JPH11187015A - 暗号通信方法、電子投票システム及びicカード - Google Patents

暗号通信方法、電子投票システム及びicカード

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JPH11187015A
JPH11187015A JP35049197A JP35049197A JPH11187015A JP H11187015 A JPH11187015 A JP H11187015A JP 35049197 A JP35049197 A JP 35049197A JP 35049197 A JP35049197 A JP 35049197A JP H11187015 A JPH11187015 A JP H11187015A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投票者が正当か否かを判断でき、且つデータ
の改竄を確実に阻止することができる電子投票システム
を提供する。 【解決手段】 投票券の代わりにICカードから成る投
票カード10を用いる。投票機20は、投票カード10
の発行時に、センタホスト30に対して、カードIDと
その投票カード10のカード公開鍵とを通知する。投票
時、投票カード10内の投票データ、この投票データを
カード秘密鍵で暗号化した暗号投票データ、及びカード
IDの組をホスト公開鍵で暗号化して暗号送信データを
生成し、これを投票機20を通じてセンタホスト30に
送る。センタホスト30は、暗号送信データをホスト秘
密鍵で復号し、これにより得られたカードIDを検索キ
ーとしてカード公開鍵を索出し、カード公開鍵で暗号投
票データを復号する。そして、復号結果と暗号データと
を照合し、一致すれば、正当な投票データとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば競馬、競
輪、競艇等の公営競技の投票処理(発券/払い戻しのた
めの処理、以下同じ)を、公開鍵方式を用いた暗号通信
方法を用いて自動的且つ電子的に行う電子投票システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】公営競技の投票を電子的に行う従来の電
子投票システムは、紙や磁気媒体から成る投票券を発行
する複数の投票機と、投票券の購入者に対して当選金の
払い戻しを行う払い戻し機と、各投票機及び払い戻し機
に通信回線を介して接続されたセンタホストとを有し、
投票機において予想当選番号等の投票データを記録した
投票券を発行した後、当選した投票券が購入者から持ち
込まれた場合に、その投票券が正規のものかどうかを確
認し、正規の投票券の場合に所定の払い戻し処理を行っ
ている。
【0003】投票券が正規のものかどうかの確認は、以
下のようにして行われる。まず、投票機で投票券の発行
する際に、個々の投票券に投票データと共に当該投票券
を一意に識別するための投票券IDを記録するととも
に、この記録データをセンタホストに通知する。センタ
ホスト側では、オンライン処理やバッチ処理等によっ
て、投票データ及び投票券IDを記録する。競技終了
後、当選金の払い戻しを行うときは、払い戻し機から投
票券に記録された投票データと投票券IDとをセンタホ
ストに送信する。センタホスト側では、この投票データ
と投票券IDと先に通知された記録内容とを照合し、両
者が一致した場合に当該投票券が正規のものと判定し、
当選金の払い戻しを許可するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば公営競技の場
合、投票の最低金額は100円であり、投票券は、競技
毎に破棄されるのが通常なので、個々の投票券の製造コ
ストも1枚10円程度に抑えられている。それ故に従来
の電子投票システムでは、投票券に紙や磁気媒体が用い
られている。しかし、このような投票券では、強固な偽
造/変造対策を施すことは困難であり、しかも、払い戻
しの際に正当な受取人かどうかの認証や、投票データの
改竄の防止を行うこともできない。そのため、このよう
な投票券のセキュリティ性の低さを悪用した犯罪を招く
危険性が従来の電子投票システムには存在していた。
【0005】そこで本発明の課題は、電子投票システム
における、あるいは電子投票システムへの応用に適した
データセキュリティ技術を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、公開鍵方式を用いて投票データのセキュ
リティを確保する暗号通信方法、及びこの暗号通信方法
