JPH11183256A - 赤外線検出装置 - Google Patents

赤外線検出装置

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Publication number
JPH11183256A
JPH11183256A JP9350365A JP35036597A JPH11183256A JP H11183256 A JPH11183256 A JP H11183256A JP 9350365 A JP9350365 A JP 9350365A JP 35036597 A JP35036597 A JP 35036597A JP H11183256 A JPH11183256 A JP H11183256A
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JP
Japan
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cylinder
infrared
stage
detecting element
dewar
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Pending
Application number
JP9350365A
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English (en)
Inventor
Yasusuke Sugiura
庸介 杉浦
Nobuo Fujii
信生 藤井
Takeshi Ito
健 伊東
Kazuo Iwata
和夫 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線検出素子を30〜80Kに冷却して動
作する赤外線検出装置において、冷却部の熱負荷を低減
し、冷凍機を小型化し、さらにメンテナンス性をよいも
のとする。 【解決手段】 2段シリンダ、気密端子、赤外線透過
窓、赤外線検出素子からなるデュワと、2段再生器とシ
ールとホルダとスプリングからなるディスプレーサと、
ディスプレーサを覆いデュワに気密的に着脱自在に接合
するボディとから構成される膨張機と、圧縮機と、パイ
プで構成し、熱負荷を低減するため赤外線検出素子を逆
スターリングサイクル冷凍機の2段シリンダに実装でき
る構造及びメンテナンス性を向上するためディスプレー
サをユニットとして容易に交換できる構造を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、赤外線検出素子
を30K〜80Kに冷却する逆スターリングサイクル冷
凍機を備えた赤外線検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図21は、従来の赤外線検出装置の一例
を示す断面図であり、図中1はステンレスからなる台、
2は台1に固定されたステンレスからなる外筒、3は外
筒2に保持された赤外線を透過するシリコンやゲルマニ
ウムからなる窓、4は台1に固定されたチタン合金から
なる第1の内筒、5は第1の内筒4より小径のチタン合
金からなる端部が気密的に密閉された第2の内筒、6は
第1の内筒4と第2の内筒5に配置された銅からなる円
盤であり、1から6はそれぞれ気密接合されている。7
は第2の内筒5に保持された赤外線検出素子、12は排
気管、14は赤外線検出素子7からの電気信号をデュワ
の外部に取り出すための配線、16は外筒2と絶縁され
たガラスハーメチック気密端子で配線14に接続されて
おり、赤外線検出素子7を内蔵した気密容器を構成す
る。21は例えば銅から成るトッププレート、22は前
記トッププレートに気密的に接合された円筒1、23は
前記円筒1に気密的に接合された中間フランジ、24は
前記中間フランジ23に気密的に接合された円筒2、2
5は前記円筒2に気密的に接合されたフランジ、26は
2段再生器、28及び29は前記2段再生器26と固定
部間の例えばピストンリングや隙間シールから成るシー
ル1、32は前記2段再生器26を覆うように配置され
たボディ、35は前記2段再生器に接続されたスプリン
グ、37は前記ボディ32に気密的に接合されたパイ
プ、38は圧縮機であり、逆スターリングサイクル冷凍
機を構成し、赤外線検出素子7を内蔵した気密容器に装
着してある。
【0003】次に動作について説明する。一般に赤外光
線を受光する赤外線検出素子は、熱によるノイズを低減
するため約30〜80Kに冷却する必要がある。冷却に
は液体窒素や冷凍機を用いるが、効率よく冷却するため
には周囲環境から赤外線検出素子に侵入する熱を極力低
減(断熱)する必要がある。そのため図21に示すよう
に赤外線検出素子7は細長い円筒4、5の先端に取りつ
けられ、周囲環境にさらされている台1からの伝導によ
る熱の侵入を低減させている。また、対流による熱の伝
達を無くすため、赤外線検出素子7は台1と外筒2と窓
3と内筒4、5と円盤6で密閉された容器の内部にあ
り、内部は排気管12から排気した後封止切りされ真空
に保たれている。図における21〜35は、逆スターリ
ングサイクル冷凍機の2段膨張機を形成し、前記パイプ
37、前記圧縮機38と合わせて構成される逆スターリ
ングサイクル冷凍機は、内部に封入した作動気体に前記
圧縮機38により圧力変化を与え、作動気体の圧力変化
により前記2段再生器26が往復運動し、作動気体が圧
縮と膨張を繰返し、これにより前記トッププレート21
の近傍の空間部及び前記中間フランジ23の近傍の空間
部で低温を発生する。前記トッププレート21が低温に
なることにより、熱の伝導にて、前記赤外線検出素子7
を約30〜80Kに冷却している。
【0004】窓3を通してデュワ内に入射した赤外線1
9は、赤外線検出素子7に結像し電気信号に変換され、
配線14、ガラスハーメチック気密端子16より図示さ
れていない外部信号処理装置に出力され画像情報として
表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の赤外線検出装置
は以上のように構成されているので、内筒4及び内筒5
から熱伝導で侵入する熱量が大きく、赤外線検出素子を
約30〜80Kに冷却するためには、大きな冷却能力の
冷凍機を必要とする。大きな冷却能力を得るため冷凍機
の寸法、質量は増加し、赤外線検出装置を内蔵する赤外
線カメラ等の装置を小型化する上での障害となってい
る。
【0006】また、赤外線検出素子が搭載されている内
筒5の端面及び円盤6は冷凍機と熱的に結合する必要が
あるが、冷凍機で冷却したときの内筒4と内筒5の温度
に違いがあるため熱収縮量に差が生じるため、結合部2
箇所を小さい熱抵抗値で結合する構造は成立せず、結果
的に結合部の熱抵抗は大きくなる。熱抵抗が大きい場
合、冷凍機の冷却温度は、より低い温度が要求されるた
め、大きな冷却能力の冷凍機が必要となり、小型化の障
害となるという問題があった。
【0007】上記のような赤外線検出装置では、逆スタ
ーリング冷凍機の稼動時間の経過とともに、例えば、前
記シール1の28、29の摺動部が摩耗することによ
り、逆スターリング冷凍機の冷却性能が劣化した場合、
摺動部品を交換し修理する必要があるが、前記2段再生
器26は容易に分離できる構造でないため逆スターリン
グ冷凍機部全体を交換する必要あり、メンテナンスにか
かる時間と費用が大きいという問題があった。
【0008】さらに上記のような赤外線検出装置では、
外筒2から赤外線検出素子7の間にさえぎるものが無
く、外筒2と赤外線検出素子7の温度差によって生じる
放射による熱侵入が大きく、赤外線検出素子7を約30
