JPH11184680A - ファイル編集方法及びこれを用いたプログラム開発方法及び装置並びに記憶媒体 - Google Patents

ファイル編集方法及びこれを用いたプログラム開発方法及び装置並びに記憶媒体

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JPH11184680A
JPH11184680A JP35563597A JP35563597A JPH11184680A JP H11184680 A JPH11184680 A JP H11184680A JP 35563597 A JP35563597 A JP 35563597A JP 35563597 A JP35563597 A JP 35563597A JP H11184680 A JPH11184680 A JP H11184680A
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external
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JP35563597A
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Hiroshi Sumiyama
浩 隅山
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で実行形式ファイルの変更をより短
時間で行う。 【解決手段】複数のロードモジュールの各々について内
部定義テーブルT11と外部参照テーブルT12及びT
13とを付加しておく。ここに内部定義テーブルT11
は、自己のロードモジュールに対応するソースプログラ
ムで定義されたデータのシンボル名SYNBOL11と
これに対応した実アドレスAD11aとを対応させたも
のであり、外部参照テーブルT12及びT13は、他の
ロードモジュールに対応するソースプログラムで定義さ
れたデータのシンボル名SYNBOLi1と自己のロー
ドモジュール内でこれに対応したデータを参照している
部分の実アドレスAD111とを対応させたものであ
り、1つのロードモジュールL1Axを変更した場合
に、シンボル名を対応させて、変更したロードモジュー
ル内で参照している部分の外部アドレスを決定し、他の
ロードモジュール内で変更したロードモジュール内を参
照している部分のアドレスを変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイル編集方法
及びこれを用いたプログラム開発方法及び装置並びに記
憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、例えばワンチップマイクロコン
ピュータ内のROMに格納されるプログラムを開発する
ためのプログラム開発ツール概略構成を示す。モデル機
10は、例えば電話器のモデル機であり、オンラインデ
バックのために実機のプログラム格納用ROMがRAM
11で置き換えられている。このRAM11に格納され
るプログラムは、次のようにして生成される。
【0003】複数人で作成されたソースモジュールS1
〜Snはそれぞれ機能単位に分割されたものであり、例
えばソースモジュールS1は、1つのメインルーチンと
複数のサブルーチンとからなり、その中でライブラリ中
のサブルーチンや関数も参照している。ソースモジュー
ルS1〜Snからなるソースファイル20は、プログラ
ム開発用コンピュータ21に入力され、言語プロセッサ
22により相対アドレス形式のオブジェクトモジュール
OBJ1〜OBJnが生成される。リンケージエディタ
25により、ソースモジュールS1〜Snで参照された
ライブラリ24中のモジュールがオブジェクトモジュー
ルOBJ1〜OBJnに組み込まれ、さらに、絶対アド
レス形式のロードモジュールL1〜Lnからなる実行形
式ファイル26が生成される。
【0004】実行形式ファイル26は、モデル機10内
のRAM11にロードされ、オンラインデバッガ30に
より、RAM11内のプログラムが実行されながらデバ
ッグされる。実行形式ファイル26は、例えば図9に示
す如くロードモジュールL1〜L4からなり、それぞれ
プログラム部とデータ部を含んでいる。ロードモジュー
ルL1のデータ部はそのロードモジュールL1で定義さ
れたものであり、ロードモジュールL1のプログラム部
で使用されるとともに、他のロードモジュールL2〜L
4のプログラム部から参照される。他のロードモジュー