の実施に適した電子投票システム、及びICカードを提
供する。
【0007】本発明の電子投票システムは、電子データ
の記録領域を有する投票カードを固有データ及び所定の
投票データの記録媒体とするカードシステムと、投票に
関わる所定の処理を行うセンタホストとを備えて構成さ
れる。カードシステムは、個々の投票カードに固有のカ
ードID、カード秘密鍵及び前記センタホストに固有の
ホスト公開鍵を発行した投票カード毎に保持する鍵保持
手段と、前記投票カードのいずれかに記録された投票デ
ータを当該投票カードのカード秘密鍵で暗号化して暗号
投票データを生成するとともに、この暗号投票データ、
暗号前の投票データ、及び前記カードIDの組を前記ホ
スト公開鍵で暗号化して暗号送信データを生成する暗号
化手段と、前記生成された暗号送信データを前記センタ
ホスト宛に送信する手段とを有するものである。投票カ
ードには、好ましくはICカードを用い、これを繰り返
し使用できるようにする。
【0008】一方、前記センタホストには、自己のホス
ト秘密鍵、前記投票カードの発行時に通知された当該投
票カードのカードID、及びカードIDで対応付けられ
た複数のカード公開鍵を読み出し自在に保持するカード
管理手段と、前記カードシステムより受信した前記暗号
送信データを前記ホスト秘密鍵で復号して前記投票デー
タ、暗号投票データ、カードIDを復号する第1手段
と、前記復号したカードIDを検索キーとして前記鍵保
持手段から該当投票カードの公開鍵を取得する第2手段
と、取得したカード公開鍵を用いて前記復号した暗号投
票データを復号し、この復号により得られた投票データ
と前記第1手段で復号された投票データとを照合する第
3手段と、前記照合結果が正当のときに当該投票データ
に関わる投票処理を行うデータ処理手段とを設けてお
く。
【0009】前記第2手段は、好ましくは、前記第1手
段で復号されたカードIDと既に保持されているカード
IDとを照合し、両者が一致するときに当該カードID
を前記検索キーとして使用するように構成する。
【0010】そして、カードシステムとセンタホストと
の間で、以下の過程による暗号通信方法を実行する。 (1)前記カードシステムが、前記投票カードに記録さ
れた投票データを前記カード秘密鍵で暗号化し、これに
より得られた暗号投票データを、暗号化前の投票データ
及び当該投票カードのカードIDと共に前記ホスト公開
鍵で暗号化し、これにより得られた暗号送信データを前
記センタホスト宛てに送信する過程、 (2)前記暗号送信データを受信したセンタホストが、
この暗号送信データを自己のホスト秘密鍵で復号し、こ
れにより得られたカードIDを前記検索キーとして当該
投票カードのカード公開鍵を索出し、索出したカード公
開鍵で前記暗号投票データを復号するとともに、この復
号により得られた投票データと前記暗号化前の投票デー
タとが一致したときに、当該投票データと索出したカー
ド公開鍵との組を以後の通信相手情報として保持する過
程。これにより、カードシステムからセンタホスト宛て
の投票データの改竄を防止することができる。払い戻し
等の後続処理を行う場合は、さらに、以下の過程を実行
する。 (3)前記カードシステムが、前記投票カードに記録さ
れた投票データを前記センタホスト宛に送信する過程、 (4)前記投票データを受信したセンタホストが、この
投票データをもとに既に保持されている通信相手情報を
特定し、特定した通信相手情報に含まれる投票データと
前記受信した投票データとが一致するときに任意の認証
データを生成し、この認証データを保持するとともに前
記カードシステム宛てに送信する過程、 (5)前記認証データを受信したカードシステムが、そ
の認証データを前記カード秘密鍵で暗号化し、これによ
り得られた暗号認証データを前記センタホスト宛に送信
する過程、 (6)前記暗号認証データを受信したセンタホストが、
この暗号認証データを前記通信相手情報に含まれるカー
ド公開鍵で復号し、これにより得られた認証データと前
記保持されている認証データとが一致したときに当該投
票データに基づく投票処理を実行する過程。 これにより、投票カードの正当な所持者への払い戻しが
可能になる。
【0011】なお、より好ましい形態として、前記カー
ドシステムを、投票カードのデータ記録領域のうち少な
くとも前記投票データの記録領域を前記投票処理が終了
する度に初期化するように構成し、また、前記カードシ
ステムまたは前記センタホストに、前記終了した投票処
理の履歴を投票カード毎に保持する投票履歴管理手段を
備えるようにする。
【0012】本発明のICカードは、投票に関わる所定
