JPH11183945A - 光スイッチ制御方式 - Google Patents

光スイッチ制御方式

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JPH11183945A
JPH11183945A JP35253597A JP35253597A JPH11183945A JP H11183945 A JPH11183945 A JP H11183945A JP 35253597 A JP35253597 A JP 35253597A JP 35253597 A JP35253597 A JP 35253597A JP H11183945 A JPH11183945 A JP H11183945A
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optical switch
optical
signal
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input
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JP35253597A
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Yasushi Koiwai
靖 小岩井
Yasunari Nagakubo
憩功 長久保
Yuji Miyaki
裕司 宮木
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は複数の光入力端子と複数の光出力端子
とを備え温度により光屈折率を変化させて入力光を入力
端子と平行な位置にある出力端子側へ伝搬させるか,交
差する位置にある出力端子側へ伝搬させるかの何れかに
選択的に切り換える光スイッチ素子を複数個組み合わせ
た光スイッチの制御方式に関し,外気温の変化や光スイ
ッチ素子が発生させる発熱等の熱変化で光スイッチのオ
ン最適点とオフ最適点がシフトしてしまった場合でもオ
ン最適点とオフ最適点を常に捕らえて光スイッチの出力
レベルを自動制御することを目的とする。 【解決手段】光スイッチの出力端子の中の未使用端子か
ら光スイッチの分岐主信号をモニタし,その信号の分析
結果により光スイッチを熱制御して,光スイッチの光出
力レベルを設定制御するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は温度により光屈折率
を変化させて複数入力複数出力の光信号を選択的に切替
える光スイッチ制御方式に関する。
【0002】最近,マッハツェンダ干渉計光素子(Mach
-Zehnder Interfererometer Optical waveguide)を用い
た光スイッチが提案されている。このマッハツェンダ干
渉計光素子は温度によって光屈折率を制御してスイッチ
制御を行う必要があるが,光スイッチ素子を組み合わせ
た光スイッチの内部や外部環境の温度変化に応じてスイ
ッチ特性が変化するため,それらの影響を受けずに光ス
イッチの最適制御を行うことが望まれている。
【0003】
【従来の技術】上記マッハツェンダ干渉計光素子(Mach
-Zehnder Interfererometer Opticalwaveguide)を用い
た光スイッチは学会等で公表されており,その特性も知
られている(具体的には,例えば,「OFC’96Tech
nical Digest, Thursday Afternoon p259 〜p261“ 8×
16 delivery-and-coupling-type optical switches for
a 320-Gbit/s throughput optical path cross-connect
system ”Masafumi Koga 他著」等) が,図14乃至
図16により説明する。
【0004】マッハツェンダ干渉計光素子(以下,単に
光スイッチ素子という)の入・出力の端子を含む基本構
成を図14に示す。光スイッチは,入力部に光信号が入
力する入力端子1(IN1)と未使用入力端子2(IN
2)とを備え,出力部に光信号が出力する出力端子1
(OUT1)と未使用出力端子2(OUT2)を備え
る。図14の例では入力端子1が光信号の入力端子,出
力端子1が光信号の出力端子とする。
【0005】この光スイッチ素子は図15に示す静特性
を備え,横軸に示す光スイッチ温度に対し,縦軸に示す
光スイッチ素子の導波路内の光伝達量が変化する。図1
5のオン側伝送路は図14の入力端子1から出力端子1
へ伝達される主信号の伝送路を表し,オフ側伝送路は入
力端子1から未使用出力端子2へ伝達される分岐信号の
伝送路を表す。図15に示すような特性は,熱によって
光スイッチ素子の光屈折率が変化するためである。この
光スイッチ素子の静特性を利用した光スイッチのオン・
オフの制御原理を図16に示す。
【0006】図15の光スイッチ温度がA点の場合,光
伝達の最適点であり,光スイッチ素子は図16の状態A
のようにオン(バーとも呼ばれる:Bar)状態とな
る。この場合,入力端子1の光信号(これを主信号とい
う)が出力端子1へ直線状の経路で伝達量=1で伝達さ
れ,この伝送路をオン側伝送路という。この最適温度か
