JPH11184739A - ファイルブロック割り当て方式およびファイルブロック割り当て用制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
ファイルブロック割り当て方式およびファイルブロック割り当て用制御プログラムを記録した記録媒体Info
- Publication number
- JPH11184739A JPH11184739A JP9350742A JP35074297A JPH11184739A JP H11184739 A JPH11184739 A JP H11184739A JP 9350742 A JP9350742 A JP 9350742A JP 35074297 A JP35074297 A JP 35074297A JP H11184739 A JPH11184739 A JP H11184739A
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- JP
- Japan
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- magnetic disk
- file
- control table
- file block
- resource control
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- Pending
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- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アクセス速度の異なる磁気ディスク装置を備
えるＯＬＴＰシステムにおいて、ＯＬＴＰシステムが管
理する端末等の資源に資源を管理する制御ファイルブロ
ックを割り当てる際、アクセス頻度の高い資源をアクセ
ス速度が高速な磁気ディスク装置に割り当てる方法を提
供する。 【解決手段】 Ｉ／Ｏ要求処理手段１は、ファイル入出
力発生時にＩ／Ｏ要求するとともに資源制御テーブル３
のＩ／Ｏカウンタをカウントアップし、それをチェック
ポイントの引き継ぎ情報として管理用磁気ディスク装置
５に格納する。そして、ファイルブロック割り当て処理
手段８は、ＯＬＴＰシステム起動時に引き継いだ資源制
御テーブル７のＩ／Ｏカウンタを参照し、Ｉ／Ｏ回数の
大きい資源を優先的に高速磁気ディスク装置９に割り当
てる。
えるＯＬＴＰシステムにおいて、ＯＬＴＰシステムが管
理する端末等の資源に資源を管理する制御ファイルブロ
ックを割り当てる際、アクセス頻度の高い資源をアクセ
ス速度が高速な磁気ディスク装置に割り当てる方法を提
供する。 【解決手段】 Ｉ／Ｏ要求処理手段１は、ファイル入出
力発生時にＩ／Ｏ要求するとともに資源制御テーブル３
のＩ／Ｏカウンタをカウントアップし、それをチェック
ポイントの引き継ぎ情報として管理用磁気ディスク装置
５に格納する。そして、ファイルブロック割り当て処理
手段８は、ＯＬＴＰシステム起動時に引き継いだ資源制
御テーブル７のＩ／Ｏカウンタを参照し、Ｉ／Ｏ回数の
大きい資源を優先的に高速磁気ディスク装置９に割り当
てる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、オンライントラン
ザクション処理システム（以下、ＯＬＴＰシステムとい
う）の管理する資源に対するファイルブロック割り当て
に関し、特に、アクセス速度の異なる磁気ディスク装置
を備えるＯＬＴＰシステムにおける資源へのファイルブ
ロック割り当て方式およびファイルブロック割り当て用
プログラムを記録した記録媒体に関する。
ザクション処理システム（以下、ＯＬＴＰシステムとい
う）の管理する資源に対するファイルブロック割り当て
に関し、特に、アクセス速度の異なる磁気ディスク装置
