JPH11183089A - 飛しょう体の発射装置 - Google Patents

飛しょう体の発射装置

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JPH11183089A
JPH11183089A JP35466697A JP35466697A JPH11183089A JP H11183089 A JPH11183089 A JP H11183089A JP 35466697 A JP35466697 A JP 35466697A JP 35466697 A JP35466697 A JP 35466697A JP H11183089 A JPH11183089 A JP H11183089A
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JP
Japan
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canister
flying object
projectile
hook
gas jet
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Application number
JP35466697A
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English (en)
Inventor
Shuji Yamaguchi
修司 山口
Seiichiro Furuya
精一郎 古谷
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41FAPPARATUS FOR LAUNCHING PROJECTILES OR MISSILES FROM BARRELS, e.g. CANNONS; LAUNCHERS FOR ROCKETS OR TORPEDOES; HARPOON GUNS
    • F41F3/00Rocket or torpedo launchers
    • F41F3/04Rocket or torpedo launchers for rockets
    • F41F3/0413Means for exhaust gas disposal, e.g. exhaust deflectors, gas evacuation systems
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41FAPPARATUS FOR LAUNCHING PROJECTILES OR MISSILES FROM BARRELS, e.g. CANNONS; LAUNCHERS FOR ROCKETS OR TORPEDOES; HARPOON GUNS
    • F41F3/00Rocket or torpedo launchers
    • F41F3/04Rocket or torpedo launchers for rockets
    • F41F3/073Silos for rockets, e.g. mounting or sealing rockets therein

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飛しょう体の発射装置において、飛しょう体
が発射する際に生じる高温高圧のガス噴流が、隣接する
飛しょう体を装填するキャニスタ内部に逆流することを
防止する。 【解決手段】 飛しょう体の発射装置において、飛しょ
う体を装填するキャニスタ3aと、前記キャニスタの内
側で側面に設けられ、飛しょう体発射後に展開する遮蔽
板8と、遮蔽板8とキャニスタ3aの接合部に設けられ
たヒンジ軸9と、ヒンジ軸9の周りに設けられ、遮蔽板
8が展開する方向に作用するバネ10と、キャニスタ3
aの内側で側面に設けられ、遮蔽板8をキャニスタ3a
の側面に固定する低強度のフック11と、キャニスタ3
aの内側で側面に設けられ、遮蔽板11をキャニスタ3
aの底部が塞がれる位置で停止させるストッパー12
と、キャニスタ3aの外周に設けられ、キャニスタ3a
を格納しかつ飛しょう体の発射経路を設定するランチャ
4とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定の目標に向
けて飛しょう体を発射させる飛しょう体の発射装置に関
するものであり、さらに詳しく述べると、飛しょう体が
発射した後のキャニスタ内に隣接する他の飛しょう体が
発射する際に生じるロケットモータのガス噴流が逆流し
てくることを防止して、キャニスタのうける熱疲労サイ
クルを低減させる飛しょう体の発射装置を提案するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の飛しょう体の発射装置を示
す構成図である。1は飛しょう体の発射装置、2aは前
記飛しょう体の発射装置1に装填された飛しょう体、2
bは飛しょう体2aに隣接する飛しょう体、3aは飛し