ら高温側(または低温側)に光スイッチ温度を変化させ
ると,温度を図15のC点にすると,光スイッチ素子の
光屈折率が大きく変化し,光スイッチ素子の導波路の光
伝達量が最低となり,図16の状態Cのようになる。こ
の状態Cでは,光スイッチ素子はオフ(クロスとも呼ば
れる:Cross)状態となり,光信号は入力端子1か
ら交差する未使用の出力端子2側へ伝達量=1が伝達さ
れ,出力端子1へは何も伝達されなくなる(伝達量=
0)。また,図15の静特性において光スイッチ素子の
温度が点Aに近い高い温度(または低い温度)である点
Bの温度の場合,図16の状態Bに示すように主信号は
出力端子1へ伝達されるが,主信号の一部の信号が分岐
してクロス側(出力端子2側)に出力される。
【0007】上記に説明した光スイッチ素子を複数個組
み合わせて,光スイッチの切り換えポイントによって光
出力部を任意に決定することが可能としたのが図17に
示す光スイッチの切り換え方法の説明図である。
【0008】図17には,4×4光スイッチが示され,
S11〜S44は上記図14〜図16に説明した2×2
光スイッチであり,このような光スイッチを4×4=1
6個用いて構成されている。各光スイッチは,クロス
(オフ状態)かバー(オン状態)の何れかの状態になる
よう温度制御される。この4×4光スイッチは,入力側
から端子IN1〜IN4にそれぞれ図に示すように入力
信号λ1〜λ4が入力され,出力側の端子OUT1〜O
UT4から出力信号が発生する。例えば,入力信号λ4
が入力端子IN4へ供給されると,スイッチS42がク
ロス(オフ状態)の経路を通り,次のスイッチS44が
クロス(オフ状態)の経路を通り,次のスイッチS43
でバー(オン状態)の経路を通って,最後のスイッチS
33へ送られ,ここでクロス(オフ状態)の経路を通っ
て出力端子OUT3からλ4の信号が出力される。この
ように4×4光スイッチにより各入力信号が任意の出力
端子へ切り換え接続することができる。このように,光
スイッチをクロスまたはバーの状態に制御して切り換え
制御する方式をクロス・バー制御という。
【0009】次に図18に示す従来の光スイッチ切り換
え制御の構成を説明する。ここでは,説明の便宜上,2
×2の光スイッチを例として用いる。図18において,
80は2×2光スイッチ,81は光スイッチ温度特性デ
ータを格納するメモリ,82は光スイッチ切り換え制御
部,82aは光スイッチ選択部,82bは光スイッチオ
ン・オフ制御部,83は各光スイッチの温度制御を行う
ヒータ(またはペルチェ素子やファン等でもよい)であ
る。
【0010】この2×2の光スイッチ80には光信号入
力がスイッチS11,S22の入力部の端子IN1,I
N2へ供給することができ,スイッチS21,S12の
出力端子OUT1,OUT2から光信号が出力される。
【0011】従来はクロス・バー方式により各光スイッ
チをオン・オフ制御して切り換えを行っている。その場
合,光スイッチのオン・オフ制御をするために,まず,
2×2光スイッチ80の光スイッチ温度特性データを光
スイッチ切り換え制御部82のメモリ81に予め記憶さ
せる。この時の光スイッチ温度特性データの内容は,上
記図15のA点の光伝達量が最適点となる光スイッチの
バー(オン)状態の温度の値と,図15のC点の光伝達
量が最低となる光スイッチのクロス(オフ)状態の温度
の値である。光スイッチの周辺にはヒータ83が設置さ
れており,光スイッチのオン・オフ命令が出されると,
メモリ81の光スイッチ温度特性データ相当の温度にな
るようヒータ83に電流を流し,ヒータ83の熱によっ
て光スイッチの光屈折率が変化し,光スイッチのオン・
オフを制御する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
光スイッチ切り換え制御では,予めn×n個の光スイッ
チ温度特性データを入力し,光スイッチのオン最適温度
とオフ最適温度にヒータを熱制御することで光スイッチ
をオン・オフ制御することができ,光スイッチのクロス
・バー(Cross─Bar)方式と組み合わせて光伝
送路の切り換えを行うことができる。ところが,このよ
うな光スイッチのオン・オフ制御のみでは,外気温の変
化や光スイッチ素子が発生させる発熱等の熱変化で,予
め入力しておいた光スイッチ温度特性データに対して光
スイッチオン時の光伝達量最適点や光スイッチオフ時の
光伝達最低点がシフトしてしまった場合,光スイッチで
光伝達信号がロスしてしまい,伝送効率が悪化してしま
うという問題があった。
【0013】また,常に光伝達量が最適点もしくは最低
点の2種類しか選択できないため,光アッテネータのよ
うに任意の光出力を設定することができないという問題
があった。
【0014】本発明は光スイッチ制御において,外気温
の変化や光スイッチ素子が発生させる発熱等の熱変化で
光スイッチのオン最適点とオフ最適点がシフトしてしま
った場合でもオン最適点とオフ最適点を常に捕らえて,
光スイッチの出力レベルを自動制御する光スイッチ制御
方式を提供することを目的とする。また,光伝達量を任
意の選択できるように,光アッテネータ(減衰器)のよ
うな任意の出力レベル変換を可能にする,光出力レベル
の設定を可能とする制御方式を提供すること及び光伝送
の高効率化をもたらす光スイッチ制御方式を提供するこ
