JPH11183232A - 溶湯レベル検出法 - Google Patents
溶湯レベル検出法Info
- Publication number
- JPH11183232A JPH11183232A JP34890997A JP34890997A JPH11183232A JP H11183232 A JPH11183232 A JP H11183232A JP 34890997 A JP34890997 A JP 34890997A JP 34890997 A JP34890997 A JP 34890997A JP H11183232 A JPH11183232 A JP H11183232A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten metal
- sensor
- sensors
- level
- length
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ランニングコストが不要でメンテナンスフリー
であり、かつ連続測定可能な溶湯レベル検出方法を提供
する。 【解決手段】溶湯3の温度より高い融点を有する同じ材
料からなる3個のセンサを容器2内に設ける。第1の検
出センサ13は溶湯レベル4の測定範囲をカバーする長
さを有し、第2の基準センサ12は溶湯3中に配置し、
第3の基準センサ11は溶湯3の上部の気中に配置す
る。電源14〜16により流れる電流(I1 〜I3 )、
センサ両端の電圧(V1 〜V3 )から各センサの抵抗値
を求め、これから溶湯レベルを算出する。
であり、かつ連続測定可能な溶湯レベル検出方法を提供
する。 【解決手段】溶湯3の温度より高い融点を有する同じ材
料からなる3個のセンサを容器2内に設ける。第1の検
出センサ13は溶湯レベル4の測定範囲をカバーする長
さを有し、第2の基準センサ12は溶湯3中に配置し、
第3の基準センサ11は溶湯3の上部の気中に配置す
る。電源14〜16により流れる電流(I1 〜I3 )、
センサ両端の電圧(V1 〜V3 )から各センサの抵抗値
を求め、これから溶湯レベルを算出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ごみの焼却灰や汚
泥等を溶解する炉や、溶鋼を保持する炉または溶鋼タン
ディシュ等において、炉または容器の中の溶融状態の材
料(溶湯)のレベルを検出する方法に関する。
泥等を溶解する炉や、溶鋼を保持する炉または溶鋼タン
ディシュ等において、炉または容器の中の溶融状態の材
料(溶湯)のレベルを検出する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の実施例を示す構成図であ
る。図2において、31は容器ふた、32は容器、33
は溶湯、34は溶湯レベル、35は送り出し機構、36
は光ファイバドラム、37は光ファイバである。炉内温
度を光ファイバ37を経由して図示しない温度計により
計測しつつ、送り出し機構35により光ファイバ37を
炉内に送りだしていき、温度計測値の変曲点を検出した
ときの光ファイバ37の長さBを求める。Cを溶湯レベ
ル34とすると、あらかじめ求めてあるAを用いてC=
A−Bにより溶湯レベル34を求めることができる。
る。図2において、31は容器ふた、32は容器、33
は溶湯、34は溶湯レベル、35は送り出し機構、36
は光ファイバドラム、37は光ファイバである。炉内温
度を光ファイバ37を経由して図示しない温度計により
計測しつつ、送り出し機構35により光ファイバ37を
炉内に送りだしていき、温度計測値の変曲点を検出した
ときの光ファイバ37の長さBを求める。Cを溶湯レベ
ル34とすると、あらかじめ求めてあるAを用いてC=
A−Bにより溶湯レベル34を求めることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、高価
な光ファイバの先端は、溶湯の温度が高温であるため一
回測定する毎に使い捨てとなり、ランニングコストが発
生する。また、光ファイバを送りだすための送り出し機
構は、可動部を有するためメンテナンスが必要となる。
また、溶湯レベルの連続測定は不可能である。
な光ファイバの先端は、溶湯の温度が高温であるため一
回測定する毎に使い捨てとなり、ランニングコストが発
生する。また、光ファイバを送りだすための送り出し機
構は、可動部を有するためメンテナンスが必要となる。
また、溶湯レベルの連続測定は不可能である。
【0004】従って本発明の目的は、ランニングコスト
が不要でメンテナンスフリーであり、かつ連続測定可能
な溶湯レベル検出方法を提供することにある。
が不要でメンテナンスフリーであり、かつ連続測定可能
な溶湯レベル検出方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、溶湯の温度より高い融点を有す
る同じ材料からなる3個のセンサを容器内に設け、第1
のセンサは溶湯レベルの測定範囲をカバーする長さを有