ょう体2aを装填して飛しょう体2aが発射される直前
まで飛しょう体の姿勢を保持するキャニスタ、3bは飛
しょう体2bを装填し3aに隣接するキャニスタ、4は
キャニスタ3aおよび隣接するキャニスタ3bを格納し
かつ飛しょう体2aおよび隣接する飛しょう体2bの発
射経路を設定するランチャ、5はキャニスタ3aおよび
キャニスタ3bの底面に設けられた後方カバー、6は飛
しょう体2aおよび隣接する飛しょう体2bが発射する
際に生じる飛しょう体2aおよび隣接する飛しょう体2
bのロケットモータのガス噴流、7は飛しょう体2aお
よび隣接する飛しょう体2bが発射する際に生じる飛し
ょう体2aおよび隣接する飛しょう体2bのロケットモ
ータのガス噴流を外部に誘導する煙道である。
【0003】図5(a)は飛しょう体の発射装置1が所
定の目標に向けて飛しょう体2aを発射する直前の状態
を示す。飛しょう体2aが発射されると、飛しょう体2
aは自己の推進薬を内蔵したロケットモータに点火す
る。飛しょう体2aのロケットモータが点火されたこと
により、図5(b)に示すように、飛しょう体2aの後
方に高温高圧のガス噴流6が発生し、飛しょう体2aは
推進力を得て目標に向かって飛翔を開始する。その際
に、飛しょう体2aの後方から発生する高温高圧のガス
噴流6が後方カバー5に対して非常に高い圧力を与える
ため、後方カバー5は破壊される。後方カバー5が破壊
されることにより、キャニスタ3aの底面に流路が形成
されることとなり、飛しょう体2aの後方から発生する
高温高圧のガス噴流6がキャニスタ3aの底面を通じて
排出される。排出された飛しょう体2aの後方から発生
する高温高圧のガス噴流6はキャニスタ3aの下方から
発射装置の上方にかけて設けられた煙道7に誘導される
が、煙道7はキャニスタ3aの底面から外部に向けて開
放されているため、飛しょう体2aの後方から発生する
高温高圧のガス噴流6はキャニスタ3aの底面から外部
に向けて排出される。
【0004】飛しょう体の発射装置1はランチャ4の容
積効率をあげて飛しょう体の装填数の向上を図るため、
通常は図5のごとく複数のキャニスタ3aおよび隣接す
るキャニスタ3bで煙道6を共用している。飛しょう体
2aが発射する際に、隣接するキャニスタ3bの内部に
装填されている隣接する飛しょう体2bが発射する前で
あれば、隣接するキャニスタ3bの底面には後方カバー
5が設けられているためガス噴流の逆流を防止される。
しかし、隣接する飛しょう体2bが発射された後に飛し
ょう体2aが発射された状態を示す図5(c)のよう
に、隣接するキャニスタ3bの内部に装填されている隣
接する飛しょう体2bが発射された後の場合には、隣接
するキャニスタ3bの底面の後方カバー5は破壊されて
いるため、飛しょう体2aの後方から発生する高温高圧
のガス噴流6はキャニスタ3aの底面から煙道7を経由
し、隣接するキャニスタ3bの底面からキャニスタ3b
の内部へと逆流する。隣接するキャニスタ3bの内部に
飛しょう体2aの後方から発生する高温高圧のガス噴流
が逆流すると、隣接するキャニスタ3bの内部には非常
に大きな熱応力が発生するが、隣接するキャニスタ3b
の内部に大きな熱応力が繰り返し負荷されるとキャニス
タ3bが破損する等の問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】飛しょう体の発射装置
1が所定の目標に向けて飛しょう体2aを発射する時
に、飛しょう体2aの後方から発生する高温高圧のガス
噴流6がキャニスタ3aの底面から煙道7を経由し、隣
接するキャニスタ3bの底面からキャニスタ3bの内部
へ逆流すると、隣接するキャニスタ3bの内部には非常
に大きな熱応力が発生し、隣接するキャニスタ3bの内
部に大きな熱応力が繰り返し負荷されると、キャニスタ
3bは破損する。キャニスタ3bが破損すると新規のキ
ャニスタと交換する必要があるが、キャニスタ3bは本
来飛しょう体2bを運搬する際のコンテナとして繰り返
し使用されるほか、飛しょう体2bの整備を行う際の懸
下台としても繰り返し使用されるため、新規のキャニス
タと交換するに当たって余分な維持コストを必要とす
る。また、キャニスタ3bが大きな繰り返し熱応力でも
破損しない構造にすると、キャニスタ3bの構造重量が
増加するため、飛しょう体2bを運搬する際のコンテナ
として、また飛しょう体2bの整備を行う際の懸下台と
して使用される際に、作業性や安全性の低下を招く。こ
の発明は、飛しょう体の発射装置において、飛しょう体
が発射する際に生じる高温高圧のガス噴流が隣接するキ
ャニスタ内部に逆流することを防止することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明による飛しょ
う体の発射装置は、所定の目標に向けて飛しょう体を発
射させる飛しょう体の発射装置において、飛しょう体を
装填して飛しょう体が発射する直前まで飛しょう体の姿
勢を保持するキャニスタと、前記キャニスタの内側で側
面に設けられ、飛しょう体が発射した後に展開してキャ
ニスタ内部の流路を塞ぎ隣接する他の飛しょう体が発射
する際に生じるロケットモータのガス噴流がキャニスタ