とも本発明の他の目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の基本構成
を示す。図中,1は光スイッチ素子(マッハツェンダ干
渉計素子)を2×2組み合わせた光スイッチ,2は各光
スイッチ素子の熱を制御するヒータ,ペルチェ素子また
はファン等の熱制御部,3a,3bは光/電気変換部,
4a,4bは検出器,5はモニタ選択部,6は光スイッ
チ切り換え制御部,6aは光スイッチ選択部,6bは2
×2の光スイッチオン・オフ制御部,7は光スイッチ温
度特性データを格納したメモリである。
【0016】この光スイッチ1は光入力端子が2箇所,
光出力端子が2箇所,光スイッチ出力部の未使用端子が
2箇所あり,本発明はこのような未使用端子をモニタ用
の端子MON1,MON2として光主信号の分岐信号を
モニタするために使用する。光スイッチ切り換え制御部
6で光スイッチ選択部6aからの光スイッチ選択命令に
より光スイッチオン・オフ制御部6bがメモリ7の光ス
イッチ温度特性データに従って,選択された光スイッチ
をオン・オフ制御するための温度になるよう各熱制御部
2への電流制御を行う。図1の状態は,2×2光スイッ
チ1の入力端子IN1に光信号が入力され,光主信号は
オン状態のスイッチS11からオフ状態のスイッチS2
1を通って出力端子OUT1から光信号出力が得られ
る。
【0017】外気温の変化や光スイッチ素子が発生させ
る発熱等の熱変化で光スイッチのオン最適点とオフ最適
点がシフトしてしまった場合,光スイッチの光屈折率が
変化し,光主信号の一部が光スイッチS11で分岐して
光スイッチS12のクロス側を通って未使用端子(モニ
タ:MON2)に出力される。この分岐信号は,光スイ
ッチのオン最適点が大きくシフトすると分岐信号が大き
くなり,オン最適点がずれていなければ分岐信号は無く
なる。
【0018】上記の光の分岐信号は未使用端子(MON
2)から光・電気変換部3bへ入力し,ここで電気信号
に変換され,検出器4bで検出されてモニタ選択部5へ
供給する。モニタ選択部5は光スイッチ切り換え制御部
6の光スイッチ選択部6aからその時の主信号(光信号
入力IN1,IN2の何れか)が選択されており,その
主信号に対するモニタ信号を選択する信号が光スイッチ
選択部6aから指定され,モニタ選択部5は指定された
モニタ信号の検出器4bの信号を選択し光スイッチオン
・オフ制御部6bへフィードバックする。光スイッチオ
ン・オフ制御部6bはフィードバックされた分岐信号の
大きさから各スイッチの熱制御部2の制御電流を制御し
て,光スイッチの最適点を常に捕らえ,光スイッチの出
力レベルを自動制御する。また,同様に,分岐信号をモ
ニタして,光スイッチ切り換え制御部6にフィードバッ
クし,分岐信号の大きさから主信号の光出力レベルを計
算して,主信号の光出力レベルの光伝達量を任意に選択
できるようにヒータ等の熱制御部2の制御電流を制御
し,任意の光出力レベルに設定制御する。
【0019】このように光スイッチの出力をモニタし
て,外気温の変化や光スイッチ素子が発生させる発熱等
の熱変化により光スイッチ出力が変動した場合でも,そ
れに応じて光スイッチ温度特性から光スイッチ出力を任
意の出力レベルに設定する制御を行う。
【0020】
【発明の実施の形態】図2,図3は実施例1の構成図
(その1),(その2)である。図2には2×2光スイ
ッチと各光スイッチ素子の熱制御部(ヒータ)を駆動す
る制御信号(電流)を発生する駆動回路が示され,図3
には光スイッチを制御する回路が示されている。図2,
図3において,1は2×2光スイッチ,2はヒータ,ペ
ルチェ素子またはファン等の熱制御部を表すが,この実
施例1及び以下の各実施例ではヒータを使用する例を示
す,10は上記図1の3a,3b,4a,4b,5,7
の各部を含み光スイッチのパワーレベルの設定とフィー
ドバック制御による制御電流の微調整を行う光パワーレ
ベル設定制御部,17は上記図1の6に対応する光スイ
ッチ切り換え制御部であり,図2と図3は〜の各線
により接続されている。
【0021】光パワーレベル設定制御部10内の11
a,11bは2組の光電気変換部(図1の3a,3bに
対応),12a,12bはピーク検出と平均値検出を行
う検出器(図1の4a,4bに対応),13はモニタ選
択部(図1の5に対応),14は光スイッチ特性データ
を格納するメモリ(図1の7に対応),15はA/D変
換部,16は制御電流の微調整を行う電流制御部であ
る。電流制御部16はCPU16a,光パワーレベル設
定部16b及びD/A変換部16cとで構成される。ま
た,光スイッチ切り換え制御部17(図1の6に対応)
は,上記図1の6a,6bと同様の光スイッチ選択部1
7a,光スイッチオン・オフ(ON,OFF)制御部1
7bにより構成される。18は光スイッチの各熱制御部
に調整された駆動電流を発生する加算回路である。
【0022】加算回路18は,2×2光スイッチ1を構
成する各光スイッチを個別にオン・オフ制御するための
フィードバック制御された電流(電圧)を発生する回路
であり,光スイッチ切り換え制御部17からの各スイッ
チのオン・オフ状態を制御するための電圧信号と,光パ
ワーレベル設定制御部10の電流制御部16からの制御
電流を微調整する電圧信号とを個別に加算した結果の電