〜80Kに冷却するためには、大きな冷却能力の冷凍機
が必要となるという問題があった。
【0009】さらに上記のような赤外線検出装置では、
赤外線検出素子7が感度を有する波長以外の赤外線が、
赤外線透過窓3及び外筒2から赤外線検出素子7に到達
し、熱として吸収されるため、赤外線検出素子7を約3
0〜80Kに冷却するためには、その分の熱量をまかな
うだけの余分な冷却能力を有する冷凍機が必要となると
いう問題があった。
【0010】さらに上記のような赤外線検出装置では、
赤外線検出素子7からの信号を出力するのに必要な数の
ガラスハーメチック端子16を外筒2に配置する場合、
ガラスハーメチック端子16の寸法と、外筒2の剛性を
確保するために必要な端子と端子の間の距離の両者を確
保することが制約となり、外筒2の寸法を小さくできな
いという問題があった。
【0011】さらに上記のような赤外線検出装置では、
必要な数の配線をケーブルで配線する場合、端子16の
各端子と端子の間に配線作業ができるだけの間隔を設け
る必要があり、端子16の寸法を小さくできないという
問題があった。
【0012】この発明は、このような課題を解決するた
めのものであり、赤外線検出装置を小型化にし、稼動時
間の経過により摩耗した部品を容易に交換できるメンテ
ナンス性のよい装置を得ることを目的としたものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明による赤外線
検出装置は、2段シリンダ、気密端子、赤外線透過窓、
赤外線検出素子からなるデュワと、2段再生器とシール
とホルダとスプリングからなるディスプレーサと、ディ
スプレーサを覆いデュワに気密的に接合するボディとか
ら構成される膨張機と、圧縮機と、パイプから構成され
る。
【0014】また、第2の発明による赤外線検出装置
は、2段シリンダ、気密端子、赤外線透過窓、赤外線検
出素子からなるデュワと、2段再生器とシールとホルダ
とスプリングからなるディスプレーサと、ディスプレー
サを覆いデュワに気密的に接合するボディとから構成さ
れる膨張機と、圧縮機と、パイプから構成され、デュワ
とボディの間をインジウムの圧着で気密する構造を有す
る。
【0015】また、第3の発明による赤外線検出装置
は、2段シリンダ、気密端子、赤外線透過窓、赤外線検
出素子からなるデュワと、2段再生器とシールとホルダ
とスプリングからなるディスプレーサと、ディスプレー
サを覆いデュワに気密的に接合するボディとから構成さ
れる膨張機と、圧縮機と、パイプから構成され、デュワ
とディスプレーサの間及びボディとディスプレーサの間
をOリングで気密する構造を有する。
【0016】また、第4の発明による赤外線検出装置
は、2段シリンダ、気密端子、赤外線透過窓、赤外線検
出素子からなるデュワと、2段再生器とシールとホルダ
とスプリングからなるディスプレーサと、ディスプレー
サを覆いデュワに気密的に接合するボディとから構成さ
れる膨張機と、圧縮機と、パイプから構成され、デュワ
の2段シリンダの中間フランジで、2段シリンダと2段
再生器をシールする構造を有する。
【0017】また、第5の発明による赤外線検出装置
は、2段シリンダ、気密端子、赤外線透過窓、赤外線検
出素子からなるデュワと、2段再生器とシールとホルダ
とスプリングからなるディスプレーサと、ディスプレー
サを覆いデュワに気密的に接合するボディとから構成さ
れる膨張機と、圧縮機と、パイプから構成され、赤外線
検出素子の上に入射光側に開口を持つフードを有する。
【0018】また、第6の発明による赤外線検出装置
は、2段シリンダ、気密端子、赤外線透過窓、赤外線検
出素子からなるデュワと、2段再生器とシールとホルダ
とスプリングからなるディスプレーサと、ディスプレー
サを覆いデュワに気密的に接合するボディとから構成さ
れる膨張機と、圧縮機と、パイプから構成され、デュワ
の2段シリンダの中間フランジの上に赤外線入射光方向
側に開口を持つフードを有する。
【0019】また、第7の発明による赤外線検出装置
は、2段シリンダ、気密端子、赤外線透過窓、赤外線検
出素子からなるデュワと、2段再生器とシールとホルダ
とスプリングからなるディスプレーサと、ディスプレー
サを覆いデュワに気密的に接合するボディとから構成さ
れる膨張機と、圧縮機と、パイプから構成され、デュワ
の2段シリンダの中間フランジの上に赤外線入射光方向
側に開口を持つフードの開口部に選択された波長のみを
透過する赤外線透過フィルタを有する。
【0020】また、第8の発明による赤外線検出装置
は、2段シリンダ、気密端子、赤外線透過窓、赤外線検
出素子からなるデュワと、2段再生器とシールとホルダ
とスプリングからなるディスプレーサと、ディスプレー
サを覆いデュワに気密的に接合するボディとから構成さ
れる膨張機と、圧縮機と、パイプから構成され、2段シ
リンダのフランジに気密的に接合するセラミック気密端
子を有する。
【0021】また、第9の発明による赤外線検出装置
は、2段シリンダ、気密端子、赤外線透過窓、赤外線検
出素子からなるデュワと、2段再生器とシールとホルダ
とスプリングからなるディスプレーサと、ディスプレー
サを覆いデュワに気密的に接合するボディとから構成さ
れる膨張機と、圧縮機と、パイプから構成され、赤外線
検出素子からの配線に可撓性配線板を有する。
【0022】また、第10の発明による赤外線検出装置
は、2段シリンダ、気密端子、赤外線透過窓、赤外線検
出素子からなるデュワと、2段再生器とシールとホルダ
とスプリングからなるディスプレーサと、ディスプレー
サを覆いデュワに気密的に接合するボディとから構成さ
れる膨張機と、圧縮機と、パイプから構成され、赤外線
検出素子からの可撓性配線板を2段シリンダの円筒に固
定できるように可撓性配線板に帯形の張り出しを設けた
構造を有する。
【0023】また、第11の発明による赤外線検出装置
は、2段シリンダ、気密端子、赤外線透過窓、赤外線検
出素子からなるデュワと、2段再生器とシールとホルダ
とスプリングからなるディスプレーサと、ディスプレー
サを覆いデュワに気密的に接合するボディとから構成さ
れる膨張機と、圧縮機と、パイプから構成され、赤外線
検出素子からの可撓性配線板を2段シリンダの中間フラ
ンジに固定できるよう中間フランジにスリットを設け、
可撓性配線板を固定する構造を有する。
【0024】また、第12の発明による赤外線検出装置
は、2段シリンダ、気密端子、赤外線透過窓、赤外線検
出素子からなるデュワと、2段再生器とシールとホルダ
とスプリングからなるディスプレーサと、ディスプレー
サを覆いデュワに気密的に接合するボディとから構成さ
れる膨張機と、圧縮機と、パイプから構成され、赤外線
素子からの可撓性配線板を2段シリンダの中間フランジ
にねじで固定する構造を有する。
【0025】また、第13の発明による赤外線検出装置
は、2段シリンダ、気密端子、赤外線透過窓、赤外線検
出素子からなるデュワと、2段再生器とシールとホルダ
とスプリングからなるディスプレーサと、ディスプレー
サを覆いデュワに気密的に接合するボディとから構成さ
れる膨張機と、圧縮機と、パイプから構成され、赤外線
検出素子からの可撓性配線板を、2段シリンダの中間フ
ランジに接合された中継基板に接続する構造を有する。
【0026】また、第14の発明による赤外線検出装置
は、2段シリンダ、気密端子、赤外線透過窓、赤外線検
出素子からなるデュワと、2段再生器とシールとホルダ
とスプリングからなるディスプレーサと、ディスプレー
サを覆いデュワに気密的に接合するボディとから構成さ
れる膨張機と、圧縮機と、パイプから構成され、赤外線
検出素子からの可撓性配線板を、2段シリンダの中間フ