の処理を行うセンタホストとの間で通信回線を介して相
互通信を行う投票機に読み取られ、繰り返し使用可能な
投票カードとして機能するICカードであって、自カー
ド固有のカードID、カード秘密鍵、及び前記センタホ
ストに固有のホスト公開鍵が記録された鍵領域と、前記
投票機を通じて入力される投票データを一時的に記録す
るためのデータ領域と、前記鍵領域及びデータ領域の記
録データに基づいて暗号化を行い、暗号化結果を前記セ
ンタホスト宛てに出力する暗号化手段とをICチップ内
に備えて構成される。
【0013】前記暗号化手段は、前記データ領域に記録
された投票データを前記カード秘密鍵で暗号化して暗号
投票データを生成するとともに、この暗号投票データ、
暗号化前の投票データ、及びカードIDの組を前記ホス
ト公開鍵で暗号化して暗号送信データを生成する。ま
た、前記センタホストから前記投票機を通じて入力され
た認証データを前記カード秘密鍵で暗号化して暗号認証
データを生成する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明を公営競技
の電子投票に適用した電子投票システムの構成図であ
る。この電子投票システム1は、従来型システムの投票
券として機能するICカード(以下、投票カード)10
と、投票データを書き込んだ投票カード10を発行する
とともに払戻機としての機能を兼ねる複数の投票機20
と、通信回線L及び各投票機20を通じて投票カード1
0との間で暗号通信を行うセンタホスト30とを備えて
構成される。
【0015】投票カード10は、一回限りで使い捨てら
れるものではなく、投票者であるカード所持者によって
繰り返し再利用可能なものである。投票カード10に
は、ICチップ11内に少なくともI/Oポート12、
CPU13、ROM14、RAM15、EEPROM1
6が形成されている。
【0016】CPU12は暗号演算や入出力制御を行う
論理演算プロセッサである。ROM14には、CPU1
2によって読み取られて実行されるプログラムが格納さ
れている。RAM15はCPU12によって使用される
作業領域であり、EEPROM16には、投票データ及
び暗号/復号化処理のために使用されるカード秘密鍵及
びホスト公開鍵が格納されている。
【0017】図2は、CPU12がROM14内のプロ
グラムを読み込んで実行することにより投票カード10
(ICチップ11)内に形成される機能ブロックの構成
と、EEPROM16内のメモリマップを示した図であ
る。本実施形態では、投票カード10に、少なくとも、
主制御部111、EEPROM16内のデータの記録制
御及び再生制御を行うメモリ制御部112、対象となる
データ等の暗号化を行う暗号化処理部113、入力され
た暗号化データの復号化を行う復号化処理部114、投
票データ等の入力とセンタホスト30宛てのデータ出力
を行うデータ入出力部115の機能ブロックを形成す
る。また、EEPROM16内に、自カードを識別する
ためのカードIDを格納するためのID格納領域16
1、競技毎の投票を識別するための投票券番号を格納す
るための投票券番号格納領域162、投票値を格納する
ための投票値格納領域163、カード秘密鍵Kisを格納
するためのKis格納領域164、ホスト公開鍵Kcpを格納
するためのKcp格納領域165を形成している。
【0018】図3は、投票機20の構成図である。この
投票機20は、投票カード10と共にカードシステムを
構成するもので、投票カード10を発行するカード発行
機構21、発行した投票カード10を収容してICチッ
プ11との間でデータ入出力を行うリーダライタ機構2
2、投票データ等を入力するためのデータ入力機構2
3、センタホスト30との相互通信を行う通信機構2
4、センタホスト30による払戻通知を受けて当選金の
支払いを行う払戻機構25を備えて構成される。これら
の機構は、それぞれ公知のものを用いることができる。
【0019】図4は、センタホスト30の構成図であ
る。センタホスト30はコンピュータ装置で実現される
もので、投票機20との間で相互通信を行うための公知
の通信機構(図示省略)と、例えばそのコンピュータ装
置の内部記憶装置内に形成されたデータ格納用メモリ3
1と、当該コンピュータ装置が所定のプログラムを読み
込んで実行することにより形成される、メモリ制御部3
2、データ処理部33、暗号化処理部34、復号化処理
部35、乱数発生部36、データ入出力部37の機能ブ
ロックを備えている。データ格納用メモリ31には、少
なくとも投票カード10のカードIDを格納するための
ID格納領域311、自己のホスト秘密鍵Kcsを格納し