を備えるＯＬＴＰシステムにおける資源へのファイルブ
ロック割り当て方式およびファイルブロック割り当て用
プログラムを記録した記録媒体に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のファイルブロック割り当
て方式に関する技術としては、例えば、特開平１−３１
９８５１号公報に、トランザクション処理システムにお
けるタスクの有効利用の観点から、センタカットトラン
ザクションか、もしくはオンライントランザクションか
により、タスクに優先順位付けを行う割り当て方式が提
案されている。
て方式に関する技術としては、例えば、特開平１−３１
９８５１号公報に、トランザクション処理システムにお
けるタスクの有効利用の観点から、センタカットトラン
ザクションか、もしくはオンライントランザクションか
により、タスクに優先順位付けを行う割り当て方式が提
案されている。
【０００３】この割り当て方式は、投入されたトランザ
クションに対してトランザクション処理タスクの割り当
て制御およびタスク実行優先度を、タスクの空き状態お
よびトランザクションの待ち状態により動的に決定する
方式したものであって、センタカットトランザクション
およびオンライントランザクションが同時に投入された
場合であっても、オンライントランザクション処理を最
優先とし、また、各トランザクションの投入状態によっ
ても、システムで複数設定してあるトランザクション処
理タスクを有効に使用し、かつ上記同様その場合でもオ
ンライン処理を最優先するというものである。
クションに対してトランザクション処理タスクの割り当
て制御およびタスク実行優先度を、タスクの空き状態お
よびトランザクションの待ち状態により動的に決定する
方式したものであって、センタカットトランザクション
およびオンライントランザクションが同時に投入された
場合であっても、オンライントランザクション処理を最
優先とし、また、各トランザクションの投入状態によっ
ても、システムで複数設定してあるトランザクション処
理タスクを有効に使用し、かつ上記同様その場合でもオ
ンライン処理を最優先するというものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アクセス速度
の異なる磁気ディスク装置を備えるＯＬＴＰシステムに
おいて、このＯＬＴＰシステムが制御する端末等の資源
に対してディスク領域の割り当てを行う場合、高速の磁
気ディスク装置にアクセス頻度の低いディスクブロック
が専有され、トランザクションのスループットが低下す
るという問題がある。
の異なる磁気ディスク装置を備えるＯＬＴＰシステムに
おいて、このＯＬＴＰシステムが制御する端末等の資源
に対してディスク領域の割り当てを行う場合、高速の磁
気ディスク装置にアクセス頻度の低いディスクブロック
が専有され、トランザクションのスループットが低下す
るという問題がある。
【０００５】本発明の目的は、アクセス速度の異なる磁
気ディスク装置を備えるＯＬＴＰシステムにおいて、デ
ィスク入出力の多い資源に対するブロック割り当てを、
アクセス速度が高速な磁気ディスク装置から優先的に行
うことにより、トランザクションのスループット向上を
はかったファイルブロック割り当て方式提供することに
ある。
気ディスク装置を備えるＯＬＴＰシステムにおいて、デ
ィスク入出力の多い資源に対するブロック割り当てを、
アクセス速度が高速な磁気ディスク装置から優先的に行
うことにより、トランザクションのスループット向上を
はかったファイルブロック割り当て方式提供することに
ある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、ＯＬＴＰシス
テムを構成するホストコンピュータに接続された複数の
磁気ディスク装置を備え、前記ＯＬＴＰシステムが管理
する資源に対するファイルブロック割り当て方式であっ