ランジに接合された中継基板に接続し、中継基板から気
密端子まで別の可撓性配線板で接続する構造を有する。
【0027】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1を示す図であり、図において、21は例え
ば銅から成るトッププレート、22は前記トッププレー
トに気密的に接合された円筒1、23は前記円筒1に気
密的に接合された中間フランジ、24は前記中間フラン
ジ23に気密的に接合された前記円筒1より径の太い円
筒2、25は前記円筒2に気密的に接合されたフラン
ジ、2は外筒、3は前記外筒2に接合した赤外線透過
窓、7は前記トッププレート21に例えば接着された赤
外線検出素子、12は前記外筒2に接合された排気管、
14は前記赤外線検出素子7からの信号を出力するため
の配線、16は外筒2に配置された例えばガラスハーメ
チック気密端子であり、デュワを構成する。26は2段
再生器、28及び29は前記2段再生器とホルダの間シ
ール1、52は前記シールの30、31を保持するホル
ダ2、35は前記2段再生器に接合されるスプリング、
36は前記スプリング35を保持し前記ホルダ2の52
に接合するホルダであり、ディスプレーサを構成する。
32は前記ディスプレーサを覆うように配置されたボデ
ィ30及び31は、前記デュワと前記2段再生器の間及
び前記ボディと前記2段再生器の間のシール、33は前
記フランジ25と前記ボディ32との間に設置されたシ
ール3、34は前記フランジ25と前記ボディ32を接
合するボルト、37は前記ボディ32に気密的に接合さ
れたパイプ、38は圧縮機である。
【0028】図における21〜36は、逆スターリング
サイクル冷凍機の2段膨張機の機能を有する。この2段
膨張機と前記パイプ37、前記圧縮機38から成る逆ス
ターリングサイクル冷凍機は、内部に封入した作動気体
に前記圧縮機38により圧力変化を与え、作動気体の圧
力変化により前記2段ディスプレーサ26が往復運動
し、作動気体が圧縮と膨張を繰返し、これにより前記ト
ッププレート21の近傍の空間部及び前記中間フランジ
23の近傍の空間部で低温を発生する。
【0029】図における2〜25から構成されるデュワ
は、前記排気管12から内部の空気を排気した後、封止
切りされ真空に保たれている。
【0030】前記赤外線検出素子7は、逆スターリング
サイクル冷凍機で得られた低温で冷却され、前記赤外線
透過窓3を通して入射した赤外線は、前記赤外線検出素
子7に結像し電気信号に変換され、前記配線14を介
し、前記端子16より図示されていない外部信号処理装
置に出力され画像情報として表示される。
【0031】前記赤外線検出素子7は、逆スターリング
サイクル冷凍機の2段膨張機に直接実装されているた
め、従来の赤外線検出装置に必要であった前記赤外線検
出素子7を実装するための前記第1の内筒4及び前記第
2の内筒5は不要であり、伝導による熱の侵入は削減で
き、冷凍機に必要な冷却能力を小さくできる。
【0032】図における26、28、29、35、3
6、52から構成されるディスプレーサは、前記ボルト
34を外すことにより、デュワと前記ボディを分離でき
ユニットとして容易に取り外すことができる。例えば前
記シール1の28、29の摺動部が、稼動時間の経過と
ともに摩耗により性能が劣化した場合、ユニットとして
摺動部を含む部分を交換容易な構造のため、部品の交換
や摩耗粉の清掃が簡単にできる。
【0033】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2を示す図であり、図において、2〜32、33〜5
2は発明の実施の形態1と同じ機能を有している。60
は前記フランジ25と前記ボディ32を気密するインジ
ウムシールである。前記インジウムシール25は、一度
組み立てて気密した後、前記ボルト34を外すことによ
り、取外し可能であり、再度組み立てる場合、新たなイ
ンジウムシール25を用いれば、同一の気密性を得られ
る。
【0034】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3を示す図であり、図において、2〜29、32〜5
2は発明の実施の形態1と同じ機能を有している。61
は前記デュワと前記ディスプレーサの間及び前記ボディ
と前記ディスプレーサの間を気密するOリングである。
前記Oリング61は、一度組立てて気密した後分離可能
であり、前記デュワと前記ディスプレーサを分離でき、
又、前記ボディと前記ディスプレーサを分離でき、かつ
再組立てできる。
【0035】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4を示す図であり、図において、2〜52は発明の実
施の形態3と同じ機能を有している。27は、前記2段
シリンダと前記再生器との間のシール1である。前記シ
ール1を設けることにより、前記2段シリンダと前記再
生器の間の空間に存在する作動ガスの流れを止めること
ができ、すなわち、最も低温になるトッププレート21
の近傍の空間に比較的温度の高い作動ガスの流入を防止
でき、冷凍機の能力を向上することができる。
【0036】実施の形態5.図5はこの発明の実施の形
態5を示す図であり、図において、2〜52は発明の実
施の形態4と同じ機能を有している。40は、前記赤外
線検出素子7の上に設けられた赤外線入射方向側に開口
を持つ第1のフードである。前記第1のフード40は、
例えば前記外筒2から発生する放射による赤外線が前記
赤外線検出素子7に直接入射することを防ぐ目的で実装
されている。前記外筒2から前記赤外線検出素子7への
放射による熱の侵入を削減できるため、冷凍機に必要な
冷却能力を小さくできる。
【0037】実施の形態6.図6はこの発明の実施の形
態6を示す図であり、図において、2〜52は発明の実
施の形態5と同じ機能を有している。41は、前記中間
フランジ23に接合された第2のフードである。
【0038】前記第2のフード41は、前記中間フラン
ジ23に例えばねじで固定されている。前記第2のフー
ド41の外側の面及び内側の面は例えば金メッキやニッ
ケルメッキ等の放射率の低い表面処理を施してある。前
記外筒2から発生する放射による赤外線は、前記第2の
フードの表面で反射されるため、熱として吸収される量
は小さくなる。また、吸収された熱も、内側の面の放射
率が低いため前記赤外線検出素子7に向けて放射される
赤外線は小さく、結果として前記赤外線検出素子7に到
達する熱侵入を低減でき、前記トッププレート21の近
傍にて必要な冷凍機の冷却能力は低減できる。前記第2
のフード41は、2段膨張機の前記中間フランジ23に
接合されているので、それ自体は例えば80〜150K
に冷却されるので、それ自体から発生する熱の放射は小
さいものとなっている。
【0039】実施の形態7.図7はこの発明の実施の形
態7を示す図であり、図において、2〜52は発明の実
施の形態6と同じ機能を有している。42は前記第2の
フード41に接合された赤外線透過フィルタである。
【0040】実施の形態8.図8はこの発明の実施の形
態8を示す図であり、図において、2〜52は発明の実
施の形態5と同じ機能を有している。43はセラミック
ス気密端子である。44はセラミックス気密端子を構成
するセラミック多層配線基板の上に設けられたピン、4
5はセラミックス気密端子を構成するセラミックス多層
配線基板に気密的に接合された円筒3である。
【0041】前記セラミックス気密端子43は、多層配
線することにより前記ピン44の配置に自由度があり、
気密端子部の寸法を小さくすることができ、前記外筒2
