JPH11184873A - 知識応用型マッチング方法及び装置及び知識応用型マッチングプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

知識応用型マッチング方法及び装置及び知識応用型マッチングプログラムを格納した記憶媒体

Info

Publication number
JPH11184873A
JPH11184873A JP9351636A JP35163697A JPH11184873A JP H11184873 A JPH11184873 A JP H11184873A JP 9351636 A JP9351636 A JP 9351636A JP 35163697 A JP35163697 A JP 35163697A JP H11184873 A JPH11184873 A JP H11184873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
message
matching
service
search
attribute
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9351636A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Tazoe
清 田添
Eiji Takeishi
英二 武石
Shoichi Nakagawa
正一 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP9351636A priority Critical patent/JPH11184873A/ja
Publication of JPH11184873A publication Critical patent/JPH11184873A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上に分散配置されたコンピュー
タ間で、相手のコンピュータを特定せず、必要となった
サービスの宣言あるいは、提供しているサービスの宣言
をネットワークに送れば、サービスを求めているコンピ
ュータには対応するサービスを提供しているコンピュー
タが分かり、サービスを提供しているコンピュータはサ
ービスを必要としているコンピュータを知ることができ
る環境構築に必要な通信内容を仲介することが可能な知
識応用型マッチング方法及び装置及び知識応用型マッチ
ングプログラムを格納した記憶媒体を提供する。 【解決手段】 本発明は、上位概念、下位概念によって
マッチングを行い、属性の上位、下位マッチングにより
マッチする可能性がない場合、予め登録しておいた検索
条件に対応する知識をルール化した検索条件を適用する
ことで、マッチングの制約条件を緩和して、マッチング
を行い、その結果を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、知識応用型マッチ
ング方法及び装置及び知識応用型マッチングプログラム
を格納した記憶媒体に係り、特に、不特定多数のコンピ
ュータ間のメッセージを仲介し、サービスを提供しよう
としている人には、サービスを利用しようとする人を、
サービスを利用しようとする人には、サービスを提供し
ようとする人を相互に紹介するようなメッセージ交換シ
ステムにおける知識応用型マッチング方法及び装置及び
知識応用型マッチングプログラムを格納した記憶媒体に
関する。
【0002】詳しくは、ネットワーク上に接続されたコ
ンピュータが、相手コンピュータを特定せず、サービス
利用メッセージあるいは、サービス提供メッセージをネ
ットワークに送り、要求を満たすネットワーク上のコン
ピュータの情報を取得するメッセージ仲介装置に搭載さ
れるマッチングを行うための知識応用型マッチング方法
及び装置及び知識応用型マッチングプログラムを格納し
た記憶媒体に関する。
【0003】
【従来の技術】従来の情報マッチングの手法としては、
特願平8−285363号、特願平9−206993
号、特願平9−119566号等に開示されている。以
下に簡単に従来の方法について説明する。コンピュータ
・ネットワークの利用拡大に伴い、ネットワーク上で提
供されるサービスが増加すると共に、多用化が進んでい
る。特に、不特定多数を対象としたサービスの重要性が
増し、利用者は必要サービスをいかに簡単に見つけるこ
とができるか、サービス提供者はサービス利用者にいか
に知らせるかという2つの問題が起きている。この対策
として、ネットワーク外のメディア利用とネットワーク
を利用するものがある。
【0004】ネットワークを利用するものは、サービス
提供者がサービスに関する情報をネットワーク上で公開
し、利用者がそれを参照する形態が取られている。公開
情報の取得には、情報検索、情報フィルタリング、ブラ
ウジング等の方法がある。情報検索の例としては、キー
ワードやメニューで検索して、所望の情報あるいは、そ
れを含むものを見つけ出すものとして、“Archie“や
“Gopher”が有名である。さらに、文書内のデータも検
索できるシステムとして、“WAIS”等もある。
【0005】情報フィルタリングは、情報の抽出、分類
といった技術を必要とし、抽出の例としては、電子ニュ
ースのダイジェスト自動作成などがあり、分類の例とし