圧を各光スイッチ素子の熱制御部(ヒータ)2に対して
供給する。
【0023】2×2光スイッチ1は,光入力端子が2箇
所,光出力端子が2箇所,光スイッチ出力部の未使用端
子が2箇所あり,この未使用端子2箇所をモニタ用の端
子MON1,MON2として光主信号の分岐信号をモニ
タするために使用する。図2の状態は2×2光スイッチ
の中の光スイッチS11がバー(オン)状態の場合を示
し,入力端子IN1からの光信号をバー(オン)状態の
光スイッチS11からクロス(オフ)状態の光スイッチ
S21を通って出力端子OUT1から出力する動作が行
われる。後述する図4に光スイッチS21がバー(オ
ン)状態になって入力端子IN2からの光信号を出力端
子OUT1から出力する状態を示す。
【0024】図2,図3の実施例1の動作を説明する
と,光スイッチ1に相当する光スイッチ特性データをメ
モリ14から光スイッチ切り換え制御部17及び電流制
御部16のCPU16aに入力する。光スイッチ切り換
え制御部17はこれを受けて,光スイッチ選択部17a
から光スイッチ選択命令を発生し,光スイッチオン・オ
フ制御部17bから3つの光スイッチS21,S12,
S22をオフにし,1つの光スイッチS11だけをオン
にする,〜で示す個別の電圧信号(V1という)を
加算回路18に供給する。これにより,加算回路18で
は各電圧加算回路18a〜18dにおいて,上記した電
流制御部16からの微調整された電圧信号(V2とい
う)とを加算して,その加算結果を対応する各スイッチ
の熱制御部に供給する。
【0025】これにより光スイッチS11の光伝達量が
最適となるバー(オン)状態となり,入力端子IN1か
ら入力される光入力信号が光スイッチS11の導波路内
をバー方向(左から右への直進方向)に進み,光信号が
出力端子OUT1に出力される。外気温の変化や光スイ
ッチ素子から発生する発熱等の熱変化で,予め入力して
おいた光スイッチ特性データ(メモリ14に保持)に対
して,光スイッチS11のオン時の光伝達量最適点がシ
フトした場合,光スイッチS11のバー方向の光主信号
が減少し,クロス方向に主信号の一部が分岐され,光ス
イッチ出力部の未使用端子MON2(光スイッチS11
がオフ時の出力端子)に光主信号の分岐信号が出力され
る。各未使用端子MON1,MON2の信号は,で
示すモニタ光1,モニタ光2と常に光パワーレベル設定
制御部10においてモニタされている。
【0026】光スイッチS11がオン状態の場合,未使
用端子MON2から分岐信号がで示すようにモニタ光
として取り出され,図3の光パワーレベル設定制御部1
0に入力され,光/電気変換部11bで電気信号に変換
され,検出器12bで信号のピークまたは平均値が検出
される。この検出信号はモニタ選択部13で選択され,
A/D変換部15でディジタル信号に変換されて電流制
御部16に入力される。電流制御部16では,検出され
たモニタ信号が最小になるように調整用の制御電圧V2
を発生し,その値をD/A変換部16cでアナログ信号
に変換しての線路を介して加算回路18へ供給する。
加算回路18では後述する電圧制御により各スイッチの
熱制御部(ヒータ)2の制御電圧を調整して,各熱制御
部(ヒータ)2へそれぞれ出力電圧V0を発生して光ス
イッチS11が熱制御される。光スイッチS11のバー
方向の光主信号が常に最大となるよう光スイッチの光出
力レベルが最適制御される。
【0027】なお,電流制御部16の光パワーレベル設
定部16bは,光スイッチの光出力レベルを任意の出力
レベルに設定するために使用する。すなわち,光パワー
レベル設定部16bに設定値が設定されると,CPU1
6aは,メモリ14から予め入力された光スイッチ特性
データと,検出されたモニタ信号の大きさを比較して,
光スイッチ特性データに対応する設定光パワー時の分岐
信号が一定となるよう微調整するための電圧信号V2を
発生する。これにより,光スイッチS11が熱制御さ
れ,光スイッチの光出力レベルを任意の出力レベルに設
定できる。
【0028】加算回路18の動作を説明すると,加算回
路内の各加算器18a〜18dは演算増幅器と,フィド
バック抵抗Rf,光スイッチ切り換え制御部17からの
制御電圧V1(オン制御される光スイッチとオフ制御さ
れる光スイッチの電圧V1は異なる)が供給される抵抗
R1及び電流制御部16からの電圧信号V2が共通に入
力される並列に接続された抵抗R2とで構成される。
【0029】ここで,抵抗R1,抵抗R2及びフィドバ
ック抵抗Rfに流れる電流をそれぞれ,I1,I2及び
Ifとすると,次の関係が成立する。但し,I1はオン
状態とオフ状態のスイッチとでは異なる。
【0030】If=I1+I2,I1=V1/R1,I
2=V2/R2 従って,If=V1/R1+V2/R2であるため,各
加算器18a〜18dから熱制御部2へ供給される調整
された出力電圧V0は次のようになる。
【0031】V0=−Rf×If=−Rf(V1/R1
+V2/R2) 次に図4は上記実施例1においてスイッチS21がオン
の動作状態を示す。この場合,2×2光スイッチのスイ
ッチS21がバー(オン)状態であり,入力端子IN2
から入力される光入力信号は太線で示すように光スイッ
チS21の導波路内をバー方向に進み,光主信号が出力
端子OUT1に出力される。上記図2と同様,光スイッ