て、前記複数の磁気ディスク装置へのＩ／Ｏ要求処理を
行うＩ／Ｏ要求処理手段と、前記複数の磁気ディスクに
対するＩ／Ｏ処理を行うＩ／Ｏ処理手段と、前記複数の
磁気ディスク装置との入出力回数を記録しかつファイル
ブロックの割り当て状況を管理する資源制御テーブル
と、ＯＬＴＰシステム終了時に前記資源制御テーブルの
状態をチェックポイント情報として管理用ファイルに記
録するＯＬＴＰシステム終了処理手段と、ＯＬＴＰシス
テム起動時に前記管理用ファイルから引き継ぎ情報を読
み取り資源に対してファイルブロックの割り当てを行い
割り当てた結果を前記資源制御テーブルに反映するＯＬ
ＴＰシステム起動処理手段と、引き継いだ資源制御テー
ブルを参照し前記複数の磁気ディスク装置上のファイル
ブロックの割り当てを行うファイルブロック割り当て処
理手段とを含むことを特徴とする。
テムを構成するホストコンピュータに接続された複数の
磁気ディスク装置を備え、前記ＯＬＴＰシステムが管理
する資源に対するファイルブロック割り当て方式であっ
て、前記複数の磁気ディスク装置へのＩ／Ｏ要求処理を
行うＩ／Ｏ要求処理手段と、前記複数の磁気ディスクに
対するＩ／Ｏ処理を行うＩ／Ｏ処理手段と、前記複数の
磁気ディスク装置との入出力回数を記録しかつファイル
ブロックの割り当て状況を管理する資源制御テーブル
と、ＯＬＴＰシステム終了時に前記資源制御テーブルの
状態をチェックポイント情報として管理用ファイルに記
録するＯＬＴＰシステム終了処理手段と、ＯＬＴＰシス
テム起動時に前記管理用ファイルから引き継ぎ情報を読
み取り資源に対してファイルブロックの割り当てを行い
割り当てた結果を前記資源制御テーブルに反映するＯＬ
ＴＰシステム起動処理手段と、引き継いだ資源制御テー
ブルを参照し前記複数の磁気ディスク装置上のファイル
ブロックの割り当てを行うファイルブロック割り当て処
理手段とを含むことを特徴とする。
【０００７】また、前記複数の磁気ディスク装置は、ア
クセス速度の異なる磁気ディスク装置を含むことを特徴
とし、さらに、前記ファイルブロックの割り当ては、前
記入出力回数の多い資源をアクセス速度の速い磁気ディ
スク装置上のファイルブロックのから順次割り当てるこ
とを特徴とする。
クセス速度の異なる磁気ディスク装置を含むことを特徴
とし、さらに、前記ファイルブロックの割り当ては、前
記入出力回数の多い資源をアクセス速度の速い磁気ディ
スク装置上のファイルブロックのから順次割り当てるこ
とを特徴とする。
【０００８】次に、本発明のファイルブロック割り当て
用プログラムを記録した記録媒体は、複数の磁気ディス
ク装置へのＩ／Ｏ要求処理を行うＩ／Ｏ要求処理と、前
記複数の磁気ディスクに対するＩ／Ｏ処理を行うＩ／Ｏ
処理と、前記複数の磁気ディスク装置との入出力回数を
記録しＯＬＴＰシステム終了時にファイルブロックの割
り当て状況を管理する資源制御テーブルの状態をチェッ
クポイント情報として管理用ファイルに記録するＯＬＴ
Ｐシステム終了処理と、ＯＬＴＰシステム起動時に前記
管理用ファイルから引き継ぎ情報を読み取り資源に対し
てファイルブロックの割り当てを行い割り当てた結果を
前記資源制御テーブルに反映するＯＬＴＰシステム起動
処理と、引き継いだ資源制御テーブルを参照し前記複数
の磁気ディスク装置上のファイルブロックの割り当てを
行うファイルブロック割り当て処理とをコンピュータに
実行させるためのファイルブロック割り当て用制御プロ
グラムとして記録したことを特徴とする。
用プログラムを記録した記録媒体は、複数の磁気ディス
ク装置へのＩ／Ｏ要求処理を行うＩ／Ｏ要求処理と、前
記複数の磁気ディスクに対するＩ／Ｏ処理を行うＩ／Ｏ
処理と、前記複数の磁気ディスク装置との入出力回数を
記録しＯＬＴＰシステム終了時にファイルブロックの割
り当て状況を管理する資源制御テーブルの状態をチェッ
クポイント情報として管理用ファイルに記録するＯＬＴ