ルについても同様であり、ロードモジュールL1〜L4
間に最大12通りの参照関係がある。一般にロードモジ
ュールがn個ある場合には、最大n(n−1)通りの参
照関係があり、ロードモジュール数が増えればこの参照
関係は益々多くなりる。電子機器の機能向上に伴って、
ロードモジュール数が多くなっており、この傾向はさら
に続く。
【0005】オンラインデバックの結果に基づいて、例
えばロードモジュールL1に対応したソースモジュール
S1中の1ステップを修正する場合であっても、このよ
うな参照関係と、ロードモジュールがリローケイタブル
でないことから、全てのソースモジュールS1〜Snを
プログラム開発用コンピュータ21に入力して実行形式
ファイル26を生成しなければならない。この処理がオ
ンラインデバック中に頻繁に生ずるため、プログラム開
発期間が長くなる原因となっていた。
【0006】この問題を解決するために、特願平1−2
05332号公報では、修正対象のソースモジュールの
みをプログラム開発用コンピュータに入力してロードモ
ジュールを生成しているが、ロードモジュール内の参照
データのアドレスがずれると、他のロードモジュールか
らデータを参照できなくなる。特開平1−175037
号公報では、このアドレスのずれを修正するために、ロ
ードモジュールにリンク用テーブルが付加されている
が、テーブルの具体的な使用方法が開示されていない。
また、特願平1−220030号公報では、システムプ
ログラム内の修正ロードモジュールについて前記同様の
ことを行っているが、修正前の絶対アドレス形式のロー
ドモジュール制御情報と修正後の相対アドレス形式のロ
ードモジュール制御情報との具体的な使用方法が開示さ
れていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような問題点に鑑み、簡単な構成で実行形式ファイルの
変更をより短時間で行うことが可能なファイル編集方法
及びこれを用いたプログラム開発方法及び装置並びに記
憶媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその作用効果】請求項
1では、他のロードモジュールで定義されたデータを参
照するロードモジュールを複数備えたファイルを編集す
るファイル編集方法であって、該複数のロードモジュー
ルの各々について内部定義テーブルと外部参照テーブル
とを付加しておき、ここに内部定義テーブルは、自己の
ロードモジュールに対応するソースプログラムで定義さ
れたデータのシンボル名である内部シンボル名と該内部
シンボル名に対応した実アドレス情報とを対応させたも
のであり、該外部参照テーブルは、他のロードモジュー
ルに対応するソースプログラムで定義されたデータのシ
ンボル名である外部シンボル名と自己のロードモジュー
ル内で該外部シンボル名に対応したデータを参照してい
る部分の実アドレス情報とを対応させたものであり、1
つのロードモジュールを変更した場合に、変更したロー
ドモジュールの外部参照テーブルの外部シンボル名と、
他のロードモジュールの内部定義テーブルの外部シンボ
ル名とを対応させて、変更したロードモジュールで参照
している部分のアドレスを決定し、変更したロードモジ
ュールの内部定義テーブルの内部シンボル名と、他のロ
ードモジュールの外部参照テーブルの外部シンボル名と
を対応させて、該他のロードモジュールで参照している
部分のアドレスを変更する。
【0009】一般にはn個のロードモジュール間の処理
すべき参照関係は最大n(n−1)通りあるが、このフ
ァイル編集方法によれば、該参照関係が(n−1)通り
になるので、処理時間が短縮されプログラム開発期間の
短縮化に寄与するところが大きい。また、複数のロード
モジュールの各々について内部定義テーブルと外部参照
テーブルとを付加してアドレス変更処理を行えばよいの
で、構成が簡単であり、特に電子機器に組み込まれるプ
ログラムROMの開発に適している。
【0010】請求項2のファイル編集方法では、請求項
1において、上記外部参照テーブルは、上記外部シンボ
ル名と内部識別コードとを対応させた外部シンボル名/
内部ID対応テーブルと、該内部識別コードと自己のロ
ードモジュール内で該識別コードに対応したデータを参
照している部分の実アドレス情報とを対応させた内部I
D/実アドレス情報対応テーブルとを有する。
【0011】請求項3のプログラム開発方法では、ソー
スプログラムをプログラム開発ツールに入力して、上記
内部定義テーブル及び外部参照テーブルが付加されたロ