内に逆流してくることを防止する遮蔽板と、遮蔽板とキ
ャニスタの接合部に設けられ、遮蔽板を展開させてキャ
ニスタ内部の流路の開口度を調節するヒンジ軸と、ヒン
ジ軸の周りに設けられ、遮蔽板が展開する方向に作用す
るバネと、キャニスタの内側で側面に設けられ、飛しょ
う体が発射する直前まで遮蔽板をキャニスタの側面に固
定しかつ飛しょう体が発射する際には飛しょう体のロケ
ットモータのガス噴流の圧力により破壊する低強度のフ
ックと、キャニスタの内側で側面に設けられ、フックか
ら解放された遮蔽板をキャニスタ内部の流路が塞がれる
位置で停止させるストッパーと、キャニスタの外周に設
けられ、キャニスタを格納しかつ飛しょう体の発射経路
を設定するランチャとを備えたものである。
【0007】また、第2の発明による飛しょう体の発射
装置は、所定の目標に向けて飛しょう体を発射させる飛
しょう体の発射装置において、飛しょう体を装填して飛
しょう体が発射する直前まで飛しょう体の姿勢を保持す
るキャニスタと、前記キャニスタの内側で側面に設けら
れ、飛しょう体が発射した後に展開してキャニスタ内部
の流路を塞ぎ隣接する他の飛しょう体が発射する際に生
じるロケットモータのガス噴流がキャニスタ内に逆流し
てくることを防止する遮蔽板と、遮蔽板とキャニスタの
接合部に設けられ、遮蔽板を展開させてキャニスタ内部
の流路の開口度を調節するヒンジ軸と、ヒンジ軸の周り
に設けられ、遮蔽板が展開する方向に作用するバネと、
キャニスタの内側で側面に設けられ、飛しょう体が発射
する直前まで遮蔽板をキャニスタの側面に固定しかつ飛
しょう体が発射する際には飛しょう体のロケットモータ
のガス噴流の高温により融解する低融点のフックと、フ
ックの表面に設けられ、飛しょう体のロケットモータの
ガス噴流の高温により昇華して熱伝導を押さえることで
フックの破壊までの時間差を与えるアブレータ材と、キ
ャニスタの内側で側面に設けられ、フックから解放され
た遮蔽板をキャニスタ内部の流路が塞がれる位置で停止
させるストッパーと、キャニスタの外周に設けられ、キ
ャニスタを格納しかつ飛しょう体の発射経路を設定する
ランチャとを備えたものである。
【0008】また、第3の発明による飛しょう体の発射
装置は、所定の目標に向けて飛しょう体を発射させる飛
しょう体の発射装置において、飛しょう体を装填して飛
しょう体が発射する直前まで飛しょう体の姿勢を保持す
るキャニスタと、前記キャニスタの内側で側面に設けら
れ、飛しょう体が発射した後に展開してキャニスタ内部
の流路を塞ぎ隣接する他の飛しょう体が発射する際に生
じるロケットモータのガス噴流がキャニスタ内に逆流し
てくることを防止する遮蔽板と、遮蔽板とキャニスタの
接合部に設けられ、遮蔽板を展開させてキャニスタ内部
の流路の開口度を調節するヒンジ軸と、遮蔽板上でヒン
ジ軸と対向する側の端と装填されている飛しょう体の後
端との間に設けられたワイヤーと、キャニスタの内側で
側面に設けられ、飛しょう体が発射する際に生じるワイ
ヤーの張力により牽引された遮蔽板をキャニスタ内部の
流路が塞がれる位置で固定する係留機構と、キャニスタ
の外周に設けられ、キャニスタを格納しかつ飛しょう体
の発射経路を設定するランチャとを備えたものである。
【0009】また、第4の発明による飛しょう体の発射
装置は、所定の目標に向けて飛しょう体を発射させる飛
しょう体の発射装置において、飛しょう体を装填して飛
しょう体が発射する直前まで飛しょう体の姿勢を保持す
るキャニスタと、前記キャニスタの内側で側面に設けら
れ、飛しょう体が発射した後に展開してキャニスタ内部
の流路を塞ぎ隣接する他の飛しょう体が発射する際に生
じるロケットモータのガス噴流がキャニスタ内に逆流し
てくることを防止する遮蔽板と、遮蔽板とキャニスタの
接合部に設けられ、遮蔽板を展開させてキャニスタ内部
の流路の開口度を調節するヒンジ軸と、ヒンジ軸の周り
に設けられ、遮蔽板が展開する方向に作用するバネと、
キャニスタの内側で側面に設けられ、飛しょう体が発射
する直前まで遮蔽板をキャニスタの側面に固定する低強
度のフックと、フックの先端近傍と装填されている飛し
ょう体の後端との間に設けられ、飛しょう体が発射する
際に生じる飛しょう体の推力をフックに伝達してフック
を破壊するワイヤーと、キャニスタの内側で側面に設け
られ、フックから解放された遮蔽板をキャニスタ内部の
流路が塞がれる位置で停止させるストッパーと、キャニ
スタの外周に設けられ、キャニスタを格納しかつ飛しょ
う体の発射経路を設定するランチャとを備えたものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1 図1はこの発明の実施の形態1を示す構成図である。1
は飛しょう体の発射装置、2aは前記飛しょう体の発射
装置1に装填された飛しょう体、2bは飛しょう体2a
に隣接する飛しょう体、3aは飛しょう体2aを装填し
て飛しょう体2aが発射される直前まで飛しょう体の姿
勢を保持するキャニスタ、3bは飛しょう体2bを装填
し3aに隣接するキャニスタ、4はキャニスタ3aおよ
び隣接するキャニスタ3bを格納しかつ飛しょう体2a