Ｐシステム終了処理と、ＯＬＴＰシステム起動時に前記
管理用ファイルから引き継ぎ情報を読み取り資源に対し
てファイルブロックの割り当てを行い割り当てた結果を
前記資源制御テーブルに反映するＯＬＴＰシステム起動
処理と、引き継いだ資源制御テーブルを参照し前記複数
の磁気ディスク装置上のファイルブロックの割り当てを
行うファイルブロック割り当て処理とをコンピュータに
実行させるためのファイルブロック割り当て用制御プロ
グラムとして記録したことを特徴とする。
【０００９】本発明のファイルブロック割り当て方式で
は、Ｉ／Ｏ要求処理手段はＩ／Ｏ処理手段を介してディ
スクにＩ／Ｏを行うとともに資源制御テーブルのＩ／Ｏ
カウントをカウントアップする。そして、ＯＬＴＰシス
テム終了時にＯＬＴＰシステム終了手段はチェックポイ
ントファイルに資源制御テーブルのＩ／Ｏカウンタを引
き継ぎ情報として書き込む。ＯＬＴＰシステム起動時
に、ＯＬＴＰシステム起動手段はチェックポイントファ
イルに書き込まれたＩ／Ｏカウンタを読み出し資源制御
テーブルに反映する。
は、Ｉ／Ｏ要求処理手段はＩ／Ｏ処理手段を介してディ
スクにＩ／Ｏを行うとともに資源制御テーブルのＩ／Ｏ
カウントをカウントアップする。そして、ＯＬＴＰシス
テム終了時にＯＬＴＰシステム終了手段はチェックポイ
ントファイルに資源制御テーブルのＩ／Ｏカウンタを引
き継ぎ情報として書き込む。ＯＬＴＰシステム起動時
に、ＯＬＴＰシステム起動手段はチェックポイントファ
イルに書き込まれたＩ／Ｏカウンタを読み出し資源制御
テーブルに反映する。
【００１０】ファイルブロック割り当て処理手段は、資
源制御テーブルのＩ／Ｏカウンタを参照し、Ｉ／Ｏ回数
の多い資源を優先してアクセス速度の速い磁気ディスク
装置のファイルブロックを割り当てる。これにより、デ
ィスクへのＩ／Ｏ回数の多い資源には高速の磁気ディス
ク装置上のファイルブロックが割り当てられるので、ト
ランザクションのスループットが向上する。
源制御テーブルのＩ／Ｏカウンタを参照し、Ｉ／Ｏ回数
の多い資源を優先してアクセス速度の速い磁気ディスク
装置のファイルブロックを割り当てる。これにより、デ
ィスクへのＩ／Ｏ回数の多い資源には高速の磁気ディス
ク装置上のファイルブロックが割り当てられるので、ト
ランザクションのスループットが向上する。
【００１１】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【００１２】図１は、本発明の一実施の形態を示す構成
図である。図１を参照すると、本発明は、ホストコンピ
ュータ１１と、このホストコンピュータ１１に接続され
た３つの磁気ディスク装置とから構成されており、１台
は管理情報（後述するチェックポイント情報）を格納す
るための管理用磁気ディスク装置５である。また、他の
２台はデータファイル等を格納するものであって、ここ
では、アクセス速度の異なる磁気ディスク装置が接続さ
れているものと仮定し、アクセス速度の速い方の磁気デ
ィスク装置を高速磁気ディスク装置９とし、それよりも
アクセス速度の遅い磁気ディスク装置を低速磁気ディス
ク装置１０とする。
図である。図１を参照すると、本発明は、ホストコンピ
ュータ１１と、このホストコンピュータ１１に接続され
た３つの磁気ディスク装置とから構成されており、１台
は管理情報（後述するチェックポイント情報）を格納す
るための管理用磁気ディスク装置５である。また、他の
２台はデータファイル等を格納するものであって、ここ
では、アクセス速度の異なる磁気ディスク装置が接続さ
れているものと仮定し、アクセス速度の速い方の磁気デ
ィスク装置を高速磁気ディスク装置９とし、それよりも
アクセス速度の遅い磁気ディスク装置を低速磁気ディス
ク装置１０とする。
【００１３】なお、ここでは、高速磁気ディスク装置９
と低速磁気ディスク装置１０とが各１台ずつ接続されて