ードモジュールを複数含む実行ファイルを生成し、該実
行ファイルを実行させてデバッグを行い、変更が必要な
ロードモジュールに対応したソースモジュールのみを該
プログラム開発ツールに入力して、その内部定義テーブ
ル及び外部参照テーブルが付加されたロードモジュール
を、請求項1又は2記載の変更したロードモジュールと
して生成し、請求項1又は2記載のファイル編集方法を
実行する。
【0012】請求項4の記憶媒体では、ソースプログラ
ムから、請求項1又は2記載の内部定義テーブルと外部
参照テーブルとが付加されたロードモジュールを複数含
む実行ファイルを生成するプログラムが格納されてい
る。請求項5の記憶媒体では、請求項1記載のアドレス
の決定及び変更を行うプログラムが格納されている。
【0013】請求項6のプログラム開発装置では、ソー
スプログラムをプログラム開発ツールに入力して、上記
内部定義テーブル及び外部参照テーブルが付加されたロ
ードモジュールを複数含む実行ファイルを生成し、変更
が必要なロードモジュールに対応したソースモジュール
のみを該プログラム開発ツールに入力して、その内部定
義テーブル及び外部参照テーブルが付加されたロードモ
ジュールを、請求項1又は2記載の変更したロードモジ
ュールとして生成し、請求項1又は2記載のファイル編
集方法を実行するコンピュータを有する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。 [第1実施形態]図1は、図8に対応した第1実施形態
に係るプログラム開発ツールの概略構成を示す。図8と
同一部分には、同一符号を付している。
【0015】(1)初回の実行ファイル作成 矢印付実線で入出力を示すように、ソースモジュールS
1〜Snからなるソースファイル20は、プログラム開
発用コンピュータ21に入力され、言語プロセッサ22
により相対アドレス形式のオブジェクトモジュールOB
J1〜OBJnからなるオブジェクトファイル23が生
成される。リンケージエディタ25Aにより、これらオ
ブジェクトモジュールOBJ1〜OBJnに、ソースモ
ジュールS1〜Snで使用されたライブラリ24内のモ
ジュールが組み込まれ、さらに、絶対アドレス形式のロ
ードモジュールL1A〜LnAからなる実行形式ファイ
ル26Aが生成される。
【0016】実行形式ファイル26Aは、モデル機10
内のRAM11にロードされ、オンラインデバッガ30
により、RAM11内のプログラムが実行されながらデ
バッグされる。図2は、n=4の場合を示している。各
ロードモジュールL1A〜L4Aは、リンクテーブルを
含んでおり、この点で図9のロードモジュールL1〜L
4と異なる。
【0017】(2)ロードモジュールL1Aのみを変更 次に、オンラインデバックの結果に基づいてロードモジ
ュールL1Aのみを変更(修正を含む)する場合、矢印
付点線で入出力を示すように、ソースモジュールS1を
変更してソースモジュールS1aとし、これをソースフ
ァイル20aとしてプログラム開発用コンピュータ21
Aに入力する。言語プロセッサ22により、相対アドレ
ス形式のオブジェクトモジュールOBJ1aからなるオ
ブジェクトファイル23aが生成される。リンケージエ
ディタ25Aにより、オブジェクトモジュールOBJ1
aに、ソースモジュールS1で参照されたライブラリ2
4内のモジュールが組み込まれ、これと、前回生成され
変更されなかったロードモジュールL2A〜LnAとか
ら、絶対アドレス形式のロードモジュールL1Aa〜L
nAaからなる実行形式ファイル26Aaが生成され
る。
【0018】実行形式ファイル26Aaは、モデル機1
0内のRAM11にロードされ、オンラインデバッガ3
0により、RAM11内のプログラムが実行されながら
デバッグされる。 (3)リンク処理時間の短縮 図2において、ロードモジュールL1Aについては、プ
ログラム部の変更又はデータ部でのデータの追加削除に
よりデータ部のアドレスがずれても、ソースモジュール
S1aに対するプログラム開発用コンピュータ21Aで
の処理により、自己のプログラム部からデータ部へのア
ドレス指定は確定する。また、ロードモジュールL2A
〜L4A間の参照関係は変わらない。
【0019】ここで、ロードモジュールL1Aaの生成
途中のものをL1Axで表す。ロードモジュールL1A
xは、相対アドレス形式の部分を含んでいる。ロードモ
ジュールL1Aa生成の際に、リンケージエディタ25
AでロードモジュールL1A〜L4Aのリンクテーブル
が用いられるので、ロードモジュールL1Axのプログ