の径を小さくすることも可能となった。
【0042】実施の形態9.図9はこの発明の実施の形
態9を示す図であり、図において、2〜52は発明の実
施の形態5と同じ機能を有している。46は、可撓性配
線板である。図10は、前記可撓性配線板46が実装さ
れている様子を示している図である。
【0043】前記可撓性配線板46は、例えばポリイミ
ド基板の上に銅メッキ、ニッケルメッキ、金メッキを施
しパターンを形成し補強用のエポキシコーティングを施
したものであり、必要な配線を小さいピッチでパターン
形成できるので、例えばテフロン被覆導線よりも高密度
で配線できる。また気密端子への接続も、前記可撓性配
線板46のスルーホール部を同時にピンに差し込んで半
田付けできるため、テフロン被覆導線を1本ごとに半田
付け実装する場合と比べて、端子部も高密度化できる。
また、配線の導体の断面積は、強度をポリイミド基板に
保つことのできる可撓性配線板の方が、テフロン被覆導
線よりも小さくすることができ、その結果熱伝導による
熱の侵入も低減できる。
【0044】実施の形態10.図11はこの発明の実施
の形態10を示す図であり、図において、7、22、2
3、24、40、52は発明の実施の形態5と同じ機能
を有している。46は前記円筒1に固定できるように帯
形の張り出しを設けた可撓性配線板である。
【0045】前記可撓性配線板46を前記円筒1に接着
することにより、高温部から低温部へ熱伝導経路により
熱が伝わる場合高温部と低温部の中間の温度である別の
部分に熱伝導経路を接続することにより高温部からの熱
が直接低温部に伝わることを防ぐ効果(以降サーマルア
ンカ効果と呼ぶ)を発揮し、前記可撓性配線板46から
の熱伝導による熱侵入は直接、前記赤外線検出素子7に
伝わらないようになり、熱侵入を低減でき、結果的に必
要な冷凍機の冷却能力を低減できる。
【0046】実施の形態11.図12はこの発明の実施
の形態11を示す図であり、図において、2〜42、5
2は発明の実施の形態7と同じ機能を有している。46
は可撓性配線板、47は、前記中間フランジ23に設け
たスリット、48は前記スリット47に併設するように
設けた凸部である。図13は前記可撓性配線板46が実
装されている様子を示している図である。
【0047】前記可撓性配線板46は、前記スリット4
7を通し実装され、前記凸部に接着されることにより、
サーマルアンカ効果を発揮し、前記可撓性配線板46か
らの熱伝導による熱侵入は直接、前記赤外線検出素子7
に伝わらないようになり、熱侵入を低減でき、結果的に
必要な冷凍機の冷却能力を低減できる。
【0048】実施の形態12.図14は、この発明の実
施の形態12を示す図であり、図において、2〜12、
16〜40、52は、発明の実施の形態5と同じ機能を
有している。46は可撓性配線板、49は前記可撓性配
線板46を固定するためのねじである。図15、図16
は前記可撓性配線板46が実装されている様子を示して
いる図である。
【0049】前記可撓性配線板46は、例えば図11の
ように基板にねじ固定用の張り出し部を設け、前記中間
フランジ23に固定する。又は、図12のように固定具
50にて前記中間フランジ23に固定する。これにより
サーマルアンカ効果を発揮し、前記可撓性配線板46か
らの熱伝導による熱侵入は直接、前記赤外線検出素子7
に伝わらないようになり、熱侵入を低減でき、結果的に
必要な冷凍機の冷却能力を低減できる。
【0050】実施の形態13.図17は、この発明の実
施の形態13を示す図であり、図において、2〜12、
16〜40、52は発明の実施の形態5と同じ機能を有
している。46は可撓性配線板、51は中継基板であ
る。図18は前記可撓性配線板46が実装されている様
子を示している図である。
【0051】前記中継基板51は、絶縁されたピンを有
し、前記中間フランジ23に接合された基板であり、セ
ラミックス基板もしくは、絶縁されたピンを装着した金
属基板である。前記可撓性配線板46は、中継用のスル
ーホールを設けてあり、前記中継基板51に半田付けで
固定される。これにより、サーマルアンカ効果を発揮
し、前記可撓性配線板46からの熱伝導による熱侵入は
直接、前記赤外線検出素子7に伝わらないようになり、
熱侵入を低減でき、結果的に必要な冷凍機の冷却能力を
低減できる。
【0052】実施の形態14.図19はこの発明の実施
の形態14を示す図であり、図において、2〜12、1
6〜42、52は発明の実施の形態7と同じ機能を有し
ている。46は可撓性配線板、51は中継基板である。
図20は前記可撓性配線板46が実装されている様子を
示している図である。
【0053】前記中継基板51は、絶縁されたピンを上
側、下側に有し、上側、下側に別の前記可撓性配線板4
6を接続する。これによりサーマルアンカ効果を発揮
し、前記可撓性配線板46からの熱伝導による熱侵入は
直接、前記赤外線検出素子7に伝わらないようになり、
熱侵入を低減でき、結果的に必要な冷凍機の冷却能力を
低減できる。
【0054】
【発明の効果】第1の発明によれば、赤外線検出素子を
逆スターリングサイクル冷凍機の2段膨張機に直接実装
する構造であるため熱伝導による熱の侵入を低減できる
ため、冷凍機に必要な冷却能力も小さくなり、その結
果、冷凍機を小型化でき、すなわち小型の赤外線検出装
置を得ることができる効果がある。又、稼動時間の経過
とともに摺動部の摩耗により性能が劣化した場合、赤外
線素子実装部がデュワ、ディスプレーサ、ボディで構成
されることにより摺動部品を容易に交換できる構造とな
っているため、メンテナンス性の良い装置を得ることが
できる。
【0055】また、第2の発明によれば、赤外線検出素
子を逆スターリングサイクル冷凍機の2段膨張機に直接
実装する構造であるため熱伝導による熱の侵入を低減で
きるため、冷凍機に必要な冷却能力も小さくなり、その
結果、冷凍機を小型化でき、すなわち小型の赤外線検出
装置を得ることができる効果がある。又、稼動時間の経
過とともに摺動部の摩耗により性能が劣化した場合、赤
外線素子実装部がデュワ、ディスプレーサ、ボディで構
成されることにより摺動部品を容易に交換できる構造と
なっているため、メンテナンス性の良い装置を得ること
ができる。
【0056】また、第3の発明によれば、赤外線検出素
子を逆スターリングサイクル冷凍機の2段膨張機に直接
実装する構造であるため熱伝導による熱の侵入を低減で
きるため、冷凍機に必要な冷却能力も小さくなり、その
結果、冷凍機を小型化でき、すなわち小型の赤外線検出
装置を得ることができる効果がある。又、稼動時間の経
過とともに摺動部の摩耗により性能が劣化した場合、赤
外線素子実装部がデュワ、ディスプレーサ、ボディで構
成されることにより摺動部品を容易に交換できる構造と
なっているため、メンテナンス性の良い装置を得ること
ができる。
【0057】また、第4の発明によれば、赤外線検出素
子を逆スターリングサイクル冷凍機の2段膨張機に直接
実装する構造であるため熱伝導による熱の侵入を低減で
きるため、冷凍機に必要な冷却能力も小さくなり、その
結果、冷凍機を小型化でき、またシール1の効果によ
り、冷凍機の能力を向上することにより、必要冷却能力
に対して冷凍機を小型化でき、すなわち小型の赤外線検
出装置を得ることができる効果がある。又、稼動時間の
経過とともに摺動部の摩耗により性能が劣化した場合、
赤外線素子実装部がデュワ、ディスプレーサ、ボディで
構成されることにより摺動部品を容易に交換できる構造
となっているため、メンテナンス性の良い装置を得るこ
とができる。
【0058】また、第5の発明によれば、赤外線検出素
子を逆スターリングサイクル冷凍機の2段膨張機に直接