チS21オン時には,光スイッチS21がオフ時の出力
端子MON1をモニタするようにモニタ選択部13でモ
ニタ信号1を選択し,モニタ信号1が最小になるように
電流制御部16で電流制御を行い,各光スイッチ素子の
熱制御部(ヒータ)2が熱制御される。これにより光ス
イッチS21のバー方向の光主信号が常に最大となるよ
う光スイッチの光出力レベルが最適制御される。
【0032】図5は上記実施例1の動作説明図であり,
上記図2,図3のように端子MON2からのモニタ光か
ら出力端子OUT1の光信号出力が一定になる制御方式
を示す。ここでは,外気温の変化や光スイッチ素子が発
生させる発熱等の熱変化で,予め入力しておいた光スイ
ッチ特性データに対して,光スイッチS11のオン時の
光伝達量最適点が高温側にシフトしてしまった場合を説
明する。
【0033】図5のA.は初期設定時の光スイッチ切り
換え制御部17から加算回路18への電流制御により,
加算回路18から各熱制御部(ヒータ)2を制御して,
その後,温度が高温側に上昇した状態を示す。この時光
スイッチS11のオン時の主信号の光伝達量は減少し,
分岐信号の光伝達量が増加し,光分岐信号は光スイッチ
出力部の未使用端子(モニタ)MON2に出力される。
図5のB.は分岐信号光伝達量に対するモニタ光2(端
子MON2の光)の変化を示し,このように光伝達量に
比例してモニタ光2が増加する。モニタ光2は光/電気
変換部(図3の11b)において電気信号に変換され,
図5のC.に示すようにモニタ光2が増加するとモニタ
信号2(電気信号)も増加する。
【0034】モニタ信号2が検出された後,図2の電流
制御部16のCPU16aに入力され,図5のD.に示
すようにモニタ信号2が増加すると電流制御部の制御電
流が減少するよう電流制御が行われる。また,制御電流
が減少すると,図5のE.に示すように電流制御部の発
熱量が減少し,光スイッチS11の光スイッチ温度が低
温側に降下する。これにより,図5のF.に示すように
光スイッチS11の主信号の光伝達量最適点の光スイッ
チ温度に戻る。このような動作により図5のG.に示す
ように,光スイッチS11の温度の変化に対して主信号
の光伝達量は常に最適で分岐信号の光伝達量は最小とな
り,光スイッチの光出力レベルが最適制御される。
【0035】図6は実施例2の構成である。この実施例
2では,上記実施例1の光パワーレベル設定制御部10
の中の電流制御部(図3の16)がディジタル回路で構
成されていたものを,アナログ回路を用いて構成してア
ナログ信号でフィドバック制御を行うようにしたもので
ある。
【0036】図6において,2×2光スイッチ1,光パ
ワーレベル設定制御部10内の光/電気変換部(11
a,11b),検出器(12a,12b),モニタ選択
部13,光スイッチ特性データを保持するメモリ14の
構成及び光スイッチ切り換え制御部17は上記実施例1
(図2,図3)と同じであり,電流制御部16’を電流
制御回路16dと光パワーレベル設定部16bで構成す
るようにした。この電流制御部16’は,モニタ選択部
13からのモニタ信号をアナログ信号の形態で受け取り
(実施例1のようにA/D変換部15を経由しない),
電流制御部16は光パワーレベル設定部16b,メモリ
14の光スイッチ特性データ,光スイッチ選択部17a
の信号を用いて,微調整用のアナログの電流信号を発生
し,加算回路18へ出力する。この実施例2によりアナ
ログの電流制御部を用いることで構成が簡単化すること
ができる。
【0037】図7は実施例3の構成である。この実施例
3では,入力部の未使用端子から光波長の異なるダミー
信号を入力して,このダミー信号をモニターするように
したものである。
【0038】図7において,2×2光スイッチ1,熱制
御部2,光パワーレベル設定制御部10の構成,光スイ
ッチ切り換え制御部17,加算回路18の構成は全て上
記実施例1(図2,図3)と同じであり,相違する点は
光スイッチの未使用出力端子MON1,MON2からの
モニタ光1,モニタ光2が入力される光波長フィルタ1
9a,19bを設けた点である。
【0039】この実施例3では,2×2光スイッチ1の
未使用入力端子IN3,IN4から主信号と異なる周波
数のダミー信号を入力し,主信号は入力端子IN1から
入力され光スイッチS11がバー(オン)状態であるも
のとして説明する。この場合,主信号である光信号は出
力端子OUT1から出力され,温度が最適点に調整され
ていないと主信号の分岐信号が光スイッチS11のクロ
ス(オフ)側から光スイッチS12を通ってモニタ光2
が未使用端子(MON2)から出力される。一方,入力
端子IN3からのダミー信号もオン状態の光スイッチS
11の下側の入力からバーを経由(左側から右側へ向か
う経路)して,主信号の分岐信号と一緒にスイッチS1
2へ入力して未使用端子(MON2)へ出力される。未
使用端子(MON2)からの光信号が光波長フィルタ1
9bへ入力すると,主信号の波長は通過することができ
ないため,ダミー信号の成分だけ通過して光/電気変換
部11bへ入力する。
【0040】この様に実施例では,ダミー信号が最大に
なる様に,光スイッチの熱制御を行うことにより,主信
号の分岐信号を抽出するよりも,精度を上げる事が可能
となる。またモニタ信号の検出も容易になる。
【0041】図8は実施例4の構成である。この実施例