および隣接する飛しょう体2bの発射経路を設定するラ
ンチャ、5はキャニスタ3aおよびキャニスタ3bの底
面に設けられた後方カバー、6は飛しょう体2aおよび
隣接する飛しょう体2bが発射する際に生じる飛しょう
体2aおよび隣接する飛しょう体2bのロケットモータ
のガス噴流、7は飛しょう体2aおよび隣接する飛しょ
う体2bが発射する際に生じる飛しょう体2aおよび隣
接する飛しょう体2bのロケットモータのガス噴流を外
部に誘導する煙道である。また、8は前記キャニスタの
内側で側面に設けられた遮蔽板、9は遮蔽板とキャニス
タの接合部に設けられたヒンジ軸、10はヒンジ軸の周
りに設けられたバネ、11はキャニスタの内側で側面に
設けられた低強度のフック、12はキャニスタの内側で
側面に設けられたストッパーである。
【0011】図1(a)は飛しょう体の発射装置1が所
定の目標に向けて飛しょう体2aを発射する直前の状態
を示す。飛しょう体2aが発射されると、飛しょう体2
aは自己の推進薬を内蔵したロケットモータに点火す
る。飛しょう体2aのロケットモータが点火されたこと
により、飛しょう体2aのロケットモータに点火した直
後の状態を示す図1(b)に示すように、飛しょう体2
aの後方に高温高圧のガス噴流6が発生し、飛しょう体
2aは推進力を得て目標に向かって飛翔を開始する。飛
しょう体2aが飛翔を開始する際に、飛しょう体2aの
後方から発生する高温高圧のガス噴流6が後方カバー5
およびフック11に対して非常に高い圧力を与えるた
め、後方カバー5およびフック11が破壊される。後方
カバー5が破壊されることにより、キャニスタ3aの底
面に流路が形成されることとなり、飛しょう体2aの後
方から発生する高温高圧のガス噴流6がキャニスタ3a
の底面を通じて排出される。排出された飛しょう体2a
の後方から発生する高温高圧のガス噴流6はキャニスタ
3aの下方から発射装置の上方にかけて設けられた煙道
7に誘導されるが、煙道7はキャニスタ3aの底面から
外部に向けて開放されているため、飛しょう体2aの後
方から発生する高温高圧のガス噴流6はキャニスタ3a
の底面から外部に向けて排出される。また、ガス噴流6
の圧力のためにフック11が破壊されることにより、フ
ック11によりキャニスタ3aの側面に固定されていた
遮蔽板8が開放される。遮蔽板8が開放されると、遮蔽
板8のヒンジ軸9の周りに設けられたバネ10は、遮蔽
板8が展開する方向に作用する力を与える。遮蔽板8は
バネ10の力により展開し、飛しょう体2aの発射後の
状態を示す図1(c)に示すように、キャニスタの内側
で側面に設けられたストッパー12に衝突してキャニス
タ3aの内部の流路が塞がれる位置で停止する。遮蔽板
8がキャニスタ3aの内部の流路を塞ぐため、隣接する
キャニスタ3b中に格納された隣接する飛しょう体2b
の発射時に飛しょう体2bの後方から発生する高温高圧
のガス噴流は遮蔽板8を通過することができなくなり、
その結果、高温高圧のガス噴流がキャニスタ3aの内部
に逆流することを防止することができる。
【0012】実施の形態2 図2はこの発明の実施の形態2を示す構成図である。1
は飛しょう体の発射装置、2aは前記飛しょう体の発射
装置1に装填された飛しょう体、2bは飛しょう体2a
に隣接する飛しょう体、3aは飛しょう体2aを装填し
て飛しょう体2aが発射される直前まで飛しょう体の姿
勢を保持するキャニスタ、3bは飛しょう体2bを装填
し3aに隣接するキャニスタ、4はキャニスタ3aおよ
び隣接するキャニスタ3bを格納しかつ飛しょう体2a
および隣接する飛しょう体2bの発射経路を設定するラ
ンチャ、5はキャニスタ3aおよびキャニスタ3bの底
面に設けられた後方カバー、6は飛しょう体2aおよび
隣接する飛しょう体2bが発射する際に生じる飛しょう
体2aおよび隣接する飛しょう体2bのロケットモータ
のガス噴流、7は飛しょう体2aおよび隣接する飛しょ
う体2bが発射する際に生じる飛しょう体2aおよび隣
接する飛しょう体2bのロケットモータのガス噴流を外
部に誘導する煙道である。また、8は前記キャニスタの
内側で側面に設けられた遮蔽板、9は遮蔽板とキャニス
タの接合部に設けられたヒンジ軸、10はヒンジ軸の周
りに設けられたバネ、11はキャニスタの内側で側面に
設けられた低融点のフック、13はフック表面に貼られ
たアブレータ材、12はキャニスタの内側で側面に設け
られたストッパーである。
【0013】図2(a)は飛しょう体の発射装置1が所
定の目標に向けて飛しょう体2aを発射する直前の状態
を示す。飛しょう体2aが発射されると、飛しょう体2
aは自己の推進薬を内蔵したロケットモータに点火す
る。飛しょう体2aのロケットモータが点火されたこと
により、飛しょう体2aのロケットモータに点火した直
後の状態を示す図2(b)に示すように、飛しょう体2
aの後方に高温高圧のガス噴流6が発生し、飛しょう体
2aは推進力を得て目標に向かって飛翔を開始する。飛
しょう体2aが飛翔を開始する際に、飛しょう体2aの
後方から発生する高温高圧のガス噴流6が後方カバー5
に対して非常に高い圧力を与えるため、後方カバー5が