ては、“Scatter/Gather”等がある。
【0006】
【図10】は、従来のマッチングシステムの構成を示
す。同図に示すマッチングシステムは、利用者の要求を
格納する要求ファイル11、利用者の能力を格納する能
力ファイル12、検索を高速化するためのインデックス
ファイルであるマッチングデータファイル13、マッチ
ングデータファイル13を検索する検索プログラム1
4、要求または、能力メッセージを表示するための掲示
プログラム15及び検索プログラム14により検索され
た検索結果16から構成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
公開情報を取得するための情報検索方法は、自由に造ら
れたファイルのタイトル名や、ディレクトリ名から所望
の情報を含むものを見つけ出す方法であるため、満足で
きる結果を得ることは難しい。また、従来の情報フィル
タリングにおける抽出方法では、予め求められた方法に
よる対処に限定される。ブラウジングは検索とはことな
り、漠然とした目標の場合に有効であるが、人間が選択
を行うので大量の情報に対処したいという目的には不適
当である。ブラウジングを支援する例として、利用者の
好みを学習してブラウジングをリードする例として、
“Web Wacher”があるが、検索は一方向であり、サービ
ス提供者が自サービスを求めている利用者を見つけるこ
とはできない。
【0008】次に、利用者及び提供者がそれぞれの利用
要求情報と提供サービス情報をマッチングさせることを
考えた場合、情報の表現方法が問題となる。情報の表現
方法としては、キーワード、あるいは、サービス体系の
コード化等の方法がある。キーワード利用の場合は、一
つのサービス内容に関して観点の違いや類義語の存在等
により、多様なキーワードが用いられマッチングが難し
い。また、詳細を指定できないという問題もある。
【0009】サービス体系をコード化する方法では、多
様化しているサービスを一つの体系に纏めることが非常
に難しいことと、今後出現するサービスを網羅したもの
とすることは、本質的に不可能という問題がある。要す
るに、現状では不特定多数を対象としたコンピュータネ
ットワークを介したサービスの提供・利用を効率的に行
うことが技術的に難しく、利用者にサービス利用の負荷
がかかっており、サービス利用者と提供者が相互に意思
疎通が簡単に図れるような機構と技術が切実に求められ
ている。また、一回の検索条件を指定しただけで自分の
欲する情報の取得が困難であるという問題もある。
【0010】これらに鑑み、実世界で利用あるいは、提
供されているサービスが非常に多様であることから、コ
ンピュータ間でやりとりされる要求やサービス内容のメ
ッセージ表現は、今後、現れるであろうサービスを含め
て様々なバリエーションを網羅的に表現でき、かつ一意
に解釈できるものでなければならない。この相反する要
求に応えられる表現形式を作成する装置が望まれてい
る。
【0011】また、利用者要求及びサービス内容を明確
に表現することができたとしても、相対する要求とサー
ビス内容が意味的に一致するかどうかの判断は単なる表
現形式のマッチングではなく、意味を考慮して適正な数
のマッチング結果が得られるようなマッチング装置を実
現しなければならない。また、要求が正しく表現されて
いたとしても、完全に要求のマッチングする情報のみな
らず、それに近い条件の情報も近似情報として利用者に
知らせることも利用者の選択範囲を拡げるという意味で
有効であるので、近似情報をいかに利用者に適用させる
かということも考慮しなければならない。
【0012】用語の規定語への変換や意味を含めたマッ
チングを効果的に行うためには、上位語、下位語といっ
た階層関係だけでなく、用語の属性まで解釈して同意
語、関連語等を導出できる用語変換装置が必要である。
また、上位語、下位語といった階層関係のみならず、関
連する検索条件を検索条件に付加することで、検索の範
囲を拡げ、利用者が特定した検索条件がなかった場合、
関連する検索条件による検索条件を付与することで、幅
広い情報を利用者に与えることが必要である。また、検
索ルールを情報仲介者の知識から抽出することにより、
柔軟なマッチングを行う必要もある。
【0013】従来のメッセージ仲介方式では、検索すべ
き項目は、情報利用者または、情報提供者による条件で
のみ検索を行っている。しかし、この情報検索方法で
は、利用者が自分の要求する情報を自分である程度ブレ
ークダウンして記述する必要がある。また、サービス利
用者または、サービス提供者が条件を直接入力すること
で、情報仲介者の知識を入力する余地がなく、情報を仲
介する人物の知識を十分に活用することが困難である。
【0014】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、ネットワーク上に分散配置されたコンピュータ間
で、相手のコンピュータを特定せず、必要となったサー
ビスの宣言あるいは、提供しているサービスの宣言をネ
ットワークに送れば、サービスを求めているコンピュー
タには対応するサービスを提供しているコンピュータが
分かり、サービスを提供しているコンピュータはサービ
スを必要としているコンピュータを知ることができる環
境構築に必要な通信内容を仲介することが可能な知識応