いる例について説明する。
と低速磁気ディスク装置１０とが各１台ずつ接続されて
いる例について説明する。
【００１４】ホストコンピュータ１１は、磁気ディスク
装置９，１０に対してＩ／Ｏ要求を行うＩ／Ｏ要求処理
手段１と、このＩ／Ｏ要求処理手段１からの要求により
磁気ディスク装置９，１０に対するＩ／Ｏ処理を行うＩ
／Ｏ処理手段２と、磁気ディスク装置９，１０との入出
力回数を記録するとともにファイルブロックの割り当て
状況を管理する資源制御テーブル３と、ＯＬＴＰシステ
ム終了時に資源制御テーブルの状態をチェックポイント
情報として外部に接続された管理用磁気ディスク装置５
（チェックポイントファイル）に格納するＯＬＴＰシス
テム終了処理手段４と、管理用磁気ディスク装置５から
から引き継ぎ情報を取得して資源制御テーブルに反映す
るＯＬＴＰシステム起動処理手段６と、引き継いだ資源
制御テーブル７と、この引き継いだ資源制御テーブル７
を参照してファイルブロック割り当て処理を行うファイ
ルブロック割り当て処理手段８とを含んで構成されてい
る。そして、これらの各処理手段は、ホストコンピュー
タ１１の記憶部（図示せず）に記憶された制御プログラ
ムに従って実行される。
装置９，１０に対してＩ／Ｏ要求を行うＩ／Ｏ要求処理
手段１と、このＩ／Ｏ要求処理手段１からの要求により
磁気ディスク装置９，１０に対するＩ／Ｏ処理を行うＩ
／Ｏ処理手段２と、磁気ディスク装置９，１０との入出
力回数を記録するとともにファイルブロックの割り当て
状況を管理する資源制御テーブル３と、ＯＬＴＰシステ
ム終了時に資源制御テーブルの状態をチェックポイント
情報として外部に接続された管理用磁気ディスク装置５
（チェックポイントファイル）に格納するＯＬＴＰシス
テム終了処理手段４と、管理用磁気ディスク装置５から
から引き継ぎ情報を取得して資源制御テーブルに反映す
るＯＬＴＰシステム起動処理手段６と、引き継いだ資源
制御テーブル７と、この引き継いだ資源制御テーブル７
を参照してファイルブロック割り当て処理を行うファイ
ルブロック割り当て処理手段８とを含んで構成されてい
る。そして、これらの各処理手段は、ホストコンピュー
タ１１の記憶部（図示せず）に記憶された制御プログラ
ムに従って実行される。
【００１５】次に、このように構成された本実施例の動
作について説明する。
作について説明する。
【００１６】図２は、ＯＬＴＰシステム起動時の初期状
態にある資源制御テーブルの内容を示す図である。図２
を参照すると、まず、ＯＬＴＰシステムが、資源名Ａか
らＦまでの資源を管理し、これらの資源を管理するファ
イルＸ，Ｙを有しているとすると、資源制御テーブル３
には、ＯＬＴＰシステムの起動時に、例えば、図２に示
すように、各資源に対してファイルＸ，Ｙが交互に割り
当てられ、かつＩ／Ｏカウンタが０となるように初期化
される。
態にある資源制御テーブルの内容を示す図である。図２
を参照すると、まず、ＯＬＴＰシステムが、資源名Ａか
らＦまでの資源を管理し、これらの資源を管理するファ
イルＸ，Ｙを有しているとすると、資源制御テーブル３
には、ＯＬＴＰシステムの起動時に、例えば、図２に示
すように、各資源に対してファイルＸ，Ｙが交互に割り
当てられ、かつＩ／Ｏカウンタが０となるように初期化
される。
【００１７】ここで、Ｉ／Ｏ要求処理手段１は、Ｉ／Ｏ
処理手段２を介して磁気ディスク装置９，１０にＩ／Ｏ
を行い、資源制御テーブル３のＩ／Ｏカウントをカウン
トアップする。そして、チェックポイント情報として、
ＯＬＴＰシステム終了手段４は、ＯＬＴＰシステム終了
時に資源制御テーブル３のＩ／Ｏカウンタを引き継ぎ情
報としてチェックポイントファイルである管理用磁気デ
ィスク装置５に書き込む。
処理手段２を介して磁気ディスク装置９，１０にＩ／Ｏ
を行い、資源制御テーブル３のＩ／Ｏカウントをカウン
トアップする。そして、チェックポイント情報として、