破壊される。後方カバー5が破壊されることにより、キ
ャニスタ3aの底面に流路が形成されることとなり、飛
しょう体2aの後方から発生する高温高圧のガス噴流6
がキャニスタ3aの底面を通じて排出される。排出され
た飛しょう体2aの後方から発生する高温高圧のガス噴
流6はキャニスタ3aの下方から発射装置の上方にかけ
て設けられた煙道7に誘導されるが、煙道7はキャニス
タ3aの底面から外部に向けて開放されているため、飛
しょう体2aの後方から発生する高温高圧のガス噴流6
はキャニスタ3aの底面から外部に向けて排出される。
また、ガス噴流6はその高温のためにフック11の表面
のアブレータ材13を昇華させる。アブレータ材13は
自身が昇華する際の潜熱により熱の伝導を遅らせる性質
を持つ物質であり、アブレータ材13の性質のため、ガ
ス噴流6の高熱は時間差をもってフック11に伝導され
る。時間差をもってフック11に伝導された高熱はフッ
ク11を溶融し、フック11が溶融されることにより、
フック11によりキャニスタ3aの側面に固定されてい
た遮蔽板8が開放される。遮蔽板8が開放されると、遮
蔽板8のヒンジ軸9の周りに設けられたバネ10は、遮
蔽板8が展開する方向に作用する力を与える。遮蔽板8
はバネ10の力により展開し、飛しょう体2aの発射後
の状態を示す図2(c)に示すように、キャニスタの内
側で側面に設けられたストッパー12に衝突してキャニ
スタ3aの内部の流路が塞がれる位置で停止する。遮蔽
板8がキャニスタ3aの内部の流路を塞ぐため、隣接す
るキャニスタ3b中に格納された隣接する飛しょう体2
bの発射時に飛しょう体2bの後方から発生する高温高
圧のガス噴流は遮蔽板8を通過することができなくな
り、その結果、高温高圧のガス噴流がキャニスタ3aの
内部に逆流することを防止することができる。また、飛
しょう体2aの発射時においては、アブレータ材13に
よりフック11が溶融するまでに時間差が生じ、その結
果フック11によりキャニスタ3aの側面に固定されて
いた遮蔽板8がキャニスタ3aの内部の流路を塞ぐまで
の間に時間差が生じるため、飛しょう体2aの発射時に
生じるガス噴流6の流路が狭められることもない。した
がってガス噴流6の流路であるキャニスタ3aの底部や
煙道7でのガス噴流6の圧力変動を防止することがで
き、キャニスタ3a、ランチャ2の疲労を低減し長寿命
化できる。
【0014】実施の形態3 図3はこの発明の実施の形態3を示す構成図である。1
は飛しょう体の発射装置、2aは前記飛しょう体の発射
装置1に装填された飛しょう体、2bは飛しょう体2a
に隣接する飛しょう体、3aは飛しょう体2aを装填し
て飛しょう体2aが発射される直前まで飛しょう体の姿
勢を保持するキャニスタ、3bは飛しょう体2bを装填
し3aに隣接するキャニスタ、4はキャニスタ3aおよ
び隣接するキャニスタ3bを格納しかつ飛しょう体2a
および隣接する飛しょう体2bの発射経路を設定するラ
ンチャ、5はキャニスタ3aおよびキャニスタ3bの底
面に設けられた後方カバー、6は飛しょう体2aおよび
隣接する飛しょう体2bが発射する際に生じる飛しょう
体2aおよび隣接する飛しょう体2bのロケットモータ
のガス噴流、7は飛しょう体2aおよび隣接する飛しょ
う体2bが発射する際に生じる飛しょう体2aおよび隣
接する飛しょう体2bのロケットモータのガス噴流を外
部に誘導する煙道である。また、8は前記キャニスタの
内側で側面に設けられた遮蔽板、9は遮蔽板とキャニス
タの接合部に設けられたヒンジ軸、14は遮蔽板上でヒ
ンジ軸9と対向する側の端と装填されている飛しょう体
の後端との間に設けられたワイヤ、15はキャニスタの
内側で側面に設けられた係留機構である。
【0015】図3(a)は飛しょう体の発射装置1が所
定の目標に向けて飛しょう体2aを発射する直前の状態
を示す。飛しょう体2aが発射されると、飛しょう体2
aは自己の推進薬を内蔵したロケットモータに点火す
る。飛しょう体2aのロケットモータが点火されたこと
により、飛しょう体2aのロケットモータに点火した直
後の状態を示す図3(b)に示すように、飛しょう体2
aの後方に高温高圧のガス噴流6が発生し、飛しょう体
2aは推進力を得て目標に向かって飛翔を開始する。飛
しょう体2aが飛翔を開始する際に、飛しょう体2aの
後方から発生する高温高圧のガス噴流6が後方カバー5
に対して非常に高い圧力を与えるため、後方カバー5が
破壊される。後方カバー5が破壊されることにより、キ
ャニスタ3aの底面に流路が形成されることとなり、飛
しょう体2aの後方から発生する高温高圧のガス噴流6
がキャニスタ3aの底面を通じて排出される。排出され
た飛しょう体2aの後方から発生する高温高圧のガス噴
流6はキャニスタ3aの下方から発射装置の上方にかけ
て設けられた煙道7に誘導されるが、煙道7はキャニス
タ3aの底面から外部に向けて開放されているため、飛
しょう体2aの後方から発生する高温高圧のガス噴流6
はキャニスタ3aの底面から外部に向けて排出される。
また、飛翔を開始した飛しょう体2aは、遮蔽板8上で
ヒンジ軸9と対向する側の端とワイヤ14により接合さ