実装する構造であるため熱伝導による熱の侵入を低減し
た上に、第1のフードが外筒からの放射による熱の侵入
を低減できるため、冷凍機に必要な冷却能力も小さくな
り、その結果、冷凍機を小型化でき、すなわち小型の赤
外線検出装置を得ることができる効果がある。又、稼動
時間の経過とともに摺動部の摩耗により性能が劣化した
場合、赤外線素子実装部がデュワ、ディスプレーサ、ボ
ディで構成されることにより摺動部品を容易に交換でき
る構造となっているため、メンテナンス性の良い装置を
得ることができる。
【0059】また、第6の発明によれば、赤外線検出素
子を逆スターリングサイクル冷凍機の2段膨張機に直接
実装する構造であるため熱伝導による熱の侵入を低減し
た上に、2段シリンダの中間フランジに接合された第2
のフードを設けることにより赤外線検出外素子に外筒か
ら放射によって侵入する熱量を反射し低減することがで
き、冷凍機に必要な冷却能力も小さくなり、その結果、
冷凍機を小型化でき、すなわち小型の赤外線検出装置を
得ることができる効果がある。又、稼動時間の経過とと
もに摺動部の摩耗により性能が劣化した場合、赤外線素
子実装部がデュワ、ディスプレーサ、ボディで構成され
ることにより摺動部品を容易に交換できる構造となって
いるため、メンテナンス性の良い装置を得ることができ
る。
【0060】また、第7の発明によれば、赤外線検出素
子を逆スターリングサイクル冷凍機の2段膨張機に直接
実装する構造であるため熱伝導による熱の侵入を低減し
た上に、2段シリンダの中間フランジに接合された第2
のフードに赤外線検出素子の感度のある波長の赤外線の
みを透過するフィルタを設けることにより、赤外線検出
素子に侵入する熱量を低減することができ、冷凍機に必
要な冷却能力も小さくなり、その結果、冷凍機を小型化
でき、すなわち小型の赤外線検出装置を得ることができ
る効果がある。又、稼動時間の経過とともに摺動部の摩
耗により性能が劣化した場合、赤外線素子実装部がデュ
ワ、ディスプレーサ、ボディで構成されることにより摺
動部品を容易に交換できる構造となっているため、メン
テナンス性の良い装置を得ることができる。
【0061】また、第8の発明によれば、赤外線検出素
子からの信号を外部へ取り出すための気密端子に、多層
配線基板を用いたセラミックス気密端子を用いたことに
より、気密端子部を小型化でき赤外線検出装置全体の外
径を小さくできる効果がある。又、稼動時間の経過とと
もに摺動部の摩耗により性能が劣化した場合、赤外線素
子実装部がデュワ、ディスプレーサ、ボディで構成され
ることにより摺動部品を容易に交換できる構造となって
いるため、メンテナンス性の良い装置を得ることができ
る。
【0062】また、第9の発明によれば、配線に可撓性
配線板を用いることにより、配線及び端子との接合部を
高密度化でき、赤外線検出装置を小型化できる。また伝
導による熱の侵入量を低減でき、冷凍機に必要な冷却能
力も小さくなり、その結果冷凍機を小型化でき、すなわ
ち小型の赤外線検出装置を得ることができる効果があ
る。又、稼動時間の経過とともに摺動部の摩耗により性
能が劣化した場合、赤外線素子実装部がデュワ、ディス
プレーサ、ボディで構成されることにより摺動部品を容
易に交換できる構造となっているため、メンテナンス性
の良い装置を得ることができる。
【0063】また、第10の発明によれば、配線に可撓
性配線板を用い、配線を2段膨張機の円筒部に接続する
ことにより、サーマルアンカ効果により赤外線検出素子
部への熱の侵入を低減でき、冷凍機に必要な冷却能力も
小さくなり、その結果冷凍機を小型化でき、すなわち小
型の赤外線検出装置を得ることができる効果がある。
又、稼動時間の経過とともに摺動部の摩耗により性能が
劣化した場合、赤外線素子実装部がデュワ、ディスプレ
ーサ、ボディで構成されることにより摺動部品を容易に
交換できる構造となっているため、メンテナンス性の良
い装置を得ることができる。
【0064】また、第11の発明によれば、配線に可撓
性配線板を用い、配線を2段膨張機の中間フランジに接
続することによりサーマルアンカ効果により赤外線検出
素子部への熱の侵入を低減でき、冷凍機に必要な冷却能
力も小さくなり、その結果冷凍機を小型化でき、すなわ
ち小型の赤外線検出装置を得ることができる効果があ
る。又、稼動時間の経過とともに摺動部の摩耗により性
能が劣化した場合、赤外線素子実装部がデュワ、ディス
プレーサ、ボディで構成されることにより摺動部品を容
易に交換できる構造となっているため、メンテナンス性
の良い装置を得ることができる。
【0065】また、第12の発明によれば、配線に可撓
性配線板を用い、配線を2段膨張機の中間フランジに接
続することによりサーマルアンカ効果により赤外線検出
素子部への熱の侵入を低減でき、冷凍機に必要な冷却能
力も小さくなり、その結果冷凍機を小型化でき、すなわ
ち小型の赤外線検出装置を得ることができる効果があ
る。又、稼動時間の経過とともに摺動部の摩耗により性
能が劣化した場合、赤外線素子実装部がデュワ、ディス
プレーサ、ボディで構成されることにより摺動部品を容
易に交換できる構造となっているため、メンテナンス性
の良い装置を得ることができる。
【0066】また、第13の発明によれば、配線に可撓
性配線板を用い、配線を2段膨張機の中間フランジに接
続することによりサーマルアンカ効果により赤外線検出
素子部への熱の侵入を低減でき、冷凍機に必要な冷却能
力も小さくなり、その結果冷凍機を小型化でき、すなわ
ち小型の赤外線検出装置を得ることができる効果があ
る。又、稼動時間の経過とともに摺動部の摩耗により性
能が劣化した場合、赤外線素子実装部がデュワ、ディス
プレーサ、ボディで構成されることにより摺動部品を容
易に交換できる構造となっているため、メンテナンス性
の良い装置を得ることができる。
【0067】また、第14の発明によれば、配線に可撓
性配線板を用い、配線を2段膨張機の中間フランジに接
続することによりサーマルアンカ効果により赤外線検出
素子部への熱の侵入を低減でき、冷凍機に必要な冷却能
力も小さくなり、その結果冷凍機を小型化でき、すなわ
ち小型の赤外線検出装置を得ることができる効果があ
る。又、稼動時間の経過とともに摺動部の摩耗により性
能が劣化した場合、赤外線素子実装部がデュワ、ディス
プレーサ、ボディで構成されることにより摺動部品を容
易に交換できる構造となっているため、メンテナンス性
の良い装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による赤外線検出装置の実施の形態
1を示す図である。
【図2】 この発明による赤外線検出装置の実施の形態
2を示す図である。
【図3】 この発明による赤外線検出装置の実施の形態
3を示す図である。
【図4】 この発明による赤外線検出装置の実施の形態
4を示す図である。
【図5】 この発明による赤外線検出装置の実施の形態
5を示す図である。
【図6】 この発明による赤外線検出装置の実施の形態
6を示す図である。
【図7】 この発明による赤外線検出装置の実施の形態
7を示す図である。
【図8】 この発明による赤外線検出装置の実施の形態
8を示す図である。
【図9】 この発明による赤外線検出装置の実施の形態
9を示す図である。
【図10】 この発明による赤外線検出装置の実施の形
態9を示す図である。
【図11】 この発明による赤外線検出装置の実施の形
態10を示す図である。
【図12】 この発明による赤外線検出装置の実施の形
態11を示す図である。
【図13】 この発明による赤外線検出装置の実施の形
態11を示す図である。
【図14】 この発明による赤外線検出装置の実施の形
態12を示す図である。