4では,入力部の未使用端子からモニタ光の反射光を取
り出すようにしたものである。図8において,2×2光
スイッチ1,熱制御部(ヒータ)2,光パワーレベル設
定制御部10の構成,光スイッチ切り換え制御部17,
加算回路18の構成は全て上記実施例1(図2,図3)
と同じであるが,光/電気変換部11a,11bは光入
力側の未使用端子IN3(MON1で表示),IN4
(MON2で表示)から取り出している。
【0042】この実施例4では,主信号は2×2光スイ
ッチ1の入力端子IN1から入力され光スイッチS11
がバー(オン)状態であるものとして説明する。入力端
子IN1から入力される光入力信号が光スイッチS11
の導波路内をバー方向に進み,光信号が出力端子OUT
1に出力される。外気温の変化や光スイッチ素子から発
生する発熱等の熱変化で,光スイッチS11のオン時の
光伝達量最適点がシフトした場合,光スイッチS11の
バー方向の光主信号が減少し,クロス方向に主信号の一
部が分岐され,光スイッチ出力部の未使用端子(実施例
1の図2の出力端子MON2に相当)に光主信号の分岐
信号が出力される。
【0043】この未使用端子で光信号をフレネル反射さ
せる。フレネル反射は周知のように,端子をオープンに
して,光信号が空気中で全反射する作用であり,この場
合の反射係数は─14dBである。全反射した分岐信号
は入力経路を逆に辿って光スイッチS12から光スイッ
チS11へ入力する。光スイッチS11はオン状態であ
るためバー方向(右から平行に左へ向かう方向)へ伝達
され,未使用端子(MON1)からモニタ光1として出
力され,光/電気変換部11aに入力される。この後,
検出器12aで検出され,モニタ選択部13へ入力さ
れ,選択されてA/D変換部15でディジタル信号に変
換され,電流制御部16に供給される。電流制御部16
による制御動作は上記実施例1と同様であり,説明を省
略する。なお,2×2光スイッチ2の入力側の別の未使
用端子(MON2)は光信号入力を別の入力端子IN2
へ入力した場合のモニタ光を取り出す場合に使用する。
【0044】図9は実施例5の構成である。この実施例
5でも,上記実施例4と同様に入力部の未使用端子から
モニタ光の反射光を取り出すようにしているが,ダミー
信号の反射光を取り出す点で実施例4と相違する。
【0045】図9において,2×2光スイッチ1,熱制
御部(ヒータ)2,光パワーレベル設定制御部10の構
成,光スイッチ切り換え制御部17,加算回路18の構
成及びモニタ光を取り出して光/電気変換部11a,1
1bへの光入力側の未使用端子IN3(MON1で表
示),IN4(MON2で表示)から取り出す等の構成
は上記実施例4(図8)と同じである。但し,20a,
20bは光カプラである。
【0046】この実施例5では,2×2光スイッチ1の
未使用入力端子IN3,IN4から主信号と異なる周波
数のダミー信号を入力し,主信号は入力端子IN1から
入力され光スイッチS11がバー(オン)状態であるも
のとして説明する。
【0047】上記実施例1と同様に,光スイッチS11
がオンの状態の場合,入力端子IN1から入力される光
入力信号が光スイッチS11の導波路内をバー方向に進
み,光信号が出力端子OUT1に出力される。この時,
光スイッチの入力側の未使用端子(MON1)から主信
号とは光波長が異なるダミー信号を入力すると,光スイ
ッチS11をバー方向に伝達され,光スイッチS12を
介して出力側の未使用端子でフレネル反射をする。この
時,主信号の分岐信号も光スイッチS11とS12を介
して伝達され出力側の未使用端子でフレネル反射され,
反射係数は─14dBである。このフレネル反射したダ
ミー信号と主信号の分岐信号は共に光スイッチS12を
介して光スイッチS11の未使用端子(MON1)へ送
られ,光カプラ20aで光パワーレベル設定制御部10
側の伝送路へ送られる。この光信号は,光波長フィルタ
19aへ入力すると,主信号の分岐信号は除去されてダ
ミー信号成分だけ抽出され,光/電気変換部11aへ入
力される。この後は,上記実施例4と同様であり,説明
を省略する。
【0048】この実施例5の場合,ダミー信号が最大に
なるように光スイッチの熱制御を行うことにより,主信
号の分岐信号を抽出するよりも精度を上げることが可能
となる。
【0049】図10は実施例6の構成であり,図11は
実施例6の動作特性の説明図である。図10において,
2×2光スイッチ1,熱制御部(ヒータ)2は上記各実
施例と同様であるが,光パワーレベル設定制御部10の
内部構成は他の実施例と相違する。
【0050】すなわち,11a,11bは光/電気変換
部,12a,12bは検出器,13はモニタ選択部,1
4は光スイッチ特性データであり,これらは上記実施例
1の同じ符号と同じである。21はバンドパスフィルタ
(BPF),22は位相比較器,23は積分器,24は
1Hzの発振器,25はローパスフィルタ(LPF)で
ある。また,180は加算回路18の出力を変調する変
調回路である。
【0051】この実施例6は,まず光スイッチ1の光ス
イッチ特性データをメモリ14から光スイッチ切り換え
制御部17の光スイッチオン・オフ(ON,OFF)制
御部17bに入力する。光スイッチ切り換え制御部17
から光スイッチ1の光スイッチ素子S11をオンにする