ラム部から他のロードモジュールL2A〜L4Aのデー
タ部の参照については、後述の(5)の処理により実ア
ドレス指定が確定し、ロードモジュールL2A〜L4A
のプログラム部からロードモジュールL1Axのデータ
部の参照については、後述の(6)の処理により実アド
レス指定が確定する。
【0020】一般に、ロードモジュールL1〜Ln間に
最大n(n−1)通りの参照関係があるので、オブジェ
クトモジュールOBJ1〜OBJnをリンケージエディ
タ25に入力すると、nの増大に伴いリンケージエディ
タ25での処理時間が益々長くなる。しかし、上記
(2)の処理を行えば、n個のロードモジュール間の処
理すべき参照関係は最大2(n−1)通りになるので、
リンケージエディタ25Aでの処理時間が従来の2/n
となり、例えばn=30のとき、1/15となり、大幅
に短縮される。
【0021】(4)リンクテーブル 図4は、変更されたロードモジュールL1Ax内及び未
変更のロードモジュールLiA(iは2〜4の任意の1
つ)内のリンクテーブルの簡単な例を示している。両リ
ンクテーブルの構造は同一であり、ロードモジュールL
1Axのリンクテーブルは、内部定義テーブルT11
と、外部参照テーブルT12及びT13とからなり、ロ
ードモジュールLiAのリンクテーブルは、内部定義テ
ーブルTi1と、外部参照テーブルTi2及びTi3と
からなる。
【0022】内部定義テーブルT11は、プログラマに
よりソースモジュールS1で定義された相対アドレス形
式(リローケータブルな形式)のローカルな(ソースプ
ログラムS1内でのみ使用される)シンボルSYMBO
L11及びSYMBOL12と、他のオブジェクトモジ
ュールと無関係にリンケージエディタ25Aによりこれ
らにそれぞれ対応付けられた絶対アドレス形式(リロー
ケータブルでない形式)のアドレスAD11a及びAD
12aとからなる。同様に、内部定義テーブルTi1
は、プログラマによりソースモジュールSiで定義され
た相対アドレス形式のローカルなシンボルSYMBOL
i1及びSYMBOLi2と、他のオブジェクトモジュ
ールと無関係にリンケージエディタ25Aによりこれら
にそれぞれ対応付けられた絶対アドレス形式のアドレス
ADi1及びADi2とからなる。図4では、アドレス
ADi1にデータDATAi1が割り当てられている。
【0023】外部参照テーブルT12は、プログラマに
よりソースモジュールSiで定義された外部のシンボル
SYMBOLi1及びSYMBOLi2と、リンケージ
エディタ25Aによりこれらにそれぞれ対応付けられた
相対アドレス形式の識別コードIDi1及びIDi2と
からなる。外部参照テーブルT12を用いる理由は、複
数のロードモジュールで互いに異なる変数として同一シ
ンボルを用いることができるので、これらを区別するた
めであり、また、シンボルは文字数が比較的多いので、
これを簡略化するためである。同様に、外部参照テーブ
ルTi2は、プログラマによりソースモジュールS1で
定義された外部のシンボルSYMBOL11及びSYM
BOL12と、リンケージエディタ25Aによりこれら
にそれぞれ対応付けられた相対アドレス形式の識別コー
ドID11及びID12とからなる。
【0024】外部参照テーブルT13では、自己のロー
ドモジュールL1Aのプログラム部において識別コード
IDi1を参照アドレスとして用いている部分のアドレ
スAD111〜AD113と、識別コードIDi1をア
ドレスAD111〜AD113に対応させるときのアド
レス指定モードMODE2、MODE1及びMODE3
とが対応付けられている。識別コードIDi1について
も同様である。例えばアドレスAD111の命令コード
は『AND AD13, IDi1』、すなわち内部ア
ドレスAD13の内容と外部アドレスIDi1の内容と
の論理積をとる命令であり、このアドレスAD111で
識別コードIDi1が用いられ、リンケージエディタ2
5Aによりアドレス指定モードMODE2で識別コード
IDi1が絶対アドレス化されることを示している。同
様に、外部参照テーブルTi3では、自己のロードモジ
ュールLiAのプログラム部において識別コードID1
1を参照アドレスとして用いている部分のアドレスAD
i11〜ADi13と、識別コードID11をアドレス
ADi11〜ADi13に対応付けるときのアドレス指
定モードMODE1〜MODE3とが対応付けられてい
る。
【0025】(5)ロードモジュールL1Axからロー
ドモジュールLiAへの参照アドレスの変更手順 次に、図3を参照して、変更されたロードモジュールL
