ならびに適切な
シフトレジスタ数は変更される。
【0195】図30を用いて、重畳乱数系列発生手段
(11103)について説明する。前記短周期疑似乱数
発生手段(11102)によって生成された短周期乱数
系列(30000)を複数並べる事により乱数系列(3
0001)を作成する。図31に示されるように重畳手
段(11104)は、前記乱数系列(30002)と波
形標本値系列(30001)を入力とし、各系列の要素
ごとに乗算を行い、情報重畳標本値系列(30003)
を生成する。
【0196】以上のように、本実施の形態では、波形標
本値系列に対して、短周期の疑似乱数系列を繰り返し複
数の区分に重畳することにより、位置ずれに対して耐性
のある重畳情報処理装置を提供することが可能である。
【0197】尚、本実施例では波形標本値系列を対象と
したが、FFT、DCT、wavelet等の手段によ
り周波数領域に変換した周波数データを用いても構わな
い。
【0198】図12は、短期乱数系列による重畳情報復
号装置に関するブロック図である。(11200)は、
波形標本値系列である。
【0199】(11201)は、乱数発生のための初期
値である。(11202)は、短周期の疑似乱数を発生
する短周期疑似乱数発生手段である。
【0200】(11203)は、前記短周期疑似乱数発
生手段を所定の初期値を変化させながら、繰り返し行
い、前記波形標本値系列あるいはこれの変換により得ら
れる特徴値系列の部分系列との相関を求める相関手段で
ある。
【0201】(11204)は、前記相関手段により得
られる相関値が最大となる初期値を求める初期値推定手
段である。
【0202】(11205)は、前記初期値推定手段を
異なる部分系列に対して行い、複数の初期値を識別する
ことにより得られる画像付加情報である。
【0203】以上のように構成された本実施の形態の重
畳情報復号装置の動作を、図面を用いて以下で説明しな
がら、本発明の重畳情報復号装置の一実施の形態につい
ても同時に述べる。
【0204】短周期疑似乱数発生手段(11202)に
より、短周期の疑似乱数を発生し、初期値(1120
1)を変化させながら、繰り返し発生する。相関手段
(11203)により、波形標本値系列(11200)
あるいはこれの変換により得られる特徴値系列の部分系
列を入力とし、疑似乱数系列との相関値を求める。初期
値推定手段(11204)により、前記相関値が最大と
なる初期値を求めることにより、画像付加情報(112
05)を出力する。
【0205】図29を用いて、短周期疑似乱数発生手段
(11202)のシフトレジスタ群(29001)が6
段の場合について説明する。
【0206】短周期疑似乱数発生手段(11202)に
よって定められる初期値(11201)のビット列表示
したのが、初期値ビット列(29000)である。
【0207】尚、この例では一定の値を示しているが、
初期値は0以外であればいくらでもよい。シフトレジス
タ群(29001)において、各レジスタに初期値ビッ
ト列(29000)の初期状態を与え、一部のシフトレ
ジスタからタップを出してEXORを計算することによ
り乱数を発生する。適切なタップ位置を決めることによ
り、その中でこのレジスタ群で取り出しうる最大周期の
系列の乱数を発生することができ、その時の出力乱数を
短周期M系列乱数(29002)が得られる。この短周
期M系列乱数(29002)における出力値0を−1
に、1を+1にマッピングしたものが短周期乱数系列
(29003)である。
【0208】なお、短周期疑似乱数発生手段(1120
2)の周期に応じて適切なタップ位置、ならびに適切な
シフトレジスタ数は変更される。図30に示されるよう
に、前記短周期疑似乱数発生手段(11202)によっ
て生成された短周期乱数系列(30000)を複数並べ
る事により乱数系列(30001)を作成する。
【0209】図32に示されるように相関手段(112
03)は、前記乱数系列(32002)と波形標本値系
列(32001)を入力とし、各系列の要素ごとに乗算
を行い、情報重畳標本値系列(32003)を生成し、
それらの和を相関値(32004)として計算を行う。
さらに、初期値推定手段は、(11204)は、上記相
関手段(11202)により得られた相関値(3200
4)を元に、ある一定の閾値以上の場合は、初期値(1
1201)で重畳された乱数系列あり、そうでない場合
は、乱数系列が埋め込まれていないと判断し、その結果
を画像付加情報(11205)として出力する。
【0210】以上のように、本実施の形態では、波形標
本値系列に対して、短周期の疑似乱数系列を繰り返し複
数の区分に重畳することにより、位置ずれに対して耐性
のある重畳情報復号装置を提供することが可能である。
【0211】尚、本実施例では波形標本値系列を対象と
したが、FFT、DCT、wavelet等の手段によ