用型マッチング方法及び装置及び知識応用型マッチング
プログラムを格納した記憶媒体を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
説明するための図である。本発明は、不特定多数のコン
ピュータ間で相互に他のコンピュータのサービスを利用
するコンピュータ・ネットワークにおける知識応用型マ
ッチング方法において、サービス提供とサービス利用に
関するメッセージを規定用語を用いた規定形式の表現、
即ち、定式化メッセージを作成して格納しておき(ステ
ップ1)、定式化されたサービス提供メッセージとサー
ビス利用メッセージのマッチングを行う際に、該メッセ
ージの用語の意味を満たす特定用語と属性の集合に変換
し(ステップ2)、変換により得られた属性値について
概念辞書を用いて、意味に着目した用語変換を行い(ス
テップ3)、概念辞書における上位概念、下位概念によ
ってマッチングを行い(ステップ4)、属性の上位、下
位マッチングによりマッチする可能性がない場合(ステ
ップ5)、予め登録しておいた検索条件に対応する知識
をルール化した検索条件を適用することで、マッチング
の制約条件を緩和し(ステップ6)、サービス提供者に
はサービス提供メッセージを提供する(ステップ7)。
【0016】図2は、本発明の原理構成図である。本発
明は、不特定多数のコンピュータ間で相互に他のコンピ
ュータのサービスを利用するコンピュータ・ネットワー
クにおける知識応用型マッチング装置であって、サービ
ス提供とサービス利用に関するメッセージを規定用語を
用いた規定形式の表現、即ち、定式化メッセージを作成
する定式化メッセージ作成手段110と、定式化メッセ
ージを格納する定式化メッセージ格納手段120と、定
式化メッセージ格納手段120から取得した定式化され
たサービス提供メッセージとサービス利用メッセージの
マッチングを行う際に、該メッセージの用語の意味を満
たす特定用語と属性の集合に属性変換手段130と、上
位・下位概念により意味の比較を行うための概念辞書1
40と、属性変換手段130により得られた属性値につ
いて概念辞書140を用いて、意味に着目した用語変換
を行う用語変換手段150と、概念辞書140における
上位概念、下位概念によってマッチングを行うマッチン
グ手段160と、マッチング手段160により属性の上
位、下位マッチングによりマッチする可能性がない場
合、予め登録しておいた検索条件に対応する知識をルー
ル化した検索条件を適用することで、マッチングの制約
条件を緩和する条件緩和手段170と、サービス提供者
にはサービス提供メッセージを提供するサービス提供メ
ッセージ提示手段180とを有する。
【0017】本発明は、不特定多数のコンピュータ間で
相互に他のコンピュータのサービスを利用するコンピュ
ータ・ネットワークにおける知識応用型マッチングプロ
クラムを格納した記憶媒体であって、サービス提供とサ
ービス利用に関するメッセージを規定用語を用いた規定
形式の表現、即ち、定式化メッセージを作成して格納す
る定式化メッセージ作成プロセスと、格納されている定
式化されたサービス提供メッセージとサービス利用メッ
セージを取得してマッチングを行う際に、該メッセージ
の用語の意味を満たす特定用語と属性の集合に属性変換
プロセスと、属性変換プロセスにより得られた属性値に
ついて概念辞書を用いて、意味に着目した用語変換を行
う用語変換プロセスと、上位・下位概念により意味の比
較を行うための概念辞書における上位概念、下位概念に
よってマッチングを行うマッチングプロセスと、マッチ
ングプロセスにより属性の上位、下位マッチングにより
マッチする可能性がない場合、予め登録しておいた検索
条件に対応する知識をルール化した検索条件を適用する
ことで、マッチングの制約条件を緩和する条件緩和プロ
セスと、サービス提供者にはサービス提供メッセージを
提供するサービス提供メッセージ提示プロセスとを有す
る。
【0018】上記のように、ネットワークに接続された
コンピュータが、相手コンピュータを特定せず、サービ
ス利用メッセージあるいは、サービス提供メッセージを
ネットワークに送り、要求を満たすネットワーク上のコ
ンピュータの情報を得ることを可能とするためには、メ
ッセージの作成、格納、マッチングが必要であること
は、通常の検索システムと同じである。従って、本発明
は、課題を解決するために、メッセージ仲介装置内部に
検索ルールベースを作成し、データベース上の情報を検
索する際に、予め登録しておいた利用者の趣味、趣向、
性格等の特徴を表すキーワード及び利用者の検索目的を
検索条件とし、それらと検索知識ルールベースとの照合
によって検索を行うことを特徴としている。
【0019】このように、本発明によれば、ノウハウ蓄
積マッチング方式を採用することにより、ネットーワー
クに接続されたコンピュータが相手コンピュータを特定
せずサービス利用メッセージあるいは、サービス提供メ
ッセージをネットワークに送ることにより要求を満たす
ネットワーク上のコンピュータとの通信情報を得ること
が可能となり、これを繰り返し行うと、ある検索ルール
が導出される。この検索ルールによって利用者に対して
より広範囲の製品情報を提供し、市場の活性化を図るも
のである。
【0020】
【発明の実施の形態】先に述べたように、従来の検索シ