れているため、飛しょう体2aの移動につれてワイヤ1
4がくりだされていき、余長がなくなった時点で張力を
生じる。ワイヤ14が飛しょう体2aに引っ張られるこ
とで生じる張力は遮蔽板8を引き上げて行く。引き上げ
られた遮蔽板8は、キャニスタ内部の流路が塞がれる位
置で係留機構15により固定される。遮蔽板8が係留機
構15によって固定された後も飛しょう体2aは移動を
続けるため、遮蔽板8と飛しょう体2aを結合するワイ
ヤ14にはワイヤ14の強度を越えた張力がかかり、ワ
イヤ14は切断される。ワイヤ14が切断されることに
より飛しょう体2aは拘束されることなく目標に向かっ
て飛翔する。その一方で、飛しょう体2aの発射により
ワイヤ14を介して引き上げられた遮蔽板8は、飛しょ
う体2aの発射後の状態を示す図3(c)に示すよう
に、キャニスタ3aの内部の流路を塞いだ位置で係留機
構15によって固定されるため、隣接するキャニスタ3
b中に格納された隣接する飛しょう体2bの発射時に飛
しょう体2bの後方から発生する高温高圧のガス噴流は
遮蔽板8を通過することができなくなり、その結果、高
温高圧のガス噴流がキャニスタ3aの内部に逆流するこ
とを防止することができる。また、飛しょう体2aの発
射時においては、飛しょう体2aと遮蔽板8とを接合す
るワイヤ14の長さを調節することにより、遮蔽板8が
ワイヤ14により引き上げられ、係留機構15により固
定されることによりキャニスタ3aの内部の流路を塞ぐ
までの間に時間差が生じるため、飛しょう体2aの発射
時に生じるガス噴流6の流路が狭められることもない。
したがってガス噴流6の流路であるキャニスタ3aの底
部や煙道7でのガス噴流6の圧力変動を防止することが
でき、キャニスタ3a、ランチャ2の疲労を低減し長寿
命化できる。
【0016】実施の形態4 図4はこの発明の実施の形態4を示す構成図である。1
は飛しょう体の発射装置、2aは前記飛しょう体の発射
装置1に装填された飛しょう体、2bは飛しょう体2a
に隣接する飛しょう体、3aは飛しょう体2aを装填し
て飛しょう体2aが発射される直前まで飛しょう体の姿
勢を保持するキャニスタ、3bは飛しょう体2bを装填
し3aに隣接するキャニスタ、4はキャニスタ3aおよ
び隣接するキャニスタ3bを格納しかつ飛しょう体2a
および隣接する飛しょう体2bの発射経路を設定するラ
ンチャ、5はキャニスタ3aおよびキャニスタ3bの底
面に設けられた後方カバー、6は飛しょう体2aおよび
隣接する飛しょう体2bが発射する際に生じる飛しょう
体2aおよび隣接する飛しょう体2bのロケットモータ
のガス噴流、7は飛しょう体2aおよび隣接する飛しょ
う体2bが発射する際に生じる飛しょう体2aおよび隣
接する飛しょう体2bのロケットモータのガス噴流を外
部に誘導する煙道である。また、8は前記キャニスタの
内側で側面に設けられた遮蔽板、9は遮蔽板とキャニス
タの接合部に設けられたヒンジ軸、10はヒンジ軸の周
りに設けられたバネ、11はキャニスタの内側で側面に
設けられた低強度のフック、14はフックの先端近傍と
装填されている飛しょう体の後端との間に設けられたワ
イヤ、12はキャニスタの内側で側面に設けられたスト
ッパーである。
【0017】図4(a)は飛しょう体の発射装置1が所
定の目標に向けて飛しょう体2aを発射する直前の状態
を示す。飛しょう体2aが発射されると、飛しょう体2
aは自己の推進薬を内蔵したロケットモータに点火す
る。飛しょう体2aのロケットモータが点火されたこと
により、飛しょう体2aのロケットモータに点火した直
後の状態を示す図4(b)に示すように、飛しょう体2
aの後方に高温高圧のガス噴流6が発生し、飛しょう体
2aは推進力を得て目標に向かって飛翔を開始する。飛
しょう体2aが飛翔を開始する際に、飛しょう体2aの
後方から発生する高温高圧のガス噴流6が後方カバー5
に対して非常に高い圧力を与えるため、後方カバー5が
破壊される。後方カバー5が破壊されることにより、キ
ャニスタ3aの底面に流路が形成されることとなり、飛
しょう体2aの後方から発生する高温高圧のガス噴流6
がキャニスタ3aの底面を通じて排出される。排出され
た飛しょう体2aの後方から発生する高温高圧のガス噴
流6はキャニスタ3aの下方から発射装置の上方にかけ
て設けられた煙道7に誘導されるが、煙道7はキャニス
タ3aの底面から外部に向けて開放されているため、飛
しょう体2aの後方から発生する高温高圧のガス噴流6
はキャニスタ3aの底面から外部に向けて排出される。
また、飛翔を開始した飛しょう体2aは、フックの先端
近傍とワイヤ14により接合されているため、飛しょう
体2aの移動につれてワイヤ14がくりだされていき、
余長がなくなった時点で張力を生じる。ワイヤ14が飛
しょう体2aに引っ張られることで生じる張力はフック
11を破壊し、ワイヤ14およびフック11を介した飛
しょう体2aとキャニスタ3aとの結合が切れ、飛しょ
う体2aは拘束されることなく目標に向かって飛翔する
と共に、フック11によりキャニスタ3aの側面に固定
されていた遮蔽板8が開放される。遮蔽板8が開放され