【図15】 この発明による赤外線検出装置の実施の形
態12を示す図である。
【図16】 この発明による赤外線検出装置の実施の形
態12を示す図である。
【図17】 この発明による赤外線検出装置の実施の形
態13を示す図である。
【図18】 この発明による赤外線検出装置の実施の形
態13を示す図である。
【図19】 この発明による赤外線検出装置の実施の形
態14を示す図である。
【図20】 この発明による赤外線検出装置の実施の形
態14を示す図である。
【図21】 従来の赤外線検出装置を示す図である。
【符号の説明】
1 台、2 外筒、3 赤外線透過窓、4 第1の内
筒、5 第2の内筒、6円盤、7 赤外線検出素子、1
2 排気管、14 配線、16 気密端子、21 トッ
ププレート、22 円筒1、23 中間フランジ、24
円筒2、25フランジ、26 2段再生器、27 シ
ール1、28 シール1、29 シール1、29 シー
ル1、30 シール2、31 シール2、32 ボデ
ィ、33シール3、34 ボルト、35 スプリング、
36 ホルダ、37 パイプ、38 圧縮機、40 第
1のフード、41 第2のフード、42 赤外線透過フ
ィルタ、43 セラミックス気密端子、44 ピン、4
5 円筒3、46 可撓性配線板、47 スリット、4
8 凸部、49 ねじ、50 固定具、51 中継基
板、52 ホルダ2、60 インジウムシール、61
Oリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 和夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動気体を膨張させる膨張機と、作動気
    体に圧力変化を与える圧縮機と、前記膨張機の内部空間
    と前記圧縮機の内部空間とを気密的に連結させるパイプ
    とから成る逆スターリングサイクル冷凍機を備えた赤外
    線検出装置において、径の異なる二つの円筒を中間フラ
    ンジを介して気密的に接続し、径の小さい円筒の中間フ
    ランジが設けられている側と反対側の端部を気密的に密
    閉し、一方径の大きい円筒の中間フランジが設けられて
    いる側と反対側の端面に別のフランジを気密的に接合さ
    れた2段シリンダと、この2段シリンダの径の小さい円
    筒の気密的に密閉された端部の外側に配置された赤外線
    検出素子と、この赤外線検出素子に対して前記2段シリ
    ンダと反対側に前記赤外線検出素子に赤外線が入射する
    ように配置された赤外線透過窓と、この赤外線透過窓と
    前記2段シリンダの径の大きい円筒に接合されたフラン
    ジとの間に配置され気密的に接合された外筒と、この外
    筒の中間部に配置され気密的に接合された気密端子と、
    この気密端子と前記赤外線検出素子とを電気的に接続す
    る配線とからなるデュワと、径の異なる再生器を接合し
    た構造を有し、作動気体と熱交換を行う2段再生器と、
    この2段再生器の径の大きい側の端部に連結したスプリ
    ングと、このスプリングに連結し前記2段再生器の一部
    を覆うように配置されたホルダと、このホルダと前記2
    段再生器の間に配置され作動気体をシールするシールと
    から成るディスプレーサと、前記デュワに気密的に着脱
    自在に接合され、前記デュワとともに構成される内部空
    間に前記ディスプレーサが内蔵されるように配置したボ
    ディとから前記膨張器が構成されていることを特徴とす
    る赤外線検出装置。
  2. 【請求項2】 作動気体を膨張させる膨張機と、作動気
    体に圧力変化を与える圧縮機と、前記膨張機の内部空間
    と前記圧縮機の内部空間とを気密的に連結させるパイプ
    とから成る逆スターリングサイクル冷凍機を備えた赤外
    線検出装置において、径の異なる二つの円筒を中間フラ
    ンジを介して気密的に接続し、径の小さい円筒の中間フ
    ランジが設けられている側と反対側の端部を気密的に密
    閉し、一方径の大きい円筒の中間フランジが設けられて
    いる側と反対側の端面に別のフランジを気密的に接合さ
    れた2段シリンダと、この2段シリンダの径の小さい円
    筒の気密的に密閉された端部の外側に配置された赤外線
    検出素子と、この赤外線検出素子に対して前記2段シリ
    ンダと反対側に前記赤外線検出素子に赤外線が入射する
    ように配置された赤外線透過窓と、この赤外線透過窓と
    前記2段シリンダの径の大きい円筒に接合されたフラン
    ジとの間に配置され気密的に接合された外筒と、この外
    筒の中間部に配置され気密的に接合された気密端子と、
    この気密端子と前記赤外線検出素子とを電気的に接続す
    る配線とからなるデュワと、径の異なる再生器を接合し
    た構造を有し、作動気体と熱交換を行う2段再生器と、
    この2段再生器の径の大きい側の端部に連結したスプリ
    ングと、このスプリングに連結し前記2段再生器の一部
    を覆うように配置されたホルダと、このホルダと前記2
    段再生器の間に配置され作動気体をシールするシールと
    から成るディスプレーサと、前記デュワに気密的に着脱
    自在に接合され、前記デュワとともに構成される内部空
    間に前記ディスプレーサが内蔵されるように配置したボ
    ディとから、前記膨張器が構成され、前記デュワと前記
    ボディの間をインジウムの圧着で気密する構造を備えた
    ことを特徴とする赤外線検出装置。
  3. 【請求項3】 作動気体を膨張させる膨張機と、作動気
    体に圧力変化を与える圧縮機と、前記膨張機の内部空間
    と前記圧縮機の内部空間とを気密的に連結させるパイプ
    とから成る逆スターリングサイクル冷凍機を備えた赤外
    線検出装置において、径の異なる二つの円筒を中間フラ
    ンジを介して気密的に接続し、径の小さい円筒の中間フ
    ランジが設けられている側と反対側の端部を気密的に密
    閉し、一方径の大きい円筒の中間フランジが設けられて
    いる側と反対側の端面に別のフランジを気密的に接合さ
    れた2段シリンダと、この2段シリンダの径の小さい円
    筒の気密的に密閉された端部の外側に配置された赤外線
    検出素子と、この赤外線検出素子に対して前記2段シリ
    ンダと反対側に前記赤外線検出素子に赤外線が入射する
    ように配置された赤外線透過窓と、この赤外線透過窓と
    前記2段シリンダの径の大きい円筒に接合されたフラン
    ジとの間に配置され気密的に接合された外筒と、この外
    筒の中間部に配置され気密的に接合された気密端子と、
    この気密端子と前記赤外線検出素子とを電気的に接続す
    る配線とからなるデュワと、径の異なる再生器を接合し
    た構造を有し、作動気体と熱交換を行う2段再生器と、
    この2段再生器の径の大きい側の端部に連結したスプリ
    ングと、このスプリングに連結し前記2段再生器の一部
    を覆うように配置されたホルダと、このホルダと前記2
    段再生器の間に配置され作動気体をシールするシールと
    から成るディスプレーサと、前記デュワに気密的に着脱
    自在に接合され、前記デュワとともに構成される内部空
    間に前記ディスプレーサが内蔵されるように配置したボ
    ディとから、前記膨張器が構成され、前記デュワと前記
    ディスプレーサの間及び前記ボディと前記ディスプレー
    ザの間をOリングで気密する構造を備えたことを特徴と