し、第2のセンサは溶湯中に配置し、第3のセンサは溶
湯の上部の気中に配置し、周囲温度に基づく前記3個の
センサの抵抗値に基づいて溶湯レベルを検出する。
に、本発明においては、溶湯の温度より高い融点を有す
る同じ材料からなる3個のセンサを容器内に設け、第1
のセンサは溶湯レベルの測定範囲をカバーする長さを有
し、第2のセンサは溶湯中に配置し、第3のセンサは溶
湯の上部の気中に配置し、周囲温度に基づく前記3個の
センサの抵抗値に基づいて溶湯レベルを検出する。
【0006】なお、第2のセンサの周囲温度は溶湯温度
であり、第3のセンサの周囲温度は大気温度であり、第
1のセンサの周囲温度は溶湯温度及び大気温度となる。
また、3個のセンサの材料としてモリブデンまたはタン
グステンを用いる。
であり、第3のセンサの周囲温度は大気温度であり、第
1のセンサの周囲温度は溶湯温度及び大気温度となる。
また、3個のセンサの材料としてモリブデンまたはタン
グステンを用いる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施例を示す
構成図である。図1において、1は容器ふた、2は容
器、3は溶湯、4は測定しようとする溶湯レベル、11
は気中に配置した基準センサ(長さL1 )、12は溶湯
中に配置した基準センサ(長さL2 )、13は検出セン
サ(長さL3 )、14,15,16は電源、17,1
8,19は電圧計、20,21,22は電流計である。
具体的な測定方法を以下に示す。
構成図である。図1において、1は容器ふた、2は容
器、3は溶湯、4は測定しようとする溶湯レベル、11
は気中に配置した基準センサ(長さL1 )、12は溶湯
中に配置した基準センサ(長さL2 )、13は検出セン
サ(長さL3 )、14,15,16は電源、17,1
8,19は電圧計、20,21,22は電流計である。
具体的な測定方法を以下に示す。
【0008】電源14〜16により基準センサ11,1
2および検出センサ13に電圧を印加し、それらの両端
の電圧および流れる電流をそれぞれ電圧計17〜19、
電流計20〜22で測定する。電圧計および電流計の読
みをそれぞれV1 〜V3 、I 1 〜I3 とすると、各セン
サの抵抗値はそれぞれX1 (=V1 /I1 )、X2 (=
V2 /I2 )、X3 (=V3 /I3 )となる。
2および検出センサ13に電圧を印加し、それらの両端
の電圧および流れる電流をそれぞれ電圧計17〜19、
電流計20〜22で測定する。電圧計および電流計の読
みをそれぞれV1 〜V3 、I 1 〜I3 とすると、各セン
サの抵抗値はそれぞれX1 (=V1 /I1 )、X2 (=
V2 /I2 )、X3 (=V3 /I3 )となる。
【0009】ここで、検出センサ13の気中の部分(長
さL31)の周囲温度(大気温度)と基準センサ11の周
囲温度(大気温度)とはほぼ同じであるので、検出セン
サ13の気中の部分(長さL31)の単位長当たりの抵抗
値と、基準センサ11の単位長当たりの抵抗値はほぼ同
じ値となり、長さL31の部分の抵抗値X31は次式で表さ
れる。
さL31)の周囲温度(大気温度)と基準センサ11の周
囲温度(大気温度)とはほぼ同じであるので、検出セン
サ13の気中の部分(長さL31)の単位長当たりの抵抗
値と、基準センサ11の単位長当たりの抵抗値はほぼ同
じ値となり、長さL31の部分の抵抗値X31は次式で表さ
れる。
【0010】X31=X1 L31/L1 同様に、検出センサ13の溶湯中の部分(長さL32)の
周囲温度(溶湯温度)と基準センサ12の周囲温度(溶
湯温度)とはほぼ同じであるので、検出センサ13の溶
湯中の部分(長さL32)の単位長当たりの抵抗値と、基
準センサ12の単位長当たりの抵抗値はほぼ同じ値とな
り、長さL32の部分の抵抗値X32は次式で表される。
周囲温度(溶湯温度)と基準センサ12の周囲温度(溶
湯温度)とはほぼ同じであるので、検出センサ13の溶
湯中の部分(長さL32)の単位長当たりの抵抗値と、基
準センサ12の単位長当たりの抵抗値はほぼ同じ値とな
り、長さL32の部分の抵抗値X32は次式で表される。
【0011】X32=X2 L32/L2 従って、検出センサ13の抵抗測定値X3 は次式で表さ
れる。 X3 =X31+X32=X1 L31/L1 +X2 L32/L2 ここで、L31=L3 −L32であるから、これを上式に代
入すると X3 =X1 (L3 −L32)/L1 +X2 L32/L2 従って、L32は次式により求めることができる。
れる。 X3 =X31+X32=X1 L31/L1 +X2 L32/L2 ここで、L31=L3 −L32であるから、これを上式に代
入すると X3 =X1 (L3 −L32)/L1 +X2 L32/L2 従って、L32は次式により求めることができる。
【0012】L32=(X3 −X1 L3 /L1 )/(X2
/L2 −X1 /L1 ) 溶湯レベルはL32+Hであるので(なお、Hは容器2の