ＯＬＴＰシステム終了手段４は、ＯＬＴＰシステム終了
時に資源制御テーブル３のＩ／Ｏカウンタを引き継ぎ情
報としてチェックポイントファイルである管理用磁気デ
ィスク装置５に書き込む。
【００１８】次に、ＯＬＴＰシステム起動手段６は、Ｏ
ＬＴＰシステム起動時に、チェックポイントファイルに
書き込まれたＩ／Ｏカウンタを読み出し、それを資源制
御テーブルに反映する（図中、引き継いだ資源制御テー
ブル７で示す）。そして、ファイルブロック割り当て処
理手段８は、引き継いだ資源制御テーブル７のＩ／Ｏカ
ウンタを参照し、Ｉ／Ｏ回数の多い資源を優先して高速
磁気ディスク装置９のファイルブロックを割り当てる。
このファイルブロック割り当て処理手段８による割り当
て方法は、Ｉ／Ｏカウントの大きい資源から順に高速デ
ィスク装置のファイルブロックを割り当てる。
ＬＴＰシステム起動時に、チェックポイントファイルに
書き込まれたＩ／Ｏカウンタを読み出し、それを資源制
御テーブルに反映する（図中、引き継いだ資源制御テー
ブル７で示す）。そして、ファイルブロック割り当て処
理手段８は、引き継いだ資源制御テーブル７のＩ／Ｏカ
ウンタを参照し、Ｉ／Ｏ回数の多い資源を優先して高速
磁気ディスク装置９のファイルブロックを割り当てる。
このファイルブロック割り当て処理手段８による割り当
て方法は、Ｉ／Ｏカウントの大きい資源から順に高速デ
ィスク装置のファイルブロックを割り当てる。
【００１９】ここで、具体的な処理の流れにつて図４に
示す流れ図を参照して説明する。まず、Ｉ／Ｏカウント
の大きい順に資源制御テーブルをソートし（Ｓ１）、高
速磁気ディスク装置９に空きブロックがあるか否かをチ
ェックする（Ｓ２）。そして、空きブロックがあれば、
高速磁気ディスク装置９上のファイルブッロクを割り当
て（Ｓ３）、高速磁気ディスク装置９上のファイルに空
きブロックがなければ、低速磁気ディスク装置１０上の
ファイルブッロクを割り当てる（Ｓ４）。
示す流れ図を参照して説明する。まず、Ｉ／Ｏカウント
の大きい順に資源制御テーブルをソートし（Ｓ１）、高
速磁気ディスク装置９に空きブロックがあるか否かをチ
ェックする（Ｓ２）。そして、空きブロックがあれば、
高速磁気ディスク装置９上のファイルブッロクを割り当
て（Ｓ３）、高速磁気ディスク装置９上のファイルに空
きブロックがなければ、低速磁気ディスク装置１０上の
ファイルブッロクを割り当てる（Ｓ４）。
【００２０】次に、全資源を割り当て済みであるか否か
をチェックし（Ｓ５）、全て割り当て済みであれば、最
初の処理ステップＳ１に戻ってＩ／Ｏカウントの大きい
順に資源制御テーブルをソートし、また、割り当てが終
了していなければ、処理ステップＳ２に戻って高速磁気
ディスク装置９に空きブロックがあるか否かをチェック
する。
をチェックし（Ｓ５）、全て割り当て済みであれば、最
初の処理ステップＳ１に戻ってＩ／Ｏカウントの大きい
順に資源制御テーブルをソートし、また、割り当てが終
了していなければ、処理ステップＳ２に戻って高速磁気
ディスク装置９に空きブロックがあるか否かをチェック
する。
【００２１】ここで、ファイルＸ，Ｙが各々３ブロック
を有し、ファイルＸが高速磁気ディスク装置９内にあ
り、かつファイルＹが低速磁気ディスク装置１０内にあ
ると仮定すると、再割り当て後の資源制御テーブルは、
図３に示すように、Ｉ／Ｏカウンタの値が大きい資源
（資源名Ｂ，Ｃ，Ｄ）から順に高速磁気ディスク装置９
上のファイルＸに割り当てられる。そして、図３の場合
のように、ファイルＸが３ブロックしかない場合は、Ｉ
／Ｏカウンタの値の小さい資源が、ファイルＹの１〜３
として低速ディスク装置１０内のブロックに割り当てら
れる。
を有し、ファイルＸが高速磁気ディスク装置９内にあ
り、かつファイルＹが低速磁気ディスク装置１０内にあ
ると仮定すると、再割り当て後の資源制御テーブルは、
図３に示すように、Ｉ／Ｏカウンタの値が大きい資源