    する赤外線検出装置。
  4. 【請求項4】 作動気体を膨張させる膨張機と、作動気
    体に圧力変化を与える圧縮機と、前記膨張機の内部空間
    と前記圧縮機の内部空間とを気密的に連結させるパイプ
    とから成る逆スターリングサイクル冷凍機を備えた赤外
    線検出装置において、径の異なる二つの円筒を中間フラ
    ンジを介して気密的に接続し、径の小さい円筒の中間フ
    ランジが設けられている側と反対側の端部を気密的に密
    閉し、一方径の大きい円筒の中間フランジが設けられて
    いる側と反対側の端面に別のフランジを気密的に接合さ
    れた2段シリンダと、この2段シリンダの径の小さい円
    筒の気密的に密閉された端部の外側に配置された赤外線
    検出素子と、この赤外線検出素子に対して前記2段シリ
    ンダと反対側に前記赤外線検出素子に赤外線が入射する
    ように配置された赤外線透過窓と、この赤外線透過窓と
    前記2段シリンダの径の大きい円筒に接合されたフラン
    ジとの間に配置され気密的に接合された外筒と、この外
    筒の中間部に配置され気密的に接合された気密端子と、
    この気密端子と前記赤外線検出素子とを電気的に接続す
    る配線とからなるデュワと、径の異なる再生器を接合し
    た構造を有し、作動気体と熱交換を行う2段再生器と、
    この2段再生器の径の大きい側の端部に連結したスプリ
    ングと、このスプリングに連結し前記2段再生器の一部
    を覆うように配置されたホルダと、このホルダと前記2
    段再生器の間に配置され作動気体をシールするシールと
    から成るディスプレーサと、前記デュワに気密的に着脱
    自在に接合され、前記デュワとともに構成される内部空
    間に前記ディスプレーサが内蔵されるように配置したボ
    ディとから、前記膨張器が構成され、前記デュワの前記
    2段シリンダの前記中間フランジにおいて、前記2段シ
    リンダと、前記ディスプレーサの前記再生器とをシール
    する構造を備えたことを特徴とする赤外線検出装置。
  5. 【請求項5】 作動気体を膨張させる膨張機と、作動気
    体に圧力変化を与える圧縮機と、前記膨張機の内部空間
    と前記圧縮機の内部空間とを気密的に連結させるパイプ
    とから成る逆スターリングサイクル冷凍機を備えた赤外
    線検出装置において、径の異なる二つの円筒を中間フラ
    ンジを介して気密的に接続し、径の小さい円筒の中間フ
    ランジが設けられている側と反対側の端部を気密的に密
    閉し、一方径の大きい円筒の中間フランジが設けられて
    いる側と反対側の端面に別のフランジを気密的に接合さ
    れた2段シリンダと、この2段シリンダの径の小さい円
    筒の気密的に密閉された端部の外側に配置された赤外線
    検出素子と、この赤外線検出素子に対して前記2段シリ
    ンダと反対側に前記赤外線検出素子に赤外線が入射する
    ように配置された赤外線透過窓と、この赤外線透過窓と
    前記2段シリンダの径の大きい円筒に接合されたフラン
    ジとの間に配置され気密的に接合された外筒と、この外
    筒の中間部に配置され気密的に接合された気密端子と、
    この気密端子と前記赤外線検出素子とを電気的に接続す
    る配線とからなるデュワと、径の異なる再生器を接合し
    た構造を有し、作動気体と熱交換を行う2段再生器と、
    この2段再生器の径の大きい側の端部に連結したスプリ
    ングと、このスプリングに連結し前記2段再生器の一部
    を覆うように配置されたホルダと、このホルダと前記2
    段再生器の間に配置され作動気体をシールするシールと
    から成るディスプレーサと、前記デュワに気密的に着脱
    自在に接合され、前記デュワとともに構成される内部空
    間に前記ディスプレーサが内蔵されるように配置したボ
    ディとから、前記膨張器が構成され、前記デュワの前記
    赤外線検出素子の上に赤外線入射方向側に開口を持つ第
    1のフードを備えたことを特徴とする赤外線検出装置。
  6. 【請求項6】 作動気体を膨張させる膨張機と、作動気
    体に圧力変化を与える圧縮機と、前記膨張機の内部空間
    と前記圧縮機の内部空間とを気密的に連結させるパイプ
    とから成る逆スターリングサイクル冷凍機を備えた赤外
    線検出装置において、径の異なる二つの円筒を中間フラ
    ンジを介して気密的に接続し、径の小さい円筒の中間フ
    ランジが設けられている側と反対側の端部を気密的に密
    閉し、一方径の大きい円筒の中間フランジが設けられて
    いる側と反対側の端面に別のフランジを気密的に接合さ
    れた2段シリンダと、この2段シリンダの径の小さい円
    筒の気密的に密閉された端部の外側に配置された赤外線
    検出素子と、この赤外線検出素子に対して前記2段シリ
    ンダと反対側に前記赤外線検出素子に赤外線が入射する
    ように配置された赤外線透過窓と、この赤外線透過窓と
    前記2段シリンダの径の大きい円筒に接合されたフラン
    ジとの間に配置され気密的に接合された外筒と、この外
    筒の中間部に配置され気密的に接合された気密端子と、
    この気密端子と前記赤外線検出素子とを電気的に接続す
    る配線とからなるデュワと、径の異なる再生器を接合し
    た構造を有し、作動気体と熱交換を行う2段再生器と、
    この2段再生器の径の大きい側の端部に連結したスプリ
    ングと、このスプリングに連結し前記2段再生器の一部
    を覆うように配置されたホルダと、このホルダと前記2
    段再生器の間に配置され作動気体をシールするシールと
    から成るディスプレーサと、前記デュワに気密的に着脱
    自在に接合され、前記デュワとともに構成される内部空
    間に前記ディスプレーサが内蔵されるように配置したボ
    ディとから、前記膨張器が構成され、前記デュワ部の前
    記中間フランジの上に赤外線入射方向側に開口を持つ第
    2のフードを備えた赤外線検出装置。
  7. 【請求項7】 作動気体を膨張させる膨張機と、作動気
    体に圧力変化を与える圧縮機と、前記膨張機の内部空間
    と前記圧縮機の内部空間とを気密的に連結させるパイプ
    とから成る逆スターリングサイクル冷凍機を備えた赤外
    線検出装置において、径の異なる二つの円筒を中間フラ
    ンジを介して気密的に接続し、径の小さい円筒の中間フ
    ランジが設けられている側と反対側の端部を気密的に密
    閉し、一方径の大きい円筒の中間フランジが設けられて
    いる側と反対側の端面に別のフランジを気密的に接合さ
    れた2段シリンダと、この2段シリンダの径の小さい円
    筒の気密的に密閉された端部の外側に配置された赤外線
    検出素子と、この赤外線検出素子に対して前記2段シリ
    ンダと反対側に前記赤外線検出素子に赤外線が入射する
    ように配置された赤外線透過窓と、この赤外線透過窓と
    前記2段シリンダの径の大きい円筒に接合されたフラン
    ジとの間に配置され気密的に接合された外筒と、この外
    筒の中間部に配置され気密的に接合された気密端子と、
    この気密端子と前記赤外線検出素子とを電気的に接続す
    る配線とからなるデュワと、径の異なる再生器を接合し
    た構造を有し、作動気体と熱交換を行う2段再生器と、
    この2段再生器の径の大きい側の端部に連結したスプリ