たKcs格納領域312、カード公開鍵Kipを格納するため
のKip格納領域313、後述の投票データT-dataを格納
するためのT-data格納領域314が形成されている。
【0020】メモリ制御部32は、データ処理部33を
通じて入力された個々の投票カード10のカードID、
カード公開鍵Kip、投票データT-dataをデータ格納用メ
モリ31の所定領域へ格納するとともに、これらのデー
タ類及び自己のホスト秘密鍵Kcsをその格納領域から読
み出してデータ処理部33に出力するものである。な
お、カード公開鍵KipとカードIDとを格納する際に
は、カードIDを検索キーとしたカード公開鍵Kipの検
索が可能となるように両者をリンクさせて格納する。こ
のとき、Kip格納領域313でカードIDを直ちに特定
できるようにKip格納領域313を構成した場合、上記
ID格納領域311は必ずしも設けなくとも良い。
【0021】暗号化処理部34は投票カード10宛ての
データ等を公開鍵方式で暗号化するものであり、復号化
処理部35は投票カード10からのデータ類を復号する
ものである。乱数発生部36は、データ処理部33から
の要求に応じて認証データとして使用する乱数をランダ
ムに発生させるものである。データ入出力部37は、通
信機構との間でデータ等の入出力を行うものである。
【0022】次に、上記のように構成される電子投票シ
ステム1の動作を図5〜図7のシーケンスチャートを参
照して説明する。なお、各シーケンスチャートにおい
て、C,T,Hは、それぞれ投票カード10,投票機2
0,センタホスト30での処理ステップを表している。
【0023】まず、投票カード10の発行時の処理手順
を図5に従って説明する。この処理は、投票機20が主
体となって行う。すなわち、投票機20は、カード発行
機構21で投票カード10を発行する際に(T01)、
各投票カード10に、それぞれ固有のカードID、カー
ド秘密鍵Kis、ホスト公開鍵Kcpを付与する(T02)。
投票カード10は、カードIDについてはID格納領域
161へ、カード秘密鍵KisについてはKis格納領域16
2へ、ホスト公開鍵KcpについてはKcp格納領域163へ
それぞれ格納する。これらの鍵の格納は、メモリ制御部
112を通じて行われる。投票機20は、また、発行し
た投票カード10のカードIDと、その投票カード10
のカード公開鍵Kipをセンタホスト30に通知する(T
02)。カードIDとカード公開鍵Kipの通知を受けた
センタホスト30は、カード公開鍵KipについてはKip格
納領域313へ、カードIDはID格納領域311へそ
れぞれ格納する。このとき、メモリ制御部32を通じて
カードIDとカード公開鍵Kipとをリンクさせ、カード
IDを検索キーとして当該投票カード10の公開鍵Kip
を索出できるようにしておく(H01)。
【0024】次に、投票者が投票を行う場合の処理を図
6に従って説明する。投票者は、競技毎の投票データT-
data、すなわち競技を識別するための投票券番号と投票
値である予想当選番号とを投票機20のデータ入力機構
23を通じて入力する(T11)。投票機20は、この
投票データT-dataを投票カード10に転送する(T1
2)。
【0025】投票カード10は、転送されてきた投票デ
ータT-dataのうち、投票券番号についてはEEPROM
16の投票券番号格納領域164へ格納し、予想当選番
号については投票値情報格納領域165へ格納する(C
11)。投票カード10は、また、Kis格納領域162
のカード秘密鍵Kisを用いて投票データT-data(ハッシ
ュ値でもよい)を暗号化し、暗号投票データT-data'を
生成する(C12)。さらに、Kcp格納領域163のホ
スト公開鍵Kcpを用いて投票データT-data、暗号投票デ
ータT-data'、カードIDを暗号化し、暗号送信データE
-dataを生成する(C13)。そして、この暗号送信デ
ータE-dataを投票機20に出力する。投票機20は、こ
の暗号送信データE-dataをセンタホスト30に転送する
(T13)。
【0026】暗号送信データE-dataがセンタホスト30
に到達すると、センタホスト30は、まず、Kcs格納領
域312のホスト秘密鍵Kcsを用い、暗号送信データE-d
ataから投票データT-data、暗号投票データT-data'、カ
ードIDをそれぞれ復号し(H11)、復元されたカー
ドIDを検索キーとして、カード公開鍵Kipを索出する
(H12)。そして、このカード公開鍵Kipを用いて暗
号投票データT-data'を復号し(H13)、これにより
得られた投票データT-dataと先に復号された(H11)