り周波数領域に変換した周波数データを用いても構わな
い。
【0212】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、従来のブロック処理による情報重畳処理技術を
用いるよりも、位置ずれに対して強固な情報重畳、重畳
情報復号が行えるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における情報重畳処
理方法のブロック図
【図2】本発明の第2の実施の形態における重畳情報復
号方法のブロック図
【図3】本発明の第3の実施の形態における情報重畳処
理装置のブロック図
【図4】本発明の第4の実施の形態における重畳情報復
号装置のブロック図
【図5】本発明の第5の実施の形態における情報重畳処
理方法のブロック図
【図6】本発明の第6の実施の形態における重畳情報復
号方法のブロック図
【図7】本発明の第7の実施の形態における情報重畳処
理装置のブロック図
【図8】本発明の第8の実施の形態における重畳情報復
号装置のブロック図
【図9】本発明の第9の実施の形態における情報重畳処
理方法のブロック図
【図10】本発明の第10の実施の形態における重畳情
報復号方法のブロック図
【図11】本発明の第11の実施の形態における情報重
畳処理装置のブロック図
【図12】本発明の第12の実施の形態における重畳情
報復号装置のブロック図
【図13】情報重畳処理方法において平行射影成分系列
検出方法を示すブロック図
【図14】情報重畳処理方法において平行射影成分系列
を画像に戻す方法を示すブロック図
【図15】重畳情報復号方法を示すブロック図
【図16】情報重畳処理装置において平行射影成分系列
検出方法を説明するブロック図
【図17】情報重畳処理装置において平行射影成分系列
を画像に戻す方法を示すブロック図
【図18】重畳情報復号装置を示すブロック図
【図19】10×10ピクセルの画像データを平行射影
する方法を示す概念図
【図20】乱数発生方法を示すブロック図
【図21】重畳処理により平行射影変化部分系列を求め
る方法を示すブロック図
【図22】平行射影系列を画像データへ写像する方法を
示す概念図
【図23】重畳処理を示すブロック図
【図24】重畳手段により平行射影変化部分系列を求め
る方法を示すブロック図
【図25】4×4ピクセルの画像データを分割する方法
を示す概念図
【図26】分割されたデータに対して位相重畳処理をす
る方法を示す概念図
【図27】分割されたデータに対して情報重畳波形標本
値系列を作成する方法を示す概念図
【図28】情報重畳波形標本値系列より相関値を計算す
る方法を示す概念図
【図29】短周期乱数系列を発生する方法を示すブロッ
ク図
【図30】短期乱数系列から乱数系列を生成する方法を
示す概念図
【図31】波形標本値系列に乱数系列を重畳する方法を
示す概念図
【図32】波形標本値系列に乱数系列を重畳し相関値を
求める方法を示す概念図
【符号の説明】
1000 画像データ 1101 射影処理 1102 重畳処理 1103 逆射影処理 1104 情報重畳画像データ 1200 画像データ 1201 射影処理 1202 相関処理 1203 乱数系列識別処理 1204 画像付加情報 1300 画像データ 1301 射影手段 1302 重畳手段 1303 逆射影手段 1304 情報重畳画像データ 1400 画像データ 1401 射影手段 1402 相関手段 1403 乱数系列識別手段 1404 画像付加情報 1500 波形標本値系列 1501 分割処理 1502 位相重畳処理 1503 情報重畳波形標本値系列 1600 波形標本値系列 1601 分割処理 1602 相関処理 1603 乱数系列識別処理 1604 波形標本値系列付加情報 1700 波形標本値系列 1701 分割手段 1702 位相重畳手段 1703 情報重畳波形標本値系列 1800 波形標本値系列 1801 分割手段 1802 相関手段 1803 乱数系列識別処理 1804 波形標本値系列付加情報 1900 波形標本値系列 1901 初期値 1902 短周期疑似乱数発生処理 1903 重畳乱数系列発生処理 1904 重畳処理 1905 情報重畳波形標本値系列 11000 波形標本値系列 11001 初期値 11002 短周期疑似乱数発生処理 11003 相関処理 11004 初期値推定処理 11005 画像付加情報 11100 波形標本値系列 11101 初期値 11102 短周期疑似乱数発生手段 11103 重畳乱数系列発生手段 11104 重畳手段 11105 情報重畳波形標本値系列 11200 波形標本値系列 11201 初期値 11202 短周期疑似乱数発生手段 11203 相関手段 11204 初期値推定手段 11205 画像付加情報 13000 平行射影系列 13001 平行射影系列 13002 乱数系列 