JPH11183469A - 検体採取器具 - Google Patents
検体採取器具Info
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- JPH11183469A JPH11183469A JP34831297A JP34831297A JPH11183469A JP H11183469 A JPH11183469 A JP H11183469A JP 34831297 A JP34831297 A JP 34831297A JP 34831297 A JP34831297 A JP 34831297A JP H11183469 A JPH11183469 A JP H11183469A
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Abstract
積を広く取ることができ、目詰まりを防止することがで
きる検体採取器具を提供する。 【解決手段】 通気性を有する素材により形成された検
体採取部と該採取部に直接若しくは連結管を介して連設
されたポンプ部とを具備して成り、採取付着した検体を
前記ポンプ部で圧搾された空気により、溶解液中に剥離
溶解し得るように構成した。
Description
生物学的研究分野、農業林業水産生物学的研究分野及び
検査等に於いて、検体採取,分離保存,検査同定等を簡
便に行うことができる検体採取器具に関するものであ
る。
べら、マッチ棒、楊枝、ガラス棒、合成樹脂成型品、ブ
ラシ、刷毛等が、検体に応じて使用されている。
品に於いては、溝、穴若しくは凹凸を形成したり、小径
の筒状に形成し、その凹凸部若しくは小径の孔に検体を
留置している。
の繊維間に検体を留置している。
採取した検体を溶解液中に溶解させる際、検体が容易に
器具から分離されない欠点があった。自然に分離させて
いるが、これでは十分な溶解が得られないので、正確に
検体を少量採取しても、当初の目的が達成されない場合
もあった。
解物を分離するため濾過材を通す場合があるが、濾過材
が限られた面積のため目詰まりを起こす問題があった。
そのため取り出すことが不可能となり、器具そのものを
廃棄せざるを得なくなり、再度採取しなければならない
場合があった。再度採取することは、非能率的であるだ
けでなく検体採取時の再現性を著しく損なうものであっ
た。
分取する形で採取するので、少量の検体の採取には不適
な欠点があった。従って、従来の採取器具は、未だ十分
満足すべきものではなかった。
れたものであり、検体が溶解液に容易に溶解すると共に
濾過面積を広く取ることができ、目詰まりを防止できる
検体採取器具を提供することを目的とする。
構成は、通気性を有する素材により形成された検体採取
部と該採取部に直接若しくは連結管を介して連設された
ポンプ部とを具備して成り、採取付着した検体を前記ポ
ンプ部で圧搾された空気により、溶解液中に剥離溶解し
得るように構成したことを特徴とする。
兼備した検体採取部を通って前記ポンプ部に吸引留置
し、ポンプ部に形成した排出部を開封することによっ
て、前記濾過された溶液を取り出すように形成してい
る。
に基づいて説明する。図に示す実施例は、大腸癌の集団
検診に用いられる採便容器としての例である。
材料から筒状に形成したポンプ部1と、該ポンプ部1に
連設した小径の筒状体2と、該筒状体2の先端に装着し
た検体採取部3と、筒状体2に形成した密嵌部(ネジ部
若しくは凸状)に密嵌する容器部4とから構成されてい
る。
し、膨らませて空気を吸引し得るようなゴム若しくは軟
質プラスチックから形成されている。
体(連結管)2を密嵌溶着させているが、これは一体的
に形成しても勿論良い。上記実施例では、小径の筒状体
の後端には、大径の筒状体10が連設され、該筒状体1
0にポンプ部1を密嵌装着させている。
発泡体、焼結プラスチック、焼結セラミック等のように
通気性及び水不溶性で十分な強度のあるものであればど
のようなものでも差し支えない。
過機能を有するものが良い。例えば、上記連続気泡の発
泡体等の気孔率、剛性、化学処理等を選択して、使用目
的に応じた選別濾過機能を付与させると良い。
応じて、種々の適切な形状に形成すると良い。本発明の
採取部3は、通気性があるので、液状検体を吸引,絡め
取ることができ、また採取部3の硬度,形状を選択する
ことによって、固化検体の内外部を採取することができ
る。
が嵌合若しくは螺合等によって、密栓(密嵌)状態とな
るようになっている。このように形成することによっ
て、ポンプ部1に所定量の溶液を吸引した後、容器部6
を密嵌させることによって、溶液を留置できる。
部若しくは凸条8に、容器部6を密嵌し得るように形成
しているが、密栓できるなら必ずしもこのようでなくと
も良い。
液を充填した状態としておくのが良いが、図1に示すよ
うに単に検体採取部3の衛生性保護のためのキャップと
し、使用時に溶解液を充填させるようにしても良い。
て一体的に連結している。ポンプ部1による加減圧に耐
えるなら、連結手段は特に限定されない。
滴下部9が形成されている。この滴下部9の先端を切断
若しくは穿孔して、ポンプ部1に留置した溶液を滴下す
るようになっている。
して開口するようにしても勿論差し支えない。
体採取器具の使用方法を説明する。まず、図3に示すよ