ると、遮蔽板8のヒンジ軸9の周りに設けられたバネ1
0は、遮蔽板8が展開する方向に作用する力を与える。
遮蔽板8はバネ10の力により展開し、飛しょう体2a
の発射後の状態を示す図3(c)に示すように、キャニ
スタの内側で側面に設けられたストッパー12に衝突し
てキャニスタ3aの内部の流路が塞がれる位置で停止す
る。遮蔽板8はキャニスタ3aの内部の流路を塞いだ位
置で固定されるため、隣接するキャニスタ3b中に格納
された隣接する飛しょう体2bの発射時に飛しょう体2
bの後方から発生する高温高圧のガス噴流は遮蔽板8を
通過することができなくなり、その結果、高温高圧のガ
ス噴流がキャニスタ3aの内部に逆流することを防止す
ることができる。また、飛しょう体2aの発射時におい
ては、飛しょう体2aとフック11とを接合するワイヤ
14の長さを調節することにより、フック11がワイヤ
14により破壊され、その結果、開放された遮蔽板8が
展開してストッパー12に固定されることによりキャニ
スタ3aの内部の流路を塞ぐまでの間に時間差が生じる
ため、飛しょう体2aの発射時に生じるガス噴流6の流
路が狭められることもない。したがってガス噴流6の流
路であるキャニスタ3aの底部や煙道7でのガス噴流6
の圧力変動を防止することができ、キャニスタ3a、ラ
ンチャ2の疲労を低減し長寿命化できる。
【0018】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているため、以下に記載されるような効果を奏する。
【0019】第1の発明によれば、飛しょう体の発射装
置において、飛しょう体が発射する際に生じる高温高圧
のガス噴流が隣接するキャニスタ内部に逆流することを
防止することができる。
【0020】また、第2の発明によれば、飛しょう体の
発射装置において、飛しょう体が発射する際に生じる高
温高圧のガス噴流が隣接するキャニスタ内部に逆流する
ことを防止することができる。
【0021】また、第3の発明によれば、飛しょう体の
発射装置において、飛しょう体が発射する際に生じる高
温高圧のガス噴流が隣接するキャニスタ内部に逆流する
ことを防止することができる。
【0022】6また、第4の発明によれば、飛しょう体
の発射装置において、飛しょう体が発射する際に生じる
高温高圧のガス噴流が隣接するキャニスタ内部に逆流す
ることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2の構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3の構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態4の構成図である。
【図5】 従来の発射装置を説明する図である。
【符号の説明】
1 発射装置 2a 飛しょう体 2b 隣接する飛しょう体 3a キャニスタ 3b 隣接するキャニスタ 4 ランチャ 5 後方カバー 6 ガス噴流 7 煙道 8 遮蔽板 9 ヒンジ軸 10 バネ 11 フック 12 ストッパー 13 アブレータ材 14 ワイヤ 15 係留機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の目標に向けて飛しょう体を発射さ
    せる飛しょう体の発射装置において、飛しょう体を装填
    して飛しょう体が発射する直前まで飛しょう体の姿勢を
    保持するキャニスタと、前記キャニスタの内側で側面に
    設けられ、飛しょう体が発射した後に展開してキャニス
    タ内部の流路を塞ぎ隣接する他の飛しょう体が発射する
    際に生じるロケットモータのガス噴流がキャニスタ内に
    逆流してくることを防止する遮蔽板と、遮蔽板とキャニ
    スタの接合部に設けられ、遮蔽板を展開させてキャニス
    タ内部の流路の開口度を調節するヒンジ軸と、ヒンジ軸
    の周りに設けられ、遮蔽板が展開する方向に作用するバ
    ネと、キャニスタの内側で側面に設けられ、飛しょう体
    が発射する直前まで遮蔽板をキャニスタの側面に固定し
    かつ飛しょう体が発射する際には飛しょう体のロケット
    モータのガス噴流の圧力により破壊する低強度のフック
    と、キャニスタの内側で側面に設けられ、フックから解
    放された遮蔽板をキャニスタ内部の流路が塞がれる位置
    で停止させるストッパーと、キャニスタの外周に設けら
    れ、キャニスタを格納しかつ飛しょう体の発射経路を設
    定するランチャとを備えたことを特徴とする飛しょう体
    の発射装置。
  2. 【請求項2】 所定の目標に向けて飛しょう体を発射さ
    せる飛しょう体の発射装置において、飛しょう体を装填
    して飛しょう体が発射する直前まで飛しょう体の姿勢を
    保持するキャニスタと、前記キャニスタの内側で側面に
    設けられ、飛しょう体が発射した後に展開してキャニス
    タ内部の流路を塞ぎ隣接する他の飛しょう体が発射する
    際に生じるロケットモータのガス噴流がキャニスタ内に
    逆流してくることを防止する遮蔽板と、遮蔽板とキャニ