底部から検出センサ13の下端までの距離である)、 溶湯レベル=(X3 −X1 L3 /L1 )/(X2 /L2
−X1 /L1 )+H にて測定できる。
/L2 −X1 /L1 ) 溶湯レベルはL32+Hであるので(なお、Hは容器2の
底部から検出センサ13の下端までの距離である)、 溶湯レベル=(X3 −X1 L3 /L1 )/(X2 /L2
−X1 /L1 )+H にて測定できる。
【0013】上記は測定原理を説明したのであって、抵
抗値X1 、X2 、X3 の測定は別の抵抗測定方法に依っ
てもよい。実際の適用では、測定値を常時マイクロコン
ピュータ等にオンライン接続し、常時計算により連続測
定を行うことができる。また、利用するセンサは溶湯よ
り融点の高い材料を使用することによって、溶湯中に浸
漬している部分の損傷もなく長期間の使用が可能とな
る。
抗値X1 、X2 、X3 の測定は別の抵抗測定方法に依っ
てもよい。実際の適用では、測定値を常時マイクロコン
ピュータ等にオンライン接続し、常時計算により連続測
定を行うことができる。また、利用するセンサは溶湯よ
り融点の高い材料を使用することによって、溶湯中に浸
漬している部分の損傷もなく長期間の使用が可能とな
る。
【0014】センサの材料としては、溶湯の種類にもよ
るが、モリブデン(融点2610℃)やタングステン(融点
3410℃)の採用が可能である。
るが、モリブデン(融点2610℃)やタングステン(融点
3410℃)の採用が可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、可動部分がなく、また
センサも長期間使用可能であるのでランニングコストは
発生せず、また連続して溶湯レベルの測定が可能とな
る。
センサも長期間使用可能であるのでランニングコストは
発生せず、また連続して溶湯レベルの測定が可能とな
る。
【図1】この発明の実施例を示す構成図
【図2】従来の実施例を示す構成図
1…容器ふた、2…容器、3…溶湯、4…溶湯レベル、
11…基準センサ(長さL1 )、12…基準センサ(長
さL2 )、13…検出センサ(長さL3 )、14,1
5,16…電源、17,18,19…電圧計、20,2
1,22…電流計。
11…基準センサ(長さL1 )、12…基準センサ(長
さL2 )、13…検出センサ(長さL3 )、14,1
5,16…電源、17,18,19…電圧計、20,2
1,22…電流計。
Claims (2)
- 【請求項1】容器内の溶湯のレベル検出法において、溶
湯の温度より高い融点を有する同じ材料からなる3個の
センサを容器内に設け、第1のセンサは溶湯レベルの測
定範囲をカバーする長さを有し、第2のセンサは溶湯中
に配置し、第3のセンサは溶湯の上部の気中に配置し、
周囲温度に基づく前記3個のセンサの抵抗値に基づいて
溶湯レベルを検出することを特徴とする溶湯レベル検出
法。 - 【請求項2】3個のセンサの材料としてモリブデンまた
はタングステンを用いることを特徴とする請求項1に記
載の溶湯レベル検出法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34890997A JPH11183232A (ja) | 1997-12-18 | 1997-12-18 | 溶湯レベル検出法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34890997A JPH11183232A (ja) | 1997-12-18 | 1997-12-18 | 溶湯レベル検出法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11183232A true JPH11183232A (ja) | 1999-07-09 |
Family
ID=18400208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34890997A Pending JPH11183232A (ja) | 1997-12-18 | 1997-12-18 | 溶湯レベル検出法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11183232A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100535680B1 (ko) * | 2001-07-13 | 2005-12-09 | 삼성전자주식회사 | 수위센서 |
-
1997
- 1997-12-18 JP JP34890997A patent/JPH11183232A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100535680B1 (ko) * | 2001-07-13 | 2005-12-09 | 삼성전자주식회사 | 수위센서 |
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