うに、ポンプ部1を手で持って検体採取部3を検体(本
実施例では糞便)に刺すか或は検体表面を擦する。液状
便の場合は、表面に吸収させる。
検体採取部に検体が付着するが、余剰の検体は、紙等で
拭き取る。
容器部4の口部7から蓋体6を引き抜いて、図5に示す
ように、容器部4の口部7から検体採取器5を挿入す
る。
を溶解液中に没入させた状態で、ポンプ部1の圧搾、開
放を繰り返す。圧搾することによって空気と共に剥離さ
れた検体は、溶解液に溶解し、開放することによって、
検体を溶解した液体が、検体採取部3で濾過され、ポン
プ部1内に吸入される。
ころで、図8に示すように、容器部4を検体採取器5の
密栓部(ネジ部若しくは凸状)8に密嵌若しくは螺合し
て、連結密封する。通常採便容器としては、連結密封さ
れた部分を再度開封する必要はないので、連結密封し得
るならその密栓手段は特に限定されない。
し、図9に示すように倒立させ、反応紙上に所要量の溶
液を滴下する。
は、ポンプ部で圧搾された空気と共に溶解液中に剥離さ
れるので、加圧された空気が溶解液中に泡となって排出
され、検体を撹拌するから、検体の溶解が容易となると
共に少量採取に適している。
を兼ねているので、濾過面積を大きく取ることができ、
目詰まりが起こり難くなる。更に、目詰まりし易い検体
の場合でも、ポンプ部の圧搾、開放を繰り返すことによ
って、剥離、吸引が繰り返されるから、ポンプ部に十分
な量の溶解液を留置することができる。
てだけでなく、検体採取器具を備えた保存容器、培養容
器又は搬送容器等として使用することもできる。
の溶解液中への溶解が極めて容易となるほか、濾過に際
して目詰まりが起こらないというこの種従来の採取器具
には見られない顕著な効果を奏する。
態を示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
す断面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】通気性を有する素材により形成された検体
採取部と該採取部に直接若しくは連結管を介して連設さ
れたポンプ部とを具備して成り、採取付着した検体を前
記ポンプ部で圧搾された空気により、溶解液中に剥離溶
解し得るように構成したことを特徴とする検体採取器
具。 - 【請求項2】前記検体採取部を、選別濾過機能を有する
ように形成して成る請求項1に記載の器具。 - 【請求項3】前記検体を溶解させた溶液を、濾過機能を
兼備した前記検体採取部を通って前記ポンプ部に吸引留
置し、ポンプ部に形成した排出部を開封することによっ
て、前記濾過された溶液を取り出すように形成して成る
請求項2に記載の器具。 - 【請求項4】前記溶解液を、一端が閉鎖した筒状容器に
収容し、該筒状容器は、前記溶液を前記ポンプ部に所定
量吸引した後、前記連結管若しくはポンプ部に密嵌し得
るように形成して成る請求項3に記載の器具。 - 【請求項5】前記ポンプ部を、一端が閉鎖した筒状体に
形成し、該筒状体を押圧変形させて空気を押しだし、押
圧を解いて元の形状に復帰させることによって、空気を
吸入するように形成して成る請求項4に記載の器具。 - 【請求項6】前記請求項1〜5のいずれかに記載の検体
採取器具を備えた保存容器、培養容器又は搬送容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34831297A JP3814395B2 (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 検体採取器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34831297A JP3814395B2 (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 検体採取器具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11183469A true JPH11183469A (ja) | 1999-07-09 |
JP3814395B2 JP3814395B2 (ja) | 2006-08-30 |
Family
ID=18396189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34831297A Expired - Lifetime JP3814395B2 (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 検体採取器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3814395B2 (ja) |
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-
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- 1997-12-17 JP JP34831297A patent/JP3814395B2/ja not_active Expired - Lifetime
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