1Ax内での他のロードモジュールLiAの参照アドレ
スの決定手順を説明する。図4は、図3の処理の説明図
である。
【0026】(50)ロードモジュール識別インデック
スiに初期値2が代入される。 以下ステップ51〜56により、ロードモジュールL1
AxからロードモジュールLiAへの参照アドレスの決
定処理が行われる。 (51)外部参照テーブルTi2からシンボルを1つ読
み出す。 (52)読み出すべきシンボルがまだ有れば、ステップ
53へ進み、無ければ、ステップ57へ進む。
【0027】(53)ロードモジュールLiA内の参照
シンボルであればステップ54へ進み、そうでなければ
ステップ51へ戻る。 (54)ロードモジュールLiAの内部定義テーブルT
i1からリンク先情報が読み出される。例えばステップ
51で外部参照テーブルT12のシンボルSYMBOL
i1が読み出された場合には、内部定義テーブルTi1
内のこれに一致するシンボルSYMBOLi1が探索さ
れ、シンボルSYMBOLi1に対応付けられたアドレ
スADi1が読み出される。
【0028】(55)ロードモジュールL1Axの外部
参照テーブルT13からリンク元情報が読み出される。
例えばステップ51でシンボルSYMBOLi1が読み
出された場合には、これに対応付けられた識別コードI
Di1と一致するものが外部参照テーブルT13内で探
索され、識別コードIDi1に対応付けられたリンク元
情報(AD111,MODE2)、(AD112,MO
DE1)及び(AD113,MODE3)が読み出され
る。
【0029】(56)当該シンボルについて、ロードモ
ジュールL1Ax内のリンク元参照アドレスの部分で使
用されているリンク先識別コードIDが、アドレス指定
モードに応じてリンク先アドレスに変更される。例えば
シンボルSYMBOLi1について、ロードモジュール
L1Ax内のリンク元参照アドレスAD111の部分で
使用されているリンク先識別コードIDi1が、アドレ
スADi1をアドレス指定モードMODE2で表したも
のに変更される。同様に、ロードモジュールL1Ax内
のリンク元参照アドレスAD112の部分で使用されて
いるリンク先識別コードIDi1が、アドレスADi1
をアドレス指定モードMODE1で表したものに変更さ
れる。
【0030】次にステップ51へ戻る。 (57)iが1だけインクリメントされる。 (58)i≦nであればステップ51へ戻り、i>nで
あれば、図3の処理を終了する。 (6)ロードモジュールLiAからロードモジュールL
1Axへの参照アドレスの変更手順 次に、図5を参照して、変更されたロードモジュールL
1Axに対する他のロードモジュールLiAからの参照
アドレス変更手順を説明する。図6は、図5の処理の説
明図である。以下、括弧内の数値はステップ識別番号で
ある。
【0031】(60)ロードモジュール識別インデック
スiに初期値2が代入される。 以下ステップ61〜66により、ロードモジュールLi
Aからの参照アドレスの変更処理が行われる。 (61)外部参照テーブルTi2からシンボルを1つ読
み出す。 (62)読み出すべきシンボルがまだ有れば、ステップ
63へ進み、無ければ、ステップ67へ進む。
【0032】(63)ロードモジュールL1Ax内の参
照シンボルであればステップ64へ進み、そうでなけれ
ばステップ61へ戻る。 (64)ロードモジュールL1Axの内部定義テーブル
T11から、リンク先情報が読み出される。例えばステ
ップ61で外部参照テーブルTi2のシンボルSYMB
OL11が読み出された場合には、内部定義テーブルT
11内のこれに一致するシンボルSYMBOL11が探
索され、シンボルSYMBOL11に対応付けられたア
ドレスAD11aが読み出される。
【0033】(65)ロードモジュールLiAの外部参
照テーブルTi3から、リンク元情報が読み出される。
例えばステップ61でシンボルSYMBOL11が読み
出された場合には、これに対応付けられた識別コードI
D11と一致するものが外部参照テーブルTi3内で探
索され、識別コードID11に対応付けられたリンク元
情報(ADi11,MODE1)、(ADi12,MO
DE2)及び(ADi13,MODE3)が読み出され
る。
【0034】(66)当該シンボルについて、ロードモ
ジュールLiA内のリンク元参照アドレスの部分で使用
されているリンク先アドレスが、アドレス指定モードに
応じて変更される。例えばシンボルSYMBOL11に
ついて、ロードモジュールLiA内のリンク元参照アド