ステムで使用される情報形式は、キーワードの羅列か、
完全に定式化(コード化)されたものであり、前者では
表現の自由度が大き過ぎて有効な検索結果を得ることが
難しく、後者では表現の自由度が小さくサービスやその
条件を十分に表現できない。
【0021】人間に分かりやすく、使い易い表現で、か
つ、様々な内容を表現可能な表現手段は自然言語である
が、自然言語は表現の多様性と曖昧性のため機械的な処
理が難しい。自然言語を用いた文は、『主語』、『述
語』、『目的語』、『修飾語』で構成されている。文の
構成要素に対応する情報とその相互関係を形式的に記述
できれば、自然言語の持つ特徴を活かして、その欠点で
ある曖昧さを防げる。そこで、メッセージは、主語、述
語、目的語津緒の役割に対応させたキーワードで構成す
ることにする。記述能力を高めるためには、述語や目的
語の意味や内容を補足する修飾語の使用も可能とする。
但し、修飾語は、修飾するものが何であるかを明確にす
るため、述語条件語、目的語条件語(属性語)として役
割を明確にする。このように役割を決めてキーワードを
割り振れば、自然言語に近い表現が可能になり、かつ構
文解析は不要となり、キーワードの意味的な関係を解釈
できればよいことになる。
【0022】『主語』は『述語』で示される行為を実行
する主体で、当該メッセージの作成者(サービス利用者
あるいはサービス提供者)との通信を可能とする情報で
ある。『述語』は、何をしたいか(行為)を表し、メッ
セージ作成者の種別(サービス利用者あるいはサービス
提供者)やサービスの種別を合わす。基本的には、行為
を表す述語は、『売買』、『貸借』、『依頼』、『情報
授受』等を表す限られた用語に集約できる。
【0023】『目的語』は、行為の対象となるもで、述
語により範囲が限定される。『条件語』は、『述語』と
『目的語』の条件を表すものである。図3は、本発明の
メッセージ形式の例を示す。同図の形式のメッセージ
(定式化メッセージ)で、述語、目的語等に記述される
用語は原則として予め決められた用語(規定語)とす
る。
【0024】本発明のマッチング方式の構成について説
明する。図4は、本発明のマッチングシステムの構成を
示す。当該マッチングシステムは、定式化メッセージを
作成するメッセージ定式化部2、データベース3、デー
タベース3に格納された定式化メセージの中から要求に
合うメッセージを見つけ出すマッチング部4及びメッセ
ージ定式化部2により参照される用語辞書5より構成さ
れる。
【0025】メッセージ定式化部2では、メッセージ作
成者1と会話的に述語、目的語及びそれらの条件語を決
める。用語の決定には、用語の種別の判定、規定語への
変換、関連用語の抽出などの処理が必要であり、このた
めに、用語辞書5を使用する。用語辞書5は、用語の種
別(述語、目的語等)、関連用語(例えば、目的語とそ
の目的語の属性等)、同義語等、用語決定に必要な情報
を含む。
【0026】作成された定式化メッセージは、作成者の
指定に応じてデータベース3に格納される。検索が指定
されている場合は、データベース3中のメッセージとマ
ッチングを取り、要求に適合するメッセージを見つけ出
す。定式化メッセージの各用語の役割や、相互関係が決
まっているので、役割に応じて柔軟なマッチング方法が
とれる。
【0027】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を説明す
る。図5は、本発明の概要を説明するための図である。
同図(A)において、例えば、ユーザが条件Aでマッチ
ングデータファイル23の検索を行った場合、検索結果
Aが返却される。このとき、検索結果にユーザが満足し
なかった場合、同図(B)に示すように、ユーザは、検
索条件Bを指定してマッチングデータファイル23を検
索すると検索結果Bを得ることになる。これで、ユーザ
が検索結果Bの中にユーザが希望する情報が入っていた
場合、ユーザは、検索結果Bの中から希望する情報を選
択することになる。従って、検索条件をAで指定した場
合、検索条件Bという検索条件を検索条件Aに付加する
ことによって広範囲の情報を得ることが可能となる。
【0028】図6は、本発明のマッチングシステムの構
成を示す。同図に示すマッチングシステムは、要求ファ
イル21、能力ファイル22、マッチングデータファイ
ル23、検索プログラム24、提示プログラム25、検
索結果26、検索ルール適応部27及び検索ルールベー
ス28から構成される。要求ファイル21は、利用者が
要求する情報を格納するファイルである。
【0029】能力ファイル22は、利用者が能力を掲
示、検索するための情報を格納するファイルである。マ
ッチングデータファイル23は、要求ファイル21、能
力ファイル22の情報をインデックスをつけて格納する
ファイルである。検索プログラム24は、利用者が入力
した検索条件を受け付け、検索ルールベース28中に検
索条件が見つからない場合、そのまま検索条件を入力と
してマッチングデータファイル23を検索する。
【0030】掲示プログラム25は、掲示するメッセー
ジを受け付け、能力または、要求メッセージに登録す
る。検索結果26は、検索プログラム24が受け付けた
検索条件または、検索プログラム24が受け付けた検索
条件に検索ルール適応部27で追加された検索条件によ
り検索された結果である。