投票データT-dataとの照合を行う(H14)。両者が一
致した場合は(H15:Yes)、投票が正当に行われた
と判定し、その投票データT-dataをT-data格納領域31
4に保存する(H16)。一方、投票データT-dataが不
一致の場合は(H15:No)、投票カード10のデータ
改竄その他の異常な事態が生じたと判定できるので、そ
の投票データT-dataを破棄する(H17)。このように
して正常な投票データT-dataのみを受け付けるようにす
る。
【0027】次に、投票者による払い戻しのときの処理
を図7に従って説明する。投票者は、当選した投票デー
タT-dataを格納した投票カード10を投票機20にセッ
トする(T21)。これを契機に、投票カード10は、
投票データT-dataを読み出し(C12)、これを投票機
20に出力する(C22)。投票機20は、この投票デ
ータT-dataをセンタホスト30へ転送する(T22)。
【0028】センタホスト30は、投票データT-dataを
受信した後、この受信した投票データT-dataをもとに、
投票時においてセンタホスト30のT-data格納領域31
4に格納されている投票データT-dataと、この投票デー
タT-dataに対応するカード公開鍵Kipとを読み出す(H
21)。そして、まず、投票機20からの投票データT-
dataと既に格納されていた投票データT-dataとを照合す
る(H22)。投票データT-dataが一致した場合は(H
23:Yes)、乱数生成部36で発生させた乱数rを投
票カード10側に送信するとともに、図示しないメモリ
手段に保存させておく(H24)。投票機20は、乱数
rを投票カード10に転送する(T23)。乱数rを受
信した投票カード10は、Kis格納領域164のカード
秘密鍵Kisを用いて乱数rを暗号化し、暗号乱数r’を
生成して投票機20に出力する(C23)。投票機20
は、この暗号乱数r’をセンタホスト30へ転送する
(T24)。
【0029】暗号乱数r’を受信したセンタホスト30
は、Kip格納領域313のカード公開鍵Kipを用いて暗号
乱数r'を復号する(H25)。そして、復号された乱
数(暗号乱数r’→乱数r)と保存されている乱数rと
を照合し(H26)、両者が一致した場合は(H27:
Yes)、投票カード10からの払い戻し要求が正当なも
のである、即ち、払い戻しを要求した投票者及び投票カ
ード10が正当であると判定し、払戻処理を実行する
(H28)。このとき、投票値が実際に当選している値
であれば、投票機20にその旨を通知し、投票者に当選
金を支払う。一方、投票データT-dataが不一致の場合
(H23:No)、あるいは乱数rが不一致の場合は(H
27:No)、投票カード10の変造、あるいは通信の過
程でデータ改竄等があったとみることができるので、当
該投票カードについての払戻処理を中断する(H2
9)。
【0030】なお、払戻処理の終了際に、投票カード1
0における投票データT-dataを消去することによって二
重払いを防ぐようにすることも可能である。また、投票
機20、あるいはセンタホスト30に、投票データT-da
taや払戻金額及び払戻日時等を記録しておくための履歴
格納領域とその管理手段とを設け、投票カード毎の投票
データや払戻処理の履歴を管理することも可能である。
【0031】このように、上記の電子投票システム1で
は、通信回線Lを通過する投票データ等に対してカード
秘密鍵Kisで暗号化が行われ、センタホスト30でその
認証が行われるので、強固な偽造/変造対策を施すこと
が容易になり、しかも、払い戻しの際に正当な受取人か
どうかを認証することや、投票データが改竄されたかど
うかを確認することも容易になる。そのため、投票デー
タの悪用が困難となり、健全な投票方式を実現すること
ができる。
【0032】なお、本実施形態では、電子投票システム
1において、投票者が投票を行った後、当選金の払い戻
しを受けることを前提とした処理を説明したが、投票時
における投票者の単なる正当性確認や、投票後に於い
て、投票者が投票カード10を用いてセンタホスト30
に参照系アクセスを行った場合のアクセスの正当性を確
認する場合にも有効な手段となり得るものである。
【0033】また、本発明の電子投票システムは、公営
競技の投票としての用途のみならず、セキュリティ性が
要求される同種の用途、例えば宝くじの発行やその払い
戻しにも同様に適用することが可能である。この場合は
宝くじが投票カードであり、投票データのうち、投票券
番号は宝くじの発行種別(第00回東京都宝くじ)、投
票値は宝くじ番号(00組000000)となる。
