JPH11184984A - Icカード装置 - Google Patents

Icカード装置

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JPH11184984A
JPH11184984A JP9355689A JP35568997A JPH11184984A JP H11184984 A JPH11184984 A JP H11184984A JP 9355689 A JP9355689 A JP 9355689A JP 35568997 A JP35568997 A JP 35568997A JP H11184984 A JPH11184984 A JP H11184984A
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JP
Japan
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card
card insertion
terminal
insertion slot
communication
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JP9355689A
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Makoto Oogiku
誠 大菊
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はICカードの外部端子に接続されて
通信を行うコンタクトを削減することを課題とするもの
である。 【解決手段】 装置11の筐体12の内部には、第1の
カード挿通路35と、第2のカード挿通路36とが設け
られている。この第1のカード挿通路35及び第2のカ
ード挿通路36の両側には、ICカード15の両側の挿
入位置を規制するガイド部37〜40が設けられてい
る。そして、第1のカード挿通路35と第2のカード挿
通路36とがオーバラップする中間位置の通路底面に
は、ICカード15の外部端子32に接触して通信を行
うためのコンタクト(通信用端子)41が埋設されてい
る。このコンタクト41は、2方向から挿入されたIC
カード15に対し共用することができる。よって、コン
タクト41が削減されてコストダウンを図ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はICカードのメモリ
に記憶されたデータを読み取り、あるいはICカードの
メモリにデータを記憶させるICカード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】個人のデータが記憶されるメモリ(EE
PROM)及びデータの読み取り・書き込みの制御を行
う1チップマイコンが内蔵されたICカードを各人に配
付して個人データを管理する管理システムの開発が進め
られている。例えば、各事業所毎にICカードの読み取
り・書き込みの各処理を行うICカード装置を設置する
ことにより、複数の事業所における出入りの入退場時
間、日付等の利用者個人の時系列データをICカードに
記憶させることができるので、各人がICカードを携帯
し、各事業所に設置されたICカード装置にICカード
を挿入するだけで、各個人の入場日時(出勤日時)、退
場日時(退社日時)、出勤日数等のデータを管理するこ
とができる。
【0003】そして、ICカード装置では、ICカード
が挿入されると、ICカードの表面に設けられた端子を
介して所定の動作クロック、電源を供給すると共に、デ
ータの読み取りあるいは書き込みを行う。そのため、利
用者個人は常にICカードを携帯し、出勤時にはICカ
ードをICカード装置のカード挿入口に挿入してICカ
ードのメモリに入場日時を記憶させ、退社時にはICカ
ードのメモリに退場日時を記憶させる。
【0004】また、ICカード装置において、カード挿
入口を1つとした場合、1つのカード挿入口で処理方法
(ICカードに記憶させるデータが入場日時又は退場日
時)を区別するには、ICカードに記憶させるデータ内
容を時間帯によって切り替えるための切り替えスイッチ
等が必須となる。しかしながら、切り替えスイッチを有
する構成のICカード装置では、切り替えスイッチの誤
操作により間違ったデータをICカード3に記憶させて
しまうおそれがあった。
【0005】そのため、従来のICカード装置では、入
場用のカード挿入口と、退場用のカード挿入口とを別個
に設けることにより、上記のような問題を解消してい
る。図13は従来のICカード装置の一例を示す斜視図
である。図13に示されるように、ICカード装置(以
下「装置」と称す)1は、前面1aの中央には、液晶デ
ィスプレイ等よりなる表示器2が配設され、表示器2の
左右両側にはICカード3を挿入するためのカード挿入
口4,5が設けられている。
【0006】また、カード挿入口4,5の内部には、夫
々挿入されたICカード3の端子に接触して通信を行う