（資源名Ｂ，Ｃ，Ｄ）から順に高速磁気ディスク装置９
上のファイルＸに割り当てられる。そして、図３の場合
のように、ファイルＸが３ブロックしかない場合は、Ｉ
／Ｏカウンタの値の小さい資源が、ファイルＹの１〜３
として低速ディスク装置１０内のブロックに割り当てら
れる。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のファイル
ブロック割り当て方式によれば、ＯＬＴＰシステムにお
いて、ＯＬＴＰシステムを再起動するだけで、人手によ
るシステムの再設計を行うことなく、制御ファイルブロ
ックを必要とする資源の制御テーブルにファイルへの入
出力回数を記録するカウンタを設けて入出力回数を記録
し、ＯＬＴＰシステムの再起動時に、頻繁にファイル入
出力が発生する資源に対して、アクセス速度が高速な磁
気ディスク装置上のファイルブロックを割り当てること
により、磁気ディスク装置の有効利用がはかれ、トラン
ザクションのスループットが向上するという効果があ
る。さらには、このファイルブロック割り当てを実行す
るための制御プログラムを記録した記録媒体を提供でき
る。
ブロック割り当て方式によれば、ＯＬＴＰシステムにお
いて、ＯＬＴＰシステムを再起動するだけで、人手によ
るシステムの再設計を行うことなく、制御ファイルブロ
ックを必要とする資源の制御テーブルにファイルへの入
出力回数を記録するカウンタを設けて入出力回数を記録
し、ＯＬＴＰシステムの再起動時に、頻繁にファイル入
出力が発生する資源に対して、アクセス速度が高速な磁
気ディスク装置上のファイルブロックを割り当てること
により、磁気ディスク装置の有効利用がはかれ、トラン
ザクションのスループットが向上するという効果があ
る。さらには、このファイルブロック割り当てを実行す
るための制御プログラムを記録した記録媒体を提供でき
る。
【図１】本発明の一実施の形態を示す構成図である。
【図２】ＯＬＴＰ起動時の初期状態にある資源制御テー
ブルの内容を示す図である。
ブルの内容を示す図である。
【図３】ＯＬＴＰシステムを再起動し再割り当て後の資
源制御テーブルの内容を示す図である。
源制御テーブルの内容を示す図である。
【図４】ファイルブロック割り当て処理手段による処理
の流れを示す流れ図である。
の流れを示す流れ図である。
１ Ｉ／Ｏ要求処理手段 ２ Ｉ／Ｏ処理手段 ３ 資源制御テーブル ４ ＯＬＴＰシステム終了処理手段 ５ 管理用磁気ディスク装置 ６ ＯＬＴＰシステム起動処理手段 ７ 引き継いだ資源制御テーブル ８ ファイルブロック割り当て処理手段 ９ 高速磁気ディスク装置 １０ 低速磁気ディスク装置 １１ ホストコンピュータ
Claims (4)
- 【請求項１】 ＯＬＴＰシステム（オンライントランザ
クション処理システム）を構成するホストコンピュータ
に接続された複数の磁気ディスク装置を備え、前記ＯＬ
ＴＰシステムが管理する資源に対するファイルブロック
割り当て方式であって、前記複数の磁気ディスク装置へ
のＩ／Ｏ（入出力）要求処理を行うＩ／Ｏ要求処理手段
と、前記複数の磁気ディスクに対するＩ／Ｏ処理を行う
Ｉ／Ｏ処理手段と、前記複数の磁気ディスク装置との入
出力回数を記録しかつファイルブロックの割り当て状況
を管理する資源制御テーブルと、ＯＬＴＰシステム終了
時に前記資源制御テーブルの状態をチェックポイント情
報として管理用ファイルに記録するＯＬＴＰシステム終
了処理手段と、ＯＬＴＰシステム起動時に前記管理用フ
ァイルから引き継ぎ情報を読み取り資源に対してファイ
ルブロックの割り当てを行い割り当てた結果を前記資源
制御テーブルに反映するＯＬＴＰシステム起動処理手段
と、引き継いだ資源制御テーブルを参照し前記複数の磁
気ディスク装置上のファイルブロックの割り当てを行う
ファイルブロック割り当て処理手段とを含むことを特徴
とするファイルブロック割り当て方式。 - 【請求項２】 前記複数の磁気ディスク装置は、アクセ
