JPH11181905A - 断熱下地材 - Google Patents
断熱下地材Info
- Publication number
- JPH11181905A JPH11181905A JP9370122A JP37012297A JPH11181905A JP H11181905 A JPH11181905 A JP H11181905A JP 9370122 A JP9370122 A JP 9370122A JP 37012297 A JP37012297 A JP 37012297A JP H11181905 A JPH11181905 A JP H11181905A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holes
- synthetic resin
- cement mortar
- sand
- resin foam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/24—Structural elements or technologies for improving thermal insulation
- Y02A30/244—Structural elements or technologies for improving thermal insulation using natural or recycled building materials, e.g. straw, wool, clay or used tires
Landscapes
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】面圧強度及び剛性がありしかも軽量で素人でも
容易に敷設施工できる断熱下地材を提供することであ
る。 【解決手段】合成樹脂発泡板材に50〜200mm間隔
で直径5〜30mmの穴4を穿孔するか、表裏面から互
い違い又は表面から貫通しない穴を穿孔し、これらの穴
にセメントモルタル1又は砂又は木を充填して断熱下地
材とする。
容易に敷設施工できる断熱下地材を提供することであ
る。 【解決手段】合成樹脂発泡板材に50〜200mm間隔
で直径5〜30mmの穴4を穿孔するか、表裏面から互
い違い又は表面から貫通しない穴を穿孔し、これらの穴
にセメントモルタル1又は砂又は木を充填して断熱下地
材とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築用の断熱下地材
に係るもので、舗装材、テラスデッキ、バルコニー、屋
上、床材、壁材、屋根材、型枠、屋上緑化等の下地材と
して使用するものである。
に係るもので、舗装材、テラスデッキ、バルコニー、屋
上、床材、壁材、屋根材、型枠、屋上緑化等の下地材と
して使用するものである。
【0002】
【従来の技術】建築用断熱下地材として、ポリスチレン
発泡板材、ポリウレタン発泡板材等の合成樹脂発泡板材
が使用されている。合成樹脂発泡板材を使用した断熱下
地材は特にバルコニー、屋上、床材、壁材、屋根材、型
枠等の断熱下地材に適したものである。
発泡板材、ポリウレタン発泡板材等の合成樹脂発泡板材
が使用されている。合成樹脂発泡板材を使用した断熱下
地材は特にバルコニー、屋上、床材、壁材、屋根材、型
枠等の断熱下地材に適したものである。
【0003】合成樹脂発泡板材は、断熱性に優れて軽量
でハンドリング、施工性も容易であるが、面圧強度の弱
いのが最大の欠点である。壁材等荷重の加わらない部位
はあまり問題が生じないが、バルコニー、屋上、床材等
載荷荷重の大きい部位に断熱下地材として使用する場
合、合成樹脂発泡板材の表面にへこみを生じたり、欠け
を生じたりする。
でハンドリング、施工性も容易であるが、面圧強度の弱
いのが最大の欠点である。壁材等荷重の加わらない部位
はあまり問題が生じないが、バルコニー、屋上、床材等
載荷荷重の大きい部位に断熱下地材として使用する場
合、合成樹脂発泡板材の表面にへこみを生じたり、欠け
を生じたりする。
【0004】このため発泡倍率を下げて合成樹脂発泡板
材の面圧強度を高くするもあまりその効果は顕著ではな
く、又合成樹脂発泡板材の単位寸法を小さくして合成樹
脂発泡板材の接合部分に補強板を入れたり、合成樹脂発
泡板材の中に補強材を入れる等の方法を行なっている。
このため施工の手間がかかりコストアップとなるため、
より広い用途への使用ができなかったのである。
材の面圧強度を高くするもあまりその効果は顕著ではな
く、又合成樹脂発泡板材の単位寸法を小さくして合成樹
脂発泡板材の接合部分に補強板を入れたり、合成樹脂発
泡板材の中に補強材を入れる等の方法を行なっている。
このため施工の手間がかかりコストアップとなるため、
より広い用途への使用ができなかったのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】合成樹脂発泡板材製断
熱下地材をきわめて簡単な方法によってその面圧強度を
数10倍にも高めることができ、従来面圧強度が弱いた
め使えなかった部位への使用を可能とすることである。
熱下地材をきわめて簡単な方法によってその面圧強度を
数10倍にも高めることができ、従来面圧強度が弱いた
め使えなかった部位への使用を可能とすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は合成樹脂発泡板
材に50〜200mm間隔で直径5〜30mmの穴を穿