【0031】検索ルール適応部27は、検索プログラム
24が受け付けた検索条件に検索ルールベース28から
検索条件に新たに追加する検索条件を追加する部分であ
る。検索ルールベース28は、検索プログラム24が受
け付けた検索条件と対応する検索条件を保持する部分で
ある。検索プログラム24は、検索ルールベース28の
ルールを調べ、もし該当するルールが存在すれば、検索
ルール適応部27より検索条件を入力として検索キーワ
ードに対応する検索条件を検索ルールベース28よりル
ールとして抽出し、対応するルールが抽出されると対応
する『述語』、『目的語』、『属性語』、『属性値』に
対応する追加すべき検索ルールを引出し、現検索条件に
OR結合する。この結合により初めに投入した検索条件
以外の検索条件が付与されることにより、ユーザの意図
した情報より多くの情報が出力される。
【0032】よって、ユーザにとって選択の範囲が増大
し、ユーザの利益になると考えられる。
【0033】
【実施例】以下、図面と共に、本発明の実施例を説明す
る。 [第1の実施例]図7、図8は、本発明の第1の実施例
の検索条件の例を示す。例えば、図7に示す条件、検索
条件A (『述語』=買う、 『目的語』=車、 『属性I』=色、 『バリュー語I』=赤、 『属性II』=排気量、 『バリュー語II』=2000cc、 『属性語III』=ドア数、 『バリュー語III』=4) でマッチングデータファイルの検索を行い、検索結果と
して、 ( 『述語』=売る、 『目的語』=車、 『属性I』=色、 『バリュー語I』=赤、 『属性II』=排気量、 『バリュー語II』=2000cc、 『属性語III』=ドア数、 『バリュー語III』=4) を検索結果として得たとする。ユーザはこの検索結果に
満足せず、さらに別の条件、検索条件B (『述語』=買う、 『目的語』=車、 『属性I』=車種名 『バリュー語I』=カローラ 『属性II』=ミッション、 『バリュー語II』=AT, 『属性III』=形式 『バリュー語III』=セダン) で検索を行ったとする。この検索要求に対応する検索結
果が検索結果B (『『述語』=売る、 『目的語』=車、 『属性I』=車種名 『バリュー語I』=カローラ 『属性II』=ミッション、 『バリュー語II』=AT, 『属性III』=形式 『バリュー語III』=セダン) を検索結果として得たとする。この条件でユーザが満足
したと仮定する。本来であれば、このような傾向を統計
的に抽出する必要がるが、この場合、このような検索条
件の傾向が多いと仮定し、この条件を図6に示す検索ル
ールベース28に追加する。検索条件のルールは従っ
て、図9のようになる。
【0034】本方式の実施例は、次のようになる。図7
に示す条件、検索条件A (『述語』=買う、 『目的語』=車、 『属性I』=色、 『バリュー語I』=赤、 『属性II』=排気量、 『バリュー語II』=2000cc、 『属性語III』=ドア数、 『バリュー語III』=4) で本プログラム方式を実行すると、検索結果は、 ( 『述語』=売る、 『目的語』=車、 『属性I』=色、 『バリュー語I』=赤、 『属性II』=排気量、 『バリュー語II』=2000cc、 『属性語III』=ドア数、 『バリュー語III』=4) 及び、 (『『述語』=売る、 『目的語』=車、 『属性I』=車種名 『バリュー語I』=カローラ 『属性II』=ミッション、 『バリュー語II』=AT, 『属性III』=形式 『バリュー語III』=セダン) が得られる。実行内容は以下のようになる。
【0035】まず、検索条件Aに対応する検索ルールを
検索ルールベースより検索し、IF−thenルールに
より、検索条件B (『述語』=買う、 『目的語』=車、 『属性I』=車種名 『バリュー語I』=カローラ 『属性II』=ミッション、 『バリュー語II』=AT, 『属性III』=形式 『バリュー語III』=セダン) を得る。検索ルール適応部27は、初めに入力した検索
条件 (『述語』=買う、 『目的語』=車、 『属性I』=色、 『バリュー語I』=赤、 『属性II』=排気量、 『バリュー語II』=2000cc、 『属性語III』=ドア数、 『バリュー語III』=4) に、検索ルールベース28から抽出した検索条件 (『述語』=買う、 『目的語』=車、 『属性I』=車種名 『バリュー語I』=カローラ 『属性II』=ミッション、 『バリュー語II』=AT, 『属性III』=形式 『バリュー語III』=セダン) をプラスして、マッチングデータファイル23を検索す
る。
【0036】検索結果として、 (『述語』=売る、 『目的語』=車、 『属性I』=色、 『バリュー語I』=赤、 『属性II』=排気量、 『バリュー語II』=2000cc、 『属性語III』=ドア数、 『バリュー語III』=4) 及び、 (『述語』=売る、 『目的語』=車、 『属性I』=車種名 『バリュー語I』=カローラ 『属性II』=ミッション、 『バリュー語II』=AT, 『属性III』=形式 『バリュー語III』=セダン) が得られる。このように検索条件の範囲を拡大した形で
結果が表示され、利用者にとっても、このように、検索
条件の範囲を拡大した形で結果が表示され、利用者にと
っても自分の知らなかった属性を付与して表示されるの
で、利用者にとって有益であると考えられる。
【0037】[第2の実施例]図10、図11は、本発