【0034】また、本発明の暗号通信方法は、上記電子
投票システム以外にも、電子データの記録領域を有する
投票カードを固有データ及び所定の投票データの記録媒
体とするカードシステムと、投票に関わる所定の処理を
行うセンタホストとの間で公開鍵方式を用いて行う通信
を行う同種の用途に適用できるものである。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、電子投票システムにおける、あるいは電子投
票システムへの応用に適したデータセキュリティ技術を
簡易な手法で実現可能になる、という特有の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を公営競技の電子投票に適用した電子投
票システムの構成図。
【図2】投票カードのICチップ内に形成される機能ブ
ロックの構成とEEPROM内のメモリマップを示した
図。
【図3】本実施形態による投票機の構成図。
【図4】本実施形態によるセンタホストの構成図。
【図5】投票カードの発行時の処理を表すシーケンスチ
ャート。
【図6】暗号通信によって投票者が投票を行う場合のシ
ーケンスチャート。
【図7】暗号通信によって投票者が払戻を行う場合のシ
ーケンスチャート。
【符号の説明】
10 投票カード(ICカード) 11 ICチップ 20 投票機 30 センタホスト 31 データ格納用メモリ 33 データ処理部 36 乱数発生部 112,32 メモリ制御部 113,34 暗号化処理部 114,35 復号化処理部 115,37 データ入出力部 161,311 ID格納領域 162Kis格納領域 163Kcp格納領域 164 投票券番号格納領域 165 投票値格納領域 312Kcs格納領域 313Kip格納領域 314T-DATA格納領域

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子データの記録領域を有する投票カー
    ドを固有データ及び所定の投票データの記録媒体とする
    カードシステムと、投票に関わる所定の処理を行うセン
    タホストとの間で公開鍵方式を用いて行う暗号通信方法
    であって、 前記カードシステムで発行した個々の投票カードに当該
    カード固有のカードID、カード秘密鍵、及び前記セン
    タホストに固有のホスト公開鍵を記録し、一方、前記セ
    ンタホストに、発行された前記投票カードのカードI
    D、ホスト秘密鍵、及び検索キーによって索出可能なカ
    ード公開鍵を記録させる過程と、 前記カードシステムが、 前記投票カードに記録された投票データを前記カード秘
    密鍵で暗号化し、これにより得られた暗号投票データ
    を、暗号化前の投票データ及び当該投票カードのカード
    IDと共に前記ホスト公開鍵で暗号化し、これにより得
    られた暗号送信データを前記センタホスト宛てに送信す
    る過程と、 前記暗号送信データを受信したセンタホストが、 この暗号送信データを自己のホスト秘密鍵で復号し、こ
    れにより得られたカードIDを前記検索キーとして当該
    投票カードのカード公開鍵を索出し、索出したカード公
    開鍵で前記暗号投票データを復号するとともに、この復
    号により得られた投票データと前記暗号化前の投票デー
    タとが一致したときに、当該投票データと索出したカー
    ド公開鍵との組を以後の通信相手情報として保持する過
    程と、を少なくともこの順に実行することを特徴とする
    暗号通信方法。
  2. 【請求項2】 前記カードシステムが、前記投票カード
    に記録された投票データを前記センタホスト宛に送信す
    る過程と、 前記投票データを受信したセンタホストが、この投票デ
    ータをもとに既に保持されている通信相手情報を特定
    し、特定した通信相手情報に含まれる投票データと前記
    受信した投票データとが一致するときに任意の認証デー
    タを生成し、この認証データを保持するとともに前記カ
    ードシステム宛てに送信する過程と、 前記認証データを受信したカードシステムがその認証デ
    ータを前記カード秘密鍵で暗号化し、これにより得られ
    た暗号認証データを前記センタホスト宛に送信する過程
    と、 前記暗号認証データを受信したセンタホストが、この暗
    号認証データを前記通信相手情報に含まれるカード公開
    鍵で復号し、これにより得られた認証データと前記保持
    されている認証データとが一致したときに当該投票デー