孔して、この穴にセメントモルタル又は砂又は木を充填
する。又合成樹脂発泡板材の表裏面から各々50〜20
0mm間隔で直径5〜30mmの貫通しない穴を交互に
穿孔、この穴にセメントモルタル又は砂又は木を充填す
る。この場合表裏面からでなく表面からのみ貫通しない
穴を穿孔してもよい。
材に50〜200mm間隔で直径5〜30mmの穴を穿
孔して、この穴にセメントモルタル又は砂又は木を充填
する。又合成樹脂発泡板材の表裏面から各々50〜20
0mm間隔で直径5〜30mmの貫通しない穴を交互に
穿孔、この穴にセメントモルタル又は砂又は木を充填す
る。この場合表裏面からでなく表面からのみ貫通しない
穴を穿孔してもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】合成樹脂発泡板材は、軽量でハン
ドリングが容易であるが、発泡倍率を上げると面圧強度
が低下する。例えば発泡倍率60倍前後の合成樹脂発泡
板材の表面に合板等の表面材を積層した場合、合板上面
に集中荷重がかかると合成樹脂発泡板材にへこみ等を生
ずることがある。合成樹脂発泡板材の倍率をさらに上げ
ると一層面圧強度は低下する。合成樹脂発泡板材面に所
定間隔で一定寸法の穴を穿孔しここにセメントモルタル
又は砂又は木を充填することにより面圧強度を大幅に上
げることができるのである。
ドリングが容易であるが、発泡倍率を上げると面圧強度
が低下する。例えば発泡倍率60倍前後の合成樹脂発泡
板材の表面に合板等の表面材を積層した場合、合板上面
に集中荷重がかかると合成樹脂発泡板材にへこみ等を生
ずることがある。合成樹脂発泡板材の倍率をさらに上げ
ると一層面圧強度は低下する。合成樹脂発泡板材面に所
定間隔で一定寸法の穴を穿孔しここにセメントモルタル
又は砂又は木を充填することにより面圧強度を大幅に上
げることができるのである。
【0008】本発明に使用する合成樹脂発泡板材に使用
する樹脂の種類は、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、塩化ビニール、ポリウレタンなどの熱可塑
性樹脂、ユリア、エポキシ、硬質ポリウレタン、フェノ
ールなどの熱硬化性樹脂などであるが、熱可塑性樹脂で
特にポリスチレンが最も適している。又合成樹脂発泡板
材の一部に廃プラスチック発泡材の粉砕物を使用するこ
ともできる。
する樹脂の種類は、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、塩化ビニール、ポリウレタンなどの熱可塑
性樹脂、ユリア、エポキシ、硬質ポリウレタン、フェノ
ールなどの熱硬化性樹脂などであるが、熱可塑性樹脂で
特にポリスチレンが最も適している。又合成樹脂発泡板
材の一部に廃プラスチック発泡材の粉砕物を使用するこ
ともできる。
【0009】合成樹脂発泡板材に50〜200mm間隔
で直径5〜30mmの穴を穿孔してこれにセメントモル
タルを充填することによつて面圧強度は大幅に向上す
る。セメントモルタルが合成樹脂発泡板材の垂直方向に
対する圧縮力を補強するからである。
で直径5〜30mmの穴を穿孔してこれにセメントモル
タルを充填することによつて面圧強度は大幅に向上す
る。セメントモルタルが合成樹脂発泡板材の垂直方向に
対する圧縮力を補強するからである。
【0010】合成樹脂発泡板材に穿孔する穴は、貫通し
た穴でもよく、又表裏面から各々貫通しない穴を交互に
穿孔しそれぞれの穴にセメントモルタル又は砂又は木を
充填する。表面からのみ貫通しない穴を穿孔してこれに
セメントモルタル又は砂又は木を充填してもよい。
た穴でもよく、又表裏面から各々貫通しない穴を交互に
穿孔しそれぞれの穴にセメントモルタル又は砂又は木を
充填する。表面からのみ貫通しない穴を穿孔してこれに
セメントモルタル又は砂又は木を充填してもよい。
【0011】合成樹脂発泡板材に穴を穿孔しこの穴にセ
メントモルタル又は砂又は木を充填することによって合
成樹脂発泡板材の面圧強度を上げることができる。砂を
充填するのは強度補強の他に透水性を確保することがで
きるため、屋上緑化の断熱下地材などに使用した場合こ
の上に直接土をかけて使用することができる。又この上
にインターロッキングブロックを置いて使用することも
できる。
メントモルタル又は砂又は木を充填することによって合
成樹脂発泡板材の面圧強度を上げることができる。砂を
充填するのは強度補強の他に透水性を確保することがで
きるため、屋上緑化の断熱下地材などに使用した場合こ
の上に直接土をかけて使用することができる。又この上
にインターロッキングブロックを置いて使用することも
できる。
【0012】合成樹脂発泡板材の表裏面から各々貫通し
ない穴を互い違いに穿孔してこの穴にセメントモルタル
又は砂又は木を充填することにより、上部からの加圧力
と地盤面からの加圧力を各々分担することができる。
ない穴を互い違いに穿孔してこの穴にセメントモルタル
又は砂又は木を充填することにより、上部からの加圧力
と地盤面からの加圧力を各々分担することができる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例について詳述する。
【0014】実施例1 厚さ40mm、縦600mm、
横400mm、発泡倍率80倍のポリスチレン発泡板材
に、100mm間隔で直径15mmの穴を穿孔しこの穴
にセメントモルタルを充填し、バルコニー断熱下地材に
使用した。