レスADi11の部分で使用されているリンク先アドレ
スAD11が、アドレスAD11aをアドレス指定モー
ドMODE1で表したものに変更される。同様に、ロー
ドモジュールLiA内のリンク元参照アドレスADi1
2の部分で使用されているリンク先アドレスAD11
が、アドレスAD11aをアドレス指定モードMODE
2で表したものに変更される。
【0035】次にステップ61へ戻る。 (67)iが1だけインクリメントされる。 (68)i≦nであればステップ61へ戻り、i>nで
あれば、図5の処理を終了する。 以上のような(5)及び(6)での処理により、リンケ
ージエディタ25Aでの処理時間が短縮化され、したが
って(2)での処理時間が短縮化され、プログラム開発
期間の短縮化に寄与する。
【0036】RAM11をROM化する場合には、各ロ
ードモジュールのリンクテーブルを除去したものが書き
込まれる。 [第2実施形態]図7は、本発明の第2実施形態に係る
プログラム開発ツールの概略構成を示す。
【0037】RAM11内に各ロードモジュールのリン
クテーブルが含まれているので、上記第1実施形態と同
様に、変更したソースモジュールSO1aのみをプログ
ラム開発用コンピュータ21Aに入力し、ロードモジュ
ールL1Axからなる準実行形式ファイル26xを生成
してこれをRAM11内の変更前のロードモジュールL
1Aと置換する。但し、リンケージエディタ25Aに
は、未変更のロードモジュールL2A〜LnAを入力し
ない。
【0038】デバッガ・エディタ30Aは、オンライン
デバッガ301に加えて、ロードモジュールエディタ3
02を備えており、これにより、RAM11に対し上記
(5)及び(6)の処理を行って、変更後のロードモジ
ュールL1Aa〜LnAaを生成する。なお、本発明に
は外にも種々の変形例が含まれる。
【0039】例えば図1において、オンラインデバッガ
30に言語プロセッサ22及びリンケージエディタ25
Aを備えた構成であってもよい。また、上記実施形態で
はリンクテーブルの簡単な例を説明したが、例えば図4
において、内部定義テーブルT11に、AD11aを先
頭アドレスとするデータのバイト数やエンドアドレレス
等の属性情報を付加したものであってもよい。また、参
照アドレスはデータ部ではなくてもよく、プログラム部
の命令コードに付加された即値データのアドレスであっ
てもよい。
【0040】外部参照テーブル中のアドレス指定モード
MODE1〜MODE3は、プログラム中の命令コード
から知得することができるので、必須ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のプログラム開発ツール
概説図である。
【図2】ロードモジュールの構成とロードモジュール間
データ参照関係を示す図である。
【図3】変更されたロードモジュール内での他のロード
モジュールの参照アドレス決定手順を示すフローチャー
トである。
【図4】図3の処理の説明図である。
【図5】変更されたロードモジュール内に対する他のロ
ードモジュールからの参照アドレス変更手順を示すフロ
ーチャートである。
【図6】図5の処理の説明図である。
【図7】本発明の第2実施形態のプログラム開発ツール
概説図である。
【図8】従来のプログラム開発ツール概説図である。
【図9】従来のロードモジュールの構成とロードモジュ
ール間データ参照関係を示す図である。
【符号の説明】
10 モデル機 11 RAM 20、20a ソースファイル 21、21A コンピュータ 22 言語プロセッサ 23、23a オブジェクトファイル 24 ライブラリ 25、25A リンケージエディタ 26、26A、26Aa 実行形式ファイル 26x 準実行形式ファイル 30 オンラインデバッガ 30A デバッガ・エディタ 301 オンラインデバッガ 302 ロードモジュールエディタ S1〜Sn、S1a ソースモジュール OBJ1〜OBJn、OBJ1a オブジェクトモジュ
ール L1〜Ln、L1A〜LnA、L1Aa〜LnAa、L
1Ax ロードモジュール T11、Ti1 内部定義テーブル T12、T13、Ti2、Ti3 外部参照テーブル SYMBOL11、SYMBOL12、SYMBOLi
1、SYMBOLi2シンボル MODE1〜MODE3 アドレス指定モード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他のロードモジュールで定義されたデー
    タを参照するロードモジュールを複数備えたファイルを