    タに基づく投票処理を実行する過程と、をさらに実行す
    ることを特徴とする請求項1記載の暗号通信方法。
  3. 【請求項3】 前記認証データが乱数データであること
    を特徴とする請求項2記載の暗号通信方法。
  4. 【請求項4】 データ記録領域を有する投票カードを固
    有データ及び所定の投票データの記録媒体として用いる
    カードシステムと、投票に関わる所定の処理を行うセン
    タホストとが通信回線を通じて接続され、 前記カードシステムが、 個々の投票カードに固有のカードID、カード秘密鍵及
    び前記センタホストに固有のホスト公開鍵を発行した投
    票カード毎に保持する鍵保持手段と、 前記投票カードのいずれかに記録された投票データを当
    該投票カードのカード秘密鍵で暗号化して暗号投票デー
    タを生成するとともに、この暗号投票データ、暗号前の
    投票データ、及び前記カードIDの組を前記ホスト公開
    鍵で暗号化して暗号送信データを生成する暗号化手段
    と、 前記生成された暗号送信データを前記センタホスト宛に
    送信する手段とを有し、 前記センタホストが、 自己のホスト秘密鍵、前記投票カードの発行時に通知さ
    れた当該投票カードのカードID、及びカードIDで対
    応付けられた複数のカード公開鍵を読み出し自在に保持
    するカード管理手段と、 前記カードシステムより受信した前記暗号送信データを
    前記ホスト秘密鍵で復号して前記投票データ、暗号投票
    データ、カードIDを復号する第1手段と、 前記復号したカードIDを検索キーとして前記鍵保持手
    段から該当投票カードの公開鍵を取得する第2手段と、 取得したカード公開鍵を用いて前記復号した暗号投票デ
    ータを復号し、この復号により得られた投票データと前
    記第1手段で復号された投票データとを照合する第3手
    段と、 前記照合結果が正当のときに当該投票データに関わる投
    票処理を行うデータ処理手段とを有することを特徴とす
    る電子投票システム。 【請求項4】 前記第2手段は、前記第1手段で復号さ
    れたカードIDと既に保持されているカードIDとを照
    合し、両者が一致するときに当該カードIDを前記検索
    キーとするように構成されていることを特徴とする請求
    項3記載の電子投票システム。
  5. 【請求項5】 前記カードシステムは、投票カードのデ
    ータ記録領域のうち少なくとも前記投票データの記録領
    域を前記投票処理が終了する度に初期化するように構成
    されていることを特徴とする請求項3または4記載の電
    子投票システム。
  6. 【請求項6】 前記カードシステムまたは前記センタホ
    ストに、前記終了した投票処理の履歴を投票カード毎に
    保持する投票履歴管理手段をさらに備えたことを特徴と
    する請求項5記載の電子投票システム。
  7. 【請求項7】 前記投票カードが、少なくとも前記暗号
    化手段を具備したICカードであることを特徴とする請
    求項3ないし6のいずれかの項記載の電子投票システ
    ム。
  8. 【請求項8】 投票に関わる所定の処理を行うセンタホ
    ストとの間で通信回線を介して相互通信を行う投票機に
    読み取られ、繰り返し使用可能な投票カードとして機能
    するICカードであって、 自カード固有のカードID、カード秘密鍵、及び前記セ
    ンタホストに固有のホスト公開鍵が記録された鍵領域
    と、 前記投票機を通じて入力される投票データを一時的に記
    録するためのデータ領域と、 前記鍵領域及びデータ領域の記録データに基づいて暗号
    化を行い、暗号化結果を前記センタホスト宛てに出力す
    る暗号化手段とをICチップ内に備え、 前記暗号化手段が、 前記データ領域に記録された投票データを前記カード秘
    密鍵で暗号化して暗号投票データを生成するとともに、
    この暗号投票データ、暗号化前の投票データ、及びカー
    ドIDの組を前記ホスト公開鍵で暗号化して暗号送信デ
    ータを生成するように構成されていることを特徴とする
    ICカード。
  9. 【請求項9】 前記暗号化手段は、前記センタホストか
    ら前記投票機を通じて入力された認証データを前記カー
    ド秘密鍵で暗号化して暗号認証データを生成するように
    構成されていることを特徴とするICカード。
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