横400mm、発泡倍率80倍のポリスチレン発泡板材
に、100mm間隔で直径15mmの穴を穿孔しこの穴
にセメントモルタルを充填し、バルコニー断熱下地材に
使用した。
【0015】実施例2 実施例1で作製した穴に砂を入
れ、この上に土をかぶせて屋上緑化断熱下地材として使
用した。
れ、この上に土をかぶせて屋上緑化断熱下地材として使
用した。
【0016】実施例3 厚さ40mm、縦600mm、
横400mm、発泡倍率80倍のポリスチレン発泡板材
の表裏面から交互に100mm間隔で直径15mm、長
さ35mmの貫通しない穴を穿孔しこの穴にセメントモ
ルタルを充填し、インターロッキングブロックの下地材
とした。
横400mm、発泡倍率80倍のポリスチレン発泡板材
の表裏面から交互に100mm間隔で直径15mm、長
さ35mmの貫通しない穴を穿孔しこの穴にセメントモ
ルタルを充填し、インターロッキングブロックの下地材
とした。
【0017】
【発明の効果】以上述べた如く本発明は、合成樹脂発泡
板材に50〜200mm間隔で直径5〜30mmの穴を
穿孔して、この穴にセメントモルタル又は砂又は木を充
填した断熱下地材はきわめて軽量で面圧強度が高く防火
性、耐水性、耐候性に優れ素人でも容易に施工すること
ができた。
板材に50〜200mm間隔で直径5〜30mmの穴を
穿孔して、この穴にセメントモルタル又は砂又は木を充
填した断熱下地材はきわめて軽量で面圧強度が高く防火
性、耐水性、耐候性に優れ素人でも容易に施工すること
ができた。
【0018】又合成樹脂発泡板材の表裏面から互い違い
又は表面から貫通しない穴を穿孔し、この穴にセメント
モルタル又は砂又は木を充填することによって、発泡倍
率が高く面圧強度の低い合成樹脂発泡板材であるにもか
かわらず、面圧強度と断熱下地材としての剪断力を大幅
に増加させることができたのである。
又は表面から貫通しない穴を穿孔し、この穴にセメント
モルタル又は砂又は木を充填することによって、発泡倍
率が高く面圧強度の低い合成樹脂発泡板材であるにもか
かわらず、面圧強度と断熱下地材としての剪断力を大幅
に増加させることができたのである。
【図1】実施例1断熱下地材断面図
【図2】実施例2断熱下地材断面図
【図3】実施例3断熱下地材断面図
【図4】別の実施例
1.セメントモルタル 2.砂 3.合成樹脂発泡板材 4.穴
Claims (2)
- 【請求項 1】 合成樹脂発泡板材に50〜200mm
間隔で直径5〜30mmの穴を穿孔しこの穴にセメント
モルタル、又は砂又は木を充填することを特徴とする断
熱下地材。 - 【請求項 2】 合成樹脂発泡板材の表裏面から各々又
は表面から50〜200mm間隔で直径5〜30mmの
貫通しない穴を穿孔しこの穴にセメントモルタル又は砂
又は木を充填することを特徴とする断熱下地材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9370122A JPH11181905A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 断熱下地材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9370122A JPH11181905A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 断熱下地材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11181905A true JPH11181905A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18496126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9370122A Pending JPH11181905A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 断熱下地材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11181905A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20170050409A1 (en) * | 2015-08-22 | 2017-02-23 | Przedsiebiorstwo Produkcyjno-Handlowo-Uslugowe O.C.D | Building fitting thermal insulation and water in load-bearing structures |
-
1997
- 1997-12-24 JP JP9370122A patent/JPH11181905A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20170050409A1 (en) * | 2015-08-22 | 2017-02-23 | Przedsiebiorstwo Produkcyjno-Handlowo-Uslugowe O.C.D | Building fitting thermal insulation and water in load-bearing structures |
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