明の第2の実施例の検索条件の例を示し、図12は、本
発明の第2の実施例の検索条件ルールベースの例を示
す。通常、車を購入する際に、排気量2000ccのよ
うな乗用車の場合、トランスミッションとしてオートマ
チックが望まれる。これは、人間が持つ検索時の知識と
言える。検索時のルールとして、排気量2000ccと
いう検索条件で検索条件が入力されていれば、属性とし
てミッションがオートマチックである車も検索するとい
う検索ルールを記述しておく。
【0038】検索ルールは、図12に示すように、当該
検索ルールを記述しておき、図10に示す検索条件、条
件C (『述語』=買う、 『目的語』=車、 『属性I』=排気量 『バリュー語I』=2000cc) が入力された場合、本方式を使用しない場合、結果Cの
ように、トランスミッションに関しては何もとらわれな
い結果C (『述語』=売る、 『目的語』=車、 『属性I』=排気量 『バリュー語I』=2000cc) しか得られない。しかし、本発明を適用すると、検索ル
ールも追加して検索を行うため、条件Dの追加部分 (『属性II』=ミッション、 『バリュー語II』=AT) が条件Cに対して追加される結果Cに対して結果Dも付
与されて検索されることになる。このように、検索ルー
ルを人間の知識より抽出し、検索ルールに付与すること
で広範囲の情報を利用者に提供できたり、単なる検索で
は見つからなかった情報も利用者に有益である情報を付
与して表示することが可能となる。
【0039】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
ることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能
である。
【0040】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、ネット
ワークに接続されたコンピュータが相手コンピュータを
特定せず、サービス利用メッセージまたは、サービス提
供メッセージをネットワークに送ることにより、要求を
満たすネットワーク上のコンピュータとの通信情報を得
ることが可能となり、これを繰り返し行うことにより、
検索ルールが導出され、当該検索ルールを検索条件に付
与することによりマッチングを行うことにより、より広
範囲な情報を取得することができる。
【0041】また、個別的にメッセージ仲介装置の有効
性を高めることができ、本発明とメッセージ仲介装置の
全体を組み合わせることにより、大きな効果を期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明のメッセージ形式の例である。
【図4】本発明のマッチングシステムの構成図である。
【図5】本発明の概要を説明するための図である。
【図6】本発明のマッチングシステムの構成図である。
【図7】本発明の第1の実施例の検索条件の例(その
1)である。
【図8】本発明の第1の実施例の検索条件の例(その
2)である。
【図9】本発明の第1の実施例の検索条件ルールベース
の例である。
【図10】本発明の第2の実施例の検索条件の例(その
1)である。
【図11】本発明の第2の実施例の検索条件の例(その
2)である。
【図12】本発明の第2の実施例の検索条件ルールベー
スの例である。
【図13】本発明の従来のマッチングシステムの構成図
である。
【符号の説明】
1 作成者 2 メッセージ定式化部 3 データベース 4 マッチング部 5 用語辞書 21 要求ファイル 22 能力ファイル 23 マッチングデータファイル 24 検索プログラム 25 掲示プログラム 26 検索結果 27 検索ルール適応部 28 検索ルールベース 110 定式化メッセージ作成手段 120 定式化メッセージ格納手段 130 属性変換手段 140 概念辞書 150 用語変換手段 160 マッチング手段 170 条件緩和手段 180 サービス提供メッセージ提示手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不特定多数のコンピュータ間で相互に他
    のコンピュータのサービスを利用するコンピュータ・ネ
    ットワークにおける知識応用型マッチング方法におい
    て、 サービス提供とサービス利用に関するメッセージを規定
    用語を用いた規定形式の表現、即ち、定式化メッセージ
    を作成して格納しておき、 定式化されたサービス提供メッセージとサービス利用メ
    ッセージのマッチングを行う際に、該メッセージの用語
    の意味を満たす特定用語と属性の集合に変換し、 変換により得られた属性値について概念辞書を用いて、
    意味に着目した用語変換を行い、 前記概念辞書における上位概念、下位概念によってマッ
    チングを行い、属性の上位、下位マッチングによりマッ
    チする可能性がない場合、予め登録しておいた検索条件
    に対応する知識をルール化した検索条件を適用すること
    で、マッチングの制約条件を緩和してマッチングを行
    い、 サービス提供者にはサービス提供メッセージを提供する
    ことを特徴とする知識応用型マッチング方法。
  2. 【請求項2】 不特定多数のコンピュータ間で相互に他
    のコンピュータのサービスを利用するコンピュータ・ネ