13003 重畳処理 13004 平行射影変化分系列 14000 平行射影系列 14001 平行射影系列 14004 平行射影変化分系列 15000 平行射影系列 15001 平行射影系列 15002 乱数系列 15003 相関処理 15004 重畳乱数系列識別 16000 平行射影系列 16001 平行射影系列 16002 乱数系列 16003 重畳手段 16004 平行射影変化分系列 17000 平行射影系列 17001 平行射影系列 17004 平行射影変化分系列 18000 平行射影系列 18001 平行射影系列 18002 乱数系列 18003 相関手段 18004 重畳乱数系列識別 19000 画像データ 19001 平行射影系列 19002 平行射影系列 20000 シフトレジスタ群 20002 M系列乱数 20003 乱数系列 21000 平行射影系列 21002 乱数系列 21003 重畳処理 21004 平行射影変化分系列 22000 画像データ0列 22001 画像データ1列 22002 画像データ2列 22003 画像データ3列 22004 画像データ4列 22005 画像データ5列 22006 画像データ6列 22007 画像データ7列 22008 画像データ8列 22009 画像データ9列 22010 平行射影系列 23000 平行射影系列 23001 乱数系列 23002 積和値 24000 平行射影系列 24002 乱数系列 24003 重畳手段 24004 平行射影変化分系列 25000 画像データ 25001 グループA 25002 グループB 26001 グループA 26002 グループB 26003 乱数系列 26004 重畳データA 26005 重畳データB 26006 情報重畳波形標本値系列 27001 グループA 27002 グループB 27003 情報重畳波形標本値系列 28000 情報重畳波形標本値系列 28001 乱数系列 28002 相関値 29000 初期値ビット列 29001 シフトレジスタ群 29002 短周期M系列乱数 29003 短周期乱数系列 30000 短周期乱数系列 30001 乱数系列 31001 波形標本値系列 31002 乱数系列 31003 情報重畳標本値系列 32001 波形標本値系列 32002 乱数系列 32003 情報重畳標本値系列 32004 相関値

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】離散化された画像データに対して所定の平
    行直線群上の画素値の総和を求め、前記直線群に直交す
    る線上への平行射影値系列として求める射影処理と平行
    射影値系列に対して所定の乱数系列を重畳し、平行射影
    変化分系列を求める重畳処理と平行射影変化分系列を前
    記平行直線群上の画素値の変化分として計算し、前記乱
    数系列により変化された画素値より構成された画像とす
    る逆射影処理により構成され、乱数系列の識別により画
    像に新たな情報を付加することを特徴とする情報重畳処
    理方法。
  2. 【請求項2】離散化された画像データに対して所定の平
    行直線群上の画素値の総和を求め、前記直線群に直交す
    る線上への平行射影値系列として求める射影処理と平行
    射影値系列と所定の乱数系列との相関値を計算する相関
    処理から構成され、前記相関値をもとに乱数系列識別処
    理により重畳された乱数系列を識別することにより画像
    付加情報を検出すること特徴とする重畳情報復号方法。
  3. 【請求項3】離散化された画像データに対して所定の平
    行直線群上の画素値の総和を求め、前記直線群に直交す
    る線上への平行射影値系列として求める射影手段と平行
    射影値系列に対して所定の乱数系列を重畳し、平行射影
    変化分系列を求める重畳手段と平行射影変化分系列を前
    記平行直線群上の画素値の変化分として計算し、前記乱
    数系列により変化された画素値より構成された画像とす
    る逆射影手段により構成され、乱数系列の識別により画
    像に新たな情報を付加することを特徴とする情報重畳処
    理装置。
  4. 【請求項4】離散化された画像データに対して所定の平
    行直線群上の画素値の総和を求め、前記直線群に直交す
    る線上への平行射影値系列として求める射影手段と平行
    射影値系列と所定の乱数系列との相関値を計算する相関
    手段から構成され前記相関値をもとに乱数系列識別手段
    により重畳された乱数系列を識別することにより画像付
    加情報を検出すること特徴とする重畳情報復号装置。
  5. 【請求項5】波形標本値系列を互いに相関を持つ複数の
    区分標本値系列に分割する分割処理と所定の乱数系列を