電圧値が出されると,光スイッチ素子S11の熱制御部
(ヒータ)2の制御電流値が加算回路18で決定され
る。この時,1Hzの発振器24の出力信号はローパス
フィルタ(LPF)25によって正弦波に変換され,変
調回路180によって熱制御部(ヒータ)2への制御電
流を1Hzに変調し,熱制御部(ヒータ等)2の温度も
1Hzに変調されて光スイッチが熱制御される。光スイ
ッチの特性上,光スイッチ温度が変調されると,光スイ
ッチの光出力信号も変調される。この時,変調によって
光主信号に影響が出ないようにS/N比30〜40dB
の1Hzで変調される。
【0052】外気温の変化や光スイッチ素子で発生され
る発熱等の熱変化で,予め入力しておいた光スイッチ特
性データ(メモリ14に格納)に対して,光スイッチ素
子S11がオン時の光伝達量最適点がシフトしてしまっ
た場合,光スイッチ出力部の未使用端子(この例では図
10のMON2)から分岐信号をモニタ光2として取り
出し,光/電気変換部11bで電気信号に変換後,モニ
タ電気信号が検出器12bで検出され,モニタ選択部1
3でモニタ信号2を選択し,バンドパスフィルタ(BP
F)21でモニタ信号2の1Hz成分が抽出される。抽
出された1Hz成分は次に位相比較器22に入力され
る。
【0053】光スイッチの特性上,光スイッチ温度が1
Hzに変調されると,光スイッチ素子S11がオンの時
の光伝達量が最適点の場合,光スイッチの光出力波形に
は1Hzの2倍の周波数(2Hz)が重畳される。図1
1の(a) はこの時の温度に対する分岐光光パワーの変化
の特性を表し,1Hzで変調されるヒータ等の熱制御部
2の制御電流に対して,分岐光出力波形が2Hzになる
ことを示す。この時,発振器24の1Hzの位相とモニ
タ信号2の1Hz成分の位相を比較するループは動作し
ない。
【0054】光スイッチ素子S11オン時の光伝達量最
適点が高温側にシフトしてしまった場合,光スイッチの
光出力波形には変調時と逆位相の1Hzが重畳される。
この時,発振器24の1Hzの位相とモニタ信号2の1
Hz成分の位相を比較し,積分器23で逆位相を検出す
る。この積分器23からの1Hzの位相ズレの検出出力
は光スイッチオン・オフ制御部17bに供給される。こ
のループ制御動作により光スイッチ素子S11の温度を
高温側にずらすように制御動作が行われ,光スイッチ素
子S11のバー方向の主信号が常に最大となるように光
スイッチの光出力レベルが最適制御される。図11の
(b) に, 光伝達量最適点が高温側にシフトした場合の温
度に対する分岐光光パワーの変化を示す。分岐光出力波
形は1Hzである。
【0055】光スイッチ素子S11がオン時の光伝達量
最適点が低温側にシフトしてしまった場合,光スイッチ
の光出力波形には変調時と同位相の1Hzが重畳され
る。この時発振器24の1Hzの位相とモニタ信号2の
1Hz成分の位相を比較し,積分器23で同位相を検出
して,光スイッチオン・オフ制御部17bに供給され
る。このループ制御動作により光スイッチ素子S11の
温度を低温側にずらすように制御動作が行われ,光スイ
ッチ素子S11のバー方向の主信号が常に最大となるよ
うに光スイッチの光出力レベルが最適制御される。図1
1の(c) に光伝達量最適点が低温側にシフトした場合の
温度対分岐光光パワーの変化を示し,分岐光出力波形は
図のように1Hzとなる。
【0056】図12,図13は実施例7の構成(その
1),(その1)である。この実施例7の構成では,光
スイッチ素子の個数が4×4=16の例を示すが,K×
K(K≧4)に一般化した場合にも同様に構成すること
ができる。これに対応してヒータ,ペルチェ素子または
ファン等の熱制御部2もK×K個だけ設ける。この場
合,光スイッチの出力部のK個の未使用端子をモニタ
し,光スイッチの光出力レベルを最適制御またはレベル
設定制御するように,各熱制御部(ヒータ)2を制御す
る。なお,K×K個のヒータ,ペルチェ素子またはファ
ンが,互いに隣接する他の光スイッチに影響を及ぼさな
いように遮熱板を用いる。また,図13に示す光パワー
レベル設定制御部10の構成は基本的には上記実施例1
(図3)と同様である。但し,この実施例7ではK×K
光スイッチのK個の未使用端子からの各モニタ光1〜モ
ニタ光Kが入力され,これを光/電気変換部11で受信
し,検出部12で検出する。以下の動作は上記の他の実
施例と同様であり,説明を省略する。
【0057】実施例1乃至実施例6は,2×2光スイッ
チについて実施されているが,これらの各実施例1〜6
の技術を上記図12,図13に示すK×K(K≧4)の
光スイッチに対しても同様に適用することができる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば,マッハツェンダ干渉計
光素子を用いた光スイッチの最適制御及びレベル設定制
御によって,光スイッチの伝達損失を最小限に抑え,光
スイッチの制御が可能となる。これにより,光交換の高
効率化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】実施例1の構成図(その1)である。
【図3】実施例1の構成図(その2)である。
【図4】実施例1においてスイッチS21がオンの動作
状態を示す図である。
【図5】実施例1の動作説明図である。