    スタの接合部に設けられ、遮蔽板を展開させてキャニス
    タ内部の流路の開口度を調節するヒンジ軸と、ヒンジ軸
    の周りに設けられ、遮蔽板が展開する方向に作用するバ
    ネと、キャニスタの内側で側面に設けられ、飛しょう体
    が発射する直前まで遮蔽板をキャニスタの側面に固定し
    かつ飛しょう体が発射する際には飛しょう体のロケット
    モータのガス噴流の高温により融解する低融点のフック
    と、フックの表面に設けられ、飛しょう体のロケットモ
    ータのガス噴流の高温により昇華して熱伝導を押さえる
    ことでフックの破壊までの時間差を与えるアブレータ材
    と、キャニスタの内側で側面に設けられ、フックから解
    放された遮蔽板をキャニスタ内部の流路が塞がれる位置
    で停止させるストッパーと、キャニスタの外周に設けら
    れ、キャニスタを格納しかつ飛しょう体の発射経路を設
    定するランチャとを備えたことを特徴とする飛しょう体
    の発射装置。
  3. 【請求項3】 所定の目標に向けて飛しょう体を発射さ
    せる飛しょう体の発射装置において、飛しょう体を装填
    して飛しょう体が発射する直前まで飛しょう体の姿勢を
    保持するキャニスタと、前記キャニスタの内側で側面に
    設けられ、飛しょう体が発射した後に展開してキャニス
    タ内部の流路を塞ぎ隣接する他の飛しょう体が発射する
    際に生じるロケットモータのガス噴流がキャニスタ内に
    逆流してくることを防止する遮蔽板と、遮蔽板とキャニ
    スタの接合部に設けられ、遮蔽板を展開させてキャニス
    タ内部の流路の開口度を調節するヒンジ軸と、遮蔽板上
    でヒンジ軸と対向する側の端と装填されている飛しょう
    体の後端との間に設けられたワイヤーと、キャニスタの
    内側で側面に設けられ、飛しょう体が発射する際に生じ
    るワイヤーの張力により牽引された遮蔽板をキャニスタ
    内部の流路が塞がれる位置で固定する係留機構と、キャ
    ニスタの外周に設けられ、キャニスタを格納しかつ飛し
    ょう体の発射経路を設定するランチャとを備えたことを
    特徴とする飛しょう体の発射装置。
  4. 【請求項4】 所定の目標に向けて飛しょう体を発射さ
    せる飛しょう体の発射装置において、飛しょう体を装填
    して飛しょう体が発射する直前まで飛しょう体の姿勢を
    保持するキャニスタと、前記キャニスタの内側で側面に
    設けられ、飛しょう体が発射した後に展開してキャニス
    タ内部の流路を塞ぎ隣接する他の飛しょう体が発射する
    際に生じるロケットモータのガス噴流がキャニスタ内に
    逆流してくることを防止する遮蔽板と、遮蔽板とキャニ
    スタの接合部に設けられ、遮蔽板を展開させてキャニス
    タ内部の流路の開口度を調節するヒンジ軸と、ヒンジ軸
    の周りに設けられ、遮蔽板が展開する方向に作用するバ
    ネと、キャニスタの内側で側面に設けられ、飛しょう体
    が発射する直前まで遮蔽板をキャニスタの側面に固定す
    る低強度のフックと、フックの先端近傍と装填されてい
    る飛しょう体の後端との間に設けられ、飛しょう体が発
    射する際に生じる飛しょう体の推力をフックに伝達して
    フックを破壊するワイヤーと、キャニスタの内側で側面
    に設けられ、フックから解放された遮蔽板をキャニスタ
    内部の流路が塞がれる位置で停止させるストッパーと、
    キャニスタの外周に設けられ、キャニスタを格納しかつ
    飛しょう体の発射経路を設定するランチャとを備えたこ
    とを特徴とする飛しょう体の発射装置。
JP35466697A 1997-12-24 1997-12-24 飛しょう体の発射装置 Pending JPH11183089A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2926357A1 (fr) * 2008-01-11 2009-07-17 Dcns Sa Conteneur de missile multiple et lanceur polyvalent
KR101310087B1 (ko) * 2011-09-19 2013-09-23 국방과학연구소 유도탄 캐니스터 누유감시장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2926357A1 (fr) * 2008-01-11 2009-07-17 Dcns Sa Conteneur de missile multiple et lanceur polyvalent
EP2078918A3 (fr) * 2008-01-11 2009-12-02 Dcns Conteneur de missile multiple et lanceur polyvalent
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