    複数の区分標本値系列の組に対して、前記複数の区分標
    本値系列の組では零となるよう異なる位相で重畳する位
    相重畳処理から構成され、前記乱数系列の識別により画
    像に新たな情報を付加することを特徴とする情報重畳処
    理方法。
  6. 【請求項6】波形標本値系列を互いに相関を持つ複数の
    区分標本値系列に分割する分割処理と複数の区分標本値
    系列の組間に存在する相関を利用して前記複数の区分標
    本値系列の組では零となるよう異なる位相で重畳された
    乱数系列を抽出し、これと所定の乱数系列との相関を求
    める相関処理から構成され、前記相関値により重畳され
    た乱数系列を識別する乱数系列識別処理により波形標本
    値系列付加情報を検出すること特徴とする重畳情報復号
    方法。
  7. 【請求項7】波形標本値系列を互いに相関を持つ複数の
    区分標本値系列に分割する分割手段と所定の乱数系列を
    複数の区分標本値系列の組に対して、前記複数の区分標
    本値系列の組では零となるよう異なる位相で重畳する位
    相重畳手段から構成され、前記乱数系列の識別により画
    像に新たな情報を付加することを特徴とする情報重畳処
    理装置。
  8. 【請求項8】波形標本値系列を互いに相関を持つ複数の
    区分標本値系列に分割する分割手段と複数の区分標本値
    系列の組間に存在する相関を利用して前記複数の区分標
    本値系列の組では零となるよう異なる位相で重畳された
    乱数系列を抽出し、これと所定の乱数系列との相関を求
    める相関手段から構成され、前記相関値により重畳され
    た乱数系列を識別する乱数系列識別処理により波形標本
    値系列付加情報を検出すること特徴とする重畳情報復号
    装置。
  9. 【請求項9】短周期の疑似乱数を発生する短周期疑似乱
    数発生処理と前記短周期疑似乱数発生処理を所定の初期
    値で繰り返し、この出力を結合して重畳乱数系列を生成
    する重畳乱数系列発生処理と波形標本値系列あるいはこ
    れの変換により得られる特徴値系列に対して前記重畳乱
    数系列を重畳する重畳処理から構成され、前記短期乱数
    処理の複数の初期値の識別により画像に新たな情報を付
    加することを特徴とする情報重畳処理方法。
  10. 【請求項10】短周期の疑似乱数を発生する短周期疑似
    乱数発生処理と前記短周期疑似乱数発生処理を初期値を
    変化させながら、繰り返し行い、波形標本値系列あるい
    はこれの変換により得られる特徴値系列の部分系列との
    相関処理による相関値が最大となる初期値を求める初期
    値推定処理から構成され、初期値推定処理を異なる部分
    系列に対して行い、複数の初期値を識別することにより
    画像付加情報を検出すること特徴とする重畳情報復号方
    法。
  11. 【請求項11】短周期の疑似乱数を発生する短周期疑似
    乱数発生手段と前記短周期疑似乱数発生手段を所定の初
    期値で複数動作させ、この出力を結合して重畳乱数系列
    を生成する重畳乱数系列発生手段と波形標本値系列ある
    いはこれの変換により得られる特徴値系列に対して前記
    重畳乱数系列を重畳する重畳手段から構成され、前記短
    期乱数手段の複数の初期値の識別により画像に新たな情
    報を付加することを特徴とする情報重畳処理装置。
  12. 【請求項12】短周期の疑似乱数を発生する短周期疑似
    乱数発生手段と前記短周期疑似乱数発生処理を初期値を
    変化させながら、複数動作させ、波形標本値系列あるい
    はこれの変換により得られる特徴値系列の部分系列との
    相関手段による相関値が最大となる初期値を求める初期
    値推定手段から構成され、初期値推定手段を異なる部分
    系列に対して動作させ、複数の初期値を識別することに
    より画像付加情報を検出すること特徴とする重畳情報復
    号装置。
  13. 【請求項13】請求項2,4,6,8,10,12のい
    ずれかに記載の各ステップの全部または一部のステップ
    の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを
    記録したことを特徴とする媒体。
  14. 【請求項14】請求項1,3,5,7,9,11のいず
    れかに記載の各ステップの全部または一部のステップの
    機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを記
    録したことを特徴とする媒体。
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