ス速度の異なる磁気ディスク装置を含むことを特徴とす
る請求項１に記載のファイルブロック割り当て方式。 - 【請求項３】 前記ファイルブロックの割り当ては、前
記入出力回数の多い資源をアクセス速度の速い磁気ディ
スク装置上のファイルブロックのから順次割り当てるこ
とを特徴とする請求項１または２に記載のファイルブロ
ック割り当て方式。 - 【請求項４】 複数の磁気ディスク装置へのＩ／Ｏ（入
出力）要求処理を行うＩ／Ｏ要求処理と、前記複数の磁
気ディスクに対するＩ／Ｏ処理を行うＩ／Ｏ処理と、前
記複数の磁気ディスク装置との入出力回数を記録しＯＬ
ＴＰシステム終了時にファイルブロックの割り当て状況
を管理する資源制御テーブルの状態をチェックポイント
情報として管理用ファイルに記録するＯＬＴＰシステム
終了処理と、ＯＬＴＰシステム起動時に前記管理用ファ
イルから引き継ぎ情報を読み取り資源に対してファイル
ブロックの割り当てを行い割り当てた結果を前記資源制
御テーブルに反映するＯＬＴＰシステム起動処理と、引
き継いだ資源制御テーブルを参照し前記複数の磁気ディ
スク装置上のファイルブロックの割り当てを行うファイ
ルブロック割り当て処理とをコンピュータに実行させる
ためのファイルブロック割り当て用制御プログラムとし
て記録したことを特徴とする記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9350742A JPH11184739A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | ファイルブロック割り当て方式およびファイルブロック割り当て用制御プログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9350742A JPH11184739A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | ファイルブロック割り当て方式およびファイルブロック割り当て用制御プログラムを記録した記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11184739A true JPH11184739A (ja) | 1999-07-09 |
Family
ID=18412558
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9350742A Pending JPH11184739A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | ファイルブロック割り当て方式およびファイルブロック割り当て用制御プログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11184739A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007526528A (ja) * | 2003-05-30 | 2007-09-13 | ヴェリタス・オペレーティング・コーポレーション | マルチボリュームファイルサポート |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP9350742A patent/JPH11184739A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007526528A (ja) * | 2003-05-30 | 2007-09-13 | ヴェリタス・オペレーティング・コーポレーション | マルチボリュームファイルサポート |
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