【図6】実施例2の構成を示す図である。
【図7】実施例3の構成を示す図である。
【図8】実施例4の構成を示す図である。
【図9】実施例5の構成を示す図である。
【図10】実施例6の構成を示す図である。
【図11】実施例6の動作特性の説明図である。
【図12】実施例7の構成(その1)を示す図である。
【図13】実施例7の構成(その2)を示す図である。
【図14】マッハツェンダ干渉計光素子の基本機能を示
す図である。
【図15】光スイッチ素子の静特性を示す図である。
【図16】光スイッチ素子の静特性を利用した光スイッ
チのオン・オフの制御原理を示す図である。
【図17】光スイッチの切り換え方法の説明図である。
【図18】従来の光スイッチ切り換え制御の構成を示す
図である。
【符号の説明】
1 光スイッチ素子を2×2組み合わせた光スイッ
チ 2 熱制御部 3a,3b 光/電気変換部 4a,4b 検出器 5 モニタ選択部 6 光スイッチ切り換え制御部 6a 光スイッチ選択部 6b 光スイッチオン・オフ制御部 7 光スイッチ温度特性データを格納したメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮木 裕司 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光入力端子と複数の光出力端子と
    を備え温度により光屈折率を変化させて入力光を入力端
    子と平行な位置にある出力端子側へ伝搬させるか,交差
    する位置にある出力端子側へ伝搬させるかの何れかに選
    択的に切り換える光スイッチ素子を複数個組み合わせた
    光スイッチにおいて,前記光スイッチの出力端子の中の
    未使用端子から光スイッチの分岐主信号をモニタし,そ
    の信号の分析結果により光スイッチを熱制御して,光ス
    イッチの光出力レベルを設定制御することを特徴とする
    光スイッチ制御方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において,前記光スイッチの入
    力部の入力端子または未使用端子の何れか一方に光波長
    の異なるダミー信号を入力し,光スイッチ出力部の出力
    端子または出力部の未使用端子から光波長の異なるダミ
    ー信号をモニタし,その出力結果を用いて光スイッチの
    出力パワーを検出して,光スイッチの熱制御を行うこと
    を特徴とする光スイッチ制御方式。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において,前記光スイ
    ッチの入力部の入力端子または未使用端子から反射光を
    モニタし,その出力結果を用いて光スイッチの出力パワ
    ーを検出して,光スイッチの熱制御を行うことを特徴と
    する光スイッチ制御方式。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかにおいて,前記
    光スイッチの入力部から入力信号に振幅の小さい低周波
    信号を乗せ,出力の低周波信号の位相を検出することを
    特徴とする光スイッチ制御方式。
JP35253597A 1997-12-22 1997-12-22 光スイッチ制御方式 Withdrawn JPH11183945A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19940050A1 (de) * 1999-08-24 2000-11-30 Siemens Ag Optisches Überblendelement, Drop-And-Continue-Modul, Add-Drop-Continue-Modul sowie Verfahren zum Betreiben eines optischen Überblendelements
US7362925B2 (en) 2001-12-28 2008-04-22 Fujitsu Limited Control method and control apparatus of optical device
WO2014155642A1 (ja) * 2013-03-29 2014-10-02 株式会社日立製作所 光マトリックススイッチ及びその制御システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE19940050A1 (de) * 1999-08-24 2000-11-30 Siemens Ag Optisches Überblendelement, Drop-And-Continue-Modul, Add-Drop-Continue-Modul sowie Verfahren zum Betreiben eines optischen Überblendelements
US7362925B2 (en) 2001-12-28 2008-04-22 Fujitsu Limited Control method and control apparatus of optical device
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Effective date: 20050301