    ットワークにおける知識応用型マッチング装置であっ
    て、 サービス提供とサービス利用に関するメッセージを規定
    用語を用いた規定形式の表現、即ち、定式化メッセージ
    を作成する定式化メッセージ作成手段と、 前記定式化メッセージを格納する定式化メッセージ格納
    手段と、 前記定式化メッセージ格納手段から取得した定式化され
    たサービス提供メッセージとサービス利用メッセージの
    マッチングを行う際に、該メッセージの用語の意味を満
    たす特定用語と属性の集合に属性変換手段と、 前記属性変換手段により得られた属性値について概念辞
    書を用いて、意味に着目した用語変換を行う用語変換手
    段と、 上位・下位概念により意味の比較を行うための概念辞書
    と、 前記概念辞書における上位概念、下位概念によってマッ
    チングを行うマッチング手段と、 前記マッチング手段により属性の上位、下位マッチング
    によりマッチする可能性がない場合、予め登録しておい
    た検索条件に対応する知識をルール化した検索条件を適
    用することで、マッチングの制約条件を緩和する条件緩
    和手段と、 サービス提供者にはサービス提供メッセージを提供する
    サービス提供メッセージ提示手段とを有することを特徴
    とする知識応用型マッチング装置。
  3. 【請求項3】 不特定多数のコンピュータ間で相互に他
    のコンピュータのサービスを利用するコンピュータ・ネ
    ットワークにおける知識応用型マッチングプログラムを
    格納した記憶媒体であって、 サービス提供とサービス利用に関するメッセージを規定
    用語を用いた規定形式の表現、即ち、定式化メッセージ
    を作成して格納する定式化メッセージ作成プロセスと、 格納されている定式化されたサービス提供メッセージと
    サービス利用メッセージを取得してマッチングを行う際
    に、該メッセージの用語の意味を満たす特定用語と属性
    の集合に属性変換プロセスと、 前記属性変換プロセスにより得られた属性値について概
    念辞書を用いて、意味に着目した用語変換を行う用語変
    換プロセスと、 上位・下位概念により意味の比較を行うための概念辞書
    における上位概念、下位概念によってマッチングを行う
    マッチングプロセスと、 前記マッチングプロセスにより属性の上位、下位マッチ
    ングによりマッチする可能性がない場合、予め登録して
    おいた検索条件に対応する知識をルール化した検索条件
    を適用することで、マッチングの制約条件を緩和する条
    件緩和プロセスと、 サービス提供者にはサービス提供メッセージを提供する
    サービス提供メッセージ提示プロセスとを有することを
    特徴とする知識応用型マッチングプログラムを格納した
    記憶媒体。
JP9351636A 1997-12-19 1997-12-19 知識応用型マッチング方法及び装置及び知識応用型マッチングプログラムを格納した記憶媒体 Pending JPH11184873A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9351636A JPH11184873A (ja) 1997-12-19 1997-12-19 知識応用型マッチング方法及び装置及び知識応用型マッチングプログラムを格納した記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9351636A JPH11184873A (ja) 1997-12-19 1997-12-19 知識応用型マッチング方法及び装置及び知識応用型マッチングプログラムを格納した記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11184873A true JPH11184873A (ja) 1999-07-09

Family

ID=18418599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9351636A Pending JPH11184873A (ja) 1997-12-19 1997-12-19 知識応用型マッチング方法及び装置及び知識応用型マッチングプログラムを格納した記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11184873A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002035389A1 (fr) * 2000-10-24 2002-05-02 Takeshi Noguchi Procede de construction d'une base de donnees de fourniture/requete d'information et procede de recherche d'information
JP2003044708A (ja) * 2000-10-02 2003-02-14 Omron Corp 情報仲介システムとそれに用いられる情報仲介方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003044708A (ja) * 2000-10-02 2003-02-14 Omron Corp 情報仲介システムとそれに用いられる情報仲介方法