ためのコンタクト(通信用端子)が取り付けられてい
る。また、装置1においては、例えば左側のカード挿入
口4は入場日時を記憶させるための入場用として使用
し、右側のカード挿入口5は退場日時を記憶させるため
の退場用として使用することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ICカード装置では、各カード挿入口4,5の夫々にI
Cカード3の端子と通信を行うためのコンタクトが設け
られており、且つその配置が決められている。そのた
め、各カード挿入口4,5で処理方法を区別するために
は、カード挿入口4,5と同数のコンタクトが必要とな
る。
【0008】よって、従来のICカード装置では、カー
ド挿入口数に対応した数のコンタクトが必要であり、コ
ストダウンを図ることが難しかった。そこで、本発明は
上記問題を解決したICカード装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。上記請求項1
記載の発明は、筐体にICカードが挿入されるカード挿
入口を有し、該カード挿入口に挿入されたICカードに
対してデータの読み取り、又は記憶を行うICカード装
置において、前記筐体に開口する第1のカード挿入口
と、前記筐体に開口する第2のカード挿入口と、前記筐
体の内部に前記第1のカード挿入口と前記第2のカード
挿入口とを連通する通路と、前記第1のカード挿入口か
ら挿入されるICカードの端子に対向すると共に、前記
第2のカード挿入口から挿入されるICカードの端子に
対向する位置に設けられ、前記通路内に挿入された前記
ICカードの端子と接触して通信を行う単一の通信用端
子と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0010】従って、請求項1記載の発明によれば、I
Cカードの端子と接触して通信を行う通信用端子が第1
のカード挿入口から挿入されるICカードの端子に対向
すると共に、第2のカード挿入口から挿入されるICカ
ードの端子に対向する位置に設けられているので、2つ
カード挿入口から挿入されるICカードに対し1つの通
信用端子で通信可能となり、その分コストダウンを図る
ことができる。
【0011】また、上記請求項2記載の発明は、前記請
求項1記載のICカード装置であって、前記通信用端子
に接続されたICカードの挿入方向を判別する判別手段
を備えてなることを特徴とするものである。従って、請
求項2記載の発明によれば、通信用端子に接続されたI
Cカードの挿入方向を判別する判別手段を有するため、
ICカードが第1のカード挿入口又は第2のカード挿入
口のどちらから挿入されても挿入方向を判別することに
より記録すべきデータを正確に記憶させることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の一実施
例について説明する。図1及び図2は本発明になるIC
カード装置の一実施例の斜視図である。図1及び図2に
示されるように、ICカード装置(以下「装置」と称
す)11は、箱状の筐体12の上面12aに第1のカー
ド挿入口13が設けられ、筐体12の下面12bに第2
のカード挿入口14が設けられている。また、装置11
は筐体12内に制御基板を有し、第1のカード挿入口1
3又は第2のカード挿入口14に挿入されたICカード
15との通信を行う。また、筐体12の前面12cに
は、使用者にメッセージを通知する表示器17、操作用
キーボード18等が配設されている。また、装置11で
は、第1のカード挿入口13と第2のカード挿入口14
とが180°の位置に設けられているので、例えば第1
のカード挿入口13を入場用とし、第2のカード挿入口
14を退場用とすることができる。
【0013】図3はICカード装置の構成を説明するた
めのブロック図である。図3に示されるように、装置1
1の筐体12の内部には、制御回路21、電源22、S
RAM23、EEPROM(Electrically Erasabie Pr
ogrammable Read Only Memory )24、表示駆動部2
5、リセット制御部26、電源制御部27、第1の通信
制御部28、第2の通信制御部29、クロック制御部3
0、発振子31等が収納されている。
【0014】制御回路21は装置全体の制御を行うデバ
イスであり、1チップマイコン等よりなる。上記電源2
2は装置11内の各デバイスに電源を供給すると共に、
カード挿入口13,14に挿入されたICカード15に
電源を供給する。また、SRAM23はスタティック形
メモリであり、制御回路21が制御を行う際に一時的に
データが記憶される。
【0015】また、EEPROM24は、電気的に書き
込みが行える不揮発性メモリであり、制御回路21が制
御を行うための制御プログラムや各データ等が記憶され
ている。この制御プログラムには、後述するように第1
のカード挿入口13又は第2のカード挿入口14に挿入
されたICカード15の挿入方向に応じてICカード1
5に設けられた外部端子の各端子C1〜C8との接続チ
ャンネルを切り替える制御プログラムが格納されてい
る。
【0016】表示駆動部25は、表示器17にメッセー
ジを表示させると共に、制御回路21からの表示データ
の受け渡しエリアとしても使用される。また、リセット
制御部26はICカード15に対してリセットパルスを
入力する制御部であり、ICカード15はリセットパル
スが入力されると動作を開始する。さらに電源制御部2
7は、ICカード15への電源供給を制御しており、I
Cカード15と通信中には電源を遮断せず、ICカード
15がイジェクトされる際に確実に電源を遮断するよう
に制御する。
【0017】また、第1の通信制御部28は、制御回路
21の送信ポート21a,受信ポート21bと接続され
ている。そのため、第1の通信制御部28は、制御回路
21からの指令により第1のカード挿入口13から挿入
されたICカード15との通信を行っており、例えば日
付、入場時間あるいは退場時間等の時系列データを送受
信する。本実施例においては、この第1の通信制御部2
8から入場時間のデータを送信してICカード15に今
回の入場時間を記憶させる。
【0018】また、第2の通信制御部29は、制御回路
21の送信ポート21c,受信ポート21dと接続され
ている。そのため、第2の通信制御部29は、制御回路
21からの指令により第2のカード挿入口14から挿入
されたICカード15との通信を行っており、例えば日
付、入場時間あるいは退場時間等の時系列データを送受
信する。本実施例においては、この第2の通信制御部2
9から退場時間のデータを送信してICカード15に今
回の退場時間を記憶させる。
【0019】また、ICカード15の端子は送受信兼用
であるので、通信制御部28,29により送信又は受信
に切り換えられる。そのため、制御回路21から送/受
信切換信号aが出力されると、通信制御部28,29は
ICカード15に対する通信モードを送信又は受信に切
り換える。従って、通信制御部28,29は、送/受信
切換信号aの供給によりICカード15への送信データ
bを送信し、あるいはICカード15からの受信データ
bを受信してICカード15に対するデータの読み取り
・書き込みを行う。
【0020】また、クロック制御部30は制御回路21
からの制御信号により、発振子31から出力されるクロ
ックパルスを制御している。尚、発振子31は、例えば
水晶振動子よりなり、一定の周波数(本実施例では、
3.5795MHz)のクロックパルスを出力するように
形成されている。ここで、ICカード15の形状及び構
成について説明する。
【0021】図4はICカード15の形状を説明するた
めの平面図である。図4に示されるように、ICカード
15は、その表面に外部端子32が設けられている。I
Cカード15は外形の各寸法La,Lb及び外部端子3
2の位置を規定する縁部からの寸法Lc〜Lh及び厚さ
がJIS規格(JIS−X6303)により規定されて
いる。
【0022】本実施例では、La=54.03mm,L
b=85.72mm,Lc=10.25mm,Ld=1
9.87mm,Le=19.23mm,Lf=28.5
5mm,Lg=9.62mm,Lh=9.22mm,L
i=25.48mmである。また、外部端子32は、中
心がICカード15の長手方向と直交する方向に寸法L
j=Li−Le=6.25mmだけ側方にずれている。
【0023】また、外部端子32は、微小な四角形状と
された8個の端子C1〜C8が2列に配されてなる。こ
の端子C1〜C8は、夫々用途及び配置がJIS規格に
より決められている。図5はICカード15の構成を示
すブロック図である。図5に示されるように、ICカー
ド15は、内部に1チップマイコンよりなるCPU33
と、EEPROM34とを有する。EEPROM34に
は、当該ICカード15の利用者のID番号が記憶され
ていると共に、装置1から送信された入退場日時(入退
場日付、入場時間又は退場時間等)が記憶される。
【0024】また、ICカード15の表面に設けられた
外部端子32には、電源端子(Vcc)C1、リセット端
子(RST)C2、クロック端子(CLK)C3、未使
用端子(RFU)C4、アース端子(GND)C5、電
源端子(Vpp)C6、I/Oインタフェース(I/O)
C7、未使用端子(RFU)C8が所定の配列で配設さ
れている。
【0025】上記構成とされたICカード15がカード
挿入口13,14の一方に挿入されると、電源端子(V
cc)C1が電源制御部27に接続されてCPU33に電
源供給すると共に、リセット端子(RST)C2がリセ
ット制御部26に接続される。これと同時に、クロック
端子(CLK)C3はクロック制御部30に接続されて
クロックパルスが入力され、I/Oインタフェース(I
/O)C7は通信制御部28,29に接続されて制御回
路21から出力された日付、入場時間あるいは退場時間
等の送信データが入力される。そのため、通信制御部2
8,29から送信された送信データは、I/Oインタフ
ェース(I/O)C7を介してCPU33に供給されて
EEPROM34に記憶される。
【0026】図6はカード挿入方向の違いによるICカ
ード15側の端子C1〜C8と装置11側の端子C1〜
C8との相違について示す図である。図6に示されるよ
うに、装置11側の各端子C1〜C8は、ICカード1
5が第1のカード挿入口13から挿入された場合と、第
2のカード挿入口14から挿入された場合とでは、IC
カード15側の各端子C1〜C8の位置が180°逆向
きとなる。
【0027】図7は筐体内部を示す横断面図である。図
7に示されるように、装置11の筐体12の内部には、
第1のカード挿入口13に連通された第1のカード挿通
路35と、第2のカード挿入口14に連通された第2の
カード挿通路36とが設けられている。この第1のカー
ド挿通路35及び第2のカード挿通路36の両側には、
ICカード15の両側の挿入位置を規制するガイド部3
7〜40が設けられている。そして、第1のカード挿通
路35と第2のカード挿通路36とがオーバラップする
中間位置の通路底面には、ICカード15の外部端子3
2に接触して通信を行うためのコンタクト(通信用端
子)41が埋設されている。このコンタクト41は、I
Cカード15の外部端子32に対応する各端子C1〜C
8を有する。
【0028】なお、ICカード15の外部端子32は挿
入方向に対して直交する側方にずれた位置に設けられて
いるので、その分第1のカード挿通路35と第2のカー
ド挿通路36とは、互いに側方にずらして設けられてい
る。すなわち、外部端子32は中心線に対して寸法Lj
(=6.25mm)だけ側方にずれているため、ガイド
部37と39との間及びガイド部38と40との間に
は、寸法Lj(=6.25mm)の幅で側方にずらして
ある。
【0029】これにより、第1のカード挿通路35に挿
入されたICカード15の外部端子32と第2のカード
挿通路36に挿入されたICカード15の外部端子32
との位置が一致するため、コンタクト41を両方向から
挿入されたICカード15で共用することができる。よ
って、1つのコンタクト41で第1のカード挿通路35
に挿入されたICカード15及び第2のカード挿通路3
6に挿入されたICカード15のどちらでも通信するこ
とができる。
【0030】また、ガイド部37と39との間には、第
1のカード挿通路35に挿入されたICカード15の停
止位置を規制するストッパ部42が設けられている。ま
た、ガイド部38と40との間には、第2のカード挿通
路36に挿入されたICカード15の停止位置を規制す
るストッパ部43が設けられている。図8は第1のカー
ド挿入口13及び第2のカード挿入口14からICカー
ド15が挿入された状態を示す横断面図である。
【0031】図8に示されるように、第1のカード挿入
口13から挿入されたICカード15は、両側がガイド
部37,38に沿って挿入されると、ストッパ部42に
当接して挿入位置が位置決めされる。これで、第1のカ
ード挿通路35に挿入されたICカード15の外部端子
32がコンタクト41に導通される位置に位置決めされ
て通信可能となる。
【0032】また、第2のカード挿入口14から挿入さ
れたICカード15は、両側がガイド部39,40に沿
って挿入されると、ストッパ部43に当接して挿入位置
が位置決めされる。これで、第2のカード挿通路36に
挿入されたICカード15の外部端子32がコンタクト
41に導通される位置に位置決めされて通信可能とな
る。そのため、2方向から挿入されたICカード15の
夫々を1個のコンタクト41で情報の読み取り、書き込
みができるので、製造コストを安価にすることができ
る。
【0033】図9はICカード装置の縦断面図である。
図9に示されるように、ICカード15が挿入される第
1のカード挿通路35の天井には、発光素子50が配設
されている。また、第1のカード挿通路35の底面に
は、発光素子50に対向する位置に受光素子51が配設
されている。そのため、第1のカード挿通路35にIC
カード15が挿入されていないときは、発光素子50か
らの光が受光素子51で受光される。そして、第1のカ
ード挿通路35にICカード15が挿入されたときは、
発光素子50からの光が遮断されて受光素子51の出力
が低下する。よって、受光素子51からの出力レベルを
監視することにより、ICカード15の有無を判別する
ことができる。
【0034】そのため、制御回路21は、第1のカード
挿入口13からICカード15が挿入された外部端子3
2がコンタクト41に接続された場合は、受光素子51
の出力低下により第1のカード挿通路35にICカード
15が挿入されたものと判断する。また、制御回路21
は、第2のカード挿入口14からICカード15が挿入
された外部端子32がコンタクト41に接続された場合
は、受光素子51の出力がHレベルに保持されているの
で、第2のカード挿通路36にICカード15が挿入さ
れたものと判断する。
【0035】次に上記発光素子50及び受光素子51を
用いたカード挿入方向の判別方法の変形例について説明
する。本変形例において、制御回路21は、受光素子5
1からの出力レベルが所定レベル(閾値)以下かあるい
は所定レベル(閾値)以上であるかを判別することによ
り切り替えスイッチ49を切り替える。そのため、IC
カード15が第1のカード挿入口13又は第2のカード
挿入口14のどちらから挿入されても挿入方向が正確に
判別され、挿入方向に拘わらずICカード15に記録す
べきデータを正確に記憶させることができる。
【0036】また、第1のカード挿入口13及び第2の
カード挿入口14に同時にICカード15が挿入された
場合には、コンタクト41からの受信信号と受光素子5
1の出力レベルの変化によりどちらのICカード15が
先に挿入されたかを判別することができる。ここで、第
1のカード挿入口13から挿入されたICカード15と
第2のカード挿入口14から挿入されたICカード15
とは、図6に示されるように、外部端子32の各端子C
1〜C8の配列が逆向きとなるため、装置11ではIC
カード15の挿入方向によって端子機能を切り替える必
要がある。
【0037】特にICカード15の挿入方向の差によっ
て問題となるのは、リセット端子(RST)C2とI/
Oインタフェース(I/O)C7の位置である。ところ
で、コンタクト41の端子C1,C8にはVccもしくは
RFU(Reserved for Future Use =将来拡張用、現在
未使用)となっていることから、Vccを接続しておくこ
とが可能である。同様に端子C3,C6にはCLKを、
C4,C5にはGNDを接続する。
【0038】ここで端子C2,C7に関しては、次のよ
うに接続する。図10はカード挿入方向を判別してコン
タクト41の端子機能の切り替えを行う回路構成を示す
図である。図10に示されるように、本実施例の制御回
路21は、2チャンネルの送受信ポートを有しているこ
とから、送信ポート21a、受信ポート21bを端子C
2へ接続する。また、送信ポート21c,受信ポート2
1dをC7へ接続する。そして、送信ポート21a及び
送信ポート21cは、バッファ46,47を介して端子
C2,C7と接続する。
【0039】そして、第1のカード挿入口13からIC
カード15が挿入された場合には、送信ポート21a,
受信ポート21bをI/O端子として利用する。このと
き、送信ポート21c、受信ポート21dは、RST端
子として機能させなくてはならないが、RSTをHlG
Hにするには送信ポートを“スペース”(ビットの1)
に固定する。逆に、RSTをLOWにするには“マー
ク”(ビットの0)に固定することで実現できる。
【0040】また、第2のカード挿入口14からICカ
ード15が挿入された場合には、各端子の機能を逆転さ
せればよい。尚、ICカード15では送受信ポートが共
有されているので、ICカード15へ送信する信号もI
Cカード15から受信する信号も端子C2,C7を介し
て送受信される。そのため、バッファ46,47は、制
御回路21がICカード15からの信号を受信する場合
に、送信ポート21a,21cに信号を到達させないた
めのバッファ回路である。
【0041】このように、コンタクト41と制御回路2
1との間には、2チャンネルの通信回線が設けられてい
る場合、コンタクト41で送受信される信号に基づいて
ICカード15が第1のカード挿入口13又は第2のカ
ード挿入口14のどちらから挿入されても挿入方向が正
確に判別され、挿入方向に拘わらずICカード15に記
録すべきデータを正確に記憶させることができる。
【0042】図11は送受信ポートを1チャンネルしか
持たない変形例の構成を示すブロック図である。尚、図
11については、第8図の送信ポート21c,受信ポー
ト21bが省略されただけなので説明は省略する。ま
た、図12は図11に示す装置に対応して設けられた切
替え回路の回路図である。
【0043】図12に示されるように、制御回路21が
送受信ポートを1チャンネルしか持たない構成の場合、
切替え回路48には切り替えスイッチ49が設けられて
いる。また、切り替えスイッチ49は、ICカード15
の挿入方向に応じて端子C2,C7への接続端子を切り
替える。この切り替えスイッチ49の接点49aを切り
替えるためには、制御回路21の出力ポート21fを利
用する。
【0044】例えば出力ポート21fをHIGHにする
と切り替えスイッチ49の接点49aは端子Aに接続さ
れ、出力ポート21fをLOWにすると切り替えスイッ
チ49の接点49aは端子Bに接続される。以上のよう
に端子機能の切り替えは、切り替えスイッチ49により
行う。尚、上記実施例では、装置の上下面に第1のカー
ド挿入口13及び第2のカード挿入口14が設けられた
構成を一例として挙げたが、これに限らず、例えば筐体
の左右方向にカード挿入口を設ける構成としても良い
し、あるいは筐体の同一面に第1のカード挿入口13及
び第2のカード挿入口14を設けることも可能である。
【0045】また、上記実施例では、ICカードに入場
日時又は退場日時を記憶させるものとして説明したが、
此れ以外の個人情報をICカードに記憶させる場合にも
適用できるのは勿論である。さらに、本実施例において
は、カード挿入口13,14へのICカード15の挿入
を検出するために発光素子と受光素子とを用いたが、こ
れに限ることなく、超音波発信・受信素子やリミットス
イッチ等の一般的に用いられている挿入検出素子等を用
いても良い。
【0046】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、ICカードの端子と接触して通信を行う通信用端子
が第1のカード挿入口から挿入されるICカードの端子
に対向すると共に、第2のカード挿入口から挿入される
ICカードの端子に対向する位置に設けられているの
で、2方向から挿入されるICカードで1つの通信用端
子を共用することができる。よって、2つカード挿入口
から挿入されるICカードに対し1つの通信用端子で通
信可能となり、その分コストダウンを図ることができ
る。
【0047】また、請求項2記載の発明によれば、通信
用端子に接続されたICカードの挿入方向を判別する判
別手段を有するため、ICカードが第1のカード挿入口
又は第2のカード挿入口のどちらから挿入されても挿入
方向を判別することにより記録すべきデータを正確に記
憶させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるICカード装置の一実施例を上方
からみた斜視図である。
【図2】本発明になるICカード装置の一実施例を下方
からみた斜視図である。
【図3】ICカード装置の構成を説明するためのブロッ
ク図である。
【図4】ICカードの形状を説明するための平面図であ
る。
【図5】ICカードの構成を示すブロックである。
【図6】カード挿入方向の違いによるICカード側の端
子C1〜C8と装置側の端子C1〜C8との相違につい
て示す図である。
【図7】筐体内部を示す横断面図である。
【図8】第1のカード挿入口及び第2のカード挿入口か
らICカードが挿入された状態を示す横断面図である。
【図9】ICカード装置の縦断面図である。
【図10】カード挿入方向を判別してコンタクトの端子
機能の切り替えを行う回路構成を示す図である。
【図11】送受信ポートを1チャンネルしか持たない変
形例の構成を示すブロック図である。
【図12】図10に示す装置に対応して設けられた切替
え回路の回路図である。
【図13】従来のICカード装置の一例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
11 ICカード装置 12 筐体 13 第1のカード挿入口 14 第2のカード挿入口 15 ICカード 21 制御回路 23 SRAM 24 EEPROM 25 表示駆動部 26 リセット制御部 27 電源制御部 28 第1の通信制御部 29 第2の通信制御部 30 クロック制御部 32 外部端子 33 CPU 34 EEPROM 35 第1のカード挿通路 36 第2のカード挿通路 37〜40 ガイド部 41 コンタクト 42,43 ストッパ部 45,48 切替え回路 49 切り替えスイッチ 50 発光素子 51 受光素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体にICカードが挿入されるカード挿
    入口を有し、該カード挿入口に挿入されたICカードに
    対してデータの読み取り、又は記憶を行うICカード装
    置において、 前記筐体に開口する第1のカード挿入口と、 前記筐体に開口する第2のカード挿入口と、 前記筐体の内部に前記第1のカード挿入口と前記第2の
    カード挿入口とを連通する通路と、 前記第1のカード挿入口から挿入されるICカードの端
    子に対向すると共に、前記第2のカード挿入口から挿入
    されるICカードの端子に対向する位置に設けられ、前
    記通路内に挿入された前記ICカードの端子と接触して
    通信を行う単一の通信用端子と、 を備えてなることを特徴とするICカード装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載のICカード装置であ
    って、 前記通信用端子に接続されたICカードの挿入方向を判
    別する判別手段を備えてなることを特徴とするICカー
    ド装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001291067A (ja) * 2000-04-04 2001-10-19 Funai Electric Co Ltd メモリカードの挿脱装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001291067A (ja) * 2000-04-04 2001-10-19 Funai Electric Co Ltd メモリカードの挿脱装置
JP4491901B2 (ja) * 2000-04-04 2010-06-30 船井電機株式会社 メモリカードの挿脱装置

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