    編集するファイル編集方法であって、 該複数のロードモジュールの各々について内部定義テー
    ブルと外部参照テーブルとを付加しておき、ここに内部
    定義テーブルは、自己のロードモジュールに対応するソ
    ースプログラムで定義されたデータのシンボル名である
    内部シンボル名と該内部シンボル名に対応した実アドレ
    ス情報とを対応させたものであり、該外部参照テーブル
    は、他のロードモジュールに対応するソースプログラム
    で定義されたデータのシンボル名である外部シンボル名
    と自己のロードモジュール内で該外部シンボル名に対応
    したデータを参照している部分の実アドレス情報とを対
    応させたものであり、1つのロードモジュールを変更し
    た場合に、 変更したロードモジュールの外部参照テーブルの外部シ
    ンボル名と、他のロードモジュールの内部定義テーブル
    の外部シンボル名とを対応させて、変更したロードモジ
    ュールで参照している部分のアドレスを決定し、 変更したロードモジュールの内部定義テーブルの内部シ
    ンボル名と、他のロードモジュールの外部参照テーブル
    の外部シンボル名とを対応させて、該他のロードモジュ
    ールで参照している部分のアドレスを変更する、 ことを特徴とするファイル編集方法。
  2. 【請求項2】 上記外部参照テーブルは、上記外部シン
    ボル名と内部識別コードとを対応させた外部シンボル名
    /内部ID対応テーブルと、該内部識別コードと自己の
    ロードモジュール内で該識別コードに対応したデータを
    参照している部分の実アドレス情報とを対応させた内部
    ID/実アドレス情報対応テーブルとを有することを特
    徴とする請求項1記載のファイル編集方法。
  3. 【請求項3】 ソースプログラムをプログラム開発ツー
    ルに入力して、上記内部定義テーブル及び外部参照テー
    ブルが付加されたロードモジュールを複数含む実行ファ
    イルを生成し、 該実行ファイルを実行させてデバッグを行い、 変更が必要なロードモジュールに対応したソースモジュ
    ールのみを該プログラム開発ツールに入力して、その内
    部定義テーブル及び外部参照テーブルが付加されたロー
    ドモジュールを、請求項1又は2記載の変更したロード
    モジュールとして生成し、 請求項1又は2記載のファイル編集方法を実行する、 ことを特徴とするプログラム開発方法。
  4. 【請求項4】 ソースプログラムから、請求項1又は2
    記載の内部定義テーブルと外部参照テーブルとが付加さ
    れたロードモジュールを複数含む実行ファイルを生成す
    るプログラムが格納されていることを特徴とする記憶媒
    体。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のアドレスの決定及び変更
    を行うプログラムが格納されていることを特徴とする記
    憶媒体。
  6. 【請求項6】 ソースプログラムをプログラム開発ツー
    ルに入力して、上記内部定義テーブル及び外部参照テー
    ブルが付加されたロードモジュールを複数含む実行ファ
    イルを生成し、変更が必要なロードモジュールに対応し
    たソースモジュールのみを該プログラム開発ツールに入
    力して、その内部定義テーブル及び外部参照テーブルが
    付加されたロードモジュールを、請求項1又は2記載の
    変更したロードモジュールとして生成し、請求項1又は
    2記載のファイル編集方法を実行するコンピュータを有
    することを特徴とするプログラム開発装置。
JP35563597A 1997-12-24 1997-12-24 ファイル編集方法及びこれを用いたプログラム開発方法及び装置並びに記憶媒体 Pending JPH11184680A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009288858A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Fuji Xerox Co Ltd 追加実行可能情報生成装置、情報処理装置、及びプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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