US7149696B2 (en) 2000-10-02 2006-12-12 Omron Corporation System and method for accepting information from information providers, mediating the received information, and providing mediated information to information beneficiaries
WO2002035389A1 (fr) * 2000-10-24 2002-05-02 Takeshi Noguchi Procede de construction d'une base de donnees de fourniture/requete d'information et procede de recherche d'information

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4365074B2 (ja) ユーザ定義可能なパーソナリティを備えた文書拡充システム
Chen Information visualisation and virtual environments
KR100813333B1 (ko) 소정의 검색 질의로부터의 검색 결과에 대한 액세스를제공하는 url들로 보완된 검색 엔진
Sosnovsky et al. Ontological technologies for user modelling
KR101150099B1 (ko) 쿼리 그래프
McGuinness Question answering on the semantic web
US20140280072A1 (en) Method and Apparatus for Human-Machine Interaction
US20140280179A1 (en) System and Apparatus for Information Retrieval
EP1247213B1 (en) Method and apparatus for creating an index for a structured document based on a stylesheet
US7325010B1 (en) Information modeling method and database searching method using the information modeling method
Lieto et al. Degari 2.0: A diversity-seeking, explainable, and affective art recommender for social inclusion
Patel et al. Semantic interoperability in digital library systems
Kruschwitz Intelligent document retrieval: exploiting markup structure
Sigel Topic maps in knowledge organization
Vicente-López et al. Personalization of Parliamentary Document Retrieval Using Different User Profiles.
JPH11184873A (ja) 知識応用型マッチング方法及び装置及び知識応用型マッチングプログラムを格納した記憶媒体
Baeza-Yates et al. of the" XML and information retrieval" workshop held at SIGIR'2002, Tampere, Finland, Aug 15th, 2002
Laukkanen et al. Towards Ontology-Based Yellow Page Services.
Glöckner et al. Natural language navigation in multimedia archives: An integrated approach
JP7323484B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
Golbeck et al. Organization and structure of information using semantic web technologies
Amaral et al. A Terminological and Semiotic Review of the Digital Object Concept
Adistambha et al. Efficient multimedia query-by-content from mobile devices
Nordborg Topic Maps
Oliveira et al. Using OWL to represent metadata of multimedia learning objects