    ングと、このスプリングに連結し前記2段再生器の一部
    を覆うように配置されたホルダと、このホルダと前記2
    段再生器の間に配置され作動気体をシールするシールと
    から成るディスプレーサと、前記デュワに気密的に着脱
    自在に接合され、前記デュワとともに構成される内部空
    間に前記ディスプレーサが内蔵されるように配置したボ
    ディとから、前記膨張器が構成され、前記デュワの前記
    中間フランジの上に赤外線入射方向側に開口を持つ第2
    のフードを備え、前記第2のフードの赤外線入射方向側
    の開口部に選択された波長のみを透過する赤外線透過フ
    ィルタを備えたことを特徴とする赤外線検出装置。
  8. 【請求項8】 作動気体を膨張させる膨張機と、作動気
    体に圧力変化を与える圧縮機と、前記膨張機の内部空間
    と前記圧縮機の内部空間とを気密的に連結させるパイプ
    とから成る逆スターリングサイクル冷凍機を備えた赤外
    線検出装置において、径の異なる二つの円筒を中間フラ
    ンジを介して気密的に接続し、径の小さい円筒の中間フ
    ランジが設けられている側と反対側の端部を気密的に密
    閉し、一方径の大きい円筒の中間フランジが設けられて
    いる側と反対側の端面に別のフランジを気密的に接合さ
    れた2段シリンダと、この2段シリンダの径の小さい円
    筒の気密的に密閉された端部の外側に配置された赤外線
    検出素子と、この赤外線検出素子に対して前記2段シリ
    ンダと反対側に前記赤外線検出素子に赤外線が入射する
    ように配置された赤外線透過窓と、この赤外線透過窓と
    前記2段シリンダの径の大きい円筒に接合されたフラン
    ジとの間に配置され気密的に接合された外筒と、この外
    筒の中間部に配置され気密的に接合された気密端子と、
    この気密端子と前記赤外線検出素子とを電気的に接続す
    る配線とからなるデュワと、径の異なる再生器を接合し
    た構造を有し、作動気体と熱交換を行う2段再生器と、
    この2段再生器の径の大きい側の端部に連結したスプリ
    ングと、このスプリングに連結し前記2段再生器の一部
    を覆うように配置されたホルダと、このホルダと前記2
    段再生器の間に配置され作動気体をシールするシールと
    から成るディスプレーサと、前記デュワに気密的に着脱
    自在に接合され、前記デュワとともに構成される内部空
    間に前記ディスプレーサが内蔵されるように配置したボ
    ディとから、前記膨張器が構成され、前記デュワの前記
    2段シリンダのフランジに気密的に接合するセラミック
    ス気密端子と、このセラミックス気密端子に接合した円
    筒と、前記円筒に前記外筒を気密的に接合した構造を有
    することを特徴とする赤外線検出装置。
  9. 【請求項9】 作動気体を膨張させる膨張機と、作動気
    体に圧力変化を与える圧縮機と、前記膨張機の内部空間
    と前記圧縮機の内部空間とを気密的に連結させるパイプ
    とから成る逆スターリングサイクル冷凍機を備えた赤外
    線検出装置において、径の異なる二つの円筒を中間フラ
    ンジを介して気密的に接続し、径の小さい円筒の中間フ
    ランジが設けられている側と反対側の端部を気密的に密
    閉し、一方径の大きい円筒の中間フランジが設けられて
    いる側と反対側の端面に別のフランジを気密的に接合さ
    れた2段シリンダと、この2段シリンダの径の小さい円
    筒の気密的に密閉された端部の外側に配置された赤外線
    検出素子と、この赤外線検出素子に対して前記2段シリ
    ンダと反対側に前記赤外線検出素子に赤外線が入射する
    ように配置された赤外線透過窓と、この赤外線透過窓と
    前記2段シリンダの径の大きい円筒に接合されたフラン
    ジとの間に配置され気密的に接合された外筒と、この外
    筒の中間部に配置され気密的に接合された気密端子と、
    この気密端子と前記赤外線検出素子とを電気的に接続す
    る配線とからなるデュワと、径の異なる再生器を接合し
    た構造を有し、作動気体と熱交換を行う2段再生器と、
    この2段再生器の径の大きい側の端部に連結したスプリ
    ングと、このスプリングに連結し前記2段再生器の一部
    を覆うように配置されたホルダと、このホルダと前記2
    段再生器の間に配置され作動気体をシールするシールと
    から成るディスプレーサと、前記デュワに気密的に着脱
    自在に接合され、前記デュワとともに構成される内部空
    間に前記ディスプレーサが内蔵されるように配置したボ
    ディとから、前記膨張器が構成され、前記デュワの前記
    赤外線検出素子と前記気密端子の間を可撓性配線板で配
    線し、前記可撓性配線板を前記2段シリンダの中間フラ
    ンジに固定することを特徴とする赤外線検出装置。
  10. 【請求項10】 前記デュワの前記赤外線検出素子と前
    記気密端子間の配線に、前記2段シリンダの中間フラン
    ジに途中部分を固定できるように配線方向と直角方向に
    帯形の張り出しを設けた前記可撓性配線板を具備するこ
    とを特徴とする請求項9記載の赤外線検出装置。
  11. 【請求項11】 前記デュワの前記赤外線検出素子と前
    記気密端子間の配線に可撓性配線板を具備し、前記2段
    シリンダの中間フランジにスリット及びスリットと併設
    するように凸部を設け、前記可撓性配線板を接合する構
    造を有することを特徴とする請求項9記載の赤外線検出
    装置。
  12. 【請求項12】 前記デュワの前記赤外線検出素子と前
    記気密端子間の配線に前記可撓性配線板を具備し、前記
    2段シリンダの中間フランジに前記可撓性配線板をねじ
    で固定する構造を有することを特徴とする請求項9記載
    の赤外線検出装置。
  13. 【請求項13】 前記デュワの前記赤外線検出素子と前
    記気密端子間の配線にスルーホールを設けた前記可撓性
    配線板を具備し、前記2段シリンダの中間フランジに中
    継基板を配置し、前記中継基板の端子に前記可撓性配線
    板の端子に半田接合する構造を有することを特徴とする
    請求項9記載の赤外線検出装置。
  14. 【請求項14】 前記デュワの前記2段シリンダの中間
    フランジに中継基板を配置し、前記赤外線検出素子と前
    記中継基板の間、及び前記中継基板と前記気密端子との
    間を別の可撓性配線板で配線する構造を有することを特
    徴とする請求項9記載の赤外線検出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110308504A (zh) * 2019-06-20 2019-10-08 上海微波技术研究所(中国电子科技集团公司第五十研究所) 冷光阑与探测器系统
CN113793878A (zh) * 2021-11-18 2021-12-14 武汉高芯科技有限公司 一种双级制冷红外探测器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110308504A (zh) * 2019-06-20 2019-10-08 上海微波技术研究所(中国电子科技集团公司第五十研究所) 冷